【更新情報】2022年7月
今回紹介する北村中央公園(きたむらちゅうおう こうえん)ふれあい広場は、北海道岩見沢市(いわみざわし)にある無料でキャンプができる公園です。
管理は岩見沢市で、開場期間は、例年4月下旬から10月下旬まで。
利用にあたっては、現地にある管理棟で受付をするだけで、だれでも自由に利用OK!
開場期間の日中は、職員の方が常駐しています。
ここ、マジすごいですよ。
利便性、交通アクセス、設備、ロケーションのすべてが高いレベルにありながら、なんと料金は無料!
キャンプ場の隣りには日帰り入浴のできる温泉施設があるし、目と鼻の先にはコンビニエンスストア。
逆になんでここが無料なのかって不思議に思うほどです(笑)
マイナスなところは、正直ない!と言い切ってもいいんじゃないかなあ。
ほんと、それくらい家族連れからグループキャンプの方、キャンプを始めたばかりの方からベテランのソロキャンパーまで、幅広い層におススメできます。
しいてあげれば、時期によっては混み合うこと。
それもハンパじゃないくらい。
家族連れやグループキャンプで賑わうキャンプ場なんで、孤独をこよなく愛するキャンパーとか、ひっそりと静かにキャンプを楽しみたい方には不向きの場所。
週末ともなれば、夜遅くまでワーワーキャーキャー騒ぐ声が聞こえるってのも良くあることみたい。
じっさい、ボクはキャンプシーズン前の6月中旬の週末に利用しましたけど、テントサイトの主だったところはファミリー用の大型テントがびっしり張られてました。
ソロのモトキャンパーは肩身の狭い思いをしそう(笑)
とは言っても、敷地がめちゃくちゃ広いですからね、
ファミリーキャンプの方は、駐車場や炊事場に近い場所にテントを張ってます。
そういう便利な場所から遠く離れたエリアは、けっこう空いてたりするんで、荷運びの手間さえ嫌わなければ、そこまで心配しなくても大丈夫!
ボク個人としては、道内の無料キャンプ場の中でもトップクラスの魅力的な場所だと思ってますね~
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
岩見沢市の紹介
岩見沢市は、空知総合振興局の所在地で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。
明治時代に山口県や鳥取県などから来た方々により開拓がはじまり、道路や鉄道が敷かれ、陸上交通の要衝となりました。
地名の由来は、工事に従事する人たちのため、休泊所を設け、ここで浴(ゆあみ)して疲れをいやした場所から。
当時の人々の憩いの場所として、「浴澤」(ゆあみさわ)と称するようになり、これが転化して「岩見澤」(いわみざわ)と呼ばれるようになったそう。
高度経済成長期には、近隣の炭鉱と北海道各地の港湾都市とを結ぶ列車の一大拠点でした。
平成18年、岩見沢市と関係が非常に深かった旧栗沢町と旧北村と合併し、現在に至ります。
地形的には、北海道の中央付近で、空知地方の南部、石狩平野の東部に位置します。
市内には石狩川に合流する支流が数多く流れていて、橋の数がかなりあるんですよ。
北海道内では4番目に多いんだとか。
市内には、キャンプ場のある利根別自然公園(大正池および利根別原生林)だけでなく、玉泉館跡地公園や東山公園をはじめとする大小様々な公園や緑地が設けられ、北海道の大自然を感じられる、憩いの場になってるんですね~
気候的には、ひとことで言ってしまうと、夏暑く、冬寒い(笑)
夏の時期には、30℃を超える真夏日もけっこうあって、北海道としては比較的多い部類です。
冬は、降雪量がかなり多くて寒く、厳冬期には気温が-10 ℃前後にまで下がる日が続きます。
特別豪雪地帯に指定されているほどなんですよ~
岩見沢市の特産品と言えば、やっぱりお米でしょうか。
北海道を代表するブランド米のひとつ、「ななつぼし」は岩見沢市で生まれました。
また。小麦「キタノカオリ」の主産地でもあります。
そのほか、白菜は道内1位の作付面積ですし、大豆や玉ねぎなどの野菜もたくさん作っています。
これら特産品・名産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、岩見沢市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
【ふるさと納税】令和4年北海道岩見沢市産 ななつぼし玄米25kg【35003】
北村中央公園ふれあい広場までのルート
北村中央公園は、岩見沢市の中心地から北西に約10km。
車で約17分の場所にあります。
岩見沢市合併前の旧北町の中心のエリアなんですよ~
旧北村は、この地域の開拓功労者である「北村雄治」氏の姓から、北村と名づけられました。
公園の周辺には、温泉やキャンプ場といったレジャー施設だけでなく、旧北村役場(現北村支所)や学校など、公共の建物が多くあります。
旧北村は、石狩平野のほぼ中央に位置していて、山地や丘陵などが全く見られない平地なんですね。
海抜最高地点と最低地点の差がわずか8.1mしかないんですよ。
田畑の中をめっちゃまっすぐな道がどこまでもずっと伸びてて、北海道らしさを感じられる地域です。
北村公園の周辺には、岩見沢市の市街地ほどではありませんが、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設がそろってます。
そして、日帰り入浴のできる温泉施設は、テントサイトのすぐ真横!
