【更新情報】2022年7月
今回紹介する三重湖公園(みえこ こうえん)キャンプ場は、北海道南幌町(なんぽろちょう)にある有料キャンプ場です。
施設は、湖畔にある一般テントサイトのほか、バンガローがあります。
利用料金は、日帰り、宿泊の区別なく、テント2張りまで一泊500円、バンガローは日帰り1000円、一泊2000円。
開場期間は、例年4月1日から10月31日まで。
テントサイトを利用した場合のチェックイン・アウト時間に関しては、柔軟に対応しており、明確な時間の指定はありません。
バンガローのみ、日帰り利用が12時30分から17時まで、宿泊利用が12時30分から翌日の12時までとなっていて、予約が必要です。
このキャンプ場は、利便性、交通アクセスが良好で、湖畔という独特のロケーションが楽しめるうえ、料金が激安!
南幌町の中心から車で5分ほどの場所にあるため、付近にはコンビニストア、スーパーマーケット、入浴施設などの商業施設がそろっています。
札幌市内からでも40分程度で来れるので、利便性と交通アクセスの良さはバツグンです。
しかも、受付時間や利用時間について、めちゃくちゃ柔軟に対応してくれるんですよ。
日帰りでも宿泊でも、たっぷりとキャンプを楽しめるだけじゃなく、ツーリングライダーとか旅行者にめっちゃうれしいサービスですね~
例えば、真夜中に来て、そのままテントを張って利用しても、翌朝受付すればOK!
予約も必要ないため、その日の都合でキャンプ場を決めたい方にもピッタリです。
公園の名が示す通り、キャンプ場内には、噴水付きの水遊び場や遊具、砂場などがあり、小さなお子さんを安心して遊ばせることもできます。
バンガローも含めてペットを連れての利用もOK。
もちろん、焚火もできるし、湖での釣りも許可してる。
ちょっと残念なのは、簡易炊事場しかないところと、トイレが老朽化してるとこくらいかな。
めっちゃ懐の広いキャンプ場なんで、ソロのモトキャンパーから車中泊メインの旅行者、ファミリーキャンプの方など、幅広い層におススメしますよ~
南幌町の紹介
南幌町は、空知総合振興局に属する町で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。
町名の由来は、アイヌ語で「川が大きく曲がっていて水がゆっくり流れているところ」を意味する「ポロモイ」から。
「あれ?なんでポロモイが南幌(なんぽろ)なの」って思いませんでしたか?
じつは、南幌町や隣接する岩見沢市の周辺をポロモイが転訛して、幌向(ほろむい)って呼んでたんですね。
そこから、南幌町の前身である幌向村ができたんですけど、岩見沢市にも同名の地名があって紛らわしいってことで、昭和37年の町制施行の際に「南幌(みなみほろ)」町になりました。
でも、「みなみほろ」が読みづらいため、昭和43年に「なんぽろ」に改称したんだって。
たしかに「みなみほろちょう」って読みづらいって言うか、発音しづらいのは確か。
それはわかるけど、ほかの地域出身者からすると、「なんぽろ」って一発で読める人も少ないんじゃないかなあって思っちゃう(笑)
市の歴史は、明治になって新潟県から開拓にやってきた方々からはじまります。
最初は畑作一辺倒だった農業も、隣接する村の安定した水稲耕作にならって、稲作へ随時転換していきました。
1990年代になると、札幌市のベッドタウン化が進み、人口及び世帯数が爆発的に増加。
近年では、温泉やキャンプ、カートレースなどのレジャーといった第三次産業の割合が高くなっているそうです。
気候的には、8月に気温30度、1月にはマイナス20度を下回ることがあるものの、年間平均は約7.6℃と過ごしやすい地域です。
町名の由来となった「ホロムイ」の名前のとおり、川に囲まれた平地で、西を千歳川、南東を旧夕張川、北を夕張川が流れています。
農業生産額のほぼ半数を米が占めていますが、野菜の生産も盛んで、とくにキャベツは特産品となるほど。
代表的な土産物として、「南幌キャベツキムチ」というものもあり、普通のキムチとはまた違う歯ごたえで、味は濃厚で辛いんだそう。
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、南幌町へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
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三重湖公園キャンプ場までのルート
