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【有料キャンプ場】極上の景色!パレットヒルズキャンプ場【北海道・道北】

【更新情報】2022年6月

今回紹介するパレットヒルズキャンプ場は、北海道鷹栖町(たかすちょう)にある有料キャンプ場です。

管理は鷹栖町の委託を受けた「株式会社グリーン開発」で、開場期間は、例年4月中旬から11月中旬まで

開場期間は不定期ですが、道内では珍しい冬季間の営業も行っていて、なんと「雪中キャンプ」が楽しめちゃいます!

利用にあたっては、金曜日から日曜日まで及び祭日と祭日の前日は、キャンプ場の入口にある管理棟で受付をしてください。

それ以外の日は、パレットヒルズパークゴルフ場にある受付で対応しています。

受付時間は原則として10時から17時まで。

テントサイトは全面芝地のフリーサイトで、コテージやロッジなどはありません。

利用料金は、大人1人一泊300円(高校生以下は無料)、デイキャンプはすべて無料です。

チェックインは受付時間の10時からで、チェックアウトが翌日の受付時間が終了する17時まで。

 

このキャンプ場のおススメポイントは、眺望バツグンの広大な敷地で気軽にキャンプが楽しめる!ってところ。

設備も充実しているうえ、料金は大人のみ1人一泊300円という驚きの安さです。

おまけにデイキャンプは、すべて無料!

太っ腹にもほどがありますね~

しかも、鷹栖町の中心から車で5分程度だし、旭川市からでも20分で来れちゃいます。

交通アクセスもめっちゃいいんですよね。

町内には日帰り入浴施設、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの商業施設が揃ってますから利便性もバッチリ!

焚火(直火禁止)もOKだし、ペット同伴も可。車中泊だってできちゃう

テントのレンタルや七輪セットの貸し出しも行っています。

自然を生かしたテントサイトは、四季折々の景色を楽しめるし、夜は美しい星空を眺めることができます。

自由度が高く、キャンプ本来の楽しみを味わい尽くせる環境にありながら、設備は整っていて管理が行き届いているんですよね。

家族連れからグループキャンプの方、キャンプを始めたばかりの方からベテランのソロキャンパーまで、幅広い層におススメできるキャンプ場です。

とくに、キャンプ初デビュー!って方にすっごく向いていると思いますよ。



鷹栖町の紹介

鷹栖町は、上川総合振興局に属し、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。

明治25年、旧上川郡のうち石狩川右岸一帯が鷹栖村として誕生。大正時代に鷹栖村(現鷹栖町)、旧東鷹栖村(現旭川市東鷹栖地区)、旧江丹別村(現旭川市江丹別地区)の三村に分かれました。

昭和44年に町政に移行し、現在に至ります。

鷹栖町は、北海道のほぼ中央、上川盆地の北側に位置しており、周りを小高い山に囲まれた盆地状の地形です。

町の中心部をオサラッペ川が北から南へ流れ、石狩川に注いでいます。

町内はほぼ全域にわたって碁盤目状に道路が張り巡らされているほか、旭川市に隣接し、市内まで車で約25分という利便性の高さによって、旭川市のベッドタウンとして開発が進められてきました。

また、豊かな自然に囲まれており、品質、収穫量とも道内屈指の稲作、付加価値の高いきゅうりの生産など、良品質な農産物の供給地帯であります。

現在は、道央自動車道により、札幌圏や道北、道東など北海道各地への交通アクセスも良く、積極的な企業誘致により、農・商・工一体となった地域複合産業の形成を目指している町です。

町名の由来は、「大きな鳥(鷹)の棲むところ(巣)」を意味するアイヌ語「チカップニ」が意訳され、「鷹栖」となったそう。

気候は、隣接する旭川市と同じく、盆地特有の内陸性気候。

夏の最高気温は30度以上、冬の最低気温はマイナス20度以下という、気温の年較差が50℃以上にもなる、道内の中でも寒暖差が大きい地域です。

1日の温度差が大きく、四季の変化に富んでいることも、特色のひとつでしょう。

じつは、世界的な輸送機器メーカー「HONDA」が、過酷な気象環境に耐えうる製品を作るため、1980年代末に理想のテストコースを求めて、国内150もの候補地の中から選んだのが、この鷹栖町なんですよ~

