【更新情報】2022年6月
今回紹介する稚内森林公園キャンプ場は、北海道稚内市(わっかないし)にある無料キャンプ場です。
管理は稚内市で、開場期間は、例年5月1日から10月末日まで。
利用にあたっては、予約や受付の必要はなく、だれでも自由に利用OK。
テントサイトは、森に囲まれた芝地のフリーサイト。
道北の無料キャンプ場としては開場期間が比較的長いうえ、終日解放されているので、自由度が高くて、道内を旅している方にも利用しやすいですよ~

このキャンプ場は、ソロのモトキャンパー、キャンピングカーの方、車中泊で道内を巡っている方、自転車キャンパーなどなど、あらゆる層の旅人が集う場所。
毎年、開場期間中は多くのキャンパーで賑わいます。
おススメのポイントは、ロケーションがバツグンで、利便性が高く、設備も整っていて、しかも無料ってところ。
稚内市街地を見下ろす高台の一角にある公園で、市街地までは車でわずか5分ほど。
日本国内最北端の自治体で、宗谷地方の行政・経済の中心地でもある稚内の中心地がすぐ近くですから、15分圏内にコンビニエンスストアやガソリンスタンド、日帰り入浴施設などの商業施設がそろっています。
宗谷地方など、道北の観光や利尻島、礼文島へ渡るときのベース基地にもできるため、長期滞在者がかなりいるんですよね~
道内を旅する方にとって、オアシスみたいなところです(笑)

マイナス面は、ベテランキャンパーには聖地かもしれませんが、家族連れの方やキャンプをはじめたばかりの方などからすれば、異国の地ってところ(笑)
要は、一般受けしないキャンプ場なんですよ。
昭和の時代からある公園型キャンプ場のため、施設は老朽化が進んでいます。
エゾシカなどの野生動物が、ごくごく当たり前に園内を闊歩しています。
そして、「え?おっさん、ここに住んでんの?」って言いたくなるような、家なき子風の長期滞在者の姿を見かけることも(笑)
キャンプ場の持つ、独特の雰囲気ってあるっしょ。
パッと見て「イマイチだなあ」って感じる方にはとことん合わないし、「ずっとここでキャンプして多いぜ!」って思える方には、最高の場所でしょう。
受付の必要なく24時間自由に利用できますから、道内を旅するは、お手持ちのリストに入れておくべきキャンプ場のひとつ。
家族連れやグループキャンプの方の利用が少ない、昭和の面影が色濃く残るキャンプ場です。
市街地近くにありながら、北海道らしい大自然を楽しめ、それでいて、ゆっくりのんびり心穏やかにキャンプを楽しめること間違いなしですよ~
稚内市の紹介

出典:稚内市 公式サイト
稚内市は、宗谷総合振興局の所在地で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
稚内は、江戸時代である1685年に松前藩が、宗谷地方を藩主直轄としたのがはじまりで、以来、アイヌの人々との交易や北方警備の要所として栄えてきました。
明治12年(1879年)、旧宗谷村に役場が置かれ、この年を市の開基としています。
明治19年に廃藩置県がなされて道庁直轄とされると、役場や警察署、郵便局などの諸官公庁が稚内に移転。
明治33年には、宗谷村から分村し、稚内村が誕生します。
明治の終わりから大正時代にかけて、稚内から小樽や樺太間に定期航路が開設されると交通運輸の基地として発展を続け、昭和24年には北海道で14番目となる市制が施行されました。
第二次世界大戦後は、水産を中心に酪農と観光を加え、宗谷地方の行政・経済の中心地しての機能も果たしています。
市名の由来は、アイヌ語の「冷たい水の出る沢」を意味する「ヤム・ワッカ・ナイ」に由来するとのこと。
良質の水が出にくい土地の中で、付近を流れる小川が良い水だったことから付いた名と考えられています。

