こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
寒い日、とくに冷たく感じるカラダの部分ってどこだかわかります?
はい!そこのあなた、正解です(笑)
手とか足の先ですよね~
上半身や下半身は、保温性の高いクロージングでカバーできますが、カラダの先端まで温かくするのってホント難しいんです。
逆を言うと、手の先や足のつま先を温かくすると、多少気温が低くても、めっちゃ快適に感じちゃうんですね。
だからと言って、手や足は何かをするときの妨げになっちゃいけないから、厚手のモコモコにすればいいってもんでもない。
わかるでしょ?このジレンマが。
なので、グローブ(手袋)とかソックス(靴下)選びには、気合が入るってモンです(笑)
今日は、ボクが3年間使ってきて、かなりいいなって思ってる
モンベル ウインドストッパー トレッキンググローブ 税抜価格4100円
を紹介しましょう。
これね、冬ばかりじゃなくってオールシーズン使用OKだし、本来の用途である登山だけじゃなく、バイクや自転車、普段使いも含めてオールマイティに活躍するスグレモノなんですよ。
今回も実際の使用感を含めて気合を入れてレビューするので、グローブ(手袋)選びに迷っている方に読んでもらえるとうれしいな。
あ、靴下のほうは、こちらにレビュー記事を書いたので、興味のある方はどうぞ!
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ウインドストッパーってなに?
ウインドストッパーっていうのは、日本ゴア社の登録商標です。
聞いたことないですか?
あの世界最高水準の防水透湿性素材のGORE-TEX(ゴアテックス)でおなじみの会社です。
ちなみに、ボクの持っているオールウェザー(雨具)のストームクルーザーもGORE-TEX製ですね。
そのゴア社が開発した、優れた防風性と高い透湿性を組み合わせた素材がウインドストッパーメンブレン。
そして、その素材を使って日本を代表するアウトドアブランドのモンベルが作ったグローブが、「ウインドストッパー トレッキンググローブ」というワケ。
なんか、これを聞くだけで、すごそうな気配をビンビン感じるでしょ?
ええ、そう感じたあなた、大正解。
マジでいいですよ、これ。
ウインドストッパーの何がすごいの?
ウインドストッパーのすごいところは、優れた防風性と高い透湿性を両立させているところ。
これ、簡単そうに見えるけど、真逆の条件を突きつけられたに等しいから。
わかりやすく言うと、ゴム手袋は水も風も完全に通さないけど、手から出る汗も全く外に抜けないので、すぐに内側が汗でぬれちゃうでしょ。
これと同じで、防風性を追求すれば透湿性が犠牲になるし、透湿性を追求すれば防風性が落ちる。
だから、ふつうは両立させるのは難しんだけど、それをやっちゃうのがゴア社。
その結果、手が冷たい風や外気に触れて寒さを感じるのを防ぐだけでなく、手の周りを取り囲んでいる空気層を守ることで暖かさが保たれちゃうの。
しかも、高い透湿性によって、水蒸気が放出されやすくなるんで、グローブ内のオーバーヒートや汗の滞留を防ぐことができる。
なんと、これらのすごい性能に加えて、雨や雪などの水分からも保護する高い耐水性も備えているっていうんだから、おどろくばかりっスよね。

出典:モンベル公式
すげぇ話は、まだまだありますよ。
ウインドストッパーメンブレンの高機能は、本来の特性なので、機能性が落ちることはないんです。
それでいてお手入れは簡単。
モンベルは、このウインドストッパーメンブレンの性能をいかんなく発揮させるため、使用用途や環境を考慮し、組み合わせる生地や封入する中綿素材を選定してクロージングを作ってるんです。
そうしてできたグローブが、「ウインドストッパー トレッキンググローブ」です。
たかがグローブとあなどることなかれ。
めっちゃすごいってこと、わかってもらえたかなあ。
安売りの手袋とそんなに違うもんなの?
「それにしても手袋に4000円以上とかちょっと高くね?」とか「山とか行かねえし、インポケットでもたいしてかわんなくね?」
と思うあなた!
