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【有料キャンプ場】ゆったり!ふるさとの丘キャンプ場【北海道・道央】

【更新情報】2022年7月

今回紹介するふるさとの丘キャンプ場は、北海道蘭越町(らんこしちょう)にある有料キャンプ場です。

施設は、電源付きのオートサイトと一般のテントサイトのほか、有料のバンガローがあります。

利用料金は、オートサイトが5000円、バンガロー4人用が2130円、2人用が1590円、テント・タープ1張520円

開場期間は、例年5月中旬から10月中旬まで

利用にあたっては、原則としてインターネットの予約ページから事前予約が必要

現地での受付場所は、キャンプ場に隣接する道の駅「らんこし・ふるさとの丘」となります。

チェックインは、13時から16時の間で、チェックアウトは翌日の9時から11時の間です。

 

このキャンプ場のセールスポイントは、町の中心から近く、設備が整っていること。

道央圏の中心都市である札幌市からは車で約2時間20分、道南圏の中心となる函館市からは車で約2時間と、ドライブの目的地として適度な距離にあること。

逆にちょっと残念に思う部分は、インターネットによる予約が必要なところでしょうか。

その日の都合でキャンプ場を決めたいモトキャンパーには、使いづらいんですよね~

あと、ここのキャンプ場に限ったことではないんですが、高齢のキャンパーたちからは、インターネットからの予約が必須のキャンプ場について、「できない」とか「面倒だ」ってわりと聞くんです。

ネット予約って、高齢者からは評判があまり良くないみたい。

とは言え、直接道の駅の受付に行って、事情を話すと対応してくれることもあります。

この辺は、柔軟にやってるっぽい。

ボク個人の全体的な感想としては、交通アクセス、利便性とも悪くなく、設備の整った落ち着いた雰囲気のキャンプ場ってとこ。

ソロのモトキャンパーからキャンピングカー利用のファミリーキャンプまで、幅広い層におススメできるキャンプ場だと思ってます。

なお、ペット同伴はオートサイトのみとなっているので、ペット連れの方は注意してください。



人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。

なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。

この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~

蘭越町の紹介

蘭越町は、後志(しりべし)総合振興局に属する町で、一般的に道央と呼ばれる地方に位置します。

町名の蘭越(らんこし)は、アイヌ語の「ランコ・ウシ」から転じたもので、桂の木の多い所という意味です。

蘭越町は、周囲をニセコ連峰などの山々に囲まれた盆地にあり、町の中央を道南最大の「尻別川(しりべつがわ)」が東西約30kmにわたって流れています。

ニセコ連峰は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定され、また、尻別川は清流日本一に認定されたこともあるんですね~

気候は、夏は温暖な気候で、比較的昼夜の気温差も大きく、冬は積雪量の多い特別豪雪地帯に指定されています。

この夏の昼夜の気温差が米作りの環境としては最適で、尻別川の流域に広がる平坦地では、良質で味が良いと評判の「らんこし米」を生産しています。

米はタンパク質の含有率が低いほど美味しいらしく、蘭越町の生産者の方々は、タンパク質値を下げるため、収量は低くなるものの、窒素肥料を抑えるなど、きめ細かい肥培管理を行っているんだって。

お米を代表とする特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は蘭越町へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。


新米 【令和4年度産】 特別栽培米 減農薬栽培米 玄米 米 /北海道産 ほしのゆめ10kg蘭越町【生産者 北山正一さん】特別栽培米(節減対象農薬5割減・化学肥料5割減)玄米 白米 分づき米 米 お米 北海道米

ふるさとの丘キャンプ場までのルート

キャンプ場は、町の中心から車で10分ほど。

国道5号線沿いの道の駅「らんこし・ふるさとの丘」に隣接しています。

蘭越町は、それほど大きな町ではありませんが、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ガソリンスタンドなどの商業施設はそろっています。

日帰り入浴ができる公共の温泉宿泊施設までは、車で約20分。

交通アクセス、利便性ともに言うことなし!

