【更新情報】2022年7月
今回紹介するグリーンスポーツキャンプ場は、北海道士別市(しべつし)にある無料キャンプ場です。
管理は士別市で、開場期間は、例年5月から10月まで。
利用にあたっては、予約や受付の必要はなく、だれでも自由に利用OK。
終日解放されているので、めっちゃ自由度が高くて、道内を旅している方にも利用しやすいと思います。
このキャンプ場のおススメポイントは、神秘的な空気を放つ緑豊かな森の中で、北海道の大自然をたっぷり満喫できるってところ。
林間サイトや森の中のキャンプ場って聞くと、人里離れた山奥で、行くのも大変、不便極まりないってイメージがあるかもしれません。
でも、このキャンプ場は、士別市の中心から車でわずか5分程度。
市内には、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、ホームセンターなどの商業施設はもちろん、入浴施設も数多くあります。
国道や高速道路、主要道道が通っているので、交通アクセスもバッチリ。
旭川市からは車で1時間、札幌市からでも高速道路を使えば2時間30分ほどで来れちゃいます。
交通の便はいいのにキャンプ場はびっくりするほど木々が生い茂る森の中。
都会の喧騒から離れ、北海道の大自然を心行くまで満喫するには最高のキャンプ場だと思いますよ。
欠点は、キャンプ場周囲の道路が未舗装の砂利敷きな点と、傾斜地が大部分で平坦な場所が少ないこと。
あとは、炊事場やトイレが最低限の設備しかなく、一部老朽化が進んでいることです。
野生動物や虫も多く生息している場所なので、家族連れやキャンプをはじめたばかりの方には敷居が高いかもしれません。
ひっそりと孤独を楽しみたい方向けのキャンプ場ですね~
士別市の紹介
士別市は、上川総合振興局に属する市で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
明治32年(1899年)に最北、最後の屯田兵の入植によって開拓がはじまった地で、昭和29年(1954年)に当時の士別町、上士別村、多寄村、温根別村の1町3村が合併して、道内20番目の市として誕生。
さらに平成17年には旧朝日町が士別市と合併、新制士別市としての行政運営がはじまりました。

出典:士別観光協会
市名の由来は、アイヌ語の「シペッ(大いなる川)」が転訛したもの。
士別地域を流れる、北海道では石狩川(いしかりがわ)に続き2番目に長い天塩川(てしおがわ)を表しています。
当初は志別と書いたそうですが、屯田兵に因んで「武士」の「士」に替えたんだって。
ちなみに、「しべつ」と読む自治体は、北海道にはもう一つあって、根室振興局に属する道東のまち、標津町(しべつちょう)がそうです。
こちらもアイヌ語の「シペッ(大いなる川)」が元になっていて、標津川(しべつがわ)からきているんですよ。

出典:士別観光協会
気候は、旭川市や鷹栖町、剣淵町などの内陸他都市と同じく、四季の変化がはっきりとした内陸性気候で、夏と冬の温度差が非常に激しい。
夏は最高気温が30度以上になる真夏日が連日続くこともありますし、冬はマイナス20度を下回ることも珍しくありません。
雪は11月中旬ころから降り始め、平地でも1m、山間部では2mを超えるなど、積雪寒冷な豪雪地帯です。
気温の日較差や年較差が大きい地域は、自動車関連のテストコースには最適なんですよね。
近隣の自治体で言うと、パレットヒルズキャンプ場のある鷹栖町にはホンダのテストコース、絵本の里家族旅行村のある剣淵町にはマツダのテストコースが作られました。
そしてここ、士別市には世界的な輸送機器メーカー「トヨタ」、「ダイハツ」、「ヤマハ」、さらには世界最大のタイヤ製造メーカーの「ブリヂストン」のテストコースがあるんですよ~
各メーカーが、さまざまな気候条件や高速域での性能試験を実施するために、欠かすことのできない試験場のある町なのです。

出典:士別観光協会
士別市は、北海道北部の中央に位置し、道立自然公園「天塩岳」をはじめとする山々や天塩川の源流域を有する水と緑豊かな田園都市です、
市域の約75%は山林であり、豊かな自然を生かして農林業を基幹産業として発展してきました。
もともと北海道は綿羊が盛んな地域ですが、士別市では地域資源として「羊」に注目。
黒い顔が特徴の「サフォーク種」の生育に力を入れ、「士別サフォーク」をアピールしています。
サフォーク種とのかかわりは、1967年にオーストラリアから100頭を輸入したことがきっかけ。
その後、開基80周年のまちづくり事業として地域活性化に向けて取り組みを行い、特産品として販売する会社が設立されました。
士別サフォークは、その臭みの無さと味わい深い上質なおいしさが特徴で、主に全国の高級レストランに出荷されているそう。
