【更新情報】2022年6月
今回紹介する徳舜瞥山麓(とくしゅんべつさんろく)キャンプ場は、北海道伊達市(だてし)にある無料のキャンプ場です。
管理は伊達市(大滝総合支所)で、開場期間は、例年5月から10月まで。
利用にあたっては、予約や現地での申し込みは必要なく、だれでも自由に利用できます。
また、このキャンプ場は、テントサイト内に車両の乗り入れができるので、オートキャンプ場のように使えるんですよね。
ただし、設備は、緑いっぱいの芝生広場にトイレと簡易炊事場があるのみの簡素なもの。
キャンプを始めたばかりの方とかには、ちょっと敷居が高いかも。
周囲に商業施設はありませんが、車で10分以内の場所に温泉施設やコンビニエンスストア、青果物卸売市場があるので、不便さは感じません。
この地区を代表する徳舜別山の登山口近くにあるので、登山のベースキャンプに利用してもいいですし、大滝地区の大自然を満喫するにもピッタリのキャンプ場ですよ~
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
伊達市大滝区の紹介
徳舜別山麓キャンプ場のある伊達市は、胆振(いぶり)総合振興局に属する市です。
一般的に道央と呼ばれる地方の南部に位置します。
市名は、ご存じの方も多いと思いますが、宮城県の仙台藩主伊達氏の分家が移住し基礎を築いたことに由来するんですね~
徳舜別山麓キャンプ場のある大滝区(旧大滝村)は、もともとは、徳舜別村と言いましたが、戦後、村の名所である三階滝にあやかって大滝村に改称。
2005年に伊達市に編入しました。
伊達市街地とは、間に壮瞥町を挟む、飛び地になっています。
そのため、伊達市の気候は、隣接する洞爺湖町や壮瞥町と同じく、道内では比較的温暖な気候なんですが、大滝区は特別豪雪地帯に指定されるほど降雪量の多い地域なんですね~
多くの自然が残る大滝区には、それぞれの季節で魅力のある色彩豊かな景色が広がっていますよ~
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徳舜別山麓キャンプ場までのルート
そんなわけで、飛び地である大滝区にある徳舜別山麓キャンプ場は、内浦湾に面する伊達市の中心地から車で40分ほどの距離にあります。
むしろ、隣接する壮瞥町や白老町の方が近いです(笑)
本州からフェリーで北海道に行く方も多いと思うんですけど、苫小牧港からだと約1時間。
北海道に到着した最初の宿泊地、最終宿泊地としてもピッタリじゃないでしょうか。
なにせ、無料なうえ、予約も受付も必要ないですから。
その日の天候を見てから決めても、十分間に合いますよ。
このキャンプ場から車で5分ちょっとの場所には、無料の温泉施設や青果市場、コンビニエンスストアもあります。
10分も走れば北湯沢温泉郷ですし、ちょっと足を延ばして車で30分ほど行くと、洞爺湖温泉街です。
周囲には山と牧場くらいしかない場所にポツンとあるキャンプ場ですけど、交通のアクセスもいいし、利便性も悪くありませんよ~
徳舜別山麓キャンプ場を紹介するよ
徳舜別とは、アイヌ語で「アメマスのいる川」と言う意味で、付近一帯がそう呼ばれていました。
キャンプ場は、その名前のとおり、大滝地区を代表する山のひとつ、徳舜別山のふもとにあります。
標高は1309m。
山頂からは、支笏湖や洞爺湖、羊蹄山、ニセコ連峰など、360度の雄大なパノラマが楽しめます。
キャンプ場は、徳舜別山の登山道から約3km西にあり、標高は約500mほど。
7月中旬から紅葉の季節にかけては、高山植物が咲き誇り、多くのハイカーが訪れます。
なお、このキャンプ場は、昭和57年に旧大滝村の上野小学校の跡地に開校した、林間学校「大滝青少年の家」が前身となっています。

キャンプ場は、国道453号線、道道86号線から市道を通って、徳舜別山やホロホロ山の登山道方面に向かう途中にあります。
ナビゲーションシステムの案内に従って進めば、ちゃんと目的地に到着しますよ~
写真の丁字路を曲がれば、すぐにキャンプ場です。

