【更新情報】2022年6月
今回紹介する渓谷公園キャンプ場は、北海道滝上町(たきのうえちょう)にある無料キャンプ場です。
管理は滝上町で、開場期間は、例年4月頃から11月頃まで。
利用にあたっては、事前の予約はなく、現地管理棟(センターハウス)で受付をするだけで、だれでも自由に利用OK。
テントサイトは、無料で利用できる芝地のフリーサイトのみ。
終日解放されているので、めっちゃ自由度が高くて、道内を旅している方にも利用しやすいですよ~
このキャンプ場のおススメポイントは、環境に恵まれ、設備の整った公園内で、のんびりとキャンプができるってところ。
町の中心から車で3分ほどの場所だし、国道と並行して通る道道沿いにあるから、利便性、交通アクセスが良いんですよ。
公園内には、キャンプ場だけでなく、無料のアスレチック遊具が設置してあるし、パークゴルフ場も隣接しています。
すぐ北側は「香りの里ハーブガーデン」、車で4,5分走れば、日本一を誇る芝ざくら滝上公園と言った観光施設が盛りだくさん。
周辺にはコンビニエンスストアやガソリンスタンド、日帰り入浴のできる宿泊施設も揃ってて、利便性も最高クラス。
立地条件が良く、設備の整った環境なんですが、意外と穴場らしく、大混雑するようなことは滅多にないみたい。
マイナス面は、テントサイトがめっちゃ狭いって点。
2~3人用の一般的なテントだと、10張りも張ればいっぱいいっぱいになっちゃいます。
ファミリー用の大型テントやタープを設営することが厳しいんで、そのあたりが混み合わない理由なのかも。
逆に言えば、ソロのモトキャンパーや道内を巡る旅をしている方には、利用しやすいとも言えますね。
テントサイトのすぐ近くにあるアスファルト舗装された駐車場。
24時間自由に利用できる屋内トイレに大きく使いやすい炊事場。
車中泊も禁止していないし、開場期間が道内の無料キャンプ場の中ではわりと長めだったりと、おススメポイントばかり。
ソロのモトキャンパーや道内を巡る旅をしている方など、旅慣れた方向けのキャンプ場って感じですね~
滝上町の紹介

出典:滝上町 公式サイト
滝上町は、オホーツク総合振興局に属する町で、一般的に道東と呼ばれる地方に位置します。
明治になって北海道と呼称されるようになってから、紋別に戸長役場が置かれると、高知県や愛知県などから移住してくる方々で集落が形成されました。
大正7年、渚滑村(のちに旧門別町と合併し紋別市となる)から分村して、滝上村が誕生。
その後発展を続け、昭和22年に町政に移行し、現在に至ります。
町名の由来は、文字通り「滝の上にある」から。
町内を流れる渚滑川(しょこつがわ)とサクルー川の合流点のすぐ下に、滝があり、その上流にまちの中心があるからなんだって。
明治40年には、すでに「滝上」と呼ばれていたそう。
ちなみに、滝上町には「滝下」という地名もあるんですよ。
滝上町は四方を山に囲まれ、オホーツク管内(3市14町1村)では4番目となるの広大な面積を持ち、面積の約88%が森林です。
市街地には渚滑川が流れ、その渓谷は、「錦仙峡(きんせんきょう)」という景勝地になっています。
気候は、盆地特有の寒暖差が大きく、とくに冬は厳しい寒さが続きます。

出典:滝上町 公式サイト
基幹産業は、自然の恵みを活かした農林畜産業と、それらの食料品製造や木材・木製品製造業です。
滝上町は、渚滑川がサクルー川など各支流を集めて貫流した土地であり、これらの流域が農耕に適しているんですね。
盆地特有の寒暖の差が大きい気候は、畑作にとっては好条件で、小麦、スィートコーン、薄荷(はっか)などを生産しています。
畜産は、乳牛のほか特色のある黒毛和種牛や七面鳥なども生産しているんだって。
薄荷と七面鳥の生産量は、どちらも日本一なんですよ~
最近では、芝ざくら滝上公園やハーブガーデン、錦仙峡などの地形を活かした観光を展開しています。
滝上町の特産品や名産品はたくさんありますし、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方はふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
渓谷公園までのルート
渓谷公園は、滝上町の東部に位置し、山間を通る道道996号線沿いにあります。
北側は森に囲まれた丘陵地となっていて、観光名所のひとつ「香りの里ハーブガーデン」があり、南側を渚滑川が流れています。
道道と並行するように、滝上町と隣接自治体を結ぶ国道273号線が通っていて、公園までの交通アクセスは良好です。
キャンプ場から約750mほど南西の国道沿いには、道の駅「香りの里たきのうえ」があるし、町内には、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設がそろってますから利便性もバッチリ!