キャンプ場は、石狩平野の田園地帯にあり、北を流れる夕張川と西を流れる千歳川の間に位置します。
周囲は、碁盤の目のように農地整理されていて、とても走りやすいです。
札幌市内からだと、道道275号線を通って車で約40分。
最寄りの道央自動車道「江別東IC」からだと10分程度です。
隣接する岩見沢市、北広島市、江別市との交通アクセスも非常に良好で、どの方角からでも着やすい場所にあります。
南幌町の中心までは、車でわずか5分。
周辺には、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ガソリンスタンド、入浴施設などの商業施設がそろってて、めっちゃ便利です。
はじめて訪れる方でも、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことなく着くはず。
キャンプ場の管理棟は、道道274号線に面しているので、わかりやすいと思いますよ。
気をつけたいのは、北側から向かう場合。
南幌町には、三重湖公園キャンプ場のほか、三重緑地公園キャンプ場ってのがあります。
このキャンプ場は、夕張川の南側にあって、三重湖公園キャンプ場と隣り合ってるんですよね。
名前も似てるし、場所も隣りなので、間違わないようにしてくださいね~
三重湖公園キャンプ場を紹介するよ
キャンプ場は、周囲が樹木で囲まれた静閑な公園内にあり、湖岸に近接しています。
湖畔に面したキャンプ場は、釣りが禁止になっているところもありますが、三重湖公園キャンプ場は釣りもOK!
釣り好きな方にはたまらないキャンプ場ですよね~
また、最近は公園型のキャンプ場の多くが、老朽化のため遊具などを撤去している例が多く見受けられますが、ここは健在。
っていうか、小さなお子さんを安心して遊ばせることのできる噴水のある水遊び場は、大きな魅力です。
っていうか、道内の多くのキャンプ場に行ったことがありますが、ほかでは見たことないような・・・
夏休み期間中は、ファミリーキャンプの方でめちゃ混雑するほど人気ってのも納得です。
これがキャンプ場の全体図。
三重湖の周囲全体が公園になっていて、緑地の部分はすべてテントサイトとして利用可能。
大きく分けると、管理棟周辺、中島、町道西3号沿い、第2駐車場のある町道南12号沿いの4か所です。
子供がいるから遊具の近くがいいとか、釣りをしたいから中島にテントを張るとか、好みによって選択肢があるのもうれしいところ。
ただし、トイレは管理棟側にしかありません。
第2駐車場側からトイレまでは700mくらいで、けっこう遠い。
じつは、第2駐車場の北側に「三重緑地公園キャンプ場」っていう、同じ南幌町が管理するキャンプ場があります。
このキャンプ場の南側駐車場に簡易トイレ、北側の管理棟内に公衆トイレがあるので、そっちを利用してもOKみたい。
炊事場は、管理棟側に簡易炊事場、第2駐車場側に立水栓があるだけなので、自炊する方は管理棟側が便利です。
駐車場については、中島以外は車を止める場所がちゃんと用意されてますので、安心してください。
これが第1駐車場。
駐車場の東端に管理棟が建っています。
駐車場は東西に横長の造り。
アスファルト舗装で、キャンプ場側は区画があります。
区画の広さは、一般的な普通乗用車用。
でも、道道側の砂利敷きのスペースにも止められるので、キャンピングカーなどの大きな車で来ても大丈夫。
駐車場から先、テントサイト内へは車の乗り入れはできません。
駐車場から遊具のある公園を挟んで10mくらい先がテントサイトなんで、荷物の搬送は苦労しないと思います。
管理棟(受付)について
管理棟は、キャンプ場の南東角にあります。
三重レークハウスとかかれた鉄筋コンクリート造りのめっちゃ立派な建物です。
まずは、受付をしましょう。
管理棟の営業時間は、毎日9時から17時まで。
毎週月曜日は休館日です。
利用料金は、日帰り、宿泊の区別なく、テント2張りまで一泊500円、バンガローは日帰り1000円、一泊2000円。
タープ一体型テントのような大きなものは、1つでも2張りとみなすこともあります。
もちろん、タープやテントと同じ機能を持つ器具を使う場合や、車中泊やキャンピングカーでの宿泊に関しても料金は同じです。
料金は、ハッキリ言って激安と言っていいでしょう。
入場料みたいな形の追加料金は一切ありません。
札幌市近郊の有料キャンプ場としては、ほぼ最安値だと思います。
だって、家族4人で利用しても500円ってことですよ?
