こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
最近、なぜか「健康と運動(ダイエット)に関する記事」が読まれてます。
ボクは、わりといい年したおっさんなんですけど、いつまでもキャンプツーリングできるよう、健康には気を使ってます。
そのかいあってか、体脂肪率は11~13%くらいを維持してて、もちろん、アスリートとかボディビルダーとは比べものになりませんが、まあそこそこ引き締まったカラダなんですよ~
以前は、美容と健康のため腹筋運動のやり方を紹介しました。
今日は、その第二弾。
誰もが知っている筋トレのうちのひとつ、スクワットについての解説です。
アスリートやビルダーとは違って、普通のおっさん目線なんで、下半身を引き締めたい女性や筋トレ初心者、ちょっと体重を減らしたい中高年向きの、自宅でできるスクワットの正しいやり方の紹介ですよ~
スクワットってウソ情報が多いから気をつけて
スクワットを知らないヒトは、まずいないと思います。
学生時代の部活や学校の授業で誰でも一度はやったことがあるはず。
だけど、「正しいスクワットのやり方を知っている?」って聞かれたとき、自信をもって「もちろん!」って答えられるヒトはあまりいないんじゃないかなあ。
まずね、スクワットってのは、単なる膝屈伸(ひざくっしん)じゃないんですよ。
スクワットは、ヒトの筋肉の中でもTOP3に入る大きな筋肉である、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、大臀筋(だいでんきん)、ハムストリングのすべてを同時に鍛えることができます。
(ハムストリングは、太ももの裏側にある筋肉で「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」「半膜様筋(はんまくようきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」の集合体の総称)
そのため、スクワットは、筋力トレーニングを本格的にやっている方たちの間では、主に胸周りの筋肉を鍛えるベンチプレス、背中と下半身を鍛えるデッドリフトと並んで、とても重要視されているトレーニング方法なんで、この3つはBIG3と呼ばれています。
さらにスクワットは、「キング・オブ・エクササイズ」とも言われていて、スポーツ選手が行うトレーニングの中で、もっとも重要な運動でもあるんです。
なぜか?その理由を一言でいうと、下半身はすべてのスポーツの土台だからです。
だけど、だれでも知ってるほど知名度が高く、とっても優秀なトレーニング方法だけに、誤った情報がいかにも正しいことのように伝わることもあるのが困りモノ。
例えば、最近よく見かけるのが、ダイエットにめちゃくちゃ効果的という表現。
それだけであれば、「ちょっと大げさな言い方」ですむんですけどね、ひどいものになると「スクワット15回で腹筋500回の効果」なんて書いてある。
いやいやいやいや。ありえませんから。
どこ情報ですか、それ(笑)
おそらく、スクワットは足の大きな筋肉を同時に鍛えられるというところから、代謝が上がるという理論に結びついてのことからかなあ。
腹筋との比較も、たしかに一般に腹筋と呼ばれる腹直筋は筋肉の大きさ、つまり、筋体積で言うと上から13番目くらいなんで、「消費カロリーに大きな違いがある」ことを強調したいんだと推測できますけどね。
でもまあ、スクワット15回で腹筋500回は、何の根拠もない数字をあてて、もっともらしく表現したウソ情報としか言えませんね~
はっきり言いますけど、スクワットは、よほどの高負荷をかけるか、有酸素運動並みに何時間もやり続けるかしなければ、ダイエット効果なんて微々たるものですよ。
下の表を見てください。
