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【レビュー】 臭わない!シープブレスは1年中着れる大人ためのロンT

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人のハレロゴです。

今回は、紳士淑女の皆さんのための、大人の方にこそ着てほしい長袖Tシャツ、いわゆるロンTを紹介します。

エアコンや暖房器具の節約が求められている昨今、暑さ寒さを衣類で調整するのが当たり前になってきました。

ヒトが快適に過ごすのに重要なのは温度と湿度なんですが、ヒトは意識して体温を上下できません。

カラダの周囲を快適な温度、湿度にするには着る服に頼るしかないんです。

さてそこで、衣類の中で一番気を使わなくちゃいけないのは何かって言うと・・・アンダーウェア、つまり下着なんですね。

皆さんも、冷感Tシャツとか、あったかインナーと呼ばれる下着を1つはお持ちのはず。

どれも素材や機能性の高さをうたっている商品だと思います。

でも、ぶっちゃけますと、アパレル系ブランドのクール○○とかヒート○○って名称の下着は、本当の意味での高機能ではありません。

煽りとかじゃなくて、ほんと、そうなんですよ。

その冷却シャツを真冬に着てますか?

あったか下着を真夏に着る方います?

着ませんよね。

ホンモノの高機能であるからには、1年中快適に着れなきゃダメでしょう。

ボクは、1年を通してキャンプをしたり、ツーリングをしたり、山に登ったりしているんですけど、最強は登山用品メーカーが作った下着です。

と、今まで思ってたんですが、それに匹敵するか上回るかもしれない下着を見つけてしまったんですよ。

それが、今回紹介する「ラシカル」ブランドのシープブレスTシャツです。

使い始めたばかりですが、これがかなりのスグレモノ。

ボクと同じようなアラフォー、アラフィフ世代で、スポーツやアウトドアを楽しんでいる方には、ぜひ試してほしいですね~

公式サイト:数日着ても臭わないノーベル賞素材Tシャツ「シープブレス」by CosmosWool™【即納】

ラシカル」は、わりと新しいブランドなんで、ご存じない方もいるでしょう。

ちょっとだけ説明すると、立ち上げは2017年。

自分に合った欲しいモノを作ろうと、身近な存在である財布とバックパックの企画に取り掛かったのが始まりです。

試作した財布やバックパックでクラウドファンディングを行ったところ、多くの支援金とサポートを受けることができたそう。

それがきっかけで雑誌やテレビでも取り上げてもらえるようになったんだって。

現在は、今回紹介する靴下だけじゃなく、ジャケットやアンダーウェアなどのアパレル、寝袋などのキャンプ用品、ワークチェアなど幅広い製品を取り扱ってます。

アパレル商品の第一弾「フェアリーノヴァ」は、クラウドファンディング開始後わずか24日で約8500万円の支援を得られたとか。

なにそれスゴイ!

ボクがやったら、24年経っても到底無理でしょう(笑)

今回紹介する「シープブレス」は、フェアリーノヴァ以上に力を入れて製品開発しているそうなので、期待が高まるってもんじゃないですか。

消費が変われば、世界(未来)は変わる。」をキャッチコピーに活動を続ける、今後が楽しみなブランドのひとつです。

シープブレスってなに?

シープブレスっていうのは、公式サイトの言葉を借りれば、「宇宙飛行士、軍の特殊部隊、パイロット等の過酷な環境で活動している方も採用する、世界最高品質ZQメリノを使用した1年中快適に過ごせる高機能製品」のこと。

17.5μの高品質メリノウールに、鉄の200倍の強靭力を持つ次世代炭素材料「グラフェン」を配合したCosmos Wool™️(コスモスウール)で作られてて、通常のウールよりも、保温・通気性、抗菌、UVカット、耐久性に優れ、数日着ても臭わないことが特徴です。

うん、ちょっと待って。情報量多すぎ(笑)

ひとつずつその性能とやらを見せてもらうことにしましょう。

シープブレスは、素材がスゴイ!

