【更新情報】2022年6月
今回紹介する春光台公園(しゅんこうだいこうえん)グリーンスポーツ施設キャンプ場は、北海道旭川市(あさひかわし)にある公園型の有料キャンプ場です。
管理は旭川市の委託を受けた「公益財団法人 旭川市公園緑地協会」で、開場期間は、例年5月1日から10月31日まで。
公園は1年を通して利用できますが、キャンプが許可されているのは期間内だけ。
利用にあたっては、春光台公園管理事務所で受付をしてください。
受付時間は原則として9時から17時まで。(月によって終了時間が前後する)
予約は受け付けていません。
テントサイトは全面芝地のフリーサイトで、バーベキュー用の場所(焼肉コーナー)と一般キャンプの場所は別。
コテージやロッジなどはありません。
利用料金は、使用料が大人1泊300円(デイ200円)、テント・タープ1張り500円(デイ300円)の合計800円(デイ500円)です。
チェックインは11時でチェックアウトが翌日の11時。
デイキャンプの場合は、9時から17時までの利用となっています。
なお、駐車場で車中泊はできません。
このキャンプ場のおススメポイントは、大人も子供も気軽にアウトドアを楽しめる!ってところ。
キャンプ場だけでなく、フィールドアスレチックで楽しんだり、大自然の森を散策したり、パークゴルフ場や歩くスキーコースでスポーツをしたりと、1日だけでは遊びつくせないくらい。
しかも、旭川市の中心から車で15分程度の市街地に位置し、交通アクセスもめっちゃいい!
周辺には日帰り入浴施設、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの商業施設が山ほどあるので利便性も最高クラス。
立地条件が良く、設備の整った家族連れ向けという環境のため、キャンプシーズン中には多くの利用客で賑わいます。
欠点らしい欠点のない、高いレベルのキャンプ場だと思います。
あえてソロのモトキャンパー視点でマイナスなところをあげるとすれば、時期によっては家族連れが多すぎてひっそりと静かなキャンプを楽しめないこと。
焚火の全面禁止など、キャンプ本来の面白みに欠けちゃってること。
あとは、ソロの利用料金が1泊800円と割高なところでしょうか。
ただまあ、このキャンプ場の利用客の中ではマイノリティな存在である、ソロのモトキャンパー視点ですからね(笑)
ファミリーキャンプやグループキャンプ、とくに小さなお子さん連れには最高におススメできるキャンプ場で間違いないです。
なお、ペット同伴はOKですけど、糞尿、鳴き声などで他人に迷惑をかけるペットはNG。
同じ旭川市内で道内を旅するソロのモトキャンパー、自転車キャンパー向けのキャンプ場は、神楽岡公園少年キャンプ村と西神楽公園キャンプ場ですね。
どちらも無料ですが、開場期間が7月から8月いっぱいまでと短いので気をつけてください。
また、子供向けの屋内外の遊戯施設のあるカムイの杜公園があり、春光台公園と同じ料金でキャンプができます。
興味のある方は紹介記事を読んでくれるとうれしいです。
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旭川市の紹介
旭川市は、上川総合振興局の所在地で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
道都札幌市に次ぐ道内第2位の人口(約33万人)を有する中核市です。
明治23年、上川郡に初めて旭川村、永山村、神居村の3村が置かれ、明治25年になると旭川に開発の尖兵として屯田兵が入植。
上川の中心地として開拓が進められました。
市名の由来は、諸説ありますが、忠別川のアイヌ語「チュプ(日)・ペッ(川)」を語源にした説がよく知られています。
「日」を「旭」に置き換えて「旭川」と意訳したそう。
明治31年に鉄道が開通し町制に移行すると、交通の要衝、物流の集積地として発展しました。
大正11に市制施行され、昭和30年からは近隣町村との合併が進み、昭和58年には人口36万人を超え、北海道では札幌に次ぐ第2の都市となりました。
現在は、北北海道の拠点都市としての機能が充実しているだけでなく、道北や道東地域の商業流通の拠点としての役割を担っています。
旭川市は、道内最大の盆地である上川盆地にあって、石狩川や忠別川、美瑛川などの川の合流部に位置している自然豊かな街です。
気候は、盆地特有の内陸性気候。
気温の年較差が50℃以上にもなり、道内の中でも寒暖差が大きい都市です。
明治35年には観測史上最低気温となる-41.0℃を記録。令和3年には37.9℃の最高気温を記録しています。
1日の温度差も大きいことが、四季の変化に富んでいることも、旭川市の特色のひとつと言っていいでしょう。
産業では、稲作などの農業や食料品、紙パルプなどの製造業、旭川家具をはじめとした木工、機械金属などのものづくり産業が集積しています。
近年は、全国的に知られる旭山動物園やスキー場などに、年間500万人を超える観光客が国内外から訪れているんだそうですよ~
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は旭川市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
春光台公園までのルート
春光台公園は、旭川市の中心から車で約15分の場所。
陸上自衛隊近文台分屯地に隣接しています。
住宅地と田園地帯に囲まれた丘陵地で、南側を国道12号線、北側を道央自動車道が通り、交通アクセスはバッチリ!