ここがキャンプ場の入り口です。
周辺の道路は道幅は狭いんですが、ちゃんと舗装されています。

広い敷地に、緑の芝生が一面に広がっています。
車両の乗り入れが可能なので、言うなれば、区画のないオートキャンプ場。
ここぞという場所に行って車を止め、自由にテントを張れるなんてステキすぎますね~
テントサイトについて
徳舜別山麓キャンプ場のテントサイトは、区画なしの芝のフリーサイトで、敷地内一帯です。
徳舜別山のある方向から西に向かって、少し傾斜しています。
サイト内は、ほぼ全面が開けており、場内に川や丘などはありません。
見通しが良く、開放感たっぷりで、天気のいい日はめっちゃ気持ちよく過ごせると思います。
その反面、東屋などの雨風を避ける設備もないし、大きな木が木陰を作っている場所もありません。
大雨や雷など悪天候時に避難する場所がないんで、バイクや自転車などでキャンプに来る方は注意が必要です。

テントサイトの周囲を木々が囲っていて、風よけになってます
緑いっぱいの芝生がキレイですね~

定期的に草刈りもされているようで、草刈り直後は、草原のようなめっちゃ気持ちのいいサイトなんでしょうね。
ボクが行ったときは、草が伸びてましたが、逆にフカフカでこれはこれでいいと思いましたよ。
草の下は山土のような地面なので、雨のときはぬかるみます。
水はけもいいというほどではないんで、降雨時はなるべく水が下に流れる場所を選びたいですね~

このキャンプ場は、24時間開放されているうえ、車両の乗り入れが可能です。
混雑する時期は、夜間や早朝にも車が出入りします。
道路との出入口付近やサイト中央付近は、車の通り道になるので、テント設営は避けたほうがいいでしょう。
場内の一角にフェンスで囲われたテニスコート跡地があるんですが、このフェンス沿いとか、敷地の端に沿うようにテントを張る方がほとんどですね。

東側には、木の陰に隠れるように炊事場があり、その周囲もテントが張りやすいと思います。
ただ、ハンパなく自然豊かっていうか、大自然のど真ん中って感じのキャンプ場なんで、虫もたくさんいます。
街灯のある炊事場付近は、夜、大量の虫が寄ってきますからね。
あまり近づきすぎない方がいいかも。

ここは、テントサイトの一番北側です。
ほかの場所よりちょっと小高くなっています。
この場所は、木々の間に車が2台ほど止められるスペースがあり、区画サイトのようになっているんですよ。
ここが、このキャンプ場の一等地。
四方を木や熊笹に囲まれていて、入り口にも目隠しのように木が生えてます。
まさに、あつらえたかのような作り。
案の定、地元っぽい方が、しっかり確保してました(笑)
個人的には、ここか、先ほどのテニスコート跡地の周囲がおススメですね~
なお、スマホの電波は良好で、電話もネットも使えました。
街灯はあるにはありますが、キャンプ場全体を明るくするほどではありませんので、夜は基本真っ暗だと思ってください。
照明器具は、ぜったいに忘れないようにしてくださいね。
トイレについて
トイレは、キャンプ場の西端にあります。

鉄筋コンクリート造りで高床式の頑丈そうな建物です。
正面の壁の一部は、ガラスブロックになっていて、入り口は男女別。
それぞれにアルミ製のドアが設けられています。
一昔前の公衆トイレの外観ですね~
ぶっちゃけ、かなり老朽化してます。

こちらが男性用トイレ。小便器が4つ。
内装は、壁がピンク色のタイル、床は薄い青色のミニタイルが貼られています。
壁にガラスブロックがあるおかげで、日中は照明がなくても明るいですね。

大便用は、簡易水洗の和式が1つ。
大量のトイレットペーパーがビニール袋に入れて吊り下げてありました(笑)
この日は、お世辞にもキレイとは言えない状態でしたが、定期的に清掃はされていると思います。

