【更新情報】2022年7月
今回紹介するグリーンパークぴっぷキャンプ場は、北海道比布町(ぴっぷちょう)にある有料キャンプ場です。
テントサイトは、フリーサイトとしてシンプルな芝地のサイトと林間サイト、そしてカーサイトの3種類。
コテージやロッジなどはありません。
管理は比布町で、開場期間は、例年5月上旬から10月下旬まで。
利用料金は、フリーサイト一泊1張300円(日帰り200円)、カーサイトが一泊1張1000円(日帰り500円)。
利用にあたっては、現地管理棟で受付をします。
予約なしでも利用できますが、利用者数が上限に達した時点で入場制限が行われるので、遠方からくる場合は電話予約をした方が安心です。
宿泊利用のチェックインは14時からで、チェックアウトは翌日11時。日帰り利用は8時から17時までとなっています。
このキャンプ場は、利便性、交通アクセスが良く、設備が充実していながら、低料金なんですね。
グリーンパーク内にはキャンプ場だけでなく、パークゴルフ場や多目的広場にテニスコート、子供向けの遊具にバスケットコートも設置。
さらには、キャンプ場に隣接して日帰り入浴のできる宿泊施設が建っています。
テントサイトから入浴施設まで、たったの100mしか離れてませんから、もちろん徒歩で行けちゃう。
比布町内からは車で10分足らず、旭川市からは車で約30分、札幌市からでも高速道路を使えば2時間かからずに来れるという、アクセスの良さもいいですね。
もちろん、施設は充実しているうえ、料金は人数制じゃなくテントやタープの設営数換算なんで、フリーサイトだとテント1張りびっくりの価格の300円!
ソロのモトキャンパーでもファミリーキャンプでもお値段は同じ。
家族4人で一泊しても、テント1つなら300円しかかからないってことです。
直火じゃなきゃ焚火もOKだし、ペット同伴も可。
開けた芝地広場のサイトだけじゃなく、林間サイトもあるし、カーサイトも低料金で用意されている。
手持ち花火も指定場所でならやっても大丈夫だし、しっかり管理の行き届いた複合施設型のキャンプ場なのに、めっちゃ自由度が高い!
これでおススメじゃないわけがないでしょ。
ほんと、どこを取っても文句のつけようがない、すばらしいキャンプ場です。
ソロのモトキャンパーからファミリーキャンプにグループキャンプ、そしてキャンプを始めたばかりの方まで幅広い層におススメできるキャンプ場だと思います。
比布町の紹介
比布町は、上川(かみかわ)総合振興局に属する町で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
比布町の歴史は、1895年(明治28年)、滋賀県、香川県、愛媛県から入植したのがはじまりで、1906年(明治39年)に当時の鷹栖村(現鷹栖町)から分村して比布村が誕生しました。
1962年(昭和37年)に町制を施行し、現在に至ります。
町名の由来は、アイヌ語のピプ(沼の多いところ)、またはピピ(石の多いところ)から転訛したもの。
昔は湿地帯が多かったことや、石狩川の川床には石が多かったため、音訳して「ぴっぷ」の名が付いたと考えられています。
ただ、なぜ「比布」の感じが当てられたのかは、良く分かっていないみたい。
全国に1700以上ある自治体のうち、唯一「パ行」ではじまる自治体です。

出典:比布町 公式サイト
地理的には、上川盆地の北西部にあり、町の南境を石狩川が流れています。
