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【レビュー】キャンツーにはマルチフィットサイドバッグがおススメ

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

バイクにたくさんの荷物を積みたいとき、まず、候補にあがるのがリアボックスでしょう。

それでも荷物が収まりきらないとき、じゃあ、なにを買うか。

シートバッグかタンクバッグになるんじゃないでしょうか。

いや、それでも、まだ積みたい。荷物が全部収まりきらないというとき、最後の最後にたどり着くアイテムが、サイドバッグだと思います。

サイドバッグは、「もうこれで荷物は最後だから、なんとかして!お願い!」っていうバイク乗りの悲痛な叫びに応える存在と言えます。

ですから、迷えるバイク乗りたちを救う責任があるんです。

そう、中途半端ではいけません。

荷物を前に途方に暮れるバイク乗りに「お前に出会えてよかったー」と心から喜んでもらわねばならないのです。

今日は、そういうサイドバッグをご紹介しましょう。

はい、こちら。

TANAX MOTOFIZZ(タナックス モトフィズ)マルチフィットサイドバッグ

です。

ボクは、キャンプツーリングのためにTANAXのキャンピングシートバッグ2を買って、もうちょっと荷物積みたいなーって思ってマルチフィットサイドバッグLを購入しました。

マルチフィットサイドバッグは、だいたい7,000kmくらい使いましたけど、この3点がとくに気に入ってます。

お買い得感のある価格(実売12,000円以下)

スクーターの張り出したリアカウルにもフィットする作り

シートバッグといっしょに使っても荷物を取り出せるサイドオープン

今回は、バイクでキャンプツーリングに行くならマルチフィットサイドバッグがオススメなワケを紹介しますねー。

サイドバッグってホントに必要?

シートバッグすら持っていなかったころ

キャンプツーリングをはじめたばかりのころは、何を持っていけばいいかわからなくて、何でもかんでも持っていこうとします。

ある程度慣れてくると、使うモノと使わないモノがわかってくるので、かなり荷物が減ります。

で、ベテランの方は、ここからさらに荷物を厳選していくんでしょうけど、ド素人に毛が生えた程度のボクはそうはならなかった。

どうせ自分で背負うんじゃないんだから、持ってけるだけ持ってけばいいんじゃね?

こう思うようになりました。

ボクのバイクはスクーターなので、シートの下に荷物を収納できますし、リアボックスにも入ります。

最大75Lのキャンピングシートバッグ2も使ってるので、1週間程度のキャンプツーリングなら、荷物がいっぱいで収まりきらないってことはないんです。

でも、「豆からひいてエスプレッソを飲みたいなー」とか「万が一熊に襲われたときのためにナタは持って行った方がいいんじゃないか」とか余計なことばかり考えてしまい、荷物が増えまくりました。

それで、サイドバッグを買っちゃったんですねー。

みなさんは、サイドバッグを購入しようかどうか迷ってますか?

それとも、買うことは決定で、どのメーカーのどんなサイドバッグを買うか、迷っているところですか?

はっきり言ってサイドバッグはめっちゃ便利で積載能力が爆上げするんですが、バイクの横幅に影響しますし、あまりに重い荷物を入れるとバランスをくずすかもしれません。

シートバッグは「大は小を兼ねる」けど、サイドバッグは必ずしもそうじゃないんです。

むしろ、柔よく剛を制す?

あ、いや、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」か。だいたいそんなトコ。

まずは、サイドバッグが必要かどうか、よく考えてから買った方が幸せになると思います。

ボクみたいに「もうこれで荷物は最後だから、なんとかして!お願い!」っていう選挙投票日前日の立候補者の最後のお願いの気持ちでいる方なら、絶対にオススメのアイテムですけどね。

TANAX マルチフィットサイドバッグのココがすごい!

マルチフィットサイドバッグの全体像はこんな感じです。

 

縦におくとこんな感じになります。

ボクがサイドバッグを選ぶときに重視した点は、ひとつ。

NMAXにちゃんと取り付けられること

です。

スクーターって、一般的なバイクに比べてリアフェンダーが張り出しています。

取り付けたはいいけど、ななめになっちゃったり、マフラーに干渉したりしては、最初からつけないほうが良かったってなっちゃいますからねー。

いろいろ調べた結果、TANAXのマルチフットサイドバッグが条件にピッタリだったんですよ。

 

実際に取り付けるとこんな感じになります。

TANAXとNMAX、名前も似てて、相性よさそうっしょ(笑)

シートカウルに合わせて形が変化する素材を使用!