| 臓器・組織 | 重量 (kg) | エネルギー代謝量 | 比率 (%) | |
|---|---|---|---|---|
| (kcal/kg/日) | (kcal/日) | |||
| 全身 | 70.0 | 24 | 1700 | 100 |
| 骨格筋 | 28.0 | 13 | 370 | 22 |
| 脂肪組織 | 15.0 | 4.5 | 70 | 4 |
| 肝臓 | 1.8 | 200 | 360 | 21 |
| 脳 | 1.4 | 240 | 340 | 20 |
| 心臓 | 0.3 | 440 | 145 | 9 |
| 腎臓 | 0.3 | 440 | 137 | 8 |
| その他 | 23.2 | 12 | 277 | 16 |
これは、体重70kgの男性の安静時代謝量(座って安静にしている状態で消費されるエネルギー量)です。
代謝量に占める筋骨格の割合は、全身の筋肉をすべて合わせても22%しかないのがわかると思います。
たしかにスクワットは、TOP3の筋体積を持つ筋肉が鍛えられるとは言え、全身の筋肉のうちのいくつかだけ。
一般のヒトが多少スクワットをやったからと言って、骨格筋の比率など1%も上がることはありません。
やせる目的だけなら、スクワットよりももっと優秀な運動方法はほかにいくらでもあります。
スクワットは、万人におススメのトレーニング方法であることは間違いありませんが、体重減少を目的とした場合、はなはだ非効率的だと言わざるを得ませんね~
ボクが、筋トレに関する誤情報が困りモノと書いたのは、あまりにも大ぶろしきを広げた情報をうのみにしてしまって、いざやってみたら効果が感じられないからやめてしまう方がわりと多いからなんです。
せっかく筋トレをはじめたのに、ウソの情報のせいでやめちゃうって、ホント、もったいない。
でも、腹筋とかスクワットとか、筋力トレーニングについて正しく理解してからはじめれば、すぐに効果は感じられないかもしれないですが、美容と健康にとってすっげぇ有効だと気がつくはず。
それに、効率的でケガをしないトレーニングをするためには、筋肉についても知っておかなきゃなりません。
多少専門的な話になるかもしれないですが、わかりやすい言葉で解説するので、下半身を引き締めたい筋肉女子ばかりでなく、体力の低下を実感する中高年の方にも、今後の健康寿命を延ばすために、ぜひ、最後まで読んでくださいね~
大きい筋肉ってなに?
大きい筋肉とか筋体積いう言葉を出しました。
これは、文字通り筋肉の大きさのことで、断面積ではなく、厚みも考慮した容積となり、立法センチメートルの単位で表すのが一般的です。
一般論として、筋肉が大きければ大きいほど力が出ます。
そして、大きい筋肉ほど鍛えると大きくなりやすい性質があるので、本格的に筋力トレーニングをする方たちは、まずは、大きい筋肉から鍛えます。
筋肉の大きさは、上から5番目まではこんな感じ。
1位 大腿四頭筋 1913㎤
2位 大殿筋 864㎤
3位 ハムストリング 776㎤
4位 三角筋 792㎤
5位 大胸筋 676㎤
(参考文献:プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典)
スクワットは、1~3位までの筋肉を同時に鍛えることができるんですね~
ちなみに4位と5位は胸と肩周りの筋肉で、ベンチプレスというトレーニングで鍛えることができるますが、スクワットと比較すると、鍛えられる筋肉の大きさがずっと小さいのがわかると思います。
では、スクワットを効果的に行うため、まずは、スクワットで使う大腿四頭筋などの筋肉の仕組みと働きを見てみましょう。
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)とは?
