■日常

四十肩、五十肩で悩んでいる方、「筋トレして治す」は間違い!

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

最近、このblog内の「健康と運動(ダイエット)に関する記事」を読んでくれる方が多くなってきました。

もともと、キャンプとバイクツーリングの記事をメインにしていたんですが、健康や運動、ダイエットも本気で取り組んでいるので、めっちゃうれしいです。

 

突然の肩の痛みに悩んでいる、アラフォー、アラフィフの方って、けっこういるんじゃないでしょうか。

なにげなく腕を動かそうとしたとき、肩に激しい痛みが走って、腕を上げることもできない。

いわゆる、四十肩(五十肩)と呼ばれる症状です。

この記事を読んでいるあなたも経験した一人かもしれませんね。

まず最初に結論を書くと、「四十肩を筋トレで治す方法は間違いだし、肩の筋肉を鍛えても肩こりは治らない」のです。

それでは、今日は、四十肩(五十肩)とは何なのか、そして、肩こりや肩の痛みの対処法について紹介しますね~

四十肩(五十肩)とはどんな病気か

四十肩、五十肩を正式な病名でいうと、「肩関節周囲炎」もしくは「癒着性関節包炎」となります。

肩関節周囲炎は、骨に異常のない痛みの総称のことで、広い意味での四十肩、五十肩です。

癒着性関節包炎は、腕の骨と肩甲骨の連結部分が肩関節を最初につなぐ「関節包」が損傷して痛みを伴なうもののこと。

四十肩(五十肩)の原因は、すべて解明されていないんですが、年を取ることにより筋肉や関節が変形したり、血液の循環が悪くなって、肩周辺に炎症が起こることが原因とされています。

四十肩(五十肩)のときに激しい筋トレをするのは逆効果

患部が炎症を起こしているのですから、患部に負担をかける筋トレをすれば、さらに炎症が悪化してしまうんです。

筋肉が足りないから四十肩になるとか、筋肉をつければ治るなどと自己判断でトレーニングをしてはぜったいにダメ!

