【更新情報】2022年7月
今回紹介するグリーンステイ洞爺湖は、北海道の洞爺湖町(とうやこちょう)にある高規格キャンプ場です。
(高規格キャンプ場とは、一般的なキャンプ場と比較して、快適な環境、設備が整っているキャンプ場のこと)
管理は町がしており、利用にあたっては、電話による事前予約だけでなく利用当日に直接キャンプ場で申し込んでも大丈夫!
ペット同伴に規制のあるキャンプ場が多い中、ここはすべてのサイトでペット同伴OK!
モトキャンパーからキャンピングカーの家族連れまで、み~んながめっちゃ利用しやすい場所ですよ。
なお、開場期間は、例年4月下旬から10月下旬となっています。
グリーンステイ洞爺湖は、北海道内にある高規格キャンプ場の中でも老舗中の老舗です。
このキャンプ場のおススメポイントは、「充実した設備と整った環境、リーズナブルな価格」ってとこ。
高規格キャンプ場なんで、設備が充実していることは当たり前ですね。
そのうえ、それほど料金が高くないんですよ、ここ。
電源付きのサイトは定員5名で5,000円と一見それなりの値段ですが、入場料を別途徴収していないため、人数が多いほどお得になります。
つまり、5人の場合、一人頭1,000円です。
ね?一般的なキャンプ場とそれほど変わらないでしょう?
もちろん、バイクの場合は、なんとたったの700円!
道内でも屈指の観光地、洞爺湖のすぐ近くにある高規格キャンプ場がこの料金で利用できるんですから、利用しないなんてウソでしょ(笑)
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
洞爺湖町とグリーンステイ洞爺湖のルート紹介
グリーンステイ洞爺湖は、北海道の胆振(いぶり)総合振興局にある洞爺湖町にあります。
一般的に道央圏と呼ばれる位置ですね。
洞爺湖町は、その名が示す通り洞爺湖はもちろん、有珠山(うすざん)や内浦湾(うちうらわん)など観光資源に囲まれた町で、年間250万人以上の観光客が訪れる観光地です。
2008年(平成20年)に通称「北海道洞爺湖サミット」が開催されたことでご存じの方も多いと思います。
翌年には、町域のすべてとなる洞爺湖有珠山ジオパークが、日本国内初の「世界ジオパーク」に認定されました。
洞爺湖町は、気候的に見ると太平洋側に属し、道内では最も温暖な地域となります。
冬の降水量、つまり雪は少なく、気温もマイナス10度以下になることはめったにありません。
本州でも暖かい地方にお住まいの方からすれば、「マイナス10度」の基準を疑問に思うかもしれませんが、まあ、北海道の中では暖かい方だってこと(笑)
7月から8月にかけては本州と同じように夏型の気候となって気温も上昇するけど、季節風が吹き、涼しく過ごすことができます。
7月にサミットが開催されたことからもわかるように、めっちゃ快適な町なんですよ~
さて、グリーンステイ洞爺湖は、その洞爺湖町の中心地から距離約7.0km、車でわずか10分です。
最寄りの道央自動車道「虻田洞爺湖IC」からも、だいたい同じくらい。
ボクのように本州からフェリーで行く方も多いと思うんですけど、苫小牧港からだと約2時間。
函館港からだと、約3時間です。
日中にフェリーで北海道に到着したのなら、最初の宿泊地としてもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、温泉施設やコンビニエンスストアなどがある、洞爺湖温泉街までは車でたったの5分です。
洞爺湖畔という最高の立地にして、まちの喧騒から離れた自然の中とは思えないほど利便性が高いんですよね、ここ。
はじめてキャンプをする方から家族連れまで、幅広い層におススメできるキャンプ場ですよ~
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グリーンステイ洞爺湖を紹介するよ
グリーンステイ洞爺湖は、オープンが1991年と、なんと30年以上もの歴史あるキャンプ場です。
高規格キャンプ場としては、北海道内登録第1号の老舗オートキャンプ場でもあります。
30年以上前に作られたと聞くと、「施設が老朽化してるんじゃないの?」って思う方もいるでしょう。
心配ご無用!
高規格の名に恥じない充実した設備と、隅々まで手入れの行き届いた施設は健在です!
