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【高規格】白石公園はこだてオートキャンプ場【北海道・道南】

【更新情報】2022年7月

今回紹介する白石公園はこだてオートキャンプ場は、北海道の函館市(はこだてし)にある高規格キャンプ場です。

(高規格キャンプ場とは、一般的なキャンプ場と比較して、快適な環境、設備が整っているキャンプ場のこと)

管理は、市から委託を受けた株式会社マルゼンシステムズがしています。

利用にあたっては、電話やインターネットによる事前予約だけでなく、利用当日に直接キャンプ場で申し込んでも大丈夫!

キャビンにキャンピングカーサイト、一般カーサイトのほか、フリーサイトも用意されています。

このフリーサイトは、バイク利用者だと、1泊料金、なんとたったの500円!

高規格キャンプ場の快適な環境を利用できて、この値段は、めっちゃお得ですよね~

モトキャンパーからキャンピングカーの家族連れまで、み~んながめっちゃ利用しやすいキャンプ場なんですよ、ここ。

道内でも屈指の観光都市、函館市の近くにある高規格キャンプ場がこの料金で利用できるんですから、利用しないなんてウソでしょ(笑)

なお、開場期間は、例年4月下旬から10月末日となっています。



人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。

なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。

この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~

函館市の紹介

南茅部河川公園のある函館市は、渡島(おしま)総合振興局に属する市です。

一般的に道南と呼ばれる地方に位置します。

室町時代に津軽の豪族がこの地に館を築いたんですけど、館が箱に似ているところから「箱館」と呼ばれることになりました。

これが、明治2年に蝦夷が北海道となったとき、箱館も函館と改められたということです。

函館市は東、南、北の三方を太平洋と津軽海峡に囲まれ、北海道と本州を結ぶ交通の結節点として発展してきました。

振興局所在地でもあり、札幌市、旭川市に次ぐ北海道第3位の人口(約25万人)を有する中核市です。

気候的には、3つの海に囲まれ対馬海流(暖流)の影響を受けていることから、北海道内では比較的降雪量が少ない穏やかな気候なんですね~


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キャンプ場までのルート紹介

はこだてオートキャンプ場は、函館市の中心地から車で東に25分ほどの距離にあります。

市街地から少し離れた小高い丘に位置しますが、函館市に向かう国道278号線沿いには、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、温泉施設があるため、利便性は良く、交通アクセスも悪くありません。

キャンプ場のある丘から望む津軽海峡には、春から秋にかけて漁火がきらめきます。

また、市街地へのアクセスの良さから、函館山やベイエリア倉庫群などの観光するにも超便利ですよ~

はこだてオートキャンプ場を紹介するよ

はこだてオートキャンプ場は、平成11年に函館市初のオートキャンプ場としてオープンしました。

函館市の東部、白石町にある小高い丘に位置し、全体面積は7.75ha。

よく使われる東京ドーム何個分っていう表現だと、東京ドームが4.7haなんで、約1.6個分ってこと(笑)

110のサイトがあり、450人が収容可能な本格的なオートキャンプ場です。

都会の喧騒から離れた自然の中にありながら、施設はめっちゃ充実してるし、キャンプ道具のレンタルも多彩なんで、天候に左右されずに利用できるのもいいところ。

ほんと、びっくりするくらい整った環境なんですよね、ここ。

また、もともと憩いの場とスポーツに親しむ場を提供して、アウトドアレクリエーションやパークゴルフの持つ魅力を広く利用者に伝えるって目的で作られたんで、パークゴルフ場も併設してあります。

北海道って、パークゴルフがめっちゃ盛んなんで、キャンプ場の近くにパークゴルフ場がけっこうありますよね。

ちなみにですが、併設のパークゴルフ場は、一般利用400円のところ、キャンプ場宿泊者は300円で利用することができます。

しかも、道具のレンタルは無料!

