【更新情報】2022年6月
今回紹介するはまなす交流広場キャンプ場は、北海道枝幸町(えさしちょう)にある無料キャンプ場です。
テントサイトは、シンプルな芝地のフリーサイトのみ。
管理は枝幸町で、開場期間は、例年6月1日から8月31日まで。
利用にあたっては、予約や受付の必要はなく、だれでも自由に利用OK。
じつは、ボクが利用した直後の令和4年7月から、テントサイトの場所が変わったんです。
もともとは、海に近い芝生広場だったんですけど、現在は、隣接する「道の駅マリーンアイランド岡島」の裏側に移りました。
記事の内容は移転後の状況を紹介していますが、過去の写真を基にしているため、一部現状と異なる部分があるかもしれません。
「こんな雰囲気のキャンプ場なんだ」ってことが伝わればうれしいです。
このキャンプ場のおススメポイントは、めっちゃ使い勝手がいい!ってところ。
駐車場は、道の駅と「はまなす広場」の2か所にあり、どちらもかなり大きく、大型のキャンピングカーやトレーラーハウスでさえも受け入れ可能!
車中泊をしつつ道内を巡る旅をしている方も、これには思わずにっこりでしょう。
おまけに今どき珍しく、ごみは分別すれば、無料で捨てることができるんです。
すぐ近くをオホーツク海沿いを走る国道238号線が通っていて、交通アクセスも良好。
枝幸町内までは、車で10分程度。
町内にはコンビニエンスストアやガソリンスタンド、日帰り入浴のできる温泉宿泊施設などの商業施設が揃っているし、なにより、道の駅が隣接してて、利便性も言うことなし!
直火じゃなきゃ焚火もOK!ペット同伴も可!
無料キャンプ場なのに、びっくりするほど自由度が高いんです。
北オホーツクの観光拠点としてもピッタリのキャンプ場ですよ~
マイナス面は、オホーツク海に面した海岸沿いにあるキャンプ場のため、かなりの強風に見舞われることがあります。
悪天候時には、テントを飛ばされないようにするのが精いっぱいで、キャンプを楽しむどころじゃないかも。
あとは、開場期間が6月からなのはいいとして、8月末で終わりとちょっと短めなのが残念な点でしょうか。
夏休み期間が終わり、落ち着いたところで長期キャンプに行こうかなって考えている方もいるはずでしょうから。
あとは、はまなす海水浴場の直近にあるため、海水浴場が開いている7月下旬から8月中旬までの週末は、めっちゃ混み合うことも。
総じていえば、天気の良い日ならソロのモトキャンパーからファミリーキャンプまで幅広い層におススメ。
とくに、キャンピングカーで道内を巡る旅をしている方や車中泊の方にとっては、すっごく利用しやすいキャンプ場だと思いますよ~
なお、枝幸町内には、はまなす交流広場キャンプ場のほか、オホーツク海に突き出たの岬にある「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」と歌登地区の健康回復村の山頂に位置する「ふれあいの森キャンプ場」があります。
3つのキャンプ場それぞれが、とっても魅力的な個性を持っているんで、ほかのキャンプ場にもぜひ行ってみてくださいね~
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枝幸町の紹介

出典:枝幸町 公式サイト
枝幸町は、宗谷(そうや)総合振興局に属する町で、一般的に道北と呼ばれる地方に位置します。
枝幸町は、江戸時代に松前藩直領の漁場を設置したことから始まりました。
明治に入り開拓使が設置され、枝幸郡に枝幸、頓別、歌登、礼文の4つの村が設けられました。
明治42年に4村が合併し、二級町村制施行。
その後大正になり、現在の浜頓別町と中頓別町が分村したり、昭和14年に現在の歌登町も分村したりしたのち、昭和22年に調整に移行。
平成10年には、再び歌登町と合併して、新制枝幸町が誕生。現在に至ります。
町名の由来は、岬を意味するアイヌ語の「エサウシナイ(頭が・浜に・ついている・所)」が転訛したもの。
かもめ島キャンプ場のある道南の江差町と、読みも語源も同じなんですよ~
なので、区別するために宗谷の枝幸町を「北見枝幸」、檜山の江差町を「檜山江差」と呼ぶようです。

