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【レビュー】焚火台と言えばコレ!スノーピーク焚火台が選ばれるワケ

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

たいていのキャンプ場では、芝生の保護と火災の予防から直火は禁止されています。

焚火を楽しむためには、まずは、焚火台が必要ですね~

で、その焚火台。

いろんなメーカーから、いろんな種類の焚火台が販売されていますが、定番中の定番と言えば、これ。

スノーピーク(snow peak) の焚火台です。

逆ピラミッド型のうつくしいカタチ、一度くらいは目にしたことがあるんじゃないかなあ。

ボクは、ファイヤースタンド型の焚火台を持っていたんですが、物欲に負けて、このスノーピークの焚火台Mを買っちゃったんですよ(笑)

そんなわけでして、モトキャンパー(バイクでキャンプするヒト)から見て、スノーピークの焚火台がホントにおススメかどうか、詳しく紹介しますね。

 

あ、そうそう。

焚火をはじめてみたいけど、まずどんな焚火台を選んでいいかわかんないって方は、こちらの記事をどうぞ。

焚火台を種類別に紹介している記事です。

【レビュー】焚火台を比較。近場のキャンプでおススメの1台はコレ

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スノーピークってどんな会社?

スノーピークは、金属加工の町として栄えた新潟県の三条市に本社を置くアウトドアメーカーです。

日本の会社なんですよ?知ってました?

ボクは、つい最近知りました(笑)

創業者は、山井幸雄さん。

もともとは、金属問屋さんを営んでいましたが、当時の登山用品に不満があった山井社長が、オリジナルの登山用品などを開発してアウトドアレジャーメーカーに事業を拡大しました。

だけど、1990年代のはじめ、オートキャンプ人気が薄れてくると、業績が低下してしまいます。

その苦境を救ったのが、1996年に発売された焚火台。

ちょうどこの頃から、直火禁止のキャンプ場が増えてきたんですが、そんなキャンプ場でも焚火を楽しめるように開発された商品です。

アウトドア用品に「焚火台」というジャンルを作り、キャンプ場での直火禁止をマナーとルールにした名品なんですよ~

ちなみに、スノーピークという会社名は、創業者が好きだった日本が誇る名峰「谷川岳」から由来しているそうです。

スノーピークの焚火台って、なにがスゴイの?

アウトドア用品のほとんどが、消耗品。

クロージング(衣類)は穴が開いたり破れたりするし、ギア(道具)はいつかは壊れる日が来るでしょう。

うん、そんなの当たり前。

でも、そんなアウトドア用品の中にあって、スノーピークの焚火台は一生モノって言われてるんです。

製造から販売まで、自社で行っており、製品の品質には絶対の自信を持っています。

 

こちらが、ボクが購入した焚火台M

使用時が350(横)×350(縦)×248(高さ)mm。

収納サイズは450(横)×515(縦)×32(厚さ)mm。

手にして驚くのが、その重さ。

なんと3.5kgもある。

ずっしとする重さは耐久性の高さの表れか?!

 

箱の中はこんな感じ。

ステンレス製のボディがピカピカに輝いていて、めっちゃステキー!

収納袋も付属します。

 

専用品だから、収納もスッキリ。

本体はけっこうな重さなんだけど、収納袋には取っ手がちゃんとついているから、持ち運びもラクラク。

中から飛び出さないように留め具も付いています。

なんといっても耐久性がスゴイ!

焚火台は、厚さ1.5mmのステンレス素材の三角パネルを4枚つなげた逆四角錐形状(逆さピラミッド)で、見た目よりずっとシンプルなつくり。

 

変形したり、壊れることもない剛健なスペックは、長時間の火入れにもビクともしない耐熱性がスゴイ!

ボクが青森県弘前市にある岩木山桜林公園キャンプ場にいったとき知り合った地元のおじさんは、15年くらいスノーピークの焚火台Lを使っているそうですが、ぜんぜん変形してなかった。

頑丈な作りで、死ぬまで使い倒せちゃいますよ、マジで。

コンパクトに持ち運べて、簡単設営!

やっぱり持ち運びは便利なほうがいい。

スノーピークの焚火台は、重さはけっこうあるけど、折りたたんですっごく薄い板状になるところがスゴイ!

