【更新情報】2022年6月
今回紹介するカムイの杜公園(かむいのもりこうえん)キャンプ場は、北海道旭川市(あさひかわし)にある公園型の有料キャンプ場です。
管理は旭川市の委託を受けた「公益財団法人 旭川市公園緑地協会」で、開場期間は、例年5月1日から10月31日まで。
公園は1年を通して利用できますが、キャンプが許可されているのは期間内だけ。
利用にあたっては、体験学習館(森のふしぎ館)で受付をしてください。
受付時間は9時から17時まで。(7,8月は19時まで)予約は受け付けていません。
テントサイトは全面芝地のフリーサイトで、デイキャンプと宿泊キャンプの場所は別。
コテージやロッジなどはありません。
利用料金は、使用料が大人1泊300円(デイ200円)、テント・タープ1張り500円(デイ300円)の合計800円(デイ500円)です。
チェックインは11時でチェックアウトが翌日の11時。
デイキャンプの場合は、9時から17時までの利用となっています。
なお、車中泊での駐車場の利用はできません。
このキャンプ場のおススメポイントは、子どもたちが1日中楽しく遊べる施設が盛りだくさん!ってところ。
屋内外の遊戯施設だけでなく、水辺で遊んだり、大自然の森を散策したりと、1日だけでは遊びつくせないくらい。
体験学習教室や体験型のイベントも催されているため、夏休み期間の思い出作りにもピッタリの場所なんですね~
旭川市の中心から車で15分程度の丘陵地に位置し、交通アクセスもめっちゃいい!
市街地には日帰り入浴施設、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの商業施設が山ほどあるので利便性も最高クラス。
立地条件が良く、設備の整った家族連れ向けという環境のため、キャンプシーズン中には多くの利用客で賑わいます。
欠点らしい欠点のない、高いレベルのキャンプ場だと思います。
あえてソロのモトキャンパー視点でマイナスなところをあげるとすれば、時期によっては家族連れが多すぎてひっそりと静かなキャンプを楽しめないこと。
テントサイトが整備されすぎているうえ、焚火の全面禁止など、キャンプ本来の面白みに欠けちゃってること。
あとは、ソロの利用料金が1泊800円と割高なところでしょうか。
ただまあ、このキャンプ場の利用客の中ではマイノリティな存在である、ソロのモトキャンパー視点ですからね(笑)
ファミリーキャンプやグループキャンプ、とくに小さなお子さん連れには最高におススメできるキャンプ場で間違いないです。
なお、ペット同伴はOKですけど、糞尿、鳴き声などで他人に迷惑をかけるペットはNG。
焚火は禁止なので注意してください。
同じ旭川市内で道内を旅するソロのモトキャンパー、自転車キャンパー向けのキャンプ場は、神楽岡公園少年キャンプ村と西神楽公園キャンプ場ですね。
どちらも無料ですが、開場期間が7月から8月いっぱいまでと短いので気をつけてください。
また、気軽にアウトドアを楽しめる春光台公園グリーンスポーツ施設キャンプ場があり、カムイの杜公園と同じ料金でキャンプができます。
興味のある方は紹介記事を読んでくれるとうれしいです。
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旭川市の紹介
旭川市は、上川総合振興局の所在地で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
道都札幌市に次ぐ道内第2位の人口(約33万人)を有する中核市です。
明治23年、上川郡に初めて旭川村、永山村、神居村の3村が置かれ、明治25年になると旭川に開発の尖兵として屯田兵が入植。
上川の中心地として開拓が進められました。
市名の由来は、諸説ありますが、忠別川のアイヌ語「チュプ(日)・ペッ(川)」を語源にした説がよく知られています。
「日」を「旭」に置き換えて「旭川」と意訳したそう。
明治31年に鉄道が開通し町制に移行すると、交通の要衝、物流の集積地として発展しました。
大正11に市制施行され、昭和30年からは近隣町村との合併が進み、昭和58年には人口36万人を超え、北海道では札幌に次ぐ第2の都市となりました。
現在は、北北海道の拠点都市としての機能が充実しているだけでなく、道北や道東地域の商業流通の拠点としての役割を担っています。
今回紹介するカムイの杜公園キャンプ場は、昭和30年に合併した旧神居村のエリアにあるんですよ~
旭川市は、道内最大の盆地である上川盆地にあって、石狩川や忠別川、美瑛川などの川の合流部に位置している自然豊かな街です。
気候は、盆地特有の内陸性気候。
気温の年較差が50℃以上にもなり、道内の中でも寒暖差が大きい都市です。
明治35年には観測史上最低気温となる-41.0℃を記録。令和3年には37.9℃の最高気温を記録しています。
1日の温度差も大きいことが、四季の変化に富んでいることも、旭川市の特色のひとつと言っていいでしょう。
産業では、稲作などの農業や食料品、紙パルプなどの製造業、旭川家具をはじめとした木工、機械金属などのものづくり産業が集積しています。
近年は、全国的に知られる旭山動物園やスキー場などに、年間500万人を超える観光客が国内外から訪れているんだそうですよ~
これらの特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は旭川市へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
カムイの杜公園キャンプ場までのルート
カムイの杜公園は、旭川市の中心から車で約15分の場所。
市郊外を流れる伊野川沿いの森の中。
周囲は丘陵地に囲まれた田園地帯となっており、道道937号線が通っています。
隣接する美瑛町からは車で約30分、富良野市の中心からだと1時間程度です。
交通アクセスもバッチリ!
