【更新情報】2022年7月
今回紹介するスリーユーパークキャンプ場は、北海道京極町(きょうごくちょう)にある有料キャンプ場です。
テントサイトは、シンプルに芝地のフリーサイトのみ。
利用料金は、テント・タープが1張500円。
(専有面積が8平方mを超える場合には、料金は1000円。キャンピングカー(車中泊)や日帰りでのご利用の場合も1張分の料金)
開場期間は、例年5月上旬から10月中旬まで。
利用にあたっては、原則として2日前までに事前予約が必要。
利用時に現地管理棟で受付をします。
チェックインは、11時から17時の間で、チェックアウトは翌日の7時から11時の間です。
このキャンプ場は、利便性、交通アクセス、設備、ロケーションのすべてが高いレベルにありながら、低料金なんですよ。
キャンプ場の隣りには公共の日帰り温泉施設があるし、目と鼻の先にはコンビニエンスストア。
観光スポットのひとつで、町のシンボルにもなっている公園まで車でわずか1分。
この公園では、名水百選に選ばれた「羊蹄のふきだし湧水」を無料で汲むことができるし、道の駅が併設してあります。
町の中心までは車で2分程度だし、なんなら札幌市内からでも1時間30分で来れます。
利便性と交通アクセスの良さにもほどがあるって感じ(笑)
それでもって、目の前に蝦夷富士(えぞふじ)の異名を持ち、日本百名山に選定されている羊蹄山がドカーンと広がる絶景っぷり。
もちろん、施設もしっかりしてるうえ、料金はテント1張りたったの500円。
入場料も取ってないんで、ぶっちゃけソロのモトキャンパーでもファミリーキャンプでもお値段は同じ。
これでおススメしないわけがないでしょ。
ほんと、そのくらいどこを取っても文句のつけようがない、すばらしいキャンプ場です。
欠点は、利用日2日前17時までの予約が必要なところ。
でもまあ、これは仕方ないかなあ。
とくにここ数年は、コロナ対策もしなくちゃいけなくて、人数制限も行われてるし。
予約は、キャンプ場の管理棟に電話かファックスでします。
最近増えてきた「インターネットによる予約」じゃないんで、出先からでも簡単にできます。
電話の場合は、利用希望日と氏名、住所、連絡先、宿泊日数を伝えるだけ。
午前中は業務が多忙なんで、できれば電話予約は午後からにしてほしいとのこと。
とは言え、利用当日に電話しても、空きがあれば利用できることもあります。
この辺は、柔軟にやってるっぽい。
ソロのモトキャンパーからファミリーキャンプまで、幅広い層におススメできるキャンプ場ですよ~
なお、ペット同伴と焚火は禁止なので、注意してください。
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
京極町の紹介

出典:京極町観光協会
京極町は、後志(しりべし)総合振興局に属する町で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。
町は、羊蹄山のすそ野に広がる丘陵地で、平地は少なく、尻別川の流域が平坦なくらい。
気候は、道内でも有数の積雪量の多い場所です。
町名の京極(きょうごく)は、開拓を主導した方の名字から。
道内の地名では珍しくアイヌ語から転じたものじゃないんですね~
もともとは、お隣の倶知安村(現倶知安町)の東側に開いた京極農場が始まり。
開拓が進むと集落に住む方々の間に独立の機運が高まって、明治43年に「東倶知安村」として倶知安村から独立しました。
大正時代には、鉱山が発見されて本格的な開発が進み、東洋一の鉄鋼鉱山と言わるほどに。
人口も急増して、一時は1万人を超える隆盛ぶりでした。
昭和に入ると冷害と水害によって凶作が続き、村は疲弊します。
この時、開拓の祖である京極家がを解散して、小作人に農地を開放しました。
これに感謝した農民たちが京極家への感謝を込めて、村の名前を京極町に改めたんだって。