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は、その名前のとおり、大腿直筋(だいたいちょっきん)、中間広筋(ちゅうかんこうきん)、外側広筋(がいそくこうきん)、内側広筋(ないそくこうきん)の4つの筋肉で構成されています。

メモ
頭筋とは、筋頭(きんとう)のこと。
骨格筋は、腱によって関節をはさんで2つの骨にくっついて動いているが、この付着部のうち相対的に動きの少ない側を筋頭(又は起始)、大きく動く側を筋尾(きんび)(又は停止)、筋の中央部を筋腹(きんふく)という。
大腿四頭筋のうち、大腿直筋は膝(ひざ)を伸ばす動作と、股関節(こかんせつ)の動作の二つを担当し、ほかの3つの筋肉は膝を伸ばすことだけを担当しています。
つまり、膝を伸ばす動作は、4つの筋肉をフル活用しなければできない大変な動作ってことですね~
この動画を見ると、膝を曲げた状態から伸ばすときに大腿四頭筋は大きく縮み、すべてが使われているのがわかるはず。
筋肉が一番大きな力を発揮するのは、縮むときなんです。
大腿四頭筋は、歩く、走るなどといった日常生活における基本動作に大きくかかわっているだけでなく、ほぼすべてのスポーツに大きく貢献しています。
走るスピードの減速や、垂直飛びなどにも働きます。
この筋肉群をもっとも効率的に鍛えられるからこそ、スクワットは、キング・オブ・エクササイズなのであり、スポーツ選手が最も重要とする運動なんですね~
大腿直筋(だいたいちょっきん)について

出典:筋肉guide
大腿四頭筋の約15%を占め、大腿四頭筋が縮んだ状態から伸びるときに発揮する力の20〜25%を担っています。
股関節から膝関節をまたいでつく、大腿四頭筋の中で唯一の二関節筋(にかんせつきん)です。
股関節がまっすぐに伸びた状態で最も強い力を発揮し、ヒザが上がった状態(股関節の屈曲)ではあまり力が出ません。
ランニングやジャンプ、スキップに大きく貢献し、方向を変えるとか、ブレーキをかけて停まるときもこの筋肉はよく働きます。
瞬発的な動きへの貢献度が高い筋肉ですね~
中間広筋(ちゅうかんこうきん)について

出典:筋肉guide
大腿四頭筋の約15〜40%を占め、大腿四頭筋が縮んだ状態から伸びるときに発揮する力の40〜50%を担っています。
大腿直筋の下層を通る筋で膝関節運動にしか作用してません。
大腿四頭筋のなかでも最も深いところにあるんで、直接触れることは難しいです。
大腿直筋とともに歩いたり、走ったり、そしてジャンプしたりすることに使われてます。
最も力を発揮するのは、股関節が曲がっている状態で、膝関節を伸ばす動きをするときです。
外側広筋(がいそくこうきん)について

出典:筋肉guide
個人差が大きい筋肉で、最大で大腿四頭筋の40%を占めることもあります。
また、大腿四頭筋が縮んだ状態から伸びるときに発揮する力の20〜25%を担っていて、中間広筋と同じく膝関節の伸展にのみ作用する筋肉です。
内側広筋とともに膝蓋骨(しがいこつ)、いわゆるヒザの皿の安定を保っています。
外側広筋と内側広筋のバランスが崩れると、膝蓋骨の脱臼などに繋がることがあります。
外側広筋を鍛えるためには、膝関節を屈伸させることが必要ですが、股関節をやや外側に開いた状態をお尻をかかとまでつけるようにすると、より効果的です。
この筋肉も、歩行やランニングといった日常動作をはじめ、あらゆるスポーツの基礎動作に大きく貢献しています。
内側広筋(ないそくこうきん)について

出典:筋肉guide
大腿四頭筋の20〜35%を占めており、大腿四頭筋が縮んだ状態から伸びるときに発揮する力の10〜12%を担っています。
ヒザに近い大腿の内側を通り、外側広筋とともに膝蓋骨の安定に貢献してる筋肉です。
足が疲れて思うように立っていられないとき、「ヒザがガクガクする」とか「ヒザが笑う」などと表現するでしょ?
