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【有料キャンプ場】茜色に染まる絶景!日の出岬キャンプ場【北海道・道東】

【更新情報】2022年7月

今回紹介する日の出岬キャンプ場は、北海道雄武町(おうむちょう)にある有料キャンプ場です。

テントサイトは、シンプルな芝地のフリーサイト。

敷地内にはバンガローが10棟建っていて、雨天時でもキャンプが楽しめます。

管理は村の委託を受けた「一般社団法人さるふつ村観光協会」で、開場期間は、例年6月1日から9月30日まで

利用料金は、フリーサイトがテント1張りごとで、4人用以下400円、5人用以上600円

車中泊やデイキャンプも同料金です。

フリーサイトは事前の予約は必要なく、直接現地管理棟で受付をすればOK。

チェックインは16時から18時の間、チェックアウトは翌日10時です。

バンガローは、一棟一泊3000円。(定員大人5人)

事前の予約が必要で、チェックイン、アウトの時間はテントサイトの利用と同じです。

 

このキャンプ場のおススメポイントは、交通アクセス、利便性が良く、さまざまな方が利用しやすいってところ。

宗谷地方のオホーツク海沿いを通る国道238号線が近くを通っていて、雄武町の中心地から車で約10分。

隣接する興部町からでも車で15分ほどの距離です。

それぞれの街中には、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設があって、オホーツク沿岸部の観光拠点としてもうってつけ。

日帰り入浴のできる公共の温泉宿泊施設がキャンプ場から500mくらいの場所に建ってますから、めっちゃ便利。

おまけに料金は、人数ごとではなくテントの大きさですから、お父さん、お母さんと子供2人ならソロと同じくたったの400円でキャンプができちゃう。

そのうえ、バンガローは電源のみの簡素な設備ですが、こちらもお値段が一泊3000円と格安。

天候が悪い時でも安心ですから、気軽にアウトドアを楽しみたい家族連れの方にもおススメですよ~

 

マイナス面は、オホーツク海に面する岬にあるため、かなりの強風に見舞われることがあります

雨まで降ったら、もう最悪。テントを飛ばされないようにするのが精いっぱいでキャンプを楽しむどころじゃないかも。

テントサイトが海側に向かって傾斜しているんで、家族連れの方などは、荷物の搬送に少し苦労するかもしれません。

あとは、原則的にチェックインの時間が16時とかなり遅めの点。

せっかくの休日を利用するなら、せめて午後からはキャンプをしたいですよね~

いくつかの欠点はありますが、総じていえば、ソロのモトキャンパーやファミリーキャンプ、車中泊の方からバンガローでお手軽にアウトドアをしたいという方まで、幅広い層におススメできるキャンプ場だと思います。



雄武町の紹介

雄武町は、オホーツク総合振興局に属する町で、一般的に道東と呼ばれる地方に位置します。

稚内と知床のちょうど中間地点に位置し、オホーツク海の豊富な海産資源と畜産資源に恵まれた「自然と資源の豊かな町」です。

雄武町への入植は、江戸時代末期に北方防備のために幕府から宗谷地方に派遣されていた人員が拡大したことにはじまります。

明治5年になると、紋別郡10ヶ村のひとつとして雄武、沢木、幌内の3村が誕生。

以後、新漁場として開発された雄武地区の人口が急増し、明治33年には紋別村より分村して、雄武外3ヶ村戸村役場が設置されました。

大正に入り、沢木村と幌内村を合併した後、昭和23年に現在の町制が施行され、今に至ります。

町名の由来は、アイヌ語の「オムイ(河口が塞がる)」が転訛したもの。

町内を流れる雄武川の河口は、嵐の時には川から海に流れ出る水よりも、海から打ち寄せる波のほうが強く、河口が塞がってしまうため、このような名称がついたんだそう。

 

