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【レビュー】TANAXのキャンピングシートバッグ2が最高なワケ

【更新情報】PCX150(KF30)への取り付け方法追加しました。

 

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

「今年は、バイクでキャンプツーリングはじめてみるかなあ」と思っているあなた。

荷物を入れるバッグって何かいいか悩みますよね。

「今まで使ってたシートバッグがヘタってきたから、そろそろ買い替えようかな」と思ってるあなた。

どんなバッグが一番いいのか悩んじゃいますよね。

ええ、わかります。ボクがそうでしたから。

でも、この記事にたどり着いてしまったからには、もう、結論は出たも同然です(笑)

はい。TANAX(タナックス) MOTO FIZZ キャンピングシートバッグ2 税込23,760円で決まりです。

ボクは、キャンピングシートバッグ2を連れて、だいたい30,000kmくらい旅をしてきましたが、問題があったことは一度もなし。

次に買うバッグも、キャンピングシートバッグ2か、その後継モデルにしようと今から決めています。

なぜ、ボクがキャンピングシートバッグ2をそこまでおススメするのか。

TANAXのキャンピングシートバッグ2がキャンプツーリングに最強なワケをじっくり紹介しましょう。

シートバッグなしのキャンプツーリングは、けっこう大変だったよ

ボクは、キャンピングシートバッグ2を買う前は、登山用のバックパック(ザック)をシートバッグ代わりにしていました。

 

このバックパックは、MONTAINというメーカーのモノで、70Lも入るし、軽いし、多機能だし、登山用としてはスグレモノなんです。

でも、シートバッグとしてはダメダメでした。

見てのとおり、背が高いため、重心が相当上になっちゃって、バイクが安定しません。

バイク専用のバッグじゃないので、シートに固定することも難しくて、しょっちゅう止まっては荷がくずれてこないか確認してました。

この写真のキャンプツーリングのときは、1週間でだいたい3,500kmくらい走ったんですが、バイクを走らせていて運転に集中できてませんでしたね~

それに、雨や風にめっちゃ弱い。

 

雨が降っているときは防水カバーをかぶせて走るんですが、完全に雨は防げないし、風でバタつくし、けっこう大変でした。

やっぱり、新しくバッグを買うための出費はちょっと痛いけど、トータルで見れば、絶対バイク専用のバッグを買った方がいいなって思いました。

で、このときのツーリングキャンプから戻って、即、TANAXのキャンピングシートバッグ2を買ったんですよ(笑)

TANAXキャンピングシートバッグ2のここがスゴイ

ボクがキャンプツーリング用のバッグに求めるモノは

1、荷物がいっぱい入る大容量

2、シートに簡単に固定できて、安定していること

このふたつです。

そして、キャンピングシートバッグ2は、このふたつの条件を完璧に満たしています。

容量が最大75Lと、キャンプツーリングにピッタリ

キャンピングシートバッグ2は、最大75Lの大容量バッグです。

2、3泊程度のキャンプツーリングでしたら、テントや寝袋、テーブル、イス、着替え、その他もろもろ、ぜーんぶ入っちゃいます。

さらに、お土産をたくさん入れるスペースも残っています。

そのくらい大容量。

そして、荷物の量に応じて容量を変えることができるスグレモノ。

じっくり見ていって、そのすごさを実感してください。

 

59Lのときのサイズは、350(H)X620(W)X350(D)mmで、こんな感じ。

 

上フタを開けると、中フタと上面収納袋があります。

上面収納袋の機能については、またあとで詳しく説明しますね。

 

続いて中フタを開けると、収納品がくずれないように、荷押さえ用ベルトがついています。

では、じっさいどのくらい入るのか、キャンプ道具といっしょに並べてみましょう。

 

テント一式、タープ一式、イス、テーブル、マットです。

これをバッグの中に入れますと、

 

このように収まります。

 

まだまだ余裕がありますよ。

衣類や小物が入るスペースがあります。

さらに、バッグの横幅を広げることで、容量を59Lから最大75Lまで増やすことができるんです。

 

最大75Lのときのサイズは、350(H)X820(W)X350(D)mmで、こんな感じになります。

横幅が20cm大きくなってますよね。

長い荷物でもけっこう入っちゃいます。

 

