こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
岩手県盛岡市の有名な食べ物といえば、何を思い浮かべます?
やっぱり、歴史と伝統のわんこそばですか?
冷麺とかじゃじゃ麺も好きな方、多いですよね~
この「わんこそば」、「冷麺」、「じゃじゃ麺」は「盛岡三大麺」なんて呼ばれ、岩手県盛岡市の名物になっています。
たしかに、盛岡市は、総務省統計局が実施した家計調査報告(平成21〜23年平均)で、中華麺の購入が全国の県庁所在地で第一位になるほど、麺が市民に好まれているんですね~
でも、盛岡市の方に、「あなたにとってソウルフードと何ですか?」ってアンケートをしたら、トップを取っちゃうんじゃないかっていう食べ物がこちら。
福田パンです。
え?パン?ってビックリしちゃった?
そう聞くと、どんなパンか気になるでしょ?
でも、福田パンって、見た目は全然すごくないんです。
学校の給食に出てくるような、何の変哲もないコッペパン。
んじゃあ、なんで普通のコッペパンが盛岡市民のソウルフードと言われてるくらい愛され親しまれているのか、それにはやっぱり理由があるんです。
今回は、その理由を含めて、福田パンの魅力について紹介しますね~
「福田パン」さんは、昭和23年創業、コッペパン作って70年の老舗だよ
福田パンさんは、創業が1948年(昭和23年)、盛岡市に店を構えて70年を超える老舗のパン屋さんです。
創業者の福田留吉さんは、岩手県花巻出身の詩人・童話作家の宮沢賢治さんの花巻農学校時代の教え子だったそう。
創業当時は砂糖を使わないフランスパンを作っていましたが、1975年から地元・岩手大学の売店でパンを販売することになったとき、「安い値段で満腹になってもらいたい」との思いから、オリジナルのコッペパンを開発し、ロングセラー商品となりました。
現在の福田潔社長が3代目。
今は1日約1万個のパンを作っています。
盛岡市内の小学校の給食や中学、高校でも福田パンが販売されており、市民の多くが福田パンを食べて育ってきたことから「盛岡市民のソウルフード」と呼ばれています。
盛岡市民のソウルフードは「コッペパンじゃなく、福田パン」なんですね~
福田パンさんの本店は長田町にあるよ
福田パンの長田町本店さんは、JR盛岡駅から北東に約1km、車で約5分、歩いても15分くらいです。
東北自動車道盛岡ICからだと、東に約4.5km、車でだいたい10分くらいです。

住宅街の一角にあるので、付近の交通量はそれほど多くはなく、道路も広くはありません。

じゃじゃ~ん!こちらが長田町本店さん。
お店の駐車場は、店舗前に普通車6台くらい、通り沿いの場所に6台くらいが駐車可能です。
自転車や小型のバイクは、駐輪場や建物わきの空きスペースに止めることができます。
日曜日の午後1時過ぎという時間帯ともあって、駐車場はもちろん満車。
近くには30分100円ほどのコインパーキングがありますから、路上駐車は絶対にやめましょうね。
じつは、以前、同じ盛岡市内にもう一店舗があったそうなんですが、あるテレビ番組で紹介されたことがきっかけになり、お客さんが殺到し、付近の交通に支障をきたすことになってしまって、結局、閉店してしまいました。
もう一度言います。
路上駐車、ダメ、ゼッタイ
さて、この長田町本店は、もともとは道路を挟んだ向かいに店舗があり、現在の場所は工場でした。
工場を岩手県紫波郡矢巾町(しわぐん やはばちょう)に移したあと、2007年11月7日より現店舗で営業を開始しました。
お店の外観は、創業者が宮沢賢治さんの教え子ということで、イーハトーブ(宮沢賢治による造語で、彼の心象世界中にある理想郷を指す言葉)の学校をイメージした作りになっています。
福田パンは、紫波郡矢巾町店や盛岡駅構内でも買えるよ
社長さんの思いとして「福田パンは地元の食べ物だから、盛岡で食べて欲しい」そう。
だから、基本的に県外への出店やネット販売はしていませんので、ぜひ、盛岡市に行って福田パンを食べたいところですね~
本店以外だと、工場の移転先である紫波郡矢巾町大字広宮沢第11地割502-1に矢巾店さんがあります。
営業時間は7:00~17:00で、日曜日が定休日です。
お店以外の場所だと、JR盛岡駅構内で販売しています。
1か所は、JR盛岡駅の2階北口改札前にある「盛岡駅構内イワテテトテト・Fuku♪ran with 福田パン」さんです。
こちらのお店は、年中無休で営業時間が7:15~21:00と朝早くから夜遅くまで開いているし、限定メニューも取り扱っているので、電車の待ち時間に買ったりできるし、おみやげとして買うにもピッタリの場所です。
もう1か所は、同じく盛岡駅になるんですが、駅ビル・フェザンおんでせ館1階にある「銀河堂1890」さんでも福田パンを買うことができます。
こちらの営業時間は8:00〜22:00です。
(営業時間や販売物については、それぞれの店舗に確認してください)
でもね、できれば、店舗、つまり長田町本店か矢巾店で食べてほしい。
なんでかっていうと、福田パンさんは普通のパン屋さんとはパンの売り方がちょっと変わっているからなんですね~
ボクはバイクツーリングの途中、長田町本店さんに立ち寄りました。
福田パンを注文するときは、こうするんだよ
福田パンさんが、普通のパン屋さんと大きく違うところは、その販売方法。
一般的なパン屋さんは、でき上がったパンを店内に陳列し、お客さんが食べたいパンを選んで会計に持っていく、そんな手順ですよね。
福田パンさんは、なんと対面販売方式。
しかもその場で作ってくれるんです。
これだけ聞くと、「は?」ってなっちゃうかもしれません。
そうですね、サーティワンなどのアイスクリームの買い方と同じといえば伝わるかな。