さらにキャンプ場から500m西には日帰り入浴のできる宿泊施設「童話村たきのうえホテル渓谷」が建っているんで、お風呂も問題なし!
この公園は、町の観光エリアの一角にあるため、ナビゲーションシステムの案内どおりに進めば、道に迷うことは無いでしょう。
道路はしっかり整備されていて、交通量も少なく走りやすい。
山間部の道路ではありませんから、場所さえ分かっていれば、夜でも安心して通行できますよ。
ただ、道路沿いに生垣があって、道道からテントサイトが見えません。
そもそも周辺が雰囲気的にキャンプ場っぽくないですから、うっかり通り過ぎないようにしてください(笑)
ハーブガーデンの道路向かいで、周囲がパークゴルフ場、そして、特徴的な建物の管理棟(センターハウス)を目印にするといいかも。
渓谷公園キャンプ場を紹介するよ
渓谷公園周辺をGoogleEarthで上空から見ると、こんな感じ。
渓谷公園の南側を流れる渚滑川は、町の中央付近で支流サクルー川と合流し、東に流れつつ、だんだんと川幅が狭くなり、大小いくつかの滝を作っています。
この滝上渓谷「錦仙峡」は、市街地の中を流れる全国でも珍しい渓谷です。
川の両岸には、昭和47年から48年にかけて、自衛隊の協力を得て完成した各約2キロメートル余りの遊歩道が通っています。
春には清流に映える新緑、夏には涼やかな木陰、秋には見事な紅葉や野鳥と出会えるバードウォッチングなど、四季を通じて楽しむことができる場所です。
また、渓谷公園の北側には、4万平方メートルの広大な敷地を持つ「香りの里ハーブガーデン」があり、6月から9月までの間、ハーブがもたらすさわやかな香りが漂っています。

出典:滝上町 公式サイト
周辺を通る「ハーブと錦仙峡を訪ねるみち」は、これらを探勝する約5.4kmのウォーキングコースとなっていて、行程は約2時間。
川の両岸では高山植物や様々な樹木、野鳥など見ることができるんで、キャンプに来たときは、ぜひのんびりと歩いてみてはいかがでしょう。
この遊歩道は、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」や「新日本歩く道紀行100選森の道」にも選ばれてるんですよ~
渓谷公園には、36ホールのパークゴルフ場(日本パークゴルフ協会公認コース)とキャンプ場、小さなお子さんが楽しめるがフィールドアスレチック遊具が整備されています。
パークゴルフ場は、管理棟を中心に東と西に分かれていて、西側のコースと道道996号線の間のわずかなスペースが、テントサイトです。
規模的にはかなり小さめのテントサイトで、パークゴルフ場と公園施設のおまけ程度のキャンプ場かなあって思っちゃう。
でも、広い炊事場と管理の行き届いた清潔なトイレがあり、長期滞在もウェルカムっぽいんで、めっちゃめっちゃ利用しやすいキャンプ場なんですよね~
道道から入ったところに渓谷公園の駐車場があります。
公園やパークゴルフ場、キャンプ客の全員が利用する場所ですので、日中時間帯ですと、常に車が止まってますね。
駐車場は、アスファルト舗装で区画線が引いてあり、普通車だと約40台が駐車可能。
平坦で荷物満載のバイクでも止めやすいんですが、バイク専用の駐輪場や大きなキャンピングカーが止められるようなスペースはありません。
駐車場から先は、車両の乗り入れは禁止。
リヤカーなどは用意されていませんが、駐車場のすぐ西側がテントサイトです。
近いところなら10mくらいしか離れていないんで、荷物の搬送は苦労しないと思います。
管理棟(センターハウス)について
これが管理棟。
センターハウスとも呼ばれ、キャンプ場の受付だけでなく、パークゴルフ場をはじめ公園全体の管理業務をしています。
渓谷公園の整備に伴い、平成元年12月に完成した、鉄筋コンクリート2階建てのめちゃ立派な建物です。
外観も洋館みたいで、「童話」の世界のようなまちづくりを目指している滝上町にぴったりですね~
管理棟は、各種受付業の場所のほか、トイレと休憩施設を兼ねています。
開館は、キャンプ場の開場期間と同じく、例年4月頃から11月頃まで。
営業時間は、おおむね8時から17時まで。
キャンプ場の受付は、ここで行い、利用届に記入するだけ。めっちゃ簡単です。
