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知ってた?ビタミンDの豊富な食べ物ががんの発生を抑えるってこと

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

このブログは、バイクツーリングやキャンプの話題をつづっていこうとはじめたものなんですが、最近、なぜかおまけ的な「健康と運動(ダイエット)に関する記事」が読まれてます(笑)

ボクにとって健康や運動、ダイエットは、キャンプやツーリングと同じくらいの趣味と言ってもいいほどなんで、これからも書いていこうと思っています。

さて、2018年3月8日、国立がん研究センターが、血中のビタミンD濃度が高いと、がんになるリスクが下がるとした研究結果を発表しました。

ビタミンDが豊富な食べ物と言えば、きのこ類や魚介類、それに卵です。

だれしも子どものころ、親に「野菜はカラダにいいんだから食べなさい」などと言われたことがあると思います。

「野菜=体にいい」は、今も昔も変わっていない方程式です。

昔とちがう点をしいてあげれば、「こういう理由で体にいい」という、しっかりした研究結果が増えてきたことじゃないでしょうか。

たとえば、野菜や果物に含まれる抗酸化作用のあるファイトケミカルや各種ビタミン群。

「この野菜のこれは、こういう効果があるから体にいい」と具体的に説明できるようになったってことです。

今日は、ビタミンDがガンになるリスクを下げるという研究の結果とビタミンDの豊富な食べ物について紹介しますね。

血中ビタミンD濃度とがん発症リスクの関係

今回の紹介する研究は、日本の40~69歳の男女約3万4000人の中でがんになった3,734人と無作為抽出した4,456人の計8,190人について、血液中のビタミンD濃度とがん発症との関係を詳しく調べたもの。

血中のビタミンD濃度が低い人から高い人へと4グループに分け、最も低いグループを基準に、がん発症のリスクを他の3グループと比較しました。

その結果、濃度が最も低いグループを基準とした場合、2番目に低いグループはがん発症のリスクが19%低下、2番目に高いグループは25%低下、最も高いグループは22%低下していたのです。

がんの中でも肝臓がんは、最も濃度が高いグループでリスクが55%低下前立腺がん36%低く、ほかのがんの多くでリスクが低下する傾向が見られました。

同研究センターの資料によると、2016年にがんで死亡した人は372,986人(男性219,785人、女性153,201人)です。

死亡数が多い部位は、男性は、1位が肺、2位が胃、3位が大腸、4位が肝臓、5位がすい臓。

女性は、1位が大腸、2位が肺、3位がすい臓、4位が胃、5位が乳房でした。

男性の死亡数の第4位が肝臓がんによるものなので、とくに男性はビタミンDをとる必要があるのかもしれません。

出典:国立がん研究センター

ビタミンDってなんだろう?

ビタミンDは、脂溶性(しようせい)ビタミンで、カルシウムとともに骨を作る重要な役割を果たしています。

食べ物からとるほかに、日光を浴びると体内でもある程度つくり出すことができるんです。

近年の実験研究から、細胞の増殖を抑えたり、細胞死を促進したりする作用により、がんを予防する効果があるのではないかと考えられています。

今回の実験結果は、この裏付けになったと言ってもいいのではないでしょうか。

ビタミンDが不足すると?

ビタミンDが不足すると、カルシウム吸収が不十分となり、骨や歯がうまく作れなくなり、低カルシウム血症をひき起こします。

そのため、骨がやわらかくなり、成人の場合は骨軟化症(こつなんかしょう)になります。

子どもの場合は、骨の成長が妨げられ、姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がったりすることもあります。

ビタミンDをとりすぎると?

逆にビタミンDはとりすぎてもダメ!

高カルシウム血症や腎障害などのおそれがあるからです。

その結果、食欲不振、嘔吐、神経の興奮などの症状が現れます。

普通に食事をしている分にはとりすぎるということは、まずありえないのですが、ビタミンDを含むサプリメントを飲む場合は注意が必要です。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準によれば、成人の場合は一日あたり5.5ugを目安にし、上限は100ugとなっていることを知っておいてください。

ビタミンDを含む食材は?

ビタミンDは、D2とD3に分けられます。

D2は、きのこ類に多く含まれ、ビタミンD3は、魚介類や卵、バターなどに豊富に含まれています。

ビタミンDは脂質に溶ける性質なので、脂質を含む動物性食品からとったほうが吸収されやすくなるのでおススメ!

きのこ類からとる場合は、油で炒めたり、揚げたりすれば、脂質といっしょにとれるので、吸収率を上げることができます。

主な食材の含有量(100g中)は下記のとおり。

植物性

●きくらげ85.4ug
●干しシイタケ12.7ug
●えのきだけ0.9ug
●まつたけ0.6ug

動物性

●あんこう生110ug
●カレイ生13ug
●サンマ生19ug
●バター0.6ug
●牛乳0.3ug

まとめ

ビタミンDは、太陽の光を浴びて自分の体の中で作ることができますが、日中、建物中で仕事をして過ごすことの多い方は、なかなか日差しを浴びる機会がないと思います。

じつは、ボクも仕事柄そうなんです。出勤してから帰宅までの間のほとんどを会社の中で過ごしてます。

太陽をおがむことなど、そうそうないのです(笑)

だから、ボクはきのこ類と魚をなるべく食べるようにしています。

ボクと同じように外に出る機会が少ない方は、休日、積極的に外に出るか、ビタミンDを多く含む食べ物を食べたほうがいいと思いますよ。

高齢者施設の入居者を対象とした調査では、80%以上もの人がビタミンD不足という結果が出たこともあるそうです。

ビタミンDが、日本人の死亡原因のトップであるがんのリスクを減少させるという研究結果が出たことで、ますますビタミンDを含む食材をとることの重要性が増したとも言えますね。

病気のリスクを抑え、健康で長生きするためにも、きのこ類や魚類など、ビタミンDを含む食材を一日の食事にぜひ加えてみてはいかがでしょうか。

(参考文献:国立がん研究センター「血中ビタミンD濃度とがん罹患リスクについて」)

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