鏡なしの洗面台もありました。
電灯も点灯しますし、水もちゃんと出るんで、古いながらもトイレとしての機能は十分です。
まあ、最近の清掃の行き届いたキャンプ場のトイレに慣れている方だと、敷居が高いかもですが(笑)
炊事場について
炊事場はトイレからテントサイトと挟んでちょうど向かい側、キャンプ場の東端にあります。

水道のみの簡易炊事場です。
スレート風の屋根とパイプ支柱のこじんまりとした造り。
近くに街灯があり、炊事場の屋根にも照明設備があります。

コンクリートにタイル張りのシンク。
蛇口は左右6つずつの合計12か所。
水は、そのまま飲用が可能です。

天板や調理台はありませんが、シンク自体が大きめで、縁が広く作られているんで、ちょっとした食材や食器はおけますね。
利用上の注意事項について

徳舜別山麓キャンプ場を利用するときのルールとマナーです。
周囲の木々を伐採して、薪などにする行為は禁止です。
発電機の使用など、騒音を出すこともダメ。
焚火はOKですが、直火は禁止。
そして、ゴミは持ち帰り、これ、めっちゃ大事です。
北海道のキャンプ場は、本州以上に野生動物への対策が必要なんですよね。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
とくにここは、ヒグマの生息地でもあります。
自分ひとりの問題ではないので、ゴミについては、しっかりルールを守りましょうね。
富山県入善町の墓ノ木自然公園キャンプ場にあった「とれるのは写真だけ、残せるのは思い出だけ」って、キャッチフレーズのとおりですよ~
温泉施設「ふるさとの湯」の紹介
徳舜別山麓キャンプ場の魅力を語るうえで、ぜったいに外せないのが、この「ふるさとの湯」の存在です。
「○○の本体は、むしろ△△だ」とかいうように、個人的には、「ふるさとの湯」こそが徳舜別山麓キャンプ場の本体じゃないかって思ってます(笑)
いや、マジで、そのくらい驚きの場所なんですよ、ここ。

これが、大滝区共同浴場「ふるさとの湯」です。
徳舜別山麓キャンプ場から南西に約7km、車で5分ちょっとの場所にあります。
ここは、1975年(昭和50年)に大滝村民のための共同浴場(優徳共同浴場)として開設しました。
その後、老朽化にともない、2011年(平成21年)に現在のコンクリート造りの建物に建て替えられ、いまに至ります。
建て替え後は、地域住民だけでなく、だれでも利用可能になったんですよ~
パッと見は、地域の公民館のような、公共の建物っぽい雰囲気です。
無料のアスファルト舗装敷きの駐車場も目の前にあり、地元の方ばかりでなく、旅行者と思われる方も、頻繁に訪れます。

中に入ると、あまりの立派さに驚きを隠せません。
無料の施設って聞いて、浴槽があるだけの小さな建物をイメージしてましたからね~
「え?え?ここ無料の温泉施設なの?マジで?」って感じ。

施設の管理者や案内の方はおらず、入り口に置いてある「入浴記録簿」の伊達市民以外の項目にチェックするだけ。
たったそれだけで利用OKです。

中央にはベンチシートが置かれており、奥には和室の休憩室まであります。
テレビも暖房器具もあって、もちろん、ここだって利用は自由。
飲食物の持ち込みも禁止されていません。
う~ん、その辺の有料の入浴施設より立派なんじゃないの、ここ。

浴室は、男女別。
こちらは男性用で、大きめのカギ付きロッカーが設置してありました。
地元の方の話ですと、市から委託を受けた方が管理をしているそうで、隅から隅まで掃除が行き届いていました。
めっちゃキレイで清潔そのもの。
洗面台もピカピカです。

これは浴室内にある男性用トイレ。
なんと温水ウォシュレット付き便座。
見ての通り、すっごくキレイ。
すばらしいにもほどがありますね(笑)

こちらは、多目的トイレです。
こちらもすばらしくキレイに掃除されてます。

大勢の方が利用してたんで、浴室内の写真はなし。
タイル張りの浴室で、熱め43度、ぬるめ40度の浴槽が2つ。
温度調整機能付きのシャワーカランが6つ設置してあります。
浴室内は、だいたい10人前後でいっぱいになる感じですね。
ボディソープやシャンプー、アメニティなどはありませんから、タオルも含めてご自分で用意してください。
お湯は、加水、塩素消毒あり。
泉質は、アルカリ単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)で、神経痛や筋肉痛などの効能があるとか。
無色透明無味無臭のクセのない温泉ですね。