これがマルチフィットサイドバッグを選んだ一番の理由です。

 

マルチフィットサイドバッグは、いわゆるソフトタイプのサイドバッグで、本体素材にポリエステル、バイクに接する裏面に一部ネオプレーン素材を使ってます。

このネオプレーン素材が、スクーターのようなリアカウルの張り出したバイクにも形を変えてフィットするようになってます。

弾力にも優れているので、カウルにキズがつきにくいんですよ。

たいていのバイクには、そのまま取り付けられるんじゃないでしょうか。

 

ネオプレーンってなに?

アメリカの化学系複合企業「デュポン」社が開発した合成ゴム。ダイビング用のウェットスーツとしても使われている。強度があって耐熱性や耐寒性、弾力性に優れており、身近なものではPC保護ケースに用いられている。

マルチフィットサイドバッグLは、片側最大28Lの大容量!

マルチフィットサイドバッグLは、片側19L~28Lの容量可変タイプのサイドバッグです。

 

19Lのときのサイズは、 350(H)×460(W)×180(D)mmで、こんな感じ。

 

最小サイズでも、テント一式、タープ一式が余裕で入ります。

すごいのは、ココから。

 

バッグについているジッパーを開けていくと、横幅が8cm広がり、なんと28Lの大容量になります。

 

テントとタープ一式のほか、イスとテーブル、おまけに20Mの登山用ロープまで入っちゃうのです!

いや、まあ、登山ロープなんて持っていくヒトはいないと思いますが、ともかく、めっちゃ荷物が入ります。

これで片側ですからね。

単純にこの倍の荷物をサイドバッグだけで運べるということです。

使い方としては「出発時は19Lサイズで、旅先で急に荷物が増えたら28Lにする」とか「旅先で消費する荷物を詰めていって、荷物が減ったら19Lにする」なんてことが考えられますね。

いずれにせよ、容量が大きく変わるのは、とっても便利ですよー

サイドオープンだから大型シートバッグとの同時使用が可能!

ボクの場合はですけど、まずキャンピングシートバッグ2を使って、もっと荷物を持っていきたい時にマルチフィットサイドバッグを使います。

なので、シートバッグが載っていても、サイドバッグから簡単に荷物が出し入れできなければ不便ですよね。

 

マルチフィットサイドバッグはサイドオープンなので、大型のシートバッグがシートの上にデーンっと載ってても、荷物の出し入れが自由にできます。

さらに、サイドパネルは荷物が落ちないようにハーフオープン式になっています。

当たり前ですけど、取っ手もちゃんとついていて、持ち運びは楽ちんですよ。

ホント、使うヒトのことをよく考えて作ってるなあって思いますねー。

レインカバー付属で雨の日も安心!

マルチフィットサイドバッグは、ポリエステル素材なので防水仕様ではありません。

だけど、付属のレインカバーを取り付けることで、雨の日でも荷物が濡れることはありません

ボクは、完全に路面が乾いているときや移動時間・距離が短いとき以外は、レインカバーをつけっぱなしにしていることが多いです。

ちょっとした水たまりでも泥水を跳ね上げちゃって、サイドバッグにかかることがありますし、なにより、レインカバーをつけておくと、なんとなく防犯効果が高いような気がするからです。

レインカバーの取り付けは、とっても簡単。

カバっとかぶせて紐(ドローコード)をギューッとひっぱって締めるだけです。

 

レインカバーの取り付ける方向は、公式サイトによると、ドローコード可動部が上に来るようです。

ボクは、とくにに気にしたことはないんですが、きっちり取り付けたいというかたは、参考にしてください。

出典:TANAX公式サイト(画像はサイズL)

マルチフィットサイドバッグのサイズは2つ

マルチフィットサイドバッグは、サイズLとMがあります。

違いは大きさと容量で、

Mは、片側の容量14L、大きさ300(H)×410(W)×180(D)mm (価格税抜き16,000円)

Lは、片側の容量19L~28L、最小時の大きさ350(H)×460(W)×180(D) (価格税抜き19,000円)