また、「オートキャンプ場」って、利便性を追求するあまり景観がイマイチってところもありますけど、グリーンステイ洞爺湖は、その恵まれた立地条件を生かした非常に自然美しいキャンプ場になっています。
そのあたりは、「さすがは北海道の老舗オートキャンプ場」と、うならざるをえませんね~
キャンプ場までの道順について
キャンプ場は、洞爺湖の西側湖畔にありますので、国道230号線を通って向かいます。
場所は、ナビゲーションシステムの案内に従って進めば、間違いなく到着します。
ただ、キャンプ場直近の入り口が少しわかりづらいかもしれません。
洞爺湖温泉街から国道230号線を通ってキャンプ場に向かうと、写真のような道道578号線との分岐があります。
結論から申し上げますと、どちらの道を通ってもキャンプ場に行くことが可能。
ただ、道道から向かうと、「裏道を通るルート」っぽくなるため、初めての場合は素直に国道を進みましょう。
道道との分岐から約1.5km北上すると、キャンプ場の案内板があります。
ここを曲がりましょう。
キャンプ場までの道は、S字カーブのようになっていますが、道幅は広く、舗装されているため、大型バイクやキャンピングカーでも全く問題なく通行できますよ。
細かいことかもしれませんが、入場までの道がきっちり整備されているかどうか、けっこう重要なポイントだと思っています。
ほどなくしてキャンプ場が見えてきます。
入場前に、まずはセンターハウス(管理棟)へ行き、手続きをしましょう。
センターハウス(管理棟)について
入場ゲートのすぐ隣にある、ひときわ大きな建物がセンターハウス(管理棟)です。
目の前に受付専用の駐車スペースがあるので、まずはそこに駐車し、受付をしましょう。
原則として、
※宿泊を伴うキャンプは、13時から翌日の12時まで
(チェックインは13時から18時までの間、チェックアウトはテントサイトは12時、ロッジは10時、バンガローとキャビンは11時)
※日帰り利用の場合は、11時から16時までの間
となっています。
管理棟は、8時から18時までの間は職員が在住しており、受付や案内などの業務を行っています。
予約は、ネット予約はなし、電話のみの対応で、たとえキャンセルしたとしてもキャンセル料金はかかりません。
なので、利用を取りやめる場合は、早めに連絡しましょうね。
管理棟は、売店も兼ねているんですが、その商品の充実度がハンパない!
生鮮品を除く食料品と飲料品、酒類はもちろん、日用品や木炭などのキャンプ関連商品までも販売しています。
ここはコンビニか、スーパーか?って感じ(笑)
ボクは、高規格キャンプ場に行ったことが、ほとんどありません。
なので、ここが他と比べてどうなのかわかんないんですけど、いや、ほんと充実した品ぞろえですね。
洞爺湖の名物「ぐる巻きソーセージ」は当然のように、そして、氷にアイスクリームもありますよ。
レンタル品として、テントやタープ、寝袋までありますから、マジ、手ぶらで来てもキャンプができちゃいます。
コンビニエンスストアのある温泉街まで車で10分もかからない場所にあるキャンプ場ですが、その買い物に出かけることすら不要かも。
営業時間は、原則8時から18時まで。
なお、このあと紹介する管理棟内の設備、コインランドリー、コインシャワー、トイレとコミュニティースペースは、なんと24時間利用可能!
このサービスが、どれほどありがたいかは、キャンパーの皆さんならわかっていただけるはず。
ほんと、おススメのキャンプ場ですよ、ここ。
こちらが、管理棟内にあるコインランドリー。
北海道は、長期キャンプやツーリングだけでなく、徒歩や自転車による日本一周をしている方も多くいるため、洗濯機や乾燥機を設置しているキャンプ場も多々あります。
もちろん、ここグリーンステイ洞爺湖にもちゃんと置かれていました。
さすがは老舗の高規格キャンプ場ですね~
抜かりはありません。
利用料金は、洗濯機が300円で60分、乾燥機は100円で30分の稼働です。
こちらはシャワー室。
このキャンプ場は、温泉街がすぐ近くにはありますが、たとえば悪天候時、バイクで出かける気にはなりませんよね。
あとは、水遊びのあととか。
そういう時に、さっとシャワーで軽く汗を流せるのはありがたい。
料金は、ほとんどの道内のキャンプ場と同じ、5分100円です。
女性だと5分は短いのかな。
ボクは、5分で頭からカラダまでバッチリ洗えるので、たったの100円で移動もせずにキレイになるなんて、めっちゃ得した気分になりますが(笑)
シャワールームは、めっちゃ清潔でマジきれいです。
写真で伝わるかな?