キャンプだけでなく、パークゴルフを楽しむのもいいかもしれませんね~

センターハウス(管理棟)について

キャンプ場は、函館市へと向かう国道278号線から市道を500mほど北に進んだ丘の上にあります。

ナビゲーションシステムの案内どおり進めば迷うことなく着くので、はじめて行く方でも心配はいりません。

市道は、中央線はありますが、片側1車線であまり広くはなく、ちょっと凸凹してるので、速度の出しすぎには注意してください。

 

敷地内に入って正面にある、ひときわ大きな建物がセンターハウス(管理棟)です。

まずは、受付をしましょう。

原則として、

※ 宿泊を伴うキャンプのチェックインは、13時から17時までの間、チェックアウトは、11時まで

※ 日帰り利用(デイキャンプ)の場合は、9時から日没までの間

となっています。

 

管理棟は売店も兼ねていて、朝の9時から夕方18時30分まで営業しています。

なお、キャンプ場は担当職員の方が24時間体制で常駐していますので、夜間であっても何か問題があれば、対応してくれますよ。

小さなお子さん連れのファミリーキャンプの方や、キャンプを始めて間もない方には、めっちゃありがたいですよね~

 

管理棟の中はこんな感じ。

入り口から入って正面が受付。

向かって左手が、売店とレンタル品のコーナーです。

 

生鮮品を除く食料品と飲料品、酒類はもちろん、日用品や花火、函館の珍味も販売しています。

 

ここはコンビニか、スーパーか?って感じ(笑)

いや、ほんと充実した品ぞろえですね~

 

レンタル品もめっちゃ充実してますよ。

テントやタープ、シュラフなんかは当たり前。

炊飯ジャーにドライヤー、はては扇風機に電源延長コードまであります(笑)

テントやシュラフなどキャンプに最低限必要なモノがセットになった、「手ぶらパック」なんてのもあって、マジ、手ぶらで来てもキャンプができちゃいます。

近くのコンビニエンスストアまで車で5分もかからない場所にあるキャンプ場ですが、その買い物に出かけることすら不要かも。

ただ、薪類とか、電池なんかは売ってませんので、事前に準備するのは基本ですね~

 

清涼飲料水の自動販売機も設置。

値段は一般小売価格と同じでした。

 

管理棟内には、無料で使えるロッカーと自由に利用できるトイレがあります。

 

こちらは男性用トイレです。

ログハウス風の建物と同じく、丸太を使った壁に水色のタイル張りの床。

小便器は2つ。

大便器の1つは一般的な水洗和式ですね。

 

もう1つの大便器は、ウォシュレット付きの洋式便座です。

テントサイト内にあるトイレもウォシュレット付き便座があるので、この管理棟内トイレにこだわる必要はありません。

掃除は隅々まで行き届いていて、めっちゃキレイなことは言うまでもないですね。

ちなみに、管理棟の周辺は無料Wi-Fiが利用できます。

フリーテントサイトまでは残念ながら届きませんでしたね~

利用料金について

割引適用期間とかもあるので、利用料金の詳細は、公式サイトで確認してくださいね。

通常料金について、簡単に説明すると、こんな感じです。

施設・設備 使用の単位 料 金(税込)
キャビンサイト 10棟
(キッチン・トイレ・テレビ・冷蔵庫・三段ベッド・電子ポット等付き)
6人用 1泊(浴室付)6人用2棟 14,000円
1泊(浴室無)6人用4棟 12,000円
4人用 1泊(浴室無)4人用4棟 10,000円
※キャビンはシーツクリーニング代 別途要 1名につき100円
キャンピングカーサイト 10か所

(電源・上水道・汚水排水口有り)※ペット同伴可

1区画1泊(ペット同伴可) 6,000円
1区画デイキャンプ(ペット同伴可) 2,500円
スタンダードカーサイト 40か所 電源・水道設備
有り
1区画 1泊 5,000円
1区画 デイキャンプ 2,000円
電源・水道設備
無し
1区画 1泊 4,000円
1区画 デイキャンプ 1,500円
フリーテントサイト 50か所 テント1張り 1泊(1張り5人まで) 2,500円
テント1張り 1泊(6人以上) 1人/500円
デイキャンプ(1張り5人まで) 1,000円
デイキャンプ(6人以上) 1人/200円
2輪車1泊 1台/500円
サニタリーA棟 コインシャワー(1回5分) 100円
コインランドリー/洗濯機(1回) 200円
コインランドリー/乾燥機(1回) 100円