先ほどと同じ荷物が入っていますが、空きスペースがすっごく広くなったでしょ。

 

ガラガラ状態ですねー

75Lサイズに広げて使えば、1週間分くらいの荷物とキャンプ道具なら、全部入っちゃうと思いますよ。

たくさん荷物を入れると、バッグがゆがんじゃうんじゃないかなって心配ですよね。

でも、大丈夫。

キャンピングシートバッグ2は、インナーフレーム構造って言って、負担のかかる下部に樹脂製のフレームが入っているので、横幅を広げてシートからはみ出てもバッグが曲がることはありません。

バッグの生地も、とっても丈夫なモノなので、すっごく安定してシートの上に載っていてくれます。

ぶっちゃけですね、中途ハンパな大きさのバッグを買うくらいなら、ドでかいバッグ買った方がいいですよ。

小さくて荷物が入らなくて困ることはあっても、大きくて困ることなんかないんです。

いや、もしかしたらあるのかもしれなけど、ボクは困ったことないなあ。

大は小を兼ねる。昔のヒトもそう言ってますから。

買い出した荷物を載せるのに便利なポケットがそちらこちらにあるんです

ツーリングの途中で買い出しした荷物を入れるときや着ていた服を脱いだとき、いちいちバッグを開けて~とか面倒ですよね。

キャンピングシートバッグ2は、急に増えた荷物を入れる場所が、ホント多い。

 

まずは、ホールディングコード

衣類やグローブなど、ちょっとした荷物を簡単に載せられます。

ボクは、急に雨が降ってきたときに濡れてもいいサンダルとか、タオルなんかをはさんでおくことが多いですね。

天気のいい日に温泉とかで使ったぬれたタオルをはさんでおくと、けっこうすぐに乾いちゃいますよ。

 

次に、上面収納袋です。

 

ガバっと開くと、かなり大きいものでも入ります。

コレね、かなり便利。上フタは開けないといけないんですが、本体内の荷物を動かさなくていいんです。

しかも、中にしまえるので濡れたりしません。

キャンプ先で食べる食料品や帰る途中に買ったおみやげなどをサッと入れておけます。

 

そして、ボトルホルダー

500mlペットボトル対応サイズのボトルホルダーもついています。

底部に雨が降ったとき用の穴が開いてる芸の細かさ。

ボクのスクーターは、ハンドル下にペットボトルを入れるスペースがあるので使ってませんが、ペットボトルに限らず筒状のモノを入れるのにピッタリです。

 

次に、ホルダーベルト

キャンプ用マット、テント、三脚などの長いモノの積載にピッタリ。

あんまり横長のモノを載せるとバイクから大きくはみ出て危ないので、そこは注意してくださいね。

 

そのほか、サイドポケットも両方についていて、小物を入れるのに便利です。

しかも、片方のサイドポケットは、着脱式

バックルを外すだけで簡単に取り外して、持ち運びができちゃいます。

 

着脱式のサイドポケットには貴重品を入れておいて、バイクに荷物を載せたままちょっと離れるときに持っていくような使い方を想定しているんでしょうね。

かゆいところに手が届くってやつですか?

ボクは、外して使ったことはないけど(笑)

ともかく、がっちり固定できるうえ、着脱がスピーディ

ボクが、キャンピングシートバッグ2を買って、心の底から「買ってよかった~」って思ったのが、専用ベルトで着脱がラクラクなところ。

シートの上にしっかりガッチリ載っていて、カーブでバイクをちょっと倒そうが、風速10m以上の風が吹こうが、急ブレーキをかけようが、ビクともしません。

しかもですよ、おどろくほど簡単にバッグから下ろしたり載せたりできます。

登山用のバックパックを使ってたときは、ホント大変でした。

平坦なところでバイクがまっすぐじゃないと荷物をうまく載せられないし、重心が高くて、バイクが傾くとそのまま倒れそうになるし。

一度載せたら、キャンプ地についても荷物を下ろしたくなくなるくらい大変でした。

キャンピングシートバッグ2は、積み下ろしがめっちゃラク

バイク側に取り付けるバックルとキャンピングシートバッグについているバックルをカチカチとはめあわせるだけ

バックルは全部で4か所あるので、4回カチカチカチカチってやるだけ。マジ簡単。

ボクは、バイクにバックルをつけたままにしてるので、すぐにでもキャンピングシートバッグ2を乗せることができます。

YAMAHA NMAX155(SG50J)への取り付け方法

固定ベルトは、フレームにつけたままにしてます。

 

