フェリーに乗って天草へ
桜島は、た~くさんの観光スポットがあるんですが、この日は長崎の島原まで行かなきゃならないので、桜島観光はそこそこに鹿児島県出水郡長島町にある蔵之元フェリー乗り場に向かいます。

ここが、三和フェリー(三和商船株式会社)の蔵之元港フェリー乗り場です。
三和フェリーは、一日10便、蔵之元と熊本県天草市牛深港を往復運航しています。
時刻表は、下記のとおり(三和フェリーHPより抜粋)
運賃は、車の場合の片道料金は、車体の長さ3m未満が1650円、3~4m未満は2160円。
バイクの場合の片道料金は、125cc未満が530円、125~750㏄未満が870円、750cc以上が1500円です。
料金には運転手一人分の運賃が含まれていますよ~。
車なし、ヒトのみの料金は、大人が490円、子供が250円で、車も人も往復料金は若干の割引があります。
詳しくは三和フェリーのHPで確認してくださいね。

フェリーがやってきました。乗り込む準備をします。
船の名前は第二天長丸。
全長53.35m、幅12.50m、総トン数577トン。
車輌搭載台数は、大型バス8台と大型乗用車5台。乗用車のみの場合は約35台。
旅客定員は、350名です。
ちなみに、九州にわたるときに乗ってきた名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」は、
全長183m、全幅27m、総トン数15,000トンでした。

11時20分、時間通りに出発です。
約40分間の船旅の始まりです~

船内は明るくとてもキレイ。エアコンが適度に効いていて、ゆっくりくつろげますね。
船内にはジュースの自動販売機や売店がありますが、値段は、普通の小売店と変わりません。

向こうに見えるのが、天草市です。
このデッキから眺める風景がサイコー!
気温は35度以上ありますので、直射日光がちょっと辛いけど、風が気持ちいいです。
バイクで走るのもいいけど、こうしてフェリーで目的地を目指すのもワクワクしますね~

40分はあっという間でした。
ここは、三和フェリーの牛深港フェリー乗り場です。
次は、126km離れた熊本港からフェリーに乗る予定なので、先を急ぎましょう。
国道266号線を北上し、天草市、上天草市へとバイクを進めます。

熊本県で有名な絶景ロードと言えば、初日に通ったやまなみハイウェイを代表とする阿蘇方面が定番だと思います。
でも、ここ266号線も負けてませんよ~
もともと天草は島でしたが、昭和41年9月24日に開通した天草五橋(あまくさごきょう)と呼ばれる5つの橋によって、熊本県宇土半島先端の三角(みすみ)から、天草諸島の大矢野島、永浦島、池島、前島を経て天草上島までが結ばれました。
開通当初は有料道路でしたが、9年目で無料化。
今は、現在は原付バイクを含め、どんな車でも自由に走る事ができるようになりました。
この5つの橋の間の国道266号と重複して走る国道324号の約15kmのルートは、天草地方で真珠の養殖が盛んなことから「天草パールライン」と名付けられました。
一般道のため、観光目的のいわゆるスカイラインとは違いますが、写真のとおり展望は抜群なんです。

第二号橋(大矢野橋)から第五号橋(松島橋)の間は、距離にして3km足らずですが、小さな島づたいになっていて、両側の海には大小さまざまな島が浮かぶ風景は、天草松島と呼ばれています。
ここからの光景は、宮城県の松島、長崎県の九十九島と並んで日本三大松島のひとつにも数えられていますよ~

小腹が空いたので、道の駅「天草」で小休止。

熊本名物の「いきなり団子」を買いました。
いきなり団子っていうのは、輪切りにしたサツマイモと小豆あんを餅、または小麦粉を練って平たく伸ばした生地で包み、蒸した郷土菓子のこと。
名前の由来は、いろいろあるみたいですね~
短時間で「いきなり」作れるという意味。
来客がいきなり来てもいきなり出せる菓子という意味。
生の芋を調理する「生き成り」(いきなり)という語句の意味。
熊本の一部地域の方言で「ざっとしている」ことを「いきなり」と言うので、ざっと作れる菓子の意味。
ま、いずれにせよ、「簡単に作れる団子」ってことだと思います。