ペット同伴可能なのは、キャビンの浴室なしのうち2棟と、キャンピングカーサイトのみです。

ペットと一緒にキャンプをしたい方は、一般的なカーサイトやフリーサイトは利用できませんので、注意してください。

また、キャンピングカーサイト内にはダンプステーションがあるんで、カセットトイレ処理も可能です。

バイクソロキャンパーのボクは、500円でした。

いや、これね、めっちゃ安いですよ。

このあと詳しくテントサイトや場内の施設を紹介しますが、ほんと、すっごく充実してますから。

比べるもんでもないんでしょうが、車利用のフリーサイトは2500円でしょ?

バイクだと5分の1の料金ですもんね。

ちなみにテントとタープを別々に料金を徴収するキャンプ場も増えてきている中、このキャンプ場はテント1張りにタープ1張りなら料金は変わりません

バイク利用なら、テントとタープを張っても500円ってことです。

北海道ってモトキャンパーにめっちゃやさしいよなあって、来るたびに思っちゃいますね(笑)

なお、キャンセル料は、前日であれば利用料金の50%、当日であれば100%の料金が発生するので、キャンセルや予定を変更する場合はなるべく早めに連絡してください。

 

料金を支払うと、利用証のほか、利用案内とゴミの分別方法が書かれた用紙をもらえます。

利用証には地図が記入されているので、区画のあるカーサイトを利用するときも安心です。

利用証は、帰る際に管理棟に返却することになります。

管理棟が開く前に出発するときは、入り口ドアのところに置けばOKです。

フリーテントサイトについて

これが白石公園の全体図。

公園の中央を小川が流れていて、真ん中に管理棟があり、西側がパークゴルフ場、東側がキャンプ場です。

テントサイトは、料金紹介のときに説明したように、フリーテントサイト、スタンダードカーサイト、キャンピングカーサイト、キャビンサイトに分かれています。

サニタリーってのは、トイレや炊事場などがある施設ですね。

管理棟の近くにあるサニタリー棟は、シャワーとコインランドリーも設置してあります。

 

これは管理棟からテントサイトへ向かう途中にあるカーゲート。

夜の22時から翌朝7時まではカーゲートが作動しません

これ以外の時間帯は、自由に出入りできます。

もし、カーサイト利用の方で、朝の7時前に出発したい場合は、前もって出発時間を言っておけばOK

夜間警備担当の方が対応してくれます。

 

あまりないとは思いますが、夜の22時以降に頻繁に出入りする場合は、フリーテントサイト利用者用の管理棟北側にある駐車場に駐車すれば大丈夫です。

ここは、カーゲートの外なんで、24時間いつでも自由に利用できます。

 

フリーテントサイトの利用者は、荷物を搬入後、管理棟北側にある一般駐車場を利用することになります。

 

テントサイトへのアクセスは、駐車場向かいの道路を横断し、小川にかかる橋を渡るだけ。

ちょっと遠そうに思えますが、じっさいは近いです。

荷物の搬入・搬出は、車をテントサイトへ横づけできるんで、ラクラクですよ。

ちなみに、この小川は、ホタルの生息地なんですって。

そのため、川の中は立ち入り禁止になっています。

 

出典:白石公園はこだてオートキャンプ場公式サイト

さて、キャンプ場は、小高い丘を切り開いたような場所にあります。

キャンプ場の東側を北から南に向かって白石川が流れています。

テントサイトもフリーテントサイトのある北側からキャビンサイトのある南側に向かって、ゆるやかに傾斜しています。

当たり前ですけど、サイト自体はきっちり整地され、平坦そのものですよ。

芝生は美しく、さすがは函館市の老舗の高規格オートキャンプ場と言ったところ。

 

では、まずボクが利用したフリーテントサイトから紹介しましょう。

案内図で言うとこのあたり。

 

フリーテントサイトは、キャンプ場の北にある、3000㎡のとても広い敷地。

レクリエーション広場と共通ですが、境界などは設けられていません。

丘陵地の上のほうに位置し、場内を走る道路と樹木に囲まれています。

 

ここは、フリーテントサイトの一番北側に位置する場所。

場内の道路は、車1台分くらいの幅で、全面舗装されています。

荷物満載のバイクでもすっごく走りやすいですよ。

荷物の積み下ろしが楽になるよう、道路沿いにテントを張る方が多いようですね。

 

手入れの行き届いた芝がめっちゃキレイ!

