【更新情報】2019年5月
今回紹介する南の池公園キャンプ場は、秋田県の北西に位置する南秋田郡大潟村(おおがたむら)にある無料のキャンプ場です。
管理は大潟村がしているので、利用したいときは、事前に村の公式サイトにある「大潟村南の池キャンプ場施設使用届出書(DOC形式、30KB)」をダウンロードして、必要事項を記入の上、大潟村役場産業建設課(g-kensetsu@ogata.or.jp)までメールで送りましょう。
また、南の池公園キャンプ場は管理人さんが常駐していないので、土・日・祝日などの役場がお休みのときなどは、公園から2kmほど北にある「道の駅おおがた」の中にある観光案内所で申し込みを行ってくださいね~
南の池公園キャンプ場は、すっごく景色がいいし、周辺の施設も充実しているし、位置的にも東北の日本海側をツーリングするときにピッタリの場所にあるんで、ぜひ、一度行ってみてほしいです。
じつは、ボクは大潟村に行ったのは、はじめてだったんですが、めちゃくちゃ魅力たっぷりな村で、ともかく驚くことばかりだったなあ。
そんなワケで、今回は南の池公園キャンプ場ばかりじゃなく、大潟村の魅力についても紹介していきますよ~
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
南の池公園キャンプ場までのルート
南の池公園キャンプ場は、秋田県の県庁所在地である秋田市からだと一般道を北に約40km、車で50分くらいの場所にあります。
秋田自動車道を通るルートの場合、五城目八郎潟(ごじょうめはちろうがた)ICからは西に約19km、車で20分くらい、琴丘森岳(ことおかもりたけ)ICからだと西に約15km、車で15分くらいです。
あとで詳しく説明しますが、南の池公園キャンプ場の北に約3kmの場所には、道の駅「おおがた」やコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、温泉施設などがそろっていますので、めちゃ便利な場所にありますよ。
そして、車で○○分くらいとか書きましたが、じっさいはもっともっと早く着くと思います。
なにせ周囲の道路が、ハンパないほどまっすぐだから。
大潟村内の移動は、「目的地までけっこう距離があるなあ」って思っても、交通事情が良すぎるんで、あっという間に着いちゃうんですね~

見てくださいよ、この写真。
県道298号線、通称菜の花ロードっていうんですけどね、「ここ北海道じゃね?」って言いたくなるくらいの直線道路。
しかも、景色がめっちゃキレイっしょ。
マジで魅力たっぷりの村なんですよ、大潟村って。
んじゃあ、なんで大潟村の道路や景色がこんなにもスゴイのか、そのあたりを紹介をしましょう。
大潟村ってどんな村?
大潟村は、1964年(昭和39年)10月1日に発足した村で、元からあった自治体の合併や分割を除くと、新設自治体としては日本最後です。
つまり、日本で一番新しい自治体てこと。
これには理由があって、大潟村は、琵琶湖の次に大きい日本で2番目の面積を誇る八郎湖を干拓して造った土地なんです。
だから、もともと湖だった大潟村の陸地には、川が1本もありません。
自然の山も存在しません。
代わりに1990年代に村のシンボルとして築山が造成され、大潟富士(おおがたふじ)と呼ばれています。
富士山にちなんで周囲の土地より3.776m高くしてありますが、海抜ゼロメートルの場所にあるので標高は0m。
国土地理院に地形図には載ってませんが、いちおう実質的には日本一低い山ですね~
ちなみに、同地形図上の日本一低い山は、宮城県仙台市宮城野区蒲生にある日和山(ひよりやま)で標高3mです。
驚くことは、まだまだたくさんありますよ。
大潟村の外周は、八郎潟の残った水域で周辺市町村との境界になっています。
そのため、大潟村と周辺の自治体は直接接しておらず、7基の橋だけで繋がっているんですね~。
また、村の中央部には、北緯40度と東経140度の交点があるんですが、10度単位の交点がある地域は日本ではここだけです。
なんか、いろいろとすごくね?大潟村。

1993年(平成5年)には一般公道を使って、次世代電池自動車レース「ワールド・ソーラーカー・ラリー」の第1回大会が開催されたりもしました。

四季折々の自然も美しく、とくに春は桜や菜の花が村中にあふれていて、見事としか言いようがない景色で出迎えてくれます。
マジ、魅力たっぷりの村でしたね~
なお、大潟村ができた世紀の大事業「八郎潟干拓」についてもっと詳しく知りたい方は、秋田県公式サイトを見ると写真付きで解説してありますよ~
南の池公園キャンプ場を紹介するよ