脱衣場も含めて、けっこうな広さがあります。
親御さんが小さなお子さんと一緒に入っても窮屈にならないほど。
家族連れの方だと、わざわざ温泉街まで総出で出かけなくても、お風呂はここでシャワーですますってのもお手軽で、逆にいいかも。
こちらは管理棟内にあるトイレです。
もちろん、テントサイト内にもきっちり掃除されたキレイなトイレはあります。
でも、こちらには、アレがありますからね。
そう、ウォシュレットです。
使う使わないにかかわらず、あるとやっぱり設備の充実したワンランク上のキャンプ場って気がします(笑)
トイレットペーパーホルダーは、何と4つ!
スタッフのいない夜間でも、「ぜったい紙切れなんてさせないぜ!」っていう、強い意思を感じますね(笑)
ピカピカに磨き上げられた小便器は2つ。
夏場は稼働しないのでしょうが、暖房設備もありました。
洋式が苦手な方のために、和式便器もあります。
こちらも、トイレットペーパー切れなど起こさせません(笑)
洗面台はこんな感じ。
最初に説明したように24時間使用可能なので、管理棟近くのサイトがめっちゃ便利なんですよね~
ここは、管理棟の一角、コミュニティスペースです。
テーブルやイスだけでなく、飲料水の自動販売機やごみ箱、無料のWi-Fiまであります。
もちろん、ここも24時間開放されているので、キャンパー同士で交流を深めるのもいいですね。
ボクのようにソロキャンパーの場合でも、狭いテントの中にいるより開放感のあるこの場所で、ゆっくりと時間をすごせてマジ最高!
キャンプ場内の案内図や利用案内、注意事項が掲示されているので、ざっと目を通すのもあり。
洞爺湖温泉の割引券も置いてありましたよ。
管理棟ひとつだけ取ってみても、ほんと使い勝手のいいキャンプ場だと思いましたね~
利用料金について
利用料金についての詳細は、公式サイトで確認してくださいね。
簡単に説明すると、こんな感じです。
ロッジ(40平方メートル) 電源・水道・トイレ付 |
定員10人 | 1棟1泊 15,000円 |
---|---|---|
キャビン(16平方メートル) 電源・水道付 |
定員 6人 | 1棟1泊 10,000円 |
バンガローA(9平方メートル) 電源・水道・デッキ・イス付 |
定員 4人 | 1棟1泊 8,500円 |
バンガローB(9平方メートル) 電源付 |
定員 4人 | 1棟1泊 8,000円 |
キャンピングカー専用 電源・上下水道完備 |
定員 5人 | 1泊 6,000円 |
キャンプB-1 電源付 |
定員 5人 | 1泊 5,000円 |
キャンプB-2 | 定員 5人 | 1泊 4,000円 |
二輪専用 | 1人1泊 700円 |
これに、ごみ処理代金が別途かかります。
バイクソロキャンパーのボクは、100円でした。
(写真は、受け取ったゴミ袋とバイク駐車時にサイドスタンドの下に敷く板)
ちなみに、「ゴミを捨てないということならどうですか?」ってちょっといじわるな質問をしたら、やっぱり100円かかりますとのこと。
なので、バイク1名での利用の場合は、料金は実質800円ってことですね。
まあ、その辺は料金設定の都合上、いろいろ考えた末のことなんでしょう。
(周辺のほかのキャンプ場の料金との兼ね合いとか、かな)
ぶっちゃけると、ボク個人としては、有料キャンプ場のすべてがゴミ処理料金を取っていいと思ってます。
ちゃんとお金をとって、きっちり処理したほうが、不法投棄とかなくなると思うんですよね~
なお、日帰り利用の場合は、下記のとおりとなります。
個人 | 団体(大人・小人15名以上) |
高校生以上 1人500円 | 高校生以上 1人200円 |
小・中学生 1人200円 | 小・中学生 1人100円 |
テントサイトについて
このキャンプ場は、現在は完全区画制。
二輪用のフリーサイトもあることはありますが、よほどの混雑じゃなければ使われないよう。
そのため、通常はバイクでもオートサイトを利用するってことに。
そう考えると、700円ってのは格安かも。
