【更新情報】2019年11月
今回紹介する東山ファミリーランド(ひがしやまふぁみりーらんど)キャンプ場は、新潟県の長岡市(ながおかし)にある無料のキャンプ場です。
管理は長岡市から委託を受けた「長岡東山フェニックスグループ」がしており、利用にあたっては、利用当日にキャンプ場で申し込み用紙に記入するだけ!
(ただし、20名以上の団体利用の場合は、要連絡)
開場期間は、例年4月第2土曜日から11月第2日曜日までで、12月からは市営のスキー場として利用されます。
東山ファミリーランドキャンプ場は、長岡市の東にある複合型屋外レジャー施設のひとつです。
このキャンプ場のおススメポイントは、「市街地からと~っても近く、気軽に利用できる」ってとこ。
ボクは、最終開場日に行きましたが、気候はかなり寒くなっているにもかかわらず利用者でにぎわっていて、「さすがはスノーピークのある新潟県、キャンプ好きが多いなあ」って思いましたね~
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
長岡市と東山ファミリーランドキャンプ場までのルート紹介
東山ファミリーランドキャンプ場は、新潟県中南部(中越地方)の長岡市にあります。
長岡市は、新潟市に次ぐ県内第2位となる人口約27万人の施行時特例市で、中越地方の中心になっています。
江戸時代に長岡藩の城下町として栄えておりましたが、戊辰戦争と第二次世界大戦の二度にわたって市の中心部は壊滅的な被害を受けました。
しかし、不倒の精神で立ち上がり、県下2番目も大都市にまで復興し、現在に至ります。
それに因んで、市の紋章は不死鳥をイメージしたものになってるんだって。
また、長岡藩士であった「小林虎三郎(こばやし とらさぶろう)」は、戊辰戦争に敗れ貧困の中にあった藩を立て直すとき、支藩から送られた米百俵を藩士に分け与えず、売却して学校設立の費用にあてました。
抗議した者に対しては、「国がおこるのも、まちが栄えるのも、ことごとく人にある。食えないからこそ、学校を建て、人物を養成するのだ。」と諭したそうです。
これが現在の長岡市のまちづくりの指針や人材教育の理念になっていて、教育にはめっちゃ力を入れている自治体なんですよ~
ちなみにこの「米百俵」は、小泉内閣発足直後の国会の所信表明演説で引用されて有名になり、2001年の流行語大賞にも選ばれました。
長岡市は新潟県のほぼ中央部にあり、市の中央部を日本一の長さと流水量を誇る信濃川が縦断し、その両岸に平野が広がっています。
信濃川の東には東山連峰、西には西山丘陵地がそれぞれ連なっており、東山ファミリーランドキャンプ場は、この東山の雄大な自然の中にあります。
また、もともとの長岡市は内陸の都市だったんですけど、市町村の合併を経て日本海にも面するようになり、南北に約16kmの海岸線があります。
気候的に見ると、多くが盆地になっているため、夏は暑く、冬は寒い場所です。
とくに、日本有数の豪雪地帯でもあり、2m超える積雪を何度も経験しています。
ただし、市は「無雪都市」を宣言し、長岡駅前には大規模なアーケードを設置、道路には地下水源を利用した消雪パイプが設置され、道路はもちろん、施設の敷地内まで広い範囲で散水消雪を行っています。
対策はバッチリ!冬でも快適に過ごせるってことですね~
さて、東山ファミリーランドキャンプ場は、その長岡市の中心地から東南方向に距離約6.7km、車でわずか15分です。
最寄りの関越自動車道「長岡」ICからだと、距離約13km、車でだいたい25分くらい。
市の中心からたった15分で行けるんで、すっごく利用しやすいキャンプ場ですよ~
長岡市は、新潟県第2位の市なので、市内には大型スーパーマーケット、ガソリンスタンド、入浴施設などの商業施設がいたるところにあります。
交通アクセスと立地はめっちゃ良いわりには、まちの喧騒から離れた自然の中にあるので、はじめてキャンプをする方から家族連れまで、幅広い層におススメできるキャンプ場ですよ~
東山ファミリーランドキャンプ場を紹介するよ
東山ファミリーランド場は、長岡市の東方、東山連峰の一角にあります。
