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【有料キャンプ場】施設充実!ベルパークちっぷべつキャンプ場【北海道・道央】

【更新情報】2022年7月

今回紹介するベルパークちっぷべつキャンプ場は、北海道秩父別町(ちっぷべつちょう)にある有料キャンプ場です。

テントサイトは、シンプルに芝地のサイトのみ。

令和4年から、密接、密集を避けるため、テント設営の区画が設定されました。

利用料金は、テント、タープが一泊1張500円。(キャンピングカー等を利用した車中泊も同料金)

開場期間は、例年4月上旬から9月下旬まで

利用にあたっては、原則としてインターネット公式サイトからの事前予約が必要

利用時に現地管理棟で受付をします。

チェックインは11時から18時の間で、チェックアウトは翌日11時までです。

 

このキャンプ場は、利便性、交通アクセスが良く、設備が充実していながら、低料金なんですよ。

キャンプ場に隣接して屋内遊戯場「キッズスクエアちっくる」や屋外遊戯場「キュービックコネクション」など、子供が遊べる施設があります。

周囲には、道の駅や公共の日帰り温泉施設、コンビニエンスストアもそろってて、めっちゃ便利。

ほかにも、テニスコートや野球場、陸上競技場にパークゴルフ場といったスポーツ施設もあり。

ぶっちゃけ、ここだけで何日も遊んでいられます(笑)

旭川市から車で約50分、札幌市からでも高速道路を使えば1時間30分で来れるという、アクセスの良さもいいですね。

もちろん、施設もしっかりしてるうえ、料金はテント1張りたったの500円。

入場料を取ってないんで、ソロのモトキャンパーでもファミリーキャンプでもお値段は同じ。

家族4人でも、テント1つなら500円しかかからないってことです。

これでおススメしないわけがないでしょ。

ほんと、そのくらいどこを取っても文句のつけようがない、すばらしいキャンプ場です。

 

欠点は、インターネットを利用して利用日3日前までの予約が必要なところ。

でもまあ、これは仕方ないかなあ。

とくにここ数年は、コロナ対策もしなくちゃいけなくて、制限もあるし。

予約は、町の公式サイトから行います。

最近「インターネットによる予約」が必須のキャンプ場が増えてきましたね。

旅行者だと出先からできない場合もあるんで、ちょっと不便なんですよね。

なお、令和4年度の営業はこんな感じだったんですが、翌年以降変更があるかもしれません。

お出かけ前に、町の公式サイトをチェックしてくださいね。

予約の点を除けば、ほぼ満点のキャンプ場です。

ソロのモトキャンパーからファミリー、グループキャンプまで、とくに小さなお子さん連れには最高におススメできるキャンプ場ですよ~

なお、ペット同伴と焚火は禁止なので、注意してください。



人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。

なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。

この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~

秩父別町の紹介

秩父別町は、空知(そらち)総合振興局に属する町で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。

明治時代に屯田兵とその家族による入植によって築かれた町です。

石狩平野の北端に位置し、町の東部に100メートルを超える丘陵地帯があるほかは、海抜50メートルほどの平野が拡がっており、その多くは水田となっています。

雨竜川が町域の北から西にかけて流れ沼田町などとの境界線になっており、また、町の南側を石狩川が流れています。

秩父別の名は、アイヌ語の「チックシベツ(通路のある川)」が転訛したもの。

2つの川に挟まれた地域を表していますね~

気候的には、典型的な内陸性気候。

冬は寒くて雪が多く降り、夏は意外と気温が上昇します。

おかげで、道内でももっとも稲作に適した地域になってるんですよ~

この気候と肥沃な土壌、戦後行われた基盤整備などによって、「日本の米作り百選」にも選ばれ、道内稲作の代表地帯に数えられるようになりました。

近年では、メロン、ブロッコリーなどの果菜だけでなく、町内産トマトを使った「あかずきんちゃん トマトジュース」の販売にも力を入れているとか。

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このトマトジュースは、水を一滴も使用せず、もちろん、防腐剤も加えない果肉濃厚ジュース。

畑で完熟した生食でも美味しく食べられる真っ赤なトマトを収穫し、芯やヘタ、青い部分を完全に取り除いて使用します。

表面に浮いた灰汁を手作業で丁寧に灰汁を取り除き、加熱殺菌をした後10日以上熟成させ、1本1本検査した後に出荷してるんだって。

ちなみに米とトマトジュースは、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は秩父別町へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。