こちらがグリーンステイ洞爺湖の案内図。
ロッジやバンガロー、キャビン、キャンピングカー専用サイトを含め、AからLまでのサイトに区割りされています。
電源ありのサイトは全部で12区画、電源のないサイトは105区画あります。
混雑していなければ、基本的に自由にサイトを選ぶことができます。
つまりは早い者勝ち。
もちろん、ボクのようにモトキャンパーは電源なしサイトから選ぶことになりますが。
気をつけたいのは、電源ありのサイトが一つの区画にまとめられていないこと。
各区画内に電源ありのサイトが混在してるんですね。
電源があるサイトは、B、D、F、I、Jの区画にあります。
電源の上限は15A。
お車利用の方の参考になれば。
なお、入出ゲートはボクが利用したときは、24時間開放されてました。
管理スタッフのいない、夜間、早朝の出入りも自由でしたね。
夜に買い物に行きたい方、朝早く出発したい方でも、ぜんぜん問題ありませんよ。
さて、キャンプ場は丘陵地を切り開いたような場所にあります。
そのためテントサイトは、出入口のゲートから洞爺湖に向かって、ゆるやかに傾斜しています。
当たり前ですけど、サイト自体はきっちり整地され、平坦そのものですよ。
芝生は美しく、さすがは老舗の高規格オートキャンプ場と言ったところ。
では、まずボクが利用したJ区画から紹介しましょう。
案内図で言うとこのあたり。
ここは、バンガローのA区画を除けば、管理棟にもっとも近い場所。
丘陵地の高台のほうにあり、眺めも上々。管理棟へのアクセスよし!
残念ながら、管理棟にあるWi-Fiは届かず使えなかったけど、スマホはバッチリです。
ソロのモトキャンパー視点で見ると、J区画はイチオシの場所。
砂利の部分が駐車場。
テントサイトは、キレイに刈り込まれたふっかふかの芝の部分。
スリーピングマットがなくてもいいくらいでした。
電源サイトも4つほどあるんですけど、この日は「すべて電源をオフにしているので、どこを使ってもいいですよ」とのことでした。
木陰はほとんどありませんが、利便性が高いので、ハイシーズン中は、より管理棟に近い区画は予約必須でしょうね~
場内を走るメインの道路は、完全舗装。
時計回りに一方通行になっています。
でも、各テントサイトへ向かう通路と駐車場は、砂利敷未舗装なんですよね。
ガッチリ踏み固められているので、車なら全く問題ありません。
それでも、やはりバイクは転倒しないよう注意が必要かな。
サイドスタンドの下に敷く板も管理棟で貸してくれますよ。
それでは、ほかの主だった区画を簡単に紹介しますね。
まずは、管理棟のすぐそばにあるA区画。
ここは、バンガローのみのサイトです。
トイレは管理棟を使って、炊事場は中央の多目的広場の横が近い。
次は、電源サイトのあるB区画
木々の間から洞爺湖が見えますね。
炊事場に近く、管理棟からもそれほど離れてません。
隣りにあるC区画は、電源なしの一般的なオートサイトという違いがあるくらいで、環境的にはほぼ同じ。
サイト同士が隣り合ってる場所もあって、かなり広いスペースが利用できたりもします。
グループキャンプとかに向いてると思いますね~
次は洞爺湖に一番近いE区画
目の前に洞爺湖が広がる、と言いたいところですが、洞爺湖は道路を隔てた向こう側。
生垣やたくさんの木が植えられていて、見通しバッチリとは言えませんね~
高さ的にも一番低い位置になります。
それでも、湖に近く、開放的な空間が広がることから、家族連れの方には人気のある区画のようですね~
個人的には、やっぱり高台にあるJ区画が好きですけね(笑)
洞爺湖を間近に見るためには、キャンプ場を出て道路を横断しなければなりません。
付近の交通量は多くありませんが、観光客の車が走ってるんで、お互い交通事故には気をつけましょう。
次は、場内の東端にあるG区画です。
木々に囲まれた林間サイト風。
緑豊かで自然がより近く感じられますね~
涼しげだし、夏らしさにあふれていて、とってもステキなサイト。
その反面、洞爺湖が全く見えません。
炊事場とトイレに近いので、なかなかに便利です。
