【更新情報】2019年5月
今回紹介する飛くずれ(とびのくずれ)キャンプ場は、秋田県南西部に位置するにかほ市にある無料のキャンプ場です。
管理はにかほ市が行っておりますが、手続きが一切いりません。
事前の電話予約も、利用申請書の提出も必要ありません。
ボクがにかほ市役所観光課に確認したら、「マナーを守ってご自由に利用してくださいね」って感じの対応でした。
にかほ市は、平成17年10月1日に、仁賀保町(にかほまち)、金浦町(このうらまち)、象潟町(きさかたまち)が合併し誕生した秋田県唯一のひらがな自治体で、西側を日本海に面し、南には鳥海山を臨む、山と海に抱かれた風光明媚な地形になっています。
飛くずれキャンプ場は、このにかほ市の飛(とび)という海岸地域にあり、釣り場や夕日を眺める人気スポットになっています。
秋田県にしてはめずらしく降雪量が少なく、春の訪れが最も早い温暖な地域であるため、一年を通して利用できます。
(炊事場、トイレは冬季閉鎖)
日本海に沈む夕日が美しく、それを眺めるためだけに行く価値のあるキャンプ場だと思いますよ~
人間って、目で見た文字を頭の中で音声に変換してから意味を理解してるんだって。
なので、目で見るより音で聞いた方が、スムーズに頭の中に入るとか。
この記事のyoutube版も作ったので、よろしければ見てくださいね~
飛くずれキャンプ場までのルート
にかほ市は旧由利郡内の3町が合併してできた自治体なので、仁賀保、金浦、象潟それぞれの地区を中心にまちを作っています。
飛くずれキャンプ場は、旧金浦町にあり、日本海東北自動車道金浦ICからだと、距離約3km、約5分で着きます。
仁賀保ICからは距離7km、約10分、象潟地区からだと約7.5km、約10分といずれもそれほど離れていません。
隣接の秋田県由利本荘市(ゆりほんじょうし)からは距離21km、約28分、山形県酒田市(さかたし)からは46.5km、約55分と交通のアクセスは悪くありません。
ちなみに、日本海東北自動車道は、新潟県新潟市江南区の新潟中央ジャンクションから山形県を経由して秋田県秋田市へ至る高速道路ですが、象潟ICから本荘ICまでは一般国道の自動車専用道路になるので、無料で通行できます。
(ただし、歩行者、自転車、軽車両、二輪車(125cc以下)は通行できません)
この区間を利用すると、秋田県の日本海側をすばやく移動ができて、めっちゃ便利なんですよね~
にかほ市象潟地区にある「道の駅ねむの丘」には日本海を一望できる展望温泉がありますし、ほかにも周辺には日本海や鳥海山など自然の景観を生かした温泉施設がい~っぱいあります。
また、この辺りは多くの海の幸に恵まれた漁場でもあり、夏には天然岩ガキが取れ、全国一の生産量なんだそうですよ。
日本海の旬を味わう最高のスポットと言える場所なので、日本海東北自動車道をふんだんに使ってにかほ市と由利本荘市を行き来しつつ、最後は飛くずれキャンプ場で夕日を眺めながらキャンプするってのがおススメですね~
飛くずれキャンプ場を紹介するよ
このキャンプ場にある施設は水場とトイレのみで、管理人さんはおりません。
一年を通して解放してるし、利用するときの事前の連絡や受付は必要ないので、いつでも自由に利用できます。
飛くずれキャンプ場までの道順と駐車場について
飛くずれキャンプ場は、その名前でgooglemapやyahooナビに登録されているので、ナビの案内に従えば近くまで来ることは難しくありません。
ただ、キャンプ場は海岸線の小高い丘の上にあってすり鉢状の地形のため、道路からは見えないんです。
なので、「飛くずれ」の案内板は出ているんですが、気がつかずに通り過ぎてしまうかも。