地図で見てもわかりやすく、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことはないでしょう。

ふるさとの丘キャンプ場を紹介するよ

じつは、蘭越町には、リンリン公園とランラン公園という2つの公園があるんです。

名前の由来は、香港出身の双子姉妹によるポップデュオ・・・なのかどうかはわかりません(笑)

ランラン公園は尻別川沿いにあり、パークゴルフができます。

リンリン公園は、現在のふるさとの丘キャンプ場のある場所のことで、「リンリン公園キャンプ場」とか呼ばれることもあります。

現在は「蘭越町ふるさとの丘キャンプ場」ってのが、正式名称です。

ちなみに、このリンリン公園内にもパークゴルフ場があったんですが、2021年に現在のオートサイトに変わりました。

なので、古い情報だと、名前が違っていたり、オートサイトがなかったりしますね~

道の駅「らんこし・ふるさとの丘」(受付)について

これが国道5号線沿いにある道の駅「らんこし・ふるさとの丘」。

蘭越町内から車で約10分。

主要国道沿いなんで、交通アクセスはバツグンにいい。

札幌市からは車で約2時間20分、函館市からは車で約2時間。

道央と道南を代表する都市のちょうど中間付近に位置します。

この道の駅では、清流尻別川の恵みを受けた肥沃な土地で生産された「らんこし米」をはじめ、新鮮な農作物や数々の加工品を販売してるんですよね~

とくに地元山菜の加工品の種類は多く、三升漬詰合せ 、セロリキムチ、ふきもろみ漬、うどもろみ漬、メロン粕漬など。

どれもお土産に最適です。

絞りたての牛乳から製造されたアイスクリームも人気みたいですよ。

 

駐車場は、大型車が2台、普通車32台(うち身障者用2台)が駐車可能。

もちろん、キャンピングカーや荷物満載の大型バイクだって、余裕で止められます。

開館時間は、4月から10月が9時から17時まで、11月から3月が9時から16時まで。

休館日は、年末年始(12/31~1/5)と11月から3月までの毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)です。

 

キャンプ場のチェックイン受付については、13時から16時の間なので、注意してくださいね。

チェックアウトは、翌日の9時から11時の間。

利用料金は、オートサイトが5000円、バンガロー4人用が2130円、2人用が1590円、テント1張520円です。

(オートサイトも含め、テント以外にタープを張ると1張り520円の追加料金)

ここは、ネット予約が原則なんですが、お話をお伺いしたところ、予約なしに直接来ても対応してくれます。

とは言え、イレギュラーなことを求めることになるし、そもそも空きがなければ無駄足です。

少なくとも、まずは電話をしてみるべきでしょうね。

詳細、予約については、蘭越町の公式サイトから確認してください。

オートサイトについて

これが、ふるさとの丘キャンプ場の全体図。

道の駅の真裏がオートサイトになっています。

ここは、もともとパークゴルフ場だった場所で、2021年からオートサイトに変わりました。

 

オートサイトは、こんな感じ。

パークゴルフ場だっただけあって、敷地がめっちゃ広いでしょ。

しかも、サイトは全部で10区画だけ。

一つ一つの間隔が空きすぎるくらい空いてるんで、ものすごく余裕をもってテントが張れます。

たとえ全部のサイトがいっぱいになっても、ぜんぜん圧迫感を感じません。

ほんと、のんびりゆったりキャンプができますよ。

 

管理棟側から見ると、こんな感じ。

中央に砂利敷きの通路が通っていて、枝分かれした先に駐車場所とテントサイトがあります。

南側が風よけの樹林帯で、正面には昆布岳が見えますね~

国道からかなり低い位置にあるので、展望はそれほど利きませんが、ロケーションは悪くない。

 

南側にある樹林帯はこんな感じ。

パークゴルフ場の名残で、ところどころに小山があります(笑)

 

逆に樹林帯のほうから東方向を見ると、こんな感じ。

ずっと先にニセコ連峰があるんですけど、天気が悪かったせいもあってまったく見えませんでした。

 

オートサイトはこんな感じ。

駐車場所は砂利敷きで、その周囲が芝地のテントサイトです。

付属設備は電源のみ。

上水道(流し台)や汚水排水口はありません。

その電源も5Aということで、利用には注意が必要。

すっごく広々してるところはめっちゃいいんですが、料金の割に設備が貧弱な気もします。

ボクはバイク乗りで、オートサイトは使わないんですけど、電源のみで1泊5000円は高い感じがしますね~

ただ、このキャンプ場は入場料が別途かかりませんから、大人数だとそれほどでもないのかな。

 

