【登山】福島県川俣町の霊山は初心者でもめっちゃ楽しめる山だよ1からの続きになります。
検索などでいきなりこのページに来た方は、1から読んだほうが楽しめますよ~
日枝神社跡から日暮岩まではこんな感じだよ

霊山城跡から日枝神社(ひえじんじゃ)に向かいます。
山陰になっているところが多く、積雪はやや多め、登山靴推奨です。

途中、釣瓶落岩(つるべおとしいわ)があったので、寄り道。
「ドスーンと上から岩が落ちてきた」そんなイメージで名前をつけたのかも。

岩の上からの景色です。
危険度は低いので、ちょっと立ち寄ってみるのもいいですね。

ここが日枝神社の跡地です。
国家鎮護を祈願して建てられたものですが、すっかり朽ち果ててしまいました。

日枝神社奥宮。
落書きがたくさんあって、もの悲しさを際立たせてます。

千手観音堂。もちろん、像はありません。
日枝神社は、ここ霊山のほか、福島市宮代と福島市下鳥渡にもあって、信達三山王と呼ばれ、尊崇されてきたそうです。

日枝神社跡地から西に進んで、涌水の里登山口へ山を下るように向かいます。

正面が天狗岩(てんぐいわ)。

紫明峰(しめいほう)と呼ばれる場所からの景色。
ボクの勝手な想像ですけど、「山紫水明(さんしすいめい)」という、四字熟語の意味、「自然の風景が清浄で美しいこと。日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄みきって美しい(三省堂 新明解四字熟語辞典より)」からつけられたのではないかと。
そのくらい美しい風景が見られる場所なんですが、残念ながら、一年で一番さびしい時期に来ちゃってます。
ぜひ、秋の紅葉シーズンに来てください。
「紫明」の名前にぜったい納得しますから。
ホント、すげーんですよ、ここ。

涌水の里~日枝神社跡地までの登山道は、赤松やミズナラの雑木林を歩きます。
こどもの村登山口から霊山城跡までと違って、かなり勾配のキツイところもあり、登山道は狭く、谷側は崖になっています。

写真のように鉄板製の桟橋や鎖場など、足を滑らせやすい箇所もたくさんあります。
気をつけて歩きましょう。
さて、涌水の里登山口までもう少し、というところで反転、これまでは下りでしたが、逆に登り返します。
今回は最初から登り返すってわかってたからいいんですけど、この下ったあとに登るって動作が、けっこう心を折るんですよね~
山で道に迷ったとき、みんな疲れてるので、ついつい楽になろうとして下に向かっちゃう。
たいていはそれで沢に落ちたりして、遭難します。
むしろ、迷ったら登るんです。
山頂に行けば視界は開けて現在地を確認しやすくなりますし、登山道は尾根や山頂を通ってますから元の道に戻りやすくなります。
まあ、最初から迷わないように歩くのが一番なんですが、覚えておいて損はないですよ~

ということで、日枝神社跡地あたりで昼食休憩を取りつつ、霊山城跡付近まで戻ってきました。
この分岐点からは、東物見岩(ひがしものみいわ)方面に進み、霊山の東側を歩きます。

ここが霊山最高峰825mの東物見岩(ひがしものみいわ)です。
じつは、霊山の三角点(測量に用いる標高などの基準点)は、この場所にはないんですよね。

写真左の岩が学問岩(がくもんいわ)です。
ここから、蟻の戸渡り(ありのとわたり)に向かいます。

その途中、標高約805mの場所に三角点があります。
霊山の高さを測る基準がココ。

蟻の戸渡り(ありのとわたり)に到着。
この道は、山の稜線のように細い岩の上を歩くことになります。
蟻のように一列に歩かないと通れないほど狭いという意味でつけられたのでしょう。
門渡りと書くと別の意味もあるんですが、それは割愛。
よい子のみんなは、お父さんお母さんに聞いてね(笑)

両側が切れ落ちた細い道です。
例によって手すりや柵なんかはありません。
冬は積雪があったり凍っていたりと、マジで危ない。
状況が悪いときは、う回路もあるので、そちらを行きましょう。

蟻の戸渡りをなんとか渡りきると、望洋台(ぼうようだい)に着きました。
その名のとおり、福島県の東側に位置する太平洋が見える場所です。
ボクは目が悪いので、はっきり「あれが太平洋だ!」って見えたことはないんですが、いつも心の目では見えたことにしています(笑)