出典:京極町観光協会
昭和45年に鉱山が閉山すると一気に過疎化が進み、米の減反政策もあって、水稲から畑作への転換。
現在は、男爵いもの名産地として知られるようになりました。
昭和60年にふきだし湧水が日本名水百選に選ばれると、ふきだし公園を訪れる観光客が急増。
京極町は、名水の里、水の町としても有名です。
羊蹄山に降った雨や雪は地下に浸透し、数十年の歳月をかけて京極町に湧出しているんですね~

この湧水口がある場所を「ふきだし公園」として整備し、今では毎年80万人以上の観光客が訪れるほどに。
公園内には、湧水が流れ込む大きな修景池があり、遊歩道や噴水、遊具施設や展望台などが点在するほか、三十三観音像や不動明王がまつられており、霊場としても知られています。

この「ふきだし湧水」ってのが何気にすごくて、平均湧出量は一日約8万トン。
これは、一般的な家庭の水道使用量の約30万人分に相当する水量なんだそう。
環境庁「名水百選」(昭和60年)、国土庁「水の郷百選」(平成8年)や「北海道遺産」(平成13年)に選ばれているほどの名水なんですよね~

地元の方から聞いた話だと、この水って、60年くらい前のものらしい。
つまり、60年前に降った雨や雪が、今になって湧き出てる。
そう考えると、なんかすごいですよね~

「んじゃあせっかくなんで」ってがぶがぶ飲んだあと、注意書きを見てみたら、「煮沸してから飲め」って書いてありました(笑)
胃腸が丈夫なおかげで、お腹を壊すことはなかったけど、みなさんは、注意してくださいね。
ちなみに「じゃがいも」や「名水」を代表とする特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は京極町へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
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【ふるさと納税】京極の名水 500ml×24本 ペットボトル[北海道京極町]羊蹄のふきだし湧水 【飲料・ドリンク・飲料類・水・ミネラルウォーター・名水】
スリーユーパークキャンプ場までのルート
キャンプ場は、町の中心から車で2分ほど。
って言うか、町のど真ん中あたりにありますよ、って書いた方が正確か(笑)
近隣自治体と繋がるメイン国道276号線沿いの西側、尻別川流域にあります。
京極町は、それほど大きな町ではありませんが、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ガソリンスタンドなどの商業施設はそろっています。
そして、日帰り入浴ができる公共の温泉宿泊施設が敷地のすぐ隣りに建っているってのがデカイ!
交通アクセス、利便性ともに言うことなしなんですよね~
場所は、地図で見てもわかりやすく、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、近くまでは行けると思います。
ただし、キャンプ場は、道道から奥まったところにあるんで、道路からは見えません。
入り口に案内板が出てるんですけど、小さいし、なにより京極温泉の建物が目立つんで、はじめていった方は見落とすかも。
位置で言うと、京極温泉の裏手になるし、温泉の駐車場と繋がってるんで、京極温泉を目印に行くと間違いないですよ~
スリーユーパークキャンプ場を紹介するよ
スリーユーパークキャンプ場は、その名前からピンときた方がいるかも。
パークと付いているように、公園の中にあるキャンプ場なんですよ。
このスリーユーパークは、羊蹄山のふもとという、恵まれた自然環境の中にあって、キャンプだけでなく、テニスやパークゴルフなどを楽しむことができます。
旅行客だけでなく、地域住民や近隣自治体に住む多くの人の交流拠点の場になってるんですね~
ちなみに、「スリーユー」の由来は、京極町が行うまちづくり計画の柱となる、「湧」「遊」「友」の3つの「ゆう」からきています。
「湧」は、湧き出る京極町の名水から。
「遊」は、地域産業を活かした京極型リゾートから。
「友」は、町内外の人たちとのしあわせから。
それぞれのコンセプトを持ち合わせているということで、スリーユーパークって名前になったんだって。

出典:京極町 公式サイト
スリーユーパークの全体図は、こんな感じ。
京極温泉の北側に広がっています。
公園内には、陸上競技場、ゲートボール場、テニスコート、パークゴルフ場があって、キャンプサイトは一番奥(北側)。
「ふきだし公園」に繋がる樹林帯に沿うような形で、テントサイトが作られています。