出典:稚内市 公式サイト
気候は、北海道内のほとんどの地域と同じ亜寒帯湿潤気候。
宗谷海峡に面している地域は海洋からの影響を受けやすい一方、内陸部は内陸型の気候となっており、時には10~15度近い程度の気温差が生じることもあります。
最高気温は低いのですが、海風の影響で朝晩の冷え込みはかなり緩く、最北の地という緯度の高さの割には温暖な環境かもしれません。
夏は、冷涼で晴れにくい季節。
気温が30度以上の「真夏日」となることは極めてまれで、2001年から2020年までの20年間は観測されたことがありません。
夏日(25度以上)ですら年間数日程度と少なく、一般的な感覚の「夏」がほぼないと言っていいくらい涼しいです。
冬場は晴れの日が極度に少なくなり、とくに12月は日差しがほとんどありません。
風も非常に強く、台風並みの暴風が吹くことも。
積雪は、道内でもやや多いといった程度ですが、弱い雪がずっと降り続くようなことも多く、暴風を伴って「ホワイトアウト」状態となることもあるため、やはり、過酷な地域であることを感じることでしょう。
そういや、毎年バイク乗りの方々が、宗谷岬で年越しをするイベントを行っていますね~
マジ、これだけは真似できそうもありません(笑)
稚内市は、なんと言っても水産業のまち。
北洋漁業を中心に発展してきました。
近海は海藻が豊富で、ホタテ貝やツブ貝、ミズダコなどが獲れ、1年を通して途切れることはなく、四季それぞれの味覚を楽しむことができます。
とくにおススメは、ミズタコ。
長く薄くカットした新鮮なミズダコを野菜と一緒に煮た昆布ダシにさっとくぐらせた「タコしゃぶ」はまさに絶品です。
農業は、冷涼な気候のなか、ジャガイモやカボチャなども栽培しています。
また市営の「宗谷岬肉牛牧場」では、自家産牧草を中心に与えた「宗谷黒牛」を飼育しており、濃厚な赤身と淡白な脂肪とのハーモニーが絶妙と評判です。
これらの水産、農畜産物は「稚内ブランド」としてカテゴリーごとに分けて認定していて、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は幌延町へふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
稚内森林公園までのルート
稚内森林公園は、稚内市の西側にある高台に位置しています。
森林公園と聞いて、山深い場所をイメージしするかもしれませんが、まったく逆です。
稚内市のほぼ中心にあると言ってもいい環境で、海側には市役所、警察署、消防署などの官公庁が立ち並びます。
もちろん、公園までの交通アクセスは良好で、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設も揃ってて利便性もバッチリ!
キャンプをはじめたばかりの方でも、不安のない場所です。
この公園は、市のシンボルであり、観光スポットのひとつでもある稚内公園に隣接しています。
ほぼ一本道で、ナビゲーションシステムの案内どおり進めば、はじめて来た方でも近くまでは行けるはず。

市街地を通る道道254号線から公園のある丘陵地に向かって西進すると、稚内公園の入口が見えてきます。
この先は、急こう配でつづら折りになっていますし、一方通行の個所もあるので、通行には十分気をつけてください。

稚内公園入口から650mほど進むと、分岐点があります。
ここを左折するように道なりに進むと、約1.4kmでキャンプ場。
右に曲がると、氷雪の門(ひょうせつのもん)があります。
氷雪の門は、正式名称を「樺太島民慰霊碑」と言い、かつて日本領土だった樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑です。
雪と氷の中で厳しく生き抜き、再びたくましく立ち上がった人々を象徴しているんですよ~
稚内森林公園キャンプ場を紹介するよ

まだ稚内市に行ったことのない方は、稚内公園?稚内森林公園?どっちなの?って思った方もいるはず。
まず最初に説明しておきますと、稚内市には、稚内公園と稚内森林公園という隣接するふたつの公園があり、キャンプ場は森林公園の中にあります。
というより、森林公園全体がキャンプ可能な公園で、稚内公園のあとから作られたんですね。
稚内公園は、昭和29年に開園した総合公園で、稚内市内を一望できる高台に位置しています。
昭和49年に稚内公園に隣接するように森林公園の造成に着手。
市民の方々の手により、エゾヤマザクラをはじめ、グイマツやアカエゾマツなど、道北ならではの木々が植樹されました。
両公園を合わせると、敷地面積はおよそ100ha。
開基百年記念塔や北方記念館、氷雪の門など、さまざまな歴史を物語るモニュメントが建っています。
また、5月の中旬にはエゾヤマザクラやヤエザクラが咲き誇り、道北の名所としても知られてるんですね~
高台からの展望はバツグンで、晴れている日には遠くサハリン(樺太)の島影も見られ、「短歌の道」や「文芸の小径」と名付けられた文化に触れられる散策路が園内を通っています。
稚内市を訪れる旅行者がキャンプをする場所というだけでなく、市民の方がアウトドアを楽しんだり、園内を散策したり、昔から市民憩いの場として親しまれてきたんですよ~

