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【2018年夏】九州一周キャンプツーリング5日目 長崎県内ひた走る

こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。

2018年7月中旬、バイクで九州一周ツーリングに行ってきました。

今回は九州ツーリング5日目、長崎県の雲仙市から同じ長崎県の平戸市までをひたすら走った様子を紹介しちゃいますよ~



 

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今回のルート紹介

長崎県雲仙市にある田代原キャンプ場を出発し、2018年、世界文化遺産に登録された原城跡に立ち寄り、国道251号線を北上、長崎市、佐世保市を通って、キャンプ地である長崎県平戸市を目指します。

途中、軍艦島を見たり、海岸線のサンセットロードを走ったり、まあ、この日のキーワードは海と島と橋って感じ。

移動距離は279km、時間にして約6時間53分(休憩時間を除く)です。

今回の九州一周ツーリングでは、とくに長崎県の海岸線を走ってみたかったので、もっとも滞在時間が長く、丸2日以上、長崎県内を走り回りました。

そして、今回のツーリングで一番うれしかった出来事も、この日にありました。

え?どんなことかって?

それは、読んでのお楽しみ。

ちょっと長くなりますが、お付き合いのほど、よろしくお願いいたしまする~

世界文化遺産 原城跡(はらじょうあと)に行って天草四郎の墓にお参りしたのだ

目が覚めたのは、何時ころだったかなあ。

午前2時?3時?

なんかね、寒くて目が覚めちゃったんですよ(笑)

前日の島原市街地の日中の気温が35度オーバーでも、夜の雲仙は20度そこそこ。

さすがは、100年以上前に外国人の避暑地として有名だった雲仙です。

Tシャツの上にパタゴニアのフリースR1とフーディニジャケットを着こんで、もう少しだけ眠りました。

ちなみに、アンダーウェアは、夏場最強のジオライン クールメッシュ。

 

クロージングのレビューはこちらから

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午前5時過ぎに田代原キャンプ場を出発。

国道389号を南下し、原城跡のある南島原市を目指します。

 

原城跡に向かう前に、潜伏キリシタンと世界遺産登録についてちょっと紹介を。

2018年7月、「長崎(ながさき)と天草(あまくさ)地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録決定されました。

潜伏キリシタンとは、キリスト教禁教期の17~19世紀の日本で、表向きは普通の生活しながら裏でひっそりとキリスト教由来の信仰を続けようとしたキリシタンのことです。

一般的には、潜伏キリシタンも隠(かく)れキリシタンも同じ意味で使われますが、区別するとすれば、「かくれキリシタン」は、キリスト教が解禁となった19世紀後半以降も引き続き潜伏キリシタン以来の信仰を続けた人々のことを指します。

世界文化遺産に登録になったのは、長崎と天草地方の潜伏キリシタンが「潜伏」したきっかけや、信仰の実践と共同体の維持のためにひそかに行った様々な試み、そして宣教師との接触により転機を迎え、「潜伏」が終わりを迎えるまでの12構成資産です。

詳しくは、長崎県世界遺産登録推進課長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をご覧になってください。

 

原城跡に到着。

田代原キャンプ場から原城跡までは、距離29.7km、バイクで45分くらいでした。

世界文化遺産に登録になったばかりだからか、ひっそりとしていて観光地然としてないないのがイイ!

 

原城は、長崎地方の南東部、現在の南島原市にあったキリシタン大名有馬氏が築いた居城です。

その後、領主が有馬氏から松倉氏に変わり、原城は使われなくなりました。

1637年、江戸幕府が禁教政策を進める中、松倉氏の厳しい統治と飢きんをきっかけとして「島原・天草一揆(通称、島原の乱)」が起こります。

この一揆には、天草四郎時貞を総大将として、同地方の百姓を中心とした約2万数千人のキリシタンが加わり、原城跡に立てこもったんです。

幕府軍は、12万人を超す兵力で一揆勢を攻撃、4ヶ月に及ぶ攻防の末、一揆勢は老若男女の別なくほぼ全員が殺されました

なお、幕府側も反撃によって8千人以上もの死傷者を出しています。

 

平日の早朝。誰もいません。

 

こちらが天草四郎時貞(本名:益田四郎)のお墓です。

天草四郎は、キリシタン大名で関ヶ原の戦いに敗れて斬首された小西行長の遺臣・益田好次の子とされていますが、出生地や生涯は諸説あり、不明な点が多い方です。

幕府軍との激戦の末、原城の本丸にて幕府方の肥後細川藩士・陣佐左衛門に討ち取られ、原城三の丸の大手門前、そして長崎出島の正面入り口前に晒されました。

樺島灯台(かばしまとうだい)に行ってきたよ

原城跡から北上し、海沿いを通って長崎市の南西にある野母崎半島、そこにある樺島灯台に向かいます。

 

海沿いを走る国道251号の景色はキレイですね~

 

国道251号から樺島に向かう県道34号線に入ると、道幅はかなり狭くなります。

アップダウンが多く、カーブもきつくて、通行には注意が必要ですね~

道路わきにはビワの木がたくさんありました。

長崎市野母町地区はビワの産地として有名です。

 

原城跡からバイクで走ること97.6km、約2時間30分。

樺島の入り口、樺島大橋(1986年開通、全長227m)に到着です。

 

島は周囲7.5km、人口約700人で、樺島漁港を中心とした構成になっています。

各所に湧水が多く、とっても水が豊かな島で、船舶に水を補給するための井戸が掘られていることから「川場島(かわばしま)」と呼ばれていたものが、「樺島(かばしま)」に転訛したと言われています。

 

どーん!

