【更新情報】2022年7月
今回紹介する仲洞爺キャンプ場は、北海道の壮瞥町(そうべつちょう)にある有料キャンプ場です。
管理は町の委託を行けた観光協会で、利用にあたっては、直接キャンプ場で受付のみの対応となっています。
電話やネットによる予約ができないのは、予定を組みたいファミリーキャンプの方にとってはちょっと不便かも。
ボクは宿泊地を最初から決めてるわけじゃないんで、予約なしで利用できるキャンプ場ってすっごくありがたいんですけどね。
このキャンプ場の最大の売りは、洞爺湖の文字通り目の前というロケーション。
ここまで湖の直近に迫れるキャンプ場は珍しい。
そして、7月、8月の週末などは、チェックインが午前9時、チェックアウトが翌日の午後2時という、キャンプを最大限に楽しめる時間的な配慮です。
いわゆるオートキャンプ場ではないものの、車両乗り入れ可能なサイトやペット同伴可能なサイトも用意されています。
ソロのモトキャンパーから大人数のファミリーキャンプまで、めっちゃ利用しやすいキャンプ場ですね~
なお、開場期間は、例年4月下旬から10月初旬(期間中は無休)となっています。
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
仲洞爺キャンプ場までのルート紹介
仲洞爺キャンプ場は、北海道の胆振(いぶり)総合振興局に属する壮瞥町にあります。
一般的に道央圏と呼ばれる位置ですね。
町名は、アイヌ語で「滝の川」を意味する「ソーペツ」に由来します。
壮瞥町は、洞爺湖の南東に面しており、活火山である昭和新山や有珠山、神秘的な洞爺湖のコントラストが織りなす美しい風景の自治体です。
雪合戦の国際大会が開催される町としても有名ですね~
壮瞥町は、隣接する洞爺湖町と同じく、道内では最も温暖な気候です。
積雪は、平坦地で平均30cm前後。道内では雪の少ない地域と言えるでしょう。
7月から8月にかけては気温も上昇しますが、季節風が吹いて、涼しく過ごせます。
降雪量は少なく、夏は涼しいという、めっちゃ快適な町なんですよ~
さて、仲洞爺キャンプ場は、その洞爺湖町の中心地から距離約8.5km、車で10分の場所。
ツーリングとかだと、本州から苫小牧港着のフェリーで行く方も多いと思うんですけど、苫小牧港からだと約1時間30分。
フェリーで北海道に到着した最初の宿泊地、あるいは北海道を去る最終地としてもバッチリ!
ちなみに、壮瞥温泉までは車で10分、温泉施設やコンビニエンスストアなどがまとまってる、洞爺湖温泉街までは車約20分です。
洞爺湖温泉は、お隣の洞爺湖町にあるので、少し遠いかも。
でも、同じ敷地内に温泉施設「来夢人(きむんど)の家」があるので、入浴に関しては問題ありません。
ボク個人としては、北海道の中でも屈指のロケーションを誇るキャンプ場だと思ってます。
ソロキャンパーから家族連れまで、幅広い層におススメですよ~
仲洞爺キャンプ場を紹介するよ
仲洞爺キャンプ場は、開設が1961年(昭和44年)と、なんと50年以上の歴史あるキャンプ場です。
周囲のキャンプ場の設備がどんどん充実化し、オートキャンプ場のようにきっちりと整備されたキャンプ場になっていく中、本来の自然な状態を残したままの、めちゃくちゃ貴重なキャンプ場と言えます。
湖畔の林間部分にテントが張れる唯一のキャンプ場なんですよね、ここ。
自然に囲まれた美しいテントサイトからは、洞爺湖はもちろん、有珠山、昭和新山を一望できます。
洞爺湖の文字通り目の前にテントが張れるんで、水遊びやカヌーに乗るのにもピッタリです。
サイトによっては、車両の乗り入れとペットの同伴が可能、キャンピングカー専用サイトも別に用意されています。
