【更新情報】2019年7月
こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
今回紹介する妙琴公園(みょうきんこうえん)キャンプ場は、長野県の飯田市(いいだし)にある無料のキャンプ場です。
管理は飯田市がしており、利用にあたっては、事前の予約や届け出が一切不要!
一年を通して開放されており、いつでもだれでも自由に利用できます。
(ただし、10名以上の団体利用の場合は、要連絡)
妙琴公園キャンプ場は、飯田市の都市公園内の一角にあります。
付近を流れる松川に沿ってツツジやアカマツなどが群生する林間のキャンプ場です。
このキャンプ場を一文で評するなら、「利便性が高く、交通アクセスは良く、施設は充実していて、ロケーションが最高!」ってとこ。
しかも、無料で基本的に届け出すら必要ないというお手軽さなんですよね~
マジで、三拍子も四拍子も揃ったおススメのキャンプ場です。
ただ、地元の方にお聞きしたのですが、キャンプシーズン中はマナーの良くないヤカラが来ることもあるらしく、その対策のため、夜間は炊事場の電灯が使用できなくなってます。
混雑時を除けば、ひっそりと静かに楽しめる場所ですので、長野県飯田市近くでキャンプ場を探している方は、ぜひ、利用してみてください。
ボクの知ってる無料キャンプ場の中でも、総合部門で上位に入りますよ、ここ(笑)
飯田市と妙琴公園キャンプ場までのルート紹介
妙琴公園キャンプ場は、長野県の最南端に位置する飯田市にあります。
飯田市は、長野県内の人口順で見ると、長野市、松本市、上田市に次ぐ第4位の都市にあたります。
地理は、東に南アルプス、西に中央アルプスがそびえ、南北には天竜川(てんりゅうがわ)が貫く標高差2700mの天竜峡(てんりゅうきょう)が広がっており、豊かな自然に恵まれた優れた景観のまちなんですよ~
市の中心地は天竜川沿いにあり、鎌倉時代に飯田で勢力を持つようになった坂西(ばんざい)氏により築かれたといわれる飯田城があった地です。
飯田城は、1582年に武田氏滅亡すると織田家臣の毛利長秀が拠点として使い、信長亡きあとは徳川家康の後援を受けた下条頼安が掌握しました。
飯田は、江戸時代には飯田藩の城下町として、また、三州街道の宿場町として栄え、神楽や人形浄瑠璃などの民俗文化が今もなお暮らしの中に息づいています。
現在は、先端技術を導入したハイテク産業のほか、市田柿、りんご、なしなどの果物を中心とする農業などが盛んに行われており、
「りんご並木と人形劇のまち」をキャッチフレーズにしてますね~
妙琴公園キャンプ場は、その飯田市の中心市街地から西方向に距離約4km、車でわずか10分。
最寄りの中央自動車道「飯田」ICからでもだいたい同じくらいの距離ですね~
市の中心からたったの10分で行けるんで、めっちゃ便利ですっごく利用しやすいキャンプ場ですよ~
飯田市は、長野県内の第4位の市なので、飲食店、大型スーパーマーケット、ガソリンスタンド、入浴施設などの商業施設がこれでもかってほどそろってます。
立地の良さと便利さで言ったら、全国の無料キャンプ場の中でも上位に入ること間違いなし!
それでいて、まちの喧騒からは離れた自然豊かな場所にあるので、のんびりとキャンプを楽しめます。
はじめてキャンプをする方から家族連れまで、幅広い層におススメできるキャンプ場ですよ~
妙琴公園キャンプ場を紹介するよ
妙琴公園キャンプ場は、飯田市の西方、県立公園中央アルプス風越(かざこし)狭の一角にあります。
中央アルプスとは、長野県の南部に位置し、東の伊那谷、西の木曽谷に挟まれた東西約20km、南北約100kmに走る木曽山脈の通称名のことで、現在、国定公園化に向けて話が進められています。
飯田市の中心から大平街道(おおだいらかいどう)に向かって西進すると、風越公園と妙琴公園に行き当たります。
ちなみに、大平街道とは、江戸時代中期に伊那谷(現在の飯田市周辺)と中山道の妻籠宿(現在の長野県南木曽町)を結ぶため、飯田藩によって建設された街道で、山中のわずかな平地に大平宿(おおだいらじゅく)という宿場町がありました。
今は「いろりの里 大平宿」として保存されており、一般開放もされているので、古民家一軒を借り切って宿泊することもできます。
ボクは、岐阜県中津川市から南木曽町に行き、そこから大平街道を通って妙琴公園キャンプ場に来たんですが、すっげー味わい深い街道でしたね~
こんな感じで、めっちゃ山の中だったけど(笑)
妙琴公園キャンプ場までの道順について
妙琴公園キャンプ場へは、飯田市内から県道8号線を通るか、県道230号線から通称「鼎さわやかロード」を通って行きます。