比布町は、北海道の最高峰、旭岳を擁する20もの山々が連なる大雪山連峰の真正面にあるため、「世界一大雪山がきれいに見える」というのが自慢のひとつなんですよ~
気候は、隣接する旭川市や鷹栖町と同じく、盆地特有の内陸性気候。
夏の最高気温は30度以上、冬の最低気温はマイナス20度以下という、気温の年較差が50℃以上にもなる、道内の中でも寒暖差が大きい地域です。
春先には乾いた風が吹き、夏の時期は風が弱まり、風による家屋や農作物への影響はほとんどありません。
町一面に田園風景が広がり、稲作が町の経済を支えていますが、同じように力を入れてきたのが「イチゴ」栽培。
比布町でイチゴ栽培がはじまったのは1921年(大正10年)ころと言われています。
元々は農家のおやつだったんですが、収穫のしやすさ、おいしさから商品化が進んでいったとのこと。
米農家のかたわらイチゴ栽培をやる人が増えていきました。
町のキャッチコピーは、「スキーといちごのまち」。
比布町で栽培されている主なイチゴは4種類。
ほどよい酸味と甘さを持つ「けんたろう」。
色や香りが良く濃厚な甘さの「宝交」。
さわやかな味わいと大ぶりな果実の「ゆきララ」。
果肉がとても赤く、ほどよい酸味が特徴の「赤い妖精」。
「けんたろう」は、北海道でしか栽培されていないんだって。
比布町へ興味を持った方は、ぜひふるさと納税をしてみてくださいね~
ところで、「ぴっぷ」と聞いて頭に浮かぶのは、家庭用磁気治療器の代名詞とも言える「ピップエレキバン」じゃないでしょうか?
ピップエレキバンを作っているピップ株式会社は、もともとこの町とは何の関係もありませんでした。
エレキバンのほうの「ピップ」は、大阪市で医療用品の卸販売をしていた旧「藤本株式会社」が1970年(昭和45年)に発売した生理用ショーツの商品名「ピップショーツ」に由来します。
ピップは、英語で「すばらしい人(物)」という意味があり、弾けるような軽快な語感で親しみやすいことから、エレキバンの商品名にも使用したんだって。
このテレビCMが、国民的な知名度を獲得したのは、ご存じの方も多いはず。
CMのロケ地となった比布駅、比布神社が全国放送され、町のPRに大きく貢献したんですよ~
現在は、2019年(令和元年)から「相互応援大使」としてお互いに応援しあう活動を行っているそうです。
グリーンパークぴっぷまでのルート
グリーンパークぴっぷは、町の北側に位置する丘陵地の森を切り開いて作った広大な敷地の一角にあります。
周囲は、碁盤の目のように農地整理された田園地帯になっていて、町の中心まではほぼ1本道。
車で10分程度の距離です。
また、旭川紋別自動車道が通っており、最寄りの「比布北IC」からグリーンパークぴっぷまで車でわずか3分。
隣接する旭川市からだと車で約30分、札幌市からでも高速道路を使えば2時間かからず、札幌圏へのアクセスも容易になっています。
比布町は、それほど大きな町ではありませんが、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設はそろっています。
そして、パークゴルフ場やテニスコートなどのスポーツ施設がキャンプ場の周囲に集まってる。
おまけに、日帰り入浴ができる公共の宿泊施設が敷地内に建っているってのが最大の魅力でしょう。
交通アクセス、利便性ともに言うことなしなんですよね~
場所は、地図で見てもわかりやすく、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことはないはず。