最高のロケーションに自然豊かで静かな環境、「ずっとここで連泊してたい!」って思わせるほどの魅力あふれるキャンプ場です。
キャンプ場までの道順について
キャンプ場は、洞爺湖の東側湖畔にあります。
国道453号線から道道132号線に入って、洞爺湖沿いに北上します。
場所は、ナビゲーションシステムの案内に従って進めば、迷うことはないでしょう。
現在は、南側の町道出入口が閉鎖しており、一番北側の駐車場出入口のみ開放されてます。
この案内板のある場所から駐車場に入りましょう。
駐車場を直進し、警備員室の手前にある停止位置でいったん停車。
警備員さんが出てきて、利用説明などをしてくれます。
受付までの流れについて

出典:壮瞥町公式サイト
仲洞爺キャンプ場は、ボクの知る道内のキャンプ場の中で、もっとも新型コロナ対策に力を入れています。
入場するまでの流れは、こんな感じ。
停止位置に車を止めると、警備員さんが出てきて、今後の流れを説明してくれます。
その後、キャンプ場の利用者全員で検温室に入り、体調と体温のチェック。
問題がなければ、受付伝票記入室に行って、利用者の名前や住所など必要事項を記入します。
ここにも警備員さんと別の職員の方がいて、説明をしてくれるので、迷うことはないでしょう。
伝票記入後、その写しや検温結果票を渡されます。
これは、管理棟で料金の支払いをするときと、買い物などでキャンプ場から出て再入場する際に必要になるので、帰るまで捨てないようにしてくださいね~
書類を受け取ったら、車を駐車場に止めます。
管理棟は、駐車場の道路向かい、テントサイトの入り口にあります。
バイクは専用の駐車場が用意されていますよ~
砂利敷ですが、ガッチリ踏み固められているんで、サイドスタンドの下に敷く板はなくても大丈夫かも。
これが管理棟です。
代表者の方1名が管理棟に入り、受付伝票記入室で受け取った書類一式を提示して、料金を支払ってください。
なかなかここまで新型コロナ対策をしているキャンプ場って珍しいですよね。
担当者の方とお話したら、「めんどくせぇ!」って怒りだす人もいるんだって。
新型コロナに対する考えは人それぞれですけど、一生懸命仕事をしている人に向かって怒るってのは、ちょっと違うんじゃないかって思います。
それに、これら一連の流れはあくまで水際対策を強化してるだけで、キャンプ場の中での自由が制限されてるわけじゃありませんからね。
ほかのキャンプ場となんらかわりなく、まったく不自由なくキャンプを思いっきり楽しめますからね。
道内100か所以上のキャンプ場を回ったボクが断言します。
対策へのご理解とご協力をお願いしますね~
管理棟と利用料金について
テントサイトの入り口のあるこの建物が、管理棟。売店も兼ねています。
営業時間は、平日は10時から17時まで。
週末(金、土、日)、祝前日、祝祭日、夏季期間(7月から8月)は、9時から17時までです。
キャンプ場の利用時間は、
※宿泊を伴うキャンプは、チェックインが11時、チェックアウトが翌日14時
※日帰り利用の場合は、チェックインが11時(毎週金、土、日、ゴールデンウィーク、お盆、夏季期間(7月、8月)の毎週日曜日、シルバーウィーク期間中は日帰り利用不可)
※週末(金、土、日)、祝前日、祝祭日、夏季期間(7月から8月)は、チェックイン9時から
※管理棟の受付時間以外の入場禁止
となっています。
驚くのは、このチェックインとチェックアウトの時間。
たとえば、夏季期間だと、9時にチェックインして翌日の14時まで利用できちゃうんですよ。
一般的な有料キャンプ場って、午後にチェックイン、翌日10時ころにチェックアウトとかでしょ?