です。

また、TANAXは、マルチフィットサイドバッグをはじめ、サイドバッグをぜんぶで7種類販売しています。

オールアルミ製のようなパニアタイプはラインナップになく、オールポリエステル製もしくは、表面樹脂・裏面ポリエステルの複合になっています。

その分、値段がお手頃ですし、取り付けが簡単と言う利点があります。

キャンプツーリングに行くときだけサイドバッグを取り付けるという方なら、TANAXの製品はおススメですよー

取り付け例 NMAX155の場合

マルチフィットサイドバッグだけを買えばいいっていうのも、地味にありがたいことです。

たとえば、サイドバッグによっては別売りの取り付け金具が必要だったり、工具がないと取り付けられなかったりすることもあります。

マルチフィットサイドバッグは、「買ったはいいけど、部品が足りなくてつけられない」なんてことはないんですねー。

では、じっさいにスクーターのNMAXへの取り付け方を見てみましょう。

シート固定ベルトをシートにつける

まず、付属のシート固定ベルト。こいつにバイクのシートをくぐらせます。

 

このね、シート固定ベルト。「どんだけでかいシートを想定してんだよ!」っていうくらい長めに作ってあります。

ボクのNMAXだと、あまりまくりです。

ベルトを切ってピッタリ合うように加工してもいいけど、別のバイクに乗り換えることもあるでしょうから、そのまま使ってます。

 

シート固定ベルトをシートにつけたら、次は、サイドバッグ本体の取り付けです。

 

サイドバッグにベルト穴にシート固定ベルトのバックルを通してから、カチッと接続します。

サイドバッグ裏側のネオプレーン部分がカウルのでっ張りに当たるように調整しましょう。

左右とも取り付けたら、シート固定ベルトのアジャスターを調節して左右均等になるよう長さをあわせます。

 

上部のフラップをマジックテープで張り合わせ、もう一度、ベルトの長さを調整して完成です。

ボクのNMAXようなスクーターは、やはり、リアカウルが張り出しすぎているのか、フラップの長さはぎりぎりですね。

 

でも、固定ベルトで止まっているし、フラップの上にはシートバッグを載せるので、荷物が落ちる心配は全くないんですけどねー。

固定ベルトでサイドバッグの前後を固定する

次にサイドバッグが前後に動かないように、固定ベルトを使って固定します。

固定ベルトは、バイクのフレームを通したり、荷掛けフックにつけたり、タンデムステップを利用したりと、バイクによって工夫してください。

ボクの場合は、バイクのフレームとタンデムステップを使っています。

 

こちらは後ろ側。固定ベルトはフレームを通しています。

 

こちらは前側です。タンデムステップを使って固定しています。

固定ベルトをうまくひっかける場所がないバイクは、固定ベルト同士を結んで左右のサイドバッグにつなぐやり方もあります。

ちなみに、TANAXのキャンピングシートバッグ2を載せるとこうなります。

 

この状態が、真の完成系

キャンプツーリング仕様のYAMAHA NMAX155の最終形態と言ってもいいでしょう。

シートバッグで最大75L、マルチフィットサイドバッグ左右で最大56L、合計131Lの荷物が収納できます。

重心が低く、安定した走りができるうえ、雨でも風でもぜんぜん問題なし。

台風の中だって行けちゃいます。

荷物の出し入れはもちろん、バッグ自体の取り付け取り外しも楽々です。

これで最強じゃないワケがない。日本一周だってできちゃいそうですよね。

シートバッグだけじゃ、ちょっと物足りないって思ってた方は、マルチフィットサイドバッグを検討してはどうでしょう。

きっと、幸せなキャンプツーリングができるようになりますよ。

TANAXマルチフィットサイドバッグLのスペック

TANAXマルチフィットサイドバッグの仕様です。詳しくはTANAXの公式サイトをチェックしてください。

メーカー名

TANAX(タナックス)

品名 マルチフィットサイドバッグL
種類 サイドバッグ
素材 ポリエステル
重量 3.98kg
サイズ 350(H)×460(W)×180(D)(片側・最小時)
価格 19,000+税(公式サイト価格)
用途別使用頻度 キャンプツーリング
おススメ度 シートバッグとの組み合わせは最強

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