出典:雄武町 公式サイト

気候は、道北のオホーツク海沿いとほぼ同じで、夏でも最高気温は30度くらい。

猛暑日や熱帯夜を観測することは、ほぼありません。

反面、冬は厳しく、流氷が接岸する2月から3月にかけては、最低気温がマイナス20度を下回ることも。

春はなかなか来ず、夏は短く、秋はあっという間に過ぎて、長い冬が訪れるって感じでしょうか。

その分、雄武町はどの季節に来ても、四季折々に異なる美しい自然が迎えてくれますよ~

 

出典:雄武町 公式サイト

雄武町の基幹産業は、漁業と酪農ですね。

流氷がもたらす栄養に富んだ漁業で漁獲される水産物は、サケ・マス漁をはじめ、毛ガニ、ホタテ、ウニ、コンブ、タコなど、全国に知られるオホーツクの旬の味覚の発信基地になっています。

また、「つくり育てる漁業」の促進に向け、サケ・マスのふ化放流事業やウニの増殖場整備などにも力を入れてるんだって。

農業は、冷涼な気象条件に加え、土壌のほとんどが重粘土という土壌条件から酪農に特化していて、大規模土地利用型農業に肉用牛も取り入れ、基幹産業の中核を担っています。

最近では、後継者不足で使われなくなった土地を利用して、雄武町の冷涼な気候に合う「韃靼そば」の栽培が盛んにおこなわれているとか。

これら雄武町の特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方はふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。

日の出岬キャンプ場までのルート

日の出岬キャンプ場は、雄武町と興部町を結ぶ国道238号線のすぐ近くに位置し、交通アクセスは良好です。

この国道は、「宗谷国道」とか「オホーツクライン」呼ばれ、ほぼ全線にわたってオホーツク海沿岸のコースを走っています。

日本最北端の国道でもあり、道路の実延長は300 km以上。路線番号が3桁の一般国道の中では最も長いんですよ~

その国道238号を通ってキャンプ場から雄武町の中心地までは車で約10分。興部町までは15分ほど。

それぞれの街中には、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設がありますし、その途中に道の駅が建っていますから、利便性もバッチリ!

おまけにキャンプ場のそばに日帰り入浴のできる温泉宿泊施設もありますから、使い勝手もバツグンなんです。

雄武町を代表する観光名所のひとつ「日の出岬」にあるキャンプ場なので、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば迷うことなく着くでしょう。

 

雄武町内から国道238号線を南に進んだ場合、沢木地区に入ったあたりに左側に日の出岬を示す大きな案内板が出ています。

興部町から北進した場合は、手前の沢木漁港を通って行くこともできますが、明確な案内表示がないんで、ちょっと戸惑うかも。

はじめて通る方は、この丁字路交差点から曲がったほうが間違いないと思いますよ~

日の出岬キャンプ場を紹介するよ

キャンプ場は、「日の出岬」の一角にあります。

じつは、雄武町には有名な観光地もレジャー施設ってないんですよね。

あるものと言えば、コバルトブルーのオホーツク海とどこまでも広がる緑の牧草地、それに真紅の日の出だけ。

小走りに観光地を巡る旅も楽しいものですが、自然が生んだ美しい風景の中で、ゆったりとした時を過ごすのもまた格別。

その贅沢な時間を味わえるのが、日の出岬なんですよ~

日の出岬は、その名の通り、水平線から昇る太陽をバッチリとみられる絶景スポット。

岬の突端には、全面ガラス張りの無料展望台「ラ・ルーナ」が建っているので、寒い時期でも安心して楽しめます。

雄武町で1年で最も早い日の出は6月中旬で、なんと午前3時40分頃に日が昇るんです。

キャンプをするのでしたら、この時期を狙ってみたいですね。

ちなみに、最も遅い日の出時刻は、1月1日午前7時5分頃。

キャンプ場は閉場してますけど、隣接する「ホテル日の出岬」に宿泊すれば、バッチリ体験できちゃいますよ~

 

さて、キャンプ場はオホーツク海に突き出た岬にあり、小高い丘を利用したテントサイトになっています。

オホーツク海の心地よい潮風と、美しい日の出が自慢のキャンプ場です。

 