出典:枝幸町 公式サイト
枝幸町は、北海道の宗谷の最南部に位置し、南北に長い形をしています。
北東には約50kmにも渡ってオホーツク海が広がっており、内陸側は多くの山々に囲まれ、美しい自然に恵まれた地。
標高約1,129mの函岳を最高峰として全体に急峻で、町面積の81%は山林が占めているんですね~
平野部は、オホーツク海沿岸の中南部と北見幌別川や徳志別川中流域に広がり、酪農地帯を形成。
オホーツク海沿岸北部に枝幸市街地があり、そのさらに内陸側が歌登地区となっています。
気候的には、オホーツク海沿岸地域は比較的温暖ですが風が強く、内陸の歌登地区は四方が山々に囲まれた盆地は夏季と冬季の寒暖の差が大きく、冬はとっても寒冷です。

出典:枝幸町 公式サイト
基幹産業は、沿岸部では漁業、内陸部では酪農が盛んです。
漁業は毛ガニやサケ、ホタテがメインで、とくに毛ガニは「かに籠漁」で日本一の漁獲量を誇ります。
サケの水揚げ産地としても日本で十指に数えられるほど水揚げ量があり、オホーツク沿岸で「アキアジ」と呼ばれる遡上する前のいわゆる銀毛の鮭の漁獲高は屈指の水準です。
近年はホタテ稚貝撒き漁業に力を入れていて、毎年安定した漁獲量を保っているんだそう。
夏でも冷たい海域のために貝毒の発生が少なく、また栄養も豊富であるために貝柱が大きいので、国内だけではなく、フランス、北米などに輸出するほどなんだそうですよ。
枝幸町の名産・特産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっているんで、興味を持った方は、ふるさと納税をしてみるってものいいんじゃないでしょうか。
イベントとして有名なのは、「ウスタイベ千畳岩」で行われる例年7月の第1土、日曜日に行われる「枝幸かにまつり」。
枝幸町を代表する祭りで、全国各地から約2万人の方が訪れるんだそう。
「枝幸かにまつり」の歴史は古く、昭和43年にウスタイベ千畳岩が北オホーツク道立公園の一つに指定されたことで、ルート開きと同時に記念として行われたことをきっかけとして始まりました。
毛がに早食い競争や毛がにが当たる抽選会など「かにづくし」のイベントが目白押し。
ほかにも枝幸小唄やよさこい演舞、歌謡ショーなどのステージもあって、大盛り上がりの2日間です。
ぜひ、枝幸町に足を運んでみてくださいね~
はまなす交流広場キャンプ場までのルート
はまなす交流広場キャンプ場は、枝幸町の市街地から車で約10分。
北にある浜頓別町からは車で約30分、南にある雄武町からだと車でだいたい40分くらい。
オホーツク海沿いを通る国道238号線近くにあり、交通アクセスは良好です。
町内にはコンビニエンスストアやガソリンスタンド、日帰り入浴のできる温泉宿泊施設などの商業施設が揃っていて、利便性もバッチリ。
しかも、道の駅が隣接していますから、キャンプをはじめたばかりの方でも、不安なく利用できると思いますよ~
近隣の道路は交通量が少なくて走りやすく、国道沿いなのでナビゲーションシステムの案内どおり進めば迷うことなく着くはず。
以前は、キャンプ場の位置が海岸沿いにあり、国道からは見えなかったんですが、令和4年7月から道の駅の裏手に移ってさらにわかりやすくなりました。
「道の駅マリーンアイランド岡島」を目的地にして向かえば間違いないでしょう。
はまなす交流広場キャンプ場を紹介するよ
キャンプ場のある「道の駅マリーンアイランド岡島」周辺をGoogleEarthで上空から見ると、こんな感じ。
東側にはオホーツク海、西側を国道238号線が通っていて、その間に道の駅とキャンプ場があります。
旧キャンプ場は、海岸沿いに位置していました。
旧キャンプ場は、北側にオートサイト風のテントサイトがあり、6区画12台分の駐車スペースがあったんですよ。
かなり昔のことになりますが、無料キャンプ場にもかかわらず、電源ボックスが設置してあって、自由に使えたそう。
また、正面の炊事棟手前にはアスファルト舗装された駐車場となっていて、その周囲の芝地でもテント設営が可能。
ともかく使い勝手がバツグンだったため、キャンピングカーや車中泊の方が多く、長期間居座る「厄介なキャンパー」が問題になったことも。