使わないときはシートの下にしまっておいて、使うときだけ引っ張り出します。

 

バッグをシートの上にのせて、バックルで止めるだけですよー

それでいて、ぜんぜんズレませんからね。

バイクの運転に集中できて、ツーリングがホント楽しくなりますよ。

 

万に一つもないと思いますが、たとえワンタッチバックルが走行中に外れたとしても、セフィティベルトが別にちゃんとついているから大丈夫です。

(実際に使うときは、ギュッとしめつけます。)

安全性まで考えられているのもステキですよねー

HONDA PCX150(KF30)への取り付け方法

まずは、ホンダのマニュアルに従って、グラブレールカバーを外してください。

 

ラゲッジボックスのすき間からフレームが見えるんですが、ここにバッグ前面用の固定ベルトを取り付けます。

 

こんな感じ。

固定ベルトは上から入れるよりも、下から上に通した方がやりやすいです。

 

左右両方の取り付け完了。

 

グラブバーカバーを戻すと、違和感なくスッキリ収まってるでしょ。

もちろん、シートにも干渉しませんので、バッグを使わないときはラゲッジボックスの中に入れておきます。

 

バッグ背面用の固定ベルトは、キャリアベースの支柱あたりがいいんじゃないでしょうか。

こちらは取り付け、取り外しがすぐにできるので、バッグを使わないときは外しておきます。

キャンピングシートバッグ2は頑丈で持ち運びしやすい作り

キャンピングシートバッグ2は、とっても頑丈な作りです。生地がブ厚い。

高速道路を走っている途中に落としても、中の荷物は無事なんじゃないかっていうくらい。

いや、マジ、そのくらいの丈夫さがあります。

公式サイトには、1680Dナイロン+PVCレザーと書いてあります。

1680Dナイロンってのは、デュポンが軍用に開発した通常のナイロンの5倍の強度を持つと言われているバリスティックナイロン繊維のこと。

耐摩耗性にも優れていて、軍用としては防弾チョッキや対空砲火手用のチョッキにも使われています。

Dというのは、デニール、つまり糸の単位で、その糸が9000mの長さのとき何グラムあるのかをあらわしています。

キャンピングシートバッグ2は1680Dですから、9000mのときに1680gあるということです。

数字が大きいほど密度が高く丈夫です。

 

このあたり、公式サイトではぜんぜんふれてませんが、実際にバッグを手に取ってみればわかります。

コイツなら銃弾も跳ね返してくれるだろうと。

しかし、その頑丈さゆえ、バッグそのものがけっこう重いです。

単体で3.7kgもあります。

これに荷物満載だと、30kgくらいになっちゃうコトもあります。

だけど、それも想定内なんでしょうね。

これまた丈夫な取っ手がついているほか、肩掛け用のショルダーベルトも付属しています。

キャンプ場について、駐車場からテントサイトまで離れていても、重いバッグを運ぶのにそれほど苦労しません。

 

ひとつ気になったのは、取っ手の位置。

横についているんですよ。

だから、取っ手を持ってバッグを運ぶと、自然と中の荷物は横になります。

まあ、横になって困るような荷物をツーリングバッグに入れる人はいないと思いますが、なんとなく気になります。

荷物の取り出しがめっちゃ楽勝

ツーリング用のバッグはたくさんの荷物が入ることが大事ですが、すぐに取り出せるかどうかも重要なポイント。

キャンピングシートバッグ2はその点もちゃ~んと考えられています。

なんと、バッグの両サイドにファスナーがついていて、横から開いちゃうんですよ。

 

しかも、ガバっと大きく。

バッグの上のほうに荷物があっても、荷をくずさずに横から荷物の出し入れができちゃいます。

内側にメッシュのインナーポケットもついているし、横フタが下に垂れ下がらないようにベルトまでついてる。

開発担当者の考えられることは、ぜんぶやりましたよ!って声が聞こえてきそう(笑)

