【更新情報】2022年7月
今回紹介する江丹別若者の郷(えたんべつわかもののさと)グリーンパークキャンプ場は、北海道旭川市(あさひかわし)にある無料のキャンプ場です。
全面芝地のフリーサイトがあるほか、隣接する敷地にはロッジ(農村体験実習館)が4棟建っています。
管理は旭川市から委託を受けた江丹別産業開発株式会社で、開場期間は、例年5月1日から10月末まで。
利用料金は、テントサイトは無料、ロッジは12人用が一泊6440円、5人用が一泊4130円。
利用にあたっては、現地にある「グリーンセンター」で受付をするだけで、だれでも自由に利用OK!
受付時間は原則8時45分から17時15分まで。
ロッジのチェックインは16時からで、チェックアウトが翌日の10時まで。
3か月前の月の1日から利用日1週間前までに予約が必要です。
なお、開場期間の日中は、職員の方が常駐しています。(ロッジの利用があるときは夜間も常駐)
このキャンプ場のおススメポイントは、北海道らしい牧歌的な風景に囲まれた場所で、のんびりキャンプが楽しめるってところ。
旭川市内からは車で30分くらい、隣接する鷹栖町からは車で20分程度です。
旭川市と幌加内町を結ぶ道道72号線が近くを通っているため、交通アクセスも悪くありません。
焚火(場所指定)もOKだし、ペット同伴も可。車中泊だってできちゃう。
都会の喧騒から離れ、北海道の大自然を心行くまで満喫できるキャンプ場だと思いますよ。
欠点は、周辺にコンビニや入浴施設などの商業施設がないこと。
ガソリンスタンドは、江丹別地区内にあるので給油に関して問題ないんですけどね。
買い物は、旭川市内か和寒町まで行かなければなりません。
利便性という点では、あまり良くないですね。
そのほか、テントサイトの敷地はそれほど広くなく、トイレや炊事場も含めて、一昔前のキャンプ場の雰囲気ってとこかなあ。
もちろん、芝はめっちゃキレイに刈り込まれ、トイレや炊事場は掃除が行き届いていて清潔だし、管理はバッチリ。
でも、いわゆる高規格キャンプ場をイメージしてる方や、小さなお子さんのいる家族連れ向きの場所じゃないのは確か。
テントサイトは、森を切り開いた場所にあって、夜は真っ暗でめっちゃ静かです。
周辺には、ヒグマをはじめとする野生動物や昆虫などの虫がたくさん生息しています。
野趣あふれる自然の中でキャンプを楽しみたい方におススメのキャンプ場です。
このキャンプ場で宿泊するときは、しっかり準備してくださいね。
ロッジは設備がすばらしくて、コストパフォーマンスがめっちゃいい!
小さなお子さんのいる家族連れの方や、アウトドアの第一歩を踏み出したいって方には、ここのロッジは最高です。
旭川市から近いせいか、すっごく人気があって、キャンプシーズン中の週末ともなれば、かなり混み合うみたいですよ。
旭川市の紹介

出典:旭川市 公式サイト
旭川市は、上川総合振興局の所在地で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
道都札幌市に次ぐ道内第2位の人口(約33万人)を有する中核市です。
明治23年、上川郡に初めて旭川村、永山村、神居村の3村が置かれ、明治25年になると旭川に開発の尖兵として屯田兵が入植。
上川の中心地として開拓が進められました。
市名の由来は、諸説ありますが、忠別川のアイヌ語「チュプ(日)・ペッ(川)」を語源にした説がよく知られています。
「日」を「旭」に置き換えて「旭川」と意訳したそう。
明治31年に鉄道が開通し町制に移行すると、交通の要衝、物流の集積地として発展、大正11には市制が施行されました。
また、旭川市と同じく、明治25年に旧上川郡のうち石狩川右岸一帯が鷹栖村として誕生。
大正時代に入り、鷹栖村(現鷹栖町)、旧東鷹栖村、旧江丹別村の三村に分かれました。
このうち、昭和30年代から40年代にかけて、旧東鷹栖村と旧江丹別村が旭川市に合併。
これが、現在の旭川市東鷹栖地区と江丹別地区です。
