こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
2018年11月も半ばに差しかかり、寒い日が続くようになりました。
ボクが住んでいる福島県は、東北なので冬はすっごく雪が降るのかなって思うでしょ?
でも、福島県は、県としての面積は全国で2番目という広さなんで、県内の各地方によってかなり気候が違うんですよ。
たとえば、山側の会津地方は、かなりの豪雪地帯です。
海側の浜通り地方は、関東と同じくらいの積雪量です。
で、ボクが今住んでいる真ん中の中通り地方にある福島市は、冬はそこそこ雪が降る気候です。
そのため、近場のキャンプ場はだいたい11月をもって冬季閉鎖になっちゃうんですよ~
はい、前置きが長くなっちゃったけど、「近くのキャンプ場が閉鎖になる前に紅葉を見つつ焚火をしよう!」ってことで行ってきました、福島市飯坂町にある茂庭広瀬公園キャンプ場。
ココね、福島市が管理してる無料のキャンプ場なんですけど、公衆浴場はあるわ、物産館はあるわ、敷地は広いわ、景色はいいわで、すっごくおススメです。
強風さえ吹かなければ。
さらに、トイレをはじめ、施設はきっちり整備されてて、使い勝手バツグンだし、家族連れでのキャンプにも最高に向いてると思いますよ。
強風さえ吹かなければ。
今回は、そんな強風さえ吹かなければ、最高のキャンプ場にバイクでキャンプツーリングに出かけ、強風を何とかしのいで焚火をした様子を紹介しますね(笑)
茂庭広瀬公園キャンプ場の施設詳細を確認したい方は、こちらの記事をどうぞ。
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【無料キャンプ場】家族連れにもおススメ!茂庭広瀬公園キャンプ場
【更新情報】2019年4月24日更新 茂庭広瀬公園(もにわひろせこうえん)キャンプ場は、福島県の県庁所在地福島市の北に位置する摺上川(すりかみがわ)ダム直下の広大な敷地に整備された無料のキャンプ場です ...
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今回のルート紹介
今回のツーリングキャンプは、福島市内だけの移動ですからね~
ボクの住んでいる福島県福島市内の市街地を出発して、国道13号線を北上、飯坂町にある温泉街を抜けて国道399号線を摺上川ダム(すりかみがわだむ)まで北にひた走るルートです。
移動距離21.4km、所要時間約30分とまさにお手軽散歩ツーリング。
このくらい近いと、「週末ちょっと焚火してみっか」な~んて思い立ったらすぐに出発できるんで、こういう近場のツーリングもどんどんしてみなさんに紹介していきたいなあって思ってます。
キャンプ場のある福島市(ふくしまし)は、福島県の北部のほぼ中央に位置し、福島県の県庁所在地であり、中核市にも指定されています。
人口は約29万人で、県庁所在地なんですけど、人口や二次、三次産業は県内トップということもなく、県民の中にも「なんで福島市が県庁所在地なの?」って疑問を感じているヒトは少なくありません。
だけど、農業に関しては県内第一位!
とくに桃は全国でも有数の収穫量を誇り、梨に関しては市町村別日本一の生産数で、「果物王国」なんて呼ばれています。
歴史的にも由緒ある土地で、江戸時代以前より、福島城の城下町として栄え、江戸時代においては、お隣の川俣町(川俣町でのキャンプ記事参照)と並んで養蚕や生糸、織物の集散地として発展、会津藩に次ぐ石高を有しました。
福島県庁は、福島城の跡地にあるんですよ~
面積も767.72平方キロメートルと広いほうで、全国の792ある市の中では57番目の大きさです。
ちなみに、
54位の岡山県岡山市が789.95平方キロメートル。
55位の宮城県仙台市が786.30平方キロメートル。
56位の広島県三次市が778.14平方キロメートル。
58位の鳥取県鳥取市が765.31平方キロメートル。
です。(栄えある第1位は岐阜県高山市の2,177.61平方キロメートル)
このように、縦長で山あり谷ありのけっこうな広さの市ですから、中心市街地と外周の土地では気候すらちょっと違うんですよ。
同じ市内でのツーリングキャンプって言っても、かなり楽しめちゃうんです。
福島市北部のスバラシイ紅葉に見とれたよ
2018年11月初旬、午後3時。
キャンプ地まで1時間もかからないんですが、キャンプ場の利用申請の窓口となっている茂庭生活歴史館に午後4時頃までに行って受付しなきゃならないので遅れないように出発です。
気温は15度前後とそれほど低くはないものの、厚い雲がキャンプ場方面にあり、風も強め。
晴天に恵まれた前回の川俣町峠の森自然公園でのキャンプからすると、今回はちょっと雲行きが怪しい感じ。
福島市街地から県道13号線を北上、県道5号線に入り、摺上川ダム方面に向かいます。
暗い雲が広がってるのが、ちょっと気になりますね~
国道399号線を道なりに茂庭生活歴史館に向かう途中の紅葉が、めっちゃキレイ!