道の駅の北側には、キャンプ場の名前にもなっている「はまなす広場」があり、駐車場、トイレが設置してあります。
この場所はトイレが近いため、車中泊の方が好んで使っていたようです。
ここは、いわゆる公園の多目的広場みたいな場所で、北側には遊具や東屋がありました。
ボクが行ったときは、老朽化のためか、あるいは移転準備のためか、使用禁止になってましたね~
さて、そのように各所に分散していたテントサイトが道の駅の真裏に一か所にまとまりました。
現在は、旧キャンプ場のあった場所は立ち入りができないようになっており、炊事場は「はまなす広場」駐車場のトイレ脇に移転。
駐車場、トイレ、炊事場がテントサイトの北側に集まって、より使いやすくなりましたね~
というより、町としても管理しやすくしたかったのかなって思います。
道の駅マリーンアイランド岡島は、平成8年4月に開業した、船の形をした建物で、新鮮な枝幸産の海の幸を味わうことができるんです。
開館時間は、月によって異なります。
4月下旬~6月、10月が、9時から16時30分まで。
7月~9月が、9時から17時まで。
11月~4月下旬が、9時30分から15時30分までで、この間の月曜日と年末年始は休館日となります。
レストランは、おおむねお昼時間帯のみの営業になっていますので、利用するときは気をつけてくださいね~
道の駅の駐車場は、北海道開発局が管理する国道側と町が管理する建物側にあり、合わせて普通車だと40台くらい。大型バスが15台くらい止められます。
トイレは、24時間利用可能なので、「はまなす広場」側のトイレが混雑していても心配はいりません。
ただし、道の駅前の駐車場は、一般の来場者が止める場所ですから、キャンプ場利用者は「はまなす広場」側の駐車場に止めるようにしてくださいね~
ちなみに、「岡島」の由来もアイヌ語なんだそう。
道の駅よりちょっと南側の地域は、「ウカウシユマ(重畳している岩)」と呼ばれていたんだとか。
これが、オカジマになったということですよ~
テントサイトについて

出典:枝幸町観光協会 公式サイト
これが、キャンプ場の案内図。
テントサイトは、道の駅建物の東側、オホーツク海が目の前に広がるめっちゃ見通しの良い芝地です。
ただし、芝地全面にテントを張ってもいいというわけではなく、キャンプ場エリアは「はまなす広場」の駐車場側のみ。

出典:枝幸町観光協会 公式サイト
「キャンプ場(フリーサイト)」と書かれた看板が目印です。
テントサイトに隣接した場所に駐車場があるんですが、サイトは一段高くなっていて、入口は階段になっています。
もちろん、車両の乗り入れは禁止。
テントサイトとの境は縁石があるし、ゆるやかな上り坂になってるため、車を止めたすぐ脇にテントを張るのは厳しそう。
平場までは駐車場からの距離はほんの数メートルですけど、リヤカーなどは用意されてませんから、家族連れの方など荷物がたくさんある方は、アウトドアワゴンがあるといいかも。
駐車場はこんな感じ。
全面アスファルト舗装され、区画線が引いてあります。
中央が通路で、その両側が駐車場所になっており、普通車48台が駐車可能。
トイレに近い場所は、身障者用でした。
ほぼ平坦な地形で、荷物満載の大型バイクでも問題なく止められます。
ただ、枠線は普通乗用車サイズでしたので、大きなキャンピングカーなどははみ出しちゃいますね。
テントサイトは、一面が緑の芝地となっていて、区画のないフリーサイト。
どこまでも広がる大草原のような場所で、北海道らしさを満喫できちゃいます。
ただし、サイト内には木が1本もないんで、夏の時期は直射日光を遮るタープなどあったほうが快適に過ごせますよ~
気をつけたいのは、強風です。
キャンプ場は、オホーツク海のすぐ近くにありますから、東側からびっくりするほどの強風が吹くこともあります。
周囲には防風林が植えられているんですが、風に強い山岳用テントなら何とか設営できても、ファミリー用の大型テントは数人がかりでも厳しいときがあるかも。
とくにモトキャンパーの方は、悪天候が予想されるときは、建物や樹林帯のそばにテントを張ったほうがいいと思います。
なお、テントの設営場所は早い者勝ち。