昭和58年には、旭川市の人口は36万人を超え、北海道では札幌に次ぐ第2の都市となりました。
現在は、北北海道の拠点都市としての機能が充実しているだけでなく、道北や道東地域の商業流通の拠点としての役割を担っています。
今回紹介するキャンプ場があるのは、昭和30年に旭川市に編入した旧江丹別村のエリアです。

出典:旭川市 公式サイト
旭川市は、道内最大の盆地である上川盆地にあって、石狩川や忠別川、美瑛川などの川の合流部に位置している自然豊かな街です。
気候は、盆地特有の内陸性気候。
気温の年較差が50℃以上にもなり、道内の中でも寒暖差が大きい都市です。
明治35年には観測史上最低気温となる-41.0℃を記録。令和3年には37.9℃の最高気温を記録しています。
1日の温度差も大きいことが、四季の変化に富んでいることも、旭川市の特色のひとつと言っていいでしょう。
産業では、稲作などの農業や食料品、紙パルプなどの製造業、旭川家具をはじめとした木工、機械金属などのものづくり産業が集積しています。
近年は、全国的に知られる旭山動物園やスキー場などに、年間500万人を超える観光客が国内外から訪れているんだそうですよ~
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は旭川市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
江丹別若者の郷グリーンパークキャンプ場までのルート
キャンプ場は、旭川市の北西部に位置する、江丹別地域の森の中にあります。
周囲には田園風景が広がり、また、旭川市営牧場が隣接しているため、野鳥や牛の鳴き声の聞こえてきて、北海道らしい牧歌的な雰囲気に包まれています。
旭川市内からは車で約30分、東に隣接する鷹栖町からだと20分くらい。
北にある幌加内町からは30分、北東側の和寒町からは40分程度です。
交通量の少ない道道を通ってそれぞれの市や町に行けますから、地図で見るより近く感じますよ。
ただ、江丹別地区にはコンビニや入浴施設などがありませんので、事前準備はお忘れなく。
地理に不慣れな旅行者は、夜間の移動はなるべく避けたほうがいいですからね~
キャンプ場がある場所は、道道72号線から西に1.5kmほど進んだ市営農場の隣りの市道沿い。
若者の郷は、キャンプ場だけでなく、宿泊研修や集いの場として利用される「若者センター」や市民農園、展望台など各種施設が混在しています。
ナビゲーションシステムで検索するときは、単に「若者の郷」だけにすると、ぜんぜん違う場所に案内されることがあるため、しっかり「グリーンパークキャンプ場」まで入力しましょう。
市営牧場の交差点には、「グリーンセンター ロッジ」と書かれた案内板が立っています。
ここをグリーンセンター方面へ曲がってください。
交差点を曲がり、50mくらい進むとキャンプ場の受付であるグリーンセンターがあります。
キャンプ場自体は、高台の上にあるため、道路からは見えませんから、行き過ぎないように注意してください。
グリーンセンターの手前が駐車場です。
これが駐車場。
全面アスファルト舗装されており、普通車だと、20台くらいが駐車可能。
白線による区画もないため、キャンピングカーなどの大きな車でも駐車しやすいですね。
平坦な地面ですから、荷物満載のバイクも安心して止められます。
江丹別若者の郷グリーンパークキャンプ場を紹介するよ

出典:若者の郷 公式サイト
若者の郷の全体図です。
市の担当者の方が書いたのでしょうか。
めちゃ上手で味のあるイラストですね~
若者の郷は、山村地域における若者の定住を促進することを目的として、昭和58年に建設工事が始まり、昭和61年に若者センター、地場産品試作センター、スポーツ広場、グリーンパークが開設。
その後、市民農園やロッジの建設工事が行われ、平成6年に全面開設となりました。
さらに、平成16年には、若者センターと江丹別市民交流センターの間に、水車と東屋が配置された江丹別中央農村公園ができたんだそうです。