南の池公園は、八郎潟干拓の完工を記念して、1976年(昭和51年)に作られた公園です。
春には桜やつつじ、夏にはハスの花が咲き、美しい風景が楽しめます。

公園内には、大潟村入植者の全員の名前が書かれた記念碑や記念モニュメントがおかれているので、キャンプだけに利用するのではなく、大潟村の干拓工事の歴史などに思いをはせてみるのもいいかもしれませんね~
さて、このキャンプ場は、自治体が管理する公園に炊事場やトイレなどの施設を設置して、キャンプ施設として利用できるようにした場所なので、岩手県北上市の「北上総合運動公園キャンプ場」に環境がよく似てます。
自治体が管理していて無料なうえ、中心市街地から近く、交通の便や立地が良くて、家族連れに利用しやすいところとかね。
ただ、こういう便利なところにあるキャンプ場って、時期によってはめちゃくちゃ混雑します。
ボクみたいなソロのキャンプツーリング派は肩身が狭かったり、周囲が騒がしくて落ち着かなかったりするかも(笑)
キャンプ場までの道順と駐車場について
南の池公園キャンプ場は、県道42号線(男鹿八竜線)沿いにあるんですが、「南の池記念公園」の案内板は奥まっているし、小さいので見逃しちゃうかも。

「秋田県立大学大潟キャンパス」の看板がデカいので、それを目印にした方がいいと思います。

案内板の通りに進むと右手に砂利敷きの駐車場があります。
普通車50台は余裕で止められそう。すっごく広いです。
だけど、未舗装で小石がけっこう落ちているので、バイクは気をつけて走った方がいいです。
写真の正面突き当りが公園で、キャンプができる場所ですね。

駐車場の右手には池があって、未舗装の道路がキャンプ場のわきを通っていますが、車両進入禁止の立札があります。
南の池公園キャンプ場は、駐車場から先は車両の乗り切れは禁止です。
キャンプ場の一番奥にある炊事場までは、駐車場からだと100m以上歩くようになるので、荷物を運ぶのはちょっと大変かも。

利用の際の注意事項が、いくつかあります。
使用届を出すこと、ゴミは持ち帰り、炊事場以外での火の取り扱い禁止、車両は進入禁止です。
はい、ここで、焚火ファンに朗報です。
焚火は、直火は禁止ですが、焚火台を使えばOK。
ちゃんと役場の担当者に確認しましたので、間違いありません。
キレイな芝生の公園ですから、焚火台を使う場合でも、火の取り扱いには十分注意しましょう。
誰でも無料で使わせていただるキャンプ場なんで、マナーを守って利用したいですね~
テントサイトについて

駐車場のすぐ隣りが公園の敷地になっていて、まあ、ハンパなく広いんですわ(笑)
公園全体が、芝生のフリーサイト。基本的にどこにテントを張ってもOKです。
テント換算で200くらいは張れるみたい。

桜の木がたくさん植えられていて、お花見の名所でもあります。
木々の間は斜面になっていたり、地面が凸凹している場所もあるので、一等地は早い者勝ち。

東屋が点在していて、木製のイスやテーブルが備え付けられています。

芝の状態はこんな感じ。
草は刈りこんでおらず長めですね。
開けた場所の大部分は、ほぼ平坦なんですが、写真のようにモグラが地面を掘り返した跡がけっこうあって、凸凹している箇所もあります。
地面の硬さはちょうどよく、ペグもよく刺さります。
スマホの電波は、ドコモ4GがアンテナMAXでした。
ネット環境もよかったですね~
炊事場について
炊事場は駐車場から一番離れた場所に1か所だけです。

屋根付き、電灯付き。
駐車場から100mくらい歩きます。
最初に書いたとおり、車もバイクも車両は乗り入れできませんから、荷物を運ぶのがちょっと大変かな。
それでも、水場はここにしかありませんから、炊事場近くに家族連れがたくさんテントを張っていました。

大きめのコンクリート製のシンクが中央に1つあって、蛇口は8つ付いています。
上水道なので、そのまま飲めます。

水道のわきには、耐火レンガ製のかまどが4つあります。
ただ、グリルと火床は、すべてのかまどにきちんと整備されてないんですね~

奥のかまどは、灰の捨て場所みたいになっちゃってたし。
無料のキャンプ場のかまどって、だいたいこんな感じですよね。
車の方はグリルとか焚火台とかは、自分で持ってくるからあまり使わないし。
トイレについて
トイレも公園に一か所だけ。
公園の北西側を通る砂利道沿いにあります。

いかにも公園の公衆トイレって感じの風貌。
男女別に分かれています。

こちらが男性用。
自然洗浄式小便器が2つ。
建物は古いですが、中はちゃんと掃除されていてキレイ。

大便用は簡易水洗和式が1つ。
トイレットペーパーもちゃんとあって、こちらもきっちり掃除されていました。
周辺施設について
南の池公園の西側を走る県道42号線を北上すると、道路沿いに道の駅「おおがた」や温泉施設「ポルダー潟の湯」、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどがあります。
道の駅「おおがた」と大潟村博物館

ここが南の池公園キャンプ場から北に2kmほど行った場所にある「道の駅おおがた」です。
左が道の駅、右側の建物は、大潟村干拓博物館。
博物館の中にキャンプ場も申し込み手続きができる「観光案内所」があります。
土日祝日など、村役場がお休みのときは、こちらで手続きしてくださいね~

博物館の中は、男鹿半島(おがはんとう)と日本最大の干拓地大潟村の歴史などを紹介しています。
通常入館料は、一般・大学生300円、小~高校生100円です。
(大潟村桜と菜の花まつりの期間4月下旬から5月上旬までは入館無料)

