【更新情報】2022年7月
今回紹介する上芦別公園(かみあしべつこうえん)は、北海道芦別市(あしべつし)にある無料でキャンプができる公園です。
管理は芦別市で、開場期間は、例年4月中旬から10月下旬まで。
公園は1年を通して利用できますが、トイレは開場期間以外は閉鎖されます。
利用にあたっては、予約も現地での受付も必要なく、だれでも自由に利用OK。
終日解放されているので、めっちゃ自由度が高くて、道内を旅している方にも利用しやすいと思います。
このキャンプ場のおススメポイントは2つ。
1つ目は、市の中心から近く、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、銭湯など商業施設がそろってて便利なところ。
周辺自治体の歌志内市や富良野市までは、車で約25分、札幌市に次ぐ北海道第2位の人口を有する中核市である旭川市までは1時間くらい。
交通アクセスも悪くありません。
もう1つは、屋根付きの建物があること。
バイクや自転車でキャンプツーリングをしている方は、身に染みて分かってらしゃるはず。
雨の日、とくに大雨、強風の日ってめっちゃつらいですよね(笑)
テントが飛ばされそうになったり、浸水してきたり。
そういうとき、避難場所となる建物があるって、マジありがたいんですよね~
ここの公園には、屋根付きのステージと大きな東屋があります。
もちろん、通常時に宿泊場所として利用するのはマナー違反ですが、暴風雨とか悪天候時には使わせてもらいましょう。
欠点は、普通の公園ってところでしょうか。
キャンパー視点で見た場合、ちょっと面白みに欠けるんですよね。
立派なトイレはありますが、炊事場はなく、立水栓があるのみ。
テントサイトは、芝生広場で眺望も普通。
遊具があるわけでもなく、とくに何がスゴイってところはありません。
たしかに湖に面した自然豊かな場所なんですけど、テントサイトから湖はほとんど見えませんし。
ただ、受付も必要なく24時間自由に利用できるんで、道内を巡るキャンパーは、お手持ちのキャンプ場リストに入れておいてもいいと思います。
湖ではカヌーや釣りなどもできるようですし、野鳥が観察できる場所でもあるので、家族連れの方や仲間内でのデイキャンプにも向いてますね。
芦別市の紹介
芦別市は、空知総合振興局に属する市で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。
明治26年に山形県の方々が入植した地域で、以来、富山、石川、福井県などからの移住者により開拓が進められました。
明治33年、歌志内村(現歌志内市)から独立して「芦別村」が誕生し、 昭和16年に町制、昭和28年に市制がそれぞれ施行され、現在に至ります。
市名の由来は、アイヌ語の「ハシュペッ(低木の中を流れる川)と「アシペッ(立つ・川)」の2つの説があるそうです。
芦別市は、炭鉱のまちとして栄え、人口は最高で7万5000人余りに達しましたが、昭和30年代半ばのエネルギー革命による石炭産業の衰退とともに人口も減少。
現在の人口は約1万5000人。
基幹産業である農林業を中心に、企業誘致や産業振興に力を入れるとともに、観光産業も推進して地域経済の建て直しを図っています。
周辺自治体の歌志内市や赤平市、雨竜町、上砂川町などと同じような生い立ちですね~
芦別市は海道のほぼ中央に位置し、全国都市の中でも広大な面積を有します。
そのうち、約88%が森林です。
市内の南東から北西にかけては空知川が流れ、東南部には夕張岳、南部には幾春別岳、礼振峰、芦別岳など1000m級の山々がそびえる、豊かな自然に恵まれた地域なんですよ~
気候は、大陸性で温暖。
8月の最高気温の平年値は道内では最も高い。
その反面、冬の降雪量は多く、年間降雪量は約5mに達します。
1年を通して四季の変化が明瞭で、自然災害の極めて少ない快適な生活環境です。
まちのキャッチコピーは、「星の降る里」。
美しい自然と澄みきった空、降るように美しい星がまたたく夜空といった自然環境を生かし、星の持つ無限の愛とロマンに着目した観光のまちづくりを目指すということで、昭和59年12月1日に「星の降る里」を宣言したんだって。