このキャンプ場のメリットとして、利便性や交通アクセスの良さを挙げてきましたが、逆を言うと、「大自然に囲まれ感」は少ないですね~
北海道ならではのどこまでも広がる景色とか展望の良さ、自然が生み出した奇跡の絶景みたいなものは、残念ながらありません。
羊蹄山を除けば、間近に見えるのは、テニスコートのフェンスとか、温泉施設など建造物の屋根とかですから(笑)
「オレは、全身で北海道らしさを感じたいんだ!」って方には、ちょっと物足りないかも。
変な言い方になるかもしれませんが、要は「整備されすぎ」なんですね。

じゃあ、ロケーションが悪いかっていうと、ぜんぜんそんなことはありません。
テントサイトの西側にある樹林帯は、自然豊かだし、近くを小川が流れているし。
景色に関してマイナスに思う心は、羊蹄山が姿を現せば、すべて吹き飛ばしてくれます。
管理棟(受付)について

道道からスリーユーパークの施設内に入ると、場内道路が北に向かって伸びています。
右手に見える、ロケットのような屋根が飛び出た建物が、管理棟。
道路の左側がゲートボール場、右側がパークゴルフ場ですね。

場内道路は一方通行になっているんで、まずは突き当りまで進んで、Uターンするように戻ってきてください。
管理棟の目の前が駐車場になっています。

これが管理棟。
まずは、受付をしましょう。
出窓のところが受付窓口です。
管理人さんは、朝の7時頃には出勤していて、だいたい夕方17時頃まで常駐しています。
受付については、原則として、
※ 利用日の2日前までに電話かファックスによる事前予約が必要
※ チェックインは、11時から17時の間。チェックアウトは翌日の7時から11時の間
※ 日帰り利用(デイキャンプ)設定は、ありません
となっています。
利用料金は、
※ 利用料金は、テント、タープが1張500円
※ 専有面積が8平方mを超える場合には、料金は1000円
※ キャンピングカー(車中泊)や日帰りでのご利用の場合も1張分の料金
です。
入場料はありませんので、1人でもテントとタープを張れば1000円かかりますし、家族4人で1つのテントなら500円です。
料金については、激安と言っていいほどの値段設定だと思いますよ~

受付をして料金を支払うと、許可証を渡されます。
これは、テントやタープを設営後、外から見えるところに掲示しておいてください。
翌日の早朝7時前くらいに管理人さんが回収しにやってきます。
テントでゆっくり寝ていても勝手に持って行くので問題はありませんが、びっくりしないように(笑)

ほかにもキャンプ場の利用案内などを渡されるので、一読しておくといいでしょう。
ここは、コロナ対策の関係で、2日前まで事前予約が原則なんですが、お話をお伺いしたところ、予約なしに直接来ても対応してくれることもあります。
とは言え、イレギュラーなことを求めることになるし、そもそも空きがなければ無駄足です。
少なくとも、利用前にまずは電話をしてみるべきでしょうね。
また、利用客数の制限や利用可能なキャンプサイトの限定、健康チェックシートの提出など感染予防対策も行っているので、ご協力をお願いします。
詳細、予約については、京極町の公式サイトから確認してくださいね~

ちなみに中はこんな感じ。
ログハウス風のかなり立派な建物で、パークゴルフ客とかの休憩所も兼ねてます。
木製のテーブルやイス、清涼飲料水の自動販売機が設置。

キャンプ客が使うことはあまりないとは思うんですが、飲み物を買うだけなら、ここで事足りますね~
室内は全面禁煙なので、ご注意ください。
テントサイトについて

テントサイトは、管理棟のさらに北側、公園の最奥のエリアです。
向かい側にテニスコートと駐車場があります。
このテニスコート脇の駐車場がテントサイトに一番近いんで、空いていれば、みなさん、こちらに駐車してる感じ。
もちろんバイクを止めてもOK。
アスファルト舗装の平坦な駐車場で、白線で区画割りがされています。
荷物満載の大型バイクでも安心して止められますよ。