バイクだったらツーリングバッグの上に載せたり、下に敷いたりできるし、車だったらまったく問題にならないくらい省スペースで運べちゃいます。

収納袋も付属してますから、キャンプ場についてからの持ち運びにも苦労はしません。

驚くべきは、焚火台の設置の簡単さです。

なんと、置いて開くだけ。

その間わずか2秒

いや、誇張でもなんでもなく。

ホント、あっという間ですから。

携帯性では勝るファイヤースタンド型も、スノーピークの焚火台の設置の速さには到底及びません。

まあ、見てください。

 

本体を寝かしたこの状態から。

 

脚をつかんで起こすだけ。

 

はい、設置完了。

嘘みたいでしょ?

思わず笑っちゃうくらいの簡単さ。

面倒な手間が一切ないんですね~

このシンプルな開閉機構は、ハンパなくすばらしいです!

オプションが豊富で調理にも使えちゃう

スノーピークの焚火台は、豊富なオプションで様々な焚火調理に対応しているところがスゴイ!

ボクは、ぶっちゃけ焚火だけできればいいんで、あんまりオプションは気にしてなかったんです(笑)

でも、ホント、たくさんのオプションがあって、調理をメインに考えている方でも満足できるようなシステムデザインだったんですね~

 

スノーピークの焚火台で料理をするなら、まずはこのグリルブリッジでしょうか。

この上に焼き網やグリルプレートを置くことでいろんな料理ができます。

グリルブリッジは高さを3段階に変えて火との距離を調整できるんですよ~

こちらは、炭床。

焚火台と炭の間に挟んで炭を燃えやすくするオプション品です。

焚火台よりワンサイズ小さい炭床だと、炭と網がちょうど良い距離になるんだって。

このオプションは、いわゆる焼き網です。

本体と同じく厚みのあるステンレス製で、頑丈そのもの。

使い続けても変形しにくいから、こいつも一生モノでしょう。

こんな感じで、単に焚火をするだけじゃなく、焼アミやグリルプレートを組み合わせて、異なる料理を楽しむのもいんじゃないでしょうか。

ちなみに、焚火台本体だけでなく、スターターセットなどセット販売も行っているので、はじめて焚火台を買う方は、そういうセットを選ぶのもいいかもね~

所有欲を満たしてくれる

これがスゴイ理由になるかどうかわかりませんが、ともかくスノーピークの焚火台はシルエットの美しさがスゴイ!

でね、手にした瞬間、「買ってよかった~」って思うんですよ。

焚火台Mだと13000円くらいするんで、中国製のファイヤースタンド型の焚火台2000円からすると、だいぶ高い。

だけど、満足感がぜ~んぜん違う。

焚火の道具ではあるんですけど、所有欲を満たしてくれるっていうか、なんか、コレクターズアイテムみたいな感じもあるんですよね~

耐久性の高さや使い勝手の良さ、持ち運びの便利さ。

どれをとっても最高の品質で、最高の焚火台なんですけど、数値やスペックでは表すことのできない、魅力があるんですね~

焚火台には、スノーピーク本社「HEAD QUARTERS」の刻印が、製品への絶対的な自信の証として輝いています。

ボクがスノーピークの焚火台を買った理由

ボクは、バイクでキャンプツーリングをするのが趣味なので、最初の一台としてともかく携帯性に優れた焚火台が欲しかった。

それで、ユニフレームのファイヤースタンド型の焚火台を買おうと思ったんですが、なかなかいいお値段だったんです。

で、キャンプ初心者だし、あんまりお金をかけなくてもいいかなあってことで、中国製のパチフレームにしたんです(笑)

まあ、これが思ってたよりいい商品でして、かなり活躍しましたね~

でも、たくさん焚火をするうちに、そして、じっさいにスノーピークの焚火台を使っている方からお話を聞くと、すっごく興味がわいてきちゃった。

そうなると、物欲に歯止めが効かなくなって、ついにボクもスノーピークの焚火台デビューってわけ(笑)

モトキャンパーはどのサイズを選ぶべきなのか?

