ここからが本番だ。準備はOK?

あ、ちがうちがう。ここからが本番でした。
ところで、ガールズアンドパンツァーを全然知らないっていう方おります?
あ、少しいるんですね。
それでは、少しお時間をいただいて、ガールズアンドパンツァーを紹介しましょう。
ガールズ&パンツァーとは
ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)は、アクタス制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品、および、これを原作としたメディアミックス作品。
2012年10月から12月までと2013年3月に放送された。全12話+総集編2話。略称は「ガルパン」
作品解説
戦車同士の模擬戦が伝統的な女性向けの武道として競技化され、戦車道と呼ばれて華道や茶道と並ぶ大和撫子の嗜みとして認知されている世界を舞台に、戦車戦の全国大会で優勝を目指す女子高生たちの奮闘を描くオリジナルアニメ。
兵器である戦車を女子高生たちが運用するという、男性のアニメファンにアピールするようなミリタリーと萌え要素を併せ持ちつつも、死者の出ない戦闘とスポーツものの約束事を踏襲した物語が描かれ、戦争と死といった背景から切り離された戦車戦を描いている。
主人公たちの拠点となる高校は、巨大船舶の上に築かれた海上都市に所在する設定だが、その母港は茨城県東茨城郡大洗町であることが描写されており、サンクス(現・ファミリーマート)の他、大洗町の店舗や宿泊施設、交通機関、役場や商工会などが協力・応援しており、街並、各種施設、交通機関がほぼ忠実に再現され、一部は実名で登場する。
引用元:Wikipedia「ガールズ&パンツァー」
ガルパンの世界、お分かりになりました?
ガルパンは、ひとことで言ってしまうと、アニメです。
でも、アニメの中だけにとどまらず、現実にある茨城県東茨城郡大洗町(いばらきけん ひがしいばらきぐん おおあらいまち)とのコラボがまた魅力的なんです。
大洗町とガルパンのつながりについては、大洗にツーリングに行ったときにでも、またお話ししましょう。
ガルパン放映開始から5周年を記念して開催した大規模原画展が、「ガルパン博覧会」です。
ここから先はガルパン博覧会の内容オンリーです。バイクやキャンプの話は出てきません。
この記事を読んでいる時点で、すでに博覧会は終わっちゃっているんですけど、行きたくても行けなかった方もいると思いますし、博覧会自体を知らなかった方もいると思います。
そういう方のために、雰囲気だけでも伝わればなあ、という思いで書きますので、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
ガールズ&パンツァー博覧会会場に入ったよ
チケットは用意した?OK!
財布の準備は?OK!
トイレは済ませた?OK!
では、いざ、パンツァーフォー!

キマシタワー!
入場受付のところで、別途800円が必要にはなりますが、音声ガイドを借りることができます。
音声ガイドは、みほ・まほバージョンとミリタリースタッフバージョンの2種類。
ボクは、いい年したおっさんですが、みほ・まほVerをリクエスト。
こういうときは、変にはずかしがっちゃいけないんです。
受付スタッフの目をしっかり見つめ、真剣なまなざしで堂々と言いましょう。
「音声ガイド、みほ・まほVerで」と
博覧会会場内はほとんどが撮影禁止ですが、ココ、入り口と声優さんが着用したパンツァージャケットを展示してある場所は撮影可能です。
コンパニオンさんもいて、声をかければ、撮影させてもらえます。
ここもね、恥ずかしがったり、遠慮してはダメ。
落ち着いて、余裕を持った声で話しかけましょう。
あせると、声が裏返ってみっともないですからね。
慣れない方は、発声練習をしておいたほうがいいかもしれません。
声をかける準備はOK?

「すみません、撮影させてもらってもいいですか?」
ボクは、何度かリハーサルをしていたので、落ち着いて話しかけることはできました。
しかーし!やはり内心の動揺が写真に出てしまいました。
題字の「ガールズ」が見切れてるー!
ま、しょせんボクは、こんなもんです。
みなさんは、イベントに参加するときは、こういう失敗をしないように、いろいろ想定して練習に練習を重ねてから行ってくださいねー。
撮影可能な「声優さんが着用したジャケット」の展示コーナーです

西住みほ役の渕上舞さんが着用したジャケットです。
すっごく小さいっす。小さいっていうか細いっていうか。
ジャケットを見るだけで、脳内で西住みほのセリフが再生されちゃう。
「今がチャンスなんです!当てさえすれば勝つんです!あきらめたら、負けなんです!」
あ、当てなきゃどうなるってツッコミはなしでお願いします。

生徒会広報、河嶋桃役の植田佳奈さんが着用したジャケットです。
西住みほの
「今がチャンスなんです!当てさえすれば勝つんです!あきらめたら、負けなんです!」
というセリフで、仲間を鼓舞(こぶ)したのに、
「いやもうダメだよぉ、柚子ちゃぁぁん」
と返す、河嶋桃はチョー最高!!