こちらが店内の様子。
お店の外観もそうでしたが、メニューが黒板のようボードに掲げてあって、店内もどことなく学校っぽい雰囲気が漂ってます。
一般のパン屋さんとは違って、パンの陳列がありません。
福田パンは、コッペパンにお客さんがお好みで選んだ具材をサンドしてくれるお店。
お客さんが選ぶのは、パンじゃなくて具材なんです。
そして、その選び方には、ちょっとした決まりごとがあります。

トッピングできる具材は、「あん」や「ピーナッツ」のような甘い系と「ハムサンド」や「ポテトサラダ」などの調理系の2種類。
甘い系は、同系統なら2種類まで組み合わせることができます。
たとえば、あん+バターはOK。
あん+バター+ホイップは3種類になるのでNG。
また、あん+ハムサンドは、甘い系と調理系で種類が異なるからNGというわけ。
もちろん、単体での注文もできますよ。
料金は、トッピングの高いほうの値段になります。
クリーム139円とあん159円の組み合わせなら、料金は159円です。
調理系は、ベースの具材にトッピングを乗せる方式なので、料金は上乗せ方式。
ハムサンド225円とスライスチーズ50円の組み合わせなら、合計で275円になります。
ここでひとつ注意点を。
調理系は、単品メニューであっても、最初からトッピングがついているモノがあります。
カレー、キーマカレーなどはポテトサラダが、れんこんしめじにはキャベツがもともと入っています。
しかし、これにさらにトッピングを追加してしまうと、逆に最初から入っているトッピングが除かれてしまいますので、調理系にトッピングを上乗せするときは気をつけてくださいね~
福田パンは、トッピングの塗り方も選べます。
半分に割ったコッペパンの左右別々に塗るミックスという定番のやり方がひとつ。
もうひとつは、コッペパンの真ん中を境に味を二つに分ける「半々」というやり方があります。
わかりやすくいうと、あん+バターをミックスで食べた場合、あんとバターが混ざった味がします。
うん、まあ、当たり前なんだけどね。
で、半々だと、最初はあんの味しかしないけど、半分以降はバターの味しかしないという、味が混ざらない別々のパンとして食べることができるんですね~。
トッピングを混ぜたほうがおいしいのか、はたまた、違った味を楽しいんだ方がいいのかは、あなた次第ってわけ。
ほら、なんかワクワクしてきたでしょ?
これが福田パンの魅力のひとつなんですよ~

てなわけで、みなさん自分の番がくるまで、じっとメニューを見つめ思いを巡らせています。
張り出されたメニューのほか、写真のような印刷されたおしながきもお店の入り口に用意されているので、手に取ってゆっくりご覧になってください。
だけど、見れば見るほど迷っちゃうんじゃないかなあ。
なにせ、甘い系・調理系合わせて60種類近い味がありますから。
たぶんなんですけど、みなさん「これとこれはまだ試していないな」とか「この組み合わせこそ、おそらく最強」とか「やっぱ定番のあんバターにすっか」とか考えているんでしょうねえ。
ボクが行ったときは、だいたい待ち時間が10分くらいだったんですけど、悩みに悩んでてあっという間だったですからね(笑)
ちなみに、人気組み合わせランキング1位は、定番中の定番あん+バターです。
もともとは、この組み合わせはメニューにはなかったんだって。
あんとバターそれぞれ1個ずつと頼まれたのを間違えて、両方混ぜてしまったんだとか。
お客さんには作り直したパンを渡したんだけど、間違えたパンをそのまま捨てるのはもったいないから食べてみたら、すっごくおいしくてメニューに加わったそう。
絶妙の組み合わせって、こういう失敗から生まれるもんなんですよね~