スノーピークの焚火台には、S、M、Lとサイズ違いで3つの種類があります。

Sサイズは、使用時が270(横)×270(縦)×210(高さ)mm。収納サイズは350(横)×410(縦)×25(厚さ)mm。重さ1.8kg

Mサイズは、使用時が350(横)×350(縦)×248(高さ)mm。収納サイズは450(横)×515(縦)×32(厚さ)mm。重さ3.5kg

Lサイズは、使用時が430(横)×430(縦)×330(高さ)mm。収納サイズは560(横)×640(縦)×45(厚さ)mm。重さ5.3kg

一般的な焚火台、ファイヤースタンド型だと使用サイズは約400×400×300(高さ)mmくらいなんで、オートキャンパー(車でキャンプするヒト)なら、迷わずLサイズを買うべき

せっかく焚火をするなら、ドでかい焚火台じゃないと「焚火をしてるぞー!」って迫力を感じません。

薪も50㎝以上あると、そのまま燃やせなかったりするし。

焚火台を使って料理をするならなおさらです。

やっぱりね、Mだと少し小さく感じます。

Sは、かなり小さいですね。

じっさいに焚火台Sを見ると、「え?こんなに小さいの?」って思うはず。

重さと大きさをそれほど苦にしない車の方には、ぜったいLがおススメです。

 

じゃあ、モトキャンパー(バイクでキャンプするヒト)はどうなのってことなんですが、Lはさすがにデカすぎるんです。

重さはまだしも、収納サイズの長辺64cm、短辺56cmは、バイク用のツーリングバッグにはまず入りません。

60Lクラスのリアボックスでも無理。

めちゃくちゃデカイピザ配達用みたいな箱でもなければ、焚火台のLをそのまま収納することはできません。

ってなことで、選択肢はMかSになっちゃいます。

単純に収納を考えればSなんですが、やっぱりそこは焚火の迫力と薪をそのままくべられる大きさ重視ってことでボクはMを選びました。

ここは、ヒトそれぞれでしょうかねえ。

ちなみに、ボクが使っているタナックスのキャンピングシートバッグ2のスペックはこんな感じ。

メモ

TANAXキャンピングシートバッグ2は横幅を広げることが可能なバッグです。

最小サイズ 350(H)X620(W)X350(D)mm(59L)

最大サイズ 350(H)X820(W)X350(D)mm(75L)

Sだと入りますが、Mはすっきり収まりません。

ボク個人の意見ですが、それでもスノーピークの焚火台を選ぶなら、サイズはM以上をおススメします

携帯性を重視してSかなあって悩むんでしたら、いっそファイヤースタンド型を買った方がぜったい幸せになれますって。

モトキャンパーといえども、多少の持ち運びの不便さを我慢しても、スノーピークの焚火台はMを買いましょう。

 

で、いまのところ、スノーピークの焚火台がおススメかどうかの結論としては、こんな感じ。

スノーピークの焚火台は、品質の高さと造形の絶対的な美しさで、めっちゃ満足できる焚火台

オートキャンパーには迷わずおススメ

ただし、モトキャンパーの視点で見ると、スノーピークの焚火台の魅力を最大限に引き出せるLサイズを選べない以上、持ち運びを考えたら、MやSを買うよりファイヤースタンド型を買った方がいいんじゃないかなあって思いました。

あとは、使い倒してみて、評価がどう変わってくるか、乞うご期待。

スノーピークの焚火台とファイヤースタンド型を比べてみたよ

スノーピークの焚火台Mと携帯性に定評のあるファイヤースタンド型を比べてみましょう。

まあ、ボクのは中華パチフレームだけど(笑)

 

上がスノーピークの焚火台Mの収納サイズ。

下が、ファイヤースタンド型を収納したときの大きさです。

棒状か正方形かの違いですね。

あと見た目ではわからないけど、重さがまったく違います。

スノーピークの焚火台は、その剛健さや質感の高さのせいで、重さが3.5kgもあります。

Lにいたっては、5.3kgもある。

ほかの荷物と合わせるとかなり重くなるので、駐車場からテントサイトまで遠いキャンプ場は、女性だとけっこうつらく感じるかも。

対するファイヤースタンド型は、約500g。

比較にもならないくらい軽い。

ホント、ファイヤースタンド型は携帯性では他のモデルの追随を許しませんね~

 

じっさいにキャンピングシートバッグ2にスノーピークの焚火台Mを収納袋ごと入れてみると、こんな感じ。

入ることは入りますが、形が正方形なんでバッグの底が広がっちゃいます。

この状態だと、自分が座る座面が狭くなるので、イマイチかなあ。

ほかの荷物を入れて、その上に載せるか上蓋の間に挟む方法がいいと思います。

 

