キャンプ用品

【レビュー】快適キャンプは睡眠から。スリーピングマットめちゃ重要

こんにちは。管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

ボクがキャンプをはじめたとき、テントとか寝袋のような、必須ともいえるギア(道具)から買い集めました。

当たり前っちゃあ、当たり前ですね。

その後、あれも欲しい、これも欲しいと、物欲はとどまるところを知らず、けっこうなキャンプ用グッズを買い集めてしまいました(笑)

この辺は、共感してくれる方も多いはず。

そんな中、「これは別になくてもいいんじゃないかなあ」って思っていたけど、いざ買ってみたら、めちゃくちゃ役に立って、「これは最初のうちに買っておけばよかった」って思ったモノがいくつかあります。

その筆頭が、今日紹介する、こちら。

モンベルのスリーピングマット「U.L. コンフォートシステム キャンプパッド」です。

「え?それって、寝袋の下に敷くマットだろ?そんなに重要か?」

って思った方もいるでしょう。

いや、マジで、1度でも使えば考えが180度変わりますよ。

ホント、それくらいスバラシイ!

まずはスリーピングマットがどれほど重要で、どれほどすばらしいか、じっくりと語りますね(笑)

快適睡眠マジ大事

バイクでツーリングキャンプをするときに、気をつけなくちゃならないことっていっぱいあります。

交通事故はもちろん、ちょっとしたケガや病気でも大問題。

普段ならたいしたことない体調不良でも、旅先だとツーリングそのものを中止しなくちゃならないかもしれません。

そうならないために、めっちゃ大事なことってなんだかわかります?

まあ、いろいろ答えはあるんでしょうけど、ボクは快適な睡眠だと思ってます。

ともかくね、きもちよ~く眠れることって、マジ大事。

睡眠不足は、体調を崩すもとになるし、交通事故の原因にもなりえます。

すっきり眠れれば、一日がめっちゃイイ感じで過ごせるんで、旅も数倍楽しくなること請け合い!

ってことでね、ちゃんと眠れることって重要なワケ。

スリーピングマットって必要?

ただ、自分の家ならともかく、旅先とかで環境が変わったりすると、普段はそうでなくても寝つきが悪くなることがわります。

キャンプに慣れている方にはいまさらかもしれませんが、テントを張る場所って意外とデコボコしています。

なんなら地面が斜めになっているのすら当たり前。

テントを張る前に、じっくりと平坦な場所を探し、コツコツと整地して、それでもカラダは違和感を感じます。

アンデルセンの童話「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」かよ!ってくらい敏感なんです(笑)

あとは、地面からの冷気、これもけっこうヤバイ!

ちょっと科学の勉強っぽくなりますけど、熱ってのは温度が高い方から低い方へ流れます。

つまり、冷たい地面に寝ると、カラダの熱がどんどん奪われちゃう。

真夏ならまあどうってことはないかもしれませんが、冬は言うまでもなく、春や秋でも信じられないくらい寒く感じます。

なので、地面との間に敷くマットってのが非常に重要になってくるんですね~

ちなみに、シュラフ(寝袋)体重で押しつぶされちゃいますし、テントのシートみたいなペラッペラな素材はないと同じ。

直接地面に寝てるのと、なんら変わりありません。

大事なのは、空気なんです。

空気は熱伝導率が低いので、地面とカラダの間に空気があるかないかで、冷えが大きく違います。

スリーピングマットは、断熱材に空気を使っているため、カラダが冷えづらくなるんですよ~

スリーピングマットってどんな種類があるの?

睡眠の大切さやマットの大事さが分かったところで、「んじゃあ、どんなマットを買えばいいのよ?」ってなりますよね。

マットは大きく分けて、クローズドセルタイプエアー(空気注入式)タイプセルフインフレータブル(自動膨張)タイプの3タイプがあります。

使う場所や予算に応じて、自分に適したものを選びましょう。

クローズドセルタイプ

フォーム材(発泡素材)を使ったタイプです。

フォーム材の中に気泡(少しの空気)が入っていて、断熱効果を高めています。

アルミ蒸着モデルは、断熱性も向上しており、登山をする方にはおなじみのタイプ。

バックパックにくくりつけて、山を歩いているあの姿はプロっぽい(笑)

・メリット

キャンプ場に着いたら、パッと広げるだけで準備完了。とってもお手軽なところ。

あとで説明する空気注入タイプと違って、パンクの心配がないこと。

耐久性がめっちゃ高いこと。

カラダの大きさに合わせて切り取って、さらに軽量コンパクトにできちゃうこと。

そして、なにより、値段が安いこと。

・デメリット

収納性に難あり。つまり、あんまり小さくできないんで、かさばるんですところ。

クッション性が低く、必要最小限と言った感じ。

寝心地も断熱性能も、ほかのタイプに比べて劣ります。

エアー(空気注入式)タイプ

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マット内に空気室が作ってあり、口やポンプで空気をた~っぷり詰め込んで、空気による断熱をメインとするタイプ。

