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【レビュー】今年の夏はモンベルクールパーカで快適バイクツーリング

【更新情報】

2018年7月中旬、猛暑の中、一週間ずっとクールパーカを着てツーリングしたレビューを追加

 

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

みなさんは、夏にバイクに乗るとき、どんな服装をしてます?

え?あっちぃから、タンクトップに半ズボンで乗ってるんスか?

いや、それ、ヤバイっす、マジで。

え?コケないから大丈夫ですって?

いやいや、バイクでコケるとかコケないとかじゃなくて、熱中症になっちゃいますよ。

けっこう多いんです。真夏にバイク乗ってて熱中症になる人。

それに、じつは、真夏って肌を出してるほうが暑いってこと知ってました?

風通しの良いウェアなら、むしろ直射日光が当たらない長袖のほうが涼しいんです。いやホント。

今日は、ボクがコレ、神装備じゃね?って思った、夏のキャンプツーリングにぴったりなウェア

モンベル クールパーカ 税抜き5,600円

を紹介しちゃいますよー



真夏にこそ、長袖を着よう

真夏にアロハシャツ着て颯爽と走っているバイクを見て、「涼しそうだなあ」って思うのは、たぶん、真夏にバイク乗ったコトないヒト。

みなさんは、真夏の晴れた日にバイクを乗ることが、どんなに苦行であるか、よ~くわかってますよね。

めっちゃ天気が良くて、気温が35度とかになっていると、走っていても生ぬるいお湯の中にいるみたいで、ぜんっぜん涼しくないっス。

もちろん、止まったら最後。一気に汗が吹き出します。

ボクは雪が降らない限りは一年中バイクに乗ってますが、冬の寒さより夏の暑さのほうがつらいと思ってます。

半袖とかタンクトップが涼しいのは、直射日光が当たらない場所にいるって条件付きですよね。

真夏に直接太陽の光を浴びてバイクを走らせるなら、長袖のほうが涼しいんです。

最近は、夏でも涼しいすっごく機能的なウェアがたくさん出てまして、今日紹介するモンベル クールパーカもその一着です。

モンベル クールパーカとは

こんな感じでパッケージされてます

クールパーカは、モンベル独自素材のウィックロンクールで作られたメッシュ生地のパーカです。

ウィックロンクールとは、真夏にその真価を発揮する高機能素材で、バツグンの通気性と汗をかいたときの肌離れの良さをあわせ持っています。

紫外線の遮蔽率(しゃへいりつ)は90%以上で、強い日射しの中でも効果的に紫外線をカットしながら、高い通気性により素早く体をクールダウンしてくれますよー

縫い目も全て平らになっているので、ごろつき感もなく、着心地もサラッとしていて、とっても良い肌ざわりです。

直射日光による熱や紫外線を防ぎながら、汗を効果的に吸い上げて外に逃がしてくれるんですねー

汗をかいたときに感じる汗のべたついた感覚がないんですよ。

ウィックロンクール素材のウェアを一度でも着てみればわかります。

普通のTシャツやタンクトップより、ウィックロンクールの長袖のほうが快適だってことが。

ちなみに、夏場のアンダーウェア(下着)最強は、モンベルのジオラインクールメッシュTシャツでしょう。

クールパーカと組み合わせれば、まさに無敵状態ですよ。

【レビュー】夏場最強!ジオラインクールメッシュTシャツがオススメ

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 バイク乗りのみなさんは、アウターにはけっこう気を使っていらっしゃると思います。 でも、アンダーウ ...

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UVカットってどういうコト?

UVってのは、紫外線の英語(Ultra Violet)の頭文字を取ったものです。

紫外線は大きく分けると3種類あって、

肌の奥まで届いて、シワやたるみの原因になる紫外線A波(UVA)

肌を赤くし、シミやそばかすの原因になる紫外線B波(UVB)

一番有害で皮膚病の原因になる紫外線C波(UVC)

に区別されます。

UVCは、南極や北極のようなオゾン層が薄いところじゃないと地上まで来ないので、UVAとUVBが一般的な紫外線になります。

で、UVカット90%っていうのは、これら紫外線を90%以上防いでくれるってことです。

モンベルのクールパーカは、さすがに日傘とか99%カットする専用品と比べれば、ちょっと見劣りするかもしれませんが、着るだけで90%カットしてくれるので、なかなかすごいんです。

ちなみに、日焼け止めクリームなどに表示されているPAは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で、紫外線A波の防止効果を表す目安の数値です。

+が多ければ多いほど効果が高くなります。

また、SPFは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、主に紫外線B波の防止効果を表す数値で、数字が大きいほど効果が高くなります。

数字の意味は、紫外線が当たって日焼けしてしまうまでの一般的な時間は15分~20分ですが、SPF30なら30倍遅らせることができるということです。

クールパーカの外見とか、実際に着た感じ

クールパーカ サイズL 色はガンメタルです。

 

後ろからの写真です。パーカなのでフード付き

 