稚内森林公園をGoogleEarthで上空から見ると、こんな感じ。
公園は市街地の西側の丘陵地の森の中にあり、東側は住宅地です。
公園は、昭和49年に作られてから、実に50年近く市民や旅行者の憩いのオアシスとして愛されてきました。
古くからある施設のため、一部老朽化している物もありますが、何度か改修工事などが行われ、駐車場南側のトイレは新しめです。
また、しっかり管理が行き届いており、旧式の施設と言ってもキレイに維持されています。
長年にわたって旅行者が利用しやすい環境を整えてくれている稚内市や地元の方々には、ほんと、感謝しかありませんね~
キャンプ場は、東側に駐車場があり、その西側の森の中全体がテントサイトとなっています。
テントサイトと駐車場は隣接していますが、高低差が3mほどあり、階段を登らないとテントサイトへは行けません。
もちろん、テントサイト内への車両の乗り入れは禁止。
ただし、自転車については乗車しなければ、サイト内への持ち込みはOK。
テントに横付けしてキャンプができますよ~

これが駐車場。
アスファルト舗装敷きで白線で区画線が引かれており、普通車だと約40台が駐車可能。
区画線は普通乗用車サイズですが、割と余裕もあるし、端っこならキャンピングカーも止められますよ。
また、南西端にはバイク専用の場所が設けれられていて、だいたい15台ほど駐車できます。
ほぼ平坦ですから、荷物満載の大型バイクも止めやすいです。
ただし、キャンプ場の敷地の広さに対して駐車場はちょっと小さめかな。
夏の時期などは、地元の方やキャンピングカー利用の方で混み合うことも多く、テントサイトに余裕があっても車が止められないこともあります。
キャンプシーズン中は、なるべく早い時間帯に到着したほうがいいですよ~
テントサイトについて

公園の敷地全体がテントサイト。
区割りや境界はなく、基本的に共用の場所以外は、どこにテントを設営してもOKです。
地面は、芝地というより自然の草花が生えているって感じ。
裸地の部分もけっこうありますし、凸凹していて平坦な場所は少ないですね。
公園が丘陵地に作られているんで、駐車場側に向かってゆるやかに傾斜しています。
稚内市の公式サイトによると、森林公園の全体の面積は約50ha。
テント設営可能なエリアは、約1ha(10,000平方メートル)で、約100張りのテントを張ることができます。
場内設備は、東屋が2か所、炊事場が2か所、トイレが2か所、ごみ捨て場が2か所です。

駐車場とテントサイトの境界はこんな感じ。
テントサイトの方が駐車場より3mほど高く、階段を登って場内に入ります。
奥に行けば行くほど緩やかな上りになっているため、荷物の多い方は駐車場になるべく近い場所にテントを張る方が多いですね。
なお、駐車場に沿って南北に伸びている場所は通路なので、テントの設営は避けたほうがいいでしょう。

ここは、南側にあるトイレよりさらに南。
キャンプ場最南端のエリア。
木々が伐採されていて、開けた芝地のサイトになっています。
地面はなだらかに傾斜していますし、凹凸も多い感じ。
奥側に木製のテーブルとベンチシートが設置。
ファミリー用の大型のテントやタープでも余裕で張れる広さがありますね。
中央付近は日陰になるような場所もないので、とても日当たりがいい。
夏場は直射日光を遮るタープなどがあるといいかも。
夜はめっちゃ冷えることもありますから、とくに春や秋は防寒用の衣類、装備を忘れずに。

東に目を向けると、すばらしい景色が広がっています。
眼下に見えるのは、稚内市街地と宗谷湾。
時折、遠くから船の汽笛の音が聞こえてきたりして、旅情感たっぷりのキャンプ場なのです。