仲洞爺キャンプ場だと大げさかもしれませんが、一泊でその倍は利用できちゃう。
余暇をたっぷり楽しめる配慮になってるんですよ~
マジ、ありがたいっすよね~
ただし、ここは予約不可。利用は受付順となります。
そのため、受付前にテントの場所取りをしたり、ひどい人は受付を待っている間、車を放置してテントを張りに行くそうです。
気持ちはすっごくわかるんですけど、管理者にめっちゃ迷惑がかかるし、ほかのお客さんがとんでもなく不快に思うでしょうから、やめましょうね。
キャンプを楽しみに来たのに、もめて気分が悪くなるとかバカみたいっしょ。
利用料金は、
一泊大人700円、小・中学生400円
日帰り大人500円、小・中学生200円
キャンピングカーは1台1000円の追加料金
車両乗り入れ可能な第2サイトを利用する場合は、自動車、バイクとも1台500円の追加料金
となっています。
つまり、一般的なフリーサイトの第1サイトを利用する場合は、利用料金のみでOK。
車両乗り入れ可、ペット可、カヌーなど非動力船の船降ろし・船揚げのできる第2サイトを利用する場合は、追加料金が必要ってことです。
例えば、第1サイトを車1台、大人2名、小学生2名で利用すると、700円×2名、400円×2名=2200円
第2サイトの場合は、車1台、大人2名、小学生2名で利用すると、700円×2名、400円×2名、車両500円=2700円になります。
料金を支払うと、プラスチック板に番号が印字された利用札を渡されるので、テントポールなどの目立つところにぶら下げましょう。
チェックアウト時間の前に放送が流れ、その後、係の方が見回りに来ます。
時間をオーバーすると、もう一泊分の料金がかかりますから、撤収はお早めに。
管理棟は売店も兼ねていて、ちょっとした食べ物、薪、木炭などを売っています。
商品の充実した高規格オートキャンプ場の売店ほどではないんで、買い物は洞爺湖温泉街などに出掛ける必要があります。
外出の際は、再入場に必要な受付伝票記入室で受け取った書類一式を忘れずに持って行ってくださいね~
なお、詳細については、壮瞥町の公式サイトでご確認ください。
第1テントサイトについて
このキャンプ場の案内図はこんな感じ。
大きく分けて4つのテントサイトがあります。
フリーサイトの第1サイト、車両乗り入れ可能な第2サイト、ペット同伴可能なサイト、キャンピングカー専用サイトです。
(現地では「第1キャンプ場」、公式サイトには「第1サイト」と記載がありますが、どちらも同じ意味です。
ここでは、同一キャンプ場内の施設なので、サイトとして分けてます。)
収容可能台数については、公式サイトでは、一般駐車場(第1サイト用)100台、第2サイト30台、キャンピングカー専用サイト10台としています。
それでは、各サイトを順番に説明していきますね
まずは、メインの第1サイト。
ここは、車両の乗り入れとペット同伴が禁止です。
日帰りで利用できるのも、このサイトのみ。
カヌーなどの非動力船を降ろすこともできません。
つまりは、一般的なキャンプ利用のみのサイトってことですね~
第1サイトの北端には水路、南端には小川が流れていて、その間がテントサイトになります。
サイト内へは車両(バイク含む)の乗り入れができません。
荷物の搬送は、管理棟わきに置いてあるリヤカーを使ってください。
第1サイトは、南北に細長く伸びる地形です。
一番北側はこんな感じになります。
林間サイトで、基本的に自然のままの状態。
北側のスペースは狭く、ファミリー用の大きなテントだとそれほど多くは張れません。
北側から南側に向かって進むと、スペースがだんだんと広くなってきます。
テントサイトは、洞爺湖に向かって傾斜しており、平坦な場所も限られます。
地面は、芝生半分、土がむき出しの裸地が半分と言ったところ。
湖に近づくと、ほとんどが砂利になり、石がゴロゴロしています。
ぶっちゃけペグは刺さりづらいし、とてもテントが張りやすいとは言えません。
木陰が多いせいか、サイト全体がじめっと湿ってる感じもしますね~
悪天候時の利用は、できれば避けたいかなあ。
あ、あと、湖に近い場所には、アリの巣がたくさんあったんですよ。
荷物やテントにたかってくるんで、かなりウザイ。
それでも、ボク個人としては、不用意に木々を伐採したり、整地してない自然の状態がすっごく魅力的だと思いましたね~
管理棟付近からさらに南に進むと、テントを張るスペースがかなり大きくなります。
湖近くに張る人、木々の間の平坦な場所にファミリー用の大型テントを張る人、いろいろです。
最近の高規格オートキャンプ場のように、多目的広場があったり、子供さんが遊べるような遊具があったりはしませんが、その分、自然とのふれあい感はバツグン!