特産品は、気候の寒暖差を生かした芦別米や芦別メロンなど。
米は「日本穀物検定協会のお米の食味ランキング」で特Aの評価を獲得する、「ななつぼし」、「ゆめぴりか」、「ふっくりんこ」などが生産されています。
芦別米の特徴は、甘みと粘り。また、冷めてから食べてもおいしいんだそう。
芦別メロンは、高級メロン産地の静岡県で栽培されているものと同じ「アールス系」の品種。
猛暑の昼と肌寒いほどに涼しい夜を過ごしたメロンは、濃厚な甘みと豊かな風味とのこと。
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は芦別市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
上芦別公園までのルート
上芦別公園は、芦別市の中心から南東に車で約10分。
市内を流れる空知川沿いに通る道道567号線(上芦別停車場野花南湖線)の終点に位置します。
歌志内市や富良野市からは車で約25分、中核市である旭川市からだと1時間くらい。
交通アクセスもなかなかいいですね。
市内には、コンビニエンスストアやガソリンスタンド、入浴施設などがそろってます。
郊外にある公園型キャンプ場ですけど、利便性も悪くありません。
上芦別公園は、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことなく着くはず。
道道の終点にあるんで、空知川のある東に道なりに進めばOK!
見通しの良い道路のうえ、交通量が少ないから、とっても走りやすいですよ。
公園の400mくらい手前に「上芦別公園」と書かれた案内板があります。
ここから先は一本道。
終点の左側が公園及び駐車場になっています。
道道から入るとすぐに公園の駐車場。
その奥側がテントサイトです。
駐車場は、アスファルト舗装され、平坦です。
かなり広くて、普通車だと50台以上は楽に止められそう。
区画線も引かれておらず、大型のキャンピングカーでも余裕で止められますね。
車中泊を禁止しているような記載もなかったので、キャンピングカーで移動している方にも使いやすいと思います。
駐車場から先は車両の乗り入れはできません。
ただ、テントサイトが駐車場に接しているんで、荷物の搬送には苦労しません。
駐車場近くにテントを張れば、実質オートサイトのように使うことができますよ~
上芦別公園を紹介するよ
上芦別公園を上から見ると、こんな感じ。
南側に駐車場、その北側がテントサイト。
トイレは西側にあります。
東側を流れる空知川は、石狩川水系石狩川支流の一級河川。
石狩川の支流の中で最も長く、広い流域面積を持っています。
川の名の由来は、アイヌ語の「ソー・ラㇷ゚チ・ペッ(滝が幾重にもかかる川)」が転訛したもの。
空知川には大正7年に初のダム式発電所として作られた野花南ダムがあります。
昭和46年に老朽化に伴い新しく作り直され、上流の金山発電所と効率的に運用されて、電力はおもに道央方面に供給されています。
上芦別公園は、ダム湖である野花南湖のほとりにあるんですよ~
公園は、昭和27年、芦別市の中心から6kmほど南東にある平地に作られました。
周辺には田畑が広がっていますが、人家は離れているため、一日を通して静か。
道道は公園の先が行き止まりで交通量は少なく、静かな環境でゆっくりとキャンプを楽しみたい方にはピッタリの場所。
春は桜が咲き誇り、秋は紅葉が見事に彩るなど、四季折々の情緒ある美しい景観を見せてくれるため、近隣住民憩いの場所でもあります。
湖畔に広がる自然とキレイに整備された芝生広場が魅力の公園です。
これは公園の東側にある野花南湖(のかなんこ)と公園のシンボル的存在のつり橋。
湖の中島まで渡ることができ、周囲には木立が広がります。
中島には炊事施設の跡などがあったんで、以前はこちらがキャンプ場だったのかも。
今はトイレも水場もないし、荷物を運ぶのが大変ですから、中島でテントを張る方はほとんどいないと思います。