午後4時前に茂庭生活歴史館に到着。受付を済ませます。
受付をやってるおばちゃんは気さくな感じなんで、とくに県外からいらした方は、気軽に話しかけて地元のことをいろいろ聞いてみるのも楽しいですよ。
茂庭生活資料館では、この付近の家で昔から使われていた生活道具や林業に関する資料などが展示されています。
奥に見えるのが、大蛇の模型です。
茂庭地区には大蛇退治の伝説があります。
どんなものかというと、「大蛇が水害を起こして村を襲うので、村から人身御供を選んで捧げていたんですが、あるとき、斎藤実良(さいとうさねよし)というヒトが、神の加護を得た矢で大蛇を退治し、いけにえにされそうになった娘をを助けた」というもの。
で、この斎藤実良さんが、名を改めこの地を治める茂庭公の初代となったんだそう。
無料レンタルサイクルの貸出もしているそうなので、周辺を自転車で走ってみるのはいかが?
茂庭生活資料館周辺の紅葉。秋も深まってきた感じがしますね~
摺上川ダム周辺を散策したよ
今回のキャンプツーリングの目的地は、茂庭広瀬公園(もにわひろせこうえん)キャンプ場。
このキャンプ場は、摺上川(すりかみがわ)ダム直下の広大な敷地にあります。
摺上川ダム、福島市の将来の水需要を考え、1982年(昭和57年)に実施計画調査を開始、2009年9月に完成しました。
国土交通省東北地方整備局が管理する国土交通省直轄ダムで、摺上川に湖をつくり一時的に水を貯め、洪水時には河川の水量を調節しており、渇水時にはダムから放流することによって水不足を解消する役目もあります。
また、ダムの水を活かした水力発電により電気を供給する役割も果たしている多目的ダムなんですね~
水道水の供給に関しては、福島市をはじめとする3市3町へ1日最大249,000立方メートルを供給しています。
また、工業用水として1日最大10,000立方メートルを補給、摺上川発電所により、東北電力株式会社が最大3,000KWの発電する東北地方有数の規模のダムです。
このダムの水は、めっちゃ冷たくておいしいですよ。
真夏でも水道から冷たい水が出てきますから。ホント、一度は飲んでみてほしいですね~
ちなみに、ダムを作ることによって摺上川にできた湖は、一般公募で選ばれた茂庭っ湖(もにわっこ)と名付けられました。
ダムができたおかげで、国道399号もバイパスとして整備が行われて、かなり道路事情が改善しました。
茂庭生活資料館から国道399線を北上すると、すぐにダムと茂庭っ湖(もにわっこ)です。
摺上川ダムインフォメーションセンターがあり、摺上川ダムの仕組みや役割をパネルや映像などでわかりやすく紹介しています。
摺上川ダムインフォメーションセンターは、
開館時間:9時00分~16時30分
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料
となっています。
駐車場も広く、茂庭地区の自然を楽しみながらのドライブの休憩にピッタリ。
もちろん、ダム湖を見学する目的で来てもサイコーです。
写真御銅像は、昭和26年に放送されたNHKラジオドラマ「さくらんぼ大将」の主人公「六郎太少年」です。
このラジオドラマは、福島市の茂庭地区が舞台になったため、摺上川ダムの竣工を記念して、平成17年9月に設置されたんですよ~
これが、摺上川ダム周辺案内図です。
一般的には国道399号線を走ってダムを見学するんですが、せっかくですから、キャンプ場の南西側の道路も走ってみましょう。
まずは、399号線からキャンプ場に向かい、駐車場を抜けて写真の「この道を走る」と書かれた場所にでます。
あとはひらすら上るだけ。
ダムの先は通行止めなので、対向車が来ることはほとんどないでしょう。
っていうか、この道走るもの好きは滅多にいない(笑)
ちゃ~んと駐車場もあるんですよ~
ココは、ちょうど摺上川ダムインフォメーションセンターの反対側の位置ですね。
ちょっと雲が多いけど、燃えるような紅葉と澄んだ湖のコントラストがキレイですね~
眼下に見えるのが、茂庭広瀬公園キャンプ場です。
階段があって、キャンプ場かた直接歩いてダム堤防の上まで来ることもできます。
けっこう急なんで、大変だと思いますが(笑)
ボクは、このあとキャンプ場に戻ってテントを張ってのんびり焚火でもしようかと思ったんですが、めっちゃスゴイ風が吹いてきました。
ボクは、風に強い山岳用テントだったから、それほど苦労せずに張れましたけど、家族用の大きなテントを持ってきた方々は、大人4、5人かかりでも相当苦労してましたね~
強風がダムの上からガンガン吹き降ろしてくるんですよ。
暗くなる前には収まるかな、と思ったんですが、ぜ~んぜんそんなことはなくて、キャンプ道具の紹介するための写真とか撮れずじまい。
焚火もしばらくできませんでした。
午後8時を過ぎたあたりでようやく収まってきたので、焚火をしたのですが、いつ強風がきてもすぐに撤収できるようにしながらだったので、写真撮ってません(笑)
季節的なモノもあるでしょうが、ホント、強風さえ吹かなければ、おススメのキャンプ場なんです。
中心市街地や温泉街からも近く、大自然に囲まれたとっても美しい場所なので、県外のみなさんにはぜひ訪れてほしいなあって思ってます。
ちなみに、朝方は気温は5度くらいまで下がりましたが、ワークマンイージス上下で臨んだので、まったく寒さは感じませんでした。
おしまい。
ワークマンイージスのレビュー記事はこちら。
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【レビュー】ワークマンイージスがバイク乗りにバカ売れな理由とは
こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 ボクは、雪が降ったり、道路が凍ったりしないかぎりは、冬でもバイクに乗ってます。 会社の同僚とかに ...
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