日中は管理人さんが常駐していますので、キャンプを始めたばかりの方で安心ですよ~
キャンプ場の利用は無料ですが、利用者の把握は維持管理に必要な予算に関係してきますから、必ず受付をしてくださいね。
もし、時間内に開館到着内に到着できなさそうなときは、前もって連絡をするか、翌日必ず受付をお願いします。
トイレは、管理棟内にしかありませんので、キャンプ客を含めて公園の利用者みんなが使います。
男女別に分かれていて、管理棟が閉館した後もトイレだけは開放されており、24時間誰でも自由に利用できますよ。
これが男性用トイレ。
屋内のトイレですから、しっかり維持管理されていて、めっちゃ清潔です。
大きな鏡付きの手洗い場もあって、使い勝手はバッチリ!
当たり前ですけど、照明もありますから夜でも安心して使用できますよ~
壁は白色に塗られ、腰壁は紫色のタイル張り。
床は塩ビ系かビニール製のクッションタイル。
一般的な公衆トイレに比べると、すっごく華やかで明るい感じがします。
さすがは芝ざくらやハーブなど、自然の恵み豊かな町ですね~
男性用は、水洗式の小便器が3つあります。
大便用は、タンクレスの洋式便座1つ。
なんと、温水洗浄機付きの便座でした。
観光名所にある公衆トイレですから、定期的に掃除がされていてキレイですよ~
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座だと子供でも使いやすくていいですね。
公共のトイレやキャンプ場の管理をするって結構大変なんですよね。
こんなにキレイに維持してもらって、ほんとありがたいですよね~
「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
テントサイトについて
冒頭でも書きましたが、テントサイトはすっごく小さいです。
パークゴルフ場とアスレチック遊具、渓谷周辺を巡る遊歩道がメインで、空いた場所をキャンプ場として間借りしている感じ。
「無料で使わせていただいて、マジありがとうございます!あっしら隅の方でおとなしくしてますんで」って思わず言っちゃいそう(笑)
駐車場のすぐ西側から、場内通路に沿って伸びる芝地がテントサイト。
管理棟と駐車場の近くに炊事場が設置されています。
テントサイトに沿って、コンクリートブロックを敷いた場内通路が通っていますから、歩きやすいですね。
勾配もなく、荷物の搬送も苦労しません。
荷物の多い方は、アウトドアワゴンなどがあればラクラクでしょう。
テントサイトは、場内通路と道道の間のわずかなスペースしかありません。
この間であれば、共用の場所以外は、どこにテントを設営してもOKです。
ただ、炊事場などの施設の近くは、使う方の動線を考えてテントを張りましょう。
キャンパーだけでなく、パークゴルフをしている方も休憩などで使いますからね。
テントサイトは、細長い長方形のような敷地で、2~3人用の一般的なテントだと、だいたい10張りくらいでいっぱいいっぱいになっちゃいます。
ファミリー用の大型のテントやタープは、設営がかなり厳しい感じ。
地面はほぼ平坦で、少し長めの芝が一面に生えてます。
テントは張りやすいし、ふかふかで快適です。
道道との境には生垣があり、芝地内にも木が植えられています。
直射日光を多少は遮ってくれるし、強風の影響を受けにくい土地ですが、日当たりもかなりいい場所です。
夏の日中時間帯はずっと日が差していますから、直射日光を遮るタープなどがあるといいかも。
盆地特有の気候で、夜はめっちゃ冷えることもあるため、とくに春や秋は防寒用の衣類、装備を忘れずに。
道道からは生垣が目隠しになっていて見えませんけど、パークゴルフをしている方からは、丸見えです。
「今年もキャンパーで賑わう時期になったか」って思われているかも。
ボクが利用したときも、すぐ隣りでパークゴルフをしていましたから(笑)
ここは、テントサイトの最奥、西端のあたりです。
駐車場やトイレのある管理棟、炊事場から50mくらい離れた位置。
距離的には大したことは無いんで、混雑しているときは、こっち側まで来れば、落ち着いたキャンプができること間違いなし。
パークゴルフ場側への見通しもいいし、樹木も多めで、緑に囲まれた癒しの空間は最高です!
