2019年3月初旬の蔵王の樹氷はこんな感じだったよ
ボクが昨年山形県上山市にツーリングで行ったときと同じルートで、蔵王ライザワールドスキー場まで行きました。
福島県福島市からだと時間にしてだいたい1時間30分くらいです。
東北中央自動車道(福島県相馬市を起点に山形県を経由し、秋田県横手市で秋田自動車道に接続する全長約268kmの高速道路)ができてから、ホント、近く感じるようになりました。
福島大笹生ICから米沢北ICまでの区間は、今のところ無料ですし。
マジ、便利です。
蔵王ライザワールドスキー場までの道のり
さて、今回は会社の同僚の車に乗せてもらい、蔵王ライザワールドスキー場まで行きました。
福島県から山形県米沢市内を通って上山市に入りましたが、今年は雪が少ないですね~
道路も乾燥していて、しばらく雪が降っていなかったんじゃないでしょうか。
バイクでも行こうと思えば行けましたね、これ(笑)
そうこうするうちに、国道13号と県道12号との交差点まで来ました。
この交差点にセブンイレブン上山蔵王の森店がありますが、ここがコンビニ最終店舗です。
この先、蔵王ライザワールドスキー場までは、だいたい15km、時間にして20分くらいの道のりですが、道中、スーパーマーケットのようなお店はありません。
で、県道12号をまっすぐ東進すると、蔵王猿倉スキー場があって、その先に蔵王ライザワールドスキー場があるんですが、スキー場の入口がわかりづらい。
「蔵王ライザワールドスキー場入口」とかデカデカと書かれた看板があればいいんですけどね、見えるのは「石窯焼きピッツァ」の看板だけ。
そう、じつは、この看板がある場所こそ、蔵王ライザワールドスキー場の入口だったんですね~(笑)
まあ、よく見ると「石窯焼きピッツァ」の上に、めっちゃ小さく「ライザワールド」って書いてあるんですけどね。
どうやら、蔵王ライザワールドスキー場のレストランは、ピザに力を入れているらしく、イタリアから直輸入した本格石窯を使っているんだそう。
生地もソースはすべて手作り。
しかも、注文を受けてから生地を伸ばしてトッピングするという徹底ぶり。
やけに発音もいい。ピザじゃなくて、ピッツァだし。
「お客さん、ピザじゃなくてピッツァです」っていうサンドウィッチマンのネタを思い出しちゃったじゃないですか。
ピザをアピールしたいのはすっごくわかるんですが、周りが雪の壁になってるんで、ちょっと駐車場への入口わかりづらいっス(笑)
蔵王ライザワールドスキー場の施設を紹介するよ

はい、こちらがピッツァのおいしい蔵王ライザワールドスキー場です。
1300台ほど止められる駐車場は、シーズン中、駐車料金は無料。
ゲレンデに直結しているので、車を降りて徒歩1分でリフトに乗ることができます。
ゲレンデは、樹氷が楽しめるかもしかコース(全長780m)とパノラマコース(全長800m)のほか、4つのコースと平成26年2月に開催された「やまがた樹氷国体」にも使われたクロスカントリーコース(全長6km)があります。
写真向かって右の建物がリフト券売り場、左がピッツァのおいしいライザレストランです。
営業時間は、2018年12月14日~2019年1月18日が、リフト 8:30~16:00、レストラン10:00~16:30
2019年1月19日~2019年4月7日が、 がリフト 8:30~16:30、レストラン10:00~16:30になっています。

ここがリフト券売り場兼レンタルショップ。購入は現金のみです。
リフトは3本あります。
中央ゲレンデ用のLIZA PAIR I(546m)と、上級者用コース用のLIZA EXPRESS(753m)と、樹氷が楽しめるかもしかコースとパノラマコース用のLIZA PAIR II(708m)です。

蔵王登山に使うのは、リフト券売り場のすぐ隣にある、こちらの4人乗りLIZA EXPRESSと、その先の樹氷原に向かうLIZA PAIR IIの2つ。
なので、リフト券は、1回券(大人320円)を2枚買ってください。

ちなみに、そのほかの料金は、下記表のとおり。
これ以外にも各種割引チケットがあります。
詳しくは、蔵王ライザワールドスキー場の公式サイトで確認してくださいね~
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はやる気持ちを抑え、レストランがある建物でトイレをすませます。
山にはトイレはありませんからね。
登る前にトイレをすませるのは、基本中の基本です。