では、主な施設を簡単に説明しますね。
若者センターは、若者の郷全体の総合管理棟であり、宿泊も可能な施設です。
研修やそば打ち体験ができたりもします。
若者センターの隣りにあるのは、地場産品試作センター。
農産加工室と畜産加工室からなり、地元で生産される新鮮な農産物や畜産物を利用して,加工試作できる機械や器具が備えられています。
市民農園というのは、野菜の栽培を通じて自然にふれあうなど、余暇活動の充実を図るとともに、農業や農村について広く知っていただくことを目的とした農園です。
総面積は8235平方メートル。大区画(100平方メートル)10か所、小区画(30平方メートル)が55か所あります。
例年5月15日から10月31日まで貸し出され、料金は1シーズンにつき大区画が1区画1万5000円、小区画が1区画4500円です。
市民農園の向かい側の小高い丘にあるロッジは、正式には、農村体験実習館と言います。
もともと市営農場などの体験学習に訪れた方の宿泊場所のために建てられたものなんですが、これを体験学習生が使用していないときは、一般の方にも貸し出しているってわけ
そのため、一般的なキャンプ場にあるバンガローやロッジとは建てられた目的が違うんで、屋内は風呂やトイレはもちろん、家具類や食器まで揃っているんですよ~
ロッジを借りることのできる期間は、例年4月1日から11月30日まで。
利用日の3か月前の月の1日から1週間前までに、若者の郷の総合管理棟である若者センター(0166-73-2409)に予約をしてください。
受付時間は、毎日8時45分から17時45分まで。(12月30日から翌年の1月4日のみ休館)

出典:若者の郷 公式サイト
建物の位置関係と部屋数等については、下記の通り。
建物名 | 位置 | 部屋数(面積) | 収容人員 |
---|---|---|---|
菠薐草(ほうれんそう)館 | 上段の左側 | 3LDK+バルコニー(63.18㎡) | 12人 |
唐辛子(とうがらし)館 | 上段の右側 | いずれも1LDK(40.50㎡) | 各5人 |
馬鈴薯(じゃがいも)館 | 下段の右側 | ||
玉蜀黍(とうもろこし)館 | 下段の左側 |
ロッジのチェックインは16時からで、チェックアウトが翌日の10時まで。
料金は、菠薐草(ほうれんそう)館が1棟一泊6440円、ほかの3棟が4130円。
その日の16時までチェックアウト時間を延長できて、延長料金は菠薐草(ほうれんそう)館が1時間につき350円、ほかの3棟は1時間につき220円です。
ぶっちゃけ、一人頭にすると1000円もかからないので、安すぎと言っていいくらいの値段設定です。
ここは、浴室にトイレ、台所だけでなく、調理器具(電子レンジ、電気クッキングヒーター、鍋、包丁)に食器類もあるし、テレビや冷蔵庫、扇風機も完備です。
設備が電気なしのバンガローでも、同じくらいの料金がかかるキャンプ場もありますからね~
週末は、めっちゃ混み合うのもわかりますよ。
なお、寝具類を使用する場合,1組につき別途1200円かかりますので、寝袋や布団類を持参するのもありですね。
また、11月と4月は、施設使用料のほかに暖房費として使用料の5割相当額(菠薐草(ほうれんそう)館3220円。ほか3棟2060円)が加算されます。
詳しくは、若者の郷の公式サイトなどで確認してください。
グリーンセンター(受付)について
キャンプ場の管理棟であるグリーンセンターは、駐車場の東側の道路沿いに建っています。
1階部分が倉庫で、受付スペースは階段を上った2階部分にあります。
木造ログハウス風の建物ですが、雪の降る地域だからか、倉庫の部分はコンクリート造りなんですね~
開館時間は、キャンプ場の開場期間である例年5月1日から10月末までの間は、8時45分から17時15分まで。
日中は職員の方が常駐していますので、キャンプを始めたばかりの方で安心です。(ロッジの利用があるときは夜間も常駐)