キャンプ場南側にある炊事場付近のテントサイトはこんな感じ。
テントサイトは、自然の地形をそのまま生かしていますから、地面が凸凹しているのは当たり前。
テントはちょっと張りづらいですが、昔から受け継がれてきた公園の雰囲気を壊さないよう、木の伐採は最低限。
そのため、草木が所狭しと伸びていて、ファミリー用の大型テント張れる場所は少なめです。

東屋です。
六角形デザインのかなりおしゃれな建物。
芝地の上に直接建ってるんじゃなくて、コンクリートブロックが敷いてあります。
雨の日でも足元が濡れにくい造りです。
東屋の下はレンガ敷きの床。
四方向に腰壁代わりの柵あり、残りの面が出入口になってますね。
林の中のため横風に強く、悪天候時の避難先にも使えます。

屋根下の中央には木製の小さなテーブル、柵にはベンチシートが取り付けられています。
テーブルが小さい分、スペースが広く、雨の日は、ここでテントをたたんだり、荷物を片づけたりできるんで、めっちゃ使い勝手がいい!
天気があまりよくないときは、とくにモトキャンパーは、この東屋近くにテントを張ると便利に活用できていいんじゃないかな。

場内には縦横に通路が通っています。
テントサイトとの区別がつきにくい場所もありますが、おおむねこのような直線になっているところは、通路だと思ってください。
車両の通行はないのんですが、エゾシカが通ります(笑)
いや、マジで。

こんな感じで、エゾシカの落し物をそちらこちらで見かけるんですよ。
テントを張るとき、歩くとき、足元には十分注意してください。
うっかり踏んでもたいしたことはないんですけど、気分的に落ち込みますから(笑)

駐車場に近い側の中央付近の通路は、コンクリートで縁取りがされているから、わかりやすいですね。
通路の両脇にはベンチシートやテーブルが設置してあります。

この辺りは、かなり人気の場所。
木製のテーブルとベンチシートが設置してあって、自前のイスなどを準備しなくてもいいので、すっごく便利。

駐車場に近く、通路沿いの北と南側には炊事場もある。
少し西にはトイレもあるため、使い勝手が良く、どちらかというと数日程度までの短期滞在の方が多い感じ。

木々も少なめで、平坦な場所も多い。
ただし、時期によっては駐車場側から強い風が吹くこともありますから、テントを張るときは気をつけてくださいね。

地面は山土の上に芝や野草が生えていて、ペグの刺さりは悪くありません。
傾斜地なんで、水はけのいい場所と逆にあまりよくない場所があります。
晴れているのに地面が湿っぽい場所は、雨が降ると水が溜まりやすいので、天候が悪い時は避けたほうがいいでしょう。

ここは、キャンプ場の北西側。
大きな東屋が建っていて、芝地が広がっています。
一番南側と同じように見通しの良い開けた場所で、家族連れの方やグループキャンプの方に向いているんじゃないでしょうか。
日当たりはバツグンに良く、一日を通して日が差し込んできます。
真夏はタープなどを用意するか、樹林帯寄りにテントを張るといいかも。
木々が木陰を作って日差しを遮ってくれますよ。

北西側にある東屋です。
コンクリートの土台の上に建てられていて、屋根も大きく雨の日に重宝しそう。
横壁はありませんが、木々に囲まれていますから、強風の影響も受けにくいと思います。
なにより、芝地より一段高くなっていて、雨の日でも足がぬかるまないのがいいですね。
中央の柱の下には木製のテーブル。
その周りを囲むようにベンチシートが置いてあります。

ここは、キャンプ場の奥の方。
位置で言うと、北西側にある大きな東屋よりも、さらに西です。
芝はほとんど生えておらず、地面がむき出しになっています。
平坦な場所も少なく、木の根が出ていたり、うねっていたりと、テントを張るにはちょっと厳しい環境です。

でも、ベテランキャンパーや長期滞在者は、人気の少ないこういう場所を好むもの(笑)
「ここに住んでるの?」って思っちゃうような方も、ちらほら見かけます。
海岸沿いの高台にあるという環境上、強風が吹き荒れる日も多いのですが、ここまで奥に行くと雨風には強いのかも。

