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【無料キャンプ場】函館港利用者必見!上磯ダム公園【北海道・道南】

【更新情報】2022年7月

今回紹介する上磯ダム公園(かみいそだむこうえん)は、北海道北斗市(ほくとし)にある無料でキャンプができる公園です。

管理は函館市で、開場期間は、例年4月中旬から10月末日まで

開場期間の日中は、管理人さんが常駐しています。

利用にあたっては、予約や現地での申し込みは必要なく、だれでも自由に利用OK

(30名以上の団体利用をする場合のみ、要事前連絡)

なお、開場期間外は、公園内へは入れますが、トイレや炊事場などの設備が使用できません。

 

この公園は、北斗市郊外の上磯ダムのすぐ真横にあります。

平成2年から5年にかけて公園、キャンプ場などが整備され、そのときに桜も植樹されたんだそう。

5月中は桜を楽しめ、8月にはアジサイの花が色鮮やかに咲きます。

北斗市の中心までは、車でわずか10分、函館市内までは車で20分ほど。

コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設が近いんで、利便性はめっちゃいいですよ。

郊外の山の中にあるキャンプ場ってことでポツン感たっぷりのイメージですけど、じっさいは交通アクセスも良くて、利用しやすい。

キャンプ場のテントサイトの芝生は、すっごく手入れが行き届いてる。

トイレもキレイだし、施設全体がしっかり管理されてて気持ちよく利用できます。

控えめに言って最高です!

函館市近郊で無料のキャンプ場を探しているのなら、第1候補にあげますね。

管理人さんも、「函館から本州へのフェリーを使う方が、行きと帰りに使うことが多いみたいですよ」って言ってましたし。



人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。

なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。

この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~

北斗市の紹介

上磯ダム公園のある北斗市は、渡島(おしま)総合振興局に属する市です。

一般的に道南と呼ばれる地方に位置します。

2006年(平成18年)に上磯郡上磯町と亀田郡大野町が新設合併し、渡島管内で33年ぶり、道内35番目の市として誕生しました。

肥沃な大地と温暖な気候に恵まれ、一次産業と商工業のバランスがとれたまちとして発展。

目の前に津軽海峡が広がる北斗市の名産品は、海の幸としてホッキ貝、カキ、のり、わかめなど。

農産物は、米やトマト、長ネギのほか、マルメロという秋が旬のバラ科の果物があります。

マルメロは生食に不向きなんで、ジャムなどにして出荷しているようですね。

これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品になっているんで、「マルメロジャム食ってみてー!」とかって思った方は、北斗市へのふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか(笑)


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上磯ダム公園までのルート

上磯ダム公園までは、北斗市の中心地から車でたったの10分ほど。

北斗市内には、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、温泉施設があります。

利便性は良く、交通アクセスもめっちゃ良好!

フェリー港の函館港からでも、車で約40分です。

道のりはわかりやすく、北斗市内から市道を北に向かってまっすぐ進むだけ。

ナビはしっかり案内してくれますし、はじめて行く方でも道に迷うこともないでしょう。

交通量は少なく、走りやすいですよ。

ダムより先は、雷電山(標高703m)しかありませんので、一日を通して静かな環境で、ゆっくり過ごせること間違いなし!

上磯ダム公園を紹介するよ

上磯ダム公園は、北斗市郊外の山間に位置する上磯ダムのすぐ真横にある無料でキャンプができる公園です。

上磯ダムは、昭和47年に国営かんがい排水事業として着工し、平成3年に完成した農業用水を供給するダムです。

ダムの完成に合わせ、周囲に平成2年から5年にかけて公園、キャンプ場などを整備し、そのときに桜も植樹されました。

桜の種類は、大山桜、染井吉野、関山、南殿、普賢象、ウコン、一葉とあり、桜のシーズンである5月上旬から5月末まで桜を楽しめますよ~

また、8月には色鮮やかに咲くアジサイの花が見ごろを迎えます。

ほかにも、松前藩戸切地(へきりち)陣屋跡桜並木というお花見で有名な場所も近くにあって、観光スポットの1つになっているんですね~

 

戸切地川に沿って通る市道をまっすぐ北に向かって走ると、上磯ダム管理事務所が見えてきます。

 