テントサイトの利用は無料ですが、利用者の把握はキャンプ場の維持管理に必要な予算に関係してきますから、必ず受付をしてくださいね。
もし、時間内に開館到着内に到着できなさそうなときは、前もって連絡をお願いします。
テントサイトについて

出典:若者の郷 公式サイト
これがキャンプ場周辺の全体図。
管理棟であるグリーンセンターの北側がテントサイト。
グリーンセンターから東に約100m行った道路沿いにロッジが建っています。
テントサイトは、道路より小高い丘の上にあって、車両の乗り入れはダメ。
ただし、荷物を運ぶ時は、グリーンセンターと駐車場の間の道路を使って直近まで行けるため、たくさんの荷物のある方でもまったく苦労はしません。
道幅が狭く、大きめの車両はテントサイト前での転回が厳しいんで、運転には注意してくださいね。
道路を上りきると、正面がキャンプ場です。
ここから先は、車両進入禁止。
テントサイトの入口に炊事場があって、その隣りにかまど棟。
テントサイトの西の端に東屋が置かれていて、東側の林の奥にトイレがあります。
この東屋、またあとで紹介しますが、かなり立派なんですよね~
テントサイトは、大きく分けて2か所。
トイレ周辺の丘を切り開いて作った林間サイトと、炊事場周辺の芝生広場です。
まずは、利用する方が多い芝生広場のテントサイトから紹介しますね。
これが芝生広場のテントサイト。
丘陵地の中にある森を切り開いて作った台地で、周囲を樹林帯に囲まれています。
入口に炊事場などの設備があり、中央にはあるのはファイヤーサークル。
ファイヤーサークルの周囲は、石畳が敷かれています。
このキャンプ場で焚火ができるのは、この石畳の中だけです。
焚火を楽しみたい方は、この周辺にテントを張りましょう。
それにしても管理人さんが作ったのでしょうか。
木や枝が積まれ、いつでもキャンプファイヤーができるようになっているんですね(笑)
芝生広場内には木々が生えておらず、手入れの行き届いたキレイな芝が一面に広がっています。
敷地面積はそれほど大きくはなく、一般的な2~3人用のテントで30張りくらいでいっぱいいっぱいな感じ。
でも、テント設営の邪魔になるようなものは一切なし!
ファミリー用の大型テントやタープだって、余裕で張れちゃいます。
地面はほぼ平坦で、快適なキャンプができますよ~
北側の端は斜面になっているため、近づきすぎると危険です。
崖というほど急ではありませんが、気をつけてください。
夜は足元が見えづらいですからね。
木の間から周囲に広がる山々が見えて、見晴らしもなかなかいいですよ。
芝生広場のテントサイト内には、木が1本もありません。
天気の良い日は、1日を通して日が差しています。
夏場は、直射日光を遮るタープなどを準備したほうが快適に過ごせますよ。
東の端は土手があり、木々が生い茂る林間サイトへと続いています。
この辺りは、適度に木陰があって、涼しげな雰囲気でした。
四方向に樹林帯があるし、東と南は土手になっているおかげで、強風や大雨の影響を受けにくいキャンプ場だと思います。
サイトの水はけは悪くなさそうでしたが、土手の近くは雨水が流れ込んでくるかもしれません。
また、日陰になっている部分も多いことから、濡れた地面が乾きにくいことも。
天候に応じて、テントを張る場所を決めてくださいね。
地面はこんな感じ。
山土の上に芝が植えられていて、めっちゃキレイに刈り込まれています。
地面の固さもちょうどよく、ペグの刺さりもバッチリ。
ほんと、隅々まで管理の行き届いた良いテントサイトですね~
キャンプ場の南側周辺はこんな感じになっています。
木々が生い茂る林間サイトで、自然の地形をそのまま生かしたテントサイトになっています。
ほとんどが傾斜地で、所々にテント床のような台地が点在しています。
大きなファミリー用のテントやタープはちょっと厳しいですね。
ソロキャンパーで、のんびりと過ごしたいなら、こちらの方がおススメ。