市内のレストランでは、その希少な「士別サフォークラム」を使ったオリジナル料理を期間限定で堪能することができるんだって。
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は士別市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
グリーンスポーツキャンプ場までのルート
グリーンスポーツキャンプ場は、士別市の中心から西に車で約5分。
市の西郊外の森林地帯の一角にあります。
付近を流れる剣淵川は、比布町と和寒町の境にある塩狩峠から発するサクルクシュケネブチ川を源流とし、周辺の沢山の川と合流して剣淵川となり、士別市で天塩川へと流れ出ます。
剣淵川の名前の由来は、諸説ありますが、アイヌ語で「ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属の落葉高木)のその川口」を意味する「ケネプチ」から転訛した説が一般的なようです。
士別市内には、JR宗谷本線や北海道縦貫自動車道をはじめ、国道や主要道道が通るなど、交通網がとっても良好なため、旭川市からだと車で1時間程度。
北海道の中心都市である札幌市からでも高速道路を使えば、車で約2時間30分程度で来ることができます。
また、市内には、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、ホームセンターなどの商業施設がそろってます。
そして、日帰り入浴のできる宿泊施設「士別Inn翠月」がキャンプ場のすぐ近くにあります。
市郊外の森林地帯のど真ん中にあるキャンプ場なんですけど、交通アクセスと利便性は悪くないんですよ~
はじめて行くときに気をつけてほしいのは、一般的な公園型キャンプ場や複合型施設のように、はっきりした目印がない点。
キャンプ場は、グリーンスポーツ施設内にあります。
ナビゲーションシステムで検索する場合は、「グリーンスポーツ」と入力して、施設の管理棟を目指すと間違いないでしょう。
士別市内から市道を通って2kmほど西へ進むと剣淵川に架かる不動大橋があります。
その橋を渡って、さらに進むと左手に見える建物が、宿泊施設の「士別Inn翠月」です。
手前には案内板が出ているし、ここまでは迷わないで来れるはず。
「士別Inn翠月」から500mくらい道なりに進むと、十字路交差点に差し掛かります。
ここにもグリーンスポーツの案内板が出ているのですが、小さいですし、北海道の道路は走りやすいため、うっかり行き過ぎないようにしてくださいね。
この交差点を曲がると、鉄筋コンクリート造りの白い建物がある場所に出ます。
これが、グリーンスポーツ施設の管理棟。
ただし、現在は管理人さんは常駐しておらず、基本無人です。
カギがかかっていて、中には入れません。
これが、管理棟の南西側にある駐車場。
全面アスファルト舗装してあり、平坦で荷物満載の大型バイクでも止めやすい。
白線で区画割りされており、普通車だと約30台が駐車可能。
1台当たりのスペースは広めに作ってあるため、キャンピングカーなどの大きめの車でも大丈夫です。
キャンプ場は、ここから250mほど砂利敷き未舗装の道路を東に進んだ場所にあります。
そこにも未舗装ですけど車を駐車できるスペースがあるんで、必ずしもここに駐車しなくてもOK。
車中泊を禁じていませんから、車の中で寝る人は、平坦なこちらの方が快適かも。
グリーンスポーツ施設内を散策したり、ランニングする方が主に利用利用しているようですね。
グリーンスポーツキャンプ場を紹介するよ
キャンプ場は、市街地からそう遠くはないんですけど、周囲は森林地帯。
雄大な自然が広がっています。
都市中心部にある公園型のキャンプ場や設備の整った高規格キャンプ場とは真逆の環境。
便利で快適なキャンプ場が増え、キャンプ人気に一役買っている今、昔ながらの雰囲気を残す貴重な場所と言ってもいいでしょう。
神秘的な空気を放つ緑豊かな森の中で、北海道の大自然をたっぷり満喫したい方、ブッシュクラフトっぽいキャンプを手軽に楽しみたい方には、ピッタリのキャンプ場ですよ~
これが、グリーンスポーツキャンプ場周辺地図。
この周辺一帯は、士別自然公園と呼ばれることもあり、士別自然公園キャンプ場と言うことも。
「自然公園」の名が付いていますが、自然公園法に基づく自然公園ではないですから、あくまで通称名ですね。
正式にはここはグリーンスポーツと言い、キャンプ場を周回するランニングコースとなっています。
じつは、士別市は「羊のまち」としてだけでなく、「スポーツ合宿の里」としても有名。
1977年の順天堂大学陸上部の合宿をきっかけとして、スポーツ合宿の招致に力を入れてきた結果、年間約17000人を超えるアスリートが合宿のために訪れるまでになりました。
