こんにちは。motocampers.net(モトキャンパーズ)管理人の晴れろGO!こと、ハレロゴです。
2018年7月中旬、バイクで九州一周ツーリングに行ってきました。
今回は九州ツーリング6日目、長崎県平戸市を出発し、九州最後の宿泊地福岡県篠栗町にある若杉楽園(わかすぎらくえん)キャンプ場までの様子を紹介します。
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今回のルート紹介
長崎県平戸市にある中瀬草原キャンプ場を出発し、平戸島と生月島を見て回ったあと、国道407を通り佐賀県に入って、伊万里市、唐津市を経由して、九州最後のキャンプ地である福岡県糟屋郡篠栗町にある若杉楽園(わかすぎらくえん)キャンプ場を目指します。
移動距離は285km、時間にして約9時間(休憩時間を除く)です。
九州一周ツーリングもいよいよ終わりに差し掛かりました。
猛暑の中を一日中走り回っているので、熱中症を心配しましたが、モンベルのクールパーカとジオラインクールメッシュTシャツのおかげか、ぜ~んぜん問題ありませんでしたね。
猛暑で大活躍のクロージングのレビュー記事はこちらからどうぞ。
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平戸島、生月島周遊
佐賀県伊万里市、唐津市から福岡県へ
平戸島を見て回ったよ
この日も午前4時には目が覚めちゃった。
家にいるときは、絶対そんな早く起きないのにね(笑)
朝食をすませて、テントを片づけ、いざ出発です。
まずは、平戸島をぐるっと回ります。
紐差教会に行ったよ
最初の目的地は、長崎県平戸市紐差町にある紐差教会(ひもさしきょうかい)です。
中瀬草原キャンプ場からは、21km、約30分の距離。
平戸島の教会も2018年7月、世界文化遺産に登録された「長崎(ながさき)と天草(あまくさ)地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつなんですね~
1550年、フランシスコ・ザビエルが、平戸を訪れて始まった長崎におけるキリスト教(カトリック)の布教は、領主領民に受け入れられて広がっていきます。
江戸時代に入ると、キリスト教が禁止されしまったので、密かに信仰を伝えてくことになりました。
その後、明治時代になって禁止が解かれるまでの250年間、信仰を継承できたことはと~っても珍しいことであり、世界的にも貴重だということで、世界文化遺産に登録されたんですね~
長崎県世界遺産登録推進課「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をご覧になると、すっごくよくわかると思いますよ~
海岸線沿いを走る国道383号を南下したんですが、さすがに午前5時ころの道は、ガラガラ。
あっという間に到着です。
こちらが、紐差教会。長崎県の文化遺産にもなっています。
1880年(明治13年)、平戸島の田崎に布教の足掛かりとなる聖堂と住宅を建てられたんですが、これらが紐差教会の前身でした。
その後、1885年(明治18年)に田崎の教会が紐差に移転、翌年に法人登録を済ませ正式に紐差教会が発足しました。
紐差の地は、カトリック、仏教徒が混在する土地でしたが、教会が立てられてもキリシタンへの迫害がなかったため、仏教徒から集団改宗も多かったとのこと。
紐差教会は、長崎県長崎市の旧浦上天主堂が原爆で倒壊して新たに建てられるまでの間、日本で最も大きい教会堂だったそうです。
この日は、ミサをやっていたので、見学せずに次の場所へ向かいました。
宮ノ浦漁港に行ったよ
紐差教会を見たあと、まだまだ時間があったので、さらに南下し平戸島の最南端、宮ノ浦漁港まで行くことにしました。
途中で見かけた棚田(たなだ)です。
棚田ってのは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のこと。
日本は山がいっぱいありますからね、山がちのところではどこにでもみられる水田形態ですが、とくに傾斜がきつくて面積が狭い状態で、水田が規則的に集まっていて、それらが一望の下にある場合は千枚田(せんまいだ)とも呼ばれています。
棚田が広がる風景は、と~ってもキレイですよね~
紐差教会から24.2km、約35分で宮ノ浦漁港に到着です。
宮之浦漁港は、平戸島の最南西端にある漁港で、「橋で結ばれた日本最西端の港」です。
ちなみに、九州本島の最西端であり、日本の本土の最西端であるのは、長崎県佐世保市小佐々町楠泊にある神崎鼻(こうざきはな)岬なんだって。
宮ノ浦漁港の西側にはオイトク島、東側には沖ノ島という小島があり、波止(防波堤)でつながっています。
沖ノ島には、志自岐神社(しじきじんじゃ)沖の宮ってのがあって、波止を通って行くことができるんですが、もちろん、波止を車で行くのは無理。
でも、ボクのスクーターのように小回りが利くバイクや自転車、徒歩でなら行くことができます。
いや~、こういうところまで行けちゃうなんて、取り回しの楽なスクーターって最高!!