ベルパークちっぷべつキャンプ場までのルート

キャンプ場は、町の中心から車で3分ほど。

って言うか、町のど真ん中にありますよ、って書いた方が話が早いですね(笑)

近隣自治体と繋がるメイン国道233号線沿いにあります。

秩父別町内は深川留萌自動車道が通っていて、最寄りの秩父別ICを降りるとキャンプ場までたったの3分。

旭川市からは車で約50分、札幌市からでも高速道路を使えば1時間30分という、交通アクセスもめっちゃいいですよ。

秩父別町は、それほど大きな町ではありませんが、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ガソリンスタンドなどの商業施設はそろっています。

そして、町の観光施設、スポーツ施設などがキャンプ場の周囲に集まってる。

おまけに、日帰り入浴ができる公共の温泉宿泊施設が敷地のすぐ近くに建っているってのがデカイ!

交通アクセス、利便性ともに言うことなしなんですよね~

場所は、地図で見てもわかりやすく、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことはないでしょう。

 

国道233号線から道の駅やキャンプ場のある方向に曲がって、町道を南進すると「鐘のなるまち」と書かれたアーチがあります。

この道路をそのまま直進。

100mくらい進むと右側に野球場が見えてきます。

キャンプ場は野球場の西側にあって、道路からは見えません。

 

キャンプ場の駐車場は、野球場の南側の通路から入るので、お間違えなく。

入口に案内板が出てるんですが、道が狭いので見落とさないようにしてくださいね。

 

これが駐車場。

位置で言うと、キャンプ場の南側に面しています。

アスファルト舗装、白線の区画割りあり。

普通車が40台駐車可能な広さです。

区画は普通乗用車の大きさに合わせてあるため、大きなキャンピングカーは駐車できません。

キャンピングカーの利用は控えてほしいとのことでした。

また、キャンプ場の敷地のわりには駐車スペースが狭いので、混雑する時期はすぐに満車になっちゃいます。

その際は、キャンプ場北側の「ふれあいプラザ」の駐車場に止めてくださいね~

ベルパークちっぷべつキャンプ場を紹介するよ

キャンプ場は、「ベルパークちっぷべつ」の一角にあります。

このベルパークパークは、秩父別町の中心という交通アクセスと利便性に優れた場所にある複合型公共施設。

キャンプ場だけでなく、「こども屋内遊戯場キッズスクエアちっくる」や「屋外遊戯場キュービックコネクション」、テニスコート、野球場などが集約されています。

それだけでなく、温泉宿泊施設、道の駅、百年記念塔、ファミリースポーツセンター、図書館、パークゴルフ場、郷土館、B&G海洋センタープールなども隣接しており、ここに来れば、何日でも遊んでいられるくらい。

町役場もあるし、秩父別町の機能のすべてが集まってる場所って思ってもらっていいです(笑)

 

ちなみに、ベルパークのベルは、鐘のこと。

そういや「鐘のなるまち」がキャッチコピーだったでしょ。

これね、なんでかっていうと、町の開基百年を記念して、開拓開始当初に時鐘や非常招集に使われた「屯田の鐘」にちなんで鐘を復活させ、町のシンボルとしたからなんですよ。

塔は高さ100フィート(30.48m)の展望台として建設されました。

頂上にはオランダ製で国内最大級のスウィングベル(直径1.66m、高さ1.6m、重さ2.8トン)を設置してあります。

この鐘は、午前6時、正午、午後6時の1日3回鳴らされるんで、町に遊びに来た方は、耳を傾けてみてくださいね~

 