これがオートサイトの西端にある管理棟(森と木の里センター)。

ログハウス風のめっちゃ立派な建物ですね~

この建物の中にトイレ、シャワー、ランドリー(洗濯機と乾燥機)があります。

トイレは24時間使用可能、シャワーとランドリーは20時までです。

 

管理棟の隣りに建っているのが炊事場。

一般的なステンレス製のシンクと調理台が置いてあります。

 

管理棟の前に生ごみ用のごみ箱と灰捨て用の缶が置いてあります。

このキャンプ場は、原則、ゴミは持ち帰りなんですけど、生ごみは町指定のごみ袋にいれれば、捨てることが可能。

消し炭や灰などもここでOK。

 

オートサイトは道の駅に隣接してるんで、この長くて急な階段を登れば、すぐに道の駅です(笑)

国道からかなり低い位置にあるため、道路を通る車の音がまったく気になりません。

周囲に林もあって、すっごく静かな感じを受けました。

道の駅側のサイトは、道の駅が利用できて便利、管理棟に近い側は炊事場やシャワーなどのそばで便利って感じですね~

 

ちなみに、オートサイト内の通路は道の駅側から管理棟側に向かって一方通行です。

管理棟側から入ることはできませんので、気をつけてくださいね。

夜間照明については、街灯があって、夜でも真っ暗にはなりません。

ただ、照明器具なしでのキャンプは危険です。

照明器具は忘れないようにしてくださいね~

スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKです。

ペット同伴が可能なのも、このオートサイトだけとなります。

一般テントサイトについて

出典:蘭越町公式サイト

一般テントサイトは、オートサイトのさらに奥、森の中のエリアです。

道の駅からだと、500mほど離れています。

 

こちらが昔からあるキャンプ場で、付近一帯を含めてリンリン公園と呼ばれていました。

 

木々の間を通る舗装道路を進んでいきます。

オートサイトは開けた感じでしたが、こっちは森林キャンプ場っぽいですね~

 

一番奥まで進むと、アスファルト舗装の区画割りされた駐車場があります。

公式サイト上では、普通車約20台が駐車可能とのことですが、40台は止められるんじゃないかなあ。

 

かなり広くて、大型キャンピングカーとかでも余裕そう。

ただし、この駐車場内での車中泊は禁止されています。

 

駐車場の周囲にも芝地があって、キレイに手入れされています。

適度に木が生えていて、雰囲気もなかなかいい。

でも、ここはテントサイトではありません。

 

ファイヤーサークルが作られていて、かつてはキャンプファイヤーで盛り上がったりしたのかな、なんて思ったり。

今は、使われていないようで、自由広場って感じの場所ですかね~

 

駐車場のすぐそばに屋外ステージがありました。

北海道のキャンプ場って、こういう屋外ステージが設置してあるのをけっこう見ますね。

地域のイベントなどで使うんでしょうね。

 

駐車場の先に砂利敷きの通路が通っていて、その両側がテントサイトになっています。

車両進入禁止の標識がありますが、荷積みや荷下ろしのときは、入ってもOK

テントサイト直近まで行けるんで、荷物の搬送では苦労しません。

ちなみに、この通路は車1台分程度の幅しかありませんが、行き止まりのところがロータリー。

Uターンやバックで戻らなくてもいいようになっています。

うん、なかなかの親切設計です。

ただし、砂利が敷いてあるとは言っても、未舗装路。

荷物満載のバイクは、通行に十分気をつけてくださいね。

ちなみに、標識のポールやデリネーター(左の支柱)に注意書きが書いてあります。

内容を簡単に言うと、「受付をしてから入ってね」ってことと、「この先、ペットは連れ込んじゃダメ」ってこと。

ペット同伴OKなのは、オートサイトのみとなりますので、注意してくださいね。

 

一般テントサイト内の施設の配置はこんな感じ。

駐車場を背にして通路の左側にトイレ、炊事場、かまど棟、バーベキューハウス。

右側にはバンガローや東屋があります。

テントサイトは、大きく2つに分けられていて、1つはバンガローの周辺。

もう1つは、東屋のさらに奥から通路の折り返し周辺まで。

 