隣接する美瑛町からは車で約50分、富良野市の中心からだと1時間30程度、札幌市からでも高速道路を使えば2時間かかりません。
旭川、美瑛、富良野という北海道観光の中でも屈指の人気エリアにあることも魅力のひとつです。
このエリアは、これぞ北海道!というような絶景が広がっていますからね。
春光台公園は、旭川市を代表する公園のひとつですから、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことなく着くはず。
ただし、公園の敷地は東西に横長の地形でかなり広く、東端と西端は1.5kmほど離れていますので、目的地設定は「春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場」か「春光台公園管理事務所」にしましょう。
入口は、公園を縦断する道道72号線沿いにあり、案内板が出ているのでわかりやすいと思います。
これが春光台公園管理事務所の向かい側にある駐車場。
アスファルト舗装された平坦な駐車場で、普通乗用車だと約100台が収容できる広さ。
区画線は普通車サイズで引いてあるため、キャンピングカーなど大型の車両は枠線からはみ出しちゃいますね~
なお、駐車場で車中泊をすることは禁止です。
バイク用の駐車スペースと駐輪場は、別に設けてあります。
車と同じ場所じゃないから、荷物満載の大型バイクから、排気量の小さなスクーターまで遠慮しないで止められますよ。
鉄柵を利用してロック錠をかけることもできるので、防犯上も安心です。
春光台公園を紹介するよ
春光台公園は、旭川市の中心から北に約5kmに位置する、なだらかな丘陵地に設けられた公園です。
旧日本軍の演習地の一部を戦後、大蔵省から借り受けましたが、全体に樹木が少なく、しばらく未整備のままだったそうです。
昭和45年、道道で分断されている公園の西側部分を「市民の森」として、約1800本の樹木を植栽し、森を造成。
昭和58年から、キャンプ場や冒険広場、宝くじ遊園などを造成して、多くの市民に利用されてきました。
平成21年にはパークゴルフ場を新設オープン。
また、園内の遊歩道など整備が完了し、公園の東側に広がる「ミズバショウ観察デッキ」や「展望広場」、「寄生木の碑広場」周辺までの車椅子での通行が可能になりました。
公園の総敷地面積は、52.42ha。
広さの比較単位としてよく使われる「東京ドーム」でいうと、だいたい11個分になるんで、めっちゃ広いってことがわかってもらえるはず。
園内には、フィールドアスレチック遊具20基を備える冒険広場や毎年12月中旬から3月上旬まで開設される全長2.8kmの歩くスキーコースなどもあり、子どもの遊び場としてだけでなく、大人が運動不足を解消するためにももってこいの場所です。
自然環境を活かし、子ども達がのびのびと自然に親しみ楽しむことができる公園として、市内外から訪れる多くの方に親しまれているんですよ~
春光台公園西側部分のキャンプ場周辺を上から見ると、こんな感じ。
道道が公園を縦断していて、道道沿いに管理事務所やキャンプ場への入口があります。
管理事務所の向かい側が駐車場になっていて、南西に向かって園内通路が通っています。
駐車場から先は、車両の乗り入れはできません。
駐車場からテントサイトまでは、300mほど離れていますが、通路は舗装されていますし、荷物搬入用のリヤカーが用意されているため、荷運びにはそれほど苦労しないと思います。
管理事務所(受付)について
これが管理事務所です。
まずは、受付をしましょう。
開館時間は、月によって多少変わりますが、原則として朝の9時から夕方17時までの間。
(5月1日~5月31日、8月1日~9月15日は18時まで、9月16日~9月30日は17時30分まで)
受付については、
宿泊キャンプ チェックイン11時、チェックアウト翌日11時