場内通路沿いに木製のベンチシートが設置してありますから、便利に使えそう。
荷物の少ないモトキャンパーならではの選択とも言えるでしょう。

出典:童話村たきのうえホテル渓谷
ちなみに、奥に見える「森のコテージ」ってのは、平成22年6月にオープンした通年利用可能な宿泊施設。
8人用と4人用の2棟あり、8人用は2階建てで一棟一泊30,000円、4人用は平屋建てで一棟一泊15,000円。
チェックインは15時からで、チェックインは翌日の10時。
コテージ前には広いスペースがあって、車は10台くらい止められるし、バーベキューなどのアウトドアにも使えちゃう。
管理と受付は、すぐ近くにある「童話村たきのうえホテル渓谷」です。

出典:童話村たきのうえホテル渓谷
室内は、テーブルやイスなどの家具をはじめ、人数分のベッドとシャワー室、温水洗浄機能付きのトイレ、キッチンがあります。
各部屋には家電製品が置いてあって、食材と調味料以外はぜんぶ揃ってるって言ってもいいくらいの充実ぶり。
キャンプのように専用の道具はいりませんし、気軽に利用できるのがいいですよね。
アウトドアを楽しみたいけど、キャンプ場デビューはちょっとって方にバッチリおススメのコテージです。
夏の時期もいいけど、逆に真冬に泊まったら、子供さんの最高の思い出になるかも。
渓谷公園キャンプ場は、滝上町の東側に位置する観光エリアの一角にあり、道道がすぐ近くを通っていますが、日中時間帯以外は交通量や人の通りはほぼありません。
メイン国道273号線は、渚滑川のさらに南側ですから、車の騒音が聞こえてくることもないし。
むしろ、夜はめっちゃ静かです。
大自然の中にあって落ち着いてキャンプができるうえ、周囲に公共の施設があるため、安心してキャンプができる点もメリットのひとつですね。
予約の必要がなく、現地で届け出を記入するだけなんで、テントの設営場所は早い者勝ちになります。
と言っても、ここは主にソロキャンパーが好む穴場と言ってもいい場所。
夏のキャンプシーズンでも、混み合うってことは、ほぼないと思います。
パークゴルフをしている地元の方を除くと、ソロのモトキャンパー、自転車キャンパーが主に利用してる感じですね。
公園内には街灯がありますが、園内全体を明るく照らすほどではありません。
照明器具は絶対に忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、バッチリ入りました。
炊事場について
炊事場は、公園の東端。駐車場のすぐ近くにあります。
テントサイト内の芝地に建っていて、周囲より少しだけ盛り土がしてある感じ。
テントサイトの規模に比べて、かなり大きめの炊事場ですが、地元の方が公園を散歩したり、パークゴルフをしている方が休憩に使ったりもしてるので、ちょうどいいのかも。
電灯も備え付けてあり、24時間利用可能です。
炊事場は、コンクリート製の土台の上に建てられており、腰壁もあって、屋根も広い。
雨風の強い日でも問題ない感じ。
入口は、東と西側にあります。
炊事場内は、道道のある北側にステンレス製のシンクが3基設置してあります。
中央には、「かまど」が置いてあり、その両脇には木製のベンチシート。
キャンパーが調理をする場所ってだけでなく、地域の行事などで地元の方がバーベキューなど楽しんでそうな感じ。
洗い場よりも「かまど」の方がメインっぽいですもんね。
かまどをテーブル代わりにして、ここで食事をしてもいいかも。
スペースが広いんで、いろいろと使い勝手がよさそうなのもいいですね~
堅牢な建物ですから、悪天候時の避難先にも使えそうです。
洗い場は、それぞれ独立した造り。
シンクは深めで、水をためることができる構造なので、洗い物がはかどります。
長パイプの蛇口が1つずつ付いていて、右側が調理台。