これが内側広筋の疲労なんですね~
内側広筋を鍛えるためには、外側広筋のトレーニングとは逆に股関節をやや内側に向けた状態をお尻をかかとまでつけるようにすると、より効果的。
外側広筋同様、歩行やランニングといった日常動作をはじめ、あらゆるスポーツの基礎動作に大きく貢献しています。
大臀筋(だいでんきん:簡略字が大殿筋)とは

出典:IPA「教育用画像素材集サイト」
大殿筋は、お尻の筋肉のうち最も表面にあって、臀部の大部分を締めます。
単一筋としては人体の中で最大・最重量で、強大な筋力を発揮するんです。
(大腿四頭筋は、4つの筋肉の集まり)
大臀筋は背骨の一番下あたりから斜め下に向かってはじまり、太ももの裏側あたりまで伸びています。
このあと説明するハムストリングスとともに、股関節を伸展(しんてん)や外側に広げる動作を行っていて、股関節が約15度以上伸展したときに使われはじめるので、じつは歩くときにはあまり作用してません。
つま先を外側に開いた状態で股関節を動かすときに一番使用されることになります。
メモ
股関節の伸展とは、直立の姿勢から足を後ろに引く作用を言う。
通常歩行では、足を15度以上後ろに引くことはないので、大臀筋はあまり使われないのである。
また、ヒザを曲げながら胸に引き上げた時の股関節の作用を屈曲(くっきょく)と言う。
股関節の外旋(がいせん)とは、ヒザを持ち上げたとき、ヒザから下を内側に入れる動きのことで、逆にヒザから下を外側に動かすことを股関節の内旋(ないせん)と言う。
直立の状態でつま先を外側に向け股関節を広げることを外転(がいてん)、つま先を内側に向け股関節を狭めることを内転(ないてん)と言う。
大臀筋は、足を後ろに引いた時に収縮し、筋肉が使われてます。
また、座った姿勢から立ち上がる時も同じように、大臀筋が使われているのがわかると思います。
つまり、スクワット行うときは、つま先を外側に向けてやれば、より効果的に大臀筋に効かせられるってこと。
片足をイスに乗せ、もう片方の足を後ろに大きく引いた状態で、腰を沈み込ませる動作を行うことで、関節の伸展による大臀筋のエクササイズができますね~
大臀筋は、股関節の動きと大きく関わり合いがあるので、日常の正しい姿勢を保つためにも日頃から鍛えることがめちゃくちゃ重要です。
とくに、女性の方に強く言いたい!
引き締まったお尻とファッションモデルのような姿勢になるためには、実は大臀筋のトレーニングがすっごく大切なんです。
女性だからスクワットをやらなくてもいいという考えは、大きな間違いです。
むしろ、女性だからこそ、スクワットを十分にやるべきなんです。
ハムストリングとは

出典:IPA「教育用画像素材集サイト」
ハムストリングは大腿二頭筋(だいたいにとうきん)、半腱様筋(はんけんようきん)、半膜様筋(はんまくようきん)という3つの筋肉で構成されています。
場所で言うと、ちょうど太ももの裏側、大腿四頭筋の反対側にある筋肉です。
大腿四頭筋の拮抗筋(反対の動きをする筋肉)として働き、主に膝関節を曲げる動作を行っています。
また、膝下を外側に回転させるという役割も担当してます。
膝を曲げてふくらはぎを太ももの裏側に引きつける動作や、走る時の地面を蹴る動きを力強く行うためには、ハムストリングの筋力が重要です。
別名「ランナー筋」とも呼ばれ、走るスポーツをしている人が発達している筋肉ですね~
とくに、短距離系スポーツ選手はすっごく発達していて、膝を曲げ、股関節を使って足で地面を蹴るダッシュの動作は、ハムストリングによるものです。
運動以外にも、ハムストリングは大臀筋とともに股関節の伸展動作にかかわってて、骨盤の安定を保ってます。
ハムストリングの柔軟性が失われると骨盤が後傾しやすくなり、逆に柔軟性が高すぎたりすると骨盤は前傾しやすくなります。
通常歩行の股関節の動きは、ハムストリングによって行われています。
ハムストリングは、いわゆる「足がつる」などの障害を起こすことが多いんですが、大腿四頭筋の筋力に対してハムストリングの筋力が弱すぎることや柔軟性が低いことが原因の一つと考えられていますね。
ハムストリングのストレッチ運動は、床に座った状態で行う、いわゆる前屈が効果的。
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)について

出典:筋肉guide