市民の方が植樹したグイマツやアカエゾマツなど、道北ならではの木々がだいぶ育ちました。
駐車場側にもまして、「森林公園キャンプ場」の名前にふさわしく、森に包まれているかのような感じ。
森のざわめきと、鳥の鳴き声が心地よく聞こえてきます。

このキャンプ場は市街地には近いのですが、小高い丘を隔てているし、道路からも離れているため、一日を通してめっちゃ静か。
落ち着いたキャンプができること、間違いなし。
野趣あふれる雰囲気が好きな方、ブッシュクラフト的なキャンプを楽しみたい方にはうってつけの場所。
薪に使える小枝が、文字通り山ほどありますから、焚火好きな方にもおススメです。

ボクも、こうした林間サイトが大好き!
樹木に囲まれ、木漏れ日がめっちゃいい雰囲気です。
真夏の日差しや強風の影響を受けづらい場所ですし、テント同士が密集しないからプライベートスペースを確保しやすいですし。
緑に囲まれた癒しの空間は最高です!

気をつけたいのは、木の真下にテントを張る場合。
木陰を作ってくれるし、風抜けが良くて真夏でも快適なのはいいんですが、樹液が落ちてくることがあります。
樹液はめっちゃベタつくし、なかなか落ちません。
あと、虫とかが寄ってきたりもしますし。
木漏れ日がすっごく気持ちいいし、癒しの空間なんですけど、ちょっと注意が必要なんですよね。

稚内森林公園は、写真だけで見ると、ものすごい山の中にあるとんでもなく不便なキャンプ場って感じがしますよね。
でも、じっさいは、稚内市の中心地に近い高台の一角にあり、開場期間中は、キャンパーが途切れることはありません。
交通アクセスも良く、利便性も高いし、安心してキャンプができる点もメリットのひとつです。
公園内は、2~3人用の一般的なテントだと、約100張り設営可能ほど広いですが、駐車場や炊事場、トイレなどに近い人気の場所は混雑しがち。
予約も受付も必要がないため、テントの設営場所は早い者勝ちになります。
公園内には街灯がありますが、園内を明るく照らすほどではありません。
照明器具は絶対に忘れないようにしてくださいね~
スマホの電波は、バッチリ入りました。
トイレについて

トイレは駐車場の南側と、テントサイト中央付近の2か所。
どちらも水洗式で、南側の方が新しめです。
これは、南側のトイレ。
駐車場から少し離れた場所にありますが、車の進入はできません。

コンクリート土台の建物で、デザインがおしゃれな感じ。
駐車場に面した側に明かり取りの大きな窓が付いていて、入口は男女別。
近くに街灯が建っており、夜でも不安なく行き来できます。

これが男性用トイレ。
どうです?めっちゃキレイでしょ。
壁と床は白色のタイル張り。
建物は小さいながらも、鏡付きの手洗い場もちゃんとありました。
夜間照明もちゃんと付いているので、夜でも安心して使用できますよ~

男性用小便器が3つ。
水洗式で、隅々まできっちり掃除されていて、マジぴっかぴか。
キャンプ場のトイレというより、駅とか街中にある公衆トイレに近いくらい利用者が多いはずなのに、めっちゃキレイ。

大便用は、一般的なタンクレスの和式便座と洋式便座が1つずつ。
こちらも清潔に維持されています。
予備のトイレットペーパーもちゃんとありました。

洋式便座のある個室は、心持ち広めに作ってある感じ。
正面と壁に手すりがつけられています。
管理がいいのか、利用者のマナーがいいのか、新品のよう。
おそらく、その両方でしょうね(笑)
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座だと子供さんとか女性でも使いやすいと思います。

こっちはキャンプ場の中央付近にあるトイレ。
見た目がもう一昔どころか、このキャンプ場ができた昭和50年代くらいからあるんじゃないかって雰囲気。
表記の通り、トイレって言うより便所って感じ(笑)
コンクリート造りの建物で、高床式になっています。
入口がちょっとだけ地面より高いですから、夜間に利用するときは足元に注意してくださいね。
入口は男女別で、ドアがないため目隠しの壁が作られています。