出典:ラシカル 公式サイト

まずは、シープブレス素材の元になるメリノウールから。

メリノウールとは、メリノ種の羊からとれる羊毛のこと。ウールの中でも最高級品とされていますね。

メリノ種の羊毛は非常に細く柔らかいのが特徴で、弾力があって肌触りもバッチリ。

ウール製品の特長として、保温性、速乾性、天然の防臭効果に優れています。

これはまあ、聞いたことがある方も多いでしょう。

では、17.5μ(マイクロン)とは?

ウール製品の品質を区別する指標のひとつにマイクロン数(μ・100万分の1m)ってのがありまして、数が小さいほど繊維が細かくなり、肌ざわりの良い上質なウールになるんです。

アパレル業界では、ストロングメリノが23~25μ、ミドルメリノが20~22μ、ファインメリノが20~21μ、エクストラファインメリノが18.5~19.5μ、スーパー エクストラファインメリノが17.5~16.5μとしています。

はい、お分かりのとおり、シープブレスに使われるのは最高品質のスーパー エクストラファインメリノです。

これは高級なセーターやスーツと同等ってこと。

それをTシャツに使ってるんですから、そのこだわりには驚きますね~

さらに細い毛繊維には、カシミヤとか絶滅危惧種に指定されているビキューナっていう動物の毛があるんですが、高価なうえ耐久性で大きく劣り、扱いはめっちゃデリケートにする必要があります。

なので、一般的な製品の最上級は、シープブレスに使われてるスーパー エクストラファインメリノということです。

ちなみに、人間の毛は70~80μくらい。相手にもなりません(笑)

 

出典:ラシカル 公式サイト

ZQは、営利企業であるザ・ニュージーランドメリノ・カンパニーが開発し、所有する羊毛に対する認証システムのこと。

ZQメリノは、環境保全、動物愛護、社会的義務といった分野において、第三者による厳しい認証基準を合格、生産された羊毛原料です。

単に品質が良いだけじゃダメ。

ミュールジング(ウジ虫の寄生を防ぐため、子羊の臀部や陰部の皮膚と肉を切り取る行為)の禁止など、環境や動物守る活動を恒久的に続けていることの証明でもあります。

シープブレスは、この究極とも言えるZQメリノに鉄の200倍の強靭力を持つ次世代の炭素材料「グラフェン」を配合したCosmos Wool™️(コスモスウール)を採用しているんですね。

そのため、これまで一般的だった通常のウールよりも、保温、通気性、抗菌性、耐久性などがマシマシ!

1年を通して快適に過ごせる高機能なTシャツができあがったんです。

ボクは長年メリノウール製品を愛用してきたんですが、このグラフェンは初耳だったんで調べてみました。

 

出典:ラシカル 公式サイト

グラフェンとは?

炭素原子が網目のように六角形に結びついてシート状になっているもの。

2010年度のノーベル物理学賞は、黒鉛のかたまりから単層のグラフェンシートを初めて分離し、その特異な性質の解明に努めた研究者に贈られている。

なるほど。ラシカルの公式サイトに「ノーベル賞素材」って書いてあったのは、このことですか。

グラフェンは、平面内ではダイヤモンドより強い物質と考えられてて、物理的にハンパない強さみたい。

世界で一番も引っ張りに強い物質なんだって。

見た目は「ぬののふく」だけど、防御力は「ロトのよろい」ってことかな(笑)

シープブレスは、臭わない!

「シープブレスの素材がすごいのはわかった。だからどうなの?」

ズバリ、それが聞きたいですよね~

紳士淑女の皆さんが、下着で気になるのは、まず臭いではないでしょうか?