そして、旭川、美瑛、富良野という北海道観光の中でも屈指の人気エリアにあることが最大の魅力ですよね~
このエリアは、これぞ北海道!というような絶景が広がっていますからね。
カムイの杜公園は、旭川市を代表する公園のひとつですから、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、迷うことなく着くはず。
公園は、伊野川沿いの南側と北側に入口があります。
南側が各施設に繋がるメインの入口で、キャンプ場の受付をする体験学習館(森のふしぎ館)と大駐車場があるのもこちら側。
北側の入口には、普通車が40台ほど止められる第2駐車場があります。
まずは、南側の入口から入って、体験学習館で受付をしましょう。
これが南側の大駐車場。
アスファルト舗装された平坦な駐車場で、普通乗用車だと約160台が収容できる広さ。
区画線は普通車サイズで引いてあるため、キャンピングカーなど大型の車両が駐車するのは厳しいですね~
駐車場の奥から体験学習館までは、約300m離れています。
歩くとなかなかの距離ですが、荷物の搬送時のみ体験学習館前に車を置くことができるんで、問題はないでしょう。
駐車場の最奥には公衆トイレが設置してあり、西側がテニスコートと多目的広場になっています。
なお、駐車場で車中泊をすることは禁止です。
カムイの杜公園キャンプ場を紹介するよ
カムイの杜公園を上から見ると、こんな感じ。
東側に道道が通っていて、南北に流れる伊野川を渡ると公園です。
南側の取り付け道路から入るとすぐに駐車場。
さらに園内の道路を道なりに西に進むと、いわゆる管理棟である体験学習館があります。
カムイの杜公園は、「平成記念子供のもり公園整備事業」として平成3年度に建設省(現国土交通省)から指定を受けた全国15公園のうちの一つ。
未来を担うこども達が緑豊かな環境の中で健やかに成長することを願い作られたもの。
地域の小学生による「カムイの杜公園こども会議」で出された意見を参考に、要望の多かった屋内遊戯広場のわくわくエッグが作られたんだそう。
公園は、あそびの広場ゾーン、ふれあいの水辺ゾーン、まなびの丘ゾーンの3つのエリアに分かれています。
あそびの広場ゾーンには、様々な展示物がある体験学習館や屋内遊戯広場のわくわくエッグ、フクロウをイメージした大型の遊具やターザンロープ、ローラーすべり台が置かれています。
テントサイトがあるのは、緑の芝生広場が広がるふれあい水辺ゾーン。
伊野川に沿う細長い地形で、水辺の広場や調整池などもあります。
また、公園西側のまなびの丘ゾーンに広がる自然探索の森は、市民参加の共同作業で作られた森。
多くの動植物が園内に棲息していて、整備しながらも多くの自然が残されています。
カムイの杜公園は、自然環境を活かし、子ども達がのびのびと自然に親しみ楽しむことができる公園として、多くの方に親しまれているんですよ~
体験学習館(森のふしぎ館)について
これがいわゆる管理棟である体験学習館(森のふしぎ館)。
まずは、受付をしましょう。
開館時間は、朝の9時から夕方17時までの間。(7月と8月は19時まで)
受付については、原則として、
宿泊キャンプ チェックイン11時、チェックアウト翌日11時
デイキャンプ 9時から17時までの間
となっています。
なお、公園入口には門扉が設置されていますが、キャンプ場の開場期間内は24時間開放されています。
夜間、早朝などの車の出入りも自由です。
利用料金は、
区分 | 単位 | 使用料 | ||
個人使用料 | 宿泊 | 大人 | 1人 | 300円 |
高校生 | 1人 | 200円 | ||
デイキャンプ | 大人 | 1人 | 200円 | |
高校生 | 1人 | 130円 | ||
サイト使用料 | 宿泊 | テント・タープ | 1張 | 500円 |
デイキャンプ | テント・タープ | 1張 | 300円 |
※ ごみについては、受付で専用のごみ袋を購入し、旭川市のごみ分別方法にしたがって分別すれば回収可能。(1袋50円)
