こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
2018年7月中旬、全国的に記録的な猛暑となったこの週、バイクで九州一周ツーリングに行ってきましたよ~
今回は九州ツーリング4日目、鹿児島県の立神公園を出発して、長崎県の雲仙にある田代原キャンプ場までの様子をお届けします。
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今回のルート紹介
鹿児島県南大隅町にある立神公園を出発し、本土最南端の佐多岬(さたみさき)に行ったあと、国道220号線を通って桜島(さくらじま)にわたり、そこから鹿児島県姶良市を経由して長島町まで行ってフェリーに乗り、熊本県天草市(あまくさし)を目指します。
天草市からは、国道324号線を走り、熊本港から長崎県の島原市にわたって、田代原キャンプ場まで向かうルートです。
移動距離は450km、時間にして約10時間49分(休憩時間を除く)です。
一週間の九州一周ツーリングの中で一番移動時間の長い日でした。
フェリーの乗船時間に遅れないようにするため、道中の寄り道観光はほとんどありません。
ず~っと走りっぱなしの一日です。
でも、バイクツーリングって、ただ走っているだけでも楽しいんですよね~
本土最南端の佐多岬はこんなところだよ
九州一周ツーリング4日目、午前4時に起きました。
気温は26度。海のすぐそばの立神公園は涼しく、寝苦しいこともありませんでした。
日の出にはちょっと早いけど、虫がいっせいに鳴きだしましたね。
まずは佐多岬を目指しましょう。
立神公園から佐多岬までの距離は27.4km、時間にして37分です。
早朝の国道269号線は、まったく車の通りはありません。
ボク一人だけバイクを走らせています。
いくつかの集落を抜けて進めども進めども、なかなか佐多岬に着く気配はありません。
なんでだろうな~。同じような風景がずっと続いているからかな~
つきそうでつかないような、そんな感じ。
おお!ようやく佐多岬が見えてきた感じ。
あと8kmかあ。一気に行くぜ~
ほい、2016年9月7日に新たに完成・除幕式を行った「北緯31度のモニュメント」に到着です。
佐多岬の突端から北に約600mの場所が、ココ。
あくまで北緯31度の場所であって、本土最南端ではありませんよ~
北緯31度線は、アメリカのニューオーリンズやインドのニューデリー、エジプトのカイロと同緯度なんです。
佐多岬一帯はここ数年、観光誘客の強化を図るため、展望台や遊歩道、駐車場などの整備を進めています。
総工事額約30億円の計画で、2018年9月に完了予定だそう。
ボクが行ったのは、2018年7月なので、一部まだ工事中でした。
北緯31度のモニュメントから先に進むと、いよいよ本土最南端佐多岬展望公園への入り口、第一駐車場に到着です。
写真は、佐多岬のシンボルにもなっている樹齢約80年のガジュマルです。
熱帯の植物のため、日本では九州の屋久島とか種子島以南に分布しています。
第一駐車場から先は、車もバイクも乗り入れ禁止です。
徒歩で行くことになります。
この工事中のトンネル、真っ暗な中を通ったんですが、突然、自動音声が流れてちょっとビックリしました(笑)

引用元:鹿児島県ホームページ
佐多岬第1駐車場から徒歩→トンネル→御崎神社→遊歩道→佐多岬展望台→本土最南端
佐多岬までの道のりは、こんな感じ。
第1駐車場のある公園エントランスから距離約800m、徒歩で約30分かかります。
すっごくキレイに整備されているんですけど、一部整備途中で荒れていた場所がありましたし、勾配がきつく階段も多いので、歩きやすい服装で行ったほうがいいと思います。
目指す新展望台は、向こうにちっさく見える白色の建物です。
鬱蒼(うっそう)とした南国ムードたっぷりの木々の中を進むこと約400m。
ここが、本土最南端の佐多岬にある縁結びの御利益があると伝わる「御崎神社」です。