ただ、面白さだけで言ったら、公園の芝生広場より、中島の方が断然上ですね(笑)
野花南湖は、白鳥など渡り鳥の飛来地なんだそう。
運がよければ、オジロワシやオオワシに出会えるとのことで、野鳥観察を楽しめます。
湖は、それほど深くなく、ワカサギ、鯉、ウグイがよく釣れるようです。
湖で釣りをしたり、カヌーやボート遊びなどアクティブに遊ぶこともできます。
山岳地帯というほど高地ではないし、森林地帯というほど山深くもなく、とっても利用しやすい環境だと思いますよ~
テントサイトについて
これがテントサイト。
駐車場に隣接し、北から南に向かって細長い長方形をしています。
全面芝地のフリーサイトで、ほぼ平坦な地形です。
西端に屋外ステージがあります。
じつは、毎年6月の第3日曜日に上芦別公園祭りが行われるときの会場が、この広場なんですね~
ステージは、ライブなどのイベントに使われるみたい。
テントサイト北側から南側の駐車場を見ると、こんな感じ。
芝はキレイに刈り込まれ、しっかり管理されているのがわかります。
テントサイトの周囲は樹林帯で、強風を遮ってくれそう。
サイト内にも数本の木が生えていますが、大部分は開けた場所。
真夏などは、強い日差しを避けるようなタープがあるといいかも。
地面はこんな感じで、山土っぽい。
地元の方の話ですと、ここは公園として作られたんで、土の下にはコンクリートの土台が埋まっているんだそう。
地盤は強固になるし災害とかには強いのでしょうが、水はけや木々の生育には影響ないのかな。
長いペグは奥まで刺さらないかもしれませんね。
これが屋外ステージ。
コンクリートの土台があって、大きな屋根が付いています。
横や背面に壁はなく、支柱があるだけなんで、雨はしのげますが、強風のときの利用は厳しいかも。
それでも、雨をしのげる場所があるのはすっごくありがたい。
利用を禁止するような立て札などは見当たりませんでした。
(中央に見えるのは、ゴミ持ち帰りの案内板)
ただし、平常時に共用の場所を占有すると、かなりの顰蹙モンなんで、天候や利用状況を考えて、ほかの利用者の迷惑にならないようにしましょうね。
なお、ステージは土間コンクリートのため、ペグを打ち込むことはできません。
テントが吹き飛ばされないよう、上手に固定する必要がありますね。
これは、テントサイトの北端の方。
東側に見える道路は、公園の北側にある浄水場に行くためのもの。
砂利敷きで車1台分のくらいの幅しかありませんが、駐車場から通って行くことができます。
荷物の搬送に使えば、駐車場から遠い場所にテント張るときも苦労はしません。
もちろん、路上駐車はダメですよ。
ここはテントサイトの東側、湖に近い方です。
キレイな芝が一面に広がっています。
ひとことで言うと、手入れの行き届いた多目的広場って感じですね。
整備された芝地が広がってるだけ。
テントは張りやすいんですけど、「面白みに欠ける」と思う方がいるかもしれません。
湖もチラッとしか見えないんで、サイト内からの眺望は期待しない方がいいです。
もちろん、イマイチなのは、あくまでサイト内から見た景色ってこと。
湖に近づけば・・・どうです?すばらしい絶景が広がるんですよ。
そんなに山奥でもないのに、自然がいっぱいなんですよね、ここ。
野花南湖(のかなんこ)を見ながら、時間を忘れてのんびり過ごせるなんて、めっちゃ贅沢ですよね~
ここは駐車場の東側です。
奥に東屋が見えますね。
東屋周辺も芝地になっていて、テント設営が可能。
ただし、先ほど紹介した野外ステージのあるテントサイトに比べると、芝の手入れはされていません。
シロツメクサなど草花が伸びていて、場所によってはテントを張りづらいかも。
野外ステージ周辺は、トイレや水場が近く、家族連れの方がデイキャンプで利用することが多いみたい。
ソロキャンパーは、こっちの方が静かで落ち着くと思います。
木立が多く雨風に強そうですし、木陰もあって真夏でも涼しそう。
東屋もすぐ近くあるため、悪天候のときはすぐに避難もできますし。
コンクリートの土台跡があるので、かつてはここにステージがあったのかも。
これが駐車場の東に建っている東屋。
