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【無料キャンプ場】温泉まで徒歩3分!南茅部河川公園【北海道・道南】

【更新情報】2022年7月

今回紹介する南茅部河川公園(みなみかやべかせんこうえん)は、北海道函館市(はこだてし)にある無料でキャンプができる公園です。

管理は函館市で、開場期間は、例年4月1日から11月30日まで

利用にあたっては、予約や現地での申し込みは必要なく、だれでも自由に利用できます

なお、開場期間外は、公園内へは入れますが、トイレや炊事場などの設備が使用できません。

 

この公園は、函館市の北部を流れる大船川に沿いにあります。

豊かな自然環境の中にあり、交通量も少なく、めっちゃ静か。

屋根付きの炊事場兼休憩場所のほか、東屋もあるんで、降雨時の利用もつらくありません。

一番のおススメポイントは、徒歩3分の場所に温泉施設があること。

この温泉施設とセットみたいな公園です(笑)

函館市内までは車で約50分で行けるし、利便性、交通アクセスもまずまず。

施設の老朽化が唯一気になる点ですが、管理は行き届いています。

ファミリーキャンプからソロのモトキャンパーまで、幅広い層におススメできるキャンプ場ですよ~



人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。

なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。

この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~

函館市の紹介

南茅部河川公園のある函館市は、渡島(おしま)総合振興局に属する市です。

一般的に道南と呼ばれる地方に位置します。

室町時代に津軽の豪族がこの地に館を築いたんですけど、館が箱に似ているところから「箱館」と呼ばれることになりました。

これが、明治2年に蝦夷が北海道となったとき、箱館も函館と改められたということです。

函館市は東、南、北の三方を太平洋と津軽海峡に囲まれ、北海道と本州を結ぶ交通の結節点として発展してきました。

振興局所在地でもあり、札幌市、旭川市に次ぐ北海道第3位の人口(約25万人)を有する中核市です。

気候的には、3つの海に囲まれ対馬海流(暖流)の影響を受けていることから、北海道内では比較的降雪量が少ない穏やかな気候なんですね~


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南茅部河川公園までのルート

南茅部河川公園は、函館市の中心地から車で50分ほどの距離にあります。

コンビニエンスストアやガソリンスタンドがある旧南茅部町の市街地までは車で約10分

利便性は良く、交通アクセスも悪くありません。

四季折々の景色を楽しめる山あいにある公園で、近くを大船川が流れています。

道道沿いにある公園ですが、道道は公園の南側で行き止まりになっているため、交通量はほとんどありません。

一日を通して静かな環境で、ゆっくり過ごせること間違いなしです。

なお、この地域で生産される昆布は「白口浜真昆布」と言われ、日本一の最高級昆布として天皇家に献上されているんですよ~

南茅部河川公園を紹介するよ

南茅部河川公園は、函館市北東部の南茅部エリアの山間にある無料でキャンプができる公園です。

大船川の中流域近くの県道沿いにありますが、交通量が少なく、とても静かな場所。

豊かな自然の中でアウトドアを楽しめ、さらに、徒歩3分の距離に公共の温泉施設「南かやべ保養センター」あるのも魅力のひとつ。

っていうか、この温泉施設とセットで作られた公園みたいですね。

 

内浦湾沿いを通る国道278号線から道道980号線に入り、約3分ほど車を走らせると、突然現れる公園。

案内板などもなく、ここがキャンプ場だと知らなければ、普通は通り過ぎるでしょうね(笑)

 

駐車場はアスファルト舗装敷きで、普通車20~30台は止められそうな広さ。

平坦で、荷物満載の大型バイクでも止めやすいと思います。

管理棟は無人で閉鎖状態。

受付の必要はありません。

 

駐車場は公園の中心にあり、南側と北側にテントサイトが分かれています

この公園ができた当時は、南側に遊具が置かれていました。

今は撤去され、そこが南側のテントサイトとして利用されている感じ。

なので、もともとテントサイトだった北側は芝が敷かれていますが、南側はほとんどが裸地になっています。

南側のテントサイトについて

これが駐車場の南側にあるテントサイト。

昔は、中央の部分にアスレチック系の遊具が置いてありました。

公園としてみた場合、遊具があったほうがいいのでしょうが、キャンプ場としてみた場合は、更地の方が便利。

周囲にトイレ、炊事場、東屋が配置されており、すっごく使い勝手がいい!