このキャンプ場のメリットとして、利便性や交通アクセスの良さを挙げてきましたが、逆を言うと、「大自然に囲まれ感」は少ないですね~

北海道ならではのどこまでも広がる景色とか展望の良さ、自然が生み出した奇跡の絶景みたいなものは、残念ながらありません。

間近に見えるのは、野球場とかスポーツセンターとか、人工的な建造物ですから。

「オレは、全身で北海道らしさを感じたいんだ!」って方には、ちょっと物足りないかも。

変な言い方になるかもしれませんが、要は「整備されすぎ」なんですね。

その代わり、小さなお子さん連れのファミリーキャンプの方に、これほど適したキャンプ場はそうそうありません

施設はめっちゃ充実してて使いやすいし、トイレもハンパなくキレイ。

もちろん、温水洗浄便座が完備ですよ。

料金だって家族何人いてもテント1張りの一律料金ということで、たった500円でキャンプができちゃいますから。

京極町にあるスリーユーパークキャンプ場と同じ感じですね~

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管理棟(受付)について

これがキャンプ場の全体図。

キャンプ場の南東角に管理棟があります。

図面で言うと、受付と書かれた場所ですね。

 

これが管理棟。

まずは、受付をしましょう。

管理人さんは、13時から18時までの間、常駐しています。

受付については、原則として、

※ 利用日の3日前までにインターネットによる事前予約が必要

※ チェックインは、13時から18時の間。チェックアウトは翌日11時まで

となっています。

利用料金は、

※ 利用料金は、テント、タープが1張500円

※ 1区画10平方m

※ キャンピングカー(車中泊)の場合も1張分の料金

です。

入場料はありませんので、1人でもテントとタープを張れば1000円かかりますし、家族4人で1つのテントなら500円です。

料金については、激安と言っていいほどの値段設定だと思いますよ~

受付をして料金を支払うと、リボンを渡されます。

これは、テントやタープを設営後、外から見えるところに掲示しておいてください。

なお、受付時の内容については、令和4年度のものです。

翌年以降は、予約等の方法が変わるかもしれませんので、利用前に公式サイトを確認してくださいね。

 

テントサイトは車両の乗り入れができません。

ファミリーキャンプの方が大変なのは、荷物の搬送でしょう。

このキャンプ場では、駐車場の直近にリヤカーを配置してあります。

サイト内は平坦で急な坂などは一切ありませんし、遠いところでも駐車場から100mと離れていないんで、荷物運びは苦労しないと思います。

人気のキャンプ場ですから、夏の時期はこれだけリヤカーがあってもぜんぜん足りないとか。

使い終わったら、元の場所に戻してくださいね~

 

余談ですが、以前は、このキャンプ場はテント1張り1000円だったみたい。

ちょっと料金が高いかもってことで、近くにある「秩父別温泉ちっぷ・ゆう&ゆ」の利用半額券を配ってたんですって。

その後、2017年に料金が見直され、今の激安価格に。

なんかもう、「どうもありがとうございました。」って感じですよね(笑)

さらに、日帰りエリアってあるじゃないですか。

その場所に日中ならテントやタープを張って利用しても、驚くことに無料なんですよ!

マジ、太っ腹にもほどがある。

そりゃあ、夏のシーズンは激混みなのも当然ですよね。

テントサイトについて

テントサイトは、大きく2つのエリアに分かれています。

1つは、キャンプ場南側一帯の宿泊エリア。

もう一つは、管理棟のさらに北側、公園の最奥のエリアです。

「屋外遊戯場キュービックコネクション」などに隣接する日帰りエリアです。

宿泊エリアは、以前は完全なフリーサイトでしたが、現在は1区画10m×10mの区画サイトになりました。

1泊あたりの利用者数は80組。

と言っても、テントサイト内に枠線が引かれているということはなく、だいたいの目安と言った感じ。

密接、密集を避けるための措置で、ほかのキャンプ場でも行われている人数制限の意味合いが強いですね。

ここは人気のキャンプ場で、夏の時期とかはテント同士がくっつきあうくらい混み合っていたそうなので、ファミリーキャンプの方々にとっては、うれしい対応なのかもしれません。

 

まずは宿泊エリアの南側、管理棟周辺から紹介。

地面はほぼ平坦で、一面に芝生が敷かれています。

サイト内に木々が植えられていて、さながら林間サイトのよう。

ファミリー用の大型テントやタープは木が邪魔して張りづらいかもしれません。

その代わり、適度な木陰がめっちゃ雰囲気いいですよね~

真夏の日差しや強風の影響を受けづらい場所。

駐車場からも近く、キャンプそのものを楽しみたい方向けって感じ。

 

