ハレロゴ、肉を喰らう
午後1時50分、青森県弘前市石川町に到着です。
正面には岩木山。うっすらと見えるかな?
けっこう風が強いです。お腹もへりました。
ちょうど近くにシド亭というステーキ屋さんを発見!
バイクでずっと走ってきて体力使ったし、肉でも食べちゃいますか。
年配のだんなさんと奥さんの二人でやっているお店でした。
ゴールデンウィーク初日でしたけど、昼食時間よりちょっと遅かったからでしょう、席に余裕がありました。
それでも中には4,5組くらいのお客さんがいました。みんな地元の人っぽい。
店内は静かで落ち着いた雰囲気。アットホームでほんわかした空気の店って感じ。
カウンター席もあるので、バイクのソロツーでふらっと入っても大丈夫。
メニューは、
シド亭セット(牛リブステーキのセット)1800円
シド亭コース(牛ロースステーキのコース)2600円
ビーフシチュー2000円
ハンバーグ1000円
ガーリックステーキ1600円
などのほか、いっぱいあります。
平日のランチがお安くてお得らしいけど、今日はゴールデンウィークの日曜日だし、ランチはないようです。
周囲を見渡すと、となりの夫婦がうまそうにステーキを食べてる。
なんだろう。ん?ニンニクの匂いか。
OKわかりました。ボクもガーリックステーキ1600円を注文。焼き方はミディアム。よろしく。
カウンターの前で店主がささっと焼いて、すぐに出してくれます。
ガーリック+レモン果汁たっぷりのソースかな、これ。
ああ、最初にお断りしておきますけど、ボクは食にこだわりがありません。
味もぜんぜんわかんないんで、食レポはあてになりませんから。いや、マジで。
で、肉は・・・ちょっと硬いスね。
ガーリックがものすごく効いてるけど、少しレモン果汁の酸味が強めに効いてるかな。
付け合わせのニンジンはもう少し、硬めのほうが好み。
うん、ごちそうさま。とってもいい雰囲気のお店でした。
大・混・雑!弘前公園周辺は人・人・人
お腹もふくれたし、今日のメインイベントのひとつ、弘前公園(弘前城)の桜でも見に行きますか!
シド亭から弘前公園(弘前城)までは、バイクで20分くらい。
ゴールデンウィーク初日で観光バスも多く走ってるけど、弘前公園(弘前城)付近までは渋滞なく到着。
どーれ、ちょっとその辺にバイクを止めて、桜でも見てみっかー。
やべえ、すげえ混んでる。っていうか、あんまり桜咲いてなくね?
山形県と秋田県のほうが咲いてたじゃん。
うーん、道路もめっちゃ混んでるしなあ。明日の朝早く来てみっかあ。
なんか、近くのローソン駐車場もすごいことになってるしなあ。
ということで、早々に退散しました。
ハレロゴ、ちょっと嫌な思いをする
今日のキャンプ地である岩木山桜林公園に向かいます。
岩木山は、こんな山です。
岩木山(いわきさん)は青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する火山である。標高は1,625 mで、青森県の最高峰である。日本百名山および新日本百名山に選定されている。
歌手美空ひばりの歌った「リンゴ追分」の中にも登場します。
青森県を代表する山の一つっていうのもわかる気がします。
なぜって、この圧倒的存在感。
ドン!
すげえ!この山のふもとにキャンプ張って大丈夫?