芝の部分はほとんどなく、砂利の裸地ですが、平坦でテントは張りやすそう。

がっちり踏み固められているんで、ペグは頑丈なモノを使いたいところ。

水はけは悪くなさそうです。

広さ的には、大きめのテントだと5つ程度かなあ。

もともとテントサイトではなかったため、北側のテントサイトに比べると、ちょっと狭いですね。

駐車場側に街灯はありますが、キャンプ場全体を明るくするほどではありません。

照明器具は、ぜったいに忘れないようにしてくださいね~

また、スマホの電波は良好で、電話もネットも使えました。

 

これが東屋です。

大きくはありませんが、木製のベンチとテーブルが設置されてます。

広範囲にレンガが敷き詰められていて、雨の日でも足元が濡れないような造り。

すっごくいいですよね、これ。

 

すぐ近くに立水栓があります。

水もちゃんと出るし、飲用も可能。

東屋近くは芝の部分が多いし、テントを張るには便利な場所だと思います。

道路のそばですが、そもそも交通量が多くないんで、騒音は気にするほどではありません。

トイレについて

トイレは、南側のテントサイト内に1か所だけ。

北側のテントサイトからだと若干離れていますが、公園自体がそんなに大きくないので、そこまで遠くは感じません。

コンクリート製で、丸太を模したデザインですね。

男女、身障者別になっています。

ここもレンガ敷きで、コンクリート土台になっているため、雨の日でもぬかるみません。

老朽化したままなのが、唯一残念な点なんですよね~

 

これが身障者用トイレ。

壁は白系のタイル、床は小さめのタイルが敷き詰められています。

ほとんど使われてないようです。

汚いっていうか、古いって感じ。

写真だとわかりづらいかもしれませんが、汚れてるんじゃなくて、古くて変色してる。

で、便器の上にホコリがたまってるんですよね。

トイレットペーパーがちゃんと備え付けてあるところを見ると、定期的に掃除はされてるのかも。

 

これが男性用の小便器。

壁のタイルがブルー系。

まあ、老朽化して剝げかかってるんで、さわやかなイメージではありませんが(笑)

水洗式で、水はちゃんと流れます。

ただ、入り口にドアがありません。

虫が入ってくるんじゃないかなあ。

 

男性用大便器は、和式が一つ。

こちらは、わりとキレイでした。

やっぱり定期的に掃除はされているようですね。

炊事場について

炊事場は、南側と北側のテントサイトに1か所ずつあります。

こちらは南側のテントサイトにある「バーベキューハウス」と名付けられた休憩場所付きの炊事場です。

周囲にはレンガが敷かれていて、土台はコンクリート。

立派な屋根もついています。

大部分がベンチのある休憩スペースで、南側の端に水道があります。

 

これがその水道施設。

コンクリート製で、浅めのシンク。

片面にのみ蛇口が5つ付いています。

ひとつだけ長いパイプになってました。

ここも老朽化してて、蛇口が黒っぽく変色してましたね~

水はちゃんとでますし、飲用もOK

調理台はありません。

 

これが水道の反対側の位置にある休憩スペースです。

土台に固定された木製のベンチがずらっと並んでますね~

それはいいとして、ちょっと何点か疑問に思ったことがあるんですよ。

「バーベキューハウス」という名前のわりに、ここにはバーベキュー用の炉もかまどもコンロもありません。

っていうか、テーブルすらない。

もしかして、ベンチじゃなくて、テーブルなのか?

地面に何か敷いて座って、テーブルとして使うってこと?

今は大抵の方が、自前でコンロや焚火台を用意するので、「かまど」がない炊事場は珍しくありません。

 

でも、せっかく「バーベキューハウス」って名前を付けたのなら、もうすこし、こう、なんかなかったのかなあって思っちゃいました(笑)

北側のテントサイトについて

北側のテントサイトのすぐ隣りには、普通車が3台くらい止められる小さい目の駐車場があります。

ちょっと狭いし、公園中央にある駐車場を利用してもサイトまでそんなに遠くありません。

 

こんな感じの距離なんで、公園中央駐車場に車を止めたほうが、荷物を運びやすいかも。

駐車場とテントサイトが隣り合ってる場所は、オートサイトのように使えますね。

 

ここが北側のテントサイト。

公園ができた当時、テントサイトとして作られた場所です。

そのため、サイト内にはレンガ敷きの歩道が作られ、カート類を走らせやすい造りになっています。

サイトは全面芝で覆われていて、キレイに刈り込まれてましたね~

川沿いには地元の老人クラブの方により寄贈された桜の木が植えられているので、春の時期の景色はすばらしいんじゃないでしょうか。

 