海岸通りが開けて堤防と砂利敷きの駐車場が見えたら、そこが飛くずれキャンプ場の入口です。
一般的なキャンプ場を思い描いて探すと見つからないので、堤防と駐車場を探してください。
駐車場は、砂利敷きで凸凹が多く、大型バイクだと乗り入れにはけっこう苦労するかもしれません。
取り回しの難しいバイクの方は、転倒しないようにね。
なお、今回の写真は、ぜんぶ暗くて見づらいと思います。ごめんなさい。
なにせ、夕日が沈む瞬間に合わせて行ったもんですから(笑)
テントサイトについて
駐車場の北側の小高い丘がテントサイトになります。

車両の乗り入れはできません。
駐車場からサイトまでは、30mくらいの距離なのですが、入口がけっこうが勾配になっているため、重い荷物を運び入れるのは大変かも。
芝生が濡れているときは滑りますので、気をつけてくださいね~

テントサイトの様子です。
芝生のフリーサイトで、整地されているわけじゃないので、けっこう地面は凸凹。
モグラが地面を掘り返したような跡もちらほら見られ、全体的に草も伸びています。
サイト内は、テントの大きさにもよりますが、だいたい15張りくらいで満杯でしょう。
ちょうどゴールデンウィーク中で、家族連れの方も多かったせいか、大きめのテントで来られる方も多いように感じました。
地面の硬さはちょうどいいんですが、一部石が埋まっている部分があるので、ペグを打つ時は注意してね。
スマホの電波は非常によく、ドコモ4GでMAXバリバリ入ります。
焚火は、直火は禁止。焚火台を使えばOKです。

サイト内の東側から西側(海側)を見るとこんな感じ。
海側は小高く盛り上がっていますが、防風林があるわけではないので、海風が強い日はサイト内にも吹き込むと思います。
めったにそんなことはないと思いますが、テントが飛ばされるくらいの悪天候時には、駐車場内にあるトイレに避難しましょう。
また、付近に電灯はなく、唯一の明かりはトイレのみ。
夜は真っ暗になりますので、照明器具はお忘れなく。
この日は、とっても海が穏やかで、静かに打ち寄せる波の音が、とっても心地よかった。
荒れてると、風の音と相まって、うるさくて眠れないかも(笑)
そのくらい、海が目と鼻の先なんですよ。

こちらが飛くずれキャンプ場のテントサイトから見た夕日。
ボクのヘタクソな写真じゃぜんぜん伝わらないと思うんですが、ホント、涙が出るくらいキレイでしたよ~
たくさんのヒトがこの夕日を見ていて、この景色を眺めるためだけに、このキャンプ場に来てもいいかなあって感じ。
水場について

飛くずれキャンプ場には、残念ながら、かまどや調理台のある炊事場はありません。
あるのは、駐車場付近にあるコンクリート製のごっつい水場のみ。
もちろん、上水道ですので、そのまま飲めます。
サイトからちょっと下って行かないと水が汲めませんので、本格的な料理をしようって方にはちょっと厳しいかな。
トイレについて

駐車場内には立派なトイレがあります。
作りを見るに、防風効果がかなり高そう。
キャンプしてて風がヤバいときは、ここに逃げ込めってことかも(笑)