生地がやわらかいジャージーのようなモノなので、素肌の上に直接着てもぜんぜんOKっス。

海に行ったとき、サッと羽織るにもいいんじゃないかな。

ちなみに、写真は素肌の上に着ています(笑)

ボクは、身長が175cm弱、体重が65㎏の中肉、中背です。

モンベルは日本のメーカーなので、普段着ている服のサイズと同じでピッタリです。

 

後ろからの写真。ゆったりしたサイズ感。袖は気持ち長めです。

 

フードをかぶったところ。目が隠れるくらい。

 

フードをかぶったところを後ろから。

 

サムホールがあります。手の甲までカバーできるので、効果的に日差しをさえぎります。

 

バイク乗りは、グローブすることが多いから、あまり使わないかな。

袖もちょっと長い程度なので、サムホールに通したままアクティブに動き回るとすこ~し窮屈かも。

 

左右にジッパー付きのポケットがあります。iPhone5Sが楽々入るよ。

 

ポケットの大きさは、線で囲ったくらい。財布やスマホ、コンパクトカメラなら余裕で収まります。

 

胸のロゴ部のアップ。薄手の生地だけど、透けるほどじゃないです。

触った感じはやわらかく、サラサラっとしています。

 

出典:モンベル公式

袖のところは、縫い目を斜め(スパイラル状)にすることでよく伸び、ごろつきや不快な締め付け感のない快適な着心地になっています。

洗濯は、柔軟剤は使わずに、ネットに入れて洗うようにとのこと。

洗って見てびっくりするのが、その速乾性

脱水直後から、そのまま着れるほどです。

コレってキャンプツーリングのときに、めっちゃ便利ですよ。

キャンプ地に着いたら、ざっと洗うだけで、すぐに乾いちゃうから。

すっごく汗をかいても、ドライ感があって、肌にべとつかないから快適そのものです。

それに、光に当たると臭いの元を分解する粒子が生地に織り込まれているので、ぜんぜん臭くならないっスね、コレ。

あ、でも、注意点がひとつ。

クールパーカは、バイク用ウェアじゃないので、防御力は皆無です。

ドラクエで言ったら、布の服ですからっ(笑)

プロテクターは、別に装備した方がいいと思います。

クールパーカは、サイズがゆったりとしているので、プロテクターを中に装備しても、見た目があまり目立ちませんよー

クールパーカは、こんな感じで使ってます

この記事を書いているは5月下旬。天気がいい日でも最高気温はだいたい27度くらい。

気温が30度を超えた日もあったけど、さすがに真夏ほど日差しは強くなく、耐えられないほど暑くもありません。

クールパーカの本領が発揮されるのは真夏の気温35度オーバーだろうけど、今の時期でもちょこちょこクールパーカを着てバイクに乗っています。

バイクで走っていると、めっちゃ涼しい。

ホント、Tシャツ1枚よりクールパーカを着ているほうが、断然涼しいんです。おどろき。

むしろ、初夏の季節だとバイクを降りてから日差しの中を歩くときに役に立ってます。

クールパーカは紫外線を90%もカットしてくれますからね。

汗でべとつかないし、風通しはいいし、その上、紫外線も防いでくれるので、夏の普段使いやキャンプツーリングのアウターとして無敵の性能じゃないですか、コレ。

でも、その真価を発揮するもっともっと暑い時期になったら、ホントに真夏でもすごいのか、またレポートしますね。

2018年7月中旬、猛暑の中、一週間ずっと着続けてツーリングしてみた感想

2018年7月中旬、日本各地で連日最高気温が35度を超える日が続きました。

ボクは、そんな中、バイクで九州一周ツーリングキャンプをしてきたんです。

行程は、福島県を出発して大阪南港まで自走、そのあとフェリーで北九州まで渡り、福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本、長崎、佐賀と各県を巡りました。

そして、再び北九州から大阪南港までフェリー、福島まで自走するいう走行距離4000km以上、期間1週間以上のバイクツーリングキャンプです。

その間、ずっとモンベルクールパーカを着ていました

ホント、文字通りずっとです。夜寝るときも着てたこともあります。

モンベルクールパーカは、どのくらいオススメなのか、ボクの生の感想を聞いてください。

 

2018年7月中旬、九州一周ツーリングキャンプの記事

【2018年夏】九州一周キャンプツーリング1日目福島県~大阪南港

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ホントに涼しいの?

はい、めっちゃ涼しいです。

1枚余計に着てるのに、涼しいなんてウソじゃね?」って思うかもしれませんが、ホントに涼しいんです。

気象庁が発表している最高気温の観測地点は、直射日光が当たらない場所です。

つまり、気温が35度だとしても、太陽の光とアスファルトの照り返しがある日中の路上は、余裕で40度を超えてます。

一番暑く感じるのは、日光を直接浴びることなので、長袖のほうが涼しくなります。

砂漠を半そで半ズボンで歩いているヒトっていないのといっしょです。

気になる日焼けも、UVカットのおかげで大丈夫でした。

そして、ココが最大のポイントなんですが、モンベルクールパーカは風の抜けがすっごくいいんです。

バイクに乗っていない状態でも、風が吹くと体を通り抜けていくのがわかるくらい、風通しがイイ!