日の出岬を周回する道路の東側にあるのは、管理棟と駐車場。

駐車場は、アスファルト舗装されていて、一部白線で区画割りがされています。

 

普通車だと約100台が駐車可能。

観光バスが余裕で止められるほどの広い駐車場なので、大型のキャンピングカーやトレーラーハウスでも問題なく駐車できます。

ただ、テントサイトは駐車場の道路向かいの斜面にありますから、ちょっと離れているのが欠点ですね~

リヤカーなどは用意されてませんから、家族連れの方など荷物がたくさんある方は、アウトドアワゴンがあるといいかも。

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管理棟(受付)について

これが管理棟です。

オホーツク海からの強風に備えてか、しっかりとした造りで頑丈そうですね。

フリーサイトは事前の予約は必要なく、直接現地管理棟で受付をすればOK。

原則として、チェックインは16時から18時の間で、チェックアウトは翌日の10時。

利用料金は、フリーサイトがテント1張りごとで、4人用以下400円、5人用以上600円

車中泊やデイキャンプも同料金です。

バンガローは、一棟一泊3000円。(定員大人5人)

事前の予約が必要で、チェックイン、アウトの時間はテントサイトの利用と同じです。

チェックインの時間は、一般的なキャンプ場と比較してもかなり遅め。

もう少し早くしてほしいと思っちゃいますよね。

ただ、管理人さんは午前中のうちから来ていて、清掃などの業務をしております。

場合によっては、早めにチェックインの手続きをしてもらえることもあるので、早着した方は、それっぽい方に話しかけてみるのもいいかも(笑)

 

じつは、利用に関しては、すっごく柔軟に対応してくれるキャンプ場です。

チェックイン時間が終了した夜間に到着して、翌日管理人さんが来る前に出発するなんて使い方もOK

その場合は、管理棟に設置してあるポストに住所氏名を書いたメモ紙と料金を入れてください。

バンガローの利用者が、早朝に出発するときも、カギをポストに返却すればいいんです。

公式サイトだけ見ると、時間がキッチリ決められていて、使い勝手が悪そうな気がしちゃいますけど、ぜんぜんそんなことはありません。

日中時間帯はバイクで走り回って夜にキャンプ場に着いて、次の日の朝早くに出発するボクのようなモトキャンパーでも、すっごく利用しやすいと思いますよ~

テントサイトについて

キャンプ場周辺をGoogleEarthで上空から見ると、こんな感じ。

テントサイトと管理棟の間を展望台までの道路が通っていて、東側がオホーツク海です。

テントサイトは丘陵地にあり、樹林帯の西側に日帰り入浴のできる温泉宿泊施設「ホテル日の出岬」が建っています。

 

管理棟の南側一帯には芝地が広がり、見晴らし台があったり、ベンチシートが置いてあったり。

めっちゃいい感じのテントサイトに見えますが、ここはキャンプ場ではありません。

 

じつはこっち側は、海浜公園なんですよ。

一般の観光客の方が訪れたり、地元の方が散歩をしたりする場所。

 

公園利用者のための駐車場もありますが、絶対にキャンプをしたり、車中泊をしたりしないでくださいね~

通報されちゃいますよ(笑)

 

管理棟の道路を挟んだ向かい側の丘陵地です。

一面がキレイに刈り込まれた芝地となっていて、区画のないフリーサイト。

テントの設営場所は早い者勝ち。

駐車場や炊事場、トイレの周辺などは混雑しがちですから、とくにキャンプシーズン中などは動線を考えてテントを張りましょう。

 

テントサイトは車の乗り入れができませんから、荷物は道路わきに止めた車か駐車場から運ぶことになります。

距離は遠くても20mくらいしか離れていませんが、テントサイトが傾斜してるんで、何往復もするのはけっこうキツイ。

荷物搬送用のリヤカーなどは用意されてないため、とくに荷物の多い家族連れの方は、アウトドアワゴンがあったほうが便利です。

道路とサイトの間は、階段のほかアスファルト舗装されたスロープがあるのは、なかなか親切だと思いました。

 