激しい腕立て伏せや水泳をして肩甲骨を長時間動かした場合、また、炎症を起こしている患部をあたためたりすれば、かえって治りを遅くし、悪化させてしまうこともあります。

もしあなたの四十肩(五十肩)の症状が、激しい痛みをともなうまで悪化した状態であるなら、自然治癒することはほとんどないでしょう。

専門の病院に行き、リハビリをすることをオススメします。

四十肩(五十肩)は、年を重ねるごとにどんどん悪化してしまうこともあるので、専門家の指導を受けるべきですよ~

肩がこるとはどういうことだろう

長時間のデスクワークなどで、ずっと座りっ放しの状態が続くと、カラダを使っているつもりがなくても、筋肉には自分の体重と重力により一定の負荷がかかっています。

また、姿勢を崩した状態を続けても部分的に負荷がかかる。これが肩こりの原因です。

肩こりになった場合、先に述べた四十肩(五十肩)と同じく、筋肉に炎症を起こしている可能性が高いため、激しい運動をするのは逆効果ですからね。

「肩がこるのは筋肉が衰えているからだ」などと考えて、激しい筋力トレーニングをしてはいけません。

筋肉に強い負荷をかけると、筋肉は収縮し、肩こりや腰痛の痛みはむしろ前以上に増してしまうでしょう。

肩こりは筋肉のバランスが崩れて起こる

肩こりの原因となる主な筋肉は、首から肩の裏側にかけてにある僧帽筋(そうぼうきん)です。

ただし、僧帽筋だけが肩こりの原因ではありません。

筋肉は、単体でその働きをしているのではないんです。

表の筋肉と裏の筋肉が、互いに引っ張り合って動いています。

たとえば、座ったり立ったりするときに使う太ももの筋肉。

ここを大腿四頭筋というんですけど、大腿四頭筋が伸びるとき、ちょうど大腿四頭筋の裏側にある筋肉、ハムストリングは縮んでいます。

また、腕の力を使うときに動く上腕二頭筋が縮むとき、その裏側にある上腕三頭筋は伸びているんです。

つまり、筋肉は、どちらか一方が縮めば、反対側は伸びるという作用があります。

チカラを発揮するために縮む筋肉を主動筋、その裏側の筋肉を拮抗筋と呼んでいて、基本的に筋肉はほぼすべてこの関係で動いています。

肩の筋肉にも主動筋と拮抗筋があり、首や肩の裏側にある僧帽筋が主動筋であるとするなら、前側にある大胸筋が拮抗筋となります。

この裏表のバランスが取れている状態であれば何も問題がなく、肩がこることはありません。

ところが、姿勢が崩れたまま長時間デスクワークをしていると、前かがみの日常生活が常態化し、前側の筋肉である大胸筋が縮んだままで、裏側の僧帽筋はが伸びたままになってしまうんです。

僧帽筋はもと状態になろうとして縮もうとし、その一方で大胸筋も力がかかって縮こまっているので、どちらの筋肉も力が入っている状態になり、お互いのバランスが崩れ、肩がこっちゃうってわけなんですね~

みなさんは、肩がこったらどのように対処していますか?

おそらく、こりの原因となっている肩だけをマッサージしたり、肩だけを動かしたりしてるだけではないでしょうか。

たった今説明したように、「こり」は表と裏の筋肉のバランスが崩れることで発生しています。

したがって、肩の筋肉である僧帽筋だけをマッサージしたり、ストレッチをしても治らないんです。

もし、肩のマッサージを続けていてもぜんぜん肩こりが治らないというのであれば、筋肉のバランスが整っていないことが原因かもしれません。

肩こりを防ぐ正しい方法とは

肩こりになりにくい体を作る方法は、それほど難しくないですよ~

激しい運動も、ハードな筋力トレーニングも必要ありません。

むしろ、段階を踏まずに行うハードトレーニングは、筋肉を傷めるばかりで逆効果ですからね!

では、どういう方法を取ればいいでしょう。

答えは簡単!

表と裏の筋肉の力のバランスを取ればいい」だけです。

いたってシンプル。単純明快でしょ。

生活の中では、こんな感じにやってみるといいですよ。

イスに座り、机の上にあるパソコンに向かっているデスクワークは、多くの場合前かがみの姿勢になっているはず。

前かがみの状態が続いたら、折を見て体ををそらすだけでOK。

キーボードを叩く作業で腕が縮んだ状態が続いたのなら、腕を伸ばせばいいんです。

じつにに簡単な話なんですけど、筋肉は表と裏がお互いに引っ張り合って動いているから、偏らないようにする。

たったこれだけ。

そうした意識を普段から持つだけで、「こり」が防げちゃうんです。

まとめ

今まで全く運動習慣のなかった方が、まず最初にはじめべき「体にいいこと」とは、筋肉のバランスを整えることです。

四十肩、五十肩、日常的な肩こりの原因は、「加齢により筋肉が衰えたからだ」などと考えて、痛みや炎症を起こしている筋肉に負担をかけるような筋力トレーニングをしてはいけません。

無理をすれば、まずます悪化して、完治までに数年を要するようになってしまいます。

また、自分の体の筋肉のバランスが崩れているかどうかは、裸になって、鏡を見ていれば、意外とわかるもの。

「右肩が下がっている」だとか、「猫背になっている」だとか、毎日見ていると変化に気がつくんです。

バランスが崩れていると思ったら、意識して反対側の筋肉を動かしてみましょう。

毎日毎日繰り返すと、体のバランスが整ってきますよ。

長年、肩こりに悩まされてきたあなた、たった今からでもはじめられる、この筋肉のバランスを意識した生活を試してみてはいかがでしょう。

きっと効果が現れますよ~

おススメの人気記事はこちら!

-■日常
-