1993年、Hondaの日本最大の総合テストコース「鷹栖プルービンググラウンド(PG)」が完成しました。

鷹栖PGは、パレットヒルズのすぐ北側にありますし、車やバイクが好きな方は、近くを通ってみるだけでも楽しいかも(笑)

年に数回、抽選とはなりますが、見学会も開催されています。

 

最後に鷹栖町の特産品を紹介しますね。

鷹栖町が「健康なまちづくり」政策を進めているとき、町民のビタミン摂取量が少ないことが分かったため、それを補うためトマトに目をつけたんだそうです。

もともと鷹栖町の昼夜の大きな気温差が、甘みのあるトマトの生育に適しており、多くの生産者が畑でトマトを育てていました。

そのため、「食べきれず腐らせるのはもったいない」と生産者が協力し、公民館を改装した「農産加工簡易施設」でトマトジュースづくりが始まったのです。

そして、地元の主婦の方たちが工夫をこらしてジュースを作ったところ、予想以上の評判と美味しさだったそう。

昭和61年には鷹栖町農業振興公社を設立、トマトのラテン語の学名「リコペルシコン・エスカレンタム・ミル」(食べられる狼の桃)から「オオカミの桃」という名をつけ、本格的な生産を開始しました。

「オオカミの桃」は、味は濃厚で、トマト本来の甘みとほのかな酸味が特徴です。

塩分が少ないので、もぎたてトマトをそのまま食べたような味わいが楽しめるんだとか。

開発から30年以上経っても、すっごく人気のある商品なんですよ~

これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は鷹栖町へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。

パレットヒルズまでのルート

キャンプ場のあるパレットヒルズまでは、鷹栖町の中心から車で約5分。

町の北側に位置する丘陵地の森を切り開いて作った公園です。

南側の平野部は田園地帯になっていて、町内まではほぼ1本道。

町内には道央自動車道「旭川鷹栖IC」と「旭川北IC」があり、札幌圏へのアクセスも容易になっています。

隣接する旭川市からは車で約20分、札幌市からでも高速道路を使えば2時間かかりません。

北海道観光の中でも屈指の人気エリアにあることも魅力のひとつです。

旭川をはじめとするこのエリアには、これぞ北海道!というような絶景が広がっていますからね~

 

出典:鷹栖町公式サイト

パレットヒルズは、鷹栖町を代表する観光名所のひとつですから、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことなく着くはず。

ただし、パレットヒルズの敷地はかなり広く、たくさんのゾーンに分かれています。

キャンプの受付は、金曜日から日曜日まで及び祭日と祭日の前日は、キャンプ場の入口にある管理棟。

それ以外の日は、パレットヒルズパークゴルフ場にある受付で対応しています。

曜日によって変わるので、利用日に合わせてください。

パレットヒルズを紹介するよ

出典:鷹栖町公式サイト

パレットヒルズは、鷹栖町の中心から北に約5kmに位置する丘陵地に設けられたアクティビティスポットです。

鷹栖町の豊かな自然を生かし、町民と行政が一体となって植樹などの整備を進めている憩いの杜。

整備コンセプトは、楽しみの場所、ふれあいの場所、のんびりする場所、守り・育てる場所の4つの大きな場所それぞれに、さまざまな人々の体験と物語を紡ぐ場所をゾーニングすること。

桜の杜ゾーンや水辺のふれあいゾーン、環境・体験学習ゾーン、育成の杜ゾーン、大風景ゾーン、レクリエーションゾーンなど12のゾーンがあります。

たとえば、桜の杜ゾーンでは、春に桜が咲き誇り、「さくらフェスタ」や「夜桜ライトアップ」のイベントが行われます。

水辺のふれあいゾーンでは、夏の時期はキャンプやバーベキューなどで賑わい、秋は丘一面に広がる紅葉を楽しめちゃう。

そのほか、寒い冬の時期も雪板やスノーシューで景色を見ながら冬山を散策できるなど、どの時期に行っても楽しさ満載の場所です。

丘の上の見晴ゾーンにある展望台は、晴れた日の日中は大雪山連峰を一望でき、夜は満天の星空を見ることができる最高のロケーション。

パレットヒルズでは、1年を通して自然環境を生かした星空観察や写真教室、音楽イベントなどにも利用されています。

鷹栖町を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしいスポットのひとつです。

 