汗の臭いが気になるとか、洗濯しても臭いが取れないとか、ね。

 

出典:ラシカル 公式サイト

クサくなる原因ですが、これはバクテリアの繁殖のせい。

ウール製品は、天然の防臭効果に優れているんですけど、やっぱり長時間着ていると、バクテリアに負けて臭いが出ちゃう。

シープブレス Tシャツに使われているCosmos Wool™️(コスモスウール)は、バクテリアの増殖を防ぐ事ができる「メリノウール」とノーベル賞素材の「グラフェン」によって、強力な消臭効果を生み出します。

一般的なウェアに施されている「抗菌防臭」っていうのは、バクテリアそのもののを減少にはつながらないので、いずれはクサくなるんですね。

 

出典:ラシカル 公式サイト

コスモスウールは、抗菌基準の2.2を大きく上回る3.4(99%の殺菌率)を取得したそう。

基準値の1.55倍以上もあります。

脱いだあと、しばらく放置しておくと、さらに臭いは薄れていきますよ。

なんかもう、洗わなくてもいいんじゃないかな(笑)

 

出典:ラシカル 公式サイト

洗濯したのに生乾きが原因で、衣類に臭いが発生することがありますよね。

こっちはモラクセラ菌ってのが臭いの元なんですが、コスモスウールは、抗菌基準の2.2を大きく上回る5.8(基準の2.63倍)。

半乾きでもクサくならないんですよ~

キャンプなどでずっと同じTシャツを着ていても大丈夫!

ボクは3日間ずっと着てましたけど、臭いはまったく感じませんでした。

普段づかいで試したとは言え、効果に偽りなし!

いずれ耐久性も確かめたいから、夏の時期のツーリングで1週間くらいぶっ続けで着てみたいですね(笑)

シープブレスの驚くべき通気性!

暑いから薄手のTシャツが欲しいとか、そろそろ冬になるから下着は厚めにするか、なんて話はよく聞きます。

でもそれ、昭和でしょ(笑)

令和に生きるボクたちがそんな古い知識じゃダメ!

快適な下着選びのポイントは、素材の性能です。

厚さ薄さではありません

例えば夏。

汗をバンバンかくと、Tシャツが汗を吸い取ります。

薄い生地のTシャツが吸い取れる汗の量なんてたかが知れてますよね。

最後には、見たくもない汗シミができて、空気を通さなくなっちゃう。

そうです、この状態が一番暑く感じるんですね~

逆に冬。

ヒトは真冬でも常に汗をかいています。

分厚い下着を着ているから、より汗をかきやすくなります。

その汗が放出されずに下着に吸収されたままになってしまうと起こるのが汗冷えです。

厚手の下着を着ているはずなのに、寒くて体調を崩すなんてことになりかねません。

ね?令和の時代、下着を厚さ薄さで選ぶのは止めましょうよ。

シープブレスは、この暑さ寒さに対する体温調整機能がスゲーんですわ。

 

出典:ラシカル 公式サイト

シープブレスに使われるコスモスウールは、体温が上がって汗をかくと、繊維内に吸収した水分を適切な分だけ蒸発させます。

反対に外気温が低い場合は、蒸発を緩やかにしするんです。

これにより、体温の急激な変化を抑えることができて、夏でも冬でも1年を通して快適な温度調整が可能になるってわけ。

体温をいつでも一定に保てることから、夏でも冬でも1年を通して快適なんです。

シープブレスの快適さがハンパない!

衣類は機械製品じゃないから、性能がスゴイとか機能性がどうとか言われても、最終的には着て快適かどうかってところが一番大事。

この点でもシープブレスはマジ優秀。

敏感肌の方は、「ウール製品を下着にするなんてチクチクしそう」って心配するかもしれません。

安心してください。まったく問題ないですから。

ウールのチクチクは、太い繊維が肌を刺激するから起こるんです。

一般的にミドルメリノの20~22μあたりからチクチクを感じるようですね。

シープブレスに使われるスーパー エクストラファインメリノは17.5μの超極細。

チクチクするウールが苦手な方でも大丈夫です。

 