さらに直進し、天端を渡った先に公園があります。

 

道路は舗装してあり、大型車両でも通行可能です。

ただ、公園の入り口から先は砂利敷きの未舗装路なので、注意してくださいね~

 

駐車場はアスファルト舗装され、一部区割りされています。

ほぼ平坦で、荷物満載の大型バイクでも危なげなく駐車可能です。

 

この駐車場には、普通車だとだいたい40台くらいが駐車できそう。

テントサイトへの車両の乗り入れはできません。

っていうか、斜面を一段下ったところにあるので、物理的に入れませんけど(笑)

もし、ここが満車のときは、南側にも砂利敷きの駐車場がありますよ。

テントサイトについて

小さくてちょっとわかりづらいですが、上磯ダム公園の全体図。

駐車場内に管理棟兼トイレがあって、テントサイトは駐車場から一段下がったダム沿いの場所にあります。

もちろんダムよりもかなり高い位置ですし、距離もあります。

間には柵が設けられているので、無理やり進まない限り、ダムに落ちるようなことはありませんよ~

 

これが駐車場とテントサイトの境界あたり。

ダム方向に向かってなだらかに傾斜しています。

勾配はそれほどきつくないし、階段などもありません。

テントサイトに車を乗り入れることができないので、荷物がたくさんある方は、カートやワゴンを使うといいかも。

 

テントサイトに下りた場所には、木製のベンチとテーブルが置かれてます。

この近くにテントを張れば、食事とかには便利なんですが、このあたりの地面はちょっと傾斜してるんですよね。

 

テントサイトは、全面芝地のフリーサイト。

芝生がめっちゃキレイでしょ。

隅から隅まできっちり手入れされています。

 

ほとんどが平坦な場所なんで、テントは張りやすいと思いますよ。

 

敷地はかなり広く、公式サイト上ではテントが200ほど張れると書いてあります。

テントサイトの周囲だけでなく、サイト内にも適度に木陰もあって、真夏の日差しが強い時期でもめっちゃ過ごしやすそう。

まあ、この日は土砂降りでしたが(笑)

 

地面はこんな感じ。

土は適度な硬さでペグの刺さりもいいですね。

水はけは悪くないんですが、やはり雨量によっては水たまりができる場所もあります。

 

今は使われてなさそうでしたが、ファイヤーサークルもありました。

白樺の木がいい雰囲気をかもし出しています。

 

公園と言うだけあって、遊具も滑り台が1つだけ設置されてましたね~

この辺りは、木陰がめっちゃ多くて涼しげな感じです。

でも、駐車場からはちょっと遠いですね。

 

テントサイトの周囲には街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。

ただ、敷地がめっちゃ広く、端から端まで明るく照らしてくれるわけではありません。

照明器具は忘れないようにしてくださいね~

 

ここはテントサイトの東端。

柵の向こうがダム湖ですね。

テントサイトの周囲は、樹木が生い茂っているため、見晴らしは良くありません。

っていうか、ダム湖はほぼ見えませんね(笑)

 

言うまでもありませんが、柵を乗り越えたりは絶対にしないように。

マジで命にかかわりますからね。

 

ミズバショウの群生地もあります。

こちらも野草保護のため、立ち入り禁止区域になっています。

 

テントサイトの区割りや指定場所は、一切ありません。

ファミリー用の大型テントだって、タープだって余裕で張れちゃう広さです。

ただ、木陰のある場所とか、駐車場や炊事場に近い場所は混雑しがち。

常識的な範囲で自由にテントを張りましょうね。

テントサイト内には、東屋などの屋根付きの建物がありません。

天候があまりよくないとき、悪天候が予想されるときは、炊事場か管理棟近くにテントを張ったほうがいいと思います。

スマホの電波は、ほぼ入りませんでした。

市街地まで近いですが、仕事などの都合上、連絡が取れないとまずい方は、気をつけてください。

トイレについて

トイレは、駐車場に併設して建ってる管理棟内にあります。

木造の山小屋風の建物で、バリアフリー対応型。

すっごく立派ですよね~

ただし、トイレはここ1か所だけなんで、テントサイトの奥(ダム側)からだと、そこそこ遠いかな。

管理人さんは、キャンプ場の開場期間は、午前8時30分から夕方17時まで常駐しています。

無料キャンプ場で、管理人さんが常駐してるって、最近あまり聞かないですね

小さなお子さん連れのファミリーキャンプや、キャンプを始めたばかりの方も安心して利用できるキャンプ場です。

なお、昔は管理棟で受付をしていたみたいですが、今は必要ありません。

(30名以上の団体利用をする場合のみ、要事前連絡)