県道8号線のルートは、風越(権助)公園に着いちゃうので、そこを妙琴公園と勘違いしやすいですね~
はじめて行くと、「キャンプ場どこよ?」って迷うと思います。
鼎さわやかロードは、道なりに直進して、突き当りが妙琴公園キャンプ場なので、まず迷うことはありません。
なので、妙琴公園キャンプ場へは、県道230号線から鼎さわやかロードを通って、飯田市妙琴浄水場を目印に行くことをおススメします。
では、わかりにくい県道8号線から妙琴公園キャンプ場への行き方を説明しますね。
県道8号線を大平街道に向かう途中、妙琴公園とか風越狭の案内板がある交差点を左に進みます。
左側に公園がありますが、ここは風越(権助)公園です。
キャンプ場じゃないので、直進しましょう。
ここでもキャンプができそうなくらいいい雰囲気の場所だったので、ボクは、けっこう悩みました(笑)
道なりに進むと「手打ちそば 料理民宿のんび荘」の看板がありますので、ここを左折します。
最初の丁字路交差点を左折して、道なりに進み、松川を渡ると妙琴公園キャンプ場に到着です。
はい、ここが妙琴公園キャンプ場入口です。
案内板が「風越(妙琴)公園」となっていたり、近くに風越(権助)公園があったりと、ちょっと迷っちゃいます。
とくに県道8号から来た場合は、風越(権助)公園を通過するからよけいにそう思っちゃいますね~
鼎さわやかロードからだとまっすぐこの場所に着きますから、県道8号線を通らないルートの方が断然いいですよ。
駐車場について
駐車場(駐車帯)は、妙琴公園キャンプ場内の道路脇にあります。
キャンプ場に向かってなだらかに傾斜してますが、奥に行くほど平坦になっているので、バイクでも安心して止められます。
この道路の向かい側がテントサイトですから、ほぼオートキャンプ場みたいなもの。
たくさんの荷物を持ってきたとしても、搬送で苦労することはありません。
また、キャンプ場入口の西側にも普通車30台くらいが止められる駐車場があります。
さらに、場所は少し遠くなってしまいますが風越(権助)公園に向かう途中にも第2駐車場が用意されています。
テントサイトについて
テントサイトは、松川沿いのアカマツに囲まれた芝生のフリーサイトです。
道路脇と炊事場の奥の2か所に分かれています。
道路脇のテントサイトはそれほど広くなく、松の木や大きめの岩がところどころにあり、テントを張れる場所は限られます。
地面は整地され、芝の状態も良いのですが、全体的にゆるやかな傾斜が見られます。
石造りのテーブルとイスが置かれていました。
こうした場所を利用してテントを張ると、自前のモノを出さなくていいから、撤収に時間がかかりません(笑)
木の根元の芝生がない裸地の場所は、平坦で地面も固められていて、テントを張りやすかったですよ~
全体的にサイトの地面はちょうどよい固さで、ペグのささりもバッチリです。
こちらは炊事場の北側にあるテントサイト。
サイト内に木や岩がないため、大型のテントやタープも設置可能。
駐車場から少し遠くなりますが、炊事場に近いし、親水ゾーンから松川に降りることもできるので、家族連れのデイキャンプなどにおススメの場所。
親水ゾーンと松川の様子はこんな感じ。
水深は浅いのですが、雨上がりのあとなど水量が多いときもあるので、川遊びは十分気をつけてくださいね~
キャンプ場利用の際の注意事項です。
サイト内への車両の進入は禁止。ゴミは持ち帰りです。
マナーの良くないヤカラが来るらしく、これでもかってくらい注意書きのあるキャンプ場でした。
サイト内でのたき火や花火も禁止です。
また、テントサイト内には照明がまったくありません。
夜間は真っ暗になるため、照明器具を忘れないでね。
スマホの電波はドコモ4GがMAXで、ネットも電話も問題なく使えます。
最初に言った通り、テントサイト内では受信できず。
ラジオもAM、FMとも良く入りました。
川のすぐ近くのキャンプ場なので、7月上旬だと、日中は羽虫、夜は蚊がけっこういましたね~
虫よけや蚊取り線香、虫刺され用の薬など、防虫対策もお忘れなく!
こちらが妙琴公園キャンプ場の東側を流れる松川です。
天竜川水系の河川で、長野県飯田市の木曽山脈南部に源流があります。
風越山を過ぎると松川ダムがあります。
松川ダムは高さ84.3メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節、不特定利水、上水道を目的とする長野県営の多目的ダムなんですね~
松川ダムの下流は風越峡と呼ばれ、ツツジの名所としても有名です。
次のページでは、炊事場とトイレ、周辺施設などを紹介するよ。