ところで、このキャンプ場の一等地ってどこなの?って話なんですけど、それは、利用人数とか好みとかに左右されるんで、一概には言えないでしょう。
ボクとしては、このナンバー4の場所がイチオシですね~
適度に木陰もあって、湖の直近まで近づける。
木がいい具合に間引かれていて、大型のテント設営も可能。
地面もまあまあ平坦で、利用しやすいと思います。
おまけに、湖の向こう正面が洞爺湖温泉街で、テントから花火が見られますよ。
あ、そうそう、花火ってのは洞爺湖温泉街主催の「洞爺湖ロングラン花火大会」のこと。
4月から10月末まで、毎夜20時45分から約20分間、花火を打ち上げるイベントを開催しています。
これが、この場から見ることができるんです。
ね、一等地にふさわしいと思いませんか?
ちなみに、ボクは朝9時に受付をしたんで、一等地を無事に確保することができました(笑)
テントから見る景色はこんな感じ。
夕日はこんな感じで見られます。
ぶっちゃけ、すっごく小さくしか見えないんで、撮影は難しかったんですけど、花火はこんな感じです。
大迫力で見たいのでしたら、やっぱり、温泉街まで近づかないとダメっすね~
とは言え、キャンプ場に居ながらにして花火が見えるのは事実。
ぜひ1度、この一等地付近でキャンプしてみてください。
仲洞爺キャンプ場がもっともっと好きになりますよ。
第1サイト内には、4つの炊事場と2つのトイレがあります。
炊事場は、それぞれが多少異なりますが、施設的にはどこも同じようなものです。
これが管理棟に近い、サイトの中央付近にある炊事場
屋根付き、電灯付き、コンクリートで囲われた立派な建物ですね~
中央には、ステンレス製の調理台。
壁の片側には、ステンレス製のシンクと蛇口が6つ。
もちろん、このキャンプ場の水は、すべてそのまま飲料が可能です。
注意書きには、バーベキュー台とか焼き網を洗わないようにと記載してあります。
反対側の壁には、「かまど」の跡。
歴史あるキャンプ場なんで、炊事場は昔ながらの「かまど」のある作りです。
最近は、個人のキャンプ道具がとっても充実してるんで、こういった「かまど」を使う方がほとんどいませんね。
ここも、焚火台とかに使う、ブロック置き場になっています。
注意書きには、灰や炭をしてないようにと書いてあります。
これは、管理棟に近い炊事場より、ちょっと北側にある簡易炊事場。
簡易と言っても屋根も電灯もちゃんとあります。
「かまど」や調理台がないだけで、水道設備としては十分です。
ここでも、バーベキューや焚火に使用する道具類は洗っちゃダメですよ~
これが第1サイトの最も南側、第2サイトに近い場所にある炊事場です。
水道設備に大きな違いはありません。
中央にコンクリート製のシンクと蛇口があります。
「かまど」はありません。
もしかしたら、これが一番新しいのかも。
トイレは、キャンプ場全体で2か所しかありません。
その2か所とも第1サイト内にあります。
キャンピングカー専用サイトは、車に設置のトイレを使えばいいとして、第2サイトからは少し距離がありますね。
先ほど紹介した一等地は、炊事場やトイレ、管理棟などあらゆる設備から近いんです。
その分、週末や夏休みの時期などは、ハンパじゃないくらい混雑します。
逆に北側はトイレや炊事場からは遠くなりますが、テントの張れる数に制限があるので、ギューギュー詰めにはなりづらいですね~
さて、このトイレは、管理棟近くにあるもの。
第2サイトの利用者は、トイレはここまで来なくてはなりません。
プレハブ造りの建物で、男性用と女性用に分かれています。
パッと見、どっちがどっちだかわかりづらいんで、間違わないように。
ええ、ボクは間違えて女性用に入ろうとしましたよ(笑)
男性用はこんな感じ。
Lの字型に小便器が6つ並んでいます。
掃除が行き届いて、すっごくキレイですね。
大便用は2つ。
一般的な水洗の洋式便座です。
洗面台と鏡もあります。
施設は新しくはありませんが、きっちり管理されてますね。
ただ、湖のすぐ近くの林間サイトってことで、虫がめっちゃたくさんいます。
トイレの入り口にドアはあるんですけど、中に入り込んできてました。
ドアの開けっ放しに注意してくださいね~
これは、第1サイトの北側にある、少し小さめのトイレ。
男女別に分かれています。
男性用小便器が2つ。
ここもちゃんとした水洗式です。
大便用は、洋式が1つ。
予備のトイレットペーパーもちゃんとあるし、きちんと清掃してあります。
小さいながらも洗面台もありました。
ご覧になったように、設備は最近のキャンプ場と比べると古さは隠せません。
でも、きっちり維持管理がなされているので、トイレも炊事場もキレイで使いやすいですよ~
ちなみに、あとで詳しく説明しますが、トイレはじつはもう1か所あります。
それは、テントサイトからは遠くなりますけど、検温や受付書類を書いた場所にある「来夢人の家」のトイレが使えるんですよね。
