【更新情報】2022年7月
今回紹介する滝里湖オートキャンプ場は、北海道の芦別市(あしべつし)にある高規格キャンプ場です。
(高規格キャンプ場とは、一般的なキャンプ場と比較して、快適な環境、設備が整っているキャンプ場のこと)
管理は、市から委託を受けた一般社団法人芦別観光協会がしています。
利用にあたっては、電話による事前予約だけでなく、利用当日に直接キャンプ場で申し込んでも大丈夫!
キャンピングカーサイトと一般カーサイトのほか、二輪用サイト、コテージが用意されています。
この二輪用のサイトは、7、8月でも1泊料金、なんとたったの660円!
7月、8月以外の閑散期だと、330円という驚きの安さ!
高規格キャンプ場の快適な環境を利用できて、この値段は、めっちゃお得ですよね~
モトキャンパーからキャンピングカーの家族連れまで、幅広い層が利用しやすいキャンプ場なんですよ、ここ。
気をつけたい点は、夜間の出入りが制限されるところ。
夜の21時から翌朝8時までは、キャンプ場と国道をつなぐ道路にあるゲートが閉鎖されます。
夜間担当の方が常駐しているので、早朝の出発にも対応してくれますが、夜は気軽に外出には行けなんですよね。
なお、開場期間は、例年4月下旬から10月中旬となっています。
芦別市の紹介
芦別市は、空知総合振興局の所在地で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。
明治26年に山形県の方々が入植した地域で、以来、富山、石川、福井県などからの移住者により開拓が進められました。
明治33年、歌志内村(現歌志内市)から独立して「芦別村」が誕生し、 昭和16年に町制、昭和28年に市制がそれぞれ施行され、現在に至ります。
市名の由来は、アイヌ語の「ハシュペッ(低木の中を流れる川)と「アシペッ(立つ・川)」の2つの説があるそうです。
芦別市は、炭鉱のまちとして栄え、人口は最高で7万5000人余りに達しましたが、昭和30年代半ばのエネルギー革命による石炭産業の衰退とともに人口も減少。
現在の人口は約1万5000人。
基幹産業である農林業を中心に、企業誘致や産業振興に力を入れるとともに、観光産業も推進して地域経済の建て直しを図っています。
周辺自治体の歌志内市や赤平市、雨竜町、上砂川町などと同じような生い立ちですね~
芦別市は海道のほぼ中央に位置し、全国都市の中でも広大な面積を有します。
そのうち、約88%が森林です。
市内の南東から北西にかけては空知川が流れ、東南部には夕張岳、南部には幾春別岳、礼振峰、芦別岳など1000m級の山々がそびえる、豊かな自然に恵まれた地域なんですよ~
気候は、大陸性で温暖。
8月の最高気温の平年値は道内では最も高い。
その反面、冬の降雪量は多く、年間降雪量は約5mに達します。
1年を通して四季の変化が明瞭で、自然災害の極めて少ない快適な生活環境です。
まちのキャッチコピーは、「星の降る里」。
美しい自然と澄みきった空、降るように美しい星がまたたく夜空といった自然環境を生かし、星の持つ無限の愛とロマンに着目した観光のまちづくりを目指すということで、昭和59年12月1日に「星の降る里」を宣言したんだって。
特産品は、気候の寒暖差を生かした芦別米や芦別メロンなど。
米は「日本穀物検定協会のお米の食味ランキング」で特Aの評価を獲得する、「ななつぼし」、「ゆめぴりか」、「ふっくりんこ」などが生産されています。
芦別米の特徴は、甘みと粘り。また、冷めてから食べてもおいしいんだそう。
芦別メロンは、高級メロン産地の静岡県で栽培されているものと同じ「アールス系」の品種。
猛暑の昼と肌寒いほどに涼しい夜を過ごしたメロンは、濃厚な甘みと豊かな風味とのこと。
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は芦別市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
キャンプ場までのルート紹介
滝里湖オートキャンプ場は、芦別市の中心から南東に車で約20分。