です。
たとえば、大人1人で1泊する場合、個人使用料300円とサイト使用料テント1張り500円で、合計800円の料金がかかります。
でも、中学生以下は個人使用料が発生しないため、お父さんお母さんの大人2名と中学生以下のお子さん2名の家族4人で1つのテントなら、1100円(300円+300円+500円)です。
さすがは、子ども達がのびのびと自然に親しみ楽しむことができるようにと作られた場所ですね~
家族連れにめっちゃ向いてます。
体験学習館内では、木炭や雑貨などを販売していますが、食料品などは置いてません。
キャンプに必要な物、飲食物は事前に準備してくださいね~
じつは、ここ、令和元年度までは無料だったそう。
無料で開放してた旭川市ってめっちゃ太っ腹!
もっとも、昔を知っている地元の方などは、有料化になった最初のうちは、気分的に少しもやっとしてるかもですが(笑)
なお、利用方法については、今後変わるかもしれませんので、利用前に公式サイトを確認してくださいね。
体験学習館内には、旭川市周辺に咲く植物の写真や昆虫の標本、魚やカエルの入った水槽が展示してあります。
ここでは自然環境、動植物などについて、いろいろ学習できるんですよ。
ほかにも、デジタル顕微鏡で自然観察ができたり、DVDの鑑賞をすることもできたり。
昆虫教室などの体験型教室、冬の遊びなどの体験イベントも開催されているんですね~
小さな子供用のマットを敷いた遊び場もあって、木製のパズルやおもちゃが置いてあります。
体験学習館では、1年を通して「おもしろ工作・実験タイム」として、様々な材料で工作したり科学の実験をしたり、楽しい時間を作ることができますよ~
また、館内にはめっちゃキレイなトイレがあり、開館中はいつでも自由に利用できます。
男女、身障者別に分かれていて、もちろんバリアフリー対応です。
これは男性用トイレ。
水洗式の小便器が2つ。
うちひとつは、手すり付き。
ベージュ系のタイルが壁と床に張られて、清潔感がありますね~
大便用は、ウォーム便座の水洗洋式が1つ。
掃除が行き届いているし、予備のトイレットペーパーも備え付けてあります。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、小さな子供でも使いやすい洋式便座があるのはいいですね。
こちらが身障者用トイレ。
車いすの方が利用しやすいよう、かなり広々とした造りです。
ここのトイレは、小さなお子さんから女性の方まで、みなさん気持ちよく利用できるんじゃないでしょうか。
ファミリーキャンプの方が大変なのは、荷物の搬送でしょう。
このキャンプ場は、テントサイトへの車両の乗り入れができません。
ただし、キャンプなどに使う荷物を搬入するときは、体験学習館前のスペースに一時的に車を停車させてもOK。
バイクや自転車は、体験学習館まえに駐輪場がありますから、そこに止められます。
(残念ながら屋根はありませんが)
体験学習館の脇にリヤカーを配置してあります。
場内を舗装された通路が通っていますし、サイト内はほぼ平坦で急な坂などもありません。
遠いところでも体験学習館から200mほどなので、荷物運びは苦労しないと思います。
もっとも、人気のキャンプ場ですから夏の時期はこれだけリヤカーがあってもぜんぜん足りないとか。
使い終わったら、リヤカーは元の場所に戻し、速やかに車両を駐車場に移動してくださいね~
テントサイトについて
これがキャンプ場の案内図。
体験学習館のすぐ北側から芝生広場が広がっていますが、体験学習館側はテントの設営は禁止です。
中央に立っている青旗から北側がテントサイトになっています。
また、デイキャンプと宿泊を伴うキャンプのテントサイトも明確に区別してあって、場内通路の西側の樹林帯寄りがデイキャンプ用のテントサイト。
芝生広場の中央付近から北側の第2駐車場付近にかけてが、宿泊用のテントサイトです。
屋内外の遊戯施設が充実していたり、芝生広場をデイと宿泊用のテントサイトに分けていたり、秩父別町のベルパークちっぷべつキャンプ場に似てるなあって思いましたね~