「来夢人の家」は、午前10時から午後8時30分までしか営業してませんが、建物の外にあるトイレは24時間利用できます。
そこは、ウォシュレット付きなんで、古めのトイレに抵抗があるとか、小さなお子さんは、そっちを使うのもアリじゃないでしょうか。
第2テントサイトについて
第1サイトの南端、ここがから先が第2サイトになります。
この小川が第1サイトと第2サイトの境界ですね。
橋を渡った向こう側が車両乗り入れ可能な第2サイトです。
もちろん、ここは人のみが通行可能な場所で、トイレや管理棟に行くときは、ここを使います。
正面の入り口は、こちら。
管理棟から北側に進んだ場所になります。
車両乗り入れ可、ペット可、カヌーなど非動力船の船降ろし、船揚げOK。
オートサイトのように使えますが、区画はなく、こちらも完全フリーサイトとなっています。
第1と第2の違いは、一般サイトとオートサイトの違いではなく、カヌーを使う方はこっち、それ以外は第1サイトって感じですね。
ただし、第2サイトは宿泊者のみで、日帰り利用はできません。
必然的に、日帰り利用でカヌーを使うことはできないってことですね~
利用者の方は、こんな風に思い思いの場所に車を止め、テントを張っています。
第2サイトも第1サイトと同じ、湖畔の林間サイトです。
車両の乗り入れができるため、サイト内に通路のような道ができています。
凸凹やうねりもけっこうあって、裸地の部分も多いですね。
ここが、第2サイトの最南端、一番端っこになります。
第2サイトは第1サイトよりもずっと小さく、車両が止まっているためか、狭く感じますね~
場所が限られるためか、ギューギュー詰めって言ってもいいほど。
カヌー遊びをしないのでしたら、車の乗り入れができなくて荷物の搬送がちょっと大変ですけど、第1サイトをおススメしますよ。
でも、こんな感じに湖にカヌーを浮かべ、のんびりしている様子を見ていると、やってみたくなりますね~
まあ、バイクじゃカヌーは運べませんが(笑)
これが、第2サイト内にある炊事場。
屋根付き、電灯ありの簡素な造りです。
木製の土台にステンレス板を張ったシンク。
蛇口が左右2つずつの合計4つ。
第2サイトにある炊事場は、たったこれだけです。
トイレもありませんから、利便性には欠けますね。
ほんと、「カヌー乗るぜぇ!」って方のためのサイトかと思います。
キャンピングカー専用サイト、ペット同伴サイトについて
2021年までは、キャンピングカー専用サイトしかありませんでしたが、2022年からキャンピングカー専用サイトが縮小し、ペット同伴サイトができました。
場所は、管理棟から南に進んだ、ちょうど第2サイトの道路向かい側になります。
キャンピングカー専用サイトとペット同伴サイトは明確に区分けされているんじゃなくて、芝生の広い敷地の北半分がキャンピングカー等、南側をペット同伴サイトとしています。
そもそも、湖畔の第2サイトがペット同伴可能なんで、そこに入りきれないほど混雑した場合のみ、こちらをペット同伴サイトして使うもの。
したがって、通常時は、キャンピングカーとトレーラーハウスの専用サイトってことですね。
このサイトは、駐車場のようにかなり広い敷地で、手入れの行き届いた芝生がめっちゃキレイです。
サイト内に車両を入れ、周囲にタープを敷設してもOK。
サイト内に木々はなく、解放感にあふれています。
第1サイトや第2サイトのように、混雑することも少なく、周囲のテントを気にすることなく、かなり自由に思いっきりキャンプを楽しめるでしょう。
逆を言えば、ただそれだけなんですよね。
第1サイトや第2サイトのように洞爺湖の直近にテントを張れることもなく、いや、洞爺湖すら見えませんよ、ここ。
トイレも炊事場もありません。
う~ん、このサイトだと、このキャンプ場を選ぶ意味あるのかってすら思っちゃう。
最初にちょっと書きましたが、仲洞爺キャンプ場は昭和44年に開設された、老舗中の老舗です。
当時のキャンプブームは、今のようにキャンピングカーとか車中泊が主流ではなかったのでしょう。
現代のキャンピングカーとなるとメインのサイトでは対応しきれないんでしょうね。
で、急遽、この場を作ったって感じですかね~
まあ、ぜんぶボクの想像ですけど(笑)
ボク個人としては、洞爺湖で水遊びやカヌーをしないのでしたら、湖岸西側にある高規格オートキャンプ場のグリーンステイ洞爺湖がいいんじゃないかって思いますね~
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ゴミステーションについて
このキャンプ場は、ゴミを捨てることができます。
管理棟近くにあるゴミステーションに持ち込みます。
ゴミ収集に関しては、「こんなものまで捨てていいのか!」っていうくらい、受け入れが広いんですよ。
細かい分別は必要ですが、一般的な燃えるゴミや燃えないゴミだけでなく、ダンボールや乾電池もOK!