南西側のサイトの様子です。

樹林帯が、テントサイトと外部との境界線代わりになっています。

サイト内にも木々はあるものの、管理棟周辺ほどではありません。

南西角には東屋、西の端には炊事場があります。

サイト内を人口の小川が流れているんですよ。

 

小川は、キャンプ場と野球場の間と北から南に向かって蛇行しながら流れています。

コンクリートで縁取りがしてあって、川底は真っ平です。

川幅は約2m、深さは子供の脛くらいまで。

人口の川なんで、藻や水草は生えておらず、もちろん魚もいません。

イメージ的には、流れるプールです。

河川の地形を利用して、水と親しめるように作られた親水公園(広場)より、さらに安全に子供を遊ばせることができます。

小川を挟んだ両側もテントサイト。

夏の時期は、めちゃ混み合いそう。

炊事場やトイレにも近くて便利ですよ~

 

川幅は2m程度なんで、運動が得意な方なら飛び越えることは可能。

そうじゃない方は、橋を渡りましょう(笑)

小川沿いだけでなく、東側にある野球場との境までテントサイトになっています。

 

この辺りが、野球場との境にあるテントサイト。

キレイな芝が一面に広がっています。

ひとことで言うと、手入れの行き届いた芝生のグラウンドですね。

山も谷もないし、地面がうねってるところもありません。

 

テントは張りやすいんですけど、ちょっと「面白みに欠ける」場所かもしれません。

奥にちらっと見えているのが、スイングベルのある記念塔。

朝の6時に大音量で鐘が鳴り響くので、びっくりしないよう気に留めておいてください(笑)

 

テントは、むちゃくちゃ快適です。

「芝はちょっと長めかな」くらいで、ふっかふかの状態。

マジで、スリーピングマットなしでも、熟睡できるレベル。

ヘタしたら、高規格のオートキャンプ場よりいいかも。

ほんと、そう思うくらいでしたね~

ほとんどが平坦な地形のため、水が溜まりやすそうなところもあまりない感じ。

水はけも悪くなさそう。ペグの刺さりもバッチリでした。

 

ここは、キャンプ場のちょうど中央辺りですね。

テントサイトは、場所によっての差があまりありません。

展望に大きな違いはなく、どの場所もきっちり整備されてて凹凸もなし。

あまり混雑していなくて自由に場所を選べるのなら、キャンプスタイルで決める感じ。

 

ここは、テントサイトの一番北側です。

樹林帯の向こう側は、日帰りエリア。

そのさらに奥には、屋外遊戯場のキュービックコネクションがあります。

こうしたアクティビティや施設に近い方がいいなら、北側のテントサイト。

駐車場に近い場所で林間キャンプを楽しみたいなら、南側。

開けた場所の東側もありますね。

あとは、一番人気っぽい小川周辺でしょうか。

トイレも炊事場も近いですからね。

ファミリーキャンプなら、とりあえずそこを選んどけば間違いないと思います。

 

キャンプ場の北側には、アスファルト舗装された通路が通っています。

この通路が宿泊エリアと日帰りエリアの境界線。

日帰りエリアは、その名前のとおり日中時間帯しか使えませんが、料金は無料。

屋外遊戯場のキュービックコネクションに隣接したエリアなんで、遊戯施設で遊ぶことをメインにしてる方が利用してる感じですね~

 

ちなみに、日帰りエリアとキュービックコネクション周辺にも通路が通っています。

この通路を境に、レジャーシートの使用と弁当など食事ができるかどうか分かれているんですね。

キュービック側は、レジャーシートの使用は禁止、弁当などの食事もダメ。

キャンプ場の日帰りエリアはどちらもOKです。

 

これが、キュービックコネクション。

平成30年7月7日にオープンした、日本一の規模を誇る大型コンビネーション遊具です

1辺が2mのキューブを組み合わせた6階層の構造で、幅58m、高さは13mもあります。

ジャングルジムやハンモックなどの約20種類のアスレチック要素を備えた遊具だけでなく、バリアフリー構造になっていて2階層への車いす利用ができるなど、様々な工夫が凝らされています。

キュービックの周辺にはブランコやロープウェイといった遊具を設置のほか、「ちょいトレ」と名付けた5種類の健康遊具も置かれています。

小さなお子さんだけでなく、運動不足や生活習慣病から体を守るため、お父さんお母さんも運動してくださいねってことですね(笑)