市内を流れる空知川と並んで通る国道38号線沿いに位置します。
隣接する富良野市からでも車で約20分、中核市である旭川市からだと1時間くらい。
交通アクセスもなかなかいいですね。
ただし、芦別市と富良野市のちょうど中間あたりの山間にあるので、付近にコンビニエンスストアやガソリンスタンド、入浴施設などはありません。
利便性の点では、イマイチ。
もちろん、高規格のオートキャンプ場ですから、売店のほか、シャワーやランドリーも完備。
施設は充実していることは言うまでもありません。
それでも、夜の21時から翌朝8時までは出入りが制限されるため、給油や食料品の買い出し、必要なものについては事前に準備したほうがいいと思います。
滝里湖オートキャンプ場は、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことなく着くはず。
国道38号線から見える滝里湖畔にあるため、わかりやすいですよ。
道路も見通しが良くて交通量が少ないから、とっても走りやすい。
気をつけたいのは、国道からキャンプ場へと至る道路の入口。
キャンプ場のある湖とは反対方向に曲がります。
つまり、芦別市から向かった場合、湖は右手に見えるんですが、キャンプ場へ行くには左折するんですね。
「滝里湖オートキャンプ場」と書かれた案内板が出ているので、見落とさないようにしてくださいね。
滝里湖オートキャンプ場を紹介するよ
滝里湖オートキャンプ場は、ダム湖として誕生した滝里湖整備事業の一環により、2000年(平成12年)にオープンしました。
滝里ダムは、石狩川水系空知川中流部に建設された特定多目的ダムです。
1981年(昭和56年)の石狩川大水害を機に治水と空知地域への利水を目的に建設され、1999年(平成11年)に感染した、空知川本流に建設されたダムとしては最も新しいダムです。
このダム建設により誕生した湖が、滝里湖(たきさとこ)なんですね~
滝里湖オートキャンプ場は、滝里湖の湖畔にあるオートキャンプ場。
国道38号沿いに広がる湖と、山々に囲まれた雄大な景色がめっちゃすばらしいんですよ。
日常の喧騒から離れて北海道の大自然と湖を満喫したり、カヌー遊びなどでアクティブに遊ぶもできちゃう。
「ロケーションは楽しみたいけど、幼い子供がいるからキャンプはちょっと大変かな」って方のために、ログハウス風のコテージも用意されています。
多彩な利用シーンに応えられるのが、このキャンプ場の魅力なんですね~
ペット同伴もOK。
ただし、二輪車等専用フリーテントサイトと建物内(管理棟、炊事棟、トイレ、コテージ)への連れ込みは禁止です。
キャンプ場の全体図はこんな感じ。
国道から湖へ向かって走ってくると、西側に防災施設という名称のハンパなく存在感のある建物が見えます。
ここが、いわゆる管理棟です。
その東側に駐車場と二輪車等専用のテントサイトがあり、カーゲートを経て、オートサイトが西側に広がっています。
このキャンプ場はオートサイトなので、バイク以外はテントサイトに直接車を乗り入れることが可能。
駐車場は、防災施設の見学や湖でカヌー遊びなどをする方が車を止める場所ですね。
アスファルト舗装され、普通車100台、大型バス3台が駐車できます。
防災施設(管理棟)について
敷地内に入って案内板通りに進むと、正面に見えてくるひときわ大きな建物が防災施設(管理棟)です。
まずは、受付をしましょう。
原則として、利用時間については、
チェックインは、テントサイトは13時から19時の間(コテージ14時~19時)
チェックアウトは、翌日8時から11時まで
デイキャンプは、11時から16時まで
管理棟の営業時間は、8時から21時まで
予約は、4月中旬から随時。受付は電話のみで8時30分から17時までの間(ファックスやメールは不可)
利用当日、直接申し込みでの利用可
となっています。
利用料金は、
区 分 | 7月~8月料金 | 4月~6月、9月~10月料金 |
---|---|---|
キャンピングカーサイトA 5区画 (電源30A・炊事台・上水道付) |