バーベキューや焚火で出た炭や灰の捨て場所もこちらです。
このキャンプ場のように、細かい分別をしてゴミを受け入れるようにすれば、不法投棄や燃えるゴミに燃えないゴミなどを混ぜて捨てる不届者もいなくなると思うんですよね~
個人的には、有料キャンプ場は、ゴミ処理料金を別途とってもいいんで、幅広くゴミを受け入れてほしいなって思ってます。
ここに限らず、北海道のキャンプ場は、本州以上に野生動物への対策が必要なんですね。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
自分ひとりの問題ではないので、ゴミについては、しっかりルールを守りましょうね。
キャンプ場の利用上の注意事項について
最後に利用上の注意事項を紹介します。
受付時の注意事項や入場までの流れは、すでに説明したとおりです。
禁止事項としては、発電機の使用、ラジオ、テレビ、スマートフォンの音楽や動画の視聴もダメ!
発電機はわかるとして、ラジオもテレビも禁止ってどういうこと?って思うでしょう。
このキャンプ場は、公式サイトで「静かな環境」をおススメポイントにあげています。
なので、音が出るものは原則禁止ってことなんですね。
大音量で音楽を響かせて、「うぇ~い!」されたらたまったもんじゃないですから(笑)
イヤホン等を使って、周りに音が聞こえないようにするなら、問題はないと思いますよ。
第2サイトから降ろせる船は、カヌーなどの非動力船に限られます。
ジェットスキーのようなエンジン付き、ヨットのような帆のついた船は禁止になってますね~
また、第2サイトへはトレーラー付きの車は入れません。
あくまで、車両本体に船が搭載してあることが入場の条件になります。
そして、洞爺湖畔における遊泳は禁止されてます。
「水の事故を避ける為にもくれぐれも洞爺湖畔での危険な行為はしないようお願いします。」とのこと。
釣りについては、6月1日から8月31日まではOKです。
ただし、仲洞爺キャンプ場周辺は釣りの禁止エリアになっていることと、遊漁券が必要なことには注意しましょう。
ほかには、焚火はOKですが、直火は禁止。
花火ができるのは21時までで、周りの迷惑になるような音のする花火はダメなことくらいかな。
ひとつひとつ挙げると細かい決まりごとが多いような気がしますけど、大半がほかのキャンプ場でも決められている基本的な事項だと思いますよ~
温泉施設の紹介
仲洞爺キャンプ場から壮瞥温泉までは車で10分、温泉施設やコンビニエンスストアなどがまとまってる、洞爺湖温泉街までは車約20分。
買い物や温泉に出かけるにも便利な場所にあります。
でも、このキャンプ場の敷地内にも温泉施設があります。
それが、ここ、仲洞爺温泉 来夢人(きむんど)の家です。
木の香り豊かなログハウス風のこの建物は、もともとはキャンプ場の管理棟を兼ねてました。
そのため、センターハウスと呼ばれることもあります。
実はこの建物は、壮瞥町の友好都市であるフィンランドのケミヤルヴィ市から樹齢200年のアカマツを輸入して建てたんだそう。
そう聞くと、ますます利用してみたくなりますよね。
お湯は、加水なしの源泉かけ流しの天然温泉。
泉質は、カルシウム-硫酸塩泉質(アルカリ性低張性高温泉)で、かすかにとろみのある無色透明なお湯です。
内風呂のみで露天風呂はありませんが、バリアフリー対応型の浴室で、ご年配の方、身体の不自由な方でも安心して入浴できますよ~
館内には、本場の金沢うどんが味わえる食事処や広々とした、飲食物持ち込みOKの無料の休憩室もあります。
入浴後、のんびりと過ごしたくなること間違いなし!