日本陸上競技連盟の合宿地にも指定されていて、女子マラソンのオリンピック代表であった有森裕子さん、高橋尚子さん、野口みずきさんなども士別で厳しい練習を行ったんだそうですよ。
そのグリーンスポーツ施設内にあるキャンプですが、現在は炊事場やトイレが最低限の設備しかなく、一部老朽化が進んでいるうえ、野生動物や虫も多く生息している場所なので、ファミリーキャンプには少々敷居が高いようです。
同じ士別市内にある「つくも水郷公園キャンプ場」に比べると、キャンプシーズン中でも利用客は少なさそう。
以前は、ここでキャンプをするには「グリーンスポーツ利用申請書」を記載する必要があったのですが、現在は管理棟とロッジは無人で、申請書の提出も市の担当部署への連絡も必要ありません。
市役所の担当者に確認したところ、「一般的なルールとマナーを守って自由に利用してください」とのことでした。
焚火に関しても、いわゆる焚火台を使用しての範疇であればOKです。
キャンプ場へは、管理棟の東側から続く砂利敷き未舗装の道を約250m東進します。
道幅は、普通車ならまったく問題なし。
キャンピングカーなどの大きめの車でも通行可能です。
地面は固く締まっていますが、小石がかなりあるため、荷物満載の大型バイクは転倒に注意してください。
森の中にとんがり屋根の「しらかばロッジ」が姿を現します。
この周辺がキャンプ場となっていて、基本的に芝地の部分であればどの場所でもテント設営OKです。
ロッジは無人で正面は施錠されており、中には入れません。
現在は南側(正面向かって右側)の出入口のみ開放されていて、中のトイレが自由に使えるようになっています。
また、南側の裸地の部分が駐車スペースのようで、普通車だと4、5台は止められそうな広さ。
ただし、ここは砂利も敷いていない地面ですから、バイクを止めるときはサイドスタンドプレートなどを使うと安心です。
テントサイトについて
ロッジ周辺を上から見るとこんな感じ。
白樺林に囲まれています。
テントサイトを示す境界などは一切なく、道路や公共の施設を占有しなければ、基本的にはどこにテントを張ってもOKです。
利便性の高さなら、ロッジ正面にある炊事場周辺ですね。
水もあり、街灯もあり、トイレのあるロッジにも近い。
木が伐採してあって、テントが張りやすいようスペースが確保されています。
でも、ちょっと離れると、ご覧のような斜面になっちゃいます。
このキャンプ場のほとんどの地形は傾斜地で、平坦な場所はごくわずかな場所のみ。
たくさんの木が生えているし、草刈りもしていません。
自然の地形そのままなんで、ファミリー用の大型テントやタープを張れる場所は少ないですね~
炊事場からちょっと南に行ったファイヤーサークル周辺も開けています。
テントサイトは木立の中にあり、真夏であっても直射日光を遮ってくれる反面、雨上がりなどはぬかるむ場所も多そう。
テント設営の場所選びが腕の見せ所ですね(笑)
これがファイヤーサークル。昔は営火場なんて呼んでました。
ここでキャンプファイヤーをするには、管轄の消防事務組合への届け出が必要です。
一般的なキャンパーが利用することはないでしょう。
ファイヤーサークルから遊歩道付近の様子。
森林キャンプ場や林間サイトという表現がぴったりですね~
こんなにも緑に囲まれた空間でキャンプできるなんて最高でしょ。
野鳥の鳴き声が聞こえてきて、のどかな雰囲気です。
キャンプ場の東側は、剣淵川を挟んで住宅地となっています。
西側は、ヤマハ発動機士別テストセンター。
周辺を市道が通っていますが、そもそも交通量が多くないんで、騒音はまったく聞こえません。
一日を通してめっちゃ静かです。
都会の喧騒から離れ、北海道の大自然を心行くまで満喫するには最高の場所だと思いますよ。
周囲は、まさに手つかずの森です。
動物除けの柵もないんで、エゾシカなど野生動物が普通にその辺を散歩してます(笑)
テントサイトは、区画なしのフリーサイト。
全面が草で覆われていて、下は山土ですね。
ロッジから東に50mほど行った場所が、かなり開けていました。
大きめのテントやタープも問題なく張れますね。
まあ、ここも斜めって増すけど(笑)
ロッジから道路を100mほど東に進むと、駐車スペースが設けられていました。
この周辺にテントを設営すれば、実質オートサイトと同じ。
車中泊をする場所としても向いていますね~
道路わきが窪んでいるところもあるので、とくに夜間に通行するときは、気をつけてください。
グリーンスポーツキャンプ場は、テントサイト内に区割りや境界はありません。
どの場所でも自由にテントやタープを張ってもOK。
混み合うこともほとんどないので、窮屈な思いをすることもなく、のびのびとキャンプを楽しむことができるはず。