札幌市内からでも車で1時間程度で来れるため、週末ともなれば大賑わいって言うのもわかりますよね~
公園は、北村地区の中心を通る道道沿いにあるんで、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、すぐ近くまでは来れるはず。
気をつけたいのは、キャンプのできる「ふれあい広場」の場所が、道路から見えないという点。
はじめてきた方だと、ちょっと戸惑うかも。
北村中央公園は、道道の東に「森森(もりもり)ヘルシー広場」、「ヘラブナ広場」という2つのエリアがあります。
そして、「ふれあい広場」は、道道の西側、北村温泉ホテルの裏手にあるんですね。
ナビで検索するときは、キーワードを「北村中央公園ふれあい広場」とするか、「北村温泉ホテル」とすればOK。
岩見沢市内から道道6号、139号線と真っすぐ来た場合は、左側に北村温泉ホテルがあります。
その手前を左折して突き当りまで進めば、キャンプ場入口です。
もし、北村温泉ホテルの敷地内に入っちゃっても、そのまま駐車場を横切ってキャンプ場まで行けるんで大丈夫ですよ。
北村中央公園ふれあい広場を紹介するよ
北村中央公園は、岩見沢市の北側に位置する旧北村の中心地にある公園です。
道道6号を境にして、東側にパークゴルフ場のある「森森(もりもり)ヘルシー広場」、釣りのできる「ヘラブナ広場」。
西側の北村温泉ホテルの裏手には、キャンプをしたりボートに乗ったりできる「ふれあい広場」があります。
ふれあい広場では、毎年8月に「岩見沢の五大まつり」のひとつ、きたむら田舎フェスティバル(きたむらかっぺフェスティバル)が開催されてるんだって。
道道129号線から西側に進むと、行き止まりがふれあい広場の駐車場。
テントサイトに近い場所はアスファルト舗装されてて、普通車約20台が駐車可能。
北村温泉ホテルに近い側は、砂利敷き未舗装ですが、平坦でしっかり固められています。
こちらも白線による区割りがあって、普通車約50台が駐車できます。
キャンプシーズン中の週末はかなり混み合い、こちら2つの駐車場は満車になることが多いみたい。
その場合は、道路向かいにある「へらぶな広場」前の駐車場に止めてもOKです。
ちなみにバイクはと言いますと、モトキャンパーにやさしい北海道らしく、このように管理棟の目の前の特別スペースに止めさせてもらえます(笑)
このキャンプ場に限ったことではないんですけど、管理人さんから「あ、バイク?目の前に置いていいよ」とか「押して行くならテントサイトに入れちゃってもいいよ」って言われたとき、「バイクで来てよかった~」って心から思いますね(笑)
管理棟の営業時間は、開場期間中の8時30分から17時まで。
一見有料キャンプ場と見間違うほど設備が整ってますが、ここは無料で利用できます。
ボクは、あまりの立派さに「ここ、無料ですよね?」ってつい聞いちゃったほど(笑)
利用にあたっては、予約は必要なく、手続きは住所や氏名、連絡先を書くだけの簡単なもの。
キャンプ場は、24時間開放されてますから、道内を旅行しているキャンパーがめっちゃ利用しやすいです。
夜間は管理人さんは不在になりますが、営業時間外に到着した場合でもそのまま利用しても構いません。
その際は、必ず翌日に受付をしてください。
利用者の把握はキャンプ場の運営予算にもかかわってきます。
ほんの数分で書ける内容なので、面倒くさがらずにちゃんと手続きをしてくださいね~
あとで個別に説明しますが、管理棟はトイレと炊事場が併設されています。
さらに、清涼飲料水の自動販売機が置いてあります。
この建物1つで、3役以上こなしてるってこと(笑)
料金は、一般的な小売価格と同じ。
場内に自販機があるのって、めっちゃうれしい!