利用料金は、大人が450円、小、中学生が140円、3歳以上の幼児が70円で、それ以下は無料です。
いや~さすがは公共の温泉ですね。めちゃ安です。
入浴時間は、キャンプ場の開場期間中となる4月から10月までが、10時から20時30分まで(最終受付20時)
11月から翌年3月までは、10時から19時まで(最終受付18時30分)
休館日は毎週火曜日ですが、7、8月は無休となります。
ちなみに11月から1月上旬までは、町の特産りんごが浮かんだ「りんご風呂」があるんだそう。
モトキャンパーは、なかなか冬の利用はきびしいですが、その時期にも利用してみたいですね~
なお、気をつけたいのは、タオルやボディソープ、シャンプーなどは備え付けてありません。
自前の物を準備しましょう。
まあ、販売はしてるので、忘れても大丈夫ですけどね。
トイレの紹介のときにも書きましたが、 「来夢人の家」は、館内だけでなく、正面出入口の脇にもトイレがあります。
この外のトイレは24時間開放されており、大便用はウォシュレット付きです。
キャンプ場内のトイレが苦手な方は、こちらを利用するといいでしょう。
詳しくは、こちらの壮瞥町の公式サイトをご覧ください。
仲洞爺キャンプ場データ
最後まで読んでくれた方のために、忖度一切なしの情報など。
洞爺湖周辺には、いくつかキャンプ場がありますが、中でもおススメするのは2つ。
1つは西湖畔にある、グリーンステイ洞爺湖。
そして、もうひとつが東湖畔にある、ここ仲洞爺キャンプ場です。
どちらも一長一短ありまして、「天気が良くて、湖水浴など湖で遊ぶ」のなら、迷わず仲洞爺キャンプ場。
「雨などあまり天気が良くない」もしくは「湖に入ることはしない」のでしたら、グリーンステイ洞爺湖を選べばいいでしょう。
ぶっちゃけ、ボクは道内の100か所以上のキャンプ場を見ていますが、その中でもトップクラスに入るほど、この仲洞爺キャンプ場が好きです。
あくまでボクの好みのランキングなので、いいとか悪いとかの基準ではありませんけどね(笑)
施設自体はけっして新しくなく、テントサイトも悪天候に弱いという面がありますけど、それを補って余りある魅力あるキャンプ場ですね。
何と言っても、洞爺湖畔の林間部分にテントが張れる唯一無二のキャンプ場ですからね、ここ。
名前 | 仲洞爺キャンプ場 |
かな | なかとうや きゃんぷじょう |
住所 | 北海道有珠郡壮瞥町字仲洞爺30-11 |
連絡先 | 管理棟(電話番号電話:0142-66-3131) |
管理者 | 壮瞥町観光協会 |
営業期間 | 宿泊を伴うキャンプは、チェックインが11時、チェックアウトが翌日14時
※日帰り利用の場合は、チェックインが11時(毎週金、土、日、ゴールデンウィーク、お盆、夏季期間(7月、8月)の毎週日曜日、シルバーウィーク期間中は日帰り利用不可) ※週末(金、土、日)、祝前日、祝祭日、夏季期間(7月から8月)は、チェックイン9時から ※管理棟の受付時間以外の入場禁止 |
料金 | 一泊大人700円、小・中学生400円
日帰り大人500円、小・中学生200円 キャンピングカーは1台1000円の追加料金 車両乗り入れ可能な第2サイトを利用する場合は、自動車、バイクとも1台500円の追加料金 |
ジャンル | 芝、土のフリーサイト(主に林間サイト) |
施設 | テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場、売店、ゴミステーションなど |
備考 | 温泉街の花火が、キャンプ場内から観覧可能
第2サイトは、車両乗り入れ可、ペット可、カヌーなど非動力船の船降ろし・船揚げOK |