利用料金は無料で、朝の8時から夕方18時まで利用可。

原則毎月第4月曜日が休場です。(祝祭日の場合は祝祭日の翌日)

また、キュービックの東には、「こども屋内遊戯場キッズスクエアちっくる」があります。

こちらは、床面積600㎡の空間に、立体的に遊べる大型遊具ネットをはじめ、ウォールクライミングやチューブスライダーが設置された屋内遊戯施設。

利用料金は無料。

開場時間は、朝の9時から夕方17時まで(7、8月は9時から18時まで)

原則毎月4月曜日が休場です。(祝祭日の場合は祝祭日の翌日)

 

テントサイトの北東と南西に東屋がひとつずつあります。

これは南西端にある東屋。

五角形デザインのかなりおしゃれな建物です。

北海道らしく五稜郭をイメージした・・・ってことではないと思いますが(笑)

芝地の上に直接建ってるんじゃなくて、周囲には建物と同じく五角形にコンクリートブロックが敷いてあります。

雨の日でも足元が濡れにくい造りです。

ますますおしゃれ。

東屋の下はレンガ敷きの床。

三方向に腰壁があり、残りの面が出入口になってますね。

樹林帯の近くにあるため横風に強く、悪天候時の避難先にも使えます。

屋根の下にテーブルやベンチシートなどを置くのが東屋の定番ですが、こちらにはなにもない。

スペースがあるだけとなっています。

雨の日は、ここでテントをたたんだりできるんで、めっちゃ使い勝手がいい!

天気があまりよくないときは、とくにモトキャンパーは、この東屋近くにテントを張ると便利に活用できていいんじゃないかな。

 

宿泊エリアのテントサイトは10m四方の区画サイトで、事前予約制。

夏の時期はかなり混み合い、すぐにテントで埋まっちゃうみたい。

お出かけする予定が決まってるのでしたら、早めの予約がおススメ。

夜間照明については、テントサイト内や通路などに街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。

ただ、管理の行き届いたキャンプ場と言っても小川も流れているし、照明なしで夜を過ごすのは危険です。

照明器具は忘れないようにしてくださいね~

スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKです。

トイレについて

トイレは、テントサイト内に1か所だけ。

位置で言うと、宿泊エリアの中央北側寄り。

サイト内を流れる小川の近くにあります。

高床式の建物で、レンガ造り風のデザイン。

新しく建て替えられたばかりのすっごく立派なトイレです。

周囲に砂利が敷かれているんで、雨の日でも足元が濡れずに行き来できます。

男女別に分かれていて、正面には階段があり、バリアフリー対応ではありません。

入り口にはドアがあって、中に虫などが入らないような造りになってますよ~

 

こちらが男性用。

中はかなり狭くて、水洗式の小便器が2つあります。

白い壁に床はクッションタイル。

 

鏡付き洗面台があり、男性用小便器には手すりが取り付けられています。

パッと見て分かる通り、新しいだけじゃなく、掃除が行き届いていてめっちゃキレイ。

 

大便用は、ウォシュレット付き水洗洋式便座が1つ。

こっちもキレイに掃除してあり、ピカピカです。

ここは有料キャンプ場なので、当たり前ですけど、予備のトイレットペーパーまでちゃんと備え付けてあります。

マジ、隅々まで管理が行き届いたトイレですよ~

「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)

 

これは中央にある男女兼用トイレ。

おむつ交換台も設置してあります。

言うまでもなく、掃除はバッチリで、めっちゃ清潔です。

トイレは、清潔だし新しいし、その点は文句なし!

ただ、キャンプ場の規模の割には、かなり小さい。

混雑時にはすぐにキャパオーバーになっちゃうでしょう。

 

そんなときは、キュービックコネクション近くにあるこちらのトイレを使いましょう。

男女、身障者用に分かれていて、バリアフリー対応型。

ただし、残念ながら、キュービックコネクションが利用できる朝の8時から夕方18時までしか使えません。

夜間時間帯は、キャンプ場のトイレを利用してくださいね。

 

水洗式の男性用小便器が2つ。

床にはベージュ系のタイルが敷かれています。

掃除が行き届いているのは、こちらのトイレも同じ。

ピカピカです。

 