ここにテントを張ると、森に包まれているかのような感じで心が安らぎます。
ともかく、雰囲気がいいんですよ。
道路沿いにありますが、交通量がほとんどないため、一日を通して静かですし。
森のざわめきと、鳥の鳴き声が心地よく聞こえてきます。
牧歌的な空間が広がっていて、すっごく心地よいキャンプ場なんですよ~
これは林の中にあった旧トイレ。
おそらく、林間サイトがもともとのテントサイトだったのでしょう。
使い勝手の点から芝生広場を拡張して、メインのテントサイトにしたっぽい。
芝生広場の西の端に「お休処 北斗」と書かれた東屋があります。
一般的な東屋に比べ造りも大きいし、シャッター付きの窓口があったりして、茶屋風の建物のように思えます。
昔は、飲食物の提供などを行っていたのかも。
コンクリートの床で、芝地より一段高くなっていますから、足元に注意してください。
三方を木製の柵で囲まれ、入り口は東側のみ。
中は、木製のベンチシート2脚と丸テーブルが置かれていました。
雨除け、日よけの場所として、休憩したり、食事に使ったりできますよ。
雨の日は、ここでテントをたたんだりできるくらいのスペースがあるんで、使い勝手もバッチリです。
夜間電灯も点灯するし、モトキャンパーがキャンプをするときは、この東屋近くにテントを張ると便利でいいと思いますよ。
東屋の北側は、日本庭園風になっています。
石造りのベンチやテーブルが置かれていますね。
遠くの山々が見渡せるし、イチオシの場所です。
東屋の近くには、記念碑的な鉄柱が建っており、スピーカーが取り付けられていました。
秩父別町のベルパークちっぷべつキャンプ場近くにある記念塔のように、朝晩とかに音が鳴るのかなと思ったけど、そういうことはないみたい。
ゆっくり朝寝坊ができますよ(笑)
テントサイト内に区割りや境界はありません。
どの場所でもテントでもタープでも自由に張ることができます。
ただ、敷地はあまり広くなく、入り口に炊事場とトイレがあるんで、動線を考えてテントを張りましょう。
利用者のほとんどが、モトキャンパーなどソロや数人のグループでしょう。
めちゃくちゃ混み合うってことは少ないみたいですが、ほかの方の迷惑にならないよう、常識的な範囲でテントを張りましょうね。
また、時期によっては、林間学校で使われることもあります。
一時的ではありますが、たくさんの学生が利用するため、一般のキャンパーは炊事場などの使う際、彼らを優先してあげてくださいね。
キャンプ場内には街灯があり、夜でも真っ暗にはなりません。
ただ、テントサイトの端から端まで明るく照らしてくれるわけではありません。
照明器具は忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKでした。
トイレについて
トイレは、キャンプ場の北側の林の中にあります。
芝生広場と林間サイトの間にあたりですね。
トタン屋根に煙突と明かり取り窓が付いた、牛舎を思わせる北海道らしい外観の建物ですね~
入口は男女別。バリアフリー対応ではありません。
土台の分、入り口が少し高くなっているんで、夜間は足元に気をつけてください。
入口には鏡付きの洗面台が置かれ、すっごく清潔感のあるトイレです。
夜間照明も付いていて、夜間でも安心して使えます。
木製の網戸付きの扉が付いています。
自然あふれる森の中にあるキャンプ場ですから、虫がたくさん生息しています。
開けっ放しにしないで、きちんと締めましょうね。
男性用トイレはこんな感じ。
壁には白の大判タイル、床には茶系のタイルが貼られていています。
建物は少し老朽化していましたが、中はキレイな簡易水洗式のトイレです。
小便器は4つ。いずれも掃除が行き届いていますね~
大便用は、和式便座と洋式便座が1つずつ。
個室は少し狭く、旧式の便座ですが、めちゃキレイに磨かれてて、清潔そのもの。
大便用は、タンクレスの一般的な洋式便座が1つ。
ちょっと老朽化していますが、こちらも掃除が行き届いていて、めっちゃキレイ!