パレットヒルズを上から見ると、こんな感じ。

敷地の中央を道路が縦断していて、入り口に駐車場と管理棟。

展望台方面に進むとパークゴルフ場があって、受付場所と駐車場があります。

駐車場以外の場所は、車両の乗り入れができません。

パレットヒルズのゾーン内は、パークゴルフ場内と展望台の一部を除いて、芝地であれば基本的にどこにテントを張ってもOKです。(冬季は管理棟周辺のみ限定)

敷地がとんでもなく広い上に、あまりにも自由度が高くて、どこにテントを張っていいか迷っちゃいますよ、マジで(笑)

とは言え、駐車場からテントサイトまで離れた場所も多いし、丘陵地のため、荷物の搬送を考えると、駐車場や管理棟近くが混み合うでしょう。

荷物の少ないソロキャンパーの方は、人気のない思い切った場所にテントを張れるのも大きな魅力だと思いますよ~

管理棟(受付)について

管理棟は、鷹栖町内からパレットヒルズに向かって進み、駐車場を過ぎたあたりの道路沿いに建っています。

週末以外は受付業務をしていないため、平日はパークゴルフ場方面まで進みましょう。

 

これは、管理棟の手前にある駐車場。

ほぼ全面が砂利敷き未舗装で、一部身障者用のスペースが舗装されているだけです。

普通車だと、だいたい50台が駐車可能。

白線による区画もないため、逆にキャンピングカーなどの大きな車でも止めやすいですね。

地面は固く踏み固められていますが、荷物満載のバイクは転倒に注意してください。

サイドスタンドプレートなどがあると安心です。

これが管理棟。

鉄筋コンクリート造りのめちゃ立派な建物ですね~

開館時間は、金曜日から日曜日まで及び祭日と祭日の前日の10時から17時まで。

時間外に来場した場合でも柔軟に対応してくれるので、利用するときは、必ず管理者に連絡してくださいね。

パレットヒルズの利用時間は、

宿泊キャンプ チェックイン10時、チェックアウト翌日17時

デイキャンプ 10時から17時までの間

冬季キャンプ 不定期間開催(令和4年度の開場期間は、令和4年12月1日~令和5年2月28日)

となっています。

なお、出入口は24時間開放されており、夜間、早朝などの出入りも自由です。

利用料金は、大人1人一泊300円。(高校生以下無料)

デイキャンプは、一律無料

車中泊は、宿泊キャンプと同じ料金です。

ほんと、この環境、この施設の充実ぶりから考えられないくらい、激安のお値段ですよね~

ほかにも、8人用の大型テントのレンタルが税込み1泊4000円、七輪セット(七輪、火ばさみ、網、炭、着火剤、うちわ)が500円で借りられます。

焚火用の薪に至っては、なんと1かご300円!

これには、驚安の殿堂もびっくりですね(笑)

ぶっちゃけデイキャンプならいつでも無料なんで、鷹栖町を訪れたら、ぜひパレットヒルズまで足を運んでみてはいかがでしょうか。

なお、利用方法については、公式サイトを確認してくださいね。

 

管理棟のあるセンターゾーンは、文字通りパレットヒルズの中心となる区域。

管理棟が開放されているときは、中のトイレや休憩スペースが利用できます。

急な雨や悪天候時の避難先にも使えるため、小さなお子さんのいるファミリーキャンプも安全、安心して楽しめますよ~

 

建物周辺には遊水施設や東屋のほか、キッチンガーデンが整備され、15種のハーブ類とブルーベリー、ハスカップの果樹が植樹されているんだとか。

 

ここは、管理棟近くにあるスケートボードパーク。

地域おこし協力隊の発案によって作られたみたい。

こんな感じで町ぐるみで、パレットヒルズに力を入れていますから、年々進化しているんですね~

「前にパレットヒルズを利用したことあるよ~」って方も、今行ったら、もっともっと楽しめるようになっているかもですよ。

 

管理棟近くにリヤカーを配置してあります。

場内は砂利敷き未舗装だし、テントサイトはほぼすべて丘陵地にあるため、たくさんの荷物があるファミリーキャンプの方などは、ちょっと大変かも。

多くの方が利用するキャンプ場ですから、夏の時期はリヤカーがぜんぜん足りなさそう。

芝地など未舗装でも動かしやすいアウトドアワゴンなどを準備したほうがいいかもしれません。

リヤカーは、使い終わったら元の場所に戻してくださいね~

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管理棟から丘の上に向かって進むと、右手に砂利敷きの駐車場が見えてきます。

駐車場の奥に見えるプレハブが受付です。

 