まるでジェラートのようでしょ。
目の前で注文を伝えると、おそるべき速さで具材が塗られ、袋詰めされます。
お客さんは、そのまま左側に移動して、商品を受け取りお会計をします。

店内にはイートインスペースがあって、買ったパンを店内で食べることもできます。
地元の女子高生が食べてましたね~。
でも、ほとんどの方は、お持ち帰りで、しかも大量に買ってました。
甘い系10個とか当たり前のように(笑)
こういう人気店だから、ボクのように県外からの観光客とかが多いのかと思いきや、ほとんどが地元の方だったように思います。
並んでいるときの会話などから、ほんと、みなさん福田パンが好きなんだなあってひしひしと伝わってきました。
盛岡市まで行かれた時は、ぜひ、福田パンさんにぜひ行ってみてくださいね~
「福田パン長田町本店」さんの店舗紹介
ジャンル:パン
店名:福田パン 長田町本店
住所:岩手県盛岡市長田町12-11
電話番号:019-622-5896、019-622-5899(FAX)
営業時間:10:00~19:00
定休日: 7:00~17:00 売切れ次第終了
駐車場:店舗前6台、通り沿い6台くらい。バイク、自転車は駐輪場所が別にあり。
備考:イートインスペースあり。矢巾店と盛岡駅販売については本文内参照
【食レポ】福田パンを食べてみて思ったこととか
ボクは、福田パンさんで、甘い系であん+バター1個、調理系でキーマカレーを買いました。
並んでいる間、何にしようかすっごく悩んだんですけど、甘い系は人気ナンバーワンの定番「あんバター」は外せないな、と。
で、調理系は、耳を澄ませてほかの方の注文を聞いていると、やけにキーマカレーを頼む方が多い。
どうみても地元の方っぽいし。
で、最近のはやりはキーマカレーなのかと思って、それにしました(笑)

どど~ん登場!
福田パン、「あん・バター」と「キーマカレー」です。
iPhoneXRとの大きさ比較してみると、福田パンのほうが明らかに大きいですよね。
学校つながりで例えるなら、黒板消しくらいか(笑)
じつは、この大きさに創業者の思いが込められているんです。
福田パンの販売当初は、今のようないろいろな具材が入っているコッペパンとは違い、素のパンでした。
その福田パン1個と牛乳だけでおなかをすかせた学生が満腹になれるようにって、通常のコッペパンよりずっと大きくなったそう。
手に取るとわかりますが、ずっしりとした重みを感じます。

こちらがあんバター。二つに切ってみました。

こちらがキーマカレー。
最初は、ぱかって半分に開いてみたんですけど、見た目がちょっと美しくなかったんで写真はやめました(笑)
で、期待に胸をふくらませ、盛岡市民のソウルフード、福田パンを食べてみました。
クラスト(パンの皮)はしっかりキツネ色ですが、パリッパリに香ばしく焼きあがっているわけではありません。
パンは全体的にやわらかく、しっとりふっくらした食感です。
あんバターのあんこは甘さ控えめのこしあんで、バターはちょっぴり塩気があってマーガリン風味。
シンプルで素朴な味わい。
キーマカレーは、ほんのり辛いカレーのベースにじゃがいもの甘さが感じられるポテトサラダが溶け合っています。
カレーながらあっさりとした飽きのこない味わいでした。
だけど、ぶっちゃけて言いますと、普通のコッペパンのおいしさです。
いやね、おいしいことはおいしいんですが、普通以上でもないし、それ以下でもありません。
もし、福田パンを絶品とか極上とか、めちゃんこウマい!って評している方がいれば、おそらくは思い出補正+120%です。
福田パンは、ごくごく普通のコッペパンというのが、ボクの正直な感想です。
でも、ボクの感想はあながち間違っていないと思うんです。
福田パンの現社長さんは、こんなことを言っていたそうですよ。
「パンは地元で、近所で食べる生活のなかの身近なもの。あくまでパンは特別なものではなく、日常のものだと思っている」
この言葉からもわかるように、福田パンは地元の方のためのパン屋さんであり、高級で高価でとてつもないおいしさを求めてパンを作っているわけじゃないんですね。
リーズナブルな値段で気軽に買えて、たった1個でもおなかが一杯になって、心から満足できるパン。
それが福田パンなんだと思います。
創業者から現社長まで続く、福田パンの確固たる信念が込められたパンだからこそ、地元の方に70年以上にもわたって愛されているんでしょう。
今回、ボクは、長田町本店で地元の皆さんといっしょに列に並んでみましたが、みなさんがうれしそうに福田パンを山ほど買って帰る姿を見て、どれだけ親しまれているか伝わってきましたね~
ホント、お店に行って並んで買って食べてこそわかる、人気の秘密です。
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