出典:ラシカル 公式サイト

ほかにも、ヒートインナーがダメって方もいますよね。

とくに冬は肌が乾燥するんで、刺激に対して敏感になりがち。

ヒートインナーに使われてる化学繊維は静電気が起きやすく、かゆみやチクチクを感じることがあるんですね~

シープブレスは、小さな子供が着ても大丈夫なほど肌に優しいし、湿疹や皮膚炎にも軽減効果もあるほど。

もはやTシャツってレベルじゃないでしょ、マジで。

シープブレスTシャツ(長袖)って、こんな感じだよ

シープブレスTシャツの長袖は、色はチャコールグレー1色。

首まわりのラインは、オーソドックスなラウンドネック。

オーバーサイズのTシャツとの相性もいいんですよね。

カジュアルな感じだし、やわらかく優しい印象になるため、男女とも着やすいと思います。

サイズは、S、M、L、LL、3Lの5サイズ。

ラシカルは日本のメーカーなので、基本的には普段着ている下着のサイズと同じでOKです。

 

商品サイズは、下記の通り。(単位cm)

商品サイズ 着丈 身幅 肩幅 袖丈 裾幅
S 64 47 42 60 47
M 66 50 44 61 50
L 68 53 46 62 53
2L 70 56 48 63 56
3L 72 59 50 64 59

 

シープブレスは厚くなく、かと言って薄ぎない生地厚150g/㎡を採用しています。

これね、ちょっとピンとこない方もいると思うんで、補足すると4.4oz(オンス)です。

え?もっとわからないって(笑)

Tシャツはアメリカから普及した製品なので、今でもヤード・ポンド法が使われてたりします。

簡単に言うと、一般的に売られているTシャツの生地の厚みはこんな感じ。

めちゃ薄<4oz<5.6oz<中くらい<6.5oz<7oz<11oz<めちゃ厚

シープブレスは、薄手の生地だけど、使い勝手のいい適度な厚みはありますよってこと。

どうでもいい情報ですけど、ボクが持っている乳首が透けて見える最薄のメッシュTシャツは、1.8ozです(笑)

 

首元にはサイズと150g/㎡の文字がプリントされてます。

ネックは縫い方を2重にして強化してあり、洗濯を繰り返してもヨレにくく、長く愛用できるような作りです。

あ、あとね、首元にはハンガーループがあって、これが地味ながらめっちゃ便利!

外出先でハンガーがなくても、引っかける場所させあれば、どこでも干すことが出来ます。

 

こんな感じでテントとかタープのポールに引っかけられるんですよ。

シープブレスは速乾性にも優れているから、こうやって干しておけば、天気のいい日なら数時間で乾いちゃう。

下着としてキャンプに持って行くんだったら、長期キャンプだとしても替えを含めて2枚で十分ですよ。

 

袖口は、サムホール付き。

穴に指を通して着ると洋服が固定されるため、袖がずり上がることを防げます。

もともとは登山用のウェアから広まったんですが、今は女性用の衣類とかの場合、ファッション性重視でデザインされていることもありますね。

袖口から冷たい空気が入らないし、寒い時期に便利なんですよね~

 

(写真は標高1758m、気温マイナス15度の激寒イベントに行ったときのもの)

こういう外気温が低い場所に行くときは、めっちゃ重宝しますよ。

日常生活だと、手を洗う時とか濡れてしまうことがあるので、少し捲り上げ気味に使うといいかも。

袖口はストレッチ性が確保されていて、腕まくりも簡単です。

 

(写真は気温38度オーバーのオタ系灼熱イベントに行ったときのもの(笑))

逆に「クッソ暑い真夏のイベントとかだとロンTは暑くね?」って思う方もいるでしょう。

じつは、一番暑く感じるのは、日光を直接浴びているときなんです。

なので、状況によっては長袖のほうが涼しく感じることもありますよ。

タンクトップに半ズボンで砂漠を歩かないのといっしょです。

シープブレスは、直射日光による熱や紫外線を防ぎながら、汗を効果的に吸い上げて外に逃がしてくれますからね。

汗をかいたときに感じる汗のベタついた感覚もないんですよ。

ちなみに、アパレル製品等品質対策協議会のガイドラインによる紫外線遮蔽率の基準はこんな設定です。

90%以上がA級、80%以上がB級、50%以上がC級。

シープブレスは、紫外線遮蔽率が91.2%ですから、最上級なんですね~

さらにグラフェンのUVカット機能も加わることで、より強力に肌を守ることが可能になりました。

淑女の皆さんにも、自信を持っておススメします!