バレー部キャプテン磯部典子役の菊地美香さんが着用したジャケットです。
脳筋キャラに思われがちですが、ぜんっぜんそうじゃありませんから!
ちゃんと頭も使って、考えて行動してます。
「少しだけ頭使って、あとは根性」
は、現実でも使いたいすばらしい名言ですねー

エルヴィン役の森谷里美さんが着用したジャケットです。
カバさんチームは、一人ひとりのセリフと言うより、チームの4人が目の前のことに対して「○○だろう」、「いや○○だ」などと歴史上の事柄に例え、最後に「それだ!」と唱和するシーンが魅力です。

澤梓役の竹内仁美さんが着用したジャケットです。
ボクは、チームとしては澤梓率いる1年生ウサギさんチームが一番好きです。
練習試合でこそ戦車を捨てて逃げ出しましたが、そのあとの逆境でもあきらめない西住みほらの活躍に心を打たれ、未熟なチームがだんだんと成長していく姿は涙なしには見られません。
王道中の王道、だけどそれがいいんです。
澤梓のセリフ、
「今度は逃げないから」
と
「ヤークト、西住隊長のとこに絶対行かせちゃいけない」
は、ホント、胸が熱くなりますよー
あ、そうそう。竹内仁美さん、ご結婚&ご懐妊、おめでとうございます。

園みどり子、後藤モヨ子、金春希美の3役(だけどギャラは一人分)の井澤詩織さん着用のジャケットです。
井澤詩織さんて、色気がすごいというか、えっちぃな感じがしますよね。
叱り役である河嶋桃の補佐的な立場として登場した、風紀委員長の園みどり子ですが、日常パートでの冷泉麻子との掛け合いが魅力です。
そど子の名言として「ルールは破るためにあるのよ!」がグッズになっていますが、ボクは、こちらを押します。
「冷泉さん、あとは頼んだわよ。約束は守るから」

ナカジマ役の山本希望さんが着用したジャケットです。
誰もが認める大洗女子学園勝利の影の立役者、自動車部のリーダーですね。
名セリフは、やはり「行け、超音速の貴公子!」でしょうか。

ねこにゃー役の葉山いくみさん着用のジャケットです。
最後の最後に仲間に加わったアリクイさんチームで車長を務めます。
決勝戦が初の舞台。見せ場がまったくなく、開始直後に撃破されてしまいます。
だけど、結果としてフラッグ車(撃破されると即負け)の盾になったこの行動がなければ、勝利はなかったはず。
そして、劇場版では、テレビ版決勝戦での筋力不足を反省し、トレーニングを重ねた結果からのこの撃破。
アリクイさんチームの筋肉撃破。
弾頭ポイ投げからの片手装填のリズムが凄く好き。
ちなみにこの弾6.6キロあります。#伝わらないかもしれないけどガルパン劇場版の好きなシーン pic.twitter.com/xWLIvtvXiB— kashiwasan (@SanTsc12) 2016年6月5日
劇場版屈指の名場面と言ってもいいんじゃないでしょうか。
まとめ
さて、博覧会のメインである原画の展示場所は撮影禁止エリアです。
会場内の写真はありません。
だけど、どういうものが展示されていたか、言葉だと全然伝わらないと思うので、参考になる画像を貼りましょう。

これは、ボクが会場で購入した「ガールズ&パンツァー博覧会公式図録」の1ページです。
このような原画がテレビ版、OVA版、劇場版、最終章版など、それぞれ名セリフとともに、たくさん展示されていました。
原画を見て、バックに流れるガルパンのBGMと音声ガイドで主人公のひとりである西住みほの声を聞いたら、めちゃくちゃ感動しちゃいました。
ガルパンは、東日本大震災のすぐあとに作られたアニメなんです。
すべて震災復興のためということではありませんが、震災と原発事故の影響に苦しむ茨城県大洗町の復興にも一役買ったアニメです。
アニメの中の彼女たちの軌跡、ガルパンが歩んできた5年間の軌跡、そして、震災後、ボクが経験してきたいろいろな軌跡が頭の中に浮かんできて、マジ、涙がこぼれそうになりました。
ええ、わかってます、わかってます。
いい年して我ながら単純だなあって思いますよ。
でも、最終日に博覧会に来てよかったって、ホント心の底から感じたのも事実。
そんな思いを胸に新潟市マンガ・アニメ情報館をあとにして、帰路についたのでした。
おしまい!