町内を通る国道40号線から向かった場合、グリーンパークぴっぷへ続く交差点に案内板が出ています。
グリーンパークぴっぷ周辺一帯を「ぴっぷ良佳村(よかむら)」と呼ぶため、案内板にはそのように表示。
「グリーンパーク」とは書いてませんが、間違いではないので安心して進んでください。
案内板から1.7kmほど北西に進むと、右手にグリーンパークぴっぷがあります。
敷地正面にドーンと建っているのは、日帰り入浴のできる宿泊施設「遊湯ぴっぷ」です。
ここからさらに100mくらい行った場所に管理棟があります。
駐車場は、管理棟の脇やテントサイトの直近にも用意されてますから、車でそのまま進んでOKです。
グリーンパークぴっぷキャンプ場を紹介するよ
キャンプ場は、「グリーンパークぴっぷ」の一角にあります。
ぴっぷ良佳村とも呼ばれるこの場所は、比布町の北にある丘陵地を切り開いて作った複合型公共施設。
キャンプ場だけでなく、パークゴルフ場やテニスコート、スキー場、宿泊施設などが集約されています。
町最大のイベントのひとつ、「ぴっぷ良佳村フェスティバル」の開場でもあります。
グリーンパークぴっぷは、比布町の遊びの場と呼べるエリアなんですね~
グリーンパークぴっぷの案内図です。
西側の道路沿いにキャンプ場があって、東側がパークゴルフ場。
北側に宿泊施設の「遊湯ぴっぷ」と管理棟があり、キャンプ場との間にテニスコートや多目的広場が設置されています。
ちなみに、さらに北側にあるぴっぷスキー場は、北嶺山の西麓にある道北最大級のスキー場で、50年以上の歴史があります。
ゲレンデは、最長2200mを誇るバラエティに富んだ9コースを完備。
初級者から上級者まで楽しめ、毎年6万人超えのスキーヤーなどが訪れるんだって。
パークゴルフ場は、上級者も満足できる全36ホール。
すいせんコース18ホール(Aコース、Bコース)、ななかまどコース18ホール(Cコース、Dコース)となっています。
利用料金は下記の通り。
ほかにも、遊湯ぴっぷの入浴券セットが700円、入浴券+食事券が1,300円だったりと、キャンプ場と同じくかなりリーズナブルなお値段です。
利用料金 | 大人(中学生以上) | 小人(小学生以下) |
---|---|---|
1ラウンド | 300円 | 200円 |
午後券 | 400円 | 300円 |
1日券 | 600円 | 400円 |
シーズン券有効期限:購入月翌年の月末まで | 15,000円 |
レンタル | |
クラブ&ボール | 300円 |
シューズ | 300円 |
このキャンプ場のメリットとして、利便性や交通アクセスの良さを挙げてきましたが、北海道ならではの自然感はどうでしょう?
眺望の良さとか、自然が生み出した奇跡の絶景みたいなものは、残念ながらありません。
間近に見えるのは、宿泊施設とかパークゴルフ場などの人工的な建造物ばかりですから。
「オレは、野趣あふれる場所でキャンプがしたいんだ!」って方には、ちょっと物足りないかも。
変な言い方になるかもしれませんが、要は「整備されすぎ」なんですね。
その代わり、ファミリーキャンプの方にこれほど適したキャンプ場は、なかなかありません。
施設はめっちゃ充実してて使いやすいし、トイレも炊事場もキレイ。
宿泊施設が敷地内にあり、職員の方が常駐してるので、キャンプを始めたばかりの方でも不安に感じることはないと思います。
料金だって家族が何人いてもテント1張りの一律料金ということで、たったの300円!