大便用は、ウォシュレット付き水洗洋式便座が1つ。

最近のキャンプ場のトイレは、有料、無料にかかわらず、キレイな所が増えてきました。

一昔前のキャンプ場のトイレのように、利用をためらうようなことはあまりありません。

ベルパークちっぷべつは、そんな中でも、トイレがひときわキレイですね~

小さなお子さんから女性の方まで、みなさん気持ちよく利用できるんじゃないでしょうか。

 

こちらは身障者用トイレ。

キャンプ場のトイレはちょっと狭かったんですが、こちらはかなり余裕があります。

バリアフリー対応型なんで、車いすの方も利用できる造りです。

そういや、キュービックコネクションも一部バリアフリー構造になってましたね。

幅広い層が利用できる環境を整えてるのって、すばらしいことだと思いました。

炊事場について

炊事場も宿泊エリア内に1か所だけ。

トイレの小川を挟んだ向かい側にあります。

屋根の部分が大きく、周囲にコンクリートブロックが敷かれているんで、雨の日でも足元が濡れずに利用できます。

構造は、シンプルに中央部分に洗い場があるだけ。

昔ながらの「かまど」はありません。

最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますからね。

とくにファミリーキャンプの方は、個人でコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。

 

中央に洗い場があって、シンクはステンレス製。

横に広い造りで、中央で2つに仕切られています。

シンク1つにつき蛇口が2つ付いていて、片側に4か所。

両側合わせて8か所の横水栓が付いています。

吐水口は回転しないタイプだから、コップがないと水が飲みづらいですね。

このキャンプ場は、小さなお子さんもたくさん利用すると思うんで、片側を子供が使いやすい低いシンクにしてあったらなって思いました。

それか、吐水口が回転する万能ホーム水栓にするとかね。

調理台はありませんが、シンクの両脇が広くなっているので、ちょっとした食材や食器などは置くことができます。

天板は、アクリル板が設置してあるため、モノを置くことはちょっと難しいかな。

水は、そのまま飲用が可能です。

もちろん、電灯もあるので、暗くなってからも使うことができますよ。

 

このキャンプ場は、ごみは各自持ち帰りなんですが、炭や灰を捨てる容器が炊事場内に置いてあります。

有料キャンプ場でも、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!

一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~

ちなみに、高熱が出る調理器具を使う場合、コンクリートブロックを使うなどして、直接芝の上に置かないようにね。

利用上の注意事項について

キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。

利用前に管理棟で受付をすること。(原則、予約が必要)

駐車場以外の場所への駐車禁止。(駐車場までの通路への駐車はダメ)

満車の際は「ふれあいプラザ」の駐車場を利用できますが、周辺でのテントの設営はできません。

花火をしたり、発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。

ペット同伴の禁止

ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはサイトごとに分けている所が増えてきてますね。

そして、焚火は全面禁止です。

直火の禁止ではなく、焚火自体がダメです。

焚火ファンのみなさん、めっちゃがっくりきていることと思います。

このキャンプ場も少し前までは焚火ができたんですが、直火をする方がいて芝がだいぶ焦がされちゃったんですよね。

それで、やむなく禁止にしたそう。

このキャンプ場以外でも、焚火が全面禁止になった場所が結構あるんですよ。

このキャンプ場は、夜間は管理人さんがいないので、火事の危険を考えると仕方ないのかも。

なお、調理器具の使用と、いわゆるカセットコンロなど直接芝を傷めない道具を使っての煮炊きはOKです。

高熱が出る器具を使う場合、高さが足りないときは、炊事場近くに置いてあるコンクリートブロックを使うなどしてくださいね~

 

そして、ぜったい守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り

このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。

カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)

しっかりルールとマナーを守りましょうね~

消し炭や灰などは、炊事場にある専用の容器に入れてください。

温泉施設の紹介

今回紹介したベルパークちっぷべつキャンプ場の目玉ひとつは、日帰り入浴のできる秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」がすぐ近くにあること。

キャンプ場からわずか500m!

歩いて行っても5分程度という近さです。

ここは、1990年に開業したいわゆる公共の温泉宿泊施設で、設備は充実していて管理はバッチリ。

館内はめっちゃ清潔だし、料金は格安!