ハムストリングを作る筋肉のひとつ、大腿二頭筋は太もも裏面の外側にあって、その名のとおり筋頭を二つを持っており、大腿二頭筋長頭(だいたいにとうきんちょうとう)と大腿二頭筋短頭(だいたいにとうきんたんとう)で構成されています。
主な作用は膝関節(ひざかんせつ)の屈曲(曲げる動作)ですが、大腿二頭筋長頭が股関節の伸展動作にかかわっているのに対し、大腿二頭筋短頭は関与してません。
また、ほかのハムストリングと同じく骨盤の安定を保っています。
この筋肉を効果的に鍛えるには、つま先を外側に開いて股関節を外旋させた状態で行うといいですね。
半腱様筋(はんけんようきん)について

出典:筋肉guide
半腱様筋は太もも裏面の内側にあり、主な作用は膝関節の屈曲です。
ヒザ下の内旋と、股関節の伸展や内転にも作用しており、ほかのハムストリングと同様、骨盤の安定を保っている筋肉です。
この筋肉を効果的に鍛えるためには、つま先を内側に向けて行います。
半膜様筋(はんまくようきん)について

出典:筋肉guide
半膜様筋は、太ももの裏側の内側にある筋肉です。
膝関節が屈曲するとき、内側半月板(膝関節の間にあってクッションとなり、膝の円滑な運動を助ける働きをする軟骨組織)などの挟み込みを防止し、ヒザが曲がる動作を円滑にしている、と~っても重要な筋肉です。
スクワットの基本と間違ったやり方
さて、大変長らくお待たせしました。
スクワットに使われる筋肉の仕組みがわかったところで、間違ったやり方と正しく効果的なやり方を説明しましょう。
今回ボクが紹介するスクワットとは、何も持たずに自分のカラダだけ使うやり方で、自重トレーニングと言います。
筋肉にかける負荷は、自分の体重+重力です。
ダンベルやバーベルなどといった重り(ウエイト)を使うトレーニングは、ウエイトトレーニングですね~
自重トレーニングは、仕事が終わったあととか、自宅でほんのちょっとの時間でもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
筋トレは、最初に誤ったやり方を身につけてしまうと、あとで直すのが難しくなるし、もし万が一、ケガなどしてしまうと何のためにトレーニングしたのかわからなくなってしまうので、まずはじめにやっちゃダメな誤ったフォームからいきましょう。
間違ったスクワットやり方 その1 猫背になっている
筋トレの基本は、背中をまっすぐにすることです。
(唯一の例外は、いわゆる腹筋を鍛えるときだけ。)
とは言え、逆に背中を反らせてもダメなんです。
まっすぐ、まっすぐを意識しましょう。
猫背のまま行うと、最悪腰を痛めるので十分気をつけてください。
で、最初に言ったとおり、スクワットはヒザの屈伸運動ではありません。
ヒザを曲げようとするのではなく、「和式トイレで用を足すときにお尻を下ろしていく」、そんなイメージでやってみるとうまくいきますよ~
スクワットの間違ったやり方 その2 前かがみとヒザが前に出る
スクワットをするときは、顔は正面を向くようにしましょう。
下を向くと、前かがみの姿勢になってしまいますし、ヒザがつま先より前に出すぎてしまうんです。
間違った姿勢で行うと、ヒザを痛めてしまうので、注意してください。
スクワットの間違ったやり方 その3 お尻が先に上がっている
何も持たずに自重だけやるスクワットは、そんなに姿勢がくずれたりはしませんけど、しゃがみこんだ姿勢から立ち上がるとき、お尻だけを上げようとすると、重心が前にいって前かがみになり、ヒザが前に出て腰やヒザに負担がかかってしまいます。
大きな筋肉である大腿四頭筋と大臀筋を使い、頭からお尻まで一本の棒で貫いたようなイメージでお尻から上全体で立ち上がってみるとうまくいきますよ。
スクワットの間違ったやり方 その4 かかとが浮いてしまう
自然にやればかかとは浮きませんが、反動をつけたり、前かがみになりすぎたりすると浮いてしまいます。
かかとが浮くと、姿勢が崩れて危ないし、ヒザや腰に負担がかかります。
立ち上がるときは、つま先に力をかけすぎないようにしましょう。
意識して重心をかかとよりにね。
スクワットの間違ったやり方 その5 ヒザが内側を向いている
ヒザが内側を向く、つまり、内股ぎみの姿勢はヒザを痛めやすいんです。
これまで見てきた各筋肉の動きを思い出してみてください
一番大きな筋肉である大腿四頭筋がもっとも活躍する姿勢はどうだったでしょうか?