テントサイトは、テニスコート駐車場のちょっと北側。
テニスコートのすぐ隣りが芝地になってますけど、そこはテント設営禁止。
場内の通路のさらに奥側がテントサイトです。
駐車場の先の芝地の部分から先は、車両の乗り入れ禁止になっています。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、テントサイトはこのエリア内だけ。
現地には、ロープが張ってあって境界がわかるようになってるんで、まず間違うことはないから大丈夫。
駐車場から一番離れた地点までは100mくらいあります。
車の乗り入れはもちろん、横づけもできないんで、荷物の多いファミリーキャンプの方は心配でしょう。

管理棟の脇にリヤカーが置いてあるので、こちらを使ってください。
場内通路は舗装されているし、サイト内はすべて平坦なので、それほど苦労はしないと思います。

テントサイトはこんな感じ。
全面芝地のフリーサイトです。
分かりやすく言うと、手入れの行き届いた芝生のグラウンドですね。
自然の地形を生かした場所とか、丘陵地を切り開いた場所に作ったテントサイトとかじゃないんで、地形はどこも一緒。

山も谷もないし、地面がうねってるところもありません。
ただひたすらにめっちゃキレイな芝生が広がっています。

サイト内には木の一本も生えてないし、目の前に湖があるわけでもない。
うっそうとした森の中にある森林キャンプ場でもないし、海岸線にあるキャンプ場のように白砂青松の絶景が楽しめることもない。
そういう点では、「面白みに欠ける」テントサイトなのかもしれません。

でもね、むちゃくちゃ快適なんですよ、このテントサイト。
いやもうね、ボクが行ったときは芝の手入れ直後だったんで、完璧に近いくらいの状態でした。
「芝はちょっと長めかな」くらいなので、めちゃふっかふか。
マジで、スリーピングマットなしでも、熟睡できるレベル。
ヘタしたら、高規格のオートキャンプ場よりいいかも。
ほんと、そう思うくらいでしたね~
この日の夜まで大雨が続いてたんですが、水はけはバツグンに良く、ペグの刺さりもバッチリでした。

そんなわけで、このキャンプ場のテントサイトは、場所によっての差があまりありません。
展望はどこも同じだし、地面もどの場所もきっちりしてるんで凹凸もなく、「ここがおススメですよ~」的なところはないかな~
しいて言えば、西端が樹林帯になっていて、木々の間を「ふきだし公園」から尻別川へ繋がる小川が流れています。
テントサイトの中心は人工的なグラウンドっぽいけど、この一角だけは自然が感じられますね~

あとは単純に便利さで決めるって感じ。
トイレに近いとか、炊事場に近い場所とか。
荷物がたくさんあるファミリーキャンプの方は、やっぱり駐車場に一番近い位置にテントを張ってる方が多いかな。
テントサイトは、市街地近くの公園内にありますが、交通量はそんなに多くないせいか、夜でも騒音らしい騒音は感じませんでした。
季節によっては、羊蹄山からの吹き下ろしの風が強く吹くときもあるみたいですね~
ボクは、小川に近い場所にテントを張ったんですけど、けっこう蚊がいました。
6月中旬で、夏前の陽気にもかかわらず、です。
虫対策もお忘れなく!

テントサイトには、区割りはありません。
事前予約をしても場所の確保はしないため、設営の場所は先着順。
ボクが利用した時期は、コロナ対策で入場制限とかしてたんで、敷地内に余裕をもってテントを張れる人数しか受付をしてませんでした。
夜間照明については、通路沿いに街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。
ただ、テントサイトの端から端まで明るく照らしてくれるわけではありません。
照明器具は忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKです。