デイキャンプ 9時から17時までの間
焼肉コーナーの使用は、デイキャンプと同じ
となっています。
なお、公園の出入口は24時間開放されており、夜間、早朝などの出入りも自由です。
利用料金は、
区分 | 単位 | 使用料 | ||
個人使用料 | 宿泊 | 大人 | 1人 | 300円 |
高校生 | 1人 | 200円 | ||
デイキャンプ | 大人 | 1人 | 200円 | |
高校生 | 1人 | 130円 | ||
サイト使用料 | 宿泊 | テント・タープ | 1張 | 500円 |
デイキャンプ | テント・タープ | 1張 | 300円 |
※ ごみについては、受付で専用のごみ袋を購入し、旭川市のごみ分別方法にしたがって分別すれば回収可能。(1袋50円)
です。
たとえば、大人1人で1泊する場合、個人使用料300円とサイト使用料テント1張り500円で、合計800円の料金がかかります。
でも、中学生以下は個人使用料が発生しないため、お父さんお母さんの大人2名と中学生以下のお子さん2名の家族4人で1つのテントなら、1100円(300円+300円+500円)です。
さすがは、旭川の子ども達がのびのびと自然に親しみ楽しむことができるようにと作られた場所ですね~
家族連れにめっちゃ向いてます。
じつは、ここ、令和元年度までは無料だったそう。
それまで長きにわたって無料で開放してた旭川市って太っ腹!
もっとも、昔を知っている地元の方などは、有料化になった最初のうちは、気分的に少しもやっとしてるかもですが(笑)
なお、利用方法については、今後変わるかもしれませんので、利用前に公式サイトを確認してくださいね。
管理事務所前にリヤカーを配置してあります。
場内を舗装された真っすぐな通路が通っていますし、サイト内はほぼ平坦で急な坂などもありません。
遠いところでも管理事務所から300mほどなので、荷物運びは苦労しないと思います。
もっとも、人気のキャンプ場ですから夏の時期はこれだけリヤカーがあってもぜんぜん足りないとか。
使い終わったら、リヤカーは元の場所に戻し、速やかに車両を駐車場に移動してくださいね~
また、管理事務所前がパークゴルフの出発点にもなっているため、トイレや屋根付きの休憩所があります。
トイレを正面から見るとこんな感じ。
鉄筋コンクリート造りの建物で、外装は打ちっぱなし。
入口は男女、身障者別に分かれていて、バリアフリー対応です。
これが男性用トイレ。
水洗式の小便器が3つ。
うちひとつは、手すり付き。
壁は白壁、床は土間コンになっています。
入口には鏡付きの洗面台が設置され、清潔感のあるトイレです。
照明はセンサー式で、自動点灯するので夜間でも安心して使えます。
大便用は、一般的な水洗和式と洋式が1つずつ。
いずれも手すりが取り付けられてて、高齢者でも使いやすそう。
掃除が行き届いているし、予備のトイレットペーパーも備え付けてあります。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座が用意してあるのはいいですね。
こちらが身障者用トイレ。
車いすの方が利用しやすいよう、かなり広々とした造りです。
オスメイト対応で、オムツ替え用のベッドも設置されています。
公的な施設でも、ここまで立派な身障者用トイレがあるのは珍しい。
ここのトイレは、小さなお子さんから女性の方まで、みなさん気持ちよく利用できるんじゃないでしょうか。
テントサイトについて
これがキャンプ場周辺の案内図。
管理事務所からテントサイトへ向かって、園内通路が真っすぐに伸びています。
通路の右手が散策の森、左手はパークゴルフ場です。
散策の森は木々が生い茂り、一見林間サイトのような雰囲気ですが、キャンプ場外なので、テントの設営は禁止。
もちろん、火気の使用もダメですよ~