とは言え、無料でキャンプ場を利用させてもらうのですから、管理人さんがいる場合は、一声かけるのがいいんじゃないかなって思いますね~

 

駐車場に面した側がトイレです。

男女、身障者に分かれています。

入り口は木製のしっかりしたドアが取り付けられていて、雨や風、虫などをシャットアウト!

 

こちらは男性用トイレ。

水洗式小便器が3つ。

洗面台、カガミも設置してあります。

便器類はステンレス製で、ピカピカに磨き上げられています。

管理人さんは、朝の8時頃からトイレのほか、公園全体の掃除をされてました。

ほんと、ありがたいですよね~

 

大便用は、水洗和式が2つ。

床は、グレーのタイルが敷かれていて、清潔感があります。

予備のトイレットペーパーホルダーもあって、紙切れの心配はありません。

 

こちらは身障者用。

設備類は、やっぱりステンレス製で統一しています。

陶器類に比べて頑丈だし、汚れが付きにくいから公共の場所のトイレには向いていると思います。

ちょっと冷たい印象なので、あまり普及はしていないようですが。

トイレの照明は、センサー式で自動的に点灯、消灯します。

夜も作動しますから、安心ですよ。

炊事場について

炊事場は、管理棟の裏側にあります。

 

木造のログハウス風のデザインで、かなり大きい建物ですよ~

コンクリート製の土台にしっかりした柱で建てられていて、丸太を組んだような壁があります。

壁は高く、屋根も広いので暴風雨のときの避難先にも使えますね。

壁の4方向が開いていて、出入口になっています。

 

壁の内側はベンチになっています。

木製でちょっと老朽化してるんで、主に荷物の置き場所になってますね。

 

炊事施設は中央にどーん!っとあります。

コンクリート製の細長いシンクに蛇口が片側に7か所、両側合わせて14か所です。

調理台はありませんが、シンクの縁や天板が広いので、食材や食器などを置くことができます。

 

バーベキュー用の炭火コンロなどを洗ったり、生ごみの放置は禁止です。

また、水は井戸水をくみ上げており、使いすぎに注意してください。

 

水は基本的に飲料可能です。

ですが、ボクが行ったときは、水質検査中で飲用水としての使用は避けるよう、注意書きがありました。

飲用するときは、管理人さんに確認するか、注意書きの指示に従ってくださいね~

 

炊事場の近くには、U字溝を利用した簡易炭火コンロが3基あります。

テントサイトの木立の中で、周囲に木製のテーブルやベンチシートもあるので、バーベキューなどをして食事をするのにぴったりの場所です。

 

たいていの無料キャンプ場はU字溝のみ置かれていることが多いのですが、ここは、グリル代わりの焼き網が敷いてありました。

何気にめっちゃすごいサービスだなって思いましたね、これ。

焼き網もキレイでした。

森林キャンプ場だと落ちている枝を薪代わりにするんですが、キレイに掃除されてて枝は落ちてませんでした(笑)

炊事場に薪が積み上げてあったので、管理人さんに聞いてみるのもいいかもしれませんね。

 

これは炊事場の隣りにあるゴミステーション。

昔はゴミを捨てることができましたが、現在は閉鎖されています。

ゴミはすべて持ち帰りとなるので、しっかり守ってくださいね~

利用上の注意事項について

上磯ダム公園を利用するときの、ルールやマナーは、一般的な無料キャンプ場や公園と同じ。

とくに難しいことはありません。

駐車場以外の場所への車両の乗り入れ禁止

直火は厳禁です。

芝を傷めないよう、焚火台やコンロを使用しての煮炊きはOK。

有料キャンプ場とかだと、コンロは芝から50cm離すことなんて基準を設けてるところもありますね。

高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。

焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。

ほんと、このキャンプ場の芝はキレイで、しっかり手入れされているんで、焦げ跡などを作らないようにお願いします。

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そして、ぜったいに守ってほしい炭とゴミの持ち帰り

火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。

じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。

火事の危険もあるので、注意したいですね。

このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。

カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)