館内の様子。
スキー客というより、ボクたちと同じ登山客のようですね。

こちらが売店です。
まだ午前8時30分ですから、さすがにお土産を買っているヒトはいません(笑)

こちらが男子トイレ。
大便用にウォシュレットはありませんでしたが、キレイに掃除されていて気持ちよく使えました。
また、トイレの入口付近に更衣室があるので、ここで着替えることもできます。
リフトで樹氷原から熊野岳を目指すよ

登山目的でリフトに乗るときの注意点は2つ
1、リフト乗車は上り片道のみで、下りは利用できないこと。
2、スノーシューやかんじきを履いたままの乗車はできないこと。
あと、ソリを持っての乗車は、LIZA PAIR Iのみ可能となっていますが、スカイボートなどと呼ばれる簡易なタイプはぜんぶのリフトでOK。
こんなモノのことですね。
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リフトLIZA EXPRESSからLIZA PAIR IIを乗り継いで、終点まで来ると、目の前がもう樹氷原です。
あー、でも、スキー場にある樹氷は、けっこう溶けちゃってますね~
今年はホント、暖冬だったんだなあって感じます。
まずは、現在位置の確認から。

googleマップ上だと、「リフト終点」と書いたあたりになります。
ここから、破線を目安に東進して、まずは標高1,841mの熊野岳山頂を目指しましょう。

天気は上々。気温は午前9時過ぎで、マイナス3度くらい。
雪原を歩くと、と~っても気持ちがいいです。
雪は踏み固められているので、ほとんど沈み込むことはありません。
歩き方も、無雪期とほとんどかわらないですね~

雪に埋もれていてぜんぜんわかんないと思いますが、ここはエコーライン(県道)の上です。
ちょうど、山形県と宮城県の県境あたりになります。
雪があるときは、登山道がまったく見えませんので、要所要所に建てられたポールを目安に目的地に向かって歩きます。
ほかの方の足跡を頼りに進むと、まったく違うところに行ってしまうことがあるので、とくに初めて登る場合はGPSや目視で確認しましょう。

リフト終点から小一時間ほど歩くと、刈田岳の頂上が見えてきました。
手前にある雪に埋もれてよくわかんなくなっている建物は、蔵王山頂レストハウスです。

ちなみに、昨年6月、無雪期に行ったときのレストハウスはこんな感じでした。
笑えるくらい違うでしょ(笑)
ホント、雪があるなしでは、文字どおり世界が違いますよ。
ぜひ、みなさんにも、その目で見てほしいなあ。

ここは、蔵王の御釜の手前、刈田岳と熊野岳の分岐点。
通称馬の背と呼ばれています。
登山道を示すポールに着氷してますね。
これは「海老の尻尾(えびのしっぽ)」と呼ばれる現象です。
ぱっと見、その名前のとおり見えるでしょ?
はい、ここで問題です。
この場所の風は主にどちらからどちらに吹いているでしょうか?
答えは、左から右です。
え?右から左だと思ったって?
ああ、普通に考えるとそう答えちゃいますね~
でも、ここは樹氷のできる蔵王です。
最初に説明したように、樹氷は季節風によって空気中の水滴がモノに打ちつけられてできます。
ですから、写真で言うと、左から右に風が吹いて、ポールに打ち付けられた水滴が着氷してだんだんと育ってこのような姿になったんです。
だから、風は左から右に吹いているが正解なんですよ~

ちなみに、無雪期の馬の背はこんな感じです。
まったく登山をやらない方には、無雪期との違いがスゴイですよね~
こうやって比べると、山ってけっこうおもしろいでしょ?
さて、まずは馬の背から北進して蔵王最高峰の熊野岳を目指したわけなんですが、風がめちゃくちゃ吹いてきました。
いや、もうね、ボクのカラダに樹氷ができちゃうんじゃないかってくらいでした。
頭を低く、トレッキングポールでカラダを支えるような耐風の姿勢を取りつつ、少しずつ進みました。
まあ、天候は崩れてなかったんで、それほど歩くには問題はなかったんですが、寒さでカメラのオートフォーカスが効かなくなっちゃってそれがちょっと困ったかなあ。
仕方なく、iPhoneXRで撮影しようとしたんですが、ストームクルーザーのフードをかぶってゴーグルしてると、顔認証ロックが外れないんですよ(笑)
パスワード入力で外そうと、手袋をぬぐと、あっという間に指先が冷えて、ヤバかったっすよ。
なので、この先は、あんまり写真がないんです。ごめんなさい。