キャンプ場だけでなく、サマーボブスレーやテニス場、運動広場などいくつかの施設が集まった場所で、冬は市営のスキー場になります。
また、周囲にはふるさと体験農業センターや牧場、花と緑の広場があって、1日中いても飽きない場所ですね~
キャンプ場までの道順について
キャンプ場へは、長岡市内から国道352号線と市道を通って行きます。
要所要所に東山ファミリーランド、スキー場、牧場の案内板があるので、迷うことはないと思います。
スキー場からさらに先に進むと、右手にキャンプ場が見えてきます。
駐車場は、道路の向かい側。
普通車約8台が駐車可能。アスファルト舗装で区画割りされています。
キャンプ場手前にあるスキー場用の駐車場も利用可能で、約800台の車を止められます。
大型車やキャンピングカーが止められるくらい広いので、大きな車の方はそちらを利用するといいでしょう。
駐車場の道路向かいにトイレと受付小屋があります。
その奥に炊事場、左側の丘の上がテントサイトです。
こちらのテントサイトは、テント3~4張りでいっぱいいっぱいになってしまうくらいの狭さ。
でも、大丈夫。正面の砂利道を150mほど登った先には、大きな敷地のテントサイトと、炊事場、トイレがあります。
おそらく、大きな敷地のテントサイトは古くからある場所で、道路から遠いため、近くに新しくテントサイトやトイレ、炊事場を作ったんじゃないかなあって思いますね~
キャンプ場に着いたら、まずは受付小屋に行きましょう。
このキャンプ場は管理人さんは常駐していません。
管理者への事前連絡も必要なく、受付小屋で申込書に記入するだけで利用できます。
利用期間、住所、名前などを記入して、備え付けのポストに投函すればOK
花が生けられていたりして、無人だけど、ちゃ~んと管理されてるってわかりますよね~
手前のテントサイト、トイレ、炊事場について
このキャンプ場は、大きく分けて2つのテントサイトに分かれているので、まずは手前から紹介します。
テントサイトは、受付小屋の先にある階段を昇り、炊事場の横を抜けた先にある丘にあります。
マツに囲まれた芝生のフリーサイトです。
ここのテントサイトはそれほど広くなく、松の木や段差がところどころにあって、テントを張れる場所が限られています。
もともとはテントサイトではなかったけど、利用者の利便性を考えて、テントを張ることを許可した場所って感じです。
ちなみに、奥に見えるのが市営スキー場ですね~
トイレはキャンプ場の入口にあります。
プレハブ造りながら、男性小便用が1つ、男女兼用の水洗和式が2つ、そして洗面所があります。
こちらが男性用小便器。
すっごくキレイ。
和式はこんな感じ。
はっきり言って、めちゃくちゃ清潔。
隅々まで掃除が行き届いているのがわかる。
芳香剤のいい香りが漂ってます。
簡易トイレの古いやつかなあって思ってたから、すっごく驚いた。
炊事場はテントサイトに向かう丘の中腹にあります。
露天の炊事場にあとから屋根をつけたのかな。夜間用の電灯はあります。
コンクリート製の頑丈そうな炊事場です。
蛇口は6つ。上水道でそのまま飲料が可能です。
シンクの部分がせまく、調理台もないため、本格的な料理は難しそう。
かまどもあります。
コンクリートの枠組みに耐熱レンガで組んだ大きなかまどが5つ。
鉄製の火床とグリルも完備。
キレイに掃除されてますね~
灰は、駐車場近くの灰捨て場に捨てられます。
炊事場から灰捨て場まではちょっと距離があるけど、捨てる場所があるのはいいですよね~
では、奥にあるテントサイトなどを紹介しますね。
おそらく、こちらが本来のテントサイトなんだと思います。
ただ、駐車場からけっこうな距離があるし、ずっと上り坂なんで、荷物の搬送がめっちゃ大変。
家族連れや荷物がたくさんある方は、手前のテントサイトが開いていれば、そちらにしたほうラク。
奥のテントサイトへは、駐車場から砂利道を上ります。
トイレへ向かう階段をさらに上がった右側が奥のテントサイトです。
こちらのトイレは、簡易水洗の洋式が2つ、和式が2つで、いずれも男女兼用です。
トイレの外観を見て、「汚そう」って思った方も多いでしょう。
ところが、中はこのキレイさ。
便器がピカピカしてますよ、マジで。
もちろん、いや~な臭いもありません。
素晴らしい!!