バンガローはテントサイトの南と西側に5棟ずつ建っていて、駐車場も完備。

利用者のための道路が南側にありますから、そこに車を止めて荷物を運ぶ方法もありって言えばあり。

 

テントサイト内にいったん荷物を降ろして、車を駐車場に戻してから、ゆっくりテント設営場所まで運べばいいですからね。

ただ、残念なことにテントサイトの南側って、トイレや炊事場からちょっと遠いんですよ。

 

家族連れの方は、なるべく炊事場やトイレに近い方がいいでしょうから、それなら正面から運んだほうが手っ取り早い(笑)

夏休み期間とかで、炊事場やトイレの周辺がテントでいっぱいのときとかならいいかもしれませんね。

 

テントサイトの中央付近です。

道路に近い側にトイレがあって、サイト内には野外炉が点在しています。

正面にはオホーツク海が広がってて、朝日が昇る姿は絶景です。

ただ、見晴らしはバッチリなんですが、駐車場とか管理棟などの人工の建物などが海との間に見えちゃうのが、残念な点。

せっかくなんで、朝日が昇るところは、「展望台ラ・ルーナ」まで足を運びましょう。

 

芝は短く刈り込まれていて、テントの設営もしやすいですね。

敷地全体が海に向かってゆるやかに傾斜しているため、平坦な場所の確保がちょっと難しい。

その代わり、雨の日でも水が溜まることがなく、水はけは悪くありません。

 

バンガローのある西と南側には防風林がありますが、テントサイト内には木が数本植えられているだけ。

夏の時期は直射日光を遮るタープなどあったほうが快適に過ごせますよ~

気をつけたいのは、強風です。

オホーツク海のある東側からは、びっくりするほどの風が吹くこともあります。

 

風よけになりそうな建物は、炊事場とトイレしかありません。

ピッタリと寄せれば、無風とまではいきませんが、東風の影響を受けることは少なくなると思います。

それでも大型のテントで設営が厳しい場合は、バンガローを借りるのもひとつの手ですね。

なにせ、5人定員で一泊3000円とめっちゃリーズナブルなお値段ですから。

 

テントサイトの北側に野外ステージがあります。

鉄筋とコンクリートで造られた、かなり立派な建物で、町のイベントなどに利用されるみたい。

野外ステージの周辺も芝地になっていますが、ここはテントサイトではありません。

地面が平坦で、駐車場からも離れているため、落ち着いてキャンプをするにはいい場所だと思うんですけどね~

展望台にも近いし、雨天時の荷物の整理やテントを畳むときなどにうまく活用できそうだし。

通常は使われていない場所なんで、テントを張っていいかどうか、管理人さんに確認してみてもいいかも。

 

このキャンプ場は、国道がすぐそばを走っているにもかかわらず、自然にあふれていて心が安らぎます。

日の出岬は、夏の時期の日中は観光客が訪れ、混雑することもありますが、夜間はめっちゃ静かです。

ただ、道路や駐車場側はキャンパーや車中泊の方が昼夜を通して通行するので、騒音が気になる方は、荷物の搬送が大変にはなりますが、バンガロー側にテントを張ったほうがいいかも。

夜間照明については、通路やテントサイト内に街灯がありますが、照明器具なしでのキャンプは危険です。

懐中電灯などの照明器具は必ず準備してくださいね~

スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKでした。

バンガローについて

バンガローは、テントサイトの南端に5棟、西側に5棟の計10棟建っています。

利用料金は、一棟一泊3000円。(定員5人まで)

フリーサイトと違って、基本的に事前の予約が必要。

チェックインは、16時から18時までの間で、チェックアウトは翌日10時です。

色とりどりのカラフルなバンガローが、緑の芝地に花を添えている感じがしてステキですね~

バンガローは、個別に駐車場が付いた高床式の建物で、設備は電源と電灯のみのシンプルなもの。

その代わり、料金は格安。3000円で泊れるバンガローってなかなかないですよ~

 