体験学習館からはコンクリート舗装された園内通路が通っていますが、車両の乗り入れはできません。
通路は、芝生広場に向かって、ゆるやかに傾斜しています。
周囲が小高く、窪地のような感じですね。
西側は樹林帯があって風よけになってくれているし、東側の伊野川の方も土手のように盛り土がしてあるため、悪天候にも強いキャンプ場だと思います。
体験学習館側の芝生広場から北側のテントサイト方向を見ると、こんな感じ。
西側のデイキャンプ用のテントサイトに続く園内通路側にトイレと炊事場があります。
小さくてちょっと見えづらいんですが、奥にある青旗からさらに先が宿泊用のテントサイトです。
ちょっと遠いと思うかもしれませんが、手前の芝生広場で子供が危なげなく、自由にいくらでも遊べるようにとの配慮からでしょう。
やっぱりここは、子供たちが主役の場所なのです。
これがテントサイトと芝生広場(子供の遊び場)との境界にある青旗です。
想像していたより、めっちゃデカイ(笑)
そのほかにも、境界線にはキャンプエリアを示す立て看板がいくつも立っているんで、テント設営ができる場所、できない場所の区別はすぐにつきますね。
テントサイトは、全面芝地のフリーサイト。
どの場所もほぼ平坦で、キレイな芝が一面に広がっています。
テント設営の邪魔になるような丘や谷地もないし、サイト内に川なども流れていません。
周囲に広がる景色や自然観は十分にあり、そのうえテントはとっても張りやすい。
でも、パークゴルフ場っぽくて、ちょっと「面白みに欠ける」かもしれません。
「オレは、全身で北海道らしさを感じたいんだ!」って方には、物足りないかも。
変な言い方になるかもしれませんが、要は「整備されすぎ」なんですね。
ただ、ボク個人としては、この公園の目的からすれば、それでいいと思っています。
やっぱりここは、お父さん、お母さんが、子供といっしょに楽しむ場所ですから。
傾斜のキツイ未整備の丘陵地とか、見通しのきかないテントサイトとか、危なくて安心して子供を遊ばすことができませんもんね。
サイト内にはところどころに々が植えられていて木陰となっている箇所はありますが、大部分は開けた場所。
真夏は強い日差しが照り付けますから、別途料金はかかっちゃいますけど、タープがあったほうが過ごしやすそう。
地面はこんな感じ。
山土の上に芝が植えられ、シロツメクサなどの野草も生えています。
芝はしっかり刈り揃えられているし、地面も適度な硬さがあって、ペグは打ち込みやすいですね。
テントサイトは平らな分、雨が降ると水が溜まりやすい箇所があります。
キャンプ場の北西側は、木々がたくさんあって、ちょっとした森林キャンプ場のような雰囲気です。
トイレや炊事場、体験学習館からはちょっと遠くなりますけど、キャンプを楽しむ場所としてはイチオシ!
じつは第2駐車場から近いんで、受付後に車を第2駐車場移動させると、買い出しとかで市内に行くときも便利だったりもします。
人や車ので出入りも少ないはずですから、ゆっくりのんびり過ごしたい派に向いてると思いますよ~
サイト内のあちこちに、木製のテーブルやベンチシートが置かれています。
こうした設備の近くにテントを張ると、めっちゃ使い勝手がいいんですよね~
木々の間とかテーブルの近くは、ファミリー用大型テントは張りづらく、わりと空いてたりするんです。
孤独をこよなく愛するソロのキャンパーには、絶好のおススメの場所だったりもしますね(笑)
サイトの北東側の園内通路沿いには、東屋があります。
木製の太い柱で、六角形屋根のなかなかに大きな建物です。
芝地の上に直接建ってるんじゃなくて、床はブロック敷き。
雨の日でも足元が濡れにくい造りです。
周囲に壁はありませんが、しっかりした柱と屋根があるため、悪天候時の避難先にも使えますね。
屋根の下には、木製のテーブルが設置。
雨除け、日よけとしての機能は十分なので、散策の途中で休憩したり、食事に使ったりもできますよ~
雨の日は、ここでテントをたたんだりできるんで、めっちゃ使い勝手がいい!