これがサービスゾーンにあるパークゴルフ場の受付。

平日は、キャンプ場の受付も兼ねています。

 

パークゴルフ場の駐車場はこんな感じ。

管理棟近くにある駐車場と同じで、砂利敷き未舗装です。

普通車だと30台くらいは止められそうですね。

通常は、パークゴルフの利用客が駐車するスペースですが、周辺でキャンプをする場合、ここに車を止めてもOK。

荷物をテントを設営する場所の近くまで車で運んでから、ここに車を駐車すれば、荷運びはそれほど苦労しないと思います。

ただし、日中はパークゴルフ客の出入りがありますので、邪魔にならないように気を付けてくださいね。

テントサイトについて

これがパレットヒルズの案内図。

キャンプスペースとして主に利用されているのは、3つのエリアになります。

1つは、管理棟の西側の多目的ゾーンから水辺のふれあいゾーンにかけて。

もう1つは、パークゴルフ場の受付周辺。

最後の1つは、展望台のある場所です。

それ以外の場所にテントを設営してもOKなんですけど、トイレや炊事場、駐車場所の関係で、だいたいその3つが人気ですね。

ちなみに、冬の時期のキャンプは、管理棟近くの多目的ゾーンに限られます。

では、それぞれの場所について紹介しますね。

 

ここは、管理棟の西側にある多目的ゾーンです。

桜の木に囲まれた芝生の区域で、焼肉を楽しむ「さくらフェスタ」や音楽イベント「ハレバレパレット」、写真教室といったイベントの会場としても利用されています。

管理棟や駐車場、炊事場から最も近いエリアで、利便性はバツグン!

家族連れやグループキャンプ、ちょっとした日中のデイキャンプを楽しむのでしたら、ここしかないって言うくらいおススメの場所。

 

欠点は、サイトが全体的に管理棟側から水辺のふれあいゾーンに向かって傾斜しているところ。

平坦な場所が少ないんですよね~

あとは、サイトの中央付近は、直射日光を遮る木陰がないので、日差しがキツイと思います。

真夏はタープなどがあるとより快適に過ごせるんじゃないかな。

 

多目的ゾーンと水辺のふれあいゾーンの境界付近は、地面が平らです。

木々も植えられているため、ちょっとした林間サイトのような雰囲気です。

トイレや駐車場からは少し遠くなりますけど、キャンプを楽しむ場所としてはイチオシ!

ソロ用のテントでしたら、木々の間に設営することもできると思います。

大人数のグループキャンプや家族連れのファミリーキャンプの利用は少ないでしょうから、ゆっくりのんびり過ごしたい派向けですよ~

 

管理棟と駐車場の間には、砂利敷き未舗装の場内通路が西に向かって伸びています。

その道路を西に向かって進むと、ちょうど多目的ゾーンと水辺のふれあいゾーンの間あたりに炊事場があります。

東屋風の屋根付きの造りで、夜間用の証明もあり。

砂利の上にコンクリート製のタイルが敷いてあって、雨の日でも足元が濡れずに使えますよ~

シンクはコンクリート製で、片側のシンクに蛇口が3か所。両側合わせて6か所です。

また、洗い場の隣りには、シンクとは別に立水栓が設置してありました。

令和元年に開催した「パレットヒルズを考える会」で、使いやすい水飲み台(子どもが裸足で遊んだ後、足を洗う流し台)とキャンパーが必要最低限の洗い物等を済ます炊事場についての意見があったそうです。

そのため、もともとは露天の簡易な炊事施設が、現在のように立派な炊事場に作り替えられたんだと思います。

ほんと、利用者目線に立った、いいキャンプ場ですね~

炊事場近くには、工事現場にあるような仮設トイレもあったんですが、ボクが行ったときは利用できませんでした。

利用客の多い夏の時期とかは使えるのかも。

なお、いつもより炊事場の写真が少なめなのは、近くで若いカップルがお食事中だったから。

邪魔しないように写真はこれだけしか撮りませんでした(笑)

 

これは、水辺のふれあいゾーンにある通称トンボ沼。

沢水を引き込んで作った人工池で、水辺に棲む生き物を観察、学習する場でもあります。

ヌマエビやコイなどのが生息しているようで、立て看板には、様々な生き物が図解してありました。

 

水辺のふれあいゾーンもキャンプOKな場所です。

ただし、池の周囲やここから西側は森が深くなっています。

街灯がなく、とくに夜は危険ですので、周辺でキャンプをする方は、十分に注意してください。

 

