■ツーリング ◆中国・四国地方 ◆九州地方 山口県 福岡県

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング7日目 福岡県~山口県

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

2018年7月中旬、バイクで九州一周ツーリングに行ってきました。

今回は九州ツーリング7日目、今回のツーリング最後のキャンプ地福岡県篠栗町にある若杉楽園(わかすぎらくえん)キャンプを出て、山口県を訪れたあと、北九州の新門司港からフェリーで大阪港に向かうまでの様子を紹介します。

正確に言うと、翌日に大阪港から福島県に帰る日が最終日8日目になるんですけど、そこは割愛して、今回の記事を最終日として書きますね。



 

関連記事

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング1日目福島県~大阪南港

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 2018年7月中旬、全国的に記録的な猛暑となったこの週、バイクで九州一周ツーリングに行ってきまし ...

続きを見る

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング2日目新門司港~大分県

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 2018年7月中旬、全国的に記録的な猛暑となったこの週、バイクで九州一周ツーリングに行ってきまし ...

続きを見る

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング3日目 大分県~鹿児島県

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 2018年7月中旬、全国的に記録的な猛暑となったこの週、バイクで九州一周ツーリングに行ってきまし ...

続きを見る

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング4日目 鹿児島県~長崎県

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 2018年7月中旬、全国的に記録的な猛暑となったこの週、バイクで九州一周ツーリングに行ってきまし ...

続きを見る

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング5日目 長崎県内ひた走る

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 2018年7月中旬、バイクで九州一周ツーリングに行ってきました。 今回は九州ツーリング5日目、長 ...

続きを見る

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング6日目 長崎~佐賀~福岡

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 2018年7月中旬、バイクで九州一周ツーリングに行ってきました。 今回は九州ツーリング6日目、長 ...

続きを見る

今回のルート紹介

福岡県糟屋郡篠栗町にある若杉楽園(わかすぎらくえん)キャンプ場を出発し、太宰府天満宮にお参りしたあと、関門海峡を渡り、山口県下関市にある角島大橋、山口県美祢市の秋吉台を見学して、北九州新門司港に戻るルートです。

移動距離は320km、時間にして約5時間35分(休憩時間を除く)です。

実質、この日が九州一周ツーリングの最終日。

九州地方だけにとどまらず、どうしても見たかった角島大橋まで足を延ばしています。

 

いや~、この日もホント暑かった。

福岡市内の最高気温は38度もあったんですよ。

1週間一度も雨に合うことがなくて、サイコー!だったんですが、その分、暑さもきつかったなあ。

なんどか紹介はしてるんですが、モンベルのクールパーカとジオラインクールメッシュTシャツは、めっちゃよかったです。

猛暑で大活躍のクロージングのレビュー記事はこちらからどうぞ。

【レビュー】夏場最強!ジオラインクールメッシュTシャツがオススメ

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 バイク乗りのみなさんは、アウターにはけっこう気を使っていらっしゃると思います。 でも、アンダーウ ...

続きを見る

【レビュー】今年の夏はモンベルクールパーカで快適バイクツーリング

【更新情報】 2018年7月中旬、猛暑の中、一週間ずっとクールパーカを着てツーリングしたレビューを追加   こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO! ...

続きを見る

朝の太宰府天満宮めっちゃよかったよ

ボクは、ツーリングの途中、神社に寄ったりすることが多いんですけど、有名どころには、早朝行くのがおススメ。

なんといっても空いているし、澄んだ空気が厳かな雰囲気を醸し出していて、身が引き締まる感じがしますよ~

ただ、社務所とかお土産物屋さんとかは閉まっていますから、御朱印をもらいたい方とかお守りを買いたい方はダメですけどね~

 

(写真は明るさマシマシにしてます。ホントはかなり暗いです。)

参道から太宰府天満宮を見た様子です。

時刻は5時30分頃。参道には、だ~れもいませんね。

約450mにわたるこの参道には、約80店舗のお土産物屋さんが並びます。

なんといっても名物は、「梅が枝餅」でしょう。

梅が枝餅は、小豆あんを薄い餅の生地でくるみ、梅の刻印が入った鉄板で焼く焼餅のこと。

太宰府天満宮の祭神「菅原道真」公が、失意のもとこの地を訪れたとき、安楽寺の前で餅を売っていた老婆から「元気を出してほしい」差し出された餅を気に入り、道真公の死後、老婆が道真公の墓に梅の枝とともに供えたという説がもとになったようです。

残念ながら、今回は食べられませんでした~

 