カーサイトだとしても1000円でキャンプができちゃいますからね~
それに、きっちり整備された複合施設型のキャンプ場と言っても、ここは「世界一大雪山がきれいに見える」比布町。
町の中心からも離れているし、北嶺山のふもとにありますから、自然が少ないということは全くありません。
都会の喧騒から離れ、北海道の自然を心行くまで満喫できるキャンプ場だと思いますよ~
管理棟(受付)について

出典:グリーンパークぴっぷ 公式サイト
これがキャンプ場の全体図。
キャンプ場の北側に管理棟があります。
これが管理棟。
まずは、受付をしましょう。
パークゴルフの受付も兼ねていて、管理人さんは8時から17時までの間、常駐しています。
ただし、キャンプの受付については、原則として、
宿泊キャンプのチェックインは14時から。チェックアウトは翌日11時まで
デイキャンプは、8時から17時までの間
となっています。
予約なしでも利用できますが、利用者数が上限に達した時点で入場制限が行われるので、遠方からくる場合は電話予約をした方が安心です。
利用料金は、
フリーサイト 一泊1張300円(日帰り200円)
カーサイト 一泊1張1000円(日帰り500円)
です。
1人でもテントとタープを張れば倍額かかりますし、家族4人で1つのテントなら1張り分の料金です。
おまけに、キャンプ場の宿泊者には「遊湯ぴっぷ」の入浴が500円から400円になる割引券までもらえちゃう。
料金については、激安と言っていいほどの値段設定だと思いますよ~
なお、受付時の内容については、令和4年度のものです。
翌年以降は、予約等の方法が変わるかもしれませんので、利用前に公式サイトを確認してくださいね。
テントサイトは車両の乗り入れができません。
駐車場は、管理棟の脇と芝生広場のフリーサイトAに隣接した場所にあります。
これは、管理棟脇にあるパークゴルフ客と兼用の駐車場。
アスファルト舗装され、普通車だと約30台が駐車可能。
区画線は普通車サイズで引いてあるため、キャンピングカーなど大型の車両は枠線からはみ出しちゃいますね~
キャンピングカーやトレーラー、大型車両用の駐車場はないので、この手の車で行く方は利用前に必ず問合せをしてください。
これは、フリーサイトAに隣接した駐車場と搬入口です。
ここもアスファルト舗装され、白線で区画割りされています。
普通車だと全部で15台くらいが駐車可能。
搬入口になっているところは、荷積み・荷下ろしでの停車のみOK。
荷物の搬入などが終わったら、すみやかに駐車場に車を移動してくださいね。
ファミリーキャンプの方が大変なのは、荷物の搬送でしょう。
このキャンプ場では、フリーサイトAの直近に車を止めて荷物を運ぶことができます。
サイト内は平坦で急な坂などは一切ありませんし、遠いところでも搬入口から50mと離れていないんで、荷物運びは苦労しないと思います。
ちゃんと台車も用意されているんですよ~
また、林間サイトのフリーサイトBは、サイトの周囲を場内道路が通っているので、テントを設営したい場所に車を止めて荷下ろしができます。
こちらも荷物の搬送は難しくありません。
もちろん、荷物の搬入などが終わったら、すみやかに駐車場に車を移動してください。
テントサイトについて

出典:グリーンパークぴっぷ 公式サイト
テントサイトは、大きく3つのエリアに分かれています。
1つは、キャンプ場中央のフリーサイトA。
もう一つは、キャンプ場南側の林の中にあるフリーサイトB。
そして、フリーサイトAとBの間にあるカーサイトです。
ここは、多目的広場と続きになっている芝地のテントサイトである、フリーサイトA。
テント設営可能な数は、約20張り。
と言っても、テントサイト内に枠線が引かれているということはなく、だいたいの目安と言った感じ。
密接、密集を避けるための措置で、上限が設けられています。