雨が降っても大丈夫。レインカバーが付いてるよ

ロングツーリングにつきものなのが、雨。

ボクは、1週間以上のキャンプツーリングで、雨に降られなかったことはありません。

日本の降水確率からいっても、3日1度は雨に降られますからね~

キャンピングシートバッグ2は、当然と言えば当然ですが、レインカバーが付属してます。

 

けっこう厚手のビニール生地で、頑丈ですよ。

キャンピングシートバッグ2にかぶせて、紐(ドローコード)をぎゅっと引っ張って締めます。

 

すっぽりおおって、濡れることはありません。

 

じっさいボクは、2017年秋に上陸した超大型台風18号のとき、この状態で台風の中を突っ切りましたが、レインカバーが飛ばされることもなく、荷物も濡れませんでした。

 

ボクは、一日の移動距離が長いロングツーリングのときは、たとえ晴れていてもレインカバーをつけっぱなしにしていることが多いです。

レインカバーがかぶった状態だと、突然の雨はもちろん、バッグの盗難防止にもなるんじゃないかなって思ってのことです。

荷物の収納のしかたとしては、財布などの貴重品は身に着け、

シート下・・・絶対濡れてほしくない寝袋やキャンプ地まで取り出さないモノ

リアボックスックス・・・レインウェアなどの必要があれば、すぐに出すモノ

シートバッグ・・・それ以外のあまり取り出すことのないモノ

のようにしています。

2019年4月更新 PCX150(KF30)に載せてみた

ツーリングバッグ2をPCX150(KF30)に載せた写真です。

細かすぎて伝わらないと思いますが、NMAX155(SG50J)よりもさらに絶妙な取り付け位置になっています。

シートポジションが、バッグを乗せてないときとほとんど変わらない。

背もたれ代わりもなるし、KF30との相性はサイコーです。

 

雨用のカバーつけたところ。

75Lの最大サイズに広げると、ちょっとだけ丈が足りない感じ。

でもまあ、真下以外はほぼ雨を防いでくれそう。

折りたためるから、使わないときも邪魔にならない

キャンピングシートバッグ2は、最大75Lも入るバッグですから、けっこう大きいんです。

「毎日使うわけじゃないし、置き場に困る。」って方もいると思います。

大丈夫。ちゃんとその辺も考えてあるんですよ。

使わないときは、両サイドのファスナーを開けて中に織り込むことで、コンパクトにできます。

 

ざっと測った寸法ですが、130(H)X500(W)X550(D)くらいになります。

厚みがぐっと減っているので、意外と置き場所に困りません。

キャンピングシートバッグ2を選ばない理由ってある?

はっきりいって、キャンプツーリング用のシートバッグを探していて、TANAXのキャンピングシートバッグ2を選ばない理由がありません。

正直、そのくらいおススメ。

各メーカーからさまざまなシートバッグが販売されていますが、ボクはそれを全部使って比較したわけではありません。

でも、TANAXのキャンピングシートバッグ2は、15,000kmほど載せて使っていますが、収納性、安定性、強度、利便性、どれをとっても不足を感じたことがないんです。

それだけでも、選ぶ価値はあるんじゃないかなあって思います。

最初にも書いたとおり、今使っているキャンピングシートバッグ2がダメになっても、ボクは、また同じものか、その後継モデルを買うでしょう。

ホント、よくできたシートバッグですよ。

 

キャンピングシートバッグ2だけじゃ、まだまだ積み足りない。」とか「日本一周しちゃうぜ!」という方には、さらにタナックスのサイドバッグを付けるのがおススメ。

じつは、ボクも長期ツーリングのときには使っています。

 

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TANAXキャンピングシートバッグ2のスペック

TANAXキャンピングシートバッグ2のスペックを書いておきます。詳しくはTANAXの公式サイトをチェックしてください。

メーカー名 TANAX(タナックス)
品名 キャンピングシートバッグ2
種類 シートバッグ
素材 1680Dナイロン+PVCレザー
重量 3.7kg
サイズ 59Lサイズ~350(H)X620(W)X350(D)mm

75Lサイズ~350(H)X820(W)X350(D)mm

収納サイズ~130(H)X500(W)X550(D)(参考寸法)

価格 23,760円税込(公式サイト)
用途別利用頻度 キャンプツーリングのみ
おススメ度 キャンプ用のシートバッグを探してて、これを選ばない理由がない。

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