赤い屋根、太い木をそのまま使った柱。
しっかりしたコンクリートの土台。
めっちゃ大きくて立派な建物ですよね~
土台でかさ上げしてあって、地面よりかなり高くなっているんで、大雨の時にはすっごく頼りになりそう。
中はこんな感じ。
中央の柱に木製のテーブルとベンチシートが設置されてます。
建物自体が大きいんで、周囲の空きスペースもめっちゃ広いんです。
悪天候時の避難先にバッチリじゃないですか。
ボクとしては、雨の日にテントを畳んだり荷物の整理をするなら、屋外ステージ。
台風とかのヤバイ悪天候時の避難先としては、東屋の方が安心できるなって思いました。
もちろん、こちらも野外ステージと同じく共用の場所です。
天候や利用状況を考えて、ほかの利用者の迷惑にならないようにしましょうね。
テントサイトには、区割りや境界はありません。
どの場所でも自由にテントやタープを張ってもOK。
混み合うこともほとんどないので、窮屈な思いをすることもなく、のびのびとキャンプを楽しむことができますよ。
周囲が樹林帯になっていて、強風や大雨の影響を受けにくい土地ですね。
開けた場所にテントを張っても、台風のようなかなりの大雨でもない限り、大丈夫じゃないかなあ。
悪天候のときは、東屋や屋外ステージ、その周辺をうまく利用して危険を避けてくださいね。
上芦別公園は、地元の方がお花見とか、夏の時期にデイキャンプをする、ある意味知る人ぞ知る穴場的なキャンプ場と言ってもいい場所。
ハイシーズン中でも、めちゃくちゃ混み合うってことは少ないと思います。
宿泊野営してるのは、車中泊の方とかモトキャンパーなど、ソロの方が多い感じ。
園内には街灯がありますが、全体を明るくするほどではありません。
照明器具は絶対に忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、園内どこでもOKでした。
トイレについて
トイレは、駐車場の西側にあります。
周囲はアスファルト舗装されていて、こちらも駐車場として使えるくらい広い敷地です。
赤色の塗装がされていて、けっこう目立ちます。
なんでここだけ違う色なんでしょう?
イベントとかお祭り関係でしょうか。
トイレは木造のかなり立派な建物です。
周囲にはブロックがモザイクのように敷かれているし、正面の壁板は斜め板張り。
めっちゃおしゃれ。
バリアフリー対応型で、男女、身障者用に分かれています。
こちらは男性用トイレ。
水洗式の小便器が3つ。
中央は手すり付きです。
床にはタイルが敷かれ、横壁は板張りのログハウス風。
壁にガラスブロックがあるおかげで、日中は照明がなくても明るいですね。
大便用は、旧式のタンクレスが水洗和式が1つ。
個室はちょっと狭いですが、しっかり手すりがつけられています。
木のぬくもりが感じられそうなトイレですね~
トイレットペーパーはちゃんとあるし、掃除がしっかり行き届いていて、めっちゃキレイですよ。
ただ、最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、子供さんとかは使いづらいかもしれません。
ここは洗面所。
鏡もしっかり用意されています。
とても清潔的な印象のトイレですね。
電灯は21時頃に自動消灯してしまうので、夜間使うときは照明器具が必要。
ここは、ちょっと残念なところ。
自動で点灯、消灯するセンサー式にしてほしいですね~
こちらが身障用トイレ。
バリアフリー対応型らしく、かなり広々とした造り。
手すりもしっかり取り付けられていて、使いやすそう。
便器は、一般的な洋式便座で、ウォーム便座とかウォシュレット便座ではありません。
トイレットペーパーも完備。
おむつ交換台も設置してあります。
全体的にみて、かなり清潔感のあるトイレですね~
炊事場について
この公園に炊事場はなく、トイレの北側に立水栓があるのみ。
コンクリート製で、おしゃれなデザインです。
トイレもそうでしたが、実用性を損なわず、見た目もすばらしい設計ですよね~
横に蛇口がついているため、ちょっとした洗い物はここでもできます。