次に紹介するのは、ゴルフ場受付の周辺にある、草花をながめるゾーンから丘の上の見晴ゾーンまでの間のエリア。

このエリアは、パークゴルフ客用の駐車場やトイレなどの設備が整っていて、使い勝手のいい場所です。

さらに、管理棟のある多目的ゾーンより標高が高いため、見通しが良く、絶景が広がっているのもおススメの理由のひとつ。

平坦な場所が少ないことと、駐車場から多少離れているのが難点ですが、周囲に広がる景色は美しく、開けた場所なんで大型のテントも張りやすいです。

このエリアは、きっちり整備された公園型のテントサイトですけど、北海道の雄大な自然を肌で感じられますよ~

 

これは、トイレの北側にある草花をながめるゾーン。

丘陵地形を活かした草花の彩りが楽しめる場所です。

コニファーガーデン(種類の違うコニファーを植えてつくった庭)が作られ、散策路が通っています。

当たり前のことですけど、ガーデン内でのテント設営はできません。

 

ガーデン脇の砂利道を東側に向かって進むと、平坦な芝地になっており、そこはキャンプが可能。

トイレや水場が近いので、荷物の搬送さえ苦にならないのでしたら、家族連れの方にもおススメです。

 

テントサイトはこんな感じ。

めっちゃ開けていて、見通しはバツグンに良いですよ~

周囲には木々が植えられていて、樹林帯になっています。

地面は、ほぼ平坦で大きなテントとタープを張るには、うってつけの場所でしょう。

芝の手入れもバッチリ!

 

管理棟から展望台へと続く道路側を見ると、こんな感じ。

草花をながめるゾーンから丘の上の見晴ゾーンへ向かって散策路が通っています。

この周辺にテントを張ってもOK。

ただし、風や日差しを遮るような木が植えられていないため、天候によっては、あまり快適じゃないかも。

全体的に傾斜していますし。

 

丘の上の見晴ゾーンを見ると、こんな感じ。

めっちゃ広いのがわかってもらえると思います。

川や池などの危険な場所もありません。

子供が走り回っても、ぜんぜん問題ないですよ。

 

眼下には、パークゴルフ場と大雪山系の山々、そして鷹栖町の街並みが見えますね。

展望台ほどではありませんが、こちらの風景も見事。

濃い緑の草や木が目の前に広がっていて、明媚というほかありませんね~

 

草花をながめるゾーンから丘の上の見晴ゾーンへ向かう途中の道路沿いで、キャンプをしている方がいました。

大パノラマが広がっていて、ここも良い場所ですね~

ちなみにこの道路沿いにも桜の木がたくさん植えられています。

パレットヒルズ内に鷹栖町の方々によって植えられた桜の木は、なんと驚きの2000本!

平成10年から植樹祭が毎年実施され、町民の手で一本一本丁寧に桜の苗木が植えられてきたそうです。

北海道第2の都市である旭川市を含めた近郊の桜スポットでも最大級の本数で、かなり見応えがあるんだとか。

中でも、幻想的な光景の「夜桜ライトアップ」は必見!

桜のシーズンは、町内外から多くの観光客が訪れます。

公園内にびっしり植えられた桜が咲き誇るところは、一度は見てみたいですね~

 

これは、草花をながめるゾーンにあるトイレ。

パークゴルフ場の利用客と兼用のためか、鉄筋コンクリート造りの立派な建物です。

 

トイレの正面です。

建物の両脇には、トイレから出て身支度を整えるときに使えるようベンチシートが設置してあります。

 

トイレの入口は男女、身障者用に分かれていて、バリアフリー対応。

清涼飲料水の自動販売機が置いてあります。

料金は、一般的な小売価格と同じ。

自販機があるのって、めっちゃうれしいですよね~

車で買い出しに行けば、それほど時間はかかりません。

それでも、飲み物1本買うためだけに出かけるのはおっくうでしょ。

24時間いつでも飲み物が買えるサービスって、何気にスゴイと思うんですよね~

 

入口には鏡付きの洗面台が置かれ、すっごく清潔感のあるトイレです。

センサー式の夜間照明も付いていて、自動点灯するので夜間でも安心して使えます。

 

男性用小便器が2つ。

うち1つは、手すり付き。

青と白のコンストラクトがさわやか。

床はこげ茶系のタイルが敷かれています。

 

大便用は一般的な洋式便座が1つ。

掃除が行き届いていて、めっちゃキレイ!