散策の森を抜けると、次に現れるのが「焼肉コーナー」。
ここは、いわゆる野外炊飯専用の場所で、テントサイトではありません。
デイキャンプ扱いで、9時から17時までの間、利用することができます。
キレイに整地された芝生広場で、散策の森と同じように周囲には木々が植えられています。
風の影響を受けにくそうですし、涼しげな雰囲気がとってもいいですね~
家族やグループで、バーベキューなどの野外炊飯だけ楽しみたいってのなら、うってつけの場所。
芝生には、耐熱レンガが土台として埋め込んであります。
この上でコンロなどを使用してくださいってことですね。
焼肉コーナーには、備え付けのバーベキューコンロはないため、芝地で炊飯をする場合は、自前でコンロを準備しなければなりません。
ただし、あとで紹介しますが、めっちゃ立派な炊事場があって、そこにはたくさんのコンロが設置されているため、炭や食材などを準備すれば、器材は無くても大丈夫。
道内には、野外炊飯専用の場所が用意されたキャンプ場ってけっこうありますが、ここまで広い所はそうそうないかも。
夏のキャンプシーズン中は、テントサイトよりこっちの焼肉コーナーの方が賑わうってるんだとか。
なるほど~って納得しちゃうほど、炊事場と焼肉コーナーは広く立派でしたね~
焼肉コーナーと隣接して建っている炊事場の先が、テントサイトです。
キャンプエリアと焼肉コーナーは明確に区別してあって、境界線にはキャンプエリアを示す立て看板が立っています。
テント設営ができる場所、できない場所の区別はすぐわかりますよ。
テントサイトは、全面芝地のフリーサイト。
どの場所もほぼ平坦で、キレイな芝が一面に広がっています。
テント設営の邪魔になるような丘や谷地もないし、サイト内に川なども流れていません。
北側は樹林帯があって風よけになってくれているし、パークゴルフ場を挟んだ南側には広大な市民の森が広がっています。
なだらかな丘陵地にあるキャンプ場ですが、悪天候にもかなり強いと思います。
中央に見えるのは、公式サイトでは「営火場」と書かれた場所。
簡単に言えば、ファイヤーサークルですね。
ご覧のように、最近使われた形跡はありません。
このキャンプ場は、焚火自体が禁止されていますし、キャンプファイヤーをするには消防署などの関係機関の許可が必要です。
地域行事や学校関係での利用以外には、使われないんだと思います。
テントサイトは、だだっ広い一面の芝生広場じゃなくて、園内通路を挟んだ両脇にいくつかのエリアに分かれてある感じ。
どの場所を取っても周囲に広がる景色や自然観は十分にあり、そのうえテントはとっても張りやすい。
周囲に茂る森の緑が美しく、森林キャンプ場っぽい雰囲気があります。
きっちり整備された公園型のテントサイトですけど、北海道の雄大な自然も感じられますね~
サイト内にはところどころに々が植えられていて木陰となっている箇所はありますが、大部分は開けた場所。
真夏は強い日差しが照り付けますから、別途料金はかかっちゃいますけど、タープがあったほうが過ごしやすそう。
このキャンプ場は、高速道路や国道が近くを通り、交通アクセスや利便性もいいんですが、広大な森が騒音を吸収してくれるのか、一日を通して静かです。
都会の喧騒から離れ、自然の中でのんびり過ごせると思いますよ。
地面はこんな感じ。
山土の上に芝が植えられ、場所によってはシロツメクサなどの野草も生えています。
芝はしっかり刈り揃えられているし、地面も適度な硬さがあって、ペグは打ち込みやすいですね。
テントサイトは平らな分、雨が降ると水が溜まりやすい箇所があります。
テントサイトの西奥の方は、サイト内に樹林帯が入り込んでいるエリアもあります。
木々がたくさんあって、ちょっとした林間サイトのような雰囲気です。
トイレや炊事場からはちょっと遠くなりますけど、キャンプを楽しむ場所としてはイチオシ!