6,380円(デイキャンプ3,190円) | 3,190円(デイキャンプ1,590円) |
スタンダードカーサイトB 19区画 (電源15A・炊事台・上水道付) |
5,830円(デイキャンプ2,910円) | 2,910円(デイキャンプ1,450円) |
スタンダードカーサイトC 16区画 (電源15Aのみ) |
4,730円(デイキャンプ2,360円) | 2,360円(デイキャンプ1,180円) |
二輪車等専用フリーテントサイト 10人 (1人用:設備なし バイク、自転車、徒歩利用者) |
660円(デイキャンプ330円) | 330円(デイキャンプ160円) |
コテージ6人用 3棟 | 13,530円 | 7月~8月料金と同じ |
コテージ8人用 3棟 | 17,930円 | 7月~8月料金と同じ |
です。
入場料を取ってないんで、ソロでもファミリーキャンプでも値段は同じ。
たとえば、家族4人で来てテントとタープを張っても、料金は変わらないってことです。
入場料が必要だったり、テントとタープに別々の料金がかかるキャンプ場が増えてきている中、かなりリーズナブルと言っていいでしょう。
とくに、4月~6月、9月、10月の閑散期の料金は、高規格のオートキャンプ場の中では驚くほど安いと思いますね~
正面出入口から入って、右手に受付があります。
受付時に1区画につき、車1台分のカーゲート通行カードとごみ袋を渡されます。
キャンプで出たごみは、分別することですべて引き取ってもらえます。
さすがは高規格のオートキャンプ場ですね~
オートサイトへの駐車は1区画1台が原則で、2台以上駐車する場合は、申告してカーゲート手前にある駐車場に駐車することになりますよ~
なお、利用に関する詳細は、公式サイトで確認してくださいね。
管理棟内にはシャワーやランドリー、トイレなどの設備があるほか、売店も兼ねています。
管理棟の営業時間は、朝の8時から夜21時まで。
トイレやシャワー、ランドリ及び自動販売機は24時間利用可能。
キャンプ場は、担当職員の方が24時間体制で常駐していますので、夜間であっても何か問題があれば、対応してくれますよ。
小さなお子さん連れのファミリーキャンプの方や、キャンプを始めて間もない方には、めっちゃありがたいですよね~
チェックイン時間も19時までと、道内のキャンプ場の中では遅い方だし、売店も21時まで開いてるし、旅行者がかなり利用しやすいと思います。
道内をツーリングしていると、日中はなるべくいろいろと走り回りたいんで、チェックインが遅いのは助かります。
なお、キャンセル料の規定はなく、当日の急な予定変更にも対応してくれます。
時間までに到着できない場合は、必ず早めに連絡してくださいね。
管理棟の売店はこんな感じ。
菓子類、カップラーメンなどインスタント食品、調味料、アイスクリーム、氷、日用雑貨などを販売しています。
食料品については、生鮮品は売っておらず、品ぞろえは多くはありませんから、やはり前もって購入しておいた方がいいでしょう。
薪や炭などは取り扱っているので、もし、キャンプ中に足りなくなっても大丈夫です。
受付の奥にトイレやシャワー、ランドリー、清涼飲料水の自動販売機があります。
こちらは、24時間利用可能。
二輪車等専用フリーテントサイトは、管理棟の目の前なんで、めっちゃ便利なんですよね~
トイレは、男女、身障者用に分かれています。
こちらは男性用。
おしゃれな洗面所ですね~
男性用小便器は、水洗式が3つ。
薄水色の壁にグレーの床で、清潔感たっぷり。
大便用は、一般的な水洗和式が1つ。
残念ながら、ウォーム便座やウォシュレット便座ではありませんでした。
これは身障者用。
かなり広々とした造りで、おむつ交換台も備え付けてありました。
掃除は隅々まで行き届いていて、めっちゃキレイなことは言うまでもないですね。
これがシャワー室。めっちゃ清潔でマジきれいです。
男女それぞれ2室ずつあります。
シャワールームの中はそれほど広くありませんので、このスペースで着替えとかするといいでしょう。