地形は、自然をそのまま生かした状態なので、うねりや斜面になっている場所ばかりです。
日当たりのいい場所もありますが、基本的には木立の中。
うっそうとした雰囲気のテントサイトだと思ってください。
その代わり、木々が生い茂っているため、雨風や直射日光が遮られるところはすっごくいいですね。
平坦でテントを張りやすい場所は限られているんで、ほかのキャンパーがいるときは、動線を考えてテントを張りましょう。
このキャンプ場は、知る人ぞ知る穴場的なキャンプ場と言ってもいい場所。
めちゃくちゃ混み合うってことは少ないと思います。
ベテランキャンパーとか、ソロのモトキャンパーが主に利用してる感じ。
サイト内には街灯がないので、夜は真っ暗になると思ってください。
照明器具は絶対に忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、ちゃんと入りました。
トイレについて
トイレは、ロッジの中にあります。
正面入口は施錠がしてありますが、南側(正面向かって右側)のドアは、常時開放されており、出入りは自由。
高床式の建物で、入口には階段が取り付けられていますので、夜間は足元に注意。
自然あふれるキャンプ場の様子や半分閉鎖されたような老朽化したロッジから、中のトイレも古くて汚そうな印象を持っちゃいますよね~
ところがどっこい!
中をご覧ください、めっちゃキレイ!
木の壁材を使ったステキな内装になっています。
トイレの入口は男女別。
廊下に電灯も付いていて、夜間の利用も安心です。
男性用はこんな感じ。
「トイレは古くて汚いんじゃ」って思った方も多いでしょ?
いい意味で裏切られましたね(笑)
入口に洗面台があって、水洗式小便器が2つ。
壁と床はタイル張り。
掃除が行き届いていて、めっちゃ清潔です。
大便用は、一般的な水洗洋式が1つ。
最近は、自宅のトイレはほぼ洋式でしょうから、洋式便座なのはうれしいですね。
トイレットペーパーも定期的に補充されているようで、しっかり予備も置いてある。
キレイさはこちらも言うことなし。
公共のトイレやキャンプ場の管理をするって結構大変なんですよね。
こんなにキレイに維持してもらって、ほんとありがたいですよね~
「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
洗面台は鏡付きだし、ハンドソープまで備え付けてあります。
もちろん、夜間照明もあって、24時間利用可能。
このキャンプ場は森の中にあるため、虫がたくさんいます。
建物とトイレ出入口ドアは必ず閉めましょう。
また日中は、電灯をつけっぱなしにしないよう、利用後はOFFにしてくださいね~
炊事場について
炊事場は、ロッジの道路向かい側のサイト内にあります。
屋根なしの露天で、近くに街灯があるのみ。
雨の日は当然濡れますし、足元もぬかるむでしょう。
悪天候のときは、ちょっと使いづらいですね~
水を汲むだけでしたら、トイレの洗面台を利用したほうがいいかもしれません。
洗い場はコンクリート製、横長で浅底のシンクに蛇口が5つ。
長パイプの自在水栓が付いています。
公園とかによくある吐水口が回転するタイプではないのでで、コップとかの容器がないと水が飲みづらいですね。
調理台はなく、シンクの天板と縁にちょっとした食器などが置ける程度です。
水は、そのまま飲用水として利用可能。
洗い場の裏面に「かまど」が設置してあります。
コンクリート製のかまどが12基連なっている様子は、ほかじゃなかなか見られないかも。
ほんと、昔ながらの雰囲気を残すキャンプ場ですよね~
かまどは、ちゃんと鉄製のグリルと火床が備えてあって、調理に使いやすような造りになっています。
ただ、ボクが見た感じ、ぜんぜん使われていなさそうでした。
炊事場自体が、露天で調理には向かず、洗い物や水を汲むだけの場所って感じだし。
最近はキャンプ場の中にある炊事場で調理をしたり、かまどを使う方がかなり少なくなってきてますからね。
個人でバーベキューコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、あえて使わなくてもいいのでしょう。
利用上の注意事項について
キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
以前は、キャンプをするには「グリーンスポーツ利用申請書」を記載する必要があったのですが、現在は管理棟とロッジは無人で、申請書の提出も市の担当部署への連絡も必要ありません。
市役所の担当者に確認したところ、「一般的なルールとマナーを守って自由に利用してください」とのことでした。
よって、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