男性用トイレはこんな感じ。
昭和の公衆トイレっぽく、いたってシンプルな造りですが、中は想像してたより、ずっとキレイだと思いませんか。
ブロックの壁に床は灰色系のタイル。
このトイレも掃除が行き届いていて清潔です。
小便器は3つで、ちゃんと水洗式。

大便用は、昔ながらのタンクレス水洗和式が2つ横に並んでいます。
昭和生まれの方は、老朽化とか旧式とかって思うより、懐かしささえ感じるはず(笑)
昔の駅のトイレとか、公園のトイレとか、小学校のトイレってこんな感じだったでしょ。

カギのかかりが甘くて間違ってドアを開けたとき、中で用を足している方のお尻が丸見えになるんですよね。
でも、このトイレのドアは内開きだから、カギをかけ忘れても大丈夫です(笑)
トイレは旧式で、慣れない方は使いづらいかもしれませんが、ほんと、キレイに掃除されてますよ。
トイレットペーパーもちゃんと備え付けてありました。
公共のトイレやキャンプ場の管理をするって結構大変なんですよね。
こんなにキレイに維持してもらって、ほんとありがたいですよね~
「キャンプ場の良さは、トイレのキレイさに比例する」ってのが、ボクの持論です(笑)
炊事場について

炊事場はテントサイト南側の林の中と、北側の駐車場寄りの通路沿いの2か所。
南側は屋根なしの露天で、北側は屋根付き。
どちらも旧式で、昔ながらのキャンプ場によくあるタイプ。
天候が悪い時や大人数で利用することは想定されてません。
ただ、老朽化は進んでいるものの、壊れとかがほとんどないし、機能的には必要にして十分だと思いますよ~

これは、南側の炊事場。
屋根なしの露天で、コンクリートブロックで囲った洗い場があるだけ。
めっちゃ簡素な水場ですけど、地面にもちゃんとブロックが敷いてあって、雨上がりとかでも足元がぬかるまないようになってる。
コンクリート製のシンクは3:2で仕切られ、大きい方には2つ、小さい方には1つ、いずれも横水栓の蛇口が付いています。
水はそのまま飲料水として使えるので、水だけ汲めればいいやって方なら問題はありません。

南側の炊事場と東屋の間には、露天の野外炉が5つ設置されており、炭などを持ち込めば、手軽にバーベキューを楽しむことができます。
設備は旧式ながらも、しっかりと手入れがされており、いつでも使える状態です。

野外炉はこんな感じ。
耐熱レンガをくみ上げて、コンクリートで縁取りした囲炉裏型のバーベキューコンロです。
炉の縁が広めに作ってあるし、木製のベンチシートがあるので、テーブル代わりにもなります。
屋根や夜間照明がないため、使用は晴れた日の日中に限られるとは思いますが、なかなか便利に使えそう。
あまり使われてなさそうでしたが、林間サイトの中に安心して火を扱える場所があるのはありがたいですね~

炊事場には、炭や灰を捨てる場所がちゃんと用意されています。
火事の危険があるので、火の始末はしっかりと。
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね。

これは、キャンプ場の北側にある炊事場。
もともとは露天の水場だったんだと思います。
あとから丸太を組んで屋根を作った感じですもんね。

外観は、昔ながらの洗い場と「かまど」を横並びにしたタイプ。
コンクリート土台の上に建っているんで、雨の日でも安心して利用できる造りになっています。
地面より一段高いんで、利用するときは足元に気をつけて。

洗い場はコンクリート製で、シンプルながらも両面使えるタイプ。
蛇口は、片側に3つ、反対側に4つの横水栓が付いています。
吐水口が回転しないんで、水を汲むときは問題ありませんが、容器がないと水が飲みづらいかな。
調理台はなく、シンクの縁にちょっとだけ物が置ける程度。
水は飲用水としてそのまま利用可能です。

かまどはこんな感じ。
コンクリートで壁を作り、安全に火を扱えるようにした場所みたいですね。
鉄製の足付きグリルが設置されていて、その下で火を焚く仕様です。
太めの薪でも燃やせる反面、火の調節は難しそう。
使った跡は、まったくなし。
最近はキャンプ場の中にある「かまど」を使う方がかなり少なくなってきてますね。
個人でコンロを用意する方がほとんどだと思うんで、あまり使われないんでしょう。