テントサイトの北と南の端には、東屋がひとつずつあります。
これは南の端にある東屋。
金属屋根に4本柱のなかなかに大きな建物です。
芝地の上に直接建ってるんじゃなくて、床はブロック敷き。
雨の日でも足元が濡れにくい造りです。
周囲に壁はありませんが、樹林帯の真横にあるため横風に強く、悪天候時の避難先にも使えます。
大きな屋根の下には、木製のテーブルとベンチシートが2つ設置。
雨除け、日よけとしての機能は十分なので、散歩の途中で休憩したり、食事に使ったりもできますよ~
雨の日は、ここでテントをたたんだりできるんで、めっちゃ使い勝手がいい!
天気があまりよくないときは、とくにモトキャンパーは、この東屋近くにテントを張ると便利でいいと思います。
トイレについて

トイレは、テントサイト内に1か所だけ。
位置で言うと、南西角。ちょうど東屋の向かい側にあります。
場内通路沿いに設けられていて、段差のないバリアフリー対応型。
屋根も大きく、周囲にブロックが敷かれているんで、雨の日でも足元が濡れずに行き来できます。
デザイン的には、東屋と同じようなログハウス風で、男女身障者別。
入り口にはドアがあり、中に虫などが入らないような造りです。

こちらが男性用。
中はそれほど広くはありませんが、入り口脇には鏡付きの洗面台が2つあります。

壁と床には、白系のミニタイルが張られています。
パッと見て分かる通り、めっちゃ掃除が行き届いていてキレイ。
小便器は水洗式が2つ。

大便用は、ウォシュレット付き水洗洋式便座が1つ。
こっちもキレイに掃除してあり、ピカピカです。
ここは有料キャンプ場なので、当たり前ですけど、予備のトイレットペーパーまでちゃんと備え付けてあります。
マジ、隅々まで管理が行き届いたトイレですよ~
「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)

これは身障者用トイレ。
言うまでもなく、掃除はバッチリで、めっちゃ清潔です。
一般トイレと同じように、ハンドソープ、消毒液、便座クリーナーが揃っています。
ただ、このトイレはウォシュレット付きじゃないんですよね。
炊事場について

炊事場もテントサイト内に1か所だけ。
テントサイトの南端、テニスコートのフェンス沿いにあります。
管理棟や駐車場がある場所からトイレに行く途中の場内通路沿いですね。

こちらもトイレ同様、段差のないバリアフリー対応型。
屋根の部分が大きく、周囲にブロックが敷かれているんで、雨の日でも足元が濡れずに利用できます。
構造は、シンプルに中央部分に洗い場があるだけ。
昔ながらの「かまど」はありません。
まあ、最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますからね。
とくにファミリーキャンプの方は、個人でバーベキューコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。

中央にコンクリート製の洗い場が設置してあって、シンクはステンレス製。
横に広く、浅底の造り。

シンクは一つずつ仕切りがあり、シンク1つにつき蛇口1つ付いていて、片側に4か所。
両側合わせて8か所の万能ホーム水栓が付いています。
公園とかによくある吐水口が回転するタイプで、水を飲むにも便利なんですよね。
調理台はありませんが、シンクの天板が広いので、ちょっとした食材や食器などは置くことができます。
水は、そのまま飲用が可能です。
「名水の里」をキャッチコピーにしているだけあって、当然、ここの水も羊蹄山の湧き水・・・なのかどうかは不明(笑)
もちろん、電灯もあるので、暗くなってからも使うことができます。

このキャンプ場は、ごみは各自持ち帰りなんですが、炭や灰を捨てる容器が炊事場内に置いてあります。
有料キャンプ場でも、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
利用上の注意事項について

キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
利用前に管理棟で受付をすること。(原則、予約が必要)
駐車場以外の場所への駐車禁止。(芝地への車両乗り入れ禁止)
花火をしたり、発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
ペット同伴の禁止。
ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはサイトごとに分けている所が増えてきてますね。
そして、焚火は全面禁止です。
直火の禁止ではなく、焚火自体がダメです。
ちなみに、バーベキューコンロでの炭の使用と、いわゆるカセットコンロなど直接芝を傷めない道具を使っての煮炊きはOKです。
ひとことで言ってしまえば、ただ火を燃やすだけはダメってこと。
焚火ファンのみなさん、めっちゃがっくりきていることと思います。
一昔前は、道内の森林キャンプ場でもけっこうゆるい感じの規制だったんですが、最近は、監督官庁から厳しく指導されているみたい。
このキャンプ場以外でも、焚火のみが全面禁止になった場所が結構あるんですよ。
このキャンプ場は、夜間は管理人さんがいないので、火事の危険を考えると仕方ないのかも。