食材や食器を置くことだ出来て、すっごく使いやすそう。
水は、上水道ですから、そのまま飲料水として使えますよ~
中央にある「かまど」です。
コンクリート製でバーベキューコンロっぽい造り。
側面に丸型の空気穴が空いていたり、一般的なU字溝を利用した「かまど」より火力の調整がしやすそう。
耐熱レンガも置いてあるんで、自由に火床を作ったりもできますね。
グリルは設置してありませんでしたが、掃除用具と一緒にたくさんの焼き網が置かれていました。
炭や灰などは、灰や残り火専用の缶へ捨ててくださいね。
炊事場とは別に場内通路沿いに立水栓が設置されています。
立形水飲栓のほかに、ホースを接続した蛇口があって、パークゴルフ場の利用者が道具を洗ったりできるようになっています。
単に水を汲むだけだったり、キャンプ道具を洗ったりするのでしたら、こちらを使った方が便利だと思いますよ~
利用上の注意事項について
キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
ただし、ここは一般的な観光客や地元の方が利用する公園です。
遊歩道を散策する方もおりますし、パークゴルフをする方やアスレチック遊具公園で遊ぶ家族連れの方もいます。
ほかの公園利用者の迷惑にならないよう、常識的な範囲でテントを張りましょうね。
利用前に管理棟(センターハウス)で受付をして、利用届に必要事項を記入してください。
公園内への車両の進入は禁止。駐車場以外の場所への駐車はできません。
車中泊は禁止していませんが、エンジンのかけっぱなしによる騒音トラブルや車両火災に注意。
打ち上げ花火やカラオケ、発電機などの「大きな音や光が出るもの」の使用も避けたほうがいいでしょう。
大声を出したり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
焚火は禁止されてませんが、炊事場の周辺に限られ、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用して煮炊きを行ってください。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
炊事場を使用する場合は、荷物を広げて場所を占有しちゃダメ。
また、炊事場にある電源を使ってもいいんですけど、炊事目的だけ。
まさかいないとは思いますが、電源のコードリールを引っ張って、家電製品を稼働させたりとかは論外です。
長期滞在ウェルカムなキャンプ場ですが、「厄介な輩」にならないようにしてくださいね~
公園内は、ペット同伴OK。
最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
ただし、放し飼いはNG。
リードをしっかり付け、フンの処理を確実にお願いします。
ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
入浴施設の紹介

出典:童話村たきのうえホテル渓谷
渓谷公園のすぐ近くに、日帰り入浴のできる「童話村たきのうえホテル渓谷」があります。
公園から西に約500m。公園と同じく道道996号線沿いにあるんで、目の前の道路をまっすぐ西に向かえば、車だと約1分。
歩いてだって余裕で行けちゃいますね。
以前は、町内に童話村交流プラザ内に「プラザの湯」っていう公営の入浴施設もあったんですが、施設老朽化などのため、令和5年3月末、地元の利用者に惜しまれつつも閉鎖してしまいました。
さて、ホテル渓谷は、昭和58年に開業した公共の温泉宿泊施設です。
第三セクターが運営し、おしゃれな西洋風外観と渓谷を眺めながら入れるお風呂が自慢の日帰り入浴のできる宿泊施設です。

出典:童話村たきのうえホテル渓谷
公共の施設ですから館内はめっちゃ清潔だし、料金は格安!