いや、マジで全然違いますから。
ボクは、「お前んち手袋屋?」って言われるくらいグローブ持ってます(笑)
極寒用から真夏のインナーまで。革製、布製、新素材製、値段も千円しないモノからン万円するものも。
ミリタリー系も好きで、この前「イタリア軍ウールグローブ」が1200円で売ってたから即買いしたけどなかなか良かった(笑)
そんな手袋マニアのボクだから、もう一度、はっきり言います。
いや、マジで全然違いますから。
”あの”ゴア社が開発した素材を使って、あの”モンベル”が作ったグローブですよ。
日常生活と異なる条件で使うことを想定して作ったんですから、普段使い前提で作られたグローブとはまったく違います。
通気性がとか、防風性がとかいう前に、フィット感がまず違う。
スッと手が入って、なじむんですね。
何時間もつけていても、ぜんぜん苦にならない。
そこからして違います。
あ、ポケットの中に手を入れて歩くのだけはやめたほうがいいです。
かっこういいとか悪いとかよりも、ホント、危ないですから。
ボクが住んでいる地域では、この記事を書くちょっと前にけっこうな雪が降ったんですが、会社の同僚がポケットに手を入れて歩いていて、滑って転びました。
で、とっさに手が出なくて肘(ひじ)を骨折しちゃったんですよ。
まあ、「手袋に4000円は高い」という気持ちはよくわかりますが、1年を通していろいろな用途に使えるって考えれば、買って損はないなって思うんですよ、ボクは。
ウインドストッパートレッキンググローブって、こんな感じだよ
まずはじめに、ウインドストッパートレッキンググローブの用途について説明しますね。
公式サイトには「肌寒い時期や残雪期のトレッキングに最適です」と書かれています。
ですので、厳冬期の登山には向きません。当たり前ですけど(笑)
しかし、もともと登山用に開発されたため、街中であれば、真冬でもまったく問題ありません。
地域差、個人差はあるでしょうが、徒歩ならぜんぜん余裕、ロードバイクでもそこそこいける、バイク(ハンドルカバー、グリップヒーターなし)にはちょっと薄いかという感じ。
まあ、でも、すくなくとも、気温マイナス5度程度までであれば、手先が冷たくてどうしようもないってことにはならないですよ。
外観について
ウインドストッパートレッキンググローブの色は4色。
ブラック(BK)、グレー(GY)、ピュアインディゴ(PUID)、レッドブリック(RDBR)です。
ボクのは、ブラックですね。
重さはサイズ平均56g。
表地はストレッチ性がバツグンです。
生地がウインドストッパーメンブレンということで、ゴアテックスのようなガサガサとした手触りを想像しがちですが、ぜ~んぜん違います。
手触りは、むしろ、しっとり。
すべっすべで、思わずほおずりしたくなるくらい。
いや、マジで。
布製ほどやわらかすぎず、革製ほど堅さすぎず。
手の形のまま崩れない程度で、写真のように立たせることもできます。
ホント、ちょうどいい堅さなんですよね~
裏地について
ホント、手を入れると、スッと吸いつくようになじむ。
このフィット感はスバラシイ。
縫い目が肌にあたるときのごろつき感もありません。
裏地には適度な保温性を備えた起毛地が使われていて、これが、防風性と透湿性を両立させたウインドストッパーと相性バツグンなんです。
手の周りのあたたかい空気層がしっかり守られるから、外気温が低くてもあったかホカホカ。
おまけに手首には寒気の侵入を防ぐニット地を使用しています。
こういう実際に使うヒトのことを考えて、かゆいところまで手が届く気配りの細かさがモンベルのいいところなんですよね~
まあ、「グローブ(手袋)ってのは、こうでなきゃね!」と思わずつぶやいちゃうくらいいい製品ですよ。
性能について
指先と手のひらには、滑り止め加工が施されていて、グリップ力もバッチリ。
この辺が、トレッキンググローブたる所以(ゆえん)だと思うんです。
登山の場合、ガレ場や鎖場、急こう配のところなんかでは、木や石をつかむことはしょっちゅうですし、四つん這いで登ることも当たり前ですからね。
手を滑らすってことが、命にかかわることもあるっちゃあ、あるんですよね。
サイズについては、こちらのサイズ表を参考にするのが一番だと思います。

出典:モンベル公式
ボクの場合は、手囲いが約26センチです。
だからサイズはLでピタリ。
指先まで余すところなく収まっていい感じですよ。
生地の厚みは、中厚手になります。
参考までにノギスで人差し指の部分を測ってみたら、約4mmありました。
けっこう丈夫なつくりなんですよ。
マジで、岩場なんかでかなり使ってますけど、穴なんかあく気配すらありません。
ちょっとだけ人差し指の先端のタッチパネル対応加工の部分がはげ落ちちゃってるくらい。
登山に使わなきゃ、相当長持ちしそうですよ、これ。
あ、そうそう。書き忘れてました。
ウインドストッパートレッキンググローブは、タッチパネル対応です。
ボクの場合、登山のときはスマホとかあまり使わないんですけど、バイクツーリングのときは、タッチパネル対応は重宝しますねえ。