こちらが裏側。サツマイモがそのまんま。
生地が半透明で、中のサツマイモやあんがうっすらと透けて見えます。
最近ではお土産モノとして凝った作りのいきなり団子もあるようですが、このいきなり団子は、昔ながらのシンプルなやり方で作られてますね~

中には小豆あんがた~っぷり。
ほっこりと蒸かされた厚切りのサツマイモの自然な甘さに小豆あんのねっとりとした甘さが加わって、めっちゃウメー!
ほんのり塩味が効いたもちもちの生地とのバランスがサイコー!
地元のおばちゃんが手作りしたっぽい、このいきなり団子、絶妙のウマさでしたわ~
フェリーに乗って島原へ
天草五橋の第一号橋、天門橋(てんもんきょう)を通って、熊本県宇城市の宇土半島に渡りました。

写真が天門橋。
これで天草諸島とお別れです。
今回は時間がなくてず~っと走りっぱなしだったけど、次に来たときはもっとゆっくり見て回りたいですね~

熊本港に到着しました。
熊本港と長崎県の島原港を結ぶフェリー会社は2つあります。
ボクが乗った九商フェリー(移動時間60分)と移動時間30分の高速フェリー「オーシャンアロー」を運航する熊本フェリーです。
運航時間や料金が違うので、詳しくは運航会社のHPで確認してください。
オーシャンアロー号がめっちゃカッケェんで、そういう理由で選ぶのもいいかも。
九商フェリーの時刻表と運賃について
九商フェリー時刻表(通常便)
※4月〜12月の土・日・祝日は、島原発10便が19:05に変わります。
九商フェリー運賃
車の場合の片道料金は、車体の長さ3m未満が2310円、3~4m未満が2760円、4~5m未満が3530円
バイクの場合の片道料金は、125cc未満が1370円、125~750㏄未満が1700円、750cc以上が2030円です。
料金には運転手一人分の運賃が含まれていますよ~。
車なし、ヒトのみの料金は、大人が780円、子供が390円で、車も人も往復料金は若干の割引があります。
熊本フェリーの時刻表と運賃について
熊本フェリー時刻表(通常便)
熊本フェリー運賃
車の場合の片道料金は、軽自動車が3100円、車体の長さ4m未満が3100円、4~5m未満が3700円
バイクの場合の片道料金は、原付が1700円、750㏄未満が2500円、750cc以上が3000円です。
料金には運転手一人分の運賃が含まれていますよ~。
車なし、ヒトのみの料金は、大人が1000円、子供が500円で、車も人も往復料金は若干の割引があります。

引用元:熊本フェリーHP
こちらがオーシャンアロー号です。
超細型双胴船というタイプで、造波抵抗が少ないため高速かつ燃費が良いそうです。
難しい理屈は抜きに、カコイイですよね~。次回は乗ってみたいな~
九商フェリーマジいいヒトばかり
ボクは、九商フェリーか熊本フェリーのどちらに乗るかは事前に決めてなく、熊本港に着いたときにすぐに出航する方に乗ろうと考えてました。
そしたら、ちょうど九商フェリーが出る直前だったんですよ。

駐車場で乗船証を受け取り、受付カウンターで料金を支払います。

最初はね、ここで乗船待ちをする予定だったんですよ。
でも、ココ、直射日光がもんのすごかったから、誘導員の方が船のすぐ近くの建物の影で待ってていいよ、って言ってくれたんです。
で、そこへ進んだら、さらにそこの誘導員の方がね、バイクはボク1台だけだったんで、待ってるのも暑いだろうからって、もう乗っちゃっていいよって先に乗せてくれたんですよ。
いや~、九商フェリーの方々、マジいい人。
やっぱ、次回も九商フェリーかな(笑)

出航です。ヨーソロー!!
あ、よく、船が出てくる映画とかで「ヨーソロー」って言ってますよね。
コレ、日本語だって知ってました?
もともとは、足利時代から使われている航海用語で船を直進させることを意味する言葉です。
そのまままっすぐという意味の「宜しく候(よろしくそうろう)」が変化してヨーソローになったんですね~。
ちなみに「面舵(おもかじ)」は船を右に向けること、「取り舵(とりかじ)」は船を左に転進させる意味です。