単体で一番大きな力が出る大臀筋は、どのように動いていましたか?
そう、つま先を外に向ける姿勢(股関節の伸展)なんですね~
力を出そうとして、逆に変な力の入れ方をしてしまうと、内股の状態になりやすいんです。
一番力が出る姿勢は、つま先を外側に向け、股関節を開いた状態にすることですよ。
自然体でやってみましょう。
スクワットの間違ったやり方 その6 顔が上を向いている
ヒトは、疲れてくると、どうしても上を向いてしまうもの。
いわゆる、あごが上がるという姿勢ね。
最初に言ったように背中をまっすぐ、その延長で首もまっすぐが基本。
首を前や後ろに反らしてはダメです。
首が安定しないと、ほかの場所も安定しなくなりますよ。
スクワットは、意識して正面を向くようにしてやりましょう。
フルスクワットが基本中の基本です
やっちゃダメな間違ったスクワットはわかりました?
筋トレは、何も考えずに力だけ入れてやるとダメなんですよ。
意識して、間違いを正しましょう。
さて、スクワットには、ハーフやクワッドなど、お尻(腰)の位置をどこまで下げるかによって、いくつかの種類があります。
もっとも深くしゃがみ込むやり方を、フルスクワットって言います。
はっきり言うと、まず最初は、フルスクワットのみをやったほうがいいです。
フルスクワットはヒザを痛めるだとか、足に負担がかかるだとか、誤った情報があふれているが、まったくの逆ですからね。
フルスクワットこそが、もっとも負担が少なく、これまで見てきた大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングをもっとも効果的に鍛えることができるんです。
その理由は、筋肉の動きで学んだとおり。
筋肉は縮むときに力を発揮するので、大腿四頭筋はヒザを曲げた状態から伸ばしていくときに一番力を出します。
逆に、大腿四頭筋の裏側についているハムストリングは、ヒザが伸びた状態からヒザを曲げるときに一番強い力を発揮するのです。
つまり、ハンパな状態でしゃがみこみを止めてしまうと、大腿四頭筋とハムストリングのバランスが取れず、より大きな筋肉である大腿四頭筋が勝ってしまって、体が前のめりになり、逆にヒザを痛めやすくなるってワケ。
だから、スクワットは、お尻がかかとにつくくらい下ろし、大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングの3つの筋肉をフル活用して立ち上がるのがもっとも効果的でもっとも安全なんですね~
下半身を引き締める、自宅で手軽にできる最高のスクワットフォーム
んじゃあ、下半身を引き締めたい女性や筋トレ初心者、中高年の方に自重スクワット最高のフォームを紹介しましょう。
ぶっちゃけ、スクワットは、このフォームひとつでいいんじゃないかってくらいオススメです。
もし、このやり方では物足りなくなったとき、あらためて、別の方法を試してみればいいと思います。
まず、基本姿勢です。
1、「気をつけ」の姿勢から、右つま先を外側に30度開く。
2、左つま先も同様に外側に30度開こう。
3、そこから足を肩幅より気持ち広めに開く。
この肩幅というのがけっこうくせ者で、思っているよりも意外と広いんですね。
はじめての人がやると、たいてい狭すぎます。
狭すぎると、ヒザが内側に入ってしまって、効果が薄くなっちゃいますよ。
感覚としては、右足かかとは右肩からにそろうくらい、左足かかとは、左肩にそろうくらい。
このポジションが基本姿勢となります。
基本の姿勢を覚えたら、次は壁に向かって基本姿勢をとってみてください。
壁につま先がくっつくか、くっつかないかくらいまで近づきましょう。
壁の代わりにガラスや鏡だと姿勢を崩したときに危ないので、動かない壁や戸、ふすまなどにしてね。
顔は正面。壁にキスするくらい近いと感じますが、それでOK。
両手は、前に出して壁に触るか触らないかの位置をキープしましょう。
あ、壁に寄りかかってはいけませんよ。
バランスを崩したとき、あるいはスクワット中のガイドとして手は壁に添えるだけ。
準備はできましたか?