テントサイトの周囲に木々が多く生えてますが、中にも一部木陰があります。

個人的には、東側にあるサニタリーB棟のすぐ近くの木の周囲がおススメですね~

道路に近く、木陰もあって、トイレと炊事場のすぐそばでめっちゃ便利。

あとは、逆に西端だとサニタリーA棟に近くて、利便性はバツグンにいいです。

ただ、サニタリーA棟にはトイレやシャワー室はありますが、炊事場はありません。

調理をしたい方は、サニタリーB棟近くが便利です。

 

フリーテントサイトは、区割りがなく、場所は早い者勝ち。

夏休みの時期などは、かなり混雑するので、なるべく早めに受付をした方がいいと思いますよ。

ちなみに、このときは、ほとんど利用者がいなかったので、道路沿いにバイクを止めてもOKでした。

詳しい利用方法は、受付で確認してくださいね~

キャンピングカーサイトについて

次は、至れり尽くせりのキャンピングカーサイト

管理棟やサニタリーA棟、B棟に近く、一番いい場所にあるサイトと言ってもいいでしょう。

 

キャンピングカーサイトは、B1からB10までの全10サイト。

電源、上水道、汚水排水口が完備で、ペット同伴もOKです。

(狂犬病予防注射接種証明書の提示が必要)

 

駐車場所は全長12mの縦に長いスペースで、普通車なら2台縦列駐車が可能。

料金は区画ごとなんで、普通車2台に分乗して利用するグループキャンプだと、かなりお得かも。

通常料金は6000円、割引期間だと3000円で利用できます。

2グループで使えば、単純に1グループあたり半額になりますからね。

フリーテントサイトのテント1張り1泊2500円とほとんど変わりません。

ただし、テント設営スペースは、スタンダードカーサイトと比べて特別広いってわけじゃないんですよね。

大型のファミリーテントを2つ並べてとかだと、ちょっと厳しいかも。

スタンダードカーサイトについて

キャンプ場の大部分を占めるのが、スタンダードカーサイト

全部で40区画あり、電源、水道、流し台付きが18区画、設備なしが22区画です。

1区画の大きさは、100㎡。設備のあるなしだけで大きさに違いはありません。

設備ありが1泊3000円、設備なしが1泊2000円で、その差は1000円です。

フリーテントサイトに隣接するA区画は、設備ありなしが半々となっています。

 

ここは、キャンピングカーサイトの南側にあるC区画。

電源、水道、流し台付き。

 

区画ごとに利用スペースがしっかり分けられているので使いやすいと思います。

道路沿いには満遍なく木が植えられていて、整備された高規格キャンプ場でありながら、林間サイトっぽさも出てます。

 

こちらも水道などの設備があるD区画。

A区画以外は、区画ごとの違いはそれほどありません。

 

サニタリーに近いかどうか、場所の高い低いが若干ある程度ですね。

 

ここは、区画全体の面積で言うと、一番狭いE区画です。

1から5までの5区画しかありません。

 

もちろん、1区画の大きさはほかの区画と同じなので、ここの設営スペースだけが狭いということではないですよ。

 

キャンプ場の一番南に位置する区画が、このF区画です。

キャビンサイトの道路向かいに並んでいます。

 

F区画も設備なしの区画になっています。

 

この区画は、ほかよりも木陰が気持ち多いような感じがします(笑)

 