霊山時計回り周遊コースもいよいよ終盤です。
望洋台の先でいくつかの分岐が現れます。
今回は、大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)にお参りしてから登山口へ戻るので、無線中継所跡ではなく、「弁天岩」とか「登山口」の方へ。

五百羅漢岩(ごひゃくらかんいわ)です。
仏陀(ブッダ)に常に付き添っていた500人の弟子、または仏滅後の第1回の結集(けつじゅう)に集まった弟子にことを五百羅漢と言います。
突き出た岩々を弟子に見立てたのでしょうね。

弁天岩入口から大山祇神社に向かいます。

大山祇神社に向かう登山道は、細いですが危険度は低いかな。
でも、一日歩いてきましたからね。疲れも出るころだと思います。
登山で最もケガをしやすいのは、山から下るときです。
登山口に近づくほど気をつけましょうね。

奥に見える小さいお社が大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)です。
大山祇神とは、日本の神話に登場する神様で、いわゆる山の神様です。
福島県には60社の大山祇神社があります。
愛媛県今治市大三島町宮浦にある大山祇神社が、全国にある山祇神社(大山祇神社)の総本社になっています。
面白いことに、もともとは山の神なんですけど、愛媛県の大山祇神社が瀬戸内海にあるということなどから、海の神としての性格も強いそうなんですって。

大山祇神社は行き止まりにあるので、元来た道を戻り、弁天岩から日暮岩へ向かいます。
途中、道が崩れたところもありましたので、最後まで気を抜かないようにしましょう。

最後の名所、日暮岩(ひぐらしいわ)。
正面の岩に登って、目の前に広がる山々を楽しめる場所です。
岩の上に座って「日が暮れるまで飽きずに眺められるから、その名がついたのかなあ」って思ったみたり。
このあとは、最初に登場した「見下(みおろ)し岩」の分岐点まで行って、無事にこどもの村登山口に戻ったのでした。
りょうぜん紅彩館でお風呂に入ったよ
山を下りたあとの一番の楽しみと言ったら、コレ!
お風呂!でしょう。

「りょうぜん紅彩館」は、一般社団法人りょうぜん振興公社が経営する宿泊施設です。
こどもの村登山口から300mほど下った場所にあります。

お風呂は、宿泊でも日帰りでも利用できます。
日帰り入浴の利用時間については、
4月~11月までは、
・平日10:00~20:00(最終受付は19:00)
・土・日・祝前日・祝日10:00~21:00(最終受付は20:00)
12月~3月までは、
・土日、平日とも10:00~18:00(最終受付は17:00)
です。
入浴料は、大人400円、小学生200円、小学生未満無料となっています。
モンベル会員ですと、会員1人で合計5名までが100円引き、つまり、300円で入れちゃう!
ボクのようなモンベラーには、最高にありがたいサービスですね~

施設内はと~ってもキレイ!
大浴場からは、霊山を一望できちゃいます。
また、天然温泉ではないものの、霊山の湧水を使用してるんですね~
さらに、霊山の岩場に太古から自生し、その薬効が注目されている霊山ニンジン(学名:当帰(トウキ))と呼ばれているセリ科の植物
を乾燥させて、お風呂にいれています。
温泉と同じように、カラダがぽっかぽかになりますよ~

清潔で掃除が行き届いたキレイな脱衣場。
無料の貴重品ボックス、ドライヤーもあります。
浴室は広めで、温度調節式のシャワー完備の洗い場が7つほどあり、シャンプー、リンス、ボディソープも備え付けられています。
ほかのお客さんがいたので、浴室の写真は撮ってませんけど、マジ、広くてキレイですから。
お湯加減もサイコーで、「ホント、モンベラーは300円でいいの?」ってくらい安いですよ。
貸し切りになってなければ、休憩所も無料で使わせてくれたりもします。
霊山や周辺のお土産やジュースにアイスなども売ってますから、霊山登山の帰りにはぜひ寄るべき。
っていうか、ココよらないとかないですよ、いや、マジで。
「霊山に登ったら、紅彩館で締める!」
この合言葉忘れないでくださいね。
霊山に10回以上登っているボクとの約束だよ(笑)