言うことなしの温泉施設です。

 

一般的な公共の温泉施設に比べて、浴槽の種類がハンパなく豊富。

主浴槽のほかに、電気風呂や寝風呂、サウナにジェットバス、露天風呂などなど、人気の浴槽がそろってる。

それもそのはず、源泉が2つあるんだって。

こちらは、黄金の湯。

泉質は、単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)。

一般的な感想として、お湯は基本的に無色無臭で刺激が少ない泉質。

お湯は、刺激が小さく、肌触りがやさしいため、子供からお年寄りまで安心して入ることができます。

湯あたりを起こしにくいので、「温泉はちょっと苦手」と言う方にこそおススメです。

露天風呂にある黄金の壺風呂は、金箔を張り焼き上げた特注の陶器で作られています。

 

出典:秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」

これは、淡河の湯の内風呂のひとつ、源泉風呂。

浴槽はかなり小さめですが、加温も加水もしていない源泉掛け流し。

ただし、源泉温度が30度くらいなので、普通に入るとぬるすぎます。

そこで、サウナに入ってから源泉風呂に入るというのが、通の楽しみ方(笑)

水風呂は冷たすぎるという方にもおススメです。

 

出典:秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」

こちらは、もう1つの源泉を使ったシルクの湯。

白い濁りがあるため、その名前がつきました。

ちなみに、正確にはお湯が濁っているのではなく、微細な空気の泡がお湯を白く見せているんですよ~

水道の蛇口から白い水が出ることがあるのと同じ原理ですね。

 

出典:秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」

泉質は、ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)

一般的に、海水の成分に似た塩分を含む温泉で、よく温まることから「熱の湯」などと呼ばれています。

湯上がりに肌がしっとりすることから「美肌の湯」とか「美人湯」なんて言われることも。

お湯は、塩気が強い感じ。

この2つの浴室は、男女日替わりで楽しめるようになっています。

日替わりのため、日帰り入浴の方は2日間通わないと、両方入れません。

 

日帰り入浴の営業時間は、9時から夜の22時まで

原則、年中無休です。

入浴料金は、大人500円、小学生250円、未就学児は無料です。

リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実していて、タオルだけ準備すればOK。

キレイなお風呂に充実した設備で、このお値段はめっちゃリーズナブル。

1回分お得になる回数券も販売しています。

まだまだお得なサービスがあって、毎月10日と25日は料金が半額なんだって。

旅行者がこの日を狙って行くことは難しいですけど、ぜひ立ち寄りたいものですね~

 

出典:秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」

もちろん、温泉宿として宿泊も可能。

客室は4~5人用の和室、2人用の洋室、和室と洋室の両方ある特別室とあって全部で18室。

公共の施設らしく、研修や合宿を行う団体客用の研修・合宿スペースまで用意されています。

たまには、キャンプじゃなくて、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね。

黄金の湯、シルクの湯、2つの温泉に入れますし(笑)

ちなみに、宿泊客は朝5時30分から8時までの朝風呂に入ることができるんですよ~

 

出典:秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」

館内は、ゲームコーナーやカラオケスタジオもあるため、小さなお子さんからお年寄りまで、温泉以外にもゆっくりと楽しむことができます。

道の駅に隣接しているんで、キャンプ場などの利用に限らず、秩父別町を訪れた方は、ぜひ立ち寄ってほしいですね~

売店では、特産品、お土産品の販売もあって、地物産直野菜、地元の名菓など多数取り揃えています。

レストランも併設されているので、お風呂上りにゆっくりくつろぐのもいいですね。

なお、詳細は、秩父別温泉「ちっぷ・ゆう&ゆ」の公式サイトをご確認ください。

スリーユーパークキャンプ場のデータ

名前 ベルパークちっぷべつキャンプ場
かな べるぱーくちっぷべつきゃんぷじょう
住所 北海道雨竜郡秩父別町1264番地(1条1丁目)
連絡先 秩父別町 秩父別町教育委員会(電話番号:0164-33-2555)
管理者 秩父別町
営業期間 例年4月上旬から9月下旬まで
料金 テント・タープ1張500円(要予約・現地で受付)
ジャンル 芝地の区画サイト(車両の乗り入れ不可)
施設 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ、東屋、駐車場
備考 ゴミ持ち帰り(炭、灰のみ廃棄可)、焚火禁止、ペット同伴不可



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