地元の農産物や特産品までた~くさん並べられていました。
お米はもちろん、「野の花シフォンケーキ」、「パンプキンパイ」、「ジオソーダソフト」なども、ここならではの名物。
ゴールデンウィーク中ということもあって、めちゃんこ混んでた。
地方がにぎわうのはいいことですよね~

道の駅おおがたのすぐ近くには、コンビニエンスストアやガソリンスタンドもあるので、とっても便利です。
大潟村温泉保養センター(ポルダー潟の湯)について
南の池公園キャンプ場から北に約3km、車で5分の場所には、大潟村が運営する温泉施設「ポルダー潟の湯」とホテル「サンルーラル大潟」があります。

こちらがポルダー潟の湯。
ポルダーってのは、オランダ語で干拓地の意味です。
大潟村の干拓は、干拓先進国であるオランダから技術協力を受けたので、この名前にしたんでしょうね~

泉質は、モール温泉と呼ばれる全国でも珍しく、秋田県では初めての温泉があります。
温泉源は500万年前の海水が地層水となったもの。
恐竜が滅亡したあと、植物が全盛期となり、緑豊かな草原が地球上を覆った時代。
その植物がやがて腐植質となり、温泉に溶け込んだそうです。
モール温泉の「モール(Moor)」とは、ドイツ語で「腐植質」を意味し、腐植質を多く含む泉質のこと。
火山活動由来の温泉と違い、腐植質は有限で全国的にみても希少価値があるんだって。

モール温泉の特徴は、温泉熱の人体皮下浸透度が非常に高効率で、短時間で体の芯まで温まる効果があります。
泉質が植物性なので、天然保湿成分が多く含まれ、まろやかなため美肌効果があると言われています。
それで、美肌の湯な~んて呼ばれているんですね~
そのせいかどうかはわかりませんが、ハッとするような美女がたくさんいました。
いや、マジで。
秋田美人ていうバイアスかかってるのかなあっても思ったけど、冷静になってみても、ホント美人が多かった。
言われているとおり、秋田県ってキレイなヒトがいっぱいいますね~

こちらはポルダー潟の湯の館内の様子。
ポルダー潟の湯の利用時間は、午前6時~午後10時まで。
休館日は毎月第2火曜日です。
入湯料は大人(高校生以上) 400円、中学生200円、小学生150円です。
タオルの貸し出しは、タオル100円、バスタオル150円、両方だと200円。
また、館内には「レストラン・フレボラント」があり、軽食をはじめとし、潟の湯定食、国産牛サーロインステーキなど、大潟村の特産をふんだんに使用しているメニューを提供してくれます。

こちらがポルダー潟の湯のとなりにあるサンルーラル大潟。
ちょうどゴールデンウィーク中の桜と菜の花まつりの真っ最中で、ものすごくにぎわってました。
ポルダー潟の湯のから館内の通路を通って移動が可能で、最上階には日帰り入浴可能な白神展望温泉があります。
源泉はポルダー潟の湯と同じモール温泉で、美肌効果、婦人病、神経病、疲労回復、健康増進に効果があるとされています。
こちらは、日帰り入浴の時間が11:30~18:00と限られており、料金は大人500円、小中学生300円とポルダー潟の湯に比べ100円ほど高くなっています。
でも、最上階からの眺めはすっごくいいらしいので、お時間のある方は、両方のお風呂を楽しんでもいいかもしれませんね~
なお、詳しい営業時間や利用料金は、公式サイトで確認するか、直接問い合わせてください。
南の池公園キャンプ場データ
南の池公園キャンプ場は、東北で日本海側をツーリングするときの宿泊先としてだけでなく、日本最大の干拓地である大潟村の観光にもピッタリ。
とくに春は桜と菜の花が周辺にた~くさん咲いていて、ものすごくキレイな風景を見ることができますよ~
公園を利用したキャンプ場ですが、駐車場や水道設備が整っているうえ、200張りくらいのお客さんを収容できるくらい広大な敷地です。
村の中心地にあって、国内では珍しいモール温泉や地元の名産品を多数取り揃えた道の駅もすぐ近くにありますので、とっても便利。
ソロキャンパーだけでなく、お子さんを連れてキャンプするにもバツグンの場所だと思います。
おまけに、利用料金は無料なんで、ぜひ、訪ねてみてほしいキャンプ場ですね~。
| 名前 | 南の池公園キャンプ場 |
| かな | みなみのいけこうえんきゃんぶじょう |
| 住所 | 秋田県南秋田郡大潟村南2-17 |
| 連絡先 | 大潟村役場産業建設課(電話番号0185-45-3653) |
| 管理者 | 大潟村役場 |
| 営業時間 | 4月上旬から11月下旬まで(場所は一年を通して解放)
予約不要、要受付(大潟村役場産業建設課、閉庁時間帯は道の駅おおがた内観光案内所) |
| 料金 | 無料(キャンプ道具等のレンタルはありません。) |
| ジャンル | 芝生フリーサイト |
| 施設 | テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場など。周辺に温泉施設あり |
| 備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止 |