しかも、テント2つ張ってもOKだし。
都市部に近いキャンプ場だと、入場料を取ったり、テントとタープは別料金にしているところが増えてきてるんですよね。
そんな中、この料金設定は驚きです。
利用時間については、
テントサイトを利用した場合のチェックイン・アウト時間に関しては、明確な時間の指定はなし。
バンガローのみ、日帰り利用が12時30分から17時まで、宿泊利用が12時30分から翌日の12時までとなっていて、予約が必要
です。
料金の安さもさることながら、この利用時間の柔軟さがめちゃくちゃありがたい。
定休日である月曜日に利用しても、真夜中に来て利用しても、翌日受付をすればOK!
しかも、このキャンプ場は予約が必要ないため、旅行客がすっごく利用しやすいんですよね~
ちなみに、「月曜日に来て火曜日の朝早く出発したいときはどうしますか?」ってわがままな質問をしてみました。
そしたら、「利用状況なんかを紙に書いて、お金と一緒に管理棟入口にあるポストに入れてくれればいいですよ」ですって。
こんなわががままで無理っぽい要望にも気持ちよく応えてくれるなんて、まさに神対応。
これほど時間に柔軟なキャンプ場は、滅多にないですね~
もっとも、管理人さんに迷惑をかけないよう、常識的な範囲で利用すべきなのは言うまでもないことですが。
管理棟は、時間内は解放されてて自由に使うことができます。
子供用の本なども置いてあるので、天候によっては、この中で子供とのんびり過ごすのもいいですね。
管理棟内には、トイレもあります。
こちらは男子トイレ。
公共の施設にあるような、一般的なトイレです。
男性用小便器は3つ。
キレイに掃除されてますね。
大便用は、水洗洋式が1つ。
温水洗浄便座ではありません。
ちなみに、管理棟は宿泊施設も兼ねていて、利用者は厨房施設と温水シャワーを使うことができます。
予約が必要なので、興味のある方は、管理棟へ確認してくださいね~
テントサイトについて
三重湖周辺の緑地部分は、どこもテントサイトとして利用可能。
大きく分けると、管理棟周辺、三重湖の中島周辺、三重湖の西側の町道沿い、三重湖の北西側の第2駐車場周辺の4か所です。
まずは、管理棟周辺から紹介しますね。
これが管理棟周辺の案内図。
テントサイトは三重湖沿いのエリアです。
ここには、管理棟のほか、駐車場、水遊び場などの遊具が設置された公園、炊事場、トイレがあります。
このキャンプ場で、もっとも便利でファミリーキャンプ向けの場所です。
なお、駐車場から先は、車両の乗り入れ禁止ですので注意してください。
キャンプを始めて間もない方におススメの場所は、ここ。
管理棟の裏手(北側)です。
管理棟内の設備を自由に使えるので、便利さはバツグン!
このキャンプ場は、荷物搬送用のリアカーなどが用意されてませんので、駐車場から遠いと荷物運びが結構大変なんですよね~
ここは、管理棟の建物と東側の樹林帯のおかげで、風の影響も受けにくい場所。
砂利敷きの通路が通っていたりするので、テントを張るスペースは限られていますし、芝の状態もそれほどはよくありません。
それでも、目の前には三重湖の景色が広がってるし、駐車場からめっちゃ近いため、荷物の搬送も苦労しませんよ~
テントサイトから三重湖を見るとこんな感じになってます。
サイトは、全面芝のフリーサイト。
整備された公園内にあるので、どの場所もほぼ平坦でテントを張りやすいです。
管理棟側のテントサイトは、地面が固く芝も短く刈られています。
砂利敷きの通路近くは、ペグが刺さりづらいところがあるかも。
三重湖沿いに砂利敷きの通路が通っています。
湖に近いエリアは、芝が薄く、地面が見えちゃってるところもあるんですよね~
この辺りは、めっちゃ眺めが良くて、すっごく気持ちよくキャンプできると思います。
ただ、湖と通路の間に柵などはありません。
子供さんがいる場合は、絶対に目を離さないようにしましょう。
湖まであっという間の距離なんで。
遊具近くはこんな感じになっています。
管理棟とトイレのちょうど間あたりですね。
駐車場や炊事場、トイレのほか、噴水のある水遊び場などからも近い場所。
敷地も広く、大型のテントでもタープでも余裕で張れちゃいます。
ファミリーキャンプやグループキャンプにおススメの場所ですね~
ただし、風や直射日光を遮る樹木や避難場所となる東屋などはありません。
しっかりした造りのテント、日よけとなるタープがあるとより快適だと思います。