この石鳥居は、今から約700年前の南北朝時代に建立されたもので、九州最古らしい。

右手が案内所です。

無料ガイドサービスやオリジナルグッズも販売しています。

案内所の隣にはトイレがあります。

 

石鳥居をくぐった正面にある道真公の歌碑です。

道真公は、当時の右大臣でしたが、901年に左大臣の藤原時平らの陰謀によって大宰府に左遷され、翌々年903年にこの地で亡くなりました。

政争に敗れ、京を離れるときに詠んだ歌が、こちら。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花、主(あるじ)なしとて春なわすれそ

現代語訳:春風が吹いたら、香りをその風に託して大宰府まで送り届けてくれ、梅の花よ。主人である私がいないからといって、春を忘れてはいけませんよ。

 

歌碑から左手、北側に向かって進むと、心字池とそれにかかる橋があります。

池は、「心」の形になっているので、心字池(しんじいけ)と言います。

橋は、手前から太鼓橋、平橋、太鼓橋と言い、それぞれ過去、現在、未来を現しています

この橋を渡って、水の上を歩くことで心身ともに清められて、ご神前に進めるというワケ。

 

こんな言い伝えもあるらしいですよ。

1つ目の太鼓橋(過去)は、振り返らないで渡る。

2つ目の平橋(現在)は、立ち止まらないで渡る。

3つ目の太鼓橋(未来)は、つまづかないように渡る。

そして、橋は、反対側から渡ってはいけない。(帰り道は別のルートで)

 

橋を渡った先の左手に手水舎(ちょうずや・てみずや)があります。

ご参拝の前に手や口を清める場所です。

福岡県筑紫野市と太宰府市にまたがる宝満山(ほうまんざん)標高829.6mから切り出された巨大な一枚岩でできています。

 

楼門です。奥にご本殿が見えますね~

重層の入母屋造り、檜皮葺の二重門で、全体は朱塗りになっています。

1596年から1615年にかけて、豊臣家五奉行の一人、石田三成が再興しましたが、明治時代に焼失、現在のは1914年に再建されたモノです。

すっごい堂々とした風格にあふれた門ですね~

ご本殿側と太鼓橋側で形が違う珍しい作りなんだそうで。

つまり、太鼓橋側から見ると写真のように「上下に屋根のある二重門」に見え、ご本殿側から見ると「下層に屋根のない一重の門に見えるってこと。

その作りの違い、実際に見て確かめてくださいね~

 

ご本殿です。

道真公の墓に905年、門弟の味酒安行(うまさけ やすゆき)が祠廟(しびょう)を建て、天原山庿院安楽寺としたのがはじまりです。

一方、京の都では、疫病や異常気象が相次ぎ、909年には道真公の政敵であった藤原時平が39歳で死去。

これらを道真公の祟りと恐れてその御霊を鎮めるため、919年、左大臣藤原仲平が醍醐天皇の勅令を受けて御社殿を造営しました。

ところが、その後も皇太子保明親王が21歳の若さで死去。

元号を改め、道真公の官位を生前の右大臣の官職に復するも、保明の遺児慶頼もわずか5歳で亡くなってしまいました。

930年6月、醍醐天皇臨席のもとで会議が開かれていた、まさにその瞬間、貴族が居ならぶ清涼殿に落雷があり、死傷者が出る事態となったんですね~

数々の不吉な出来事のため、道真公への御霊信仰は頂点に達し、ついに990年頃からは本来は天皇・皇族をまつる神社の社号である「天満宮」も併用されることになったんです。

 

ご本殿は、その後、兵火などにより数度焼失しましたが、筑前国主小早川隆景が5ヶ年かけて造営し、1591年に竣工したのが現在のモノです。

五間社流造(ごけんしゃながれづくり)で檜皮葺の屋根を備え、築400年以上を経過した現在でも桃山時代の豪壮華麗な様式を見事に伝えていますね~

国の重要文化財にも指定されています。

 

ご本殿の前には、紅梅と白梅が植えられています。

(ボクが行ったときは、梅の季節じゃないので写真はありません)

ご本殿に向かって右側にある白梅が、「飛梅(とびうめ)」と言い、樹齢1000年以上なんだって。

道真公を慕って、京の都から一夜にして飛んできたと伝えられる由縁の御神木で、品種は「色玉垣」(極早の八重咲き)です。

毎年境内にて一番に咲き始めるそう。

太宰府天満宮には、このほか、約200種、約6,000本が境内にあり、毎年色鮮やかに咲き誇り、梅の心地よい香りに包まれるんだって。

今度は、梅の季節に行ってみたいですね~

 