ふれあい広場に隣接して温泉施設はあるし、コンビニエンスストアも道路向かいにあるんで、買い物に行くにも時間はかかりません。
それでも、飲み物1本買うためだけに出かけるのはおっくうでしょ。
小さなお子さん連れのファミリーキャンプとかだと、余計にそうじゃないかなあ。
24時間いつでも飲み物が買えるサービスって、何気にスゴイと思うんですよね~
サイト内へは車両(バイク含む)の乗り入れができません。
荷物の搬送は、管理棟近くに置いてあるリヤカーを使ってください。
ちょっと老朽化していますが、動きに問題はありません。
管理棟周辺のテントサイトは、駐車場から近く、場内通路が通っているし、平坦なので荷物の搬送に苦労することはないでしょう。
注意したいのは、管理棟の西側にある池周辺に行くとき。
小高い丘を回り込むため、行きは下り、帰りは上りになります。
池の周囲は柵がない箇所が多いんで、勢い余って池に落ちないようにしてください(笑)
いや、冗談抜きに。荷物を満載したリヤカーを坂で扱うのって、意外に大変ですからね。
テントサイトについて
これが上空から見たテントサイトエリア(ふれあい広場)。
めっちゃ広い。
そして、地形が非常に美しく、自然豊か。
旧北村は、昭和のはじめに何度も豪雨に襲われ、大水害が発生し、甚大な被害にあったことを機に、治水工事が積極的に進められました。
そのため、道内有数の穀倉地帯として目覚しい発展を遂げるとともに、北村の豊かな緑と石狩川水系がもたらした、北村水郷とも呼ばれる美しい水辺の空間が広がってるんですね~
ここふれあい広場もそんな水辺のひとつで、思わず、管理人さんに「ここ、どこにテントを張ってもいいんですか?」って聞いちゃったほど
その答えは、「園内ならどこでもいいよ~」でした(笑)
テントサイトは、区画なしの芝のフリーサイトで、敷地内一帯です。
明確な区分けがあるわけじゃないんですけど、エリアごとに紹介していきますね。
まずは、管理棟と駐車場の直近のエリア。
言うまでもなく、ファミリーキャンプの方の一番人気。
トイレ、炊事場、駐車場、そして入浴施設まで真っすぐ歩くだけというちょー便利な場所。
芝もしっかり手入れされてて、地面は平坦です。
ロケーション的には、普通の公園っぽくて特筆すべき点はありませんが、ともかく使いやすい。
アスレチック遊具やターザンロープがあるため、小さなお子さんが朝から晩まで遊んでも飽きない点も見逃せません。
敷地も大型テント、タープも張れるくらい広いんで、あっという間に埋まります。
欠点は、人の通りが夜間まで絶えないこと。
北村温泉ホテルでの日帰り入浴は、夜の23時30分まで可能。
キャンプ場は24時間車の出入りができるため、静けさとは最も遠いエリアでしょうね。
テント同士が近くなりがちですから、ほかの利用者の迷惑にならないよう、動線を考えてテントを張りましょう。
ソロのモトキャンパーには、あまり向かない場所かも(笑)
アスレチック遊具のあるエリアの北側、管理棟から見て西になるテントサイトも人気の場所。
ふれあい広場は、森林を切り開いて作ったような地形のため、管理棟の西側には小高い丘があります。
その丘の周囲のエリアもおススメですね~
木々が植えられており、自然の地形がそのままの状態で残っているので、雰囲気がいいんですよ。
真夏の日差しや風の影響を受けにくいという利点もあります。
デメリットは、アップダウンのある地形を越えて荷物を運ばなきゃならないこと。
平坦な場所が限られることかな。
その代わり、テント同士が近くに寄りづらいんで、パーソナルスペースが確保されますね。
すぐ近くに池があって、ロケーション的には一番いい場所かも。
グループキャンプの方だけでなく、ソロキャンパーもいっぱいテントを張ってました。
ボクもここにテントを張ったんですが、アスレチック遊具のあるエリアとは丘を隔てているので、音とかぜんぜん気になりませんでした。