悪天候が予想されるとき、雨の日などは、とくにモトキャンパーは、この東屋近くにテントを張ると便利でいいと思います。
これがキャンプ場西側のデイキャンプエリア。
体験学習館から北に向かって通る園内通路が境界線になっています。
通路沿いにあるし、トイレと炊事場もすぐ近くにありますから、宿泊用のテントサイトより利便性が高いです。
デイ用のテントサイトは、通路より一段高い、丘の上のような場所。
西側が「まなびの丘ゾーン」の冒険の森になっていて、自然度はバツグン!
通路側にも木々が並んでいるし、美しい自然と澄みきった空が最高ですね~
このキャンプ場は、旭川市の西方にあり、交通アクセスや利便性もいいんですが、周辺には民家がなく、交通量は一日を通して少ないです。
都会の喧騒から離れ、自然の中でのんびり過ごせると思いますよ。
テントサイトには、区割りや境界はありません。
どの場所でも自由にテントやタープを張ってもOK。
ただし、ここは人気のキャンプ場で夏休み期間中などは、混雑することもあります。
予約ができないため、テントの設営場所は早い者勝ちになります。
炊事場やトイレに近い境界線付近などはテントが密集しがち。
一日を通して人や車の出入りがあるんで、ほかの利用者の迷惑にならないよう、動線を考えてテントを張りましょう。
夜間照明については、街灯があるんですけど、照明器具なしでのキャンプは危険です。
照明器具は忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、公園内どこでもOKでした。
トイレについて
キャンプ場内にトイレは1か所だけ。
位置で言うと、体験学習館から園内通路を北に向かい、テントサイトのすぐ手前の通路沿いにあります。
男女、身障者別のバリアフリー対応のトイレで、鉄筋コンクリート造りの立派な建物です。
通路側からだと段差はありませんが、芝生広場側からは一段高くなっていて、階段が設置してあります。
利用するときは、足元に注意してください。
これが男性用トイレ。
入口にドアがあって、虫などが入らないようになってますね。
洗面所もあり、大きな鏡が設置されています。
壁は横長のタイル、床はグレー系のタイル張り。
明かり窓から日が差し込んでいて、日中は電灯がなくても明るい。
水洗式の男性用小便器が5つ並んでいます。
うちひとつは手すり付き。
大人でも子供でも使える便器ですね。
ピッカピカに磨き上げられていました。
大便用は、水洗和式と洋式が1つずつ。
個室はちょっと狭いですが、しっかり手すりがつけられています。
トイレットペーパーは予備がいくつも置いてあるし、掃除がしっかり行き届いていて、めっちゃキレイですよ。
一般的な洋式便座で、ウォーム便座とか温水洗浄便座ではありません。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座があると子供が使うのにも安心です。
もちろん、照明備えていて、24時間使用可能。
すごくキレイなトイレなんですが、キャンプ場の規模からすると、少し小さいかな。
体験学習館のトイレが使える時間帯は、そちらを利用してもいいかもしれませんね~
こちらが身障者用トイレ。
バリアフリー対応型らしく、かなり広々とした造り。
手すりもしっかり取り付けられていて、使いやすそう。
便器は一般的な洋式便座で、ウォーム便座とか温水洗浄便座ではありません。
もちろん、トイレットペーパーも完備。
やっぱりトイレがキレイなキャンプ場はいいですよね。
「トイレのキレイさとキャンプ場の良さは比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
炊事場について
炊事場は、トイレの隣りにあります。
レンガが敷き詰めてあり、大きな屋根としっかりした柱で建てられた、かなり立派な建物です。
ちょうど作業員の方が修繕作業中だったんですが、写真OKだよ~ってことだったので、遠慮しつつササっと撮影(笑)
園内通路沿いにあって、松の木々に囲まれています。
分棟型の造りで、一般的なキャンプ場の炊事場よりもかなり大きいですね~
トイレはそれほど広くなかったけど、炊事場は大人数の利用も余裕そう。
昔ながらの「かまど」はありません。
最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますからね。
個人で炭火コンロを用意する方がほとんどだと思うんで、なくても問題はないでしょう。
シンクは、ツルツルに磨かれた石製の両面造りものが全部で5つ。
洗い場1か所につき、蛇口が1つずつついています。
蛇口は万能ホーム水栓。
公園とかによくある吐水口が回転するタイプで、水を飲むときとかにも便利。
小さなお子さんとかでも、このタイプの蛇口は使いやすくていいですね。
炊事場内に調理台はありませんが、シンクの天板が広く、また、縁がかなり広めに取ってあるため、食材や食器などを置くことができます。
水は、そのまま飲料水として使用可能。
もちろん、電灯もあるので、暗くなってからも使うことができますよ。
炊事場脇には、灰捨て場もしっかり用意されています。
有料キャンプ場でも、使用済みの炭とか灰は持ち帰りになってきている中、これはめっちゃありがたい!