炊事場の脇に炭や灰を捨てる感が置いてありました。
火事の危険があるので、火の始末はしっかりと。
一般ごみを混ぜて捨てたりはしないようにしてくださいね。

南側の炊事場と同じく、北側炊事場の周囲にも野外炉が設置してあります。
駐車場にも近いし、利用者の邪魔にならないようにテントを張れば、かなり使い勝手のよさそうな場所です。
天候があまりよくないときは、テーブルやイスって出したくないんですよね。
そんなときは、こうした場所にテントを張ると既存の設備を使えるし、設営も撤収も素早く行えるのでおススメ。
ごみ捨て場について

ボクがこのキャンプ場に来て、一番驚いたのがごみを捨てる場所があったこと。
いや、普通あり得ないっしょ?
有料キャンプ場でさえ、ゴミ持ち帰りのところが増えてきているというのに、公園型の無料キャンプ場のここはごみ捨てOKとか。
ほんと、稚内の方には感謝しかありません。

ごみを捨てる場所は、北と南の炊事場近くにあります。
これは南側の炊事場近くの通路沿いのほう。
ごみを捨ててもいいと言っても、制限なくなんでもそのまま捨てられるわけではありません。
しっかりルールとマナーを守って分別してから捨てましょう。

分別の仕方は、ペットボトル、缶、ガスとスプレー缶、びん類。
スプレー缶まで捨てていいなんて、キャンパーにとっては天国みたいな場所。
ありがたやありがたや。

一般ごみは、こちらの蓋つきのドラム缶の中へ。
ペットボトルなどの資源ごみを混ぜて捨ててはダメですよ。
この公園は、エゾシカなど野生動物がたくさん生息していますから、蓋をしっかり閉めて荒らされないようにくださいね。

こちらは、北側の炊事場近くにあるごみ捨て場。
分別の方法は同じです。
炭や灰などは、炊事場にある灰捨て場へお願いします。

ちなみに、炊事場にあった注意書きがこちら。
キャンパーの方は魚の内臓を捨てるようなことはしないと思うんですけど、湾内で釣りをしてここで調理する方とかいるのかも。
ヒグマとか呼び寄せちゃうと大変なことになるんで、こうしたごみは絶対に放置しないようにしてくださいね~
利用上の注意事項について

キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
ただし、ここはキャンプ場でもありますが、市民の方のための公園でもあります。
散歩する方もいるでしょうし、公園で遊ぶ家族連れの方もいるでしょう。
一般の公園利用者の迷惑にならないよう、常識的な範囲でテントを張りましょうね。
公園内(テントサイト)へ入れるのは、自転車のみ。
ただし、通路内を走行するのは禁止。自転車は降りて押してくださいね。
車中泊は禁止していませんが、エンジンのかけっぱなしによる騒音トラブルや車両火災に注意。
駐車場内でタープを張って宴会をしたり、テントを張るような行為は絶対しちゃダメ。
打ち上げ花火やカラオケ、発電機などの「大きな音や光が出るもの」の使用も避けたほうがいいでしょう。
大声を出したり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
森林公園ですから、立木や植物などの採取もダメですよ。
薪にとして使うのは、落ちている枝だけにしてくださいね~

焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用して煮炊きを行ってください。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
夜間は管理人さんがいませんし、ここは森の中のキャンプ場。
火事になったら、そう簡単に消火できません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
公園内は、ペット同伴OK。
最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
リードをしっかり付け、フンの処理を確実にお願いします。

ぜったいに守ってほしいのが、ごみの分別と適切な処理。
このキャンプ場は、稚内市のご厚意により、ごみを分別すれば捨ててもOK。
こんな貴重なキャンプ場は、道内でもほとんどありません。
しっかり分別してから捨てるようにしてください。

このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね。
ちなみに、公園内をエゾシカが当たり前のように歩いていました。
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
入浴施設の紹介
稚内市内には、日帰り温泉施設「ヤムワッカナイ温泉 港のゆ」があります。
キャンプ場から市街地に向かって約4km。稚内港のすぐ近くで車だと約10分。
稚内市第一副港にある複合商業施設「稚内副港市場」の2階にあります。
稚内副港市場は、昔の稚内商店街などを再現した、いわゆるレトロな雰囲気を売りにした商業施設で、平成19年にオープンしました。
市場には、日帰り温泉や飲食店、土産物店など多数のテナントが入っていたのですが、経営不振のため、令和2年に一部の直営店が閉鎖になってしまったんです。
その中には、「港のゆ」もあったんですけど、市が約1億円の費用をかけて改修し、令和4年の10月にリニューアルオープンしたんですよ~
「港のゆ」は、旧来の日帰り温泉というより、スーパー銭湯と言った方がいいかも。
しかも、天然温泉なんですよ、ここ。
リニューアルしたばかりで設備は充実していて管理はバッチリ。
館内は、めっちゃ清潔で、床は滑りにくい石のタイル張り。
小さなお子さんからお年寄りまで気持ちよく利用できる環境です。
温泉入浴施設としては言うことなし!
稚内港を一望できる展望露天風呂や開放感溢れる大浴場のほか、高温風呂、中温風呂、ジェットバス、サウナ、水風呂など、豊富な浴槽を取り揃えている。
温泉マニアもサウナファンも、思わずにっこりの入浴施設です。
泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
以前は、含食塩 - 重曹泉って呼ばれてた泉質ですね~
一般的な感想として、お湯はちょっと黄色味かかっていますが、ほぼ無色透明。
お湯は、つるっとした湯ざわりで、湯上がりに肌がしっとりすべすべになることから「美肌の湯」とか「美人湯」なんてキャッチコピーが付いていることもありますね。
炭酸水素塩泉は、肌の不要な角質や、毛穴の汚れを取り除くため、入るだけで石鹸で体を洗ったように体が清潔になる効果があります。
そのため、「清涼の湯」なんて呼ぶことも。
神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、きりきず、やけどなどに効果があるようです。

出典:ヤムワッカナイ温泉 港のゆ 公式サイト
入浴時間は、10時から夜の22時まで。(最終受付21時30分)
基本的に年中無休の営業です。
入浴料金は、大人(高校生以上)680円、小中学生が300円、未就学児100円。
スーパー銭湯らしく、リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実していて、タオルだけ準備すればOK。
レンタルタオル(300円)やオリジナルのフェイスタオル(200円)の販売もありますから、まったくの手ぶらで来ても問題なし。
リニューアルしたばかりの清潔感あふれる施設で、天然温泉のスーパー銭湯がこのお値段ってのは、めっちゃリーズナブル。
本土の最北端の自然と天然温泉を同時に楽しめちゃうなんて、最高すぎます!

出典:ヤムワッカナイ温泉 港のゆ 公式サイト
無料の休憩スペースも充実していて、ゆったりとマンガを読めるリラックススペースや小さなお子様が安心して遊べるキッズコーナーが用意してあります。
マンガの本は有名な作品を中心に、なんと5,000冊も取り揃えているらしく、3か月に一度、東京から専門家を呼んで、流行などを考慮して更新しているんだそう。
ぶっちゃけ、日中はここで過ごして、夜だけキャンプ場で寝ればいいんじゃないかな(笑)
稚内副港市場にはレストランもあるし、海産物などのお土産品も販売しているし、昭和を感じられる飲み屋街まで揃ってる。
キャンプ場というより、稚内市を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい観光スポットのひとつです。
なお、利用に関する詳細は、公式サイトをご確認ください
ふるさとの森 森林公園キャンプ場のデータ
| 名前 | 稚内森林公園キャンプ場 |
| かな | わっかない しんりんこうえん きゃんぷじょう |
| 住所 | 北海道稚内市中央1丁目 |
| 連絡先 | 稚内市建設産業部農政課 農業振興・委員会グループ(電話番号:0162-23-6481) |
| 管理者 | 稚内市 |
| 営業期間 | 例年5月1日から10月31日まで |
| 料金 | 無料(予約・受付必要なし) |
| ジャンル | 林間フリーサイト(車両乗り入れ不可、自転車のみ可) |
| 施設 | テントサイト、炊事場、トイレ、東屋、ごみ捨て場、駐車場 |
| 備考 | ごみ分別処理可、直火禁止、ペット同伴可 |