湖近くには、木製のテーブルとイスが2つほど設置してあります。
大人数で使うには物足りませんが、ソロなら十分すぎる大きさです。
モトキャンパーとか、自前の荷物が少ない方は、こうした設備の近くにテントを張ると便利ですよ~
遊具はこんな感じ。
砂利敷きの裸地の上にすべり台、ぶらんこ、うんていが置いてあります。
最近は、公園内にテントサイトのあるキャンプ場でも、遊具の老朽化が進んで撤去してあるケースが多いんですよね。
申し訳程度にすべり台がポツンとある程度とか。
でもここは、しっかり手入れされた遊具がバッチリ置いてあります。
広さも十分で、昔ながらの公園って雰囲気です。
小さなお子さんだと、キャンプに飽きてしまうこともあるんですが、ここだと楽しめると思いますよ。
ボクが利用したときは、6月だったんで水遊び場には水が入ってませんでした。
ご覧のとおり、子供用に作られた底浅のプールなんで、7,8月はめっちゃ楽しめそう。
なお、このキャンプ場は、ペット同伴OKですが、プールへの入水は禁止ですよ~
遊具の近くには立水栓があります。
コンクリート製で丸太を模したデザインの水飲み場。
横に蛇口がついているため、ちょっとした洗い物はここでもできます。
こういう設備があると、「公園」って感じがしていいですね~
水遊び場のすぐ近くには、清涼飲料水の自動販売機が2基置いてあります。
料金は、一般的な小売価格と同じ。
キャンプ場内に自販機があるのって、めっちゃうれしい!
このキャプン場は市街地の近くにあるんで、買い物に行くにも時間はかかりません。
それでも、飲み物1本買うためだけに出かけるのはおっくうでしょ。
小さなお子さん連れのファミリーキャンプとかだと、余計にそうじゃないかなあ。
24時間いつでも飲み物が買えるサービスって、何気にスゴイと思うんですよね~
管理棟側の一番西端にはバンガローが7棟建っています。
ログハウス風のデザインで、6人から7人用のもの。
利用には予約が必要で、料金は日帰り1,000円、宿泊2,000円です。
寝具や室内設備はありませんが、ぶっちゃけ、ハンパなく安い!
ソロでも大雨とか悪天候の日は、迷わず利用したくなりますね~
バンガローの周囲が芝地で、庭のようになっているので、日中はタープを立てて外でバーベキュー。
夜はバンガローの中で眠る、なんて使い方でもいんじゃないでしょうか。
バンガローエリアには、簡易炊事場があります。
屋根と電灯、そしてステンレス製のシンクがあるのみの簡易な設備です。
最近は、バーベキューコンロなど、炊飯器具は自前で準備する方が多いと思うので、水だけあれば十分なんでしょうね。
もちろん、水はそのまま飲用水として使えます。
簡易炊事場の脇には、「三重湖ハウス」っていう、屋内でバーベキューができる施設が建っています。
雨や風、暑い日差しを避けることができるんで、ファミリーやグループでのデイキャンプのときにもおススメ。
利用料金は、1回500円です。
バンガローのエリアには、炭捨て場が設置。
このキャンプ場は、ごみは各自持ち帰りなんですが、炭や灰は捨ててもOK。
使用済みの炭とか灰も持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
次に紹介するのは、中島のエリア。
三重湖に浮かぶ島のような場所で、管理棟側から橋を渡って行くことができます。
ちなみに、ずっと先に進むと、対岸の第2駐車場のエリアに出ますよ~
管理棟側と中島の間には、小さな橋が架かってます。
吊り橋ですが、床版はしっかりしてて、まったく揺れませんので安心して渡れますよ。
通路は砂利敷きで、道幅は狭く、2人並ぶのがやっとくらい。
もちろん、バイクも含めて車両の乗り入れはできないんで、荷物の搬送がちょっと大変。
カートとかを自前で用意したほうがいいですね。
橋を渡ると、芝地のテントサイトになっています。
中島の幅は、そんなに広くないんで、大型のファミリーテントやタープは、場所の選定に苦労しそう。
中島は、中央が丘のように高く、水辺に行くにしたがって低く傾斜しています。
柵とかもないため、小さなお子さんのいるファミリーキャンプ向きの場所ではないですね~
フナ系の魚が釣れるみたいで、釣りメインの方がテントを張っている感じ。
中島の中央付近は、少し広くなっていて東屋があります。
周囲に壁もないし、屋根も小さいので、悪天候時の避難先に使えるかというと、ちょっと微妙。