オートストップ式で、蛇口の押しボタンを1回押すと一定時間、水が出て、自動的に止まります。
排水溝のフタはグレーチングなんで、食材を流したり、食器類を落とさないように気をつけてください。
水は、上水道でそのまま飲料水として使えます。
最近はキャンプ場の中にある炊事場で調理をしたり、かまどを使う方がかなり少なくなってきてますからね。
個人で器材を用意する方がほとんどだと思うんで、このように炊事向きじゃなくても問題はないでしょう。
利用上の注意事項について
上芦別公園を利用するときの、ルールやマナーは、一般的な無料キャンプ場や公園と同じ。
駐車場以外の場所への車両の乗り入れ、駐車禁止。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。
ここは管理人さんがいませんし、ここは自然豊かな公園です。
火事になったら、そう簡単には消火できません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
花火をしたり、発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
公園内にペットを入れることはできません。
ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはサイトごとに分けている所が増えてきてます。
ここは地元の方などが様々な目的で使う公園なので、ペット禁止は仕方ないですね。
そして、ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
温泉施設の紹介
芦別市内には、温泉宿泊施設が1つ、共同浴場が3つもあります。
いずれも上芦別公園から車で15分程度で行けちゃうんですよ。
お風呂大好き人間には、たまりませんね~
まず紹介するのは、「芦別温泉スターライトホテル おふろcafe 星遊館」。
上芦別公園から車で約15分の場所にある温泉宿泊施設です。
1972年に市営の温泉施設として開設し、翌年には国民保養温泉地に指定。
以後、国民宿舎、新浴室、スターライトホテルが順次開業しました。
国民保養温泉地とは
温泉法に基づき温泉の公共的利用増進のため、温泉利用の効果が十分期待され、かつ健全な保養地として活用される温泉地を環境大臣が指定しているもの。
昭和29年に厚生省(当時)によって、酸ヶ湯温泉(青森県)、日光湯元温泉(栃木県)、四万温泉(群馬県)の3ヵ所が最初に指定された。
令和4年10月現在の指定温泉地数は全国で79箇所である。
引用元:日本温泉協会 温泉名人
このうち、おふろcafe 星遊館が日帰り入浴可能な施設となっています。
入浴するという行為だけでなく、静かに読書を楽しんだり、おしゃれなカフェでごはんを食べたり、1日中楽しめる空間を提供しているんですね~
源泉は2つ。
1つは、含硫黄‐ナトリウム・マグネシウム‐炭素水素塩冷鉱泉(硫化水素型・中性低張性冷鉱泉)。
全国的にみても硫黄成分の冷鉱泉は珍しく、源泉水風呂はとても貴重なんですよ~
もう1つは、含硫黄‐ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)。
炭酸水素塩泉は、以前は含食塩 - 重曹泉って呼ばれてた泉質ですね~
一般的な感想として、お湯は基本的に無色透明。
お湯は、とろりとした肌ざわりで、湯上がりに肌がしっとりすることから「美肌の湯」とか「美人湯」なんてキャッチコピーが付いていることもありますね。
炭酸水素塩泉は、肌の不要な角質や、毛穴の汚れを取り除くため、入るだけで石鹸で体を洗ったように体が清潔になる効果があります。
そのため、「清涼の湯」なんて呼ぶことも。
硫黄分を含むため、タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いがありますね。
浴室は、露天風呂やサウナなど、基本を押さえた浴槽がそろっています。
露天風呂では、見上げると星空が一面に広がり、心と体の疲れを優しく解きほぐしてくれること間違いなし!
