【更新情報】2019年7月
こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
今回紹介する大池いこいの森キャンプ場は、新潟県南西部の上越市(じょうえつし)にある無料のキャンプ場です。
上越市の委託を受けたNPO法人くびき里やま学校が、大池いこいの森ビジターセンターで受付業務をしているので、利用するときは、現地で利用届を提出してください。
大池いこいの森は、春は桜の名所、秋は大池まつりと、名前のとおり市民のいこいの場となっているだけあって、周辺の景観はめっちゃいいですよ~
広大な敷地にあるキャンプ場なので、テントサイトは3か所に分散しており、大自然が満喫できる第1キャンプ場(旧第2キャンプ場と統合)、家族連れにピッタリの池のほとりにある管理の行き届いた第3キャンプ場、サバイバル感たっぷりの第4キャンプ場があります。
大池いこいの森の名前の由来となった大池は、江戸時代より前の地図にも載っている歴史のある池で、面白い昔話などもありますので、その魅力をた~っぷりと紹介したいと思います。
大池いこいの森までのルート
大池いこいの森がある上越市は、1971年(昭和46年)、上越地方に古くからある高田市と直江津市が合併して発足しました。
2005年(平成17年)には、大池のある旧頚城村を含む周辺の13町村が編入、新潟県内では、新潟市、長岡市に続く3番目に人口が多い自治体です。
大池いこいの森までは、上越市の中心市街地からだと距離約14.4㎞、車で約20分。
最寄りの高速道路インターチェンジ、北陸自動車道大潟PA併設スマートICからだと距離約7km、車で約10分、上越ICからだと距離約12km、車で約17分です。
キャンプ場までの交通のアクセスは悪くなく、車で10分程度の場所に温泉施設と道の駅があるので、利用しやすいキャンプ場だと思います。
大池いこいの森を紹介するよ
大池いこいの森には大池と小池、2つの池があります。
この二つの池は、田んぼに水を供給するとっても重要なため池で、1593年(文禄2年)の地図にも載っているくらい古くからあったようです。
文禄というと、豊臣秀吉が行った朝鮮出兵、文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき)の文禄です。
すっげぇ昔からある池なんですね~
1959年(昭和34年)に大池地区を含む周辺3地区が、直峰松之山大池県立自然公園(なおみねまつのやまおおいけけんりつしぜんこうえん)に指定されたあと、1977年(昭和52年)大池周辺が大池県民いこいの森としてオープンしました。
1897年(昭和62年)に大池県民いこいの森が新潟県から当時の頸城村(くびきむら)に譲与され、現在の名称となったあと、2005年に頚城村が上越市に合併して現在に至ります。
大池いこいの森は、新潟県景勝100選にも選ばれており、大池と小池、その周辺の自然からなるめちゃくちゃでっかい野外活動の場で、キャンプだけでなく、ジョギングやサイクリングなどを楽しむことができます。
毎年9月には、その昔、大池地域で行われていたお祭りを再現した大池まつりを開催しており、地域PRコーナーをはじめ、名物のコイやニジマスのつかみ取り、カヌーの試乗体験のほか、青空市場などの催しがあります。
ざっくりと大池いこいの森を紹介するとこんなとこ。
すっごい昔から地元とともにあった歴史ある池ってことですね~
で、大池と小池には、こんな昔話があるようです。
大池には大亀、小池には大蛇が住んでいて、あるとき、この2頭がけんかをしたんですが、なかなか決着がつかない。
最後の最後、大亀が大蛇の目に食らいついて片目をつぶすと、大蛇はどこかへと逃げてしまいました。
それ以来、小池に住むコイやフナはみんな片目になってしまったとさ。
おしまい。
大池いこいの森キャンプ場までの道順について
大池いこいの森キャンプ場は、人里離れた山の中にあるんじゃないので道路事情は悪くないんですが、ともかく大池、小池周辺が想像以上に広くて、キャンプサイトが3か所に点在しているため、どこに向かったらいいのか迷うかもしれません。
とくに、ナビゲーションシステムで「大池いこいの森キャンプ場」って入力すると、ビジターセンターから離れた第1キャンプ場を案内されてしまうことがあります。
利用するときは、まずは、ビジターセンターで受付をしなくちゃダメなので、ナビの入力は「大池いこいの森 ビジターセンター」としましょう。
これが大池いこいの森の全体図です。
大池と小池の間の道路を通って、ビジターセンターに向かいます。
県道30号線を走っていると、写真にある「大池いこいの森」と書かれた案内板が見えてきます。
でも、この案内は、第1キャンプ場の方なんです。
こっちに進まないようにしましょう。
ビジターセンターへ向かう案内板は、こっち。
「ビジターセンター・第3キャンプ場」と書かれています。
県道30号線からUターンするように側道に入ります。
あとはまっすぐ道なりに進むだけ。
ほどなくして、大池、小池のうつくしい風景が現れますよ~
ビジターセンターについて
県道30号線から約1.2㎞走るとビジターセンターに到着です。
ビジターセンターは、大池を訪れる人にレクリエーションや体験学習などの野外活動をするときの拠点にしてもらおうとつくられました。
1階には農業資料館(見学自由)があり、2階は研修室、また建物内にはシャワー室や浴室もあり、宿泊施設しての設備も整っています。
開館時間は、午前9時~午後5時(予約がある場合は午後10時まで)
休館日は、毎週月曜日と祝祭日、年末年始。例年12月中旬から2月末までは土、日、祝日のみの開館。
原則、利用前にビジターセンターで受付をして利用届を提出します。
もし、開館時間外にキャンプ場を利用したときは、利用後、受付をしてください。
ビジターセンターは休息所も兼ねていて、トイレや清涼飲料水の自販機もあります。
焚火好きのモトキャンパーにとってはうれしいことに、製材の端を集めた薪が1束350円で売ってるんですよ。
めっちゃ安くね?