そして、ぜったい守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
消し炭や灰などは、炊事場にある専用の容器に入れてください。
温泉施設の紹介

出典:京極町観光協会
京極町のお隣りの倶知安町とか、蘭越町、ニセコ町には、たくさんの温泉があることで知られています。
京極町には、そんな老舗の温泉郷には一歩譲るものの、「ひとっ風呂浴びてくっか」ってな感じで、気軽に寄ることのできる日帰り温泉施設があります。
それが、「京極ふれあい交流センター京極温泉」です。
ここは、いわゆる公共の温泉で、施設は充実していて管理はバッチリ。
設備は清潔だし、料金は格安!
言うことなしの温泉施設です。
おっとそうそう、場所はキャンプ場から歩いて行けるほど近い。
っていうか、同じ敷地内みたいなもんです。

出典:京極町観光協会
浴室は、一般的な浴槽のほか、泡風呂や石風呂、水風呂、ドライサウナ、そして、自慢の絶景露天風呂があります。
施設自体は、そんなに大きくはないんですけど、温泉ファンも納得の充実した浴室なんですよ~

出典:京極町観光協会
風呂に浸かりながら眺める羊蹄山がめっちゃキレイです。
まさに「絶景」露天風呂の名にふさわしい景色です。

出典:京極町観光協会
面白いのは水風呂で、羊蹄山の湧き水を使用してるんだって。
さすがは、羊蹄山がはぐくんだ「ふきだし湧水」の町ですね~
泉質は、ナトリウム - 塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性温泉) 。
この泉質は、一般的に「傷の湯」とか「脳卒中の湯」などと呼ばれることのある泉質です。
硫酸イオンは、肌に張りと潤いを与えるしっとり効果があるため、「若返りの湯」とか「美肌の湯」とも。
基本的に無色透明で、いわゆる温泉臭はありません。
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復・冷え性・切り傷・火傷など

出典:京極町観光協会
営業時間は、10時から夜の21時まで(最終受付20時30分)
定休日は、毎月1回月曜日です。
入浴料金は、中学生以上600円、小学生300円、未就学児は無料です。
さすがは、公共の温泉、リーズナブルなお値段ですね~
京極温泉は、観光客ばかりでなく、地元の方や近隣自治体の方も多く訪れ、週末ともなれば、かなり混み合います。
とくに夜は地元の方で大賑わい。
混雑を避けるのでしたら、キャンプ場のチェックアウト前後のがいいかも。

出典:京極町観光協会
特産品、お土産品の販売もあって、地物産直野菜、地元の名菓など多数取り揃えています。
大広間や食堂も併設されているので、お風呂上りにゆっくりくつろぐのもいいですね。
なお、詳細は、京極町観光協会の公式サイトをご確認ください。
スリーユーパークキャンプ場のデータ
| 名前 | スリーユーパーク キャンプ場 |
| かな | すりーゆーぱーく きゃんぷじょう |
| 住所 | 北海道虻田郡京極町川西 |
| 連絡先 | スリーユーパーク管理棟(電話番号:0136-42-2189)、京極町 教育委員会生涯学習課(電話番号:0136-42-2700) |
| 管理者 | 京極町 |
| 営業期間 | 例年5月上旬から10月中旬まで |
| 料金 | テント・タープ1張500円(要予約・現地で受付) |
| ジャンル | 芝地のフリーサイト(車両の乗り入れ不可) |
| 施設 | 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ、東屋、駐車場 |
| 備考 | ゴミ持ち帰り(炭、灰のみ廃棄可)、焚火禁止、ペット同伴不可 |