でも、この辺りは樹木が多く、自然の風よけ、日よけになってくれてる。
敷地も広いので、大きめのテントでも張ることができます。
問題は、管理棟、トイレ、炊事場のいずれからもめっちゃ遠いこと。
一番不便な場所と言ってもいいでしょう(笑)
東屋からさらに第2駐車場の方に向かって進むと、木が生い茂ってきます。
地面はちょっと湿っていて、虫もかなり出そう。
テントサイトとして利用された跡はほとんどない感じ。
プライベートサイトっぽい、ソロ向けって言うか、孤独感満載なんで、こういう雰囲気が好きな方にしかおススメできません(笑)
電灯も水もトイレもないですから、ブッシュクラフト的な遊び方もできそうですね。
この場所にテントを張るときは、しっかり準備してからにしましょうね。
次に、管理棟の対岸にある第2駐車場のエリアを紹介します。
ここは、管理棟から直線距離で400mくらい離れた場所です。
町道南12号線の向かい側には、同じ南幌町が管理する「三重緑地公園キャンプ場」があって、名前も似てるし間違いやすいんですよ。
この場所でキャンプをするときは、三重湖公園キャンプ場の管理棟への届け出が必要です。
細かいことですが、町が管理を委託している指定管理者が別なんで、ちゃんと「三重湖公園キャンプ場」で受付してくださいね~
これが第2駐車場。
アスファルト舗装の平坦な駐車スペースで、白線による区割りあり。
普通車だと約20台が駐車可能な大きさ。
駐車場に隣接した場所がテントサイトなので、実質、オートサイトのように利用できます。
利便性の面では抜群ですが、道路のすぐ近くだし、車の出入りもあるんで、ちょっと落ち着かないかも。
駐車場から三重湖までの間がテントサイトになっています。
こちらも、全面芝地のフリーサイト。
管理棟側のテントサイトに比べて自然の地形のままなので、うねりや凸凹があります。
完全に平坦な場所は少ないですね~
その分、木々が生い茂っていて、森林キャンプ場のような雰囲気。
適度に木陰もあるし、風よけにもなってくれて、のんびりできそう。
三重湖の湖畔ギリギリにテントを張ることもできます。
ただし、水辺に向かってけっこうな傾斜があります。
柵はないし、夜間の電灯もないんで、とくに夜は気をつけてください。
第2駐車場から中島に向かう途中に、こんな感じのオートサイトっぽい場所もあります。
ただし、いま車が止まっている位置に輪留めのブロックが置いてあって、車両は進入禁止とのこと。
自転車の方だと、うまく使えそうですね。
第2駐車場側には炊事場はありませんが、中島との境あたりに立水栓があります。
水はそのまま飲めるんで、調理をしないのであれば、これで十分でしょう。
最後に、町道西3号沿いのテントサイトを紹介します。
はじめに懐の広いキャンプ場って書きましたけど、こんな場所までテントサイトとして利用していいなんて、マジ、スゴイ。
なかなかないですよ、ここまで自由度の高いキャンプ場は。
このエリアは、キャンプ場の一番西の端。
町道沿いにあります。
立地的には、水辺の近くではありますけど、ロケーションはそれほどよくはありません。
すぐ隣りを道路が走ってるし、トイレも炊事場もないんで、一番不便な場所かも。
だけど、この場所は、テントサイトに車を横付けできるんですよ。
あとは、利用者が極端に少ないんで、サイトが広々と使えることかなあ
その点が最大のメリットだと思います。
ちなみに、道路沿いすべての場所にテントを張れるわけじゃない。
ロープが張ってあって使用できない場所もあります。
砂利や舗装の駐車スペースみたいになっている場所をテントサイトや駐車場として使う感じですね。
第2駐車場側のテントサイトと同じく、ここは管理棟からかなり離れた場所。
利用するときは、必ず「三重湖公園キャンプ場」の管理棟で受付をしてください。
そして、道路沿いに車を止めたり、はみ出したりすのは、めっちゃ危険ですから、絶対にやめてくださいね~
三重湖キャンプ場は、有料キャンプ場ですが、予約による場所の確保はしないため、設営の場所は先着順。
キャンプシーズン中の週末は混み合うこともあるので、ほかの方の迷惑にならないよう、常識的な範囲でテントを張りましょう。
夜間照明については、場内に街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。
でも、照明器具なしでのキャンプは危険なため、電灯類は忘れないようにしてください。