ソロ用のテントでしたら、木々の間に設営することもできると思います。
大人数のグループキャンプや家族連れのファミリーキャンプの利用は少ないでしょうから、ゆっくりのんびり過ごしたい派に向いてると思いますよ~
テントサイトには、区割りや境界はありません。
どの場所でも自由にテントやタープを張ってもOK。
ただし、ここは人気のキャンプ場で夏休み期間中などは、混雑することもあります。
予約ができないため、テントの設営場所は早い者勝ちになります。
混み具合によっては、利用を断られることもあるんだとか。
いちおうの目安としては、4~5人用テントで概ね100張程度までとしているようです。
炊事場やトイレに近い場所などはテントが密集しがち。
一日を通して人の出入りがあるんで、ほかの利用者の迷惑にならないよう、動線を考えてテントを張りましょう。
夜間照明については、街灯があるんですけど、照明器具なしでのキャンプは危険です。
照明器具は忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、公園内どこでもOKでした。
トイレについて
トイレは管理事務所の近くと、炊事場の向かい側に1か所ずつあります。
このトイレは、位置で言うと、テントサイトと焼肉コーナーの間の園内通路沿い。
キャンプ利用者が使うトイレですね。
外観も内装も管理事務所の近くにあるトイレと同じです。
鉄筋コンクリート造りのめっちゃ立派な建物で、外装は打ちっぱなし。
入口は男女、身障者別に分かれていて、バリアフリー対応型。
舗装された地面の上に建ってるし、軒もあるため、雨の日でも濡れずに利用できます。
これが男性用トイレはこんな感じ。
水洗式の小便器が3つ。
うちひとつは、手すり付き。
壁は白壁、床は土間コンになっています。
入口には鏡付きの洗面台が設置され、清潔感のあるトイレです。
小窓があって、日中は電灯がなくても明るい雰囲気。
もちろん、センサー式の夜間照明も付いていて、自動点灯するので夜間でも安心して使えます。
大便用は、一般的な水洗和式と洋式が1つずつ。
いずれも手すりが取り付けられています。
高齢者や子供にも配意したいいトイレだと思います。
こちらが洋式便座。
掃除が行き届いているし、予備のトイレットペーパーも備え付けてあります。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座が用意してあるのは子供でも使いやすくていいですね。
身障者用トイレはこんな感じ。
一般的な洋式便座で、ウォーム便座とか温水洗浄便座ではありません。
車いすの方が利用しやすいよう、かなり広々とした室内です。
オスメイト対応で、オムツ替え用のベッドも設置されています。
公的な施設でも、ここまで立派な身障者用トイレがあるのは珍しい。
ここのトイレは、小さなお子さんから女性の方まで、みなさん気持ちよく利用できるんじゃないでしょうか。
やっぱりトイレがキレイなキャンプ場はいいですよね。
「トイレのキレイさとキャンプ場の良さは比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
炊事場について
炊事場は、トイレの向かい側にあります。
焼肉コーナーと一般テントサイトの間の位置ですね。
炊事場は、このキャンプ場の中で一番大きく広いんじゃないかってほど立派な建物です。
赤い三角屋根が壁と一体になった造りになっています。
芝地ではなく、舗装された場所に建てられているし、大きな屋根が雨除け、風よけになってくれるため、悪天候の日でも使えそう。
屋根の下には、洗い場と調理台、「かまど」が置かれています。
各配置はこんな感じ。
中央にステンレス製の大きな調理台が4つ置かれています。
そして通路側には洗い場、芝地側に「かまど」という配置。
シンクはステンレス製で、1つのシンクに蛇口が3か所。
シンクは全部で10基あるんで、30個もの蛇口が備え付けられてるってこと。
シンクは幅広のタイプで、底はそんなに深くない。
大人数のグループが一度に使っても、ぜんぜん余裕そう。
これほどずらっと並んだシンクがある炊事場って、そうそう見ませんね~
いや、ほんと壮観ですよ(笑)
焼肉コーナーもかなり広めの敷地だし、「かまど」もたくさんあるし、野外炊飯に特化してるキャンプ場ですね。
蛇口は長パイプ。
吐水口が回転するタイプじゃないため、コップとかがないと水を飲みづらいですね。
水は、そのまま飲料水として使用可能です。
電灯もありますが、夜間20時以後は自動消灯していまいますので注意してください。
ごみ処理については、受付で専用のごみ袋(各分別ごとに50円)を購入して、旭川市のごみ分別方法にしたがって分別すればゴミステーションに捨ててもOKです。