グリーンパークぴっぷは人気のキャンプ場で、夏の時期とかはテント同士がくっつきあうくらい混み合っていたそうなので、ファミリーキャンプの方々にとっては、うれしい対応なのかもしれません。
フリーサイトAは、もともとは多目的広場でテントサイトではなかったんだそう。
近年のキャンプブームによって利用客が増えてきたため、多目的広場の面積を削ってテントサイトにしたんですね。
そのため、地面はほぼ平坦で、一面に芝生が敷かれています。
ひとことで言うと、手入れの行き届いた芝生のグラウンドそのままですね。
山も谷もないし、地面がうねってるところもありません。
ファミリー用の大型テントやタープでも張りやすいんですけど、ちょっと「面白みに欠ける」場所かもしれませんね。
周囲は土手のように一段高くなっており、窪地のような場所です。
入浴施設や駐車場、トイレと炊事場に近く、利便性で言えばダントツ。
家族連れの方に人気があるため、キャンプシーズン中は、真っ先にこのテントサイトが満杯になります。
防風林に囲まれていることから、風の影響は受けにくいかな。
ただし、サイト内には木が1本もなく、夏の時期は直射日光を遮るものが何もありません。
タープがあったほうが快適に過ごせますよ~
テントサイトとしては、めっちゃ快適です。
地面は、多目的広場として作られてため、ちょっと固め。
「芝はちょっと長いかな」くらいで、ふっかふかの状態。
マジで、スリーピングマットなしでも、熟睡できるレベル。
気をつけたいのは、雨のとき。
ほとんどが平坦な地形のため、場所によっては水はけが悪く、水が溜まりやすそうな感じがしました。
ここが車を横付けして利用できるカーサイト。
1番から8番まで8サイトが用意されています。
1泊1000円と、いわゆるオートサイトとしては破格の安さですが、電源や炊事台などの設備は一切なく、フリーサイトの炊事場と共用です。

出典:グリーンパークぴっぷ 公式サイト
1区画当たりの大きさは、こんな感じ。
幅員3mの場内道路が前を通っていて、駐車場は砂利敷き未舗装。
テントサイトは、駐車場の脇で幅13.5m、奥行きが11mです。

出典:グリーンパークぴっぷ 公式サイト
こっちはカーサイト5番から8番の区画図。
カーサイト全体の面積は1番から4番と同じで、駐車場に対してどちら側が広くなっているかが違っています。
そのほかの違いとしては、カーサイト1番から4番までは、道路を挟んだ向かい側にトイレと炊事場があります。
距離にすれば大したことはありませんが、5番から8番までの利用客は、トイレなどに行くとき、1番から4番までの区画内を通って行くことがあるんですよね。
日中だと気にならないとは思いますが、夜は音がけっこう響くもの。
わざわざ真横を通る方はいないはずですが、気になる方は1番から4番がいいかも。
また、カーサイトは全面が同じ高さではなく、段差が作られています。
5番から8番は、南側がフリーサイトBのある樹林帯で、雨風の影響を受けにくい分、日陰が多く虫が出やすいかも。
それほど大きな違いとは言えませんし、好みによるとは思いますが、サイト選びの参考にしてください。
カーサイトのさらに南側にある林の中がフリーサイトBです。
おおむね30張りのテントが設営できます。
サイト内にはたくさんの木々が生えていて、ちょっとした森林キャンプ場のような雰囲気。
ファミリー用の大型テントやタープは、木が邪魔して張りづらいかもしれません。
日当たりがあまりよくないため、天候や季節によっては、地面が湿っていることがあります。
林間のため、開けたフリーサイトAよりも虫が多く住み着いてそうだし、マイナス面もそれなりにあるんですよね~
その代わり、適度な木陰のおかげで、真夏の日差しや強風の影響を受けづらい場所。
トイレや炊事場、入浴施設からは遠くなりますけど、キャンプを楽しむ場所としてはイチオシ!