むかしは、登山用途というとクローズドセルみたいなイメージでしたが、最近はエアータイプも大人気。

・メリット

たっぷり空気で保温性がめっちゃ高いこと。

空気のおかげで、地面のデコボコを感じず、寝心地が快適なこと。

空気を抜けば、ペラッペラになるので、収納性がバツグンに高く、そしてと~っても軽いこと。

大きさや形状、用途に応じていろんな種類が販売されており、選びやすいこと。

・デメリット

空気が抜けたら、なにも敷いてないのと同じ!つまり、パンクにめっちゃ弱いこと。

空気を入れるのが、けっこう手間。標高が高い山の場合、口で入れると下手したら酸欠になること。

収納するとき、空気を抜くのにもけっこう時間がかかること。

あとは、ポンプを使わないで口で膨らますときの衛生の問題とか、パンパンにふくらますと、斜面で滑り落ちるとか、細かいデメリットがあって、登山用途では頑丈さと手軽さに優れるクローズドセルが好まれてました。

セルフインフレータブル(自動膨張)タイプ

クローズドセルタイプとエアータイプの両方のいいとこ取りなのが、セルフインフレータブルタイプ。

エアータイプは、最初から最後まで空気を入れなきゃなりませんが、こちらは、バルブを開けると中のフォーム材(断熱材)によって、ある程度まで自動的にふくらんでくれます。

とはいえ、使うにしろ、片付けるにしろ、最後の空気の抜き入れは、自分でやるんですけどね(笑)

・メリット

めちゃくちゃ快適なところ。

高性能なフォーム材(断熱材)がたっぷり使われ、しかも、空気を入れるんで、寝心地は最高!

エアータイプほど空気を入れなくても使えるし、クローズドセルよりは収納しやすい。

良く言えば、パフォーマンスに優れているってところ。

・デメリット

フォーム材を使っているので、空気を抜いてもエアータイプほどコンパクトにならないところ。

重量も3タイプの中で、一番重い。

エアータイプと同じく、パンクの危険があること。

そしてなにより、値段が高いモノが多いこと。

悪く言えば、器用貧乏。クローズドセルタイプとエアータイプの両方の悪いところも持っています。

バイクツーリングキャンプにおすすめなスリーピングマットはどれ?

結論から言うと、セルフインフレータブルタイプがおすすめです。

もちろん、ボクの愛用している、モンベルのスリーピングマット「U.L. コンフォートシステム キャンプパッド」もこのタイプ。

理由は簡単。

登山のように自分で荷物を運び、あまり整地されていないテント場でキャンプをするんじゃないので、重量も耐久性も気にしなくていいから。

だったら、マットの性能は、快適性に全振りでいいっしょ。

唯一のネックは値段ですが、もともとセルフインフレータブルは、サーマレスト社が開発して特許を持ってたんですが、今はその特許が消えてるんで、ほかのメーカーがこぞって独自のモデルをリリースしてます。

そのおかげで、高級品から格安モデルまで、すっごくたくさん出回ってて、選び放題。

どれもアホみたいに高いわけじゃないし、快適性を考えたらむしろほかのタイプを買うより、めっちゃコストパフォーマンスに優れていますよ。

U.L. コンフォートシステム キャンプパッドを紹介するよ

大変長らくお待たせしました(笑)

ボクが使っているU.L. コンフォートシステム キャンプパッドを紹介します。

モンベルのスリーピングマットのラインナップ

モンベルはスリーピングマットを3タイプ販売しています。

クローズドセルタイプのフォームパッド、エアータイプのエアパッド、そして、セルフインフレータブルのアルパインパッド、キャンプパッドです。

さらに、クローズドセルタイプは1モデル、エアータイプは、幅の違いによって2モデル、セルフインフレータブルは厚みによって3モデルに分けられます。

モンベル公式サイトより

モデルごとに違いについては、モンベルの公式サイトの説明文を載せておきますね~

キャンプパッドの特徴とか

モンベルのセルフインフレータブルは厚みによって3モデルに分けられていて、ボクが使っているモノは、一番クッション性が高いキャンプパッド50。

モンベル公式サイトより

 

キャンプパッド50は、フォームの厚さが50mmあり、クッション性と保温性を重視したモデルです。

他のモデルに比べ、フォーム材が厚いんで、地面のデコボコからの突き上げがほぼ完ぺきに吸収されますし、冷気感じず、めっちゃ快適

真冬のキャンプでの使用を考えれば、これ一択でしょう。

幅は60cmもあるワイドサイズだから、体格のよい方でもゆったりです。

欠点としては、断熱性がめっちゃ高い代わりに、一番軽いアルパインパッド25と比べると重さはほぼ倍。

1キロオーバーになっちゃうところ。

 