ただ、水辺に近いためか、朝方はテントが夜露でびっしょりでしたね~
時期によっては虫やカエルが大量発生しそうな点も注意が必要です。
池の周囲に柵はなく、地面が池に向かって傾斜しているので、荷物を落としたり、自分が池にハマらないよう気をつけてください。
小さなお子さんがいる場合は、マジ危ないから、避けたほうがいいと思います。
池にかかる橋を渡って、向こう岸(北側、西側のエリア)に行くことも可能。
ひしめき合うファミリー用の大型テント群に「さよなら」です(笑)
橋の向こう側とこっち側では、雰囲気が全く違います。
分かりやすく言うと、管理棟周辺は、手入れの行き届いた「公園の中」。
利便性はバツグンなんですが、逆を言うと、「大自然に囲まれ感」は感じません。
周囲に見えるのは、人口の建物だけですからね。
橋を渡った先は、とっても落ち着いた雰囲気。
池の周りを遊歩道が通っていて、所々に広い場所があります。
このエリアにテントを張ってもOK。
ただし、管理棟から100から200mくらいは離れているため、荷物を運ぶのはけっこう大変。
道幅が狭いので、用意されたリヤカーでは通行が厳しいですね~
小さめのキャリーカートを用意したほうがいいかも。
このエリアには、家族連れやグループキャンプの方は、まずいません。
ひっそり静かにキャンプを楽しみたい方、旧北村の豊かな緑と美しい水辺の空間とふれあいたい方には、うってつけの場所。
まさに名前のとおり、ふれあい広場にふさわしい憩いの場所です。
ふれあい広場の一番北側には、東屋が建っています。
池に面した一角で、遊歩道が少し幅広に通っている場所。
軒の深い屋根のある立派な東屋ですね~
芝地の上に直接建ってるんじゃなくて、床はブロック敷き。
雨の日でも足元が濡れにくい造りです。
悪天候時の避難先にも使えますね。
大きな屋根の下には、木製のテーブルとベンチシートが設置。
雨除け、日よけとしての機能は十分なので、散歩の途中で休憩したり、食事に使ったりもできますよ~
雨の日は、ここでテントをたたんだりできるんで、めっちゃ使い勝手がいい!
管理棟からはかなり遠い場所ですが、この東屋近くにテントを張るってのもありですね。
ひとつだけ、気をつけて欲しいことを書きます。
ふれあい広場、とくに池の周囲は、地元の方の朝の散歩コースになっています。
テントを張るときは、狭い場所を避け、歩行を妨げないようにお願いします。
ふれあい広場内には、区割りや指定場所は、一切ありません。
予約も必要ないため、テントの設営場所は早い者勝ちになります。
駐車場や管理棟に近い場所など、入り口周辺は混雑しがち。
一日を通して人や車の出入りがあるんで、ほかの利用者の迷惑にならないよう、動線を考えてテントを張りましょう。
夜間照明については、管理棟の周囲にのみ街灯があります。
それ以外の場所は、夜はほぼ真っ暗。
とくに池の周囲は柵がないので、夜歩くのはめっちゃ危険です。
照明器具はぜったいに忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKです。
トイレについて
トイレは、管理棟の東側面に併設されています。
周囲より一段高くなっているため、足元に気をつけてください。
周囲には砂利が敷かれてるので、雨の日でも足元が濡れづらくていいですね~
入り口は男女別。
これが男性用トイレ内。
床はコンクリート、壁は淡い緑色のタイルが貼られていて、清潔な雰囲気ですね~
入り口に洗面台、水洗式の小便器が2つ、奥に和式大便器があります。
キャンプ場の規模の割には、トイレはちょっと狭いかな。
大便用はこんな感じ。
旧式のタンクレス水洗和式です。
掃除がしっかり行き届いていて、めっちゃキレイですよ。
トイレットペーパーも定期的に補充されていて、紙切れの心配はなし!