入浴マナーは、ほかの入浴施設と違いはありません。
騒がないこと、カラダを洗ってから浴槽に入ること、洗い場の独占をせず、浴槽の温度を勝手に変えないこと。
地元の方といろいろお話をしたんですが、皆さん、旅行者であってもあたたかく迎えてくれますね。
なんでも建て替え前は、木製の浴槽だったそうで、「その頃は浴室はこんなに立派じゃなかったが、味わい深かった」とか言ってましたね~

開場時間は、13時から21時まで。
夜までやってるので、とっても利用しやすい。

ただし、毎週火曜日は休館日になっています。
徳舜別山麓キャンプ場の利用は、休館日を避けたいところ(笑)
まあ、ここが休館日のときは、ちょいと先にある北湯沢温泉まで足を延ばせば大丈夫ですけどね。

隣接する敷地には、野菜直売所の「ファーム453」があります。
また、付近にはコンビニエンスストアもあるので、ちょっとした飲食物を買って、温泉に入ったあと休憩所でゆっくりするってものいいですね~
最後に地元の方に教えていただいた「おまけ」情報を。
ふるさとの湯から国道453号線を南西方向に3km進むと、「北湯沢温泉」があります。
この場所の一角にも、なんと無料の温泉施設があるんですね。
その建物の名称は、「北湯沢 湯のさと館」。
「ゆのさとの湯」の名前で親しまれています。
浴場へは、正面入り口からではなく、南西側の裏口から入るんで、はじめてだとちょっとわかりづらいですね。
大きさ的にも「ふるさとの湯」の半分くらいなので、こじんまりとしたお風呂です。
泉質は、「ふるさとの湯」と同じ、アルカリ単純温泉ですが、教えてくれた方は、「俺は、ゆのさとの湯の方が好きだな」って言ってましたね。
興味のある方は、行ってみてはいかがでしょう。
こちらも、地域住民以外の方も利用OKです。
なお、今回紹介した2つの共同浴場の住所や利用案内については、伊達市の大滝区共同浴場条例に詳しく記載してあるので、興味のある方は目を通してみてくださいね~
徳舜別山麓キャンプ場のデータ
徳舜別山麓キャンプ場は、北海道伊達市大滝区にある無料のキャンプ場です。
事前予約や当日の受付も必要なく、だれでも自由に利用できます。
テントサイト内に車両の乗り入れが可能なので、オートキャンプ場のように使えます。
たくさんの荷物があっても搬送に苦労しないので、ファミリーキャンプもOK!
ただし、施設は老朽化したトイレと簡易炊事場しかないため、万人向けと言い難いところもあります。
それでも、徳舜別山の登山口近くにあるので、登山のベース地にもいいですし、大滝地区の大自然の中で喧騒から離れた自由な時間を過ごすのにもピッタリの場所です。
車で10分以内の場所に無料の温泉施設やコンビニエンスストア、野菜直売所があるので、不便さは感じませんよ。
とくに、共同浴場での地元の方とのふれあいはサイコーです。
皆さん、ほんと気さくに話しかけてくれるので、「これぞ旅のだいご味!」って感じなんですよね。
ぜひ、お出かけください。
| 名前 | 徳舜別山麓キャンプ場 |
| かな | とくしゅんべつさんろく きゃんぷじょう |
| 住所 | 北海道伊達市大滝区上野町 |
| 連絡先 | 伊達市 大滝総合支所(地域振興課:0142-82-6748) |
| 管理者 | 伊達市 |
| 営業期間 | 例年5月から10月まで |
| 料金 | 無料 |
| ジャンル | 芝フリーサイト(車両の乗り入れ可能) |
| 施設 | テントサイト、水道施設、トイレ |
| 備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止
車で10分圏内に温泉施設、コンビニエンスストアあり。コインランドリーなし |