シープブレスTシャツ(長袖)を着てみたよ

Tシャツってシンプルな分、着たときのサイズ感が見た目の印象を左右します。

とくに、シープブレスのような単色シャツはサイズが重要。

ブカブカで大き過ぎるとだらしないし、ピッチピチは動きづらいでしょ。

Tシャツのサイズ感は、大きく分けると、小さめのタイトから、カラダにピッタリなジャストサイズ、ビックシルエット、オーバーサイズまでの4種類。

大人なボクたちが着るのは、どんな感じがいいんでしょう。

アンダーウェアとしてなら、ジャストサイズで決まり。

普段自分が着ている下着と同じサイズでいいと思います。

タイトは、カラダのラインが強調されるんで、マッチョな方がよく着たがるサイズ(笑)

ごくごく普通の無地のTシャツでもおしゃれに見えるし、スタイリッシュですからね~

ただまあ、あんまりピチピチすぎると、みっともないからほどほどに。

トップスとして単体使いするなら、ビックシルエットやオーバーサイズがいいかも。

紳士淑女の皆さんがふわっと着こなすと、大人っぽい感じがしてサマになるし。

こっちもやりすぎてダボダボだと、街中でスケボーやっているような少年っぽくなっちゃいますね。

おじさん、おばさんにはハードルが高いです(笑)

さて、ボクは身長が173cm、体重が65㎏の中肉・中背の体型。

年を取ったせいか老眼がひどいのと、身長が1cm以上縮んだことがショックなアラフィフおじさんです。

じっさいにボクがシープブレスのLサイズを着てみると、こんな感じになります。

 

色はグレー系ということもあって、胸を張っても乳首が透けることはないです(笑)

おぉっ!ほんと、なにも着てないんじゃないかってくらいの解放感!

反面、淑女の方はこれ1枚だと裸のような感覚でしょうし、光の当たり具合によってはブラが透けそう。

アウトドアなら問題ないけど、女性が街中をこれ1枚ってのは勇気がいるかも(笑)

 

シープブレスは、羽のように軽くて、カラダをやさしく包み込んでくれるロンTです。

Lサイズできつくもなく、ゆるくもなく。体にジャストフィットしてます。

生地はやわらかめ、しっとりとした肌触りがめっちゃイイ!

ふわっと包み込まれるよう。

いや、コレ、ホント。皆さんに試してほしいくらい。

サムホールのあるウェアらしく、袖丈はかなり長め。

その分、サムホールに手を通しても、カラダの動きを妨げません。

ファッション性重視ではなく、実用性重視のロンTってことが伝わってきます。

そして、着てすぐわかるのが、その軽さと熱の抜けの良さですね~

カラダの余分な熱がサーっと放出している感じがします。

じゃあ、寒いのかって言うと、そんなことはありません。

気温が低いと、むしろ着た瞬間、ほのかに温かみを感じるくらい。

たしかに、夏は涼しく冬は暖かく感じるシャツですね~

 

後姿はこんな感じ。

ストレッチ性が高く、背中回りも余裕を感じますね。

それでいて、肌に吸い付くようなフィット感が心地よい

厚すぎず、薄ぎないため、重ね着しても違和感がありません。

生地は軽いのに胸や肩のあたりはイイ感じで伸びて、まったく窮屈じゃないんですよ、これ。

逆にウエストまわりは、自然と絞り込まれて、シルエット的にもカッコよく見えるでしょ。

撮影のために、脱いだり着たりを繰り返したんですが、静電気のパチパチッ!ってのがありませんでした。

カーボン繊維を織り交ぜてあるからなんでしょうか?

自然放電してるっぽい気がします。スゴイ!

 

天然の弾性力によって、大きな動きをしても伸縮して追跡し、カラダの動きにあわせて元の形状に戻ります。

トレーニングウェアとしても、めちゃめちゃ優秀

ジムとか家トレのときに着るウェアをどれにしようかなあ?って迷ってる方にもマジおススメ!