あとは、自然豊かな水辺のキャンプ場なので、季節によっては大量の虫が発生することがあるかも。
虫対策も忘れずに。
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKです。
なお、このキャンプ場の北側に三重緑地公園キャンプ場ってのがあります。
こちらは、広い敷地の緑地全体がテントサイトで、グループや家族連れの方が大勢でバーベキューをしています。
料金は同じですが、花火やペット同伴は禁止。
焚火はOKですが、直火はダメ。
とくにデイキャンプで賑わってる人気のキャンプ場なんですよね~
開場期間が11月中旬までと長く、駐車場も大きいため、キャンピングカーなど車中泊の方でも利用しやすいと思います。
興味のある方は、紹介記事を読んでくれたらうれしいです。
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トイレについて
トイレは、管理棟内を除くと、管理棟側のテントサイト近くに1か所だけ。
位置で言うと、駐車場の西角にあります。
バンガローに近い場所ですね。
レンガ造り風のおしゃれなデザインで、入り口は男女別となっています。
管理棟は17時には閉館してしまうので、夜間や休館日である月曜日は、このトイレしか使えません。
こちらは男性用トイレ。
天窓があるため、雨でも降っていない限り、昼間のほとんどの時間帯で自然の光が入ってきます。
壁の面にも窓があって、中はとっても明るい雰囲気。
壁は白色、床はコンクリート敷きで、一昔前の公衆トイレのような造り。
手洗い用の洗面所と水洗式小便器があって、どちらもキレイに掃除されてます。
大便用は、水洗洋式便座が1つ。
予備のトイレットペーパーもたくさん準備してありますね。
でも、見て分かるとおり、トイレは全体的に老朽化しています。
まったく汚くはありません。
ちゃんと掃除してあり、清潔そのものです。
ただまあ、全体的に狭いし、壁の塗装が剥げてきちゃってますからね。
女性や子供さんは、ちょっと抵抗があるかもしれません。
重ねて言いますが、キレイに掃除してあって清潔ですよ。
ボク個人としては問題ないんですが、できれば新しいトイレすれば、もっともっと利用者が増えるんじゃないかなって思いましたね~
炊事場について
炊事場は、管理棟側にある駐車場とテントサイトの間に1か所。
あとは、バンガローのエリアに1か所あります。
この炊事場は、位置で言うと、噴水付きの水遊び場の近くです。
鉄骨で組んだ柱にトタンの屋根が乗っているだけの簡易的な造り。
電灯はあるので、夜でも使えます。
ステンレス製シンクの中央に仕切りがあって、洗い場は2か所。
シンク1つに長パイプの自在水栓が1つ、合計2つの蛇口がついています。
調理台はなく、シンクの縁も狭いんで、調理器具を置いたり食材を置くことは無理っぽい。
あくまで、簡易の炊事場ですね。
水は、そのまま飲むことができます。
場所的には、アスファルト舗装された駐車場の近くなんですが、ここはすぐ近くに水辺があるキャンプ場です。
虫がめっちゃ出やすい環境なんで、虫対策もお忘れなく。
このキャンプ場内には常設の「かまど」はありませんし、ごみは各自持ち帰りが基本です。
でも、炭や灰を捨てる場所が炊事場の脇に用意されています。
使用済みの炭とか灰も持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
利用上の注意事項について
キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
利用前に管理棟で受付をすること。
このキャンプ場は、利用時間について、かなり柔軟に対応してくれるんで、夜間や管理棟の休館日に来た場合でも、翌日必ず受付をしてくださいね~
駐車場以外の場所への駐車禁止。(芝地への車両乗り入れ禁止)
夜間に騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。
夜間は管理人さんがいませんので、火の取り扱いには十分気をつけてください。
花火は手持ちのみ可、ペット同伴もOKですが、水遊び場の中には入れないように。
ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはサイトごとに分けている所が増えてきてますね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