こちらが男性用。
水洗式小便器が2つ。
思いのほか清掃が行き届いていて、キレイでした。

大便用は汲み取り式の簡易水洗和式が1つ。
トイレットペーパーまでちゃんとあって、こちらはまあまあキレイってとこ。
周辺施設について
にかほ市の仁賀保地区から象潟地区にかけては、日帰り入浴のできる温泉がた~くさんあります。
その中で、ボクが行こうと思って調べた温泉も含めていくつか紹介しますね。
かみのゆ温泉
秋田県にかほ市平沢字家の後2番にある昭和10年創業の老舗の温泉「かみのゆ温泉」さん。
2019年でなんと創業84年。
住宅街にある銭湯のような温泉施設ですが、駐車場もちゃんとあって、店のわきに3台くらい、裏のお寺近くの駐車場に10台くらい止められます。
お風呂は「長寿の湯」と「元気の湯」の二種類あって、日によって男女交代になります。
泉質は、ナトリウム-塩化物、炭酸水素泉。きりきず、やけど、慢性皮膚病に効果があります。
お湯は、南の池公園に行ったときに紹介したポルダー潟の湯のようなモール泉に似た茶色で、つるつるした感じが温泉マニアをもうならせるらしい。
営業時間は13:00~22:00と、開店時間は遅いものの、かなり遅くまで開いているのがうれしいですね~
定休日は、毎週火曜日。
入浴料金は大人(12才以上) 400円、小学生が130円、未就学児は90円と、かなりお安い。
1階には無料休憩室、2階には1時間200円の有料休憩室があるんで、お風呂上りにのんびりしてもいいですね。
飛くずれキャンプ場からは北に約6.3km、車で約10分と、めっちゃ近いです。
脱衣場には有料の洗濯機と乾燥機があるので、長旅の疲れをいやしつつ、たまった洗濯物を片付けることもできちゃいます。
たま、こたまという2匹の看板ネコがお出迎えをしてくれるそうなので、温泉マニアを自負する方もネコが大好きな方にもピッタリの温泉です。
老人憩の家 午ノ浜温泉
老人憩の家 午ノ浜温泉(ごのはまおんせん)さんは、秋田県にかほ市三森字午ノ浜144-1にある温泉施設です。
名前から一般客が利用できるのか迷うところですが、だれでも日帰り入浴ができます。
とても静かな場所にあって、地域のお年寄りの交流の場として親しまれている温泉です。
泉質は、弱アルカリ塩泉(鉱泉)で22.5度の源泉を、ソーラーシステムで加温しており、小さなお子さんやお年寄りに優しい湯ざわりになっています。
効能は、腰痛、神経痛、冷え性など。
うん、やっぱりお年寄りにやさしいね。
営業時間は10:00~20:00で、定休日は毎週水曜日です。
料金は、大人(中学生以上)300円、小学生以下は無料!
ちゃんとボディソープやシャンプーが備え付けてあってこの値段。
めっちゃお得ですよね~
男女別の内風呂のみと豪華さはありませんが、清潔できれいな室内なので、満足度は高いでしょう。
無料休憩所もあって、お風呂上りにのんびりすることもできます。
飛くずれキャンプ場からは北に4.4km、車で6分と、もはや目と鼻の先。
かみのゆ温泉と定休日がかぶらないので、どちらかがお休みのときでも大丈夫です。
にかほ市温泉保養センターはまなす
温泉保養センター「はまなす」さんは、にかほ市が経営する宿泊のできる温泉保養施設です。
象潟駅と金浦駅のちょうど中間の国道7号線沿い、海水浴場でにぎわう金浦海岸のすぐそばとあって、地元ではすっごい人気の温泉。
自慢のお風呂は、天然温泉かけ流し100%!
泉質は、ナトリウムー塩化物強塩泉で、きりきず、やけど、慢性皮膚病に効果が高いとのこと。
開放感たっぷりの大浴場には気泡湯や打たせ湯、サウナなど設備が充実しています。
庭園風露天風呂もあるので、いろいろなお風呂を楽しめるんじゃないでしょうか。
館内はスパリゾート風の広々とした空間になっており、ラウンジや食堂、大広間があります。
無料のWi-Fiもあるため、インターネットも利用可能です。
営業時間は6:00~21:00までと、かなり朝早くから営業しています。
早めに起きて、鳥海山を眺めつつ、朝風呂に入るってのもいいかもしれません。
年中無休でやっているのも旅行者にはうれしいです。
料金は、大人(中学生以上)300円、小学生以下は無料!
老人憩の家 午ノ浜温泉と同じく、めちゃくちゃ安いです。
飛くずれキャンプ場から北に6km、約8分とすぐそばにあります。
Wi-Fiまで使える充実した設備の施設だし、朝から晩まで時間を気にせずお風呂に行けるので、キャンプツーリング中にはすっごい便利ですね~
道の駅象潟「ねむの丘」
ボクが最初読めなかった地名、象潟(きさかた)地区にある道の駅です。
ふつう読めないっしょ。「きさかた」とか(笑)
この道の駅は、1998年(平成10年)3月28日に東北で58番目、秋田県内で11番目の道の駅として開所しました。
約20,000坪という東北最大級のドでかい敷地に、トイレ、休憩施設、中核施設「ねむの丘」、にかほ市観光拠点センター「にかほっと」があり、無料Wi-Fi、足湯、EV充電器などが整備されています。
周囲の景色もまた最高で、東には鳥海山や九十九島、西には日本海や男鹿半島を望むことができます。
なんと言ってもスゴイのは、建物4階にある日本海を一望できる展望温泉。
晴れた日には遠く男鹿半島まで見わたせ、また日本海に沈む美しい夕日を見ることもできます。
泉質は海水に似たナトリウム-塩化物強塩泉で、効能はきりきず、やけど、慢性皮膚病。
保温性が高く、美肌効果があるとも言われています。
営業時間は、9:00~21:00まで。
料金は、大人350円、小人200円とこの温泉もかなりお安くなっています。
ただ、気をつけたいのが入浴可能時間。
やはり道の駅内の施設ということで、1回の入浴時間は90分と限定されています。
って、さすがに90分以上入ろうと思うヒトってそうそういないっしょ(笑)
ボディソープやリンスインシャンプーは備え付けてあるので、タオルだけ持ってくればOK。
定休日は、全館休業が12月~3月の第三月曜日。
展望温泉は、7月と8月を除く第三月曜日(祝日の場合は翌日)がお休みになっています。
施設は、1階が物産館と軽食コーナー、2階がレストラン、3階が宴会場、4階が展望温泉、5階がなくて、6階が展望塔です。
おまけで、天然の温泉を利用した無料の足湯、通称「あしほっと」なんてのもありました。
50人くらいがが同時に利用できる広さのスケールのデカイ足湯です。
なんかね、ここに来れば全部解決するんじゃないかっていうくらいの充実ぶりだったなあ。
道の駅付近には、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア、飲食店がありますので、キャンプ場付近でいろいろ探すのが面倒だって方は、道の駅象潟に来るといいですよ。
給油からお風呂に食事、おみやげまでなんでも揃います。