次は、多目的広場の直近、I区画。
I区画は、G区画に近いためか、やはり緑豊かな印象です。
全体的に開けた場所で、解放感がたっぷり。
生い茂る木々の間から、少しだけ洞爺湖が見えますね~
ぶっちゃけ、このキャンプ場はどの区画でもきっちり整備されていて、トイレと炊事場も不足なくあります。
ここがいいとか、悪いとかと言えるほどの差はありません。
どこにテントを張るかは、キャンパーの好みによるところが大きいでしょう。
ここは、場内中央にある多目的広場。
芝生がすっごくキレイ。
木製のベンチとテーブルが置かれています。
子供さんを遊ばせるには最高の場所ですね~
遊具は、ブランコと滑り台が申し訳程度に置いてありました。
物に頼らず、全力で駆け回ってくださいってことかな(笑)
次は、場内で一番高台にあるK区画。
ここは、すべて電源サイトとなっていて、キャンピングカー用のサイト、バンガローとキャビンがあります。
ゲートを入って、すぐ右手にあり、管理棟にもめちゃ近い。
道路は完全舗装で、キャンピングカーのため、かなり広い作りになっています。
円形の多目的広場を囲むようにして建てられたキャビン。
一般的には、トレーラーハウスと呼ばれる建物です。
そして、バンガローです。
やっぱり見晴らしがいいですね~
緑いっぱいの山々と、青い空、澄んだ洞爺湖がとんでもなくキレイに見えます。
K区画中央にある多目的広場に置かれたオブジェ。
ボクは、宇宙船を模した何か?と考えましたが、違うよう。
「オヨメサン ト コミチ ヘ」という名前みたい。
作者は、阿部典英さん。北海道札幌出身の彫刻家。
「KI」シリーズでの黒鉛を塗ることで鈍い光を放つ独特のフォルムや、鮮やかな色彩に満ちたレリーフ状の作品群など、「オヨメサン」「ネエ ダンナサン」といった意表をついたタイトルとともに、斬新な作品を発表している。2007年には洞爺村国際彫刻ビエンナーレで小田襄賞を受賞している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とのことで、現在の洞爺湖町とはゆかりがあるみたいですね。
ほかには、「しあわせの鐘」なんてのもありました。
ええ、趣旨は違うのかもしれませんが、ツーリングキャンプの安全を祈願して(笑)
おかげさまで、無事に帰宅することもできましたよ~
こうしたオブジェのある公園的な作りって、キャンプ場の利便性とかにぜんぜん関係ないと言えばそうかもしれません。
でも、ボクとしては、あるとないとでは大違いだと思ってます。
キャンプが非日常を体験するってことなら、こうした普段の生活に無いものもまた、非日常的な演出なんじゃないかって思うから。
ほかにも、洞爺湖温泉街では、「洞爺湖ロングラン花火大会」と題して、4月から10月末まで、毎夜20時45分から約20分間、花火が打ち上げるイベントを開催しています。
ただ、残念ながら、グリーンステイ洞爺湖内からこの花火を見ることはできません。
温泉街近くまで移動する必要があります。
音だけは聞こえるんですけどね(笑)
炊事場について
広い敷地を持つグリーンステイ洞爺湖には、炊事場が4か所あります。
(キャビンのあるK区画、ロッジのあるL区画に設置された簡易炊事場を除く)
配置はこんな感じ。
ご覧のとおり、炊事場はどの区画にテントを張っても遠くない位置に設けられています。
基本的に作りは皆同じ。
屋根付き、照明ありのかなり立派な、「建物」と呼ぶにふさわしいコンクリート製の炊事場です。
中央にコンクリート製のシンクがあり、蛇口は左右4つずつの合計8つ。
シンクは浅めですが、1つ1つがかなり大きいですね~
天板も広く、食材や食器を置くスペースもあります。
当たり前ですけど、水はそのまま飲料可能。
今風の炊事場らしく、「かまど」はありません。
昔ながらのキャンプ場の炊事場には、必ずと言っていいほど「かまど」がありましたけどね。
今じゃほとんど使われなくなっているので、こうした高規格キャンプ場、最近できたオートキャンプ場には「かまど」がないところも多いですね。