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね~
利用上の注意事項について
神楽岡公園少年キャンプ村を利用するときの、ルールやマナーは、一般的な無料キャンプ場や公園と同じ。
キャンプ場を利用するときは、体験学習館(森のふしぎ館)で受付をすること。
駐車場以外の場所への駐車、園内への乗り入れは禁止。
ただし、キャンプなどに使う荷物を搬入するときは、体験学習館前への一時的な車両の乗り入れは可。
連泊するときは、芝生の枯損を防ぐために、概ね3~5日ごとにテントの位置を変えてください。
そして、焚火は全面禁止です。
直火の禁止ではなく、焚火自体がダメです。
焚火ファンのみなさん、めっちゃがっくりきていることと思います。
このキャンプ場は、夜間は管理人さんがいないので、火事の危険を考えると仕方ないのかも。
なお、バーべーキューコンロやガスコンロなどの調理器具など、直接芝を傷めない道具を使っての煮炊きはOKです。
高熱が出る器具を使う場合、高さが足りないときは、ブロックや焚火シートを使うなど地面に熱が伝わらないようにしてください。
花火をしたり、発電機やカラオケ機械を持ち込んだり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
このキャンプ場は、ペット同伴OK。
最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
ただし、放し飼いはNG。フンの処理もしっかりお願いします。
糞尿、鳴き声などで、他人に迷惑をかけるペットの連れ込みはダメですよ~
そして、ぜったいに守ってほしいのが、ゴミの分別と持ち帰り。
ごみについては、受付で専用のごみ袋を購入し、旭川市のごみ分別方法にしたがって分別すれば、体験学習館脇のごみ回収ガレージに捨てることができます。(1袋50円)
ごみ袋を購入しない場合は、確実に持ち帰ってください。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
温泉施設の紹介
旭川市内には、温泉や入浴施設がたくさんあります。
カムイの杜公園から一番近いのは、公園の北側にある「高砂温泉(たかさご おんせん)」です。
キャンプ場から車で3分程度。
公園から道道937号に出て北進、最初の交差点を右折して富沢通りに入ってすぐ高砂台という高台にあります。
高砂温泉は、いわゆるスーパー銭湯で、日帰り入浴用の大浴場は天然温泉ではありませんが、施設は充実しているうえ、朝の6時から夜の11時までやっていますから、旅行客にもめっちゃおススメ!
もともとは、昭和31年に創業した老舗の温泉旅館でしたが、同業者との競争が激化したうえ、新型コロナウイルス感染拡大によって宿泊、宴会需要が落ち込み、令和3年に自主再建を断念。
現在の経営会社に事業を譲渡しました。
その後、現経営会社が2度のリニューアルを行い、今に至ります。
生まれ変わった高砂温泉のコンセプトは、「1日楽しめる」場所であること。
マンガコーナーやリラックスコーナー、レストランに売店、キッズコーナーなど、子どもから大人まで楽しめるスポットが揃っています。
かつての高砂温泉は、「お風呂のデパート」のキャッチフレーズと仙人と天女が登場するテレビCMで、道内では高い知名度を誇ったそう。
今もそれは健在で、お風呂の数がハンパない!