そんなワケで、バイクに乗っていると、もうね、ビュービュー風が抜けていきます。

直射日光を防ぎつつ、風通しがイイんだから涼しくないワケがないっしょ。

ちなみに、宮崎県の海側や長崎県の雲仙周辺を早朝に走ったときは、気温が25度くらいでしたが、涼しすぎてクールパーカの上にパタゴニアのフーディニジャケットを羽織ったくらいです(笑)

ちなみに、クールパーカの下は、同じモンベルのクールメッシュTシャツを着てました。

この最強組み合わせだと、記録的猛暑の中、バイクで一日中観光名所めぐりをしても全然平気です。

ホントに臭くならないの?

はい、臭くなりません

一週間以上着続けた最終日、フェリーの中でクールパーカの脇や背中、首の部分とかに直接鼻をつけてにおいをかいでみました。

さすがに脇の下の部分は、ちょっと汗臭いかなって思いましたが、その程度です。

いや、マジですよ。

自分のにおいだから気にならないっていうのもあるかもしれませんけど、相当鼻を近づけないと、においません。

クールパーカには、光に当たると臭いの元を分解する粒子が生地に織り込まれているので、日中着続けたってのもよかったのかもしれませんね~

ホントに着心地はいいの?

はい、とっても快適でした。

生地がやわらかいジャージーってのがすっごく良かったです。

気温が下がる高所でキャンプをしたときは、クールパーカを着たまま寝ました。

適度に伸び縮みするんで、寝苦しくもありませんでした。

日中汗をかいていても、速乾性なのですぐに乾いちゃって、じっとり湿っているということはゼンゼンなく、ホント、快適でしたよ。

ポケットの使い勝手はどう?

思った以上にたくさん入ります

ボクは、観光名所を見て回るときは基本手ぶらです。

ポケットの中に必要なものを全部入れちゃって、バッグなどを持ち歩くことはしません。

クールパーカの両方のポケットに入れるのは、財布、バイクのカギ、デジカメ、スマホ、メモ帳、ボールペン、ティッシュなどです。

どうです?考えてる以上に収納性が高いと思いませんか?

ただですね、スマホやデジカメ、カギなどの角のとがった固いものを入れてバイクで走ると、風でポケットがバタついて、生地にダメージがあります。

 

穴が開きそうになってるでしょ?

ポケットも通気性を重視したメッシュ生地なので、固いモノに対する耐久性はちょっと落ちると思います。

まあ、ボクみたいにポケットにつめ込めるだけつめ込んでバイクで走るってヒトは少ないと思いますけどね~

結局、モンベルクールパーカは、おススメなの?

はい、ぜったいおススメです。

今着てるクールパーカが破れたりしたら、また同じモノを買います

ココ最近ではこれ以上ないっていうくらいの猛暑の中を、毎日毎日ぶっ続けで一週間以上着続けたボクの結論です。

これだけの性能で、5600円ってめっちゃお買い得っしょ。

いや、なんか、TV通販みたいになっちゃって申し訳ないっすけど(笑)

クールパーカって登山用に開発されたのかどうかはわかりませんが、山と言うより、バイクや自転車乗りに向いてる商品なんじゃないかって思います。

通気性の良さや速乾性を最大限生かすには、どうしても風が必要なんですよ。

さすがに気温が40度近くあって、直射日光が当たる無風状態の場所だと、いくら神装備のクールパーカを着ているからと言って、「ひゃーすずし~」とはなりません(笑)

でも、バイクで走っていると、たとえ街中の熱風でも多少はマシですし、郊外に出ると、それはそれは涼しく感じます。

クールパーカはバイク専用品じゃないので、高速道路を走るとちょっとバタつきますけど、ボクの場合はスクーターでそんなにスピードを出さないので気になりません。

メッシュ生地だけに、ちょっと耐久性が低いところもありますが、そこは使い方次第ってことで。

クールパーカのおかげでホント快適で楽しいバイクツーリングキャンプを過ごせたし、熱中症にもならずも無事帰宅できたと言っても過言ではないんじゃないかなあ。

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ちなみに、クールパーカより、雨や風を防ぐ点で優れている高機能なアウターは、パタゴニアのフーディニ・ジャケットです。

レビュー記事を書きましたので、気になる方はチェックしてみてね。

【レビュー】4年間着てわかったパタゴニアフーディニのすばらしさ

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。 登山用のアウターで、めちゃくちゃ評判のいいモノのひとつに、パタゴニアのフーディニ・ジャケットがあ ...

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クールパーカのスペック

クールパーカの仕様です。詳しくはモンベルの公式サイトをチェックしてください。

メーカー名 mont-bell(モンベル)
品名 クールパーカ
種類 パーカ
素材 ウィックロンクール
重量 190g
サイズ S、M、L(下記サイズ表参照)
価格 5,600円+税(公式サイト価格)
用途別使用頻度 ツーリング6、日常生活4
おススメ度 とっても快適。防御力は低い

 

サイズ表(モンベル公式)

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