シャンプー、ボディソープは備え付けてありますから、利用の際は、タオルだけ持参してください。
タオルセットは1組220円でレンタルしてるんで、まったくの手ぶらで来てもOK。
日帰り入浴の営業時間は、朝の6時から夜の22時まで(最終受付21時)。
年中無休の営業です。
朝早くから夜遅くまで日帰り入浴OKの温泉って、めっちゃありがたいですよね~
日帰り入浴の料金は、大人(中学生以上)平日815円。土、日、祝日は925円。
小学生が平日358円。土、日、祝日は413円。未就学児は無料。
一般的な日帰り入浴施設と比べて、少々値が張りますが、キレイなお風呂に充実した設備からすれば、納得のお値段ですよ。
湯あがりラウンジでは、マッサージ機を無料で利用できます。
もうね、これだけで元を取った気分でしょ(笑)
お風呂のあとは、ゆっくり身体をほぐして日頃の疲れを癒しましょう。
もちろん、これだけじゃありません。
おふろcafeの名の通り、館内で提供されるコーヒーも無料。
コミックや雑誌が合わせて約10000冊もあって、すべて読み放題です。
図書館やリラックススペース、暖炉など、様々な施設があって、時間を忘れてゆったりとリラックスできちゃいますね~
温泉宿として宿泊も可能ですし、料金プラン、サービスも豊富。
っていうか、いろいろありすぎて紹介しきれません(笑)
公式サイトがめっちゃ充実してますから、詳細は、芦別温泉スターライトホテルおふろcafe 星遊館の公式サイトでご確認ください。
次に紹介するのは、北海道公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟する、いわゆる銭湯が3店舗。
組合員は、公衆浴場法に基づいて「普通浴場」の許可を得て営業しています。
料金は共通で、大人(中学生以上)480円、小学生140円、未就学児70円です。
いわゆるスパやホテルの浴場とはまた違った、地域の方々に親しまれてきた、これぞ銭湯って感じのたたずまいと料金設定ですね~
1店舗目は、芦別市頼城町にある「頼城共同浴場(らいじょうきょうどうよくじょう)」です。
上芦別公園から車で10分ちょっと。
国道452号線沿いにある頼城町集落内にあります。
営業時間は、16時30分から20時30分まで。
定休日は水、日曜日です。
受付は、昔ながらの番台型。
駐車場完備、施設内禁煙です。
2店舗目は、芦別市頼城町にある「渓水湯(けいすいゆ)」です。
上芦別公園から車で10分ちょっと。
国道38号線を空知川沿いに北上した、芦別市の郊外、赤平市の手前にあります。
営業時間は、15時30分から20時30分まで。
定休日は水、日曜日です。
受付は、一般的なフロント型。
ブルーアロエの湯、気泡の湯など特徴的なお風呂があるのが自慢。
ただし、駐車場がないため、旅行者には利用しづらいですね。
3店舗目は、芦別市西芦別町にある「西芦別共同浴場(にしあしべつきょうどうよくじょう)」です。
上芦別公園から車で10分。
市内を流れる芦別川を渡った西側の住宅街にあります。
営業時間は、16時30分から20時30分まで。
定休日は木、日曜日です。
受付は、昔ながらの番台型。
駐車場完備、施設内禁煙です。
建物が頼城共同浴場とほぼ同じ外観ですよね。
ここも、昔から地域の方に利用されてきた共同浴場なんでしょうね~
金比羅公園のデータ
名前 | 上芦別公園 |
かな | かみあしべつこうえん |
住所 | 北海道芦別市野花南町 |
連絡先 | 芦別市都市建設課土木係(電話番号:0124-27-7380) |
管理者 | 芦別市 |
営業期間 | 例年4月中旬から10月下旬まで |
料金 | 無料(予約・受付必要なし) |
ジャンル | 芝のフリーサイト(車両の乗り入れ不可) |
施設 | テントサイト、立水栓、トイレ、東屋、屋外ステージ |
備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止、ペット同伴禁止 |