ってなわけで、熊野岳山頂に到着です。
せっかくなんで、ここも無雪期の写真と比較してみましょうか。

はい、こんな感じです。
この違いは、ぜひ、ご自身の目で確かめてほしいです。
熊野岳から刈田岳を目指すよ
では、ここから馬の背に戻って、御釜を見つつ、刈田岳山頂を目指します。

ルートはこんな感じですね。
相変わらず、ときおり強い風が吹いてきて、氷の粒が顔を打ちつけ、めっちゃ痛いです。
このころ、気温はマイナス7度。風速にして10mほどだったでしょうか。
冬の時期に蔵王を登るときは、ゴーグルとバラクラバは必須ですね~
クロージングに関しては、パタゴニアのR1、ナノパフ、モンベルのストームクルーザーでまったく寒くありませんでした。
失敗だったのが、グローブ。
スキー用のグローブだったせいか、写真を撮影するためいったん素手になると、グローブに手を戻してもなかなか温まりませんでしたね~
「気温マイナス7度って、そんなにたいしたことなくね?」って思う方がいるかもしれません。
でも、風のほとんどない街中と強風の吹く場所とではカラダが感じる気温はぜんぜん違うんです。
ヒトがカラダで感じる温度を体感温度っていいます。
日本では俗に「風速が1m増すごとに体感温度は約1度ずつ低くなる」な~んて言われてますね。
じっさいは、風が強くなれるにしたがって、温度の低下効果は下がりますし、また、夏と冬でも違います。
夏のように暑い時期は、風が吹いても体感温度はほとんど下がりません。
でも、冬山のようにすっごく寒いところだと、体感温度は急激に下がるんですね。
単純に言うと、この日の蔵王、気温マイナス7度、風速10mだとすると、体感温度はマイナス17度近くだったってこと。
そりゃ、グローブから出した手がめちゃくちゃ冷たく感じるわけですよ(笑)

こちらが、刈田岳手前から撮影した御釜(火口湖)です。
この写真もiPhineXRで撮ったんですが、かなりキレイに撮れてますよね。
下手したらボクが普段使っているOLYMPUSのデジカメより、写りがいいかもしれません。
しかも、マイナス10度近い寒さでも、ぜんぜん平気で動いてる。
iPhoneXRやるなあ。君を選んで正解だったよ(笑)

で、こちらが2018年6月の御釜の様子です。
御釜は、五色沼(ごしきぬま)とも呼ばれ、蔵王連峰の観光の目玉になってます。
なんで御釜って呼ばれるようになったか、正確な由来はわかんないんですけど、おそらく水を入れた釜に見えるからなんでしょうね。
また、御釜の湖水は、火山活動によってたびたび沸騰していることも、そう呼ばれるようになった原因だと思います。

今回の蔵王雪山ハイク、最後の目的地刈田岳山頂です。
奥に見えるのが、刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)奥宮です。
この奥宮と対になる宮城県刈田郡蔵王町にある刈田嶺神社を里宮と言い、この両宮が祀っていた「蔵王権現」からこの連峰に蔵王という名前がつきました。

こちらが刈田嶺神社奥宮の無雪期の様子です。
無雪期なら、車ですぐ近くまで行けますので、ぜひ一度訪れてみて、蔵王の歴史にふれてみるのもいいと思いますよ~

このあと、刈田岳を出発し、もと来た道を戻って、蔵王ライザワールドスキー場のゲレンデを徒歩で下り、無事に駐車場までたどり着きました。
今回の雪山ハイクにどのくらいの時間がかかったかなんですけど、今回は蔵王をはじめて登る同僚がいたし、風も強かったので、かなりゆっくり歩きました。
リフトを降りてから馬の背まで歩いて約1時間。
馬の背から熊野岳山頂までが約1時間。
熊野岳山頂から刈田岳山頂までも約1時間。
刈田岳山頂からスキー場駐車場まで歩いて下りて約1時間30分。
なので、だいたい5~6時間あれば、3月初旬の蔵王雪山ハイクを楽しめると思います。
参考にしてくださいね~