大浴場には、アイヌ語で神の住む場所を意味する「神居古潭」から運んできた自然石をシンボルにした迫力の岩風呂をはじめ、オゾン風呂、中国漢方エキス薬湯、温浴ゲルマニウム鉱石の足湯、女性専用の岩盤浴などを備えます。
工夫を凝らした多彩な湯船は、心も体もあたたまり、ゆっくりくつろげること間違いなし!
湯船めぐりは高砂温泉ならではの楽しみなんだって。
大浴場は、天然温泉ではありませんが、温泉ファンにも納得していただけるんじゃないでしょうか。
ちなみに、別途料金で入れる家族風呂と1室限定の4階最上階にある特別室についているは露天風呂は、正真正銘の天然温泉。
家族風呂(1室2名まで)の料金は、サウナ無しが1800円、サウナ付きが2400円です。
サウナも令和3年12月に全面リニューアルしました。
壁にはゲルマニウム、ラジウム、ホワイトシリカ、黄土石、麦飯石、竹炭を使用しているため、高温によって各種のエネルギーが出やすくなっているんだとか。
従来のサウナよりも気分をスッキリさせてくれるみたい。
マイナスイオン、遠赤外線が部屋中いっぱいに広がります。
これには、サウナーさんたちもにっこりですね(笑)
シャンプー、ボディソープは備え付けてありますから、利用の際は、タオルだけ持参してください。
営業時間は、朝の6時から夜の23時まで。
年中無休の営業です。
日帰り入浴の料金は、平日午前大人500円、午後650円、土日祝日750円、小学生は一律300円、幼児一律100円。
こんなにも朝早くから夜遅くまでやってるなんて、めっちゃありがたいですよね~
年中無休だし、午前中なら驚きの500円ですよ!
旅行者は、平日の午前中を狙って行きたいですね(笑)
館内には「1日楽しめる」のコンセプトどおり、自由にくつろげる無料の休憩スペースや食事処などがあります。
ここは、囲炉裏を模した待ち合わせ処。
テレビが置いてあるし、自販機コーナーも隣接してるんで、ゆっくり待つには最高の場所ですね。
驚くのは、漫画コーナーに置かれたマンガの数。
「ドカベン」や「タッチ」など昭和の懐かしの名作から最新作まで、約2500冊のコレクション。
人気作を3ヶ月毎に入れ替えるコーナーもあるんだとか。
ほかにも4人掛けのテーブル席の置かれたリラックスコーナーやキッズコーナーなんかもあります。
キッズコーナーには、ミニすべり台、ミニジャングルジム、絵本などを備えていて、子供だけでも安心してお遊べるような場所。
かつて、高砂温泉はといえば、昭和レトロな雰囲気が持ち味のひとつだったみたい。
リニューアルに合わせて、レトロゲームや駄菓子、卓球台、エアーホッケーなど、昔懐かしい遊びのコーナが登場!
高砂温泉の昭和レトロな空間を楽しめますよ。
もちろん、温泉宿として宿泊も可能。
客室は全34室で、4階の最上階にある部屋は、なんと1フロア貸切の特別室。
室内から旭川の街並みが一望できるうえ、天然温泉露天風呂付。
ほかにも岩風呂付きの部屋とか、6~10人くらいが泊まれる大部屋なんかもあります。
珍しいのは、ペットと一緒に宿泊ができる、和洋室があること。
部屋には、ケージやペット用のトイレなどを完備。
大切なペットと一緒にゆっくりのんびりくとろげますよ~
なお、入浴や宿泊に関しての詳細は、高砂温泉の公式サイトでご確認ください。
西神楽公園キャンプ場のデータ
名前 | カムイの杜公園キャンプ場 |
かな | かむいのもりこうえん きゃんぷじょう |
住所 | 北海道旭川市神居町富沢 |
連絡先 | カムイの杜公園体験学習館(電話番号:0166- 63-4045)、公益財団法人旭川市公園緑地協会(電話番号:0166-52-1934) |
管理者 | 旭川市、指定管理者 公益財団法人 旭川市公園緑地協会 |
営業期間 | 例年5月1日から10月31日まで |
料金 | 大人1泊800円(個人使用料500円+サイト利用料テント1張り300円)、予約なし、現地で受付 |
ジャンル | 芝のフリーサイト |
施設 | 体験学習館、テントサイト、炊事場、トイレ、東屋、屋内外遊戯施設など公園施設多数あり |
備考 | ゴミ回収可、焚火禁止、ペット同伴可 |