予備のトイレットペーパーも備え付けてあるし、ベビーシートまで付いています。

最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座が用意してあるのは子供でも使いやすくていいですね。

 

身障者用トイレはこんな感じ。

一般的な洋式便座で、ウォーム便座とか温水洗浄便座ではありません。

室内は、車いすの方が利用しやすいよう、かなり広々とした室内です。

ベビーシートだけでなく、オムツ替え用のベッドも設置されています。

公的な施設でも、ここまで立派な身障者用トイレがあるのは珍しい。

ここのトイレは、小さなお子さんから女性の方まで、みなさん気持ちよく利用できるんじゃないでしょうか。

やっぱりトイレがキレイなキャンプ場はいいですよね。

「トイレのキレイさとキャンプ場の良さは比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)

 

これはトイレの外にある水道設備。

コンクリート造りの洗い場に蛇口2つ付いています。

公園とかによくある吐水口が回転するタイプで、水を飲むにも便利。

ホース付きの蛇口もあって、こちらはパークゴルフの道具などを洗うための物。

グレーチングの目が細かいので、物を落とす心配もないでしょう。

ただ、この設備は調理には向いていませんね。

そもそもここで料理をすることを想定してなさそう。

水は、そのまま飲用が可能です。

昔ながらの「かまど」はありません。

まあ、最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますからね。

とくにファミリーキャンプの方は、個人でバーベキューコンロなどを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。

 

最後に紹介するのは、丘の上の見晴ゾーンにある展望台のエリアです。

もはや説明は不要でしょう。

どうです?この完璧な景色。見ほれちゃいますね~

都会の喧騒から離れ、北海道の大自然を肌で感じたいなら、一番のエリアです。

 

ここは、晴れた日には大雪山連邦が一望できる、絶好のフォトスポットでもあります。

鷹栖町の田園風景や街並みだけでなく、遠く旭川市内も見えるため、夜景もめっちゃキレイです。

山座同定盤が設置してあり、目の前に広がる旭岳、十勝岳などの山々の名前が一目でわかるのも、うれしい配慮ですね~

 

これが、展望台にある駐車場です。

全面が砂利敷き未舗装で、普通車だと15台くらいが駐車可能。

白線による区画もないため、キャンピングカーなどの大きな車でも止めやすいです。

ほぼ平坦な地面で固く踏み固められていますが、荷物満載のバイクは転倒に注意してください。

駐車場は、一般の観光客と兼用です。

そのため、昼夜を問わず車の出入りがあります。

また、展望台の利用を妨げないよう、山座同定盤周辺などはテントの設営が禁止されています。

景色は最高なんですけど、落ち着いてキャンプをしたい方には不向きかも。

 

トイレや炊事場もないため、利便性の面ではかなり劣るんですよね。

丘の上の見晴ゾーンから草花をながめるゾーンへ続く散策路を下って行くと、先ほど紹介したパークゴルフ場用のトイレがあります。

日中は散歩がてらに歩いてもいいのですが、悪天候のときや夜はかなり危険です。

なにしろ、途中に街灯がありませんから。

どちらかというと、キャンピングカーなど、車中泊の方におススメの場所ですね~

ちなみに、パレットヒルズは、街灯の設置を最小限にとどめています。

これは「暗くて静かで星が見える」という、このキャンプ場の魅力を生かすための配慮からなんですよ~

なので、照明器具は忘れないようにしてくださいね。

 

これは、丘の上の見晴ゾーンの東端にある東屋。

金属屋根に4本柱のなかなかに立派な建物です。

芝地の上に直接建ってるんじゃなくて、床はコンクリートブロック敷き。

雨の日でも足元が濡れにくい造りです。

 

周囲に壁はなく、開けた場所にあるため、暴風雨には強くはありませんが、ちょっとした雨天時の避難先にも使えます。

屋根の下には、木製のテーブルが設置。

雨除け、日よけとしての機能は十分なので、散歩の途中で休憩したり、食事に使ったりもできますよ~

雨の日は、ここでテントをたたんだりできるんで、使い勝手もいいと思います。

モトキャンパーが展望台周辺でキャンプをするときは、この東屋近くにテントを張ると便利でいいと思いますよ。

スマホの電波は、パレットヒルズ内どこでもOKでした。

利用上の注意事項について

出典:鷹栖町公式サイト

「パレットヒルズでキャンプをする」略して『パレキャン』。

開場期間内は、いつでも利用できます。

ルールやマナーを守って、楽しく利用してくださいね~

利用するときは、所定の場所で受付をすること。

駐車場以外の場所への駐車、園内への乗り入れは禁止

 

焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。

芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。

コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。

高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。

焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。

芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。

火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。

じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。

夜間は管理人さんがいませんし、火事になったら、そう簡単に消火できません。

火の取り扱いには十分気をつけてください

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花火は指定の場所で、手持ち花火のみOK。

周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。

このキャンプ場は、ペット同伴がOK

最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。

その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~

ただし、放し飼いはNG。リードをしっかり付け、フンの処理を確実にお願いします。

 

ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り

このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。

カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)

パレットヒルズでは、ごみの回収を行っていませんから、各自で必ず持ち帰ってくださいね~

 

なお、炊事場と水場の近くには、灰入れが用意されています。

有料キャンプ場でも、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!

一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてください。

温泉施設の紹介

出典:鷹栖町公式サイト

パレットヒルズから一番近いのは、公共の日帰り入浴施設「サンホールはぴねす」。

鷹栖町の中心地、町役場の斜め向かい側にあって、パレットヒルズから車で5分程度で行けちゃいます。

町のど真ん中なので、買い物や給油がてらに利用してもいいですね。

町民のふれあいと福祉の向上、健康増進、高齢者の生きがいを推進目的とする施設で、平成11年にオープンしました。

浴場だけでなく、健康遊浴水室(温水プール)も併設されていて、小さなお子さんからお年寄りまで、みんなが満足出来る施設なんですよ~

 

お風呂は、洋風風呂として、大理石風風呂、光明石風呂、サウナ、また、和風風呂として、ひのき風呂、光明石風呂、サウナが設置されています。

露天風呂はありません。

一週間交代で男湯と女湯が洋風・和風に入れ替わるシステムです。

ここのお湯は、天然温泉ではありませんが、光名石風呂はいわゆる人工温泉のひとつ。

光明石は、自然界に存在する希有元素鉱石の中で、最もイオン化作用に優れていると言われています。

お湯は無色透明で、一般的な感想として、とても柔らかくて、湯ざわりがいいのが特徴です。

体の芯から温まり、湯冷めしにくくなるとも。

お肌がつるつるになることから、別名「活性の湯」と言われることもあるんだそう。

効能として、神経痛、肩のこり、腰痛、冷え性、疲労回復などにも効くんだとか。

公共の施設らしく、環境へ配慮した取組みも行っていて、廃食用油を活用したボイラーを設置しています。

エコで自然に優しい施設なんですね~

 

日帰り入浴の営業時間は、10時から夜の21時まで

毎週水曜日が休館日です。

入浴料金は、大人(高校生以上)400円、小・中学生100円、未就学児は無料です。

1回分お得になる11枚綴りの回数券も販売しています。

リンスインシャンプー、ボディソープなどのアメニティも用意されているので、タオルだけ準備すればOK。

公共の施設らしく、キレイで清潔感あふれる浴室で、このお値段はめっちゃリーズナブル。

っていうか、安すぎでしょ(笑)

観光客ばかりでなく、地元の方も多く訪れるので、時間によっては混み合うかも。

日中時間帯の11時〜15時(オーダーストップ14時30分)までとなりますが、飲食コーナーもあるので、ラーメンやカレーなどお昼を食べることもできます。

パレットヒルズから車で10分もかからないんですから、鷹栖町に行って、ここを利用しない手はないでしょう。

なお、詳細は、鷹栖町の公式サイトをご確認ください

西神楽公園キャンプ場のデータ

名前 パレットヒルズキャンプ場
かな ぱれっとひるず きゃんぷじょう
住所 北海道上川郡鷹栖町17線8号
連絡先 グリーン開発(電話番号:日中080-5580-0297、夜間・緊急時0166-87-4790)
管理者 鷹栖町、指定管理者 株式会社グリーン開発
営業期間 例年4月中旬から11月中旬まで(冬期間不定期営業あり)
料金 大人1人一泊300円(高校生以下無料)、デイキャンプ一律無料
ジャンル 芝のフリーサイト
施設 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ、東屋、パークゴルフ場など公園内施設あり
備考 ゴミ持ち帰り、焚火可(直火禁止)、ペット同伴可



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