「かまど」は、コンクリート製のU字溝を利用した簡易コンロタイプ。
シンクもそうでしたが、かまどもずらりと30個も並んでいます。
道内の数あるキャンプ場の中でも、たぶん1,2位を争うほどの設置数かも(笑)
焼肉コーナーを利用する場合、自前のコンロを持ち込まなくても、ここで調理できますよ。
気軽にバーベキューが楽しめると思います。
かまどには、火床もグリルもちゃんと置いてあります。
キャンプ場内での焚火は全面禁止ですが、この場所でしたら、炭だけじゃなく薪を使っての調理もOK。
学校行事の飯盒炊爨でも大活躍しそうですね~
最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきたせいか、かまど自体がないキャンプ場が増えてきてますね。
そういう意味では、今後ますます貴重なキャンプ場になるかも(笑)
炊事場の近くには、灰捨場もしっかり用意されています。
有料キャンプ場でも、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
ここは炊事場の隣にある東屋。
一般的な屋根をふいただけの簡素な造りの小屋とは違い、コンクリート造りで炊事場の周辺を弧を描くように建っています。
壁に沿って、ベンチシートが置かれていますが、それ以外の大部分は空きスペースです。
あまり天候が良くないとき、野外炊飯に使うための食材や器材を置くもよし、雨天時にイスを置いてのんびり休憩するもよし、使い出がありそうです。
東屋の向かい側には、清涼飲料水の自動販売機が置いてあります。
料金は、一般的な小売価格と同じ。
自販機があるのって、めっちゃうれしいですよね~
車で買い出しに行けば、それほど時間はかかりません。
それでも、飲み物1本買うためだけに出かけるのはおっくうでしょ。
小さなお子さん連れのファミリーキャンプとかだと、余計にそうじゃないかなあ。
24時間いつでも飲み物が買えるサービスって、何気にスゴイと思うんですよね~
なお、管理事務所前にも自販機があるので、もしこっち側が使えないときは、利用してみてください。
利用上の注意事項について
春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場と同じ。
利用するときは、管理事務所で受付をすること。
駐車場以外の場所への駐車、園内への乗り入れは禁止。
緑地協会が2015年3月に発効した「旭川市公園・緑地キャンプ場ガイド」には、自転車とバイクは押して行けば乗り入れ可との記載がありますが、現在は禁止となっています。
お間違えの無いようお願いします。
連泊は7日まで。芝生の枯損を防ぐために、概ね3~5日ごとにテントの位置を変えてください。
そして、焚火は全面禁止です。
直火の禁止ではなく、焚火自体がダメです。
焚火ファンのみなさん、めっちゃがっくりきていることと思います。
このキャンプ場は、夜間は管理人さんがいないので、火事の危険を考えると仕方ないのかも。
なお、焼肉コーナーでのバーべーキューコンロの使用やガスコンロなどの調理器具など、直接芝を傷めない道具を使っての煮炊きはOKです。
高熱が出る器具を使う場合、高さが足りないときは、ブロックや焚火シートを使うなど地面に熱が伝わらないようにしてください。
花火をしたり、発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
このキャンプ場は、ペット同伴OK。
最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
ただし、放し飼いはNG。フンの処理もしっかりお願いします。
糞尿、鳴き声などで、他人に迷惑をかけるペットの連れ込みはダメですよ~
そして、ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの分別と持ち帰り。
ごみについては、受付で専用のごみ袋を購入し、旭川市のごみ分別方法にしたがって分別すれば、体験学習館脇のごみ回収ガレージに捨てることができます。(1袋50円)
ごみ袋を購入しない場合は、確実に持ち帰ってください。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
温泉施設の紹介
旭川市内には、温泉や入浴施設がたくさんあります。
春光台公園から一番近いのは、公園の南東側の住宅地にある「フタバ湯」です。
キャンプ場から車で3分程度。
公園から道道72号に出て南進、2つ目の交差点を右折して高架橋の下をくぐるとすぐです。
フタバ湯は、北海道公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟する銭湯で、天然温泉ではありません。
でも、この銭湯はめっちゃおススメ!