設備は充実していて管理はバッチリ。
令和4年から浴場改装工事、サウナ、展望デッキの建設を行っておりましたが、令和5年3月にめでたく完成!
4月からグランドオープンとなりました。
できたばかりのめっちゃ新しいお風呂に入れて、言うことなしですね~
渓谷ホテルの浴場は、人工のラジウム・ラドン岩風呂温泉です。
浴槽には、健康に良いとされる、ラドンやトロンを半永久的に、かつ、大量に採取できる装置が備え付けてあるんだとか。
ラドンやトロンが人体に吸収されると、
1,中枢神経を刺激して副腎皮質ホルモンの分泌を促す。
2,内臓諸機能の細胞を活性化する。
3,新陳代謝を旺盛にし、血行をよくする。
4,老廃物の排せつを早める。
5,細胞の老化を防ぐ。
6,保養や健康回復を促す。
7,全身の皮膚を守り、若さと美容に役立つ
などの効果があると言われています。
「錦仙峡の湯」としてリニューアルオープンした浴場には、サウナと水風呂、展望デッキが増設されました。
サウナは、町の名産品でもある「ハッカ水」を使ったセルフロウリュウを楽しめるんだそう。
水風呂は、すぐ近くを流れる渚滑川源流の地下水を使用したハッカの水風呂って言うんですから、これには、サウナファンも思わずにっこりでしょう。
露天風呂はありませんが、新設された2階展望デッキからは、「日本の歩きたくなる道500選」にも選ばれた滝上渓谷を見ながら外気浴でカラダを整えることができます。
日帰り入浴の営業時間は、10時から夜の22時まで。(最終受付21時)
年中無休の営業です。
入浴料金は、大人(中学生以上)600円、小学生が300円、未就学児は無料。
2回分お得な12枚つづりの回数券も販売しています。
リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実していて、タオルだけ準備すればOK。
フェイスタオル(販売)100円、バスタオル(貸付)200円もありますから、まったくの手ぶらでも大丈夫。
公共の施設なのに、午前中から夜遅くまでやっているし、リニューアルしたばかりの清潔感あふれる浴室がこのお値段ってのは、すっごくリーズナブルですよね~
もちろん、宿泊も可能。
洋室のシングルルームとツインルーム、和室と特別和洋室を用意。
洋室は若い方や小さなお子さん連れ向け、そして和室や特別和洋室はゆっくり落ち着いた雰囲気の部屋となっています。
一部の階では全面禁煙室もありますし、インターネットの使えるLAN回線が全室に構築、すべて無料で使用できちゃいますよ~
シングルの洋室を素泊まりだと、一泊8100円からと、けっこうお安くなっています。
館内の売店では、滝上町の特産品を多数取り揃えているし、レストランでは、オホーツク近郊の食材を活かした創作料理や地元食材を生かしたメニューを楽しめちゃう。
たまには、キャンプじゃなくて、こういう観光ホテルでゆっくりするのもいいかもしれませんね~
なお、営業時間などは令和4年度のもの。
令和5年度以降は、変更になることもあるので、利用前に公式サイトなどで確認してくださいね。
渓谷公園キャンプ場のデータ
名前 | 渓谷公園キャンプ場 |
かな | けいこくこうえん きゃんぷじょう |
住所 | 北海道紋別郡滝上町元町 |
連絡先 | 滝上町役場 商工観光課 商工観光係(電話番号:0158-29-2111) |
管理者 | 滝上町 |
営業期間 | 例年4月頃から11月頃まで |
料金 | 無料(予約必要なし、現地管理棟(センターハウス)で利用簿を記載) |
ジャンル | 芝地のフリーサイト(車両乗り入れ不可) |
施設 | 管理棟兼トイレ、テントサイト、炊事場、駐車場 |
備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止 |