ただね、みなさんご存知のとおり、モンベルは日本が世界に誇る登山用品の老舗中の老舗です。

スリーピングマットの快適性と軽量性の両立させるため、すっごい努力をしてるんですよ~

そりゃあ、軽くするだけなら簡単っしょ。

フォーム材の中抜きをすればいいんですから。

そんなことをすれば、保温性も快適性もなくなっちゃうから、安かろう悪かろうのチープモデルになっちゃう。

そこでモンベルは、穴のないソリッド上の軽量なスポンジを使用して、快適な寝心地が得られるよう、クッション性と保温性が均一に保つようにしました。

生地をはじめ、バルブ、バックル、トグルに至るまで軽量化を図ったってワケ。

さすがはモンベル!すごい!!

モンベル公式サイトより

 

キャンプパッド50の使用感とか

さて、じっさいの収納サイズはこんな感じ。

 

ほかのキャンプ道具と比べると、こんな感じ。

 

まあまあの大きさ。そこそこデカイ(笑)

ボクが、ツーリングキャンプに使っている、TANAXのキャンピングシートバッグ2の収納状態は、こちら。

 

TANAXのキャンピングシートバッグ2は横幅を調整することができるんですが、最小サイズのときは、キャンプパッドを斜めにしないと入りません。

写真は最大サイズで、これだと余裕で収まります。

ちなみに、TANAXのキャンピングシートバッグ2のレビュー記事はこちらにあるので、興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

 

広げてみると、こんな感じ。

まだ空気は入れてませんので、しわしわ。

 

バルブを開くと、自動で空気が入ります。

自動膨張タイプとも呼ばれる所以(ゆえん)ですね~

寒いときはふくらみづらいこともありますが、フォーム材を温める(上でカラダを横にする)などすれば、OK

ある程度ふくらんだから、バルブから空気を入れます。

別売りのポンプを使うと楽なんですけど、ボクは自分しか使わないし、荷物は少ない方がいいので、ポンプは持っていません。

人力でやります。

バルブには逆止弁がついているので、途中で口を放しても勝手に空気が抜けることはありません。

めちゃ便利!

 

パンパンにふくらませると、すっごく寝心地がよさそうでしょ?

もはや、ここまでくると、家の布団より快適ですよ、いやマジで(笑)

 

テントの中に入れるとこんな感じ

 

寝袋をのせると、もはや自宅状態(笑)

見るからに快適そうでしょう?

 

ちなみに、このときの外の様子はこんな感じでしたけど、ぜ~んぜん底冷えとかしませんでした。

マジで、快眠できるかどうかは、スリーピングマットにかかってるって言っても過言じゃないですね~

キャンプパッド50の手入れ方法

取扱説明書に詳しく書いてありますが、難しいことはなにもありません。

汗や皮脂などで汚れたら、ふくらませた状態で弁を閉じて、ぬるま湯を使い、中性洗剤で洗ってから乾燥させること。

直射日光を避けて保管すること。

長期保管は、バルブを開放し、湿気のない場所で。

そんなところです。

もし、穴が開いたときのために、補修キットも付属しています。

換え弁や収納袋も付属するので、とくに新たに買い足すものはありません。

複数人で使うとか、楽に空気を入れたい方は、別売りのポンプバッグ(価格¥3,200 +税)を買えばいいと思います。

まとめ

モンベルのスリーピングマット「U.L. コンフォートシステム キャンプパッド」は、スリーピングマットの決定版と言ってもいい。

そのくらい、バイクツーリングキャンプとの相性がいいですね~

収納性や重量は、エアータイプに劣るけど、快適性はバツグン!

っていうか、この快適性なら、そのほかのマイナス点なんてぜんぜんないも同じ。

使い分けるんでしたら、格安のクローズドセルを真夏用にして、それ以外の3シーズンは、「U.L. コンフォートシステム キャンプパッド」ってのがベストでしょう。

ボクは、そうしてます。

U.L. コンフォートシステム キャンプパッドのスペック

最後にU.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180cmモデルのスペックを書いておきます。

製造年によって多少異なりますので、詳しくはモンベルの公式サイトをチェックしてください。

メーカー名 モンベル
品名 U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180cm
種類 スリーピングマット
素材 表地:30デニール・ポリエステル・リップストップ[TPUラミネート]
クッション材:ウレタンフォーム
重量 1,251g(1,278g)

( )内はスタッフバッグを含む総重量

サイズ 長さ180×幅60×厚さ5.0cm
価格 12,000+税円(公式サイト)
用途別利用頻度 ツーリング10
おススメ度

 

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