こちらがバンガロー周辺のテントサイト。

手入れの行き届いたキレイな芝地のフリーサイトで、区画はありません。

ここは、丘陵地を切り開いたような地形で、両端に行くにしたがって丘のように高くなっています。

そのため、地面が斜めになってるんですよね~

駐車場やトイレ、炊事場に近くて便利なんですが、ちょっとテントは張りづらいのが欠点です。

 

こちらは、もう一方の南端にあるテントサイト。

ここも斜面ですが、テントが張りやすいように平坦な場所があります。

じつは、このキャンプ場のテントサイトは、昔は木枠で囲った区画サイトだったんです。

その数は15床。

オートサイトも広々した敷地に10区画だけでしたが、こっちもこれだけの面積に15床だけ。

一つ一つの間隔がめっちゃ取ってあるんで、たとえすべて埋まっても、狭苦しい思いをせずにキャンプができるのんびり仕様なんです。

おそらく、予約必須なのは、キャンプシーズンでも、利用者がゆったりできるようにとの配慮からだと思うんですね~

 

一つの区画は、3人用テントくらいの大きさなんで、現在のファミリー用テントなど、大型テントははみ出しちゃう。

それで、枠は撤去したのかもしれません。

かつてのテント床の部分は、平坦だし、すごくテントを張りやすい。

もちろん、それ以外の場所にテントを張ってもOKです。

 

たとえば、こういう木陰の近くとかでも平坦な場所はあります。

真夏の直射日光を避けられるし、雰囲気がいいですよね~

 

でも、こうしたあまり使われていない森の近くなどは、地面がちょっとうねっています。

芝も少し長めで、トイレなどからも遠くなる。

なにより森から野生動物が出てきそうだし、あえてこういう場所にテントを張らなくてもいいかな~

 

バンガローの後ろ側も広々としてるんですけど、やっぱり傾斜があるんですよね~

ボク個人としては、駐車場からちょっと遠くはなりますが、最奥のテント床を利用するのが、おススメです。

 

テントサイトは、丘陵地の窪地にありますし、樹林帯に囲まれてるので、雨風の影響は少ないです。

国道からもかなり離れた位置で、森が音を吸収してくれるのか、一日を通してめっちゃ静か。

落ち着いたキャンプができること、間違いなし!

通路に沿って街灯があるため、夜でも真っ暗にはなりません。

ただ、照明器具なしでのキャンプは危険です。

照明器具は忘れないようにしてくださいね~

スマホの電波は、サイト内どこでもOKでした。

あと、このキャンプ場は、オートサイトも含めて、めっちゃ虫が出やすい環境にあります。

とくに一般サイトは周りが森ですから。

アブ、ハチ、カメムシなど甲虫類などなど。

炊事場などに限らず、芝地にもいっぱい寄ってきますよ~

虫対策もお忘れなく!

 

これがバンガローです。

バンガローは、4人用が2棟、2人用が1棟あります。

いずれもコンクリート土台の高床式の建物で、木造のログハウス風。

設備はベッドのみで、4人用には2段ベッドが2つ、2人用にはベッドが2つ設置。

電源と照明は完備。冷暖房はありません。

料金は、4人用が2130円、2人用が1590円で、1人当たりではなく、1棟あたりです。

つまり、2人用なら1人で使おうが、2人で使おうが1590円ってことですね。

これ、なかなか安くないですか?

オートサイトはちょっと高いなって思ったんですけど、逆にバンガローは安い気がする。

大雨とかで、天候があまりよくないときは、ソロキャンパーでもバンガローを借りるってのはアリですよね。

ひとりだと、広々した空間を独り占めだし(笑)

 

これはバンガローの近くにある東屋。

大きな屋根の下には木製のベンチシートが2つ設置。

ちょっと老朽化していますが、日よけとしての機能は十分でしょう。

地面の上に直接建っているため、雨の日は足元が濡れちゃうんですよね。

周囲は壁ではなく木製の柵だし、床面積もそれほど広くないので、悪天候時の避難先としては微妙なところ。

まあ、ほんとにヤバい時は、バンガローを借りましょう(笑)

 

よくわからなかったのが、これ。

東屋の後ろにある小さい東屋(笑)

こっちは、しっかり床もある。

中には木製のベンチシートが置いてあって、2方向が木板の壁になってるんですよね~

形は小さいですが、雨風をしのぐだけならこっちの方が優秀か。

まあ、かなり狭いんで、使うことはあまりなさそうですが(笑)