炊事場やトイレの周辺は混雑しがちですから、とくにキャンプシーズン中などは動線を考えてテントを張りましょう。
はまなす交流広場キャンプ場は、夏の一時期を除けば、観光客も多くなく、夜間はめっちゃ静かです。
ただ、道の駅は国道に面してますし、駐車場に近い側はキャンパーや車中泊の方が昼夜を通して通行するので、騒音が気になる方はテントの張る位置に注意してください。
夜間照明については、通路などに街灯がありますが、テントサイト内には設置されていません。
夜はテントサイト内は真っ暗になると思ってください。
照明器具は必ず準備してくださいね~
スマホの電波は、キャンプ場内どこでもOKでした。
トイレについて
キャンプ場のトイレは、駐車場の東端にあります。
一軒家風の外観で、入口は男女別。
男性用トイレ内に身障者用が設置してあり、バリアフリー対応です。
海とは反対側に入口が設けられているし、舗装された地面の上に建っているので、雨風の強い日でも使いやすいですね。
こちらが男性用トイレ。
入口には鏡付きの洗面台があって、使い勝手もよさそう。
もちろん、自動点灯式の照明が付いてて、24時間いつでも利用できますよ~
壁は水色のタイル、床は茶系のタイルが敷き詰められています。
外観もそうでしたが、青と白のコントラストが海辺っぽいですね(笑)
水洗式の小便器が横並びに3つ。
旧式の公衆トイレで、少し狭いのですが、キレイに掃除されてて、清潔感があります。
大便用は、身障者兼用の洋式便座が1つずつ。
個室内も少し広めに作られています。
パッと見て分かる通り、掃除が行き届いていてめっちゃキレイです。
最近は自宅のトイレが洋式ってところが多いので、洋式便座だと子供でも使いやすくていいですね。
ただし、このトイレに限らず、枝幸町内にあるキャンプ場のトイレには、トイレットペーパーが備え付けてありません。
おそらく、不届き者が持ち去ることが多いのでしょう。
モトキャンパーとして、そういう輩がいることが非常に残念で心苦しいですね~
何年も前からそういう事態なのでしょうから、町の対応もやむなしと言ったところ。
トイレットペーパーは忘れずに準備してください。
なお、道の駅内のトイレは、トイレットペーパーも備え付けてありますし、24時間使えますから、トイレットペーパーを忘れてしまったり、混雑時には道の駅のトイレを使うのもありですよ~
炊事場について

出典:枝幸町観光協会 公式サイト
炊事場は、トイレの裏側(東側)にあります。
ボクが利用したときはなかった施設なんで、詳しい解説は省きます。

出典:枝幸町観光協会 公式サイト
観光協会のサイトを見ますと、プレハブ造りで電灯も完備してそう。
入口もしっかりしたドアが取り付けてあって、屋内の炊事棟と呼んでもいいくらいですね~
オホーツク海沿岸ではサケが釣れるため、釣り人もかなり訪れます。
以前は、釣ったサケの解体をしないよう、注意書きがありました。
同じ枝幸町にあるウスタイベ千畳岩キャンプ場でもありましたね。
キャンパーの方は、そんなことはしないと思いますが、気をつけてください。
炊事場には、生ごみ専用のごみ箱があります。
ごみ捨てOKなキャンプ場って、マジ、ありがたいっす。
捨てるときは、袋や段ボールに入れたままにせず、「生ごみ」のみを入れてください。
もちろん、火事の危険があるので、灰や炭を捨ててはいけませんよ~
ゴミステーションについて
このキャンプ場は、ごみを分別して捨てることができます。
最近は、有料、無料を問わずごみ持ち帰りのところが増えてきている中で、めっちゃありがたいですよね~
ごみを捨てる場所は、トイレの東側にあります。
ごみを捨ててもいいと言っても、制限なくなんでもそのまま捨てられるわけではありません。
しっかりルールとマナーを守って分別してから捨てましょう。
まず、町指定のごみ袋を用意しましょう。
町内のコンビニエンスストアやスーパーマーケットで売っていますよ~
分別方法は、おおむね下記の通りです。
・燃やせるごみ(黄色の袋):紙類、ビニール・プラスチック類、革・ゴム類、布類など
・燃やせないごみ(青色の袋):ガラス類、アルミ類など
・空き缶