見た目は「ぬののふく」だけど、防御力は「ロトのよろい」ですからね。

アクティブに使っても、耐久性はバツグンですぜ(笑)

シープブレス、やっぱりすげえよ。

アパレルメーカー、登山用品メーカーの下着と比べてどう?

ボクは、冬にこんな感じの景色を見に行くことがあるんで、職場の同僚に聞かれます。

「ヒート○○とか着ていくの?」って。

やんわりと「登山系の下着ですよ」って答えてるんですが、ここではハッキリ言います。

「死にたくないんで、ヒート○○とかは絶対着て行きません。」

いや、カジュアル系ブランドのあったか下着が悪いってことじゃないですよ。

そもそも、環境の整った街で着ること前提の下着と、極限に近い環境下での運動前提のアンダーウェアでは比べることが間違いなんです。

山で冷えると死ぬんですよ、マジで

2009年、北海道のトムラウシ山で悪天候に見舞われ、ツアーガイドを含む登山者8名が死亡した、痛ましい山岳遭難事故がありました。

死亡の原因は低体温症です。

「冬の北海道なら、そういう事故もあるだろ」って思ったでしょ?

じつはコレ、7月16日の出来事なんです。

夏とか冬とか関係ないんです。

天候によっては、カラダが冷えれば真夏でも低体温症になるし、体温が下がればヒトは死にます。

低体温症の原因のひとつに、汗が蒸発せず衣類に留まったままによる「汗冷え」にあります。

登山系の下着は、日常生活とはまったく違う発汗量や天候、用途を想定してますから、普段使い前提で作られたアパレルブランドのアンダーウェアとは何もかもが違います。

さて、その登山系下着とシープブレスを比べるとどうでしょう?

まだまだ着始めたばかりなんで、結論は出しづらいんですけど、素材の性能は同等以上でしょうね。

 

出典:ラシカル 公式サイト

シープブレスは、体温が上がって汗をかくと、繊維内に吸収した水分を適切な分だけ蒸発させます。

これにより、「汗冷え」を起こさせません。

ここまでは、登山系下着と同じ性能。

さらにシープブレスの実験では、運動開始前、運動終了直後、運動終了2分、20分と測定しても、ほとんど温度変化がなかったそう。

体温の急激な変化を抑えることができて、快適な温度調整が可能になるってわけですね~

「普段使いの下着にはオーバースペックなんじゃないの?」って思われるかもしれませんが、オーバースペックな分、夏でも冬でも1年を通して快適です。

つまり、冬場のアンダーウェアであり、春、秋のミドルであり、真夏のアウターだってこと。

ほかのアパレル系のアンダーウェアよりは、ちょっと値が張りますが、コレ1着で街中から登山まで、なんでもこなせると思えばお買い得です!

夏の北海道キャンプツーリングに使ってみた

【2023年7月更新】

というわけで、2023年夏、北海道へ半月ほどツーリングキャンプに行ってきました。

Tシャツ、パンツ、靴下などの下着類は、すべてシープブレス製品。

ほかのアンダーウェアは一切持って行ってません。

おかげで荷物が例年よりかなり少なくて済みましたね~

キャンプツーリングをしている方はよくご存じだと思うんですけど、意外と衣類が嵩張るんですよ。

できれば減らしたい物のナンバーワンが衣類と言ってもいいんじゃないかなあ。

じゃ、下着類はどれくらい持って行けばいいのかってことなんですけど、長期ツーリングでもシープブレスならそれぞれ2枚でOK。

つまり、Tシャツ2枚、パンツ2枚、靴下2足で問題ありません。

まあ、念のため、予備を多めに持って行きたいって方でも3枚あれば十分でしょう。

ボクは、ロングT1枚、半袖Tシャツ1枚、ボクサーパンツ2枚、靴下2足でした。

 

シープブレス製品の使い勝手については、これまで説明してきた性能に偽りなし!