ファイヤースタンド型はすっきり収納できますね。

棒状で横に長いんですが、バッグ自体が横長なんでまったく問題ありません。

たいていのキャンプ用品、たとえばテントやタープ、寝袋やスリーピングマットは丸めて筒状に収納するので、ファイヤースタンド型の収納サイズと相性がいいんですね~

 

設置してみました。

スノーピークの焚火台は、一瞬です。

ファイヤースタンド型もそれほど時間はかかりませんが、やはり、ここはスノーピークの焚火台のシンプルな開閉機構には一歩ゆずるところ。

片付けのことも考えると、スノーピークの焚火台は設置の点では恐ろしいほど優秀

大きさは、ご覧のとおり。

スノーピークの焚火台はMサイズでもちょっと小さく感じるでしょ?

やっぱり、最低Mサイズの大きさは欲しいところなんですよね~

 

50cmほどの薪をそのままくべたところ。

ファイヤースタンド型には、そのまま乗せられます。

スノーピークの焚火台は、ちょっと端がはみ出しますが、安定性にまったく問題はありません

ここもスノーピークの焚火台のすごいところですね。

脚の形状はステンレスパイプの4本脚で、衝撃や熱をしっかり受け止めてくれます。

そして、本体の重さが安定感につながってるんですね~

薪をガンガン乗せても、倒れる心配はありません。

 

脚と本体の三角板材とは溶接加工技術によって、ガッチリ接合され、焚火の強大な熱量にもへこたれません。

また、焚火台の盤面には燃焼をうながすことを考えて、空気穴が開いています。

見た目もカッコイイですよね~

まだ火入れはしてないんで、じっさいに使った感想は、またあとで更新しますね~

最初に使うときに気をつけたいこと

スノーピークの焚火台の本体の板材には1.5mm幅のステンレスを使っています。

焚火を豪快に楽しむ道具なんですけど、見た目もとっても美しい。

箱から開けると、ピッカピカに光って目が~目が~って言いそうになるくらい(笑)

でもね、その分、手の脂がつきやすいので注意してください。

ステンレスに着いた油脂は、ティッシュで軽くふいたくらいじゃ取れません。

そのまま火入れをしてしまうと、手の脂がついたところだけ焦げてヘンな色になっちゃうんですよ。

まあ、10年も20年も使い続ければ、そんな細かいところは気にならないとは思いますが、まあ、何事も最初が肝心なんで。

もし手の脂がついちゃったら、パーツクリーナーなどできちんとふき取って脱脂しましょう。

最初の火入れのときは、革製の手袋をして行うことをおススメしますよ~

じっさいに焚火台を使ってみたよ

はじめての火入れです。ちょっとドキドキしますね~

針葉樹系の薪を割ったり、小さく削ったモノと、そのへんに落ちていた松ぼっくりや小枝を入れました。

杉や松などの針葉樹は、油をたっぷり含んでいるので、着火剤はいりません。

次は熱を加えて燃やすんですが・・・

まあ、凝った方だとマッチとかファイヤースターターとか使うんでしょうが、ボクはバーナーで一気に燃やします(笑)

 

最後に空気を送り込んでやれば、あとは見てるだけで、どんどん火は大きくなっていきます。

 

スノーピークの焚火台で焚火をしたときの様子を動画にしてみました。

けっこう風が出てきたんですが、安定して燃えているのがわかると思います。

 

使用後は、いい感じで焼きが入りました。

これからどんどん使い込んでいって、「味のある焚火台に育てたいな~」って思わせてくれる焚火台ですね~

 

ボクがこれまで使っていたパチフレーム(ユニフレームファイアスタンドIIのそっくりさん)と比較すると、火のつきがいいのは空気が自然に流れ込むファイアスタンド型ですね。

いったん火がついたあとの管理が楽なのは、スノーピークの焚火台のほう。

消火の手軽さ、持ち運びの便利さでは、ファイアスタンド型に軍配が上がり、汎用性の高さと満足度の高さはスノーピークの焚火台が勝るといった感じです。

焚火台を選ぶときは、調理をするのかしないのか、車でキャンプに行くのか、バイクなのか、用途や目的に応じて選ぶといいと思います。

まあ、焚火にハマると、いろいろな種類の焚火台をそろえたくなっちゃうんですけどね(笑)

焚火台ごとの特徴などを紹介した記事を書いたので、興味を持ってくれた方が読んでくれるとうれしいな。

【レビュー】焚火台を比較。近場のキャンプでおススメの1台はコレ

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