親御さんが小さなお子さんと一緒に入れるように、倍くらいの広さのシャワールームが1つくらいあるとなお良かったかも。
料金は、10分100円です。
道内のキャンプ場にあるコインシャワーって、だいたい5分100円が相場なんですよね。
女性だと5分は短いですよね。
10分もあれば、お風呂に入るとまではいきませんが、それなりに洗えて温まれそう。
ボクは、5分で頭からカラダまでバッチリ洗えますけどね(笑)
シャンプーやボディソープ、タオルは、ご自分で準備してくださいね。
利用料金は、洗濯機が200円で60分、乾燥機は100円で30分の稼働です。
洗剤や漂白剤、柔軟剤は売店で売っていますよ~
清涼飲料水の自動販売機も設置。
値段は一般小売価格と同じでした。
自販機があるのって、めっちゃうれしいですよね~
飲み物を買うためだけに出かけるのはおっくうですもんね。
24時間いつでも飲み物が買えるサービスって、何気にスゴイと思うんですよね~
フリーテントサイトについて
これがキャンプ場の全体図。
管理棟の目の前が、二輪車等専用フリーテントサイトになっています。
バイクや自転車、歩行者専用のサイトですね。
テントサイトっていうか、空きスペースに芝を植えただけって感じがします(笑)
2~3人用のテントだと、だいたい10張りくらいは張れそうです。
きっちり作りこまれた設備充実のオートサイトと比べると、なんとも寂しい限り。
「料金安いんだから、キミたちは端の方でキャンプしてなさい」って言われているよう。
な~んて、被害妄想に陥りそうですが、じつはここ、めっちゃいい場所なんですよ。
管理棟の目の前にあるわけですから、中の施設は使い放題。
トイレに行くにもシャワーを使うにも、売店で買い物をするにも、ほかのどのオートサイトよりも近いです。
高さ2m近くあるブロック塀のおかげで、横風が吹き抜けることもなく、悪天候にも強い。
バイクは、その塀の隣りに止められるため、実質オートサイトと同じ。
目の前には滝里湖が広がり、遮るものが何もないんで、眺望はバツグン!
ロケーションは最高ですよ。
お得さで言ったら、ダントツでしょう。
なにせ、7月と8月以外は、1泊330円という破格の値段で高規格のオートキャンプ場の施設が利用できるわけですからね。
キャンプ場の位置も芦別市と富良野市のちょうど中間で、道内を巡るモトキャンパーが一息つくにもピッタリの場所。
コインランドリーもあるんで、ゆっくり湖を眺めながら、たまった衣類を洗濯するなんてのもいいんじゃないでしょうか。
個人的には、カーポートみたいな屋根をつけてくれたら、道内トップクラスのモトキャンパー専用サイトになるんじゃないかって思ってます(笑)
ちなみに、管理棟の正面は、夜間は閉まりますが、軒が出ているので悪天候時の避難先にもなりますよ。
台風のような暴風雨のときは、中に入ってもいいですし。
一見、簡素なフリーサイトに見えますが、考えようによっては、すっごく使い勝手のいいテントサイトだと思うんですよね~
カーサイトについて
場内には、アスファルト舗装された道路が通っていて、南側から北側に向かって一方通行になっています。
カーゲート直近の道路からは、サイトに行けませんので注意してくださいね。
湖側の道路を通って、各サイトへ向かってください。
オートサイトの一番奥、西端にあるのが、キャンピングカーサイトAです。
全部で5区画あり、電源30A、炊事台、上水道の設備付き。
ペット同伴もOKです。
(犬は、狂犬病予防注射接と畜犬登録を済ませていることが必要)
サイトAはこんな感じ。
キャンピングカー利用者ってことで、管理棟や炊事場、トイレから一番遠いサイトです。
その代わり、駐車場は広々としていて、トレーラーハウスも駐車可能。
サイトは、芝地でほぼ平坦です。
1区画にファミリー用のテントとタープを張る余裕があります。
キャンピングカーサイトAの向かいにあるのが、スタンダードカーサイトB。
B1~B19まで全部で19区画あり、電源15A、炊事台、上水道の設備付き。
ここもペット同伴OK。