・ペットボトル類(ラベルとキャップをはずして別々に捨てる)
・空き瓶
生ごみは、炊事場にある専用のごみ箱に「生ごみのみ」を捨ててくださいね~
分別すればたいていのものが捨てられるんで、キャンパーにとっては天国みたいな場所。
枝幸町の方々には感謝しかありません。ありがたやありがたや。
利用上の注意事項について
キャンプ場を利用するときの、ルールやマナーは、一般的なキャンプ場とそれほど違いはありません。
開場期間中は、予約や受付の必要はなく、だれでも自由に利用OK。
テントサイト内への車両の乗り入れはできません。
道の駅の裏全部がキャンプ場というわけではなく、テント設営禁止場所もありますから、注意してくださいね。
駐車場内での車中泊は禁止していませんが、エンジンのかけっぱなしによる騒音トラブルや車両火災に注意。
駐車場内でタープを張って宴会をしたり、テントを張るような行為は絶対しちゃダメですよ~
花火やカラオケ、発電機などの「大きな音や光が出るもの」の使用も避けたほうがいいでしょう。
大声を出したり、騒音を出さないことなど、周囲の方に迷惑をかけるような行為は慎むこと。
ペットの同伴はOKです。
最近は、排泄物が野生動物を呼び寄せる原因にもなるため、ペットを連れ込むことを禁止しているキャンプ場が増えてきてるんですよね。
その中にあって、どこでもペットを遊ばせることのできるってのはありがたいですね~
リードをしっかり付け、フンの処理を確実にお願いします。
焚火は禁止されてませんが、直火は厳禁です。
芝を傷めないよう、焚火台や焚火シート、コンロを使用しての煮炊きはOK。
コンロは芝から30~50cm離すことなんて基準を設けてるキャンプ場もありますね。
高さが足りない焚火台の場合は、焚火シートは必ず敷きましょう。
焚火の周囲ってけっこう火が飛び散りますから。
芝に焦げ跡などを作らないようにお願いします。
火の取り扱いに関しては、ルールを守らない事例が多くなると、焚火の全面禁止にもつながりかねません。
火の取り扱いには十分気をつけてください。
なお、町の公式サイトには、「芝生保護のため、BBQ炉以外での火気の利用禁止」ありましたが、担当者に確認したところ、直火じゃなければOKとのことでした。
ぜったいに守ってほしいのが、ごみの分別と適切な処理。
このキャンプ場は、町のご厚意により、ごみを分別すれば捨ててもOK。
このようなキャンプ場は、道内を見渡してもかなり少なくなってきています。
しっかり分別してから捨てるようにしてください。
このキャンプ場に限ったことではありませんが、道内は野生動物が非常に多いです。
ゴミをきちんと処理しないと、キャンプ場にカラスやキタキツネ、場合によってはヒグマが来ますから。
「こんな街中にも?!」ってびっくりするような場所にも、普通にヒグマが出たりします。
カラスやキタキツネは、犬、猫以上にいますからね。
しっかりルールとマナーを守りましょうね~
入浴施設の紹介
枝幸町内には、日帰り入浴のできる温泉宿泊施設「ホテル ニュー幸林(こうりん)」があります。
キャンプ場から市街地に向かって約8.5km。三笠山スキー場のすぐ近くで、車だとだいたい10分程度です。
以前は、街中に500円以下で利用できる公共の公衆浴場「はまなす」もあったんですが、令和5年3月31日で惜しまれつつも閉鎖してしまいました。
さて、ホテルニュー幸林は、昭和58年に開業した公共の温泉宿泊施設です。
スキー場のある高台に位置し、オホーツク海を一望できるロケーションと、地元でとれた新鮮な海の幸をふんだんに使った料理が自慢。
周辺には、枝幸町やオホーツク海沿岸の歴史・自然の展示をしている「オホーツクミュージアムえさし」や三笠山山頂にたたずむ「三笠山展望閣」もあります。
展望閣の2階はカフェラウンジになっていて、枝幸地区の街並みとオホーツク海が目の前に広がる大パノラマを楽しめるんだとか。
地元の方も、枝幸町に来たらぜひ立ち寄ってほしい場所のひとつなんだそうですよ。

出典:ホテル ニュー幸林 公式サイト
ホテル ニュー幸林は、日帰り入浴のできる宿泊施設で、設備は充実していて管理はバッチリ。
公共の施設ですから館内はめっちゃ清潔だし、料金は格安!