また、ファイヤーサークルでキャンプファイヤーをするには、管轄の消防事務組合への届け出が必要です。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
ペットと一緒にキャンプをしたい方には残念ですが、ペットの連れ込みは禁止になっています。
ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはサイトごとに分けている所が増えてきてますね。
このキャンプ場は、不特定多数の方が利用するスポーツ施設内にあるんで、ペットの連れ込みは全面禁止になってるんでしょうね。
ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
利用に関する詳細は、士別市役所 経済部 商工労働観光課 観光係まで問い合わせてください。
入浴施設の紹介
士別市内には、日帰り入浴のできる施設や温泉旅館が数多くあります。
今回紹介したグリーンスポーツキャンプ場の目玉ひとつは、日帰り入浴のできる宿泊施設「士別Inn翠月」がすぐ近くにあること。
ロッジ周辺からなら約800m。キャンプ場から歩いて行っても10分程度です。
翠月は、平成9年にオープンしたスポーツ合宿センター機能を備えた多機能ホテル。

出典:士別Inn翠月 公式サイト
館内には、一般的な客室のほか、障がい者対応ルーム、トレーニング室を完備しています。
ここは第三セクターが運営する、いわゆる公共の宿泊施設で、全国からマラソンランナーなどが合宿に訪れるようです。
さすがは、「合宿の里」士別市ですね~

出典:士別Inn翠月 公式サイト
館内は、設備が整っていて、手すりを設けるなど、小さなお子さんからお年寄りまで利用しやすい環境です。
浴槽は大きな内風呂とサウナのみと、とってもシンプル。
露天風呂はありません。
シャンプー、ボディソープは備え付けてありますから、利用の際は、タオルだけ持参してください。
ここのお風呂は、トロンの湯。薬事法に基づく、いわゆる人工温泉です。
トロン浴素という、厚生労働省の指定工場でつくられた「天然鉱石」が砂状になった素を使用しており、「かけ流しの天然温泉」に極めて近いお風呂が楽しめます。
遠赤外線効果によりカラダの芯まで温まり、冷え性、疲労回復、腰痛などに効果があるとされているんだそう。

出典:士別Inn翠月 公式サイト
営業時間は、平日は10時から夜の21時までまで。
年中無休の営業です。
午前中から夜までやってる日帰り入浴OKの入浴施設って、めっちゃありがたいですよね~
館内には、座敷の無料休憩所があって、お風呂であたたまった後は、リラックスしながらのんびりできちゃう。
トレーニングルームは、宿泊客以外でも利用できるので、筋トレしてからお風呂に入るなんてこともOK。
温泉以外にもゆっくりと時間を過ごすことができます。

出典:士別Inn翠月 公式サイト
日帰り入浴の料金は、一律540円。
めっちゃキレイなお風呂に、充実した設備で、このお値段はリーズナブル。
驚きのサービスは、じつはここから。
毎月第1土曜日、10日、26日は、入浴料金が300円!
13日は父さんの日として男性のみ300円で、18日はよくわかんないけど母さんの日ということで女性が300円。
22日は夫婦の日にちなんで、2名で500円になっちゃいます。
こんなにイベントの多い入浴施設も珍しいっしょ(笑)

出典:士別Inn翠月 公式サイト
館内のレストランのみの利用もOK。
和洋定番メニューから士別ならではのオリジナル料理、「ラムとろ丼」や「ラム焼き定食」など豊富なメニューが用意されてます。
とくに6月中旬から9月十順までの期間限定とはなりますが、士別産のラム肉を使った「ラムとろ丼」と「ラム焼き定食」は、ぜひ食べてほしいですね~
臭みの無さと味わい深い上質なおいしさが特徴の「士別サフォークラム」は、ほかではなかなか目にすることができませんよ。
なお、詳細は、士別Inn翠月の公式サイトをご確認ください。
グリーンスポーツキャンプ場のデータ
名前 | グリーンスポーツキャンプ場 |
かな | ぐりーんすぽーつきゃんぷじょう |
住所 | 北海道士別市西士別町2269番地 |
連絡先 | 士別市役所 経済部 商工労働観光課 観光係(電話番号:0165-26-9707) |
管理者 | 士別市 |
営業期間 | 例年5月から10月まで(冬期間閉鎖。雪解け、積雪状況による) |
料金 | 無料(予約・受付必要なし) |
ジャンル | 林間のフリーサイト |
施設 | テントサイト、ロッジ(トイレのみ)、炊事場、駐車場 |
備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止、ペット同伴不可、入浴施設近い |