サイトの作り自体は、キャンピングカーサイトもスタンダードカーサイトBも、ほぼ同じ。
適度に木が植えられていて、整備された高規格キャンプ場でありながら、林間サイトっぽさも出てます。
サイトCと隣り合っている場所は、炊事場、トイレに近くて便利です。
B-16~19は、管理棟に近くて使い勝手がいい区画だと思います。
区画によっての大きさの違いは、ほぼありません。
ただ、サイトの形状に多少違いがみられるため、大型のテントやタープを張りやすい場所もいくつかあります。
サイトに空きがある場合、ご自分のテントの形状に合わせて、区画を変えてもらうのもありかも。
炊事棟の周りを囲むようにあるのが、スタンダードカーサイトC。
全部で16区画あり、設備は電源15Aのみ。
ただし、炊事棟兼トイレのすぐそばのため、炊事台は無くてもまったく問題なし。
場所によっては、湖まで見通せるんでロケーションもバッチリです。
区画14~16は湖側だし、サイト同士の間隔にも余裕があるので、イチオシですよ~
サイトCはこんな感じ。
とくに狭いということもなく、不便さはありません。
サイトBとサイトCの料金差は、閑散期で550円。(通常期で1100円)
違いは、炊事台、上水道の設備があるかないかだけ。
モトキャンパーのボクだったら、サイトCでいいんじゃないかな~って思っちゃいますね(笑)
夜間照明については、テントサイト内や通路などに街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。
ただ、管理の行き届いたキャンプ場と言っても、照明なしで夜を過ごすのは危険です。
照明器具は忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKです。
炊事棟兼トイレについて
炊事施設とトイレが一緒になったサニタリー棟が、スタンダードカーサイトCの真ん中に建っています。
この施設がサイトCの中央にあるため、サイトCがとても使いやすく、需要を高めてると思うんですよね~
ログハウス風の大きく立派な建物ですね~
バリアフリー対応型で、正面が男女、身障者別になったトイレ、脇側に炊事場があります。
明かり窓がいくつもあって、日中時間帯は照明がなくても明るいですね。
トイレの出入口には、しっかりしたドアが設置してあります。
虫が入り込むのを防ぐため、出入りの際はドアを閉め忘れないようにしましょう。
これが男性用トイレ。
水洗式小便器が4つ。
便器の周囲は白色のタイル、床は水色のタイルが張ってあります。
横壁は、外観と同じように丸太を組んだような造りですね。
木のぬくもりが感じられまそうなトイレですね~
大便用は、水洗和式が1つ。
もちろん、トイレットペーパーもちゃんと備え付けてあって、めっちゃキレイに掃除されてますよ~
洋式が苦手な方のために、和式便座も1つあります。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、和式便座しかないと子供とかは使いづらいと思うんですよね。
洋式があるのはありがたいですね。
高規格キャンプ場なんで当たり前のことかもしれませんが、やっぱりトイレがキレイなキャンプ場はいいですよね。
「トイレのキレイさとキャンプ場の良さは比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
ここは洗面台も4つ設置。
それぞれに電灯と鏡がついていて、とっても使いやすそう。
ピカピカに磨いてありました。
こちらが身障用トイレ。
バリアフリー対応型らしく、かなり広々とした造り。
便器は、一般的な洋式便座で、ウォーム便座とかウォシュレット便座ではありません。
トイレットペーパーも完備。
おむつ交換台も設置してあります。
全体的にみて、かなり清潔感のあるトイレですね~
欲を言えば、ウォーム便座、ウォシュレット便座にしてほしいかなあ。
炊事場はこんな感じ。
壁際にステンレス製の洗い場があって、中央に調理台が置いてあります。
この炊事場の最大の特徴は、お湯が使えること。
なにそれ、すごい!