それでは、お尻(腰)をゆっくり下げていきましょう。
はじめのうちは、うまくバランスが取れないと思います。
そのときは、手で壁をなでるようにして、体が前や後ろに倒れないようにしてもいいですね。
お尻はだいぶ落ちたでしょうかか?
ヒザが水平の場合は、もうひと踏ん張り。
お尻をかかとにつけるくらいのイメージで、ゆっくりと下ろします。
和式トイレで用を足すように、ですね。
これ以上落ちないというところまで来たら、次は、頭からお尻まで一本の棒で貫いたようなイメージでお尻から上全体でゆっくりと立ち上がりましょう。
足で蹴り上げるように一気に立ち上がってはダメ。
きついかもしれませんが、ゆっくりとやることです。
うまく立ち上がれました?
OK。それで1セット終了です。
このスクワット、何が難しいって、バランスをとることです。
途中で前や後ろに倒れそうになったんじゃないですか?
でも、それでいいんです。
正しいスクワットのフォームじゃないと、バランスを崩して倒れてしまうんで。
つまり、強制的に正しいフォームにさせられてるってワケ。
壁に向かっているので、ヒザは前に出ないし、前のめりになることもありません。
猫背にもならないし、後ろに体が反ることもないんです。
そして、バランスをとらなきゃならないので、反動を使って一気に足の力で立ち上がることもできないはず。
このやり方だと、はじめてやった人でも、とっても理想的なフォームでスクワットができてしまうんですね~
股関節もけっこう使うんで、大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングの3つの筋肉をフルに効かせられます。
もちろん、年齢や性別、体型などには個人差があるから、多少の位置調整は必要ですけど。
気をつけてほしいことは、うまくできないからと言って、楽をしようとして壁から離れすぎたり、壁に寄りかかったりしないこと。
最初は難しいですけど、毎日やれば、すぐにうまくできるようになります。
これは絶対断言できるんですよ。なにせ、ボクがそうだったから。
文字ではうまく伝わらないかもしれないので、参考の動画を紹介しておきますね。
ただし、この動画はクォータースクワットなんで、動画よりもっともっと深く腰を落とすようにしましょう。
まとめ
スクワットも腹筋もそうなんですが、筋力トレーニングをするときに忘れてはいけないことは、その運動がどんなトレーニングなのかを考えながら行うことです。
鍛えられる筋肉はどこなのか、その筋肉はどういう動きをして、どういう力を出すのか、効果的に動かすにはどうしたらいいのか。
それをわかった上でトレーニングをすれば、何も考えずにやった場合に比べ、その効果に雲泥の差がでるんです。
間違ったやり方だと何か月やっても大して効果が出ないのに、ちゃんとやれば1か月で効果が目に見える。
そんなことだって普通にあります。
ちょっと前置きの筋肉の説明が長く感じたかもしれませんが、すっごく大事なことなんで、どうしても説明したかったんです。
職場の同僚とかに、「筋トレって何回やったらいいの?」とか、よく聞かれることがあるんですけど、筋力トレーニングは、回数をこなす運動ではありません。
たとえば、今回のスクワット、筋肉の動きを考えず、ただのヒザ屈伸で終わらすのだったら、100回やっても効果はないと思いますよ。
だけど、スクワットに使われる筋肉の作用を想像しながら、ゆっくりと正確にやれば、1日1回でもいいと思います。
もし、正しくやって3回で疲れたなら、3回でやめてもいいんじゃないですかね。
ただ、次の日も同じように3回やってください。
そうして繰り返すうちに、最初は3回しかできなかったスクワットが5回、10回とできるようになってきます。
筋トレで効果を得ようと思ったら、継続することが何より大切なんです。
本格的に筋力トレーニングをして、なんらかの大会を目指す人は別ですが、一般的な範疇(はんちゅう)であれば、特別な才能は必要ないと思います。
必要なのは、毎日がんばって続けることだけ。
で、もし、自重に慣れてきたら、今度はウェイトトレーニングに挑戦するのもいいですね。
さらに筋力トレーニングの本当の効果が見えてくることでしょう。
正しい腹筋のやり方は、こちらをどうぞ。
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