このキャンプ場は、ペット同伴ができるため、炊事場には「ペットを洗わないように」との注意書きがありました。
北海道のキャンプ場は、本州以上に野生動物への対策が必要なので、どのキャンプ場でも生ごみやペットに関する注意書きがあります。
自分ひとりの問題ではないですから、ほんと、しっかりと守りましょう。
炊事場には、焚火用のブロックと薪割り台が置いてありました。
この薪割り台、何気にうれしいサービスです。
焚火好きの方には説明するまでもないでしょうが、薪割りって地面が土だと、薪が土にめり込んでうまく割れないことあるんですよ。
芝生でやると、芝がかなり痛むし。
逆に下がコンクリートなど固すぎると、ナタとか斧が狙いを外した時のダメージがでかい(笑)
バイクだと、さすがに薪割り台は持ち運ばないんで、じつにありがたいって思いましたね~
さて、「グリーンステイ洞爺湖は焚火は全面禁止」との情報も見かけますが、それは古い情報です。
現在は、「たき火はOK、ただし直火は禁止」になっています。
これほどまでに美しい芝生ですから、焚火台やブロック、焚火シートを使用して、ぜったいに芝生を焦がさないようにしましょうね。
トイレについて
トイレはキャンプ場内に2か所、管理棟内に1か所と、合計3か所です。
炊事場が4か所あることに比べると、管理棟も併せて3か所は少ないと感じるかも。
とは言え、炊事場と同じように、どの区画からでも遠いと感じるほど離れてはいません。
配置はこんな感じになっています。
車両乗り入れ可能なオートキャンプ場ですから、大至急なときは車で行けば・・・ってほどでもないですね(笑)
キャンプ場内にある2つのトイレは、どちらも同じ作りです。
炊事場も立派なら、トイレもまた立派な建物ですね~
ログハウス風で、男女別。入り口にはドアが設けられています。
でも、このように解放されていることも多いので、夜はやっぱり虫が寄ってきますね。
洗面所もあり。
トイレの電灯は、自分でオンオフするタイプ。
男性用小便器は4つ。
便器はピッカピカに磨き上げられていて、床にゴミひとつ落ちてません。
大便器は和式が1つ。
やっぱりトイレがキレイなキャンプ場はいいですよね。
「トイレのキレイさとキャンプ場の良さは比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
そして、洋式が1つ。
こちらもキレイに掃除されていましたよ。
それにしても、このキャンプ場はトイレットペーパーホルダーは4つがデフォなんですね(笑)
このように、キャンプ場内のトイレはとってもキレイなんですが、若干の古さは隠せません。
管理棟内のトイレがウォシュレット付きだし、24時間開放されているんで、そっちを使う方がいいと思いますね。
ゴミステーションについて
料金を説明したときにも書いたとおり、このキャンプ場はゴミ捨てが可能です。
ゴミは、指定のゴミ袋に入れ、場内3か所、場外に1か所あるゴミステーションに捨てます。
なお、焚火やバーベキューなどで出た、炭もこのゴミステーションにある灰専用の缶に入れます。
ゴミステーションの配置はこんな感じ。
頻繁に行く場所でもないので、テントから近くても遠くてもとくに困ることはないでしょう。
このキャンプ場っていうか、洞爺湖町のゴミ捨てルールは、だいたいこんな感じ。
生ゴミを含む、一般的な燃えるゴミ、鍋などの金属系の燃えないゴミ、空き缶と空き瓶、スプレー缶などです。
詳細に関しては、受付時に教えてもらえますし、ルールが書いたカードもあるので、間違うことはないでしょう。
キャンプ場の利用上の注意事項について
最後になりましたが、利用案内を紹介します。
これが管理棟にある10項目からなる「ルール」です。
とくに変わった内容はありませんし、難しいこともないですね。
3の焚火禁止が、現在は「直火禁止」になってるくらいでしょうか。
ほかには、ボード類で場内道路を走ることが禁止してあったり、22時以降は静かにすること。
花火は、手持ちのみ可。打ち上げ花火禁止ってこと。