高規格のオートキャンプ場をほとんど利用したことのないボクからすれば、「ここはホテルか旅館か?」って思っちゃう(笑)
真夏なら水でもぜんぜん問題はありませんが、北海道の春、秋は寒い日が多いですからね。
お湯が使えるって、ほんとありがたいことですよね~
カーサイトに設置してある水道は、お湯は出ないんで、やっぱり炊事棟に近いサイトCをおススメしちゃいますね~
窓があって、電灯がなくても明るい造り。
床はコンクリートで、かなり広々としてますね~
夏の混雑する時期でも、窮屈にならなそう。
蛇口は、2ハンドルの混合栓で、吐水パイプ下向きのタイプ。
シンク1つに対し、蛇口が複数付いています。
もちろん、水はそのまま飲料水として使えます。
中央のスペースに調理台がいくつもならんでいるため、たくさんの食器や食材を置くことが可能。
いくつかのグループが同時に使えるような設計ですね~
昔ながらの「かまど」はありません。
最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますからね。
高規格のオートキャンプ場を利用するような方は、個人でコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。
焚火やバーベキューなどで出た炭や灰は、炊事棟の外にある灰捨て場に捨ててください。
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
高熱が出る調理器具を使う場合、コンクリートブロックを使うなどして、直接芝の上に置かないようにね。
コテージについて
最後は、快適さでは他の追随を許さないコテージの紹介。
キャンプ場の敷地の西のはずれにあります。
現在利用可能なのは、6人用が3棟と8人用が3棟の計6棟。
6人用と8人用のそれぞれ1棟が、バリアフリー対応型(車いす可)で、こんな感じになっています。
6人用のコテージは、エゾマツ(平屋)、シラカバ(ロフトあり)、ハルニレ(車いす対応)。
8人用のコテージは、ライラック(平屋)、キタコブシ(ロフトあり)、ミズナラ(車いす対応)。
コテージは、美しい天然の木で造られたログハウス風の建物です。
天候を気にせず快適なキャンプを楽しめるコテージは、家族連れにピッタリですね~
すべてのキャビンに、給湯設備付きキッチン、ウォシュレット付き洋式トイレ、テレビ、テーブル、ソファー、寝具、暖房器具等が完備。
なんと、お風呂までついています。
ぶっちゃけ、別荘ですよね、これ(笑)
自然に親しみたいけれど、小さなお子さんがいるとか、テントはちょっと苦手という方にも最適です。
お手軽に非日常を楽しむことができちゃいますよ~
ちなみにキャビンの敷地内にも庭のように芝の部分があります。
ここにテントやタープを張っても、追加料金はかかりません。
うまく利用すれば、キャンプをより楽しめますね~
注意したいのは、このキャンプ場はペット同伴OKなんですが、コテージ内への連れ込みは禁止なところ。
コテージの駐車場で遊ばせるのは大丈夫です。
あ、そうそう。
ここのコテージって、6人用とか8人用とかって分けられてますが、テントサイトと同じく1人1泊いくらっていう料金体系じゃないんですよね。
1棟当たりの値段なんで、ぶっちゃけ、6人用のコテージに寝袋とか持ち込んで10人で寝ても料金は同じみたい。
家族連れやグループキャンプの方、意外とコテージが一番お得かもですよ(笑)
キャンプ場の利用上の注意事項について
キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
利用前に管理棟で受付をすること。
指定された駐車スペース以外の場所への駐車禁止。(通路への駐車はダメ)
1区画で車を2台以上止めたい場合は、受付時に申請して、2台目は管理棟近くの駐車場に止めてください。
花火をしたり、発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
夜の10時以降は、騒がないこと。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
このキャンプ場はペット同伴OKです。
ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場も増えてきています。