船内の様子です。
派手さはないけど、昔ながらの連絡船っていう雰囲気がありますよね~
エアコンが効いていて、すっごく快適。
猛暑の中を一日ずっと走ってきて、疲れが出ちゃったんでしょうね。
思わず寝ちゃいました。
だから、デッキからの写真はありません(笑)
島原に到着。雲仙を目指すよ

島原港に到着です。16時を過ぎてるんですが、気温は33度くらいあります。
日差しは少し和らいできたんですけど、なんかすっげぇ蒸し暑い。
今日のキャンプ地は、雲仙です。
島原港から距離21.3km、約30分の道のりです。
雲仙は高原だから少しは涼しいかな。先を急ぎましょう。

島原市街地を抜けると、目の前に現れたのが雲仙岳(うんぜんだけ)。
雲仙岳は、長崎県の島原半島中央部にそびえる連なる火山のことで、ひとつの山の名前じゃないんです。
最高峰の平成新山(1483m)をはじめ、三岳(三峰)とも呼ばれる普賢岳、国見岳、妙見岳、五峰(五岳)とも呼ばれる野岳、九千部岳、矢岳、高岩山、絹笠山を含め、東の眉山から西の猿葉山まで、総計20以上の山々から構成されています。
記憶に新しいのは、大規模な人的被害をもたらした1991年(平成3年)6月3日に発生した火砕流ですね。
ここでは詳しくは書きませんが、報道の在り方とかが問題になった災害でした。
詳細を知りたい方は、ウィキペディア「雲仙岳」を読んでみてはいかがでしょうか。

ということで、長崎県雲仙市千々石町田代原にある田代原(たしろばる)キャンプ場に無事到着です~
キャンプ場紹介は、こちらからどうぞ。
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【有料キャンプ場】設備充実!雲仙温泉近くの自然豊かな田代原キャンプ場
【更新情報】2018年7中旬 長崎県雲仙市千々石町田代原にある田代原(たしろばる)キャンプ場は、雲仙岳北部に広がる九千部岳と吾妻岳に囲まれた千々石断層上の盆地にある自然豊かなキャンプ場です。 田代原エ ...
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雲仙温泉街を散策したよ
キャンプ場で受付もすませたし、温泉に入って食事でもしてきましょう!
田代原キャンプ場から雲仙温泉の中心地までは、距離9.8km、所要時間約15分です。
雲仙温泉(うんぜんおんせん)は、長崎県雲仙市小浜町雲仙にある温泉地です。
三河吉田藩の第2代藩主「松平忠房」公の命により湯守を勤めた加藤善右衛門が湯宿(現在の湯元ホテル)を設置したことにより始まったとされ、日本初の国立公園に指定された温泉保養地で、約350年の歴史を誇ります。
その歴史の中で、1627年から1631年まで、キリシタンを棄教させるために過酷な拷問が行われ、33名がこの地で殉教されましたという悲しい出来事もありました。
雲仙温泉街の詳しい情報は、雲仙温泉観光協会HPからご覧ください。

温泉神社を中心に、味のある宿や共同浴場が温泉街を形成しています。

温泉街は噴気帯「雲仙地獄」を囲むよう形でできていて、遊歩道も整備されていますよ~

温泉街の北西には、「おしどりの池」がありました。
おしどりの池は、周囲2.7kmの人工湖で、池の周辺は遊歩道になっています。
初夏には一万本のアジサイが咲き、天気の良い日には湖面がエメラルドグリーンに染まるそうです。
また、秋には周囲の山々が赤く色づき一年を通して楽しめるみたい。
絹笠食堂さんで皿うどんを食べたよ