まだめちゃ雪残ってるし。
岩木山桜林公園は、弘前市内から西に向かうことバイクで20分の距離。
市が近くの温泉施設に管理を委託している無料のキャンプ場です。
道路舗装、駐車場あり、炊事場あり、トイレ水洗、焚火OK(直火がダメ)、付近温泉あり、ゴミ持ち帰り
岩木山のはるか手前のすそ野だから、ゴールデンウィークの時期なら雪は全然大丈夫。
弘前市内から岩木山桜林公園に向かう途中の県道3号線には、リンゴの無人販売、地元の物産館、スーパー、そしてガソリンスタンドがあるから、買い物や給油をしておくといいと思います。
ボクは岩木山桜林公園近くにあるガソリンスタンドで給油してとっても嫌な思いをしました。
市街地で給油することを強くおススメします。
そのガソリンスタンドとは、青森県弘前市百沢字寺沢160-1 有限会社久保田石油
コスモの看板が目印です。
単なるグチっていやあ、グチなんですけど、ちょっと聞いてくださいよ。
ボクが(有)久保田石油で給油をお願いすると、対応したのが推定年齢70歳くらいのじいさんなんです。
ちょっと手元がおぼつかない感じだったんで、いや~な予感はしてたんですが、案の定、ガソリンを給油口からあふれさせ、ドバドバとこぼしたんです。
まあ、それはいいんですけどね。失敗は誰でもするし。
だけど、そのあとの対応がひどい。
まず、謝らない。いきなりぞうきんを給油口に突っ込んで、吸い取ろうとする。
そして、何事もなかったかのように金を要求したので、「ちょっ待てよ」ってキムタクばりに言っちゃたんです。
そしたら、このじいさんの言い草がまたひどい。
「わざとやったんじゃない。会計のときに謝ろうと思った。あとでも先でも謝れば一緒だろう。」
いやあ、「弘前のヒトは、なんて性格が悪いんだー」って一瞬思っちゃったスよ。
もっとも、このあと、弘前のいい人たちに巡り合えるので、この思いは間違いであったんですが。
ともかく、こぼしたことじゃなく、その言葉の節々に現れるまったく反省のしていない態度に腹が立ちました。
こういう人って、人の話をまったく聞かないですよねー。
言い争っても時間の無駄なので、お金を払ってさっさと給油所をあとにしました。
ハレロゴおススメキャンプ地 岩木山桜林公園
給油所からほどなくして、百沢温泉が現れます。
岩木山桜林公園に泊まる方は、ここでお風呂に入るといいですよ。
公園と百沢温泉は、バイクで3分ほどしか離れてません。
百沢温泉の先にちょっとわかりづらいんですが、岩木山桜林公園入り口の案内があります。
右手の「アソベの森へいらしゃい」と書いてある緑の看板です。
ここまでくれば、ついたも同然。
ただし、道は舗装はしてありますが、あまり広くないし、けっこう荒れたところもあります。
また、公園に来る人もかなりいるので、飛ばしちゃダメですよ。
森の中のパン屋 野風のパンはハード系でうまい!
岩木山桜林公園に向かう途中、小さな交差点があり、野風というパン屋さんの看板が出ています。
おー、じつは、ボクはパンが大好きなんです。
行きましょう。行ってみましょう。
このお店のパンは天然酵母を使い、石窯で焼いて作っています。
いわゆるハード系のパンが豊富です。
夕方だったんで、売り切れちゃってたのもありましたが、ミルクパン300円と全粒粉パン500円を購入。
全粒粉パンは、ちょっと焼きすぎたとかで本来600円のところ、500円にまけてくれた。
ありがとうございました。
さて、今日も一日いろいろありましたが、ついにキャンプ地到着。
それでもまだ午後4時前なんで、時間は余裕がありました。
めちゃめちゃ広いぞ、岩木山桜林公園
どこにテントを張ろうかな、とあたりを見渡します。
めちゃくちゃ広いじゃないですかー!