建物の前に車やバイクを止めることができますし、周囲の芝地にテントやタープを張ることも可能。

全棟海側を向いているので、テラスからコバルトブルーのオホーツク海と、海を真っ赤に染め上げる朝日を見ることもできます。

モトキャンパーでも数人でツーリングしている方なら、かなりおススメの施設。

2人で借りればめっちゃ広々使えるうえ、1人頭1500円なので、カップルライダーにもいいんじゃないかなあ。

運悪く強風と大雨に見舞われときなんかは、ソロでも借りたいところ。

万が一のときの避難先が確保されてるキャンプ場って、安心感がハンパないですよね~

トイレについて

トイレは、管理棟に近い道路沿いに建っています。

キャンプ場内にはここ1か所だけなので、夏の時期は時間帯によっては混雑するかも。

 

トイレは、2017年に新築された鉄筋コンクリート造りの頑丈そうな建物です。

以前のトイレは、老朽化しているうえに一部破損が目立っていたため、めっちゃ不評だったんですよね~

新しいトイレは、すっごく快適です。

周囲はアスファルト舗装され、さらに風除室のような構造になっているため、雨風の強い日でも使いやすいと思います。

入口は、男女、身障者別に分かれていて、バリアフリー対応です。

 

こちらが男性用トイレ。

入口には鏡付きの洗面台が置いてあり、すっごく新しくて使い勝手もよさそう。

壁は茶系、床はベージュ系のタイルで、清潔感がありますね~

 

水洗式の小便器が2つ。うち1つは手すり付き。

施設がまだ新しいうえ、しっかり掃除してあってピッカピカです。

もちろん、電灯も付いていますから、24時間いつでも使えます、

 

大便用は、和式便座が1つ。

しっかりとした手すりが付いていて、小さなお子さんからお年寄りまで安心して使えますね。

個室も一般的な公衆トイレより、ちょい広めに作ってあるっぽい。

便座は、温水洗浄機能付き。

高規格キャンプ場のみならず、一般的な有料キャンプでも設置が増えてきた温水洗浄機能付きのトイレですが、こんなに新しいのは珍しいかも。

パッと見て分かる通り、掃除が行き届いていてめっちゃキレイ。

最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座だと使いやすくていいですね。

ただ、個室1個だけってのは、夏休み期間とかキャンプ場が混み合う時期はどうなんでしょ?

足りないような気もしますけどね~

いちおう身障者用は別にあるし、ここから500mくらいの場所にホテル日の出岬があるから、なんとかなるか。

 

身障者用トイレはこんな感じ。

便座は、こちらも温水洗浄機能付き。

室内はかなり広く、オムツ替え用のベッドも設置されています。

公的な施設でも、ここまで立派な身障者用トイレがあるのは珍しい。

ここのトイレは、小さなお子さんから女性の方まで、みなさん気持ちよく利用できるんじゃないでしょうか。

予備のトイレットペーパーもしっかり置いてあって、キレイさは、こちらも言うことなし。

公共のトイレやキャンプ場の管理をするって結構大変なんですよね。

こんなにキレイに維持してもらって、ほんとありがたいですよね~

「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)

炊事場について

炊事場は、キャンプ場内に1か所だけ。テントサイトの西奥にあります。

バンガローに近いところに作ってあるんで、フリーサイト利用者だけでなくバンガローの宿泊客も便利。

海風の影響を受けにくいよう、東側に木が植えられています。

 

トイレは新しく作り直されたけど、炊事場の屋根や柱は古いまま、

横壁がなく、天井も高いので、風が良く通りそう。

雨風の強い日は、ちょっと厳しいかなあ。

 

いちおう、床は砂利敷きでコンクリートブロックで縁取りされており、水はけには配慮している造り。

直接芝地などに建てられた炊事場だと、屋根があっても足元がぬかるんだりしちゃうんですよね。

床の部分があると、すっごく助かりますね~

 

洗い場は、とってもシンプル。

屋根下の中央にコンクリート製のシンクがあるだけの造り。

両面が使えるタイプで、片側に横水栓の蛇口が5つ、両側合わせて10か所設置されています。

蛇口の真下に仕切り版が敷いてあって、水が周りにはねないような配慮がされている点はGOOD!