カヌーなど非動力船の使用については、要相談とのことです。
そして、ぜったい守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
消し炭や灰などは、簡易炊事場近くに置いてある専用の容器(土管)に入れてください。
温泉施設の紹介

出典:南幌町 公式サイト
キャンプ場から一番近い入浴施設は、「なんぽろ温泉ハート&ハート」。
車で約10分。
途中に南幌町の中心地があるので、買い物や給油をするにも便利ですよ~
この施設は、平成3年に町営温泉としてオープンした、いわゆる公共の温泉宿泊施設です。
現在は町の委託を受けた、札幌市に本社を置く株式会社アンビックスが管理・運営しています。
建物は、日帰り温泉専用の「本館」と宿泊施設のある「新館」の2つ。
お風呂は、本館と新館の両方のお風呂が楽しめるように回廊でつながっています。

出典:なんぽろ温泉ハート&ハート 公式サイト
館内は、2018年にリニューアルされ、道内では珍しいラドン泉や酸素風呂を設置。
室内はバリアフリー対応。
浴槽は、一般的な内風呂のほか、露天風呂が2種類もあり、檜風呂や週替わりの香り湯など多彩なお風呂が楽します。
お湯は、循環ろ過なしの源泉かけ流し100%!
温泉マニアも納得ですね~

出典:なんぽろ温泉ハート&ハート 公式サイト
泉質はナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性高張性温泉)
一般的に、海水の成分に似た塩分を含む温泉で、よく温まることから「熱の湯」などと呼ばれています。
お湯は、茶褐色に変化していて、塩気が強い感じ。
シャンプーやリンス、ボディーソープなども用意してあるので、タオルだけ準備すればOK。
タオルとバスタオルセットが700円で販売してるから、手ぶらで行っても大丈夫です。

出典:なんぽろ温泉ハート&ハート 公式サイト
日帰り入浴の営業時間は、10時から21時まで。最終受付(20時30分)
休館日はなく、年中無休の営業です。
休みの日が無くて、午前中から夜までやってるって、旅行者が利用するにはもってこいの温泉ですよね~
日帰り入浴の料金は、大人650円、小人300円、未留学時は無料です。
めっちゃ種類豊富なお風呂に、充実した設備で、このお値段はリーズナブル。
キャンプ場から近いんで、ぜひ立ちよってください。

出典:なんぽろ温泉ハート&ハート 公式サイト
館内に売店は2か所。
宿泊棟売店では主にお土産になるようなお菓子や、南幌町特産品を取り扱っています。
日帰り棟の売店では、野菜や果物、お菓子や加工食品なども販売していて、共通して人気があるのは、南幌町特産品のキャベツを使ったキムチです。
「南幌キャベツキムチ」は、普通のキムチとはまた違う歯ごたえで、味は濃厚で辛いんですよね。
お土産にするもよし、キャンプ場で自分で食べるもよし!
もちろん、温泉宿として宿泊も可能。
レストランでは、地元の特産品を使い、素材のおいしさを最大限に生かした料理を食べられます。
一番人気は、南幌町特産物のキャベツをふんだんに使った名物キャベツ天丼。
テレビの全国放送にも取り上げられたこともあるんだとか。
たまには、キャンプじゃなくて、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね。
なお、詳細は、なんぽろ温泉ハート&ハートの公式サイトをご確認ください。
三重湖公園キャンプ場のデータ
名前 | 三重湖公園キャンプ場 |
かな | みえここうえん きゃんぷじょう |
住所 | 北海道空知郡南幌町南13線西3番地 |
連絡先 | 管理棟(電話番号:011-378-1270)、南幌町 都市整備課 土木グループ(電話番号:011-398-7214) |
管理者 | 南幌町 |
営業期間 | 例年4月1日から10月31日まで |
料金 | テント2張りまで一泊500円、バンガローは日帰り1000円、一泊2000円。 |
ジャンル | 芝地のフリーサイト(車両の乗り入れ不可) |
施設 | 管理棟、テントサイト、簡易炊事場、トイレ、東屋、駐車場、遊具、噴水付き水遊び場 |
備考 | ゴミ持ち帰り(炭、灰のみ廃棄可)、焚火可(直火禁止)、ペット同伴可 |