F6、F7はサニタリーB棟のすぐそばにあります。

また、サニタリーB棟の向こう側に飛び地みたいにあるF7、F8は、コインシャワーなどがあるサニタリーA棟や管理棟にも近いんですよね~

便利さだけで言ったら、このF6~F8あたりが一番かも。

キャビンサイトについて

最後は、快適さでは断トツのキャビンサイト

G1からG10までの全10棟。

 

木造ログハウス風の建物です。

天候を気にせず快適なキャンプを楽しめるキャビンは、家族連れにピッタリですね~

すべてのキャビンに、キッチン、ウォシュレット、洗面台、テレビ、テーブル、冷蔵庫、三段ベッド、マットレス、電磁調理器、電子ポット、鍋、フライパン等が完備。

お手軽に非日常を楽しむことができます。

ちなみにキャビンの敷地内にも庭のように芝の部分があります。

ここにテントやタープを張っても、追加料金はかかりませんよ。

うまく利用すれば、キャンプをより楽しめますね~

 

10棟のうち、2棟が6人用浴室付き。

4棟が、6人用で浴室なし。

この中の2棟がペット同伴可能になっています。

(狂犬病予防注射接種証明書が必要)

残り4棟は、4人用ですべて浴室なしのタイプです。

バリアフリータイプのキャビンは、建物前面がスロープになっているため、芝生スペースはありません。

あ、そうそう。

このキャビンって、6人用とか4人用とかって分けられてますが、1人1泊いくらっていう料金体系じゃないんですよね。

ベッドやマットレスが人数分しか設置してないってこと。

ぶっちゃけ、6人用のキャビンに寝袋とか持ち込んで10人で寝ても料金は同じみたい。

いや、そんな使い方ほんとにできるのかって思ったんですけど、函館市公式観光情報サイトの紹介記事に、「人数制限はないので、寝袋などを利用して大人数での宿泊もできます」ってちゃんと書いてありました。

家族連れやグループキャンプの方、意外とキャビンが一番お得かもですよ(笑)

サニタリーA棟について

広い敷地を持つはこだてオートキャンプ場には、炊事場やトイレがセットになったサニタリーが3か所あります。

配置はこんな感じ。

ご覧のとおり、どの区画からも遠くない位置に設けられています。

 

これが管理棟に近い、サニタリーA棟。

めっちゃ立派な建物です。

 

それもそのはず。

トイレだけではなく、シャワー室にコインランドリーもありますから。

ただし、水道設備はありますが、いわゆる炊事施設はないので、料理をするときなどはサニタリーB棟を使ってくださいね。

 

トイレは男女別に分かれています。

こちらは男性用。

木製の壁にベージュのタイル張りの床。

ピッカピカに掃除された水洗小便器が2つ並んでいます。

 

大便用は、ウォシュレット便座の洋式が1つ。

 

洋式が苦手な方のために、和式便座も1つあります。

高規格キャンプ場なんで当たり前のことかもしれませんが、やっぱりトイレがキレイなキャンプ場はいいですよね。

トイレのキレイさとキャンプ場の良さは比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)

 

これがシャワー室。めっちゃ清潔でマジきれいです。

男女それぞれ7室ずつあります。

1室あたりの大きさは、それほど広くありません。

大人1人分ってとこですね。

親御さんが小さなお子さんと一緒に入れるように、倍ぐらいのシャワー室があるとなお良かったかも。

 

料金は、ほとんどの道内のキャンプ場と同じ、5分100円です。

女性だと5分は短いのかな。

ボクは、5分で頭からカラダまでバッチリ洗えるので、たったの100円で移動もせずにキレイになるなんて、めっちゃ得した気分になりますが(笑)

シャンプーやボディソープ、タオルは、管理棟内の売店で販売しています。

シャンプーとリンスがセットで400円、ボディソープが200円、手ぬぐいが150円でした。

 