出典:道の駅象潟「ねむの丘」公式サイト
飛くずれキャンプ場データ
飛くずれキャンプ場は、ロケーションが最高クラスのキャンプ場でしょう。
ただし、トイレや水場などの施設は、最低限の簡素なモノしかありませんし、海辺の直近の野ざらしに近い地形なので、天候によってはキャンプをまったく楽しめないこともあるでしょう。
そういう意味では、万人におススメできるキャンプ場とはいいがたいかもしれません。
ただ、それを差し引いても日本海に沈む夕日と、それに照らされて赤く染まる鳥海山を一目で眺められるロケーションはスバラシイ。
秋田県内では珍しく降雪量の少ない地域なので、一年を通して利用できます。
周辺施設で紹介したように、温泉施設にはハンパじゃないくらい恵まれているので、温泉巡りが好きなキャンパーさんには、めっちゃいい場所だと思います。
どうしようもない悪天候のときは、にかほ市温泉保養センター「はまなす」や道の駅象潟「ねむの丘」がすぐ近くにあるので、安心です。
みなさん、美しい夕日と真っ赤に染め上げた鳥海山、一度見に行きませんか?
| 名前 | 飛くずれキャンプ場 |
| かな | とびのくずれきゃんぶじょう |
| 住所 | 秋田県にかほ市飛字飛谷地 |
| 連絡先 | にかほ市産業部観光課(TEL 0184-38-4305) |
| 管理者 | にかほ市 |
| 営業時間 | 通年(水場、トイレの冬季使用は要確認)
事前の連絡や利用手続きは必要なし |
| 料金 | 無料(キャンプ道具等のレンタルはありません。) |
| ジャンル | 芝生フリーサイト |
| 施設 | キャンプサイト、水道、トイレ、駐車場など |
| 備考 | ゴミ持ち帰り、直火禁止 |