いちいちグローブ外してスマホ操作して~とかちょーめんどいじゃないですか。
ちょっとした信号待ちのときとかだと、グローブ外すと青までに間に合わないかもしれないし(笑)
あるとやっぱり便利ですよ、タッチパネル対応は。
ちなみに、ボクの持っているiPhone5sの場合、液晶保護シールなしだとグローブしたままでもちゃんと操作できましたが、「9H強化ガラス製液晶保護フィルム」を貼ったら動かなくなりました(笑)
用途別の使い勝手はこんな感じだよ
街中で使う場合は、まあ、冬以外に使うってヒトはほとんどいないでしょう。
マイナス5度程度でしたら、まったく冷たくありませんよ。
指先が冷たく感じるのでしたら、手をにぎにぎすればOK
降雪の中でもない限りは、普段使いで不足を感じることはないと思います。
バイク(オートバイ)やロードバイクの場合は、使おうと思えば真夏でも使えると思います。
汗はかなりかくでしょうけど。
このグローブね、防風性と透湿性を前面に押し出していますけど、なにげに操作性もいいんですよ。
ストレッチ性が高いから、指の動きを全く妨げません。
ブレーキなどの操作に全く不安なし。
グリップもいいので、滑ることもありませんしね~
問題があるとすれば厚みかな。
中厚手で、それなりに厚みはありますが気温が零下になってくると、ブレーキレバーの冷たさが伝わってきます。
体を動かすロードバイクの場合はそれほどじゃないかもしれませんが、バイクだとかなり冷たく感じますね~
ですが、この適度が厚みが、じつは、ハンドルカバー+グリップヒーターにはもってこいなんです。
せっかくのグリップヒーターもグローブの生地が厚すぎると、あまり恩恵にあずかれないからね~
ウインドストッパートレッキンググローブくらいの厚みだと、グリップヒーターの熱がちょうどよく伝わってくるので、ボクのようにハンドルカバー+グリップヒーター仕様のバイクに乗ってるヒトには、とくにおススメです。
登山の場合は、標高1000mくらいなら厳冬期でもぜんぜんOKっすよ。
このグローブ、とくに防水はうたってないんですが、耐水性が高く、ちょっと水につけたり雪を触ったくらいじゃ、水分が内部にしみこんでくることはありません。
ただし、東北や北海道のような降雪地域で、歩いていてもグローブに雪が積もるくらいの天候ときは、1時間くらいするとじんわり湿ってきますね。
ゴアテックスに近い性能の生地のおかげで、耐水効果がかなり得られていることは間違いないです。
お手入れ方法はこうだよ
かなり丈夫なつくりなんで、洗濯機で洗って干すだけでOK。
とっても簡単です。
公式サイトによる注意点は、下記のとおりです。
洗剤は中性洗剤。
液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる。
塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止。
タンブル乾燥禁止(熱と共に回転させながら乾燥させる乾燥機)。
日陰のつり干しがよい。
アイロン仕上げ禁止。
ドライクリーニング禁止。
専門店によるウェットクリーニングができる。
まとめ
モンベルのウインドストッパートレッキンググローブは、登山ばかりじゃなく、ロードバイクやバイクツーリング、街中での普段使いにとオールマイティに使えるグローブです。
あたたかいだけじゃなくて、やっぱり、ムレないってのがいいんですよ。
ヒトは何もしなくても汗をかきますから、ずっとグローブをしていると、どうしても中が湿ります。
中が湿れば、保温効果はガタ落ちですから、良いグローブの条件として絶対に中が濡れるのはダメダメなんです。
ちょっと値段が高いと感じるかもしれませんが、あたたかく高性能で、冬場めいっぱい活躍できるし、登山でしたら1年を通して使えますよ。
それだけ使えば、4100円ならきっと安い買い物だったと思えるはず。
何かに特化した専用のグローブと比べると、一歩ゆずるところがあるかもしれませんが、バイク乗りにも、ロードバイク乗りにも、登山趣味の方にも、広くおススメできるグローブです。
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モンベルウインドストッパートレッキンググローブのスペック
クールメッシュTシャツの仕様です。詳しくはモンベルの公式サイトをチェックしてください。
メーカー名 | monte-bell(モンベル) |
品名 | ウインドストッパートレッキンググローブ |
種類 | グローブ |
素材 | ウインドストッパーファブリクス |
重量 | サイズ平均56g |
サイズ | S、M、L、XL(下記サイズ表参照) |
価格 | 4100円(税抜き価格) |
用途別使用頻度 | ツーリング3、登山4、日常生活3 |
おススメ度 | オールマイティに使える高機能なグローブだよ |
サイズ表(モンベル公式)

出典:モンベル公式