こちらは洋式のほう。
トイレっとペーハーはもちろん備え付けてあって、1室1室に芳香剤が用意されています。
ゴミ箱まであって、山の中にある無料キャンプ場の簡易トイレとはとても思えない。
マジ、びっくりしました。
トイレからさらに先に進んだ先の林の中一帯がテントサイトです。
ところどころに木製のテーブルやベンチが設置してあります。
こちらのテントサイトは、山の斜面を利用しており、全体的に傾斜していますね~
下は裸地で山土のため、雨上がりのときなどは地面がゆるく、泥で滑りやすいので、注意が必要。
木の切り株が点在してますし、区割りはあるものの、3m×3mとあまり大きくないで、大型のテントは張りづらいかな。
土は固められていて、ペグはしっかり刺さります。
裸地なんで、キャンプマットがあった方が快適に寝られると思いますよ~
山頂に向かうと、炊事場があります。
屋根付きで電灯もちゃんと点灯します。
水道は、コンクリート製のシンクに蛇口が片側6つ、合わせて12個ついています。
古いタイプですが、その分、頑丈なつくり。水はそのまま飲料が可能。
天板が広いため、物も置けますね。
かまどは、炊事場の両側にあります。
1つあたり、向かい合わせに合計8つのかまどなんで、この場所に合計16個あるってこと。
物凄い数のかまどです。
こんなにかまどがいっぱいあるキャンプ場、最近見ませんね~
ボクが子供のころ、小学校の行事でやった飯盒炊爨を思い出しました(笑)
ここのかまどもコンクリート製で火床、グリルとも整備されてます。
東山ファミリーランドキャンプ場は、古くからある旧式のキャンプ場には違いありませんが、管理が行き届いており、すっごく好感が持てますね~
炊事場から山頂方面に進むと、開けた場所があります。
ここにもテント設営が可能です。
大潟のテントや団体での利用のときは、こちらが便利。
地面は裸地ですが、平坦なんで、テントが張りやすいと思います。
キャンプ場利用の際の注意事項です。
直火禁止。ゴミは持ち帰りです。
キャンプ場とその周囲には電灯があり、夜でも真っ暗になることはありませんが、山の斜面にあるんで照明器具は必須です。
足元が見えないと、危ないですからね~
スマホの電波はドコモ4Gで、ネットも電話も問題なく使えます。
キャンプ場周辺は、長岡東山自然観察林となっていて、遊歩道を歩いて山の木々を楽しむことができます。
道はきちんと整備されていて、天候が悪くなければ、一般的な靴で問題ありません。
傾斜もきつくなく、散歩感覚で歩くことができますよ~
テントサイトから15分ほど歩くと、見晴らし広場に到着です。
長岡市が一望できます。
いや~思っていたより、ずっと絶景ですね~
東山ファミリーランドキャンプ場に来たときは、ちょっと遊歩道を歩いてみてはいかがでしょう。
キャンプ場から牧場方面に200mほど進むと、運動広場があります。
一見芝生のフリーサイトに見えますが、管理者のサイトには、「キャンプやバーベキュー等はキャンプ場をご利用ください。」って書いてあるので、本来は、テントを張ることも禁止なんでしょうね。
でも、この場所は、駐車場が目の前にあり、平坦なめっちゃ広い敷地で、しかも芝生がキレイに敷かれているんで、けっこうな数の方がテントを張り、バーベキューを楽しんでるんですよね~
敷地内には、立派なトイレもあり。
簡素ながら炊事場もあります。
まあ、大きな問題にならなければ、黙認ってところなんでしょうね。
ただ、火事なんかあったりすると、たくさんの方に迷惑をかけることになるんで、とくにボクのような旅行者は、ちゃんとキャンプ場を使った方がいいと思いますよ~
周辺施設の紹介
東山ファミリーランドキャンプ場から車で15分も走れば、中心市街地です。
長岡市は、人口約27万人の大きな市ですから、商業施設がたくさんあって、利便性に関してはいうことなし!