もちろん照明もあって、夜でも利用OKです。
ただ、シーズン中はトイレもかなり混み合うんですよね。
それと、最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、子供さんとかは使いづらいかもしれません。
隣接する「北村温泉ホテル」には、めっちゃキレイなウォシュレット付きのトイレがあって、キャンプ客にも快く貸してくれます。
夜の11時30分まで利用できるんで、女性やお子さんは、そちらを利用したほうがいいかも。
炊事場について
炊事場も管理棟に併設されています。
位置で言うと、西側の壁沿いですね。
三方向が壁になっていて、屋内にある炊事場みたいなもの。
雨風の影響をほとんど受けません。
正面に大きな蛍光灯が2つあって、夜でもめっちゃ明るいですよ。
昔ながらの「かまど」はありません。
この炊事場は、調理には向かず、洗い物や水を汲むだけの場所って感じ。
まあ、最近はキャンプ場の中にある炊事場で調理をしたり、かまどを使う方がかなり少なくなってきてますからね。
ファミリーキャンプの方は、個人でバーベキューコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。
洗い場は、ステンレス製のシンクがあるだけのシンプルな造り。
蛇口は、長パイプの自在水栓が4つ付いています。
シンクの両端が少し広めに作られているんで、そこに食器などを置くことができます。
水は、上水道で、そのまま飲用可能。
使いやすい炊事場ではありますが、トイレ同様、キャンプ場の規模のわりには狭いですね~
朝夕は、大混雑でした。
炊事場の中と外には、木製のテーブル付きベンチシートが置いてあります。
でも、週末などの混雑する期間は、たくさんの人が炊事場をひっきりなしに訪れるので、ちょっと落ち着かない(笑)
朝方、モトキャンパーの方がカップラーメンを食べてるくらいでした。
利用上の注意事項について
利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
利用前に管理棟で受付をすること。
このキャンプ場は無料ですが、夜間など管理棟の営業時間外に来た場合でも、翌日必ず受付をしてくださいね~
駐車場以外の場所への駐車禁止。(芝地への車両乗り入れ禁止)
夜間に騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。
夜間は管理人さんがいませんので、火の取り扱いには十分気をつけてください。
花火はロケット花火や爆竹など、ほかの利用客の迷惑になるものはダメ。
ペット同伴はOKですが、放し飼いはNG。フンの処理もしっかりお願いします。
ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはサイトごとに分けている所が増えてきてますね。
その中にあって、ペットを遊ばせることのできる公園ってのはありがたいですね~
ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
管理棟付近には、いわゆる灰捨て場があります。
無料のキャンプ場の多くが、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになっている中、めっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないように。
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
温泉施設の紹介
今回紹介した北村中央公園の最大の目玉は、日帰り入浴のできる「北村温泉ホテル」が真横にあること。
なんと、徒歩2分!!