こちらが、コインランドリー。

北海道は、長期キャンプやツーリングだけでなく、徒歩や自転車による日本一周をしている方も多くいるため、洗濯機や乾燥機を設置しているキャンプ場も多々あります。

もちろん、ここはこだてオートキャンプ場にもちゃんと置かれていましたね~

さすがは函館市を代表する老舗の高規格キャンプ場です。抜かりはありません。

利用料金は、洗濯機が200円で60分、乾燥機は100円で30分の稼働です。

洗剤や漂白剤、柔軟剤は売店で売っていて、各50円でしたね。

なお、洗面所での電源コンセントの使用も制限しておらず、自由に使えました。

(ボク個人としては、置き忘れや盗難の恐れがあるので、個人的な機器類の充電はおススメしません)

 

サニタリーA棟の外にはゴミステーションがあります。

ゴミ処理に別途お金は必要ありません。

ゴミ袋は、管理棟で受付をしたときにもらえます。

 

ゴミの分別は、以下のように大きく4つに分けられます。

1,燃やせるゴミは、生ごみや紙くず、カップめんの容器など。

2,燃やせないゴミは、スプレー缶や金属、陶器類など。

3,ビン、ペットボトル類

4,缶類

 

北海道のキャンプ場は、本州以上に野生動物への対策が必要です。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

 

はこだてオートキャンプ場では、周囲を電気柵で囲っており、ヒグマなど野生動物が場内に入り込まないようにしっかりと対策を立てています。

それでも、このようにエゾシカが場内を走る通路近くに顔を見せに来ることもあるんです。

これ、施設の外の写真じゃないですよ。中ですからね。

キャンプをするときは、野生動物対策はもちろんのこと、ゴミ捨てのルールとマナーをしっかり守りましょうね~

サニタリーB棟について

炊事施設とトイレが一緒になったサニタリーB棟は、フリーテントサイトの東側と西側に1か所ずつあります。

 

これは、フリーテントサイト利用の方が使うことの多い、東側にあるサニタリーB棟です。

正面が男女、身障者別になったトイレ、裏側に炊事場があります。

周囲は森になっているため、時期によってはハチなどの虫がたくさん出ます。

トイレの出入口には、しっかりしたドアが設置してありますね~

出入りの際は、ドアを閉め忘れないようにしましょう。

 

こちらは男性用トイレです。

水洗式小便器が2つ。

 

大便用は、水洗和式が1つ。

 

ウォシュレット便座の洋式トイレが1つ。

サニタリーA棟と同じ構成ですね。

もちろん、トイレットペーパーもちゃんとありますし、キレイに掃除してあります。

 

これは身障者用トイレ。

サニタリー自体がバリアフリー対応になっています。

 

ここは洗面所。

トイレの中にも洗面台はあるんですけど、洗面所が別にあるんですよ。

「トイレで歯を磨くなんてイヤ!」って方とか、「炊事場で歯を磨くんじゃねーよ!」って方にも対応してるっぽい(笑)

これってけっこう珍しいと思うんですよね~

ボクは、高規格キャンプ場をほとんど利用したことが無いんで、ほかと比べようがないんですけどね。

 

トイレの反対側が、炊事場になっています。

天窓があって、電灯がなくても明るい造り。

床はコンクリートで、かなり広々としてますね~

 

中央の壁に沿って両側にステンレス製のシンクが設置してあります。

シンク1つに対し、蛇口が複数付いています。

 

うち1つは、少し小さく浅めのシンク。

蛇口はどれも長いパイプで使いやすいですよ。

もちろん、水はそのまま飲料水として使えます。

 

裏側はこのようになっています。

調理台はありませんが、シンクの脇がテーブルになっているので、食器や食材を置くことが可能。

いくつかのグループが同時に使えるような設計ですね~

 

サニタリーの外には、ゴミステーションがあります。

分別の方法は、先ほど説明したとおりですね。

 

焚火やバーベキューなどで出た炭や灰は、サニタリーの外にある灰捨て場に捨ててください。

火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。

じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。

火事の危険もあるので、注意したいですね。

 

これは、キャビンサイトとスタンダードカーサイトF区画近くにあるサニタリーB棟。

東側にあるサニタリーよりも建物が少し小さめです。

こちらには、清涼飲料水の自動販売機が設置されてるんですね~

 

基本的な造りは同じで、中央にコンクリートの壁があり、その両脇に炊事設備があります。

ステンレス製のシンクに蛇口が1つずつついています。

 