現在のオーナーが廃業しそうだった銭湯を平成17年に引継ぎ、平成25年に全面改装したのが現在のフタバ湯。
この地区の高齢者をもてなすために、無料送迎バスを出して送迎を行ったりしており、「地元密着人情銭湯」と呼ばれているんだとか。
歴史ある銭湯だと、駐車場がないこともありますが、ここは普通車15台が駐車可能。
もちろん、駐車料金は無料です。
浴室内は、シャワー付きの洗い場が10個ほど。
こじんまりとしていますが、主浴槽のほか、水風呂、壺湯などの浴槽があります。
お湯は、人工ながら炭酸カルシウム温泉で、含有率は95.75%。
炭酸泉は、血行が促進され、健康だけでなく美容効果も高いとされてますね。
あせもやしっしん、しもやけなどのお肌に関することや、腰痛、神経痛などに効果があるとか。
水風呂は、地下150mから汲み上げられた地下水を掛け流しているとのこと。
そして、なんと言ってもこの銭湯の自慢はサウナです。
フィンランド式の本格サウナで、ほうじ茶を使ってのセルフロウリュ。
ほうじ茶と水を交互に掬い、順番にかけていくと、何とも言えないかぐわしい匂いが立ち込めます。
これには、サウナーさんたちもにっこりですね(笑)
シャンプーやボディソープなどのアメニティは備え付けてありません。
ただし、番台で購入は可能。
営業時間は、13時から夜の23時まで。(日曜日は23時30分まで)
定休日は、毎週月曜日です。
料金は、大人(中学生以上)480円、小学生140円、未就学児70円。
いわゆるスパやホテルの浴場とはまた違った、地域の方々に親しまれてきた、これぞ銭湯って感じのたたずまいと料金設定。
しかも、一般の銭湯が、こんなにも夜遅くまでやってるなんて、めっちゃありがたいですよね~
お風呂上りにゆっくりくつろげる休憩スペースがあって、定番の牛乳なども売っています。
無料のWi-Fiまで設置してあるし、ほんとすばらしい銭湯です。
銭湯好きな方、サウナファンにはぜひ訪れてほしいですね~
なお、入浴に関しての詳細は、フタバ湯のフェイスブックなどでご確認ください。
西神楽公園キャンプ場のデータ
名前 | 春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場 |
かな | しゅんこうだいぐりーんすぽーつしせつ きゃんぷじょう |
住所 | 北海道旭川市字近文 |
連絡先 | 春光台公園管理事務所(電話番号:0166-52-0694)、公益財団法人旭川市公園緑地協会(電話番号:0166-52-1934) |
管理者 | 旭川市、指定管理者 公益財団法人 旭川市公園緑地協会 |
営業期間 | 例年5月1日から10月31日まで |
料金 | 大人1泊800円(個人使用料500円+サイト利用料テント1張り300円)、予約なし、現地で受付 |
ジャンル | 芝のフリーサイト |
施設 | 管理事務所、テントサイト、炊事場、トイレ、東屋、屋内外遊戯施設など公園施設多数あり |
備考 | ゴミ回収可、焚火禁止、ペット同伴可 |