昔は公園として遊具とかもあったみたいなんで、その名残なのかも。

トイレについて

トイレは、バンガローの向かい側。

道路より一段高い場所で、登り口には階段があります。

夜間は足元に気をつけてください。

周囲には砂利が敷かれてるので、雨の日でも足元が濡れづらくていいですね~

バンガローと同じようなログハウス風のデザイン。

コンクリート土台の高床式の建物で、男女別に分かれています。

入り口にはドアがあり、中に虫などが入らないような造りです。

 

こちらが男性用。

中はかなり狭いです。

入り口脇には鏡付きの洗面台があります。

 

小便器は水洗式が2つ。

床はコンクリート、壁は白系のタイル張り。

キレイに掃除してあるんですが、ちょっとトイレ臭がしました。

 

大便用は水洗洋式便座が1つ。

こっちもキレイに掃除してあり、ピカピカです。

ここは有料キャンプ場なので、当たり前ですけど、予備のトイレットペーパーまでちゃんと備え付けてあります。

管理が行き届いたトイレですよ~

「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)

炊事場・かまど棟・バーベキューハウスについて

炊事場は、トイレの隣り。

トイレと同じく、道路より一段高い場所で、登り口には階段があります。

傾斜のキツイとんがり屋根の建物で、床はコンクリートです。

直接芝地などに建てられた炊事場だと、屋根があっても足元が濡れるんですよ。

土台があると、すっごく助かりますね~

 

ステンレス製のシンクが置かれ、中央に仕切りがあります。

シンク1つに長パイプの自在水栓が4つ、片側合計8か所で、両側だと16か所の蛇口がついています。

かなりの大きさですよね~

屋根が壁の役割もしてくれてるんで、雨風の強い日でも濡れずに使えます。

その反面、ちょっと圧迫感があって窮屈に感じるかも。

 

炊事場は、中央に大きな洗い場があるだけのシンプルな造り。

「かまど」や調理台などはありません。

電灯はついているので、夜でもちゃんと使えますよ。

水は上水道で、そのまま飲料が可能。

水を出しっぱなしにしないよう、節水にご協力ください。

 

これが、炊事場の隣りにある「かまど棟」です。

造りは、炊事場と全く同じ。

傾斜のキツイとんがり屋根の建物で、コンクリート床です。

 

コンクリート壁の内側に耐火レンガで組んだ「かまど」があり、鉄製のグリルが設置してあります。

細かい仕切りはなく、横長で大きく4つに分かれています。

大きな鍋とか、たくさんの食材を一気に調理することもできそう。

灰や燃えカスなどは一切見当たらず、キレイに掃除されています。

灰などを捨てる入れ物も置いてありました。

 

これは、かまど棟に隣接して建っているバーベキューハウスです。

最近は、個人で焚火台やバーベキューコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、一般のキャンパーは使わないのかも。

学校行事とか、地域行事なんかで大人数でキャンプするときに使いそうですね。

 

炊事場やかまど棟とは異なり、天井が高く、開放感のある建物です。

けっこうな人数が一度に使えるほどの大きさで、めっちゃ立派な建物ですね~

砂利敷きの地面の上にコンクリートの床になっています。

中央に囲炉裏型バーベキューコンロを設置。

その周りには木製のベンチシート、端には木製のテーブルがあります。

電灯もあるので、暗くなってからも使うことができます。

利用上の注意事項について

キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的な無料キャンプ場や公園とそんなに違いはありません。

利用前に道の駅「らんこし・ふるさとの丘」で受付をすること。(原則、ネット予約が必要)

駐車場以外の場所での駐車禁止。(荷物搬送時の乗り入れはOK)

花火をしたり、大声を出したり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。

ペット同伴はオートサイトのみ

一般テントサイト、バンガローへのペットの連れ込みはダメですよ~

ペットの鳴き声とかもそうなんですが、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止、あるいはこのキャンプ場のように分けている所が増えてきてますね。

焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。

芝を傷めないよう、焚火台やコンロを使用しての煮炊きはOK。

有料キャンプ場とかだと、コンロは芝から50cm離すことなんて基準を設けてるところもありますね。

高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。

焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。

芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。

火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。

じっさい、道内の森林キャンプ場では、焚火全面禁止のところが増えてきています。

このキャンプ場の周囲も、森のように木が生い茂っています。

焚火や自前の道具で調理をするときは、十分気をつけてくださいね~

 