マジで数日着ててもクサくなりにくいし、洗えばすぐに乾いちゃう。

快適さと着心地の良さは、言うに及ばず。

暑くても寒くても、毎日が快適に過ごせます

耐久性にも優れているから、ガンガン使い倒してください。

あらゆるシチュエーションで活躍するシープブレス製品ですが、今回の北海道ツーリングでも大活躍でした。

ほんと、キャンプのマストアイテムだと言っても過言ではないと思いましたね~

ちなみに、公式サイトから購入するときにクーポンコードを使えば、注文合計が5万円以上の場合、3000円オフになるようです。

よろしければ、使ってみてくださいね。

クーポンコード「SFT1ERC6JX」

まとめ

数日着てても臭わない「シープブレスTシャツ(長袖)」メンズLのお値段は、1万1485円

セット販売もしていて、10~20%引きまでありました。

登山用品メーカーのベースレイヤーは、モンベルのスーパーメリノが9000円パタゴニアのキャプリーン・エア・クルーだと1万8000円もしますからね~

値段設定としては、ほぼ同じくらいって考えていいんじゃないかなあ。

さすがにアパレルメーカーの一般的なロンTからすれば、かなり高いですけど、それは性能的に比べるもんじゃないですからね(笑)

ボクは、靴下とかのアンダーウェア系にはとくにこだわりがあって、選ぶ時の基準は値段は二の次にしています。

迷う理由が値段なら買え!買う理由が値段なら買うな!」って言うじゃないですか。

この言葉、ホントですよ。

靴下と下着は、素材と機能性で選んだほうが、ぜったい幸せになれますから。

公式サイトから購入すると、送料は全国一律無料(沖縄県を除く)。

初期不良に対応してたり、無償でサイズの変更に応じたり(1回限り、返送料のみ必要)、製品保証制度を設けてたり、至れり尽くせりの手厚いサービスを行っています。

興味を持った方は、一度ラシカルの公式サイトを見てくださいね~

シープブレス製品を着ちゃうと、あまりにも良すぎて、「アンダーウェアは全部シープブレスでいいんじゃないかな」って思っちゃう(笑)

とくに、ぶっ続けで何日着ててもクサくならないんで、荷物を少なくしたい旅行やキャンプに向いています。

登山やロードバイクなどのハードな条件下で使おうと考えているのでしたら、絶対におススメですよ。

防臭効果に優れ、伸縮性や吸水拡散性が高くて、めちゃ高機能なうえ、1年中快適に着れるんですから、ぜひ試してみてください。

おまけ:洗濯とお手入れは、どうやるの?

ウール製品や高機能な衣類を買ったとき、あるいは買おうとしているとき、気になるのは洗濯やお手入れの方法です。

たいていの場合、メーカーの公式サイトに書いてあり、もちろん、ラシカルのサイトにもちゃんとQ&A方式で載ってました。

しかも、ラシカルはサイトに載せてるだけじゃなく、製品に「お手入れ方法」を同封してくれてるんですね~

こういうところがステキです。

シープブレス の洗濯は、それほど難しくはありません。

洗濯は水温30度以下で、普段お使いの弱アルカリ性、または中性洗剤が使用可能。

柔軟剤、漂白剤は使用しないこと。

すすぎが不十分で洗剤が残ると、生地本来の機能を損なう場合があり。

色が大きく異なる衣類や、薄い色や柄物の衣服とは分けて洗濯するように。

乾かす際は、ダンブル乾燥機は使用せず、風通しの良い場所で吊るすか平置きで自然乾燥させるべし。

一番気をつけたいのは、やはり選択する水の温度。

高温(30度以上)での洗濯、乾燥機の使用は縮みの原因になりますのでやめましょう

 

ウール製品ということで、気になるのは毛玉でしょうか。

これは特性として発生を100%は防げませんね~

ただ、毛玉ができたからといって、ほつれではないんですよ。

なので、革製品が使うことによって独特の色合いが出るように、この商品の味として、愛着をもって使い込めばいいんじゃないかなって思ってます。

 

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