でも、吐水口が回転しないんで、ちょっと使いづらいかも。

調理台はありませんが、シンクの縁や天板が広めに作られていますから、ちょっとした食器などは置くことができますよ。

電灯があり24時間利用可能。水はそのまま飲料水として使えます。

テントサイト内に野外炉が設置してあるため、昔ながらの「かまど」はありません。

もっとも、最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてます。

個人でコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないんですけどね。

 

こんな感じで、テントサイトの真ん中あたりに野外炉が全部で7基置いてあります。

野外炉は、今はあまり使われてなさそうでしたね。

屋根なしの露天ですから、基本的には晴れた日にしか使えません。

ただ、野外炉の近くにテントを張って、野外炉をタープで覆って屋根代わりにすれば、雨の日でも大丈夫そう。

アイデア次第では、うまいこと活用できるかもしれませんね~

 

野外炉は、U字溝の背中の部分を地面に埋め込んだような造りで、耐熱レンガで内壁を作ってあります。

鉄製のグリルが乗っていますが、地面との間隔が狭く、薪を燃やすのは難しそう。

炭ならなんとかなるかなあ。

っていうか、これ、あまり使われてないから、火床になる部分が土で埋まっちゃってるのかも(笑)

直火厳禁のキャンプ場なので、自前のコンロは焚火台を用意していない方は、野外炉のあるところで火を使ってくださいね~

利用上の注意事項について

キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。

利用前に管理棟で受付をすること。

チェックインの時間が夕方と遅めですが、バンガローのカギの返却は管理棟内の返却ボックスに入れるだけでいいので、夜間帰着や受付時間前の早朝出発も大丈夫です。

利用に関しては、柔軟に対応してくれてますので、まずは管理人さんに相談してみるといいですよ。

テントサイトへの車両の乗り入れは禁止です。

車中泊は禁止していませんが、エンジンのかけっぱなしによる騒音トラブルや車両火災に注意。

駐車場内でタープを張って宴会をしたり、テントを張るような行為は絶対しちゃダメですよ~

大声を出したり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。

ペットの同伴はOKです。

最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。

その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~

リードをしっかり付け、フンの処理を確実にお願いします。

 

焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。

芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。

コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。

高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。

焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。

芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。

火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。

火の取り扱いには十分気をつけてください

 

そして、ぜったい守ってほしいのが、ゴミの持ち帰り

このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。

ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。

「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。

カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね(笑)

しっかりルールとマナーを守りましょう。

あとは、海が近いからと言って、海産物を勝手にとってはダメ。

場合によっては、密漁になっちゃいますからね。

気をつけてくださいね~

入浴施設の紹介

今回紹介した日の出岬キャンプ場の目玉ひとつは、日帰り入浴のできる「ホテル日の出岬」がすぐ近くにあること。

キャンプ場からわずか500m!歩いてもすぐだし、車なら秒で行けます(笑)

ここは、日帰り入浴のできる温泉宿泊施設で、設備は充実していて管理はバッチリ。

公共の施設ですから館内はめっちゃ清潔だし、料金は格安!