そして、ぜったい守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り

このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。

カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)

しっかりルールとマナーを守りましょうね~

なお、このキャンプ場は、原則、ゴミは持ち帰りなんですけど、生ごみは町指定のごみ袋にいれれば、捨てることが可能

消し炭や灰などは、かまど棟にある専用の容器に入れてください。

温泉施設の紹介

蘭越町やお隣のニセコ町は、たくさんの温泉があることで知られ、周辺一帯はニセコ温泉郷と呼ばれています。

蘭越町内には、湯本温泉、昆布温泉、昆布川温泉、五色温泉など7つの温泉郷があり、このうち、キャンプ場から一番近いのは昆布川温泉です。

昆布川温泉「蘭越町交流促進センター幽泉閣」は、国道5号線沿いの昆布駅の目の前。

キャンプ場からは、車で20分ほど。

開業は1957年。

蘭越町町営の日帰り入浴可能な温泉宿泊施設で、昔から地域の方々に愛されているんですよ~

1997年に建て替えを行い、現在はテーマパークのパビリオンを思わせるような近代的な建物になっています。

 

出典:幽泉閣公式サイト

源泉かけ流しの大浴槽やジャグジーのほか、露天風呂、乾式サウナに湿式サウナを完備。

予約が必要なバリアフリー対応の家族風呂もあります。

温泉ファンも納得の充実した施設ですね~

 

出典:幽泉閣公式サイト

泉質は、弱アルカリ性の「ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉」。

少し黄色味かかった澄んだお湯で、無味、無臭。

とろみがかった湯ざわりです。

炭酸水素塩泉は、一般的に肌の汚れや古くなった角質をやわらかくし、皮脂を乳化させ汚れを落としやすくする石けんのような働きがあります。

この温泉は、塩化物イオンによって保湿効果が得られ体の芯まで温まると評判のお湯。

さらに天然保湿成分と言われるメタケイ酸を多く含んでいるのも特徴です。

そのため湯上りには、肌がスベスベ、つるつるになることから「美人の湯」と呼ばれているんですね~

効能は、筋肉痛、関節痛、疲労回復、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、やけどなど。

日帰り入浴の営業時間は、10時から夜の21時30分(最終受付21時)

月曜日は12時からの営業で、月曜が祝日だった場合は火曜日が12時から。

定休日なしの年中無休です。

入浴料金は、中学生以上500円、小学生300円です。

さすがは、公共の温泉、リーズナブルなお値段です。

しかも、温泉宿泊施設だけあって、施設がめっちゃ充実しています。

無料のWi-Fiとか、地元の「らんこし米」を100%使用したレストランとか。

 

出典:幽泉閣公式サイト

特産品、お土産品の販売もあって、漬物や山菜水煮、地物産直野菜、地元の名菓、地域の方々が作った手工芸品など多数取り揃えています。

蘭越町の温泉は、ニセコの奥座敷的存在として、温泉マニアや近隣町村の方だけでなく、ゴルファーやスキーヤーなど遠方から来る方など、たくさんの人に愛されています。

北海道内をキャンプして回るのも楽しいですが、たまには、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね。

なお、詳細は、蘭越町交流促進センター「幽泉閣」の公式サイトをご確認ください。

ふるさとの丘キャンプ場のデータ

名前 ふるさとの丘 キャンプ場
かな ふるさとのおか きゃんぷじょう
住所 北海道磯谷郡蘭越町相生
連絡先 道の駅「らんこし・ふるさとの丘」(電話:0136-55-3251)
管理者 蘭越町
営業期間 例年5月中旬から10月中旬まで
料金 オートサイト5000円、バンガロー1590円~2130円、テント、タープ1張520円(要ネット予約・現地で受付)
ジャンル 芝地のオートサイトおよびフリーサイト(車両の乗り入れ不可)
施設 管理棟、バンガロー、テントサイト、炊事場、かまど棟、バーベキューハウス、トイレ、駐車場
備考 ゴミ持ち帰り(生ごみ廃棄可)、直火禁止、オートサイトのみペット同伴可



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