どこに張ってもかまわないんですが、車やバイクは道路わきに寄せて止めるようになるので、道路から近いほうが荷物を運ぶのは楽になります。
なお、道路わきには溝があったり、水はけをよくするため傾斜が切ってありますから、バイクをサイドスタンドで止めるときは、注意してください。
地面は斜めになっているところも多く、松ぼっくりや小枝がかなり落ちていますので、いい場所はやはり早い者勝ちになりますね。
ボクは、炊事場とトイレの近い道路側に陣取りました。
携帯電話の電波は、NTTdocomoは4Gで、良く入ります。
ペグはV字アルミ製16cmを使いましたが、地面はちょうどよい硬さでバッチリ打ち込め、また、抜けもありませんでした。
炊事場はこんな感じです。
水道の水はきれいです。もちろん、そのまま飲んでも大丈夫。
かまども用意されています。
トイレはこちら。
入り口が男女別になっています。こちらは男性側。
誰がつけたか、だれのセンスなんだか。
よく出るように願いを込めてつけられた名前です。
ヨーデルハウス
中もキレイですよ。
和式水洗です。
このトイレは、近くにある温泉施設の人が毎日お掃除をしてくれています。
だから無料のキャンプ場で利用客も多いのに、こんなにきれいなんですね。
岩木山桜林公園にヤンキー登場
テントを張ったら、コーヒーを飲んで、まったり時間を過ごします。
コーヒーを飲んでいると、ボクがバイクを止めたあたりに、トヨタbBが「ボボボーボ・ボーボボ」と音を立てながらやってきた。
「どこの田舎のヤンキーだよ」
と思いながら見ていると、運転席からは金髪坊主の20歳くらいの男が、助手席からは同じく20歳くらいと思われる金髪ストレートロングの女性が下りてきました。
よく見ると、アメリカ系外国人の方です。ホンモノのヤンキーでした。
岩木山桜林公園は、ヤンキーにも人気のキャンプ場なのかもしれませんね。
野風のミルクパンを焚火で焼いて喰らう
ちなみに、ボクの夕食は、こんな感じ。
地元物産館で買った、温泉卵、お豆腐、途中の無人販売所で買った4つで100円のリンゴ、そして、野風のミルクパン。
はい、そこ。「せっかく青森県まで来たんだから、地酒でも飲んでいいもの食えよ」とか言わないの。
ボクは、ホント食にこだわりがないので、食事はテキトーなことが多いです。
お酒もまったく飲めないので、地元の飲み屋さんとかに行くこともないです。
みなさんがツーリングやキャンプで楽しくお酒を飲んだり、食べたりしているのに比べ、ちょっと損してるかなって自分でも思いますけど、キャンプ場でまったりするのが好きなんデスよ。
火をおこしてしばらくぼーっとしていると、お昼に食べたステーキが消化されたのか、お腹がすいてきました。
野風のミルクパンを焚火でちょっとあぶって食べる。
ひゃーうめぇ。表面は適度に硬く、中身はしっとりしている。
お店の方の説明だと、自然酵母に自然の塩、岩木山の天然水を使って石釜で焼いてるそう。
そりゃあうまいはず。味音痴のボクでもわかる。
作りたてらしく、まだ熟成が進んでいない感じだけど、おいしさMAXでした。
地元のおじさんといっしょに3時間火を見て過ごす
このあと早々にテントに入って寝ちゃおうかなって思ってたら、となりにテントを張ってた年齢60歳くらいのおじさんに声をかけれられました。
「一緒に焚火でもどうですか」、と。
日はすっかり暮れて気温は12度くらい。ちょっと肌寒く感じるくらいですかね。
お言葉に甘えて、このおじさんの焚火でまったり。
おじさんは、弘前市の地元の方で、岩木山桜林公園で焚火を眺めながらお酒をやるのが趣味なんだそうで。
焚火の話題で盛り上がっちゃいました。
おじさんの焚火台は、スノーピークの焚火台Lサイズ。
15年位前に買ったとかで、けっこう使いこんでる感じ。
おじさんが言うのには、「この焚火台は、丈夫で長持ちするよ」だって。
そうなんですよねー、でもこれ、大きくてバイクで運ぶにはちょっと厳しいんですよ。
ちなみに、薪はリンゴの木だそう。
生木なのでシューシュー水分が蒸発する音を立てて燃えてますが、ほとんどハゼないし、なんとなーくいい香りがします。
リンゴの木でやる焚火は初めての経験です。リンゴの産地ならではですね。
29日は夜になって風は落ち着いたんですが、たまーにちょっと強く吹く。
風向きもコロコロ変わるので、イスをもってあっちに行ったり、こっちに来たり。
煙を避けながら移動するのも焚火のだいご味のひとつじゃないでしょうか。
ボクは、おじさんが奥さんに作ってもらったおつまみ、ウド、タラの芽、ジャガイモ、チンゲン菜をいっしょにいただきながら、3時間くらい歓談してました。
おつまみがどれもおいしくて、ほとんどボクが食べちゃった。ごちそうさまでした。
午後10時、おじさんもけっこう飲んで酔っ払ったってことだったし、ボクは明日早起きして弘前城の桜を見に行くのでお開きに。
おじさん、お世話になりました。
来年のゴールデンウィークもまた来ますよ。
おやすみなさい。2日目に続く。
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