反対側はこんな感じ。

ひとつだけ、高さが少し低く、浅めのシンクになっています。

子供でも使いやすいようにかな。

シンクの脇がテーブルになっていて、食器や食材を置くことが可能。

広さも十分で使いやすい炊事場だと思います。

こちらにもゴミステーションと灰捨て場があるので、ご利用ください。

キャンプ場の利用上の注意事項について

最後に利用案内を紹介します。

フリーテントサイト周辺を含め、駐車スペース以外の場所への駐車は禁止

管理棟北側にある一般駐車場を利用すること。

カラオケや発電機などの騒音となるモノの使用は禁止。

夜の10時以降は、騒がないこと。

 

芝生保護のため、焚火や薪、炭等の直火はできません。

またバーベキューは地面より50cm以上のコンロを使用すること。

コンクリートブロックが用意されているので、高さが足りない場合は利用するといいでしょう。

 

花火は、公園入口近くに専用の場所があり、そこで手持ち花火のみ可となっています。

打ち上げ花火禁止ってこと。

とくに一般的なキャンプ場と異なる内容はありませんし、難しいこともないですね。

あとは、このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。

「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。

カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)

ここは、きっちり整備されたオートキャンプ場ではありますが、蚊やハエなどの虫対策、野生動物に対する備えはしっかりと。

なお、スマホはどこでも問題なく使えました。

温泉施設の紹介

はこだてオートキャンプ場の直近には残念ながら入浴施設はありません。

でも、キャンプ場から函館市内方向へ車で15分ほど走ると、湯の川温泉があります。

湯の川温泉は、1653年、後に松前藩の藩主となる松前千勝丸が難病治療のため、湯治をしたことが発祥とされています。

登別温泉、定山渓温泉とともに北海道三大温泉郷のひとつに数えられる名湯なんですね~

函館市の外縁部の住宅街にあり、「日本一空港に近い温泉街」をキャッチコピーに掲げています。

 

湯の川温泉の泉質は、ナトリウム—塩化物温泉(中性低張性高温泉)です。

一般的には、においの少ない無色透明のお湯で、サラリとした入り心地って言われています。

日本では比較的多い泉質になりますね。

函館湯の川温泉旅館協同組合に加盟する18施設のうち、10施設が日帰り入浴に対応しています。

温泉施設は数が多いため、個別には説明しません。

日帰り入浴大人500円からあるので、とってもリーズナブルだと思いますよ~

「湯の川八景」と呼ばれるほどの景勝地として親しまれ、「函館の奥座敷」と言われていたこともあります。

箱館戦争時には、旧幕軍の榎本武揚が傷病兵を療養させ、榎本自身も入湯していた温泉みたいですよ。

歴史好きな方、函館市に観光に行く方、ぜひ湯の川温泉にお立ち寄りください。

詳しくは、こちらの函館湯の川温泉旅館協同組合の公式サイトをご覧ください。

グリーンステイ洞爺湖のキャンプ場データ

名前 白石公園はこだてオートキャンプ場
かな しろいしこうえん はこだて おーときゃんぷじょう
住所 北海道函館市白石町208番地
連絡先 管理棟(電話番号:0138-58-4880)
管理者 指定管理者 株式会社マルゼンシステムズ
営業期間 例年4月下旬から10月末日まで

予約は電話、公式サイトからのインターネット予約(利用日の2か月前の月初めから)

当日申し込み可。

キャンセル料:前日利用料金の50%、当日100%

チェックイン:13時から17時までの間

チェックアウト:11時

日帰り利用:9時~日没まで

料金 バイク500円から。割引適用期間あり
ジャンル オートキャンプ場(芝のフリーサイト、区画サイト)
施設 テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場、売店、コインランドリー、シャワー、無料Wi-Fiなど

電源、ダンプステーション(汚水排水口)などの設備、キャンピングカーサイト、キャビンなどあり

備考 直火禁止。ゴミ分別。

キャビンとキャンピングカーサイトの一部のみペット同伴可



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