ソロキャンパーやゆっくりのんびり過ごしたい派に向いてると思いますよ~
このキャンプ場は予約ができますが、カーサイトは8区画しかなく、フリーサイトの場所は早い者勝ち。
夏休みの時期はかなり混み合い、すぐにテントで埋まっちゃうみたい。
お出かけする予定が決まってるのでしたら、早めの予約がおススメ。
夜間照明については、テントサイト内や通路などに街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。
ただ、管理の行き届いたキャンプ場と言っても、照明なしで夜を過ごすのは危険です。
照明器具は必ず準備してくださいね~
また、山のふもとにあって、周囲を森に囲まれてますから、キャンプ場周辺がキレイに整備されていると言っても虫がたくさん出ます。
虫対策もお忘れなく。
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKでした。
なお、パークゴルフ場に隣接しているため、早朝午前5時ころから作業の騒音が発生することもあります。
ゆっくりとくつろぎたい方、音が気になる方は、耳栓を用意したほうがいいですよ~
トイレについて
トイレは、キャンプ場内には1か所だけ。
位置で言うと、フリーサイトAとカーサイトの間の台地の上に建っています。
道路側には階段があるし、各サイトからは土手を上るため、とくに夜は足元に注意してください。
トイレは、コンクリート造りの立派な建物です。
周囲に砂利が敷かれているんで、雨の日でも足元が濡れずに行き来できます。
正面に入り口、その先が男女別に分かれていて、バリアフリー対応ではありません。
入り口にはドアがあって、中に虫などが入らないような造りになってますよ~
こちらが男性用トイレ。
入口には大きな鏡付きの洗面台が置かれ、清潔感がありますね~
夜間照明も付いていて、夜間でも安心して使えます。
入口には木製の扉が設置。
ここは自然あふれる森の中ですから、虫がたくさんいますので、開けっ放しにしないできちんと締めましょうね。
水洗式の小便器が2つあります。
横壁は木とレンガを組み合わせており、床はベージュのタイル敷き。
壁にガラスブロックがあるおかげで、日中は照明がなくても明るいですね。
大便用は、一般的なタンクレスの水洗洋式便座が1つ。
個室はそれほど広くありませんが、手すり付き。
パッと見て分かる通り、掃除が行き届いていてめっちゃキレイ。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座だと子供でも使いやすくていいですね。
キャンプ場の規模の割には、ちょっと小さいかな。
夏休み期間の混雑時にはすぐにキャパオーバーになっちゃいそう。
そのようなときは、管理棟の中にもトイレがあって、日中は自由に使えます。
少し離れていますが、遊湯ぴっぷのトイレも使えるので、余裕があるときは、そっちを使うのもありですね。
炊事場について
炊事場は、トイレの隣りにあります。
一般的な屋根と柱だけの建物とは違い、屋内炊事棟と呼んでいいような造りです。
しっかりした壁に囲まれ、出入口は四方に1か所ずつ。
コンクリート土台の上に建っているいるんで、雨の日でも安心して利用できます。
構造は、シンプルに中央部分に洗い場があるだけ。
昔ながらの「かまど」はありません。
最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますからね。
とくにファミリーキャンプの方は、個人でコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。
洗い場はコンクリートで、シンクは石を張り合わせたもの。
横に広い両面造りで、片側のシンクに蛇口2つ付いていて、両側合わせて4か所。
吐水口は回転しない長パイプタイプだから、コップがないと水が汲みづらいですね。
調理台はありませんが、シンクの両脇と天板が広くなっているので、ちょっとした食材や食器などは置くことができます。
水は、そのまま飲用が可能です。
もちろん、電灯もあるので、暗くなってからも使うことができますよ。
このキャンプ場は、ごみは各自持ち帰りなんですが、炭や灰を捨てる場所が炊事場とトイレの間にあります。
有料キャンプ場でも、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
利用上の注意事項について
キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
利用前に管理棟で受付をすること。
駐車場以外の場所への駐車禁止。
駐車場は、フリーサイトと管理棟脇のほか、宿泊施設の「遊湯ぴっぷ」前にも用意されています。
ただし、キャンピングカーやトレーラー、大型車両用の駐車場はないので、この手の車で行く方は利用前に必ず問合せをしてください。
また、フリーサイトB周辺の道路へバイクの駐車や自転車はサイト内乗り入れOKだったりするので、受付時に確認してくださいね。
発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
花火は打ち上げ花火は禁止。手持ち花火のみ、多目的広場東側の指定場所で可能。
このキャンプ場は、ペット同伴OK。
最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
ただし、放し飼いはNG。リードをしっかり付け、フンの処理を確実にお願いします。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
高熱が出る器具を使う場合、高さが足りないときは、炊事場近くに置いてあるコンクリートブロックを使うなどしてくださいね。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
そして、ぜったい守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
しっかりルールとマナーを守りましょう。
消し炭や灰などは、炊事場脇の灰捨て場に捨ててくださいね~
温泉施設の紹介
今回紹介したグリーンパークぴっぷキャンプ場の目玉ひとつは、日帰り入浴のできる「良佳プラザ 遊湯ぴっぷ」が同じ敷地内にあること。
キャンプ場からわずか100m!歩いて行けますね。
ここは、公共の日帰り入浴のできる宿泊施設で、設備は充実していて管理はバッチリ。
館内はめっちゃ清潔だし、料金は格安!