バイクだと薪を市街地で買ってのが大変なまで運ぶのってすっごく大変なんで、管理施設で販売してるのって、ありがたいんですよね~
ビジターセンター付近から見た大池の景色
ほへ~すっごいキレイ!
マジ、ロケーション最高だわ、ここ。
テントサイトについて
ビジターセンターでお話を聞いたところ、もともと大池いこいの森には第1から第4までのテントサイトがあったんですが、第1と第2が統合されたので、3か所のテントサイトになっているとのこと。
一番人気は第3キャンプ場で、大池に浮かぶ孤島のような場所にあります。
家族連れなら断然ここをおススメするそうです。
第1キャンプ場は、ビジターセンターから大池を挟んで反対側で、ここは森に囲まれた自然の中のテントサイトという感じだそう。
第4キャンプ場は、ビジターセンターから橋を渡って行くんですが、手を入れていないため、かなり荒れています。
キャンプというより野宿とかサバイバルってイメージらしい。
数年前とはかなり状態が変わっているようです。
ってなことで、ビジターセンターの方のおススメ順に紹介しますね。
第3キャンプ場
一番人気の第3キャンプ場は、県道30号線からビジターセンターに向かうちょうど中間あたりにあります。
道路を挟んでキャンプ場の向かい側に駐車場とトイレがあります。
駐車場は、普通車10台くらいしか駐車することができません。
第3キャンプ場の公称利用可能人数は約100人なので、ぜ~んぜん足りてないですね~
なお、ここからビジターセンターに向かう途中にも駐車場があります。
少し離れますが、混雑時はそちらに駐車する感じかな。
こちらが駐車場と同じ敷地にあるトイレです。
男女、身障者用に分かれています。
男性用小便器は水洗式で3つ。
床と壁はタイル貼りになっていて、すっごくキレイ。
大便用は水洗和式が2つ。
予備のトイレットペーパーもあり、こちらもすっごく掃除が行き届いていました。
身障者用は水洗洋式で、暖房付き便座。
めっちゃ清潔感があります。
照明もあり、管理の行き届いた清潔なトイレですが、テントサイトからは道路を挟んでちょっと遠いんですよね~
とくに夜間の利用には気をつけたいですね。
テントサイトは駐車場、トイレのちょうど反対側。
30mほど小道を進んだ先にあります。
車両は進入禁止ですが、道路からそれほど離れていないので、荷物の搬送は苦にならないと思います。
第3キャンプ場のテントサイトです。
周囲が池に囲まれて、大池に浮かぶ島のよう。
めっちゃ雰囲気ある~
池のほとりには桜などの木々が植えられており、春にはお花見をしながらキャンプを楽しめます。
適度に木陰もできて、ホント、ロケーションは最高!
土と芝のフリーサイト。
芝は短く刈り込まれており、ほぼ平坦でテントを張りやすい。
地面の硬さもちょうどよく、ペグの刺さりもいい。
ところどころに石製のテーブルとベンチが置かれていて、その周りにテントを張るとけっこう便利。
一番奥には東屋があり、急に天候が崩れたときの雨宿り先としても利用できます。
周囲に木々が植えられていますが、真っ平らな島のような場所ですから、強風の影響を受けやすいと思います。
水辺の近くなので、悪天候時は足を滑らせて転落しないよう、十分お気をつけください。
それにしても、池の青く澄んだ色と森の緑がじつに映えますね~
たしかに、ここが一番人気ってのもわかります。
炊事場は、テントサイトに入ってすぐの左手。
水道設備とかまどがあります。
炊事場は、屋根付き水道のみの簡素なつくりで、コンクリート製のシンクが2つ設置されています。
洗い場はかなり低く、小さな子どもでも使いやすいようにしてるのかな。
水は、上水道なのでそのまま飲用が可能。
かまどは屋根なし、レンガとコンクリートで組んだものが6つ。
あまり使用されていないのか、朽ち果てた感じがします。
この第3キャンプ場は照明がないため、夜間は真っ暗になります。
照明器具を忘れないようにしてください。
スマホの電波は、ドコモ4GでMAXで、ネットも電話もバッチリですよ~
焚火は直火厳禁、薪や炭の燃えカスも含めてゴミは持ち帰り。
また、大池いこいの森は鳥獣保護区域であるほか、大池、小池とも釣りは禁止です。
ルールとマナーを守って、大池の大自然を楽しみましょうね~
次のページでは、第1、第4キャンプ場と周辺施設などを紹介するよ