ボクは、食にこだわりがないので、「おいしい店」とか「有名店」を前もって調べておくことはほとんどありません。
っていうか、食堂で食べることがめったにない。
道の駅やJAの直売所、地元スーパーで食材を買って、イートスペースで食べたり、キャンプ場で食べたり。
うん、まあ、長距離ツーリングのだいご味のひとつが食ですからね。
そういう意味では、ちょ~っと損しているのかもね~
でも、この日は、なんとなーく外食がしたくなって、「どこで夕ご飯を食べようかなあ」ってバイクを走らせているときに見つけたお店がココ。
絹笠食堂さんです。
雲仙温泉の中心地からは西に徒歩数分のところに、「原生沼」っていう面積約1.2haの小湿原があるんです。
原生沼の向かいにある「かきつばた公園」の目の前が、衣笠食堂さん。
見た目どおり、和食処。
なんかね、地元っぽい人が食事をしていたし、雰囲気がよさげだったので、ふらっと入ってみました。
席は、手前に4人掛けテーブル席が1つ、奥に6人掛けテーブル席が1つ、左側には小上がりの4~6人掛け座卓がありました。
奥の席に座り、皿うどん(700円)を注文。
待つこと約10分少々。
出てきたのがこちら。

どどーん!
いや、かなりボリュームあるよ、コレ。
白みがかったとろ~りとしたアンがたっ~ぷり。
具材は、エビ、イカ、ホタテ、キャベツ、豚肉、もやし、シイタケ、キクラゲ、トウモロコシかな。

いっただきま~す!
麺は、細麺パリパリにしてもらいました。
長崎の郷土料理で有名な皿うどん、麺は細麺と太麺の2種類あります。
細麺は油で揚げることが多く、通称パリパリなどと言います。
太麺は中華麺(ちゃんぽんの麺)を蒸すかゆでて下ごしらえするんです。
長崎市周辺は細麺が主流、佐世保市あたりは太麺が主流なんだとか。
むか~しの話なんですが、長崎市出身の友達が「皿うどんは細麺がいいよ」って言ってたので、ボクは皿うどんを食べるときは、いつも細麺のパリパリを選びます。
とろ~りとしたアンは味が鶏ガラベースでちょい甘め。
麺は見た目のまんま、パリッパリ。実にいい食感です。
調味料に添えられていたのは、「柚子胡椒(ゆずこしょう)」
柚子胡椒は、唐辛子を粗刻みにして、ユズの果皮と塩を入れて磨り潰し、熟成させたもの。
青唐辛子や赤唐辛子、どちらを使うかでも味が変わるそう。
青は辛さ、赤は風味って感じ。
食事をしながら店主の関さんといろいろお話しました。
東京とかから来た人が皿うどんを注文すると、チェーン店の影響もあってか、「酢」と「洋カラシ」がないか尋ねるんだとか。
でも、絹笠食堂さんの皿うどんのおススメ調味料は、柚子胡椒。
なんでも、このお店の柚子胡椒は、お客さんの手作り品なんだって。
市販のモノは、日持ちさせるために塩が多めで味がイマイチなのが多いんだとか。
いや、ホント、ウメーわ、この柚子胡椒をかけた皿うどん。
柚子胡椒は九州地方では一般的に使われているそうですが、東北地方ではあまりなじみのない調味料。
ボクが、そのことを話すと、関さんが「そりゃ、融通(ゆうずう)が効かないなあ」、と。
思わず顔を見合わせて爆笑しました。
お店には100年くらい前の外国人がたくさん写っている写真が飾ってありました。
その写真は、昔は雲仙は外国人御避暑地になっていて、ロシアの方がゴルフに来ていたときのものなんだそう。
そんなお話もお聞きしました。
と~っても楽しくて、ついつい長居しちゃいました。
もし、雲仙にお出かけになるのでしたら、地元の人からも愛される絹笠食堂にぜひお立ち寄りください。
店主は面白いヒトだし、駐車場もあるし、夜遅くまでやっているので、おススメですよ~。
あ、もちろん、食べ物もおいしいよ!
「絹笠食堂」さんの店舗紹介
店名:絹笠食堂(きぬがさ)
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙376
電話番号:0957-73-3491
営業時間:10:30~24:00
定休日:不定休
駐車場:あり(普通車4台程度)
※2018年7月の情報です。
絹笠食堂さんでお腹いっぱい食べたボクは、キャンプ場に戻って4日目を終えるのでした。
5日目はこちら
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