その樺島の名物の一つが、こちら。オオウナギです。

 

水の豊かな樺島の井戸には、オオウナギが生息しているんですが、日本における南洋産オオウナギの生息の北限地となっており、国の天然記念物に指定(大正12年3月7日指定)されているんですよ~

 

ちなみに、長崎市野母崎樺島町にあるオオウナギの生息地(長崎市HP)ですが、写真のようにめちゃくちゃ狭い場所にあります。

普通車じゃ直接乗りつけるのはちょっと無理。

付近の空きスペースに車を止めて歩いて行きましょう。

ですが、バイクなら余裕です。

バイクツーリングは、こういう普通ならスルーしちゃうような場所にも気軽に行けるので、ホントいいですよね~

 

オオウナギ生息地から3.1km、約15分南下すると、樺島灯台公園駐車場です。

光の関係でちょっと見づらいんですけど、駐車場のほかバイクを止めているあたりに公衆トイレもあります。

 

駐車場から歩いて1分ほどで樺島灯台に到着。

樺島灯台(1953年に野母崎灯台から名称変更)は、1932年(昭和7)竣工。

高さ11.8mの鉄筋コンクリート造りの白色円形の美しい灯台です。

光達距離は28海里(約52km)で、天草灘を航行する船舶の安全を守っています。

当初は簡易気象観測業務も行っていたため、看守長と看守の2名が常駐していましたが、1958年に簡易気象観測業務が廃止、さらに1971年には無線監視によって自動・無人化施設になりました。

なお、灯台内には入ることができません。

 

突端には、展望施設があります。

 

展望台に登ると、360度の大パノラマで広がる天草灘の雄大な大海原が楽しめますよ~

桜の名所でもあるらしく、春に訪れるのがオススメみたい。

 

1988年、灯台周辺が公園として整備されて、1993年には旧灯台吏員退息所を活用した資料館が開館しました。

館内には、古い灯器や機械類、長崎港周辺で海上を見守る灯台や航路標識が詳しく紹介されています。

名称 樺島灯台(かばしまとうだい)
住所 長崎県長崎市野母崎町樺島792-1
電話番号 095-893-1111(野母崎行政センター)
営業時間 外観見学自由(展示室は9~17時)
料金 無料
施設 駐車場(普通車約60台)、トイレ
公式サイト 長崎市樺島灯台

軍艦島を遠めに見てから、長崎市内、佐世保市内を走ったよ

樺島をあとに、国道499号線を長崎市内へ北上する途中、長崎市以下宿町(いがやどまち)付近で小休止。

 

海の向こうにうっすらと何か見えますね~

 

ジャジャーン!軍艦島でーす!

この日も天気が良すぎて、かすみがかかっててちょっと見えづらかった。

軍艦島は、長崎港の南西およそ19kmの海上にある島の俗称で、正式には「端島(はしま)」と言います。

端島は、もともと南北約320メートル、東西約120メートルの小さな瀬だったんですが、1897年(明治30年)から1931年(昭和6年)にわたる6回の埋め立て工事によって、南北に約480メートル、東西に約160メートルと約3倍の面積まで拡張されました。

江戸時代後期に石炭が発見され、その後明治23年から本格的に海底炭坑として良質な製鉄用原料炭を供給してきたという歴史があり、東京ドームおよそ5個分という小さな島ながら、最盛期には5,200人もの人々が住み、東京の9倍を超える人口密度世界一だったこともあるんですよ~

高層アパートが立ち並ぶその外観が、加賀型戦艦(かががたせんかん)の2番艦「土佐(とさ)」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれることになったんですね。

なお、2015年、軍艦島を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されています。

 

長崎市内に入ったー。

気温は35度オーバー。

モンベルのクールパーカ(レビューはこちら)を着ているとはいえ、めっちゃ暑い!

早々に退散し、佐世保市に向かいました。

 

長崎市から佐世保市までは、距離91.1km、時間にして約1時間10分ほど。

佐世保市もあっついですね~

奥に見えるのが、サンダース大学付属高校、もとい、アメリカ海軍佐世保基地です。

 

こちらが、知波単学園、もとい、海上自衛隊佐世保地方総監部です。

 

港に停泊していた、海上自衛隊のむらさめ型護衛艦の4番艦「きりさめ」です。

海上自衛隊佐世保史料館とか見学したかったんですけどね~

ちょーっと、時間がなくてできませんでした。

 

あ、そうそう、サンダースとか知波単とかは、アニメ「ガールズ&パンツァー」からみのネタです。

ボクは、通称ガルパンと呼ばれるこのアニメが大好きで、ちょくちょく話題に出してます。

ガルパンにちなんだツーリングもしてます。

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