ぶっちゃけ、手ぶらでキャンプに来ても問題ありません(笑)
入浴施設も何か所かあるんですが、今回はボクが実際に利用したスーパー銭湯の「越後長岡ゆらいや」さんを紹介します。
キャンプ場から越後長岡ゆらいやさんまでは、車でたったの10分です。
国道17号線(通称長岡東バイパス)が近くを通り、ドン・キホーテ、吉野家、マクドナルド、ガスとなど商業施設が集まった場所にあります。
駐車場はめっちゃ広く、車でもバイクでもOK。もちろん駐車場は無料。
ちなみに、右端にちょっと写っている建物が、ドン・キホーテです。
こちらが「ゆらいや」さん。
入口の先に券売機があります。
入浴料金は、平日は大人650円、子供(小学生以下)350円、65歳以上550円です。
土日祝日は100円増し。
ただし、100円を払って会員になると、入浴料金が50円引きになります。
会員は年会費等がありませんし、食事やマッサージなどのサービスも会員料金は安いので、入浴2回以上とかほかのサービスも合わせて利用するなら会員になった方がお得です。
入浴時間は、10:00~23:30(24:00閉店)と、夜遅くまでやってます。
しかも、休憩室で休んだり食事をしたりしたあとの再入浴もOKなんですよね~
え?「そんなに長く風呂入ってられない」ですって。
いや、ゆらいやさんのお風呂、マジでめっちゃ充実してますから。
ホント、時間の許す限り、のんびりしたいと思いますよ。
館内は、スパ風の施設で、脱衣場には鍵付きのロッカーがあります。
男性用の浴室は、明るく開放的な空間で、かなり広いです。
一般の浴槽は特筆すべき点はないのですが、なんといってもスゴイのはジェットバス系がたくさんあるってこと。
寝た状態のジェットバスのほか、底板から気泡が吹き出るリラクゼーションバスや座った状態で背、腰、ふくらはぎに噴射するマッサージチェア、立ったまま3種類の強力なジェット噴射があるスリムバス・ソフトバス・ハイパーバスなどがあります。
「どんだけ、ジェット好きなんだよ」って思わず笑っちゃいました。
でもまあ、バイクツーリングしてるときのジェットバスはめっちゃ気持ちいいです。
露天風呂は、開放感バツグンのうえ、お湯も凝っています。
39度のぬるい温度の風呂とか、日によって香りを替える替り湯とか、ジェット系の泡風呂とか(笑)
洗い場は、温度調整機能付きのシャワーカランは30か所くらいあります。
シャンプーやボディソープも設置してあり、タオルだけ準備すればOKです。
もし手ぶらで来てもレンタル品があるので大丈夫。
風呂上りは、食事処のとなりにある無料の休憩場所でゆったりするものいいですよ~
無料のWiFiも利用できて、お値段以上のお得感がありましたね~
なんだかんだで2時間以上いたかも(笑)
姉妹店で、美容と健康を売りにした女性向きの「越後長岡ゆらいや華の湯」という施設も近くにあります。
長岡市内にお出かけのときは、ゆらいやさんでのんびりお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。
東山ファミリーランドキャンプ場データ
東山ファミリーランドキャンプ場は、東山の雄大な自然の中にあります。
美しい自然に囲まれた場所にありながら、中心市街地まで車でわずか15分と利便性もバツグンに良く、市内には数多くの商業施設があり、気軽に利用できるキャンプ場だと思います。
キャンプ場は山の斜面を利用しており、荷物の搬送が少し大変だったり、設備が旧式のモノだったりしますが、トイレや炊事場は管理が行き届いており、めっちゃ清潔に保たれております。
近くには牧場や運動公園、観察林などがあるため、キャンプ初心者から小さなお子さんのいる家族連れのまで、幅広い層におススメできるキャンプ場です。
名前 | 東山ファミリーランドキャンプ場 |
かな | ひがしやまふぁみりーらんど きゃんぷじょう |
住所 | 長岡市栖吉町3447番地 |
連絡先 | 指定管理者:長岡東山フェニックスグループ(電話番号:0258-34-2225) |
管理者 | 長岡市 |
営業期間 | 例年4月第2土曜日から11月第2日曜日までで(12月からは市営のスキー場)
団体利用または20人以上利用の場合のみ要問い合せ |
料金 | 無料 |
ジャンル | 林間の裸地フリーサイト |
施設 | テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場など |
備考 | ゴミ持ち帰り。直火禁止 |