そうした情勢の中、ペットと一緒にキャンプを楽しめるってありがたいことですよね~
ただし、ただし、二輪車等専用フリーテントサイトと建物内(管理棟、炊事棟、トイレ、コテージ)への連れ込みは禁止。
犬は、狂犬病予防注射接と畜犬登録を済ませていることが必要など、遵守事項がいくつかあります。
こうした注意、マナーを守らないと、ほかのお客さんからの苦情によって、ペット全面禁止とかにもなりかねないんで、しっかり守ってくださいね。
そして、ぜったい守ってほしいのが、ごみの分別。
このキャンプ場は、キャンプ中に出たごみはすべて引き取ってくれます。
有料キャンプ場でも、ごみの持ち帰りが増えてきている中で、引き取ってくれって、ほんとありがたいこと。
受付時に、分別方法が書かれたチラシをもらえるんですが、ごみは、以下のように大きく6つに分けられます。
1,一般ごみ(燃やせるごみ)~衣類や紙くず、紙おむつ、木くず、ペット用トイレの砂など
2,一般ごみ(燃やせないごみ)~皿、茶碗、鍋ややかん、食用油の缶、革類、長靴など
3,生ごみ~野菜くず、肉類、たまごの殻、貝類など
4,ペットボトル~キャップを外し、水で軽くすすぐ
5,あきかん~スプレー缶は使い切って、穴をあける
6,あきびん~無色透明のびん、茶色のびん、その他のびんに分け、茶碗や皿、ガラスコップなどは入れない(割れたびんは、燃やせないゴミへ)
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
消し炭や灰などは、炊事棟近くにある専用の容器に入れてくださいね~
温泉施設の紹介
滝里湖オートキャンプ場は、芦別市と富良野市のちょうど中間に位置し、付近に入浴施設はありません。
どちらかの市街地まで行かないとダメなんですよ。
ということで、このキャンプ場は芦別市が管理する施設なんで、今回は芦別市の入浴施設を紹介しますね。
温泉宿泊施設が1つ、共同浴場が3つもあります。
いずれもキャンプ場から車で20分程度で行けちゃうんですよ。
お風呂大好き人間は、ぜひ行きたいところですね~
まず紹介するのは、「芦別温泉スターライトホテル おふろcafe 星遊館」。
滝里湖オートキャンプ場から車で20分ちょっとの場所にある温泉宿泊施設です。
1972年に市営の温泉施設として開設し、翌年には国民保養温泉地に指定。
以後、国民宿舎、新浴室、スターライトホテルが順次開業しました。
国民保養温泉地とは
温泉法に基づき温泉の公共的利用増進のため、温泉利用の効果が十分期待され、かつ健全な保養地として活用される温泉地を環境大臣が指定しているもの。
昭和29年に厚生省(当時)によって、酸ヶ湯温泉(青森県)、日光湯元温泉(栃木県)、四万温泉(群馬県)の3ヵ所が最初に指定された。
令和4年10月現在の指定温泉地数は全国で79箇所である。
引用元:日本温泉協会 温泉名人
このうち、おふろcafe 星遊館が日帰り入浴可能な施設となっています。
入浴するという行為だけでなく、静かに読書を楽しんだり、おしゃれなカフェでごはんを食べたり、1日中楽しめる空間を提供しているんですね~
源泉は2つ。
1つは、含硫黄‐ナトリウム・マグネシウム‐炭素水素塩冷鉱泉(硫化水素型・中性低張性冷鉱泉)。
全国的にみても硫黄成分の冷鉱泉は珍しく、源泉水風呂はとても貴重なんですよ~
もう1つは、含硫黄‐ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)。
炭酸水素塩泉は、以前は含食塩 - 重曹泉って呼ばれてた泉質ですね~
一般的な感想として、お湯は基本的に無色透明。
お湯は、とろりとした肌ざわりで、湯上がりに肌がしっとりすることから「美肌の湯」とか「美人湯」なんてキャッチコピーが付いていることもありますね。
炭酸水素塩泉は、肌の不要な角質や、毛穴の汚れを取り除くため、入るだけで石鹸で体を洗ったように体が清潔になる効果があります。
そのため、「清涼の湯」なんて呼ぶことも。
硫黄分を含むため、タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いがありますね。
浴室は、露天風呂やサウナなど、基本を押さえた浴槽がそろっています。
露天風呂では、見上げると星空が一面に広がり、心と体の疲れを優しく解きほぐしてくれること間違いなし!