言うことなしです。

 

出典:ホテル日の出岬 公式サイト

ここは、オホーツクオムイ温泉(別名オホーツク温泉・雄武温泉)と呼ばれ、平成10年(1998年)に開湯しました。

オホーツク海に突き出た日の出岬に一軒だけある町営の温泉宿泊施設で、全室がオホーツク海に面していて、四季折々の眺めを満喫できるんですよ~

もちろん、自慢の日の出もバッチリ拝めます。

観光客だけでなく、古くから地元の方に愛される憩いの場所でもあるんです。

 

出典:ホテル日の出岬 公式サイト

浴室は、男・女とも高温槽(42°C)、低温槽(40°C)のほか、沸かし湯、打たせ湯、ジェットバス、遠赤外線サウナなど多数用意されています。

海側に面している方はガラス張りになっていて、オホーツク海を一望できる造りなのもおススメポイントのひとつ。

開放感たっぷりの露天風呂も用意されていて、見るだけでなく、波の音を聴いて、実際に肌で潮風を感じることができます。

さらに冬には、目の前まで接岸する流氷を間近に見ることも。

これには、温泉マニアの方も思わずにっこりでしょう。

 

出典:ホテル日の出岬 公式サイト

泉質は、ナトリウムー塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)。

一般的に、海水の成分に似た塩分を含む温泉で、よく温まることから「熱の湯」などと呼ばれています。

湯上がりに肌がしっとりすることから「美肌の湯」とか「美人湯」なんて言われることも。

お湯は、わずかに黄色味を帯びた感じもしますが、ほぼ無色透明で、塩気が強い感じ。

ツルツルとした浴感が気持ちいい天然温泉です。

 

出典:ホテル日の出岬 公式サイト

日帰り入浴の営業時間は、平日が11時から夜の21時30分まで、土日祭日が10時から21時30分まで

原則、年中無休の営業です。

入浴料金は、大人(中学生以上)500円、子供(4歳から小学生)300円

リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実していて、タオルだけ準備すればOK。

レンタルタオル(300円)やフェイスタオルの販売(200円)もやっていますから、まったくの手ぶらでも大丈夫。

洗い場には仕切りがあって隣りの利用者にも配慮した造りだし、脱衣所にはベビーベッドまで用意されてます。

 

出典:ホテル日の出岬 公式サイト

「安心安全で快適入浴」をコンセプトにリニューアルオープンした貸切展望温泉(別途1時間1000円の追加料金が必要)というのもあって、プライベートスペースとしての入浴はもちろん、浴室内の専用車椅子で入浴することもできるんだって。

休憩室のほか、ウォーキングマシンや、エアロバイクなどが無料で利用できるリラクゼーションルームまで揃ってる。

おまけに、キャンパーにもうれしいコインランドリーがあるんですよ~

洗濯は1回200円、乾燥機30分100円です。

長旅で疲れたカラダを温泉に入って癒しつつ、たまった洗濯ものを片づけられるなんて最高じゃないですか!

公共の施設ではありますが、あらゆる客層に満足してもらえるよう練りに練って作られた、めっちゃすばらしい温泉宿泊施設だと思いましたね~

 

出典:ホテル日の出岬 公式サイト

もちろん、宿泊もOK。

客室は、洋室15室、和室6室、和洋室2室で、全室オーシャンフロントが魅力の全32室。

シングルプランも用意されてて、食事なしなら8500円から。

売店では雄武で水揚げされた冷凍加工品やその他加工品、雄武を代表するお土産を取り揃えているし、近郊市町村の銘菓やハンドメイド商品などもご用意してあるそう。

たまには、キャンプじゃなくて、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね~

なお、営業時間などは令和4年度のもの。

令和5年度以降は、変更になることもあるので、利用前に公式サイトなどで確認してくださいね。

日の出岬キャンプ場のデータ

名前 日の出岬キャンプ場
かな ひのでみさき きゃんぷじょう
住所 北海道紋別郡雄武町沢木
連絡先 管理棟(電話番号:0158-85-2044)、雄武町役場 産業振興課(電話番号:0158-84-2121)
管理者 雄武町、さるふつ村観光協会
営業期間 例年6月1日から9月30日まで
料金 フリーサイト:テント1張り4人用以下400円、5人用以上600円。バンガロー:一棟一泊3000円。(定員大人5人)
ジャンル 芝地のフリーサイト(車両の乗り入れ不可)
施設 管理棟、テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場、バンガロー
備考 ゴミ持ち帰り、直火禁止、ペット同伴可、近隣に温泉入浴施設あり



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