言うことなしです。
浴場は、源泉100%かけ流しの浴槽のほか、ジェットバス、サウナと一通りそろっています。
露天風呂はありませんが、浴場から雄大なオホーツク海が見渡せ、ロケーションは最高です。
泉質は、カルシウム・ナトリウム - 硫酸塩泉。
この泉質は、動脈硬化症に効果があり、血圧の降下作用もあるため「脳卒中の湯」と呼ばれています。
また、硫酸イオンは、肌に張りと潤いを与えるしっとり効果があるため、「若返りの湯」とか「美肌の湯」とも。
無色透明に近い黄褐色のお湯で、いわゆる温泉臭は感じません。
感想としては、つるつるすべすべの肌触りで、カラダの芯からめちゃくちゃ温まりますよ~
肌への刺激は少なめなので、「温泉の強い効果が苦手~」って方でも楽しめるんじゃないかなあ。

出典:ホテル ニュー幸林 公式サイト
日帰り入浴の営業時間は、10時から夜の22時まで。(最終受付21時)
年中無休の営業です。
入浴料金は、大人510円、小人250円。
リンスインシャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティも充実していて、タオルだけ準備すればOK。
フェイスタオル200円、バスタオル600円、タオルセット700円で販売もしていますから、まったくの手ぶらでも大丈夫。
午前中から夜遅くまで営業しているし、キレイで清潔感あふれる浴室で、このお値段はめっちゃリーズナブルですよね~

出典:ホテル ニュー幸林 公式サイト
もちろん、宿泊も可能。
客室は、洋室48室、和室9室、和洋室2室の全59室。
洋室のシングルルームも用意されています。
もともとはスキー場に隣接する宿泊施設ですから、収容人数も多いし、宴会場もあったりするんですよ~
宿泊プランも各種あって、枝幸の毛ガニを食べられる豪華プランから、食事なしのシングルプランまで。
シングルの洋室を素泊まりで、一泊6700円からと、けっこうお安くなっています。
館内の売店では、枝幸町でしか買えないイチオシお菓子や海産物加工品も多数取り揃えてる。
たまには、キャンプじゃなくて、こういう温泉宿でゆっくりするのもいいかもしれませんね~
なお、営業時間などは令和4年度のもの。
令和5年度以降は、変更になることもあるので、利用前に公式サイトなどで確認してくださいね。
はまなす交流広場キャンプ場のデータ
名前 | はまなす交流広場キャンプ場 |
かな | はまなすこうりゅうひろばきゃんぷじょう |
住所 | 北海道枝幸郡枝幸町岡島 |
連絡先 | 枝幸町役場まちづくり推進課(電話番号:0163-62-1329) |
管理者 | 枝幸町 |
営業期間 | 例年6月1日から8月31日まで |
料金 | 無料 |
ジャンル | 芝地のフリーサイト(車両の乗り入れ不可) |
施設 | テントサイト、炊事場、トイレ、駐車場 |
備考 | ごみ回収あり、直火禁止、ペット同伴可、トイレットペーパー要持参 |