予備のトイレットペーパーも備え付けてありました。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座が用意してあるのは子供でも使いやすくていいですね。
炊事場について
炊事場は、キャンプ場の入り口にあります。
赤い三角形のとんがり屋根の鉄筋柱の建物で、床はコンクリートです。
直接芝地などに建てられた炊事場だと、雨風の強い日は屋根があっても足元が濡れちゃうんですよね。
床の部分があると、すっごく助かりますね~
傾斜のある屋根と壁が一体になった造りで、屋根の下には洗い場と「かまど」があります。
キラキラ光って見えるのは、鳥よけの防鳥テープ。
たくさんの野鳥が生息する地域ですし、屋根が巣を作るのにピッタリなんでしょう。
わりと高い位置に張ってあるんで、炊事場を使うのには邪魔にはなりません。
洗い場は、ステンレス製のシンク4つを中央に寄せて配置。
シンク1つに長パイプの自在水栓が3つ、合計12か所の蛇口がついています。
林間学校などの行事にも使えるようにでしょうか。
けっこうな大きさの炊事場ですよね~
屋根が壁の役割もしてくれてるんで、雨風の強い日でも濡れずに使えます。
水は、そのまま飲用可能。夜間電灯もあり。
洗い場と「かまど」の間には、大きなステンレス製の調理台が2台あります。
家族連れの方やグループでの調理もラクラク。
地域行事や学校行事の野外炊飯向きの炊事場ですね~
炊事場の端にある「かまど」です。
コンクリート製のU字溝を利用したもので、火床とグリルが設置されています。
しっかりとした造りで、炭でも薪でも使いやすそう。
頑丈な鉄製のグリルだし、大鍋を使った料理でも安心ですね。
通常時は、それほど使う方もいないのでしょう。
反対側は火床とグリルが外してあり、キレイに掃除されてました。
最近はこの手の「かまど」を使う方が減ってきてますよね。
とくにファミリーキャンプの方は、個人でバーベキューコンロなどを用意する方がほとんどだと思うので、なくても問題はないはず。
でも、こうした昔ながらの雰囲気のあるキャンプ場は、いつまでも残してほしいって思うんですよね~
こちらは、炊事場の隣りに建っている「かまど棟」。
バーベキューハウスと呼んでいいかもしれません。
炊事場とは異なり、天井が高く、開放感のある建物です。
一度に30人くらいが使えるほどの大きさで、立派ですね~
砂利敷きの地面の上に、コンクリート製の細長いU字溝が「かまど」として置かれています。
その周りには同じくU字溝の上に木の板を置いたベンチシートを配置。
炊事棟にある「かまど」と違って、こちらには鉄製のグリルがありません。
代わりに火床の上に炭を乗せられるような作りになっています。
U字溝の幅が狭いので、一般的な焼き網を持参すれば、手軽にバーベキューを楽しめるんじゃないでしょうか。
個人が調理に使うというより、やはり林間学校などの大人数での行事に使う感じですね。
利用上の注意事項について
このキャンプ場の利用上の注意事項って、公式サイトとかに書いてないんですよね。
なので、一般的な公園とか無料キャンプ場のルールやマナーを書いておきますね。
利用前にグリーンセンターで受付をすること。(ロッジのみ若者センターで要予約)
駐車場以外の場所での駐車禁止。(荷物搬送時の通路乗り入れはOK)
大声を出したり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
焚火は禁止されてませんが、ファイヤーサークル内に限られます。
できれば、焚火台などを使用しましょう。
最近は、コンロなど火気類は、芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから、気をつけてくださいね。
焚火シートなどを使い、芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。
夜間は管理人さんがいませんし、ここは森の中のキャンプ場。
火事になったら、そう簡単に消火できません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
とくに、このキャンプ場付近は、ヒグマの生息地になっていますので、しっかりルールとマナーを守りましょうね~
温泉施設の紹介
残念ながら、江丹別地区には温泉や入浴施設がないんですよ。
入浴するには、旭川市内か、隣接する鷹栖町内まで行かなければなりません。
一番近いのが、鷹栖町の公共の日帰り入浴施設「サンホールはぴねす」で、キャンプ場から車で20分くらい。
次が、旭川市の北にある、銭湯の「フタバ湯」とスーパー銭湯の「高砂温泉(たかさご おんせん)」で、どちらも約30分。
それぞれの入浴施設の紹介については、サンホールはぴねすは、パレットヒルズキャンプ場の記事。
フタバ湯は、春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場。
高砂温泉は、カムイの杜公園キャンプ場の記事の末尾に書いてあるので、興味のある方は、そちらを読んでくださいね~
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利根別自然公園キャンプ場のデータ
名前 | 若者の郷グリーンパークキャンプ場 |
かな | わかもののさと ぐりーんぱーく きゃんぷじょう |
住所 | 北海道旭川市江丹別町中央 |
連絡先 | 若者センター(電話番号:0166-73-2409)、旭川市農政部農政課 (電話番号:0166-25-7417) |
管理者 | 旭川市、指定管理者:江丹別産業開発株式会社 |
営業期間 | 例年5月1日から10月31日まで |
料金 | 無料(現地グリーンセンターで受付、ロッジ利用のみ要予約) |
ジャンル | 芝のフリーサイト(車両の乗り入れ不可) |
施設 | 管理棟(グリーンセンター)、テントサイト、炊事場、かまど棟、トイレ、東屋、駐車場、ロッジ |
備考 | ゴミ持ち帰り、焚火は指定場所に限る |