そういえば、前日立ち寄った宮崎県最南端の岬、都井岬にも「御崎神社」がありましたね~
そのときの記事はこちら
九州一周ツーリング3日目(鹿児島県~長崎県)
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御崎神社は、1300年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。
1609年(慶長十四年)に薩摩藩が琉球に出兵した際に大将の樺山久高が御崎神社に戦勝を祈願し、無事任務を果たしたので現在の場所へ社殿を建立したと言われています。
祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、底津少童命(そこつわたつみのみこと)、中津少童命(なかつわたつみのみこと)、表津少童命(うわなかつみのみこと)で、海の安全や縁結び、五穀豊穣、商売繁盛などのご利益が得られるそうです。
御崎神社を過ぎて、展望台へ向かう道です。
ココから先は、整備が終わっていて歩きやすいですよ~
夜明けは近いです。
南東の方角から太陽が昇ってきますので、日の出を見るのでしたら、31度線モニュメントのあたりか新展望所あたりがベストポイントかな。
場所によっては地形が邪魔して、ちょうど水平線から昇る太陽がみられなと思います。
あたりは真っ暗で、野生の動物がたくさんいるし、足元にはフナムシがうごめいてたりするので、日の出前に佐多岬を訪れるときは、十分気をつけてくださいね~
平成30年1月16日から一部が開放された新展望所に到着です。
新展望所から見える景色。
奥に見える山が、鹿児島県指宿市にある標高924mの火山「開聞岳(かいもんだけ)」です。
その見事な円錐形の山容から別名「薩摩富士」とも呼ばれています。
今いる大隅半島のから錦江湾(鹿児島湾)を挟んだ向かい側、薩摩半島の南端にある山ですね~
写真に写るのは、佐多岬灯台(さたみさきとうだい)です。
鹿児島県大隅半島の先端にある佐多岬のさらに50m先の沖、大輪島の断崖上に立つ、白亜の大型灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれています。
1866年(慶応2年)5月に、アメリカ、イギリス、フランス、オランダの4ヶ国と結んだ「改税条約」(別名、江戸条約)によって建設することを約束した8ヶ所の灯台(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊王島、佐多岬、潮岬)の一つ。
日本の「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計・指導した鉄造灯台で、1871年(明治4年)10月18日に完成、初点灯しました。
昭和20年、大東亜戦争の空襲で焼失、現在の灯台は昭和25年に再建されたものです。
佐多岬灯台データ
光の届く距離は、約39キロメートル
地上からの高さは、約13メートル
海上からの高さは、約68メートル
ついにたどり着きました。
本土最南端、佐多岬です。
鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠に位置する大隅海峡に面する岬で、北緯30度59分10秒、東経130度39分42秒。
ちなみに日本最北端の宗谷岬までは、直線距離で約1880kmあります。
こちらが北海道稚内市にある宗谷岬です。
奥に見えるモニュメントは、北極星の一稜をモチーフにしたデザインで、中心にあるNの文字は「北」(North)を、台座の円形は「平和と協調」を表しているんだとか。
宗谷岬に比べると、佐多岬の周辺施設は最近整備が進んだこともあって、すっごく立派に見えますね~
試される北の大地と南国ムードたっぷりの南の地の雰囲気の違いが感じられます(笑)
ド迫力の桜島に行ったよ
佐多岬からキャンプ地の立神公園に戻り、テントを片づけて、大隅半島を北上、桜島を目指します。
垂水市内でコンビニ強盗発生!