あとは、このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
ここは、きっちり整備されたオートキャンプ場ではありますが、蚊やハエなどの虫対策、野生動物に対する備えはしっかりと。
なお、スマホはどこでも問題なく使えました。
温泉施設の紹介
グリーンステイ洞爺湖から車で5分も走れば、洞爺湖温泉街です。
洞爺湖温泉は、大正時代に発見されました。
当初は、床丹温泉(とこたんおんせん)という名前でしたが、湖の名前にちなんで「洞爺湖温泉」になったんですね。
別名「洞爺温泉」とも言います。
洞爺湖の南側にホテルや飲食店などが集まって温泉街となっていて、無料の足湯なんかもあります。
早朝と深夜は営業していませんが、コンビニエンスストアやガソリンスタンドがありますので、買い物や給油で困ることはないでしょう。
洞爺湖温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム—塩化物温泉(中性低張性高温泉)です。
一般的には、においの少ない無色透明のお湯で、日本では比較的多い泉質になりますね。
温泉施設は数があるため、個別には説明しません。
日帰り入浴大人500円(税込)からあるので、とってもリーズナブルだと思います。
洞爺湖に来たら、ぜひ温泉には入って帰りたいですよね~
詳しくは、こちらの洞爺湖温泉観光協会の公式サイトをご覧ください。
グリーンステイ洞爺湖のキャンプ場データ
最後まで読んでくれた方のために、忖度一切なしの情報など。
洞爺湖周辺には、いくつかキャンプ場がありますが、中でもおススメするのは2つ。
1つは東湖畔にある仲洞爺キャンプ場。
そして、もうひとつが西湖畔にある、ここグリーンステイ洞爺湖です。
どちらも一長一短ありまして、「天気が良くて、湖で遊ぶ」のなら、迷わず仲洞爺キャンプ場へGO!
「雨などあまり天気が良くない」もしくは「湖に入ることはしない」のでしたら、グリーンステイ洞爺湖でキャンプです。
その理由は、仲洞爺キャンプ場は、文字通り湖の目の前にテントが張れます。
おまけに、場所によってはテントの中から、温泉街で打ち上げる花火が見えるんですよね。
ただし、施設はグリーンステイ洞爺湖ほど整っておらず、サイトが水に弱い!
悪天候時の利用はできれば避けたいキャンプ場です。
逆に、今回の記事にあるように、グリーンステイ洞爺湖は設備の充実度はバツグン!
サイトの水はけもいいし、なんなら24時間開放してる管理棟のコミュニティスペースで過ごすことだってできちゃう(笑)
でも、湖と触れ合えるかっていうと、そこまでじゃない。
料金の面では、ほぼ互角。
仲洞爺キャンプ場は、1人頭700円で車を乗り入れると別途500円必要。
キャンピングカーは1000円かかります。
大人数なら同じくらいの料金になるし、少人数なら仲洞爺キャンプ場の方が割安ですね。
もちろん、方や完全区画割りのオートキャンプ場で、片方は一般的なキャンプ場ですから比べるものではないと思いますけど。
皆さんの参考になれば。
名前 | グリーンステイ洞爺湖 |
かな | ぐりーんすてい とうやこ |
住所 | 北海道虻田郡洞爺湖町月浦56 |
連絡先 | 管理棟(電話番号:0142-75-3377) |
管理者 | 洞爺湖町 |
営業期間 | 例年4月下旬から10月末日まで
予約は電話のみ。当日申し込み可。キャンセル料無料 チェックイン:13時から18時までの間 チェックアウト:テントサイト12時、ロッジ10時、バンガローとキャビン11時 日帰り利用:11時~16時まで |
料金 | バイク700円から。別途ゴミ処理料金100円から必要 |
ジャンル | オートキャンプ場(芝の区画サイト) |
施設 | テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場、売店、コインランドリー、シャワー、無料Wi-Fiなど
電源サイト、キャンピングカーサイト、バンガローなどあり |
備考 | 温泉街の花火は、キャンプ場内からは見えない
ペット同伴可 |