こちら、西鉄電車太宰府駅です。

ここから天満宮までは、徒歩5分。

車やバイクの場合は、九州自動車道「太宰府I.C」から約6Km(約15分)、「筑紫野I.C」から約5Km(約20分)です。

付近には有料駐車場がありますが、駐車可能時間は8時~17時まで。

太宰府駐車センター(福岡県太宰府市宰府1丁目12-8)は、大型バス・マイクロバス26台、普通車850台、バイク15台が駐車可能です。

駐車料金は、大型 2000円、マイクロ 1300円、普通車 500円、バイク 250円です。

太宰府パーキング(福岡県太宰府市宰府3丁目3-37)は、普通車のみ48台が駐車可能で、駐車料金は、最初の1時間400円、後30分ごと100円になっています。

角島大橋を渡ったよ

今回の九州一周ツーリングでは、た~くさんの橋を見て、そして渡ってきました。

どれも味わい深い橋ばかりだったんですけど、どうしても、見たかった橋があったんです。

それは、九州じゃなくて、山口県下関市豊北町にある角島大橋(つのしまおおはし)

青い海にまっすぐに伸びる橋がめっちゃスゴイ景色だと評判の観光スポットです。

太宰府天満宮からだと高速道路を使って151km、2時間18分の距離です。

往復で約5時間。

秋吉台に寄っても、新門司港17時発のフェリーには余裕で間に合いますね~

行きは関門橋を通り、帰りは関門トンネルを通るルートでGO!GO!

 

ご存じのとおり、九州と本州は陸続きではありません。

その間にあるのは、関門海峡(かんもんかいきょう)

関門海峡は、本州の山口県下関市と九州の福岡県北九州市を隔てる海峡で、両岸の地名である、馬関(現在の下関市)の「関」と、門司(現在の北九州市門司区)の「門」を取ったもの。

行き来するには、橋を渡るかトンネルを通るか、そのどちらかなんですけど、まあ、簡単に言うと、高速道路を通るなら橋ですし、一般道ならトンネルになります。

で、こちらが、関門海峡を跨ぐ高速道路「関門自動車道」の道路橋、関門橋(かんもんきょう)です。

1973年(昭和48年)11月14日に開通し、橋長1,068mで開通時点では日本を含めた東洋最長の橋だったそうです。

写真は、上り線のみにある「めかりIC」から撮影したモノ。

早朝だったので、ガラガラでしたね~

 

山口県に入り中国自動車道を降りたあとは、国道491号線を北上して、下関市を目指します。

途中、ガードレールが黄色く塗られた地域がたくさんありました。

ほかの県じゃあまり見ないけど、なぜだか知ってます?

じつは、1963年(昭和38年)、第18回国民体育大会が山口県で開催されるにあたって、当時の橋本正之山口県知事のもと、ガードレールを山口県特産のナツミカンの色に塗り替えることが提案されたんだそう。

そのため、現在でも山口県管理の道路(県道及び一部の国道)は黄色(ナツミカン色)のガードレールが標準となっているんです。

ほへ~そうだったんだ~

黄色じゃなくて、ナツミカン色なんですね~

 

さあ、2時間以上走って、ようやく角島大橋(つのしまおおはし)が近づいてきました。

 

はい。角島大橋に到着です。

え?なんか違う?

テレビCMとかでよく見る、エメラルドグリーンの海上を渡る景色はどこだって?

いや~じつは、あのような写真は、橋まで来ちゃうと撮れないんですね~

橋よりずっと手前の高台の上から撮ったものなんですよ。

 

県道275号線を下関市内方面から北上して来た場合、角島大橋の手前100mのあたりで、写真のように道路が分かれた場所があります。

ここを道なりに進むと角島大橋に着きますが、右に行きましょう。

 

すると、写真のような場所に出ます。

ここが、絶景ポイントのひとつなんですね~

 

じゃじゃ~ん!

どうです!?まさにアノ、角島大橋の絶景でしょう?

角島大橋は、2000年11月3日に開通した全長1,780mの橋で、山口県下関市豊北町神田と同市豊北町角島間の海士ヶ瀬戸を結んでいます。

コバルトブルーの海と、途中に浮かぶ島々と大橋の調和した姿は、サイコーの景色ですよね~

いや~海を渡って、山口県まで来たかいがありましたわ~

ただし、この場所は住宅地の生活道路上になりますし、道幅も狭いので、車がたくさん駐車して写真を撮ると、近隣の方の迷惑になります。

撮影する場合は、常識的な範囲でやるべきでしょうね。

次のページへ >

-■ツーリング, ◆中国・四国地方, ◆九州地方, 山口県, 福岡県
-