シャンプー、ボディソープは備え付けてありますから、利用の際は、タオルだけ持参してください。
タオルセットは1組220円でレンタルしてるんで、まったくの手ぶらで来てもOK。
日帰り入浴の営業時間は、朝の6時から夜の22時まで(最終受付21時)。
年中無休の営業です。
朝早くから夜遅くまで日帰り入浴OKの温泉って、めっちゃありがたいですよね~
日帰り入浴の料金は、大人(中学生以上)平日815円。土、日、祝日は925円。
小学生が平日358円。土、日、祝日は413円。未就学児は無料。
一般的な日帰り入浴施設と比べて、少々値が張りますが、キレイなお風呂に充実した設備からすれば、納得のお値段ですよ。
湯あがりラウンジでは、マッサージ機を無料で利用できます。
もうね、これだけで元を取った気分でしょ(笑)
お風呂のあとは、ゆっくり身体をほぐして日頃の疲れを癒しましょう。
もちろん、これだけじゃありません。
おふろcafeの名の通り、館内で提供されるコーヒーも無料。
コミックや雑誌が合わせて約10000冊もあって、すべて読み放題です。
図書館やリラックススペース、暖炉など、様々な施設があって、時間を忘れてゆったりとリラックスできちゃいますね~
温泉宿として宿泊も可能ですし、料金プラン、サービスも豊富。
っていうか、いろいろありすぎて紹介しきれません(笑)
公式サイトがめっちゃ充実してますから、詳細は、芦別温泉スターライトホテルおふろcafe 星遊館の公式サイトでご確認ください。
次に紹介するのは、北海道公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟する、いわゆる銭湯が3店舗。
組合員は、公衆浴場法に基づいて「普通浴場」の許可を得て営業しています。
料金は共通で、大人(中学生以上)480円、小学生140円、未就学児70円です。
いわゆるスパやホテルの浴場とはまた違った、地域の方々に親しまれてきた、これぞ銭湯って感じのたたずまいと料金設定ですね~
1店舗目は、芦別市頼城町にある「頼城共同浴場(らいじょうきょうどうよくじょう)」です。
滝里湖オートキャンプ場から車で20分。
国道452号線沿いにある頼城町集落内にあります。
営業時間は、16時30分から20時30分まで。
定休日は水、日曜日です。
受付は、昔ながらの番台型。
駐車場完備、施設内禁煙です。
2店舗目は、芦別市頼城町にある「渓水湯(けいすいゆ)」です。
滝里湖オートキャンプ場から車で20分ちょっと。
国道38号線を空知川沿いに北上した、芦別市の郊外、赤平市の手前にあります。
営業時間は、15時30分から20時30分まで。
定休日は水、日曜日です。
受付は、一般的なフロント型。
ブルーアロエの湯、気泡の湯など特徴的なお風呂があるのが自慢。
ただし、駐車場がないため、旅行者には利用しづらいですね。
3店舗目は、芦別市西芦別町にある「西芦別共同浴場(にしあしべつきょうどうよくじょう)」です。
滝里湖オートキャンプ場から車で約15分。
市内を流れる芦別川を渡った西側の住宅街にあります。
営業時間は、16時30分から20時30分まで。
定休日は木、日曜日です。
受付は、昔ながらの番台型。
駐車場完備、施設内禁煙です。
建物が頼城共同浴場とほぼ同じ外観ですよね。
ここも、昔から地域の方に利用されてきた共同浴場なんでしょうね~
滝里湖オートキャンプ場データ
名前 | 滝里湖オートキャンプ場 |
かな | たきさとこ おーときゃんぷじょう |
住所 | 北海道芦別市滝里町288番地 |
連絡先 | 管理棟(電話番号:0124-27-3939) |
管理者 | 芦別市、指定管理者 一般社団法人芦別観光協会 |
営業期間 | 例年4月下旬から10月中旬まで
予約は電話のみ 予約受付は3月から。午前9時~午後5時(翌月、翌々月の予約のみ対応) 当日、現地での直接申し込み可。 チェックイン:13時から19時までの間(コテージは14時~19時) チェックアウト:翌日8時から11時までの間 日帰り利用:11時~16時まで |
料金 | バイク660円からキャンピングカーサイト6380円まで。7、8月以外は半額。コテージは6人13530円、8人用17930円 |
ジャンル | オートキャンプ場(芝のフリーサイト、区画サイト) |
施設 | 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場、売店、コインランドリー、シャワーiなど
電源、炊事台などの設備、キャンピングカーサイト、コテージあり |
備考 | 直火禁止。ゴミ分別。ペット同伴可(フリーサイトと建物内への連れ込みは禁止) |