この温泉が、キャンプ人気を支えていると言っても過言ではないでしょう。
昭和58年にこの地の建築現場でボーリング中、突然温泉が湧出したんだそう。
空知エリアの温泉ブームの先駆けとなった場所でもあるんですね~
その後、温泉施設の一部を民間会社が経営していたものの、経営難となったことから、旧北村が買い取りました。
さらに2020年から改修工事を行い、2021年にリニューアルオープンした、いわゆる公共の温泉宿泊施設です。
現在は自治体の委託を受けた、空知リゾートシティ株式会社が北村中央公園とともに管理・運営しています。

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
館内は、設備が整っていて、手すりを設けるなど、小さなお子さんからお年寄りまで利用しやすい環境です。
内風呂は、主浴槽のほかに低温浴槽やサウナ、水風呂があります。
浴室自体は、それほど大きくないですね。
夕方の時間帯は、地元の方やキャンプ場の利用客で混み合い、狭く感じるほどです。
シャンプー、ボディソープは備え付けてあるんで、利用の際は、タオルだけ持参してください。

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
露天風呂は、浴槽も小ぶりで、周囲に柵があるため、見晴らしはよくありません。
ただですね、この温泉は、加温や加水は一切なし!
正真正銘の源泉かけ流し100%なんですよ。
なにせ、源泉が施設の真裏にありますからね。
これには、温泉ファンも思わずにっこりでしょう(笑)

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
泉質はナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。
海水の成分に似た塩分を含む温泉で、よく温まることから「熱の湯」などと呼ばれています。
湯上がりに肌がしっとりすることから「美肌の湯」とか「美人湯」なんて言われることも。
お湯は、 淡緑色の濁り湯で、塩気を感じます。
感想としては、つるつるすべすべの肌触りで、カラダの芯からめちゃくちゃ温まりますよ~
肌への刺激は少なめなので、「温泉の強い効果が苦手~」って方でも楽しめるんじゃないかなあ。

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
営業時間は、朝の6時から夜中の23時30分(最終受付23時)まで。
基本的には、年中無休です。
え?マジか?すごくないですか、ここ?
こんな朝早くから真夜中まで日帰り入浴のできる温泉施設って、めったにないですよ。
「宿泊客は24時間入れます」みたいな場所はあるんですけどね。

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
館内は、無料で利用できる休憩所だけでなく、女性専用の休憩室が新設されました。
ドレッサーやソファーが置いてあって、入浴後にゆっくりくつろげる空間です。
女性専用というだけあって、いわゆる楽屋にあるような女優ミラーの付いたドレッサーやソファを設置。
お風呂上りに、メイク直しなどが気軽にできちゃう場所です。
入浴の料金は、大人(中学生以上)600円、小人(小学生以下)250円。
正真正銘源泉かけ流し100%の温泉で、シャンプー、ボディソープなども備え付け。
めっちゃリーズナブルでしょ。
ほかにも、タオルと着衣がセットになった岩盤浴が500円で利用できたり、ホテルの一室を時間単位で借りることもできます。

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
もちろん、温泉宿として宿泊も可能。
客室は全16室で、一部の和室には「洋の趣」を取り入れ、ベッドを配置。
ご年配の方にもくつろぎやすい部屋なんだそう。
車椅子に対応した客室もあって、広めの室内にベッドのほか、畳の空間も用意。
家族や友人同士でのんびりくつろげる客室になっています。

出典:北村温泉ホテル 公式サイト
レストランでは、素材のおいしさを最大限に生かした料理に力を入れているんですよ~
地元の米や新鮮な野菜などの特産品を使い、バラエティに富んだ和洋折衷料理が堪能できます。
北村温泉ホテルは、キャンプ場の利用客だけでなく、地元や近隣自治体の方など、たくさんの人に愛されています。
たまには、キャンプじゃなくて、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね。
なお、詳細は、北村温泉ホテルの公式サイトをご確認ください。
北村中央公園ふれあい広場のデータ
名前 | 北村中央公園ふれあい広場 |
かな | きたむらちゅうおうこうえん ふれあいひろば |
住所 | 北海道岩見沢市北村赤川 |
連絡先 | 管理棟(電話番号:0126-55-3670)、岩見沢市役所 公園緑地環境課 (電話番号:0126-35-4674) |
管理者 | 岩見沢市、(指定管理者:空知リゾートシティ株式会社) |
営業期間 | 例年4月下旬から10月下旬まで |
料金 | 無料(予約必要なし、要受付) |
ジャンル | 芝のフリーサイト(車両の乗り入れ不可) |
施設 | 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ |
備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止、ペット同伴可、温泉施設隣接 |