もともとテントサイトとして作られただけに、地面の固さもちょうどよく、テントが張りやすいと思います。

広さも十分にあり、大きいファミリー用のテントも張れますよ~

サイト内に木陰はありませんから、真夏の時期は直射日光を遮るタープなどがあったほうが、より快適に過ごせそう。

こちらのサイト内にも歩道に沿って街灯が建っていますが、やはり照明器具は必要です。

 

サイトの北西側の歩道沿いに簡易炊事場があります。

小さいながらも、屋根付き、照明付き。

 

水道施設は、南側のテントサイトにあったものと同じですね。

コンクリート製で、片側にのみ蛇口が5つ付いています。

こちらも蛇口が老朽化してましたけど、ちゃんと水は出ましたよ。

大人数で本格的な料理をするのは難しいですが、公園の規模的には必要十分って感じでしょう。

 

ちなみに、中央にある駐車場の西側から大船川に行くことができます。

 

斜面を20mほど降りていくと、すぐに川が見えてきます。

 

向こう岸に渡れるよう橋が架かっているんですが、現在は老朽化のため、通行禁止。

 

これが大船川です。

とっても景観の良い渓谷です。

秋の紅葉も見事なようで、春から秋にかけては、どの季節でも楽しめそう。

この日は川の流れも穏やかで、涼しげな雰囲気でした。

利用上の注意事項について

これが、南茅部河川公園を利用するときの、ルールやマナーです。

一般的な無料キャンプ場や公園と同じ。

難しいことは何もありません。

駐車場以外の場所への車両の乗り入れ禁止。

直火は厳禁。

芝を傷めないよう、焚火台やコンロを使用しての煮炊きはOKです。

 

そして、ぜったいに守ってほしい炭とゴミの持ち帰り

火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。

じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。

火事の危険もあるので、注意したいですね。

ゴミについては、北海道のキャンプ場は、本州以上に野生動物への対策が必要です。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

とくに、このキャンプ場付近は、キタキツネやヒグマの生息地になっていますので、しっかりルールとマナーを守りましょうね~

温泉施設の紹介

出典:函館市観光情報サイト

南茅部河川公園からわずか徒歩3分の場所に、公共の温泉施設「南かやべ保養センター」と隣接する宿泊施設「ホテル函館ひろめ荘」があります。

徒歩3分の場所に温泉施設がある無料キャンプ場って、北海道広しと言えどもそうそうないですよ。

めっちゃ便利ですよね~

南かやべ保養センターは、日帰り専用の温泉施設です。

市が運営してるんで、設備は整ってるし、きっちり管理されてるし、料金も安い!

営業時間は現在のところ、朝の8時から夜20時まで(最終受付19時30分)

年中無休で営業しているのも、旅行客にとってうれしいところ。

料金は大人450円、小学生200円 、小学生未満100円と、とってもリーズナブルです。

 

出典:函館市観光情報サイト

源泉は重曹泉と硫黄泉の2つ。

重曹泉の大浴場には、サウナ、ジャグジーもあります。

硫黄泉のほうは露天風呂。

真っ白な乳白色の湯で、中温と高温と2つの湯船が並んでいます。

団体用の日帰り宴会プランや軽食コーナー、休憩場所もあって、ゆっくり過ごすこともできますよ~

詳細は、函館市の観光情報公式サイトでご確認ください。

南茅部河川公園のデータ

南茅部河川公園は、函館市北東部の南茅部エリアの山間にある無料でキャンプができる公園です。

大船川の中流域近くの県道沿いにありますが、交通量が少なく、とても静かな場所。

豊かな自然の中でアウトドアを楽しめ、さらに、徒歩3分の距離に公共の温泉施設「南かやべ保養センター」あるのが最大の魅力といってもいいでしょう。

函館市の中心地から車で50分ほどかかりますが、コンビニエンスストアやガソリンスタンドがある旧南茅部町の市街地までは車で約10分。

利便性は良く、交通アクセスも悪くありません。

道内を旅行するソロキャンパーから地元の方によるファミリーキャンプ、あるいは車中泊利用の方など、幅広い層に向いているキャンプ場です。

ぜひ、南茅部河川公園を利用して、南茅部の漁村の風景や海や山々の自然、大船温泉をお楽しみください。

名前 南茅部河川公園
かな みなみかやべかせんこうえん
住所 北海道函館市豊崎町
連絡先 函館市南茅部支所(産業建設課 電話:0138-25-5084)
管理者 函館市
営業期間 例年4月1日から11月30日まで
料金 無料
ジャンル フリーサイト(車両の乗り入れ不可)
施設 テントサイト、炊事場、トイレ
備考 ゴミ持ち帰り、直火禁止

徒歩3分に温泉施設あり



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