言うことなしの入浴施設です。

出典:遊湯ぴっぷ 公式サイト
一般的な公共の入浴施設に比べて、浴槽の種類がハンパなく豊富。
ジャグジー風呂をはじめ、打たせ湯、寝湯、薬湯、庭園風呂(露天)、サウナ、水風呂など、9種類もの浴槽があります。
ここのお湯は、天然温泉ではありませんが、光名石温泉といういわゆる人工温泉です。
光明石は、自然界に存在する希有元素鉱石の中で、最もイオン化作用に優れていると言われています。
お湯は無色透明で、一般的な感想として、とても柔らかくて、湯ざわりがいいのが特徴です。
体の芯から温まり、湯冷めしにくくなるとも。
お肌がつるつるになることから、別名「活性の湯」と言われることもあるんだそう。
効能として、神経痛、肩こり、腰痛、冷え性、疲労回復などにも効くんだとか。

出典:遊湯ぴっぷ 公式サイト
日帰り入浴の営業時間は、10時から夜の22時まで。
原則、年中無休です。
入浴料金は、大人(中学生以上)500円、小学生以下250円、乳幼児は無料です。
リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実していて、タオルだけ準備すればOK。
手ぶらで来てもレンタルタオルがあるので大丈夫。
1回分お得になる11枚綴りの回数券から年間券まで販売しています。
公共の施設らしく、キレイで清潔感あふれる浴室で、このお値段はめっちゃリーズナブル。
っていうか、安すぎでしょ。キャンプ場の利用客は、さらに100円引きですし(笑)
観光客ばかりでなく、地元の方も多く訪れるので、時間によっては混み合うかも。

出典:遊湯ぴっぷ 公式サイト
もちろん、宿泊も可能。
客室は1人用の洋室のほか、和室、洋室VIPルームなど、ゆっくりくつろげる全25室。
公共の施設らしく、多目的ホール、研修室、視聴覚室、研修分科会室まで用意されています。
シングルルームが用意されてるってのも、ソロキャンパーにはうれしいです(笑)
ちなみに、朝食のみの洋室シングルの一泊のお値段は、9500円から。
たまには、キャンプじゃなくて、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね~

出典:遊湯ぴっぷ 公式サイト
館内の売店では、比布町や北海道産の食材にこだわったものから、懐かしの駄菓子まで。
お土産にもぴったりの商品を多数取り揃えています。
お風呂上りにゆっくり見て回るのも楽しいですよね。
なお、詳細は、「良佳プラザ 遊湯ぴっぷ」の公式サイトをご確認ください。
グリーンパークぴっぷキャンプ場のデータ
名前 | グリーンパークぴっぷキャンプ場 |
かな | ぐりーんぱーくぴっぷきゃんぷじょう |
住所 | 北海道上川郡比布町北7線16号 |
連絡先 | グリーンパークぴっぷ(電話番号:0166-85-2383)、比布町役場産業振興課(電話番号:0166-85-2111) |
管理者 | 比布町 |
営業期間 | 例年5月上旬から10月下旬まで |
料金 | フリーサイト(テント・タープ1張一泊300円、日帰り200円)、カーサイト一泊1000円、日帰り500円(現地管理棟で受付) |
ジャンル | フリーサイト(芝地・林間)車両の乗り入れ不可、カーサイト |
施設 | 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場 |
備考 | ゴミ持ち帰り(炭、灰のみ廃棄可)、直火禁止、ペット同伴可、入浴施設隣接 |