あ、大型バイクとかでは絶対に行かないほうがいいですよ。
Uターン、めっちゃ厳しいから(笑)
沖ノ島の自然林は、「平戸の沖の島樹叢(ひらどのおきのしまじゅそう)」って言って、稀産種や珍種はありませんが、全体として原生状態をよく保っていて、かつての低地の照葉樹林の姿をよくとどめていて貴重な存在のため、長崎県指定天然記念物になっています。
生月島に渡ったよ
宮ノ浦漁港から生月島に向かって県道19号を走っていると、平戸風力発電所(長崎県平戸市堤町)が見えてきます。
平戸市は、海からの季節風が直接吹き付けるため、風力発電に適した場所が多くあるんですよ。
そのため、自治体によるの風力発電所の発電規模は国内最大で、年間の発電電力量は平戸市の年間消費電力量より大きいんだって。
すっごいね~
宮ノ浦漁港から1時間ちょっと走って生月島(いきつきしま)へ渡る生月島大橋に到着。
平戸市内から直接行けば、だいたい20分くらいです。
生月大橋は、平戸島と生月島を連絡する道路橋で、1991年に有料道路として開通し、離島だった生月島が九州本土とつながりました。
2010年4月1日より無料開放されたので、今は自由に通れますよ~
生月島は、江戸時代には捕鯨で日本最大規模を誇り、また、キリシタンの信仰の歴史を持ち、豊かな自然の中で営まれてきた漁業や文化遺産など魅力たっぷりの島です。
今は、約6000人が暮らしています。
写真は、生月島の入り口にある「道の駅生月大橋」で撮ったもの。
道の駅は、橋のたもとの生月大橋公園内にあって、土産品店、多目的広場、散策道など整備されており、お隣には生月町博物館もありますよ~
ボクが行ったときは、早朝だったので閉まってましたけど(笑)
島の最北端を目指して進んでいると、バイクと並行してカコイイ鳥が飛んでいます。
タカでもないし、トンビでもない。
なんだろうって調べてみると、ミサゴでした。
ミサゴは、魚を食べるためら「魚鷹(うおたか)」の異名があるタカの仲間です。
生月島は、ミサゴの繁殖地の一つのようですね~
県道42号線を北上していると、左手に見えてくるのが、こちら。
塩俵の断崖(しおだわらのだんがい)です。
この写真だと、ちょ~っと見づらいんですけど、俵を積み上げたような断崖になってます。
これは、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と言って、溶岩台地の上に玄武岩が重なり、垂直方向に亀裂が入って五~七角形の断面を作ることにより、柱がいくつも立っているような形になったもの。
南北に500m、高さ約20mの規模があり、生月島西海岸を代表する景勝地になってます。
今回の九州一周ツーリングの3日目に行った宮崎県日向市の馬ケ背も、この柱状節理の景勝地でしたね。
生月島大橋から北上すること12.3km、時間にして18分で生月島の最北端、大バエ灯台に到着です。
初点灯は昭和33年1月、平成14年3月に改築されました。
灯台周辺は、高さ80mの断崖になっていて、この辺り一帯を大碆鼻(おおばえはな)って呼ぶんですが、漢字の読みが難しいので、大バエって表記されているようです。
だから正式には、大碆鼻灯台というのが正しいんですね。
ちなみに碆(バエ)ってのは、海に突き出た岬状の岩礁を指す方言だそうです。
大バエ灯台は白亜の無人灯台で、展望台も兼ねているため、階段で登ることができます。
これが、灯台からの景色。
360度の大パノラマですよ、めっちゃすごくないっすか?
海と空が溶け合う景色ままさに絶景。
平戸島、大島、遠く南には宇久島、小値賀島、北には壱岐、条件が良ければ対馬が見渡せるんだって。
夕暮れ時は、水平線に沈む夕陽に灯台がオレンジ色に染められて、言葉にならないほどすばらしいらしい。
時間が合う方は、是非、夕暮れ時に行ってみてはいかがでしょうか。
平戸市の最後は、たびら平戸口駅だよ
生月島から平戸市内に戻って、佐賀県に向かうんですが、最後に立ち寄った場所がこちら。
たびら平戸口駅です。
この駅は、長崎県平戸市田平町山内免にある松浦鉄道西九州線の駅なんですけど、なんで立ち寄ったかと言うと、「日本最西端の駅」だからなんですね~
正確に言うと、沖縄都市モノレール線というのが最も西を走っているので、普通鉄道の日本最西端ってことになります。
松浦線鉄道は、佐賀県有田や伊万里から、松浦、たびら平戸口などをへて軍港である佐世保を結ぶ93.8kmの鉄道です。
ボクは、鉄道に関してはまったくのド素人なので、ネット情報の受け売りなんですけどね(笑)
この駅には、記念碑や鉄道博物館があったり、訪問証明書発行してくれたりもするので、鉄道マニアの方には有名な場所なんでしょうね。