鹿児島県垂水市の手前あたりで、対向車線で警察が検問をしていました。
交通取り締まりって感じじゃないなあ。
刑事っぽい人もいるし。
ボクのように垂水市に向かう車は止められず、垂水市から出ていく車だけを止めているようなので、垂水市内で何か事件があったっぽい。
な~んって思いながら進んでいると、鹿児島県垂水市浜平地内にあるファミリーマート北方浜平店のまわりに大勢の警察官の姿が。
立ち入り禁止の黄色いテープでぐるっと囲ってあるし、おそらくコンビニ強盗かも。
帰宅後調べてみたら、ビンゴ。
以下、鹿児島県警の情報です。
平成30年7月17日(火)未明、鹿児島県垂水市の「ファミリーマート北方浜平店」に男が押し入り、現金を奪って逃走する強盗事件が発生。
同店では7月2日(月)にも強盗被害にあっている。
また6月26日には、隣接する鹿屋市のコンビニエンスストアでも同様の強盗事件が起きており、同一犯による連続強盗の可能性もある。
警察では、鹿屋市・垂水市における連続強盗事件として犯人の行方を追っている。
【犯人の特徴】
○身長は,170~175センチくらい。
○右手にケガをしている可能性がある。
○7月17日(火曜日)の犯人の遺留品
○帽子:Dickies(ディッキーズ)
【心当たりの方は】
○鹿屋警察署へ情報提供をお願いします。
○鹿屋警察署の電話番号
0994-44-0110
パッと見ただけで桜島ってわかるよな
長距離ツーリング中のライダー、とくにソロキャンパーって、荷物満載だし、あんまりキレイな格好していないし、すっごく怪しいヒトに見えそうなんですが、ボクは警察に止められることもなく垂水市街地を抜けました。
すると目の前に白煙を上げる山が・・・
ああ、もうね、コレだけでわかっちゃいす。
あの山が桜島(御岳:おんたけ)だと。
ほとんどの山は、パッと見ただけじゃ、なんていう山かわからないんですが、富士山と桜島だけは別。
はじめてみた人でも間違わないでしょう。
そのくらい印象的な山ですよね~
国道220号線、通称佐多街道から桜島へ向かう国道224号線との分岐手前から。
ひゃああああ!すげぇぇぇぇぇ!
これが桜島かあ・・・
もんのすごい迫力です。
桜島は、日本の九州南部、鹿児島県の鹿児島湾(錦江湾)にある東西約12キロメートル (km)、南北約10 km、周囲約55 km、面積約77平方キロメートルの火山。
鹿児島のシンボルといわれています。
高さ1,117ⅿの北岳と南岳の2つの主峰から成る複合火山(北岳、中岳、南岳を総称して御岳と呼ぶ)で、霧島錦江湾国立公園に指定されています。
桜島は約26,000年前に誕生し、17回の大噴火を繰り返してきました。
以前はその名の通り「島」でしたが、1914年(大正3年)の噴火で流れた溶岩によって海峡が埋め立てられ、大隅半島とつながり、陸続きとなりました。
そのため、桜島は名前に島とありますが、島ではなく、山なのです。
ここは、道の駅「桜島」火の島めぐみ館。
物産直売所があって、地元の農家が丹精込めて育てた旬の野菜や果物がたくさん並びます。
特にオススメなのは、熟れる前の青い小みかんと桜島椿油で作った「青切り小みかんドレッシング」だそうです。
残念ながら、まだ開店前でした。
それにしても、地面には火山灰が雪のように積もっているのが見えますか?
ホントすごいんですよ。すれ違う地元の車にもたくさんの火山灰が積もっていましたし。
今も毎日のように噴火を繰り返しているんですね~
噴火も日常。とともに暮らすのだ
こちらが、噴火に備えて道路に設置されている退避壕。
道行く小学校低学年と思われる児童は、黄色い帽子ならぬ黄色いヘルメットをかぶっていました。
桜島には現在約4,600人が暮らしています。
古くは縄文時代から、この地での生活を始めていたそうです。
なぜ、こんな危険な場所にずっとヒトが住んでいるのかなあって、不思議に思ったんですが、火山がもたらす恵みがあるからなんだって。
桜島大根をはじめとする農作物、日々の疲れを癒す温泉、山や集落の美しい景観は、火山の恵みのおかげ。
噴火も日常生活の一部ってこと。
ま、たしかにボクはずっと太平洋側に住んでいたんで、津波やら暴風雨の災害にあいました。
東北なんで、たまに雪害もあります。
そういう自然の災害も恵みも受け入れて暮らしていくものなんでしょうね。
住めば都ってね。