しっかりルールとマナーを守りましょうね~

上磯ダム公園のその他の施設について

上磯ダム公園には、キャンプ場のほか、多目的広場や屋外ステージがあります。

 

野外ステージのある花と緑の広場付近には、トイレと砂利敷きの駐車場もあります。

キャンプ場利用者が使うことは、滅多にないと思いますが、こちらも紹介しますね。

 

これがトイレです。

キャンプ場にある管理棟と同じく、コンクリート高床式の木造ログハウス風の建物。

男女別に分かれています。

 

男性用は、水洗式小便器が1つ。

 

大便用は、水洗和式が1つです。

いずれもステンレス製の便器で、キレイに掃除されています。

 

男性用トイレの造りは狭く、キツキツですが、ちゃんと洗面台もありました。

予備のトイレットペーパーまであって、しっかり管理されているのがわかりますね。

っていうか、この写真を撮るちょっと前に、管理人さんが一所懸命掃除してましたんで(笑)

 

大自然の中のさらに山間にある公園なんで、アブ、ハチ、蚊など虫以外にも、マムシが出ることもあるようです。

一般的なマムシの生態として、水場周辺に多く出現します。

 

ここだと、野外ステージの木のイス付近に出ることが多いようで、注意書きがありました。

キャンプ場では出ることは少ないのかもしれませんが、用心するに越したことはありません。

藪や水辺のようになっている場所には、不用意に近づかないようにしましょう。

 

トイレ付近には、立水栓が設置してあります。

水もちゃんと出ましたし、飲用も可能なようです。

なお、キャンプ場もそうですが、公園全体としてスマホの電波はまず入らないと思ってください。

ダムから1kmほど南に下ったあたりだと電波が届きましたね。

温泉施設の紹介

北斗市周辺には、入浴施設がいくつかあります。

上磯ダム公園から一番近いのは、車で15分の場所にある「北斗市健康センター せせらぎ温泉」です。

ここは公共の温泉で、施設は充実していて管理はバッチリ、設備は清潔だし、料金は格安!

キャンプ場利用者が訪れるには、まさに言うことなしの温泉です。

 

せせらぎ温泉は、付近を流れる大野川沿いに面していて、名前のとおり、川のせせらぎを聞きながらゆったりと入れるバリアフリーの温泉施設になっています。

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)。

日本では比較的多い泉質の温泉で、一般的な感想として、「無色透明のさらりとした湯ざわり」です。

源泉の湯温が73.5℃とめっちゃ高いんで、加水してはいますが、源泉かけ流しです。

効能として、神経痛、筋肉痛、疲労回復、健康増進などがあり、からだの芯まで温まると評判のお湯。

毎日、お湯を入れ替えて清掃をおこなっているので、常に清潔に保たれています。

営業時間は、午前9時から夜の22時まで。

休館日は、毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は営業)となっています。

料金は、さっきも言ったように激安です。

大人400円、中高生350円、小学生140円、幼児70円となっています。

11枚つづりの入浴回数券もあって、約1割引きの値段で入れますよ~

グループキャンプとか、人数が多いなら回数券を買うってのもありですよね。

温泉だけでなく、午前11時から夜の20時まで営業している食事処や休憩所もあります。

詳細は、北斗市の公式サイトをご確認ください。

上磯ダム公園のデータ

名前 上磯ダム公園
かな かみいそだむこうえん
住所 北海道北斗市野崎
連絡先 管理棟(電話:0138-73-7648)開場期間中の午前8時30分から午後5時まで

北斗市役所建設部都市住宅課都市計画係(電話: 0138-73-3111[内線255・256・257])

管理者 北斗市
営業期間 例年4月中旬から10月末まで
料金 無料
ジャンル 芝のフリーサイト(車両の乗り入れ不可)
施設 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